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JP5925966B2 - 撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コントラスト方式のオートフォーカスを行って被写体を撮影する撮影装置に関する。
デジタルカメラ等の撮影装置は、フォーカスレンズと、フォーカスレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、フォーカスレンズを介して被写体を撮像して画像データを生成する撮像部とを備える。このような撮影装置には、ユーザの操作を介さずに合焦動作を自動的に実行するオートフォーカス(AF; Auto Focus)機能が通常設けられている。AF機能としては、フォーカスレンズを移動させながら画像のコントラストが最も高くなる合焦位置を検出するコントラスト方式が一般的である。
このコントラスト方式のAF機能は、周波数成分抽出部と、AF評価値取得部と、合焦位置検出部とにより実現されている。周波数成分抽出部は、フォーカスレンズを移動させながら撮像部により撮像を所定時間毎に行うことにより生成される各画像データから高域通過フィルタにより所定の空間周波数成分を抽出する。AF評価値取得部は、抽出された空間周波数成分を積算してコントラストを表すAF評価値を取得する。合焦位置検出部は、AF評価値のピーク位置をサーチすることによりフォーカスレンズの合焦位置を検出する。
AF評価値のピークは、フォーカスレンズが実際に合焦位置を通り過ぎないと現れないため、フォーカスレンズの移動速度が大きい場合には、フォーカスレンズの移動ピッチが大きく、合焦位置を大きく通り過ぎてしまうことがある。この場合には、特許文献1に記載のように、フォーカスレンズが合焦位置を通り過ぎた後、フォーカスレンズの移動速度を低速に変更して移動ピッチを小さくすることで、合焦位置を精度よく検出することができる。しかし、フォーカスレンズが合焦位置を大きく通り過ぎた後、合焦位置まで戻すには、長い時間が要される。
この課題を受けて、特許文献2では、第1のカットオフ周波数を有する第1の高域通過フィルタと、第1のカットオフ周波数より高い第2のカットオフ周波数を有する第2の高域通過フィルタとを用いて第1及び第2のAF評価値をそれぞれ取得し、第1のAF評価値を第2のAF評価値で除算した商をパラメータとして、フォーカスレンズの移動制御を行うことが提案されている。
このパラメータには、合焦位置から所定量離れた位置にピークが現れる。フォーカスレンズの移動開始からパラメータのピークが検出されるまでは、フォーカスレンズの「粗調整」が行われ、ピークが検出された後は「微調整」が行われる。具体的には、パラメータのピークが検出された時点でフォーカスレンズの移動を一旦停止させ、この後、第2のAF評価値に基づいてフォーカスレンズの移動が行われる。パラメータのピーク位置が、合焦位置から、フォーカスレンズの移動ピッチの2倍程度となるように、第1及び第2のカットオフ周波数を設定することで、微調整に要する時間を短縮し、AF動作時間を短縮することが図られている。
国際公開第2010/050200号 特開2012−103708号公報
しかしながら、特許文献2に記載の撮影装置では、フォーカスレンズの移動が開始されると粗調整が行われ、フォーカスレンズが合焦位置から所定量離れた位置に達した時点で微調整に変更されるが、この際にはフォーカスレンズの移動速度の制御は行われない。このため、フォーカスレンズの移動ピッチが大きい場合には、合焦位置を大きく通り過ぎるので、AF動作時間が長くなる。
また、パラメータのピーク位置から合焦位置までの距離は第1及び第2のカットオフ周波数に依存するため、AF動作時間を短縮するためには、第1及び第2のカットオフ周波数を適切に設定する必要がある。この設定が適切でない場合には、AF動作時間は短縮されない。
本発明は、AF動作時間を容易に短縮することを可能とする撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の撮像装置は、フォーカスレンズと、レンズ駆動部と、撮像部と、周波数成分抽出部と、AF評価値取得部と、演算部と、変化量算出部と、移動速度制御部と、合焦位置検出部とを備える。レンズ駆動部は、フォーカスレンズを光軸方向に移動させる。撮像部は、光軸方向に移動するフォーカスレンズを介して、被写体を所定時間毎に撮像し、複数の画像データを生成する。周波数成分抽出部は、各画像データから、高域通過フィルタである第1及び第2のフィルタによりそれぞれ空間周波数成分を抽出する周波数成分抽出部であって、第1のフィルタのカットオフ周波数は、第2のフィルタのカットオフ周波数より高い。AF評価値取得部は、第1のフィルタにより抽出した空間周波数成分を積算して第1のAF評価値を取得し、第2のフィルタにより抽出した空間周波数成分を積算して第2のAF評価値を取得する。演算部は、第2のAF評価値から、第1のAF評価値に所定の定数を乗算または加算した値を減算することにより演算値を求める。変化量算出部は、所定時間毎に、演算値の変化量を算出する。移動速度制御部は、変化量に基づいてレンズ駆動部によるフォーカスレンズの移動速度を制御する。合焦位置検出部は、第1及び第2のAF評価値のうちの少なくとも1つに基づき、フォーカスレンズの合焦位置を検出する。
第1のAF評価値と第2のAF評価値との差異を算出する差異算出部と、少なくとも第1及び第2の変化量の増減率と移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、差異に応じて対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部とを備えることが好ましい。移動速度制御部は、複数のテーブルから、差異算出部により算出される差異に対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいてレンズ駆動部によるフォーカスレンズの移動速度を制御する。
この場合、変化量算出部は、所定時間毎に、第1及び第2の変化量に加えて、第2のAF評価値の2階微分に対応する第3の変化量を算出し、テーブル保持部は、第1〜第3の変化量の増減率と移動速度とを対応させた複数のテーブルを保持していることが好ましい。
本発明の撮像装置は、フォーカスレンズと、レンズ駆動部と、撮像部と、周波数成分抽出部と、AF評価値取得部と、変化量算出部と、移動速度制御部と、合焦位置検出部とを備える。レンズ駆動部は、フォーカスレンズを光軸方向に移動させる。撮像部は、光軸方向に移動する前記フォーカスレンズを介して、被写体を所定時間毎に撮像し、複数の画像データを生成する。周波数成分抽出部は、各画像データから、カットオフ周波数が異なる複数の高域通過フィルタにより、複数の高域透過フィルタを構成するフィルタ毎に空間周波数成分を抽出する。AF評価値取得部は、フィルタ毎に抽出した空間周波数成分をそれぞれ積算して複数のAF評価値からなるAF評価値群を取得する。変化量算出部は、所定時間毎に、AF評価値群に基づく値の変化量を算出する。移動速度制御部は、変化量に基づいてレンズ駆動部によるフォーカスレンズの移動速度を制御する。合焦位置検出部は、AF評価値群のうちの少なくとも1つのAF評価値に基づき、フォーカスレンズの合焦位置を検出する。さらに、被写体の輝度を検出する輝度検出部と、変化量の増減率と移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、輝度に応じて対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部とを備えることが好ましい。移動速度制御部は、複数のテーブルから、輝度検出部により検出された輝度に対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいてレンズ駆動部によるフォーカスレンズの移動速度を制御する。
合焦位置の検出を行った後、撮像部により生成される1つの画像データを記録する静止画モードと、合焦位置の検出を繰り返しながら、撮像部により生成される複数の画像データを動画データとして記録する動画撮影モードと、静止画モードと動画撮影モードとのいずれかを設定するモード設定部と、変化量の増減率と移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、静止画撮影モード用のテーブルと動画撮影モード用のテーブルとを保持するテーブル保持部とを備えてもよい。移動速度制御部は、モード設定部により設定されたモードに基づいて、静止画撮影モード用または動画撮影モード用のテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいてレンズ駆動部によるフォーカスレンズの移動速度を制御してもよい。
画像データに基づいて、被写体が動きを有するか否かと、動きを有する場合には、その動き方向がフォーカスレンズの移動方向と同方向であるか否かを検出する動き検出部と、変化量の増減率と移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、被写体の動き方向に応じて対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部とを備えてもよい。移動速度制御部は、複数のテーブルから、動き検出部により検出された被写体の動き方向に対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいてレンズ駆動部によるフォーカスレンズの移動速度を制御する。
画像データに基づいて画像中から顔を検出する顔検出部と、顔検出部により顔が検出された場合に、顔が動きを有するか否かと、動きを有する場合には、その動き方向がフォーカスレンズの移動方向と同方向であるか否かを判定する動き検出部と、変化量の増減率と移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、顔の動き方向に応じて対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部とを備えてもよい。移動速度制御部は、複数のテーブルから、動き検出部により検出された顔の動き方向に対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいてレンズ駆動部によるフォーカスレンズの移動速度を制御する。
この場合、動き検出部は、顔検出部により検出された顔の大きさの変化率に基づいて動き方向を検出することが好ましい。
画像データに基づいて撮影シーンを認識するシーン認識部と、変化量の増減率と移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、撮影シーンに応じて対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部とを備えてもよい。移動速度制御部は、複数のテーブルから、シーン認識部により認識された撮影シーンに対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいてレンズ駆動部によるフォーカスレンズの移動速度を制御する。
画像データに基づいて画像中に点光源が存在するか否かを検出する点光源検出部と、変化量の増減率と移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、点光源が存在するか否かに応じて対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部とを備えてもよい。移動速度制御部は、複数のテーブルから、点光源検出部により点光源が検出されたか否かに応じてテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいてレンズ駆動部によるフォーカスレンズの移動速度を制御する。
本発明によれば、所定時間毎に、AF評価値に基づく値の変化量を算出し、算出した変化量に基づいてフォーカスレンズの移動速度を制御するので、AF動作時間を容易に短縮することができる。
デジタルカメラの前面側斜視図である。 デジタルカメラの背面図である。 デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第1及び第2のフィルタの特性曲線を示すグラフである。 テーブル保持部が保持するテーブルを示す図である。 AF動作を説明するフローチャートである。 AF動作のシミュレーション結果を示すグラフである。 第2実施形態のデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第2実施形態で用いるテーブルを示す図である。 第3実施形態のデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第3実施形態で用いるテーブルを示す図である。 第3実施形態のAF動作を説明するフローチャートである。 第4実施形態のAF動作を説明するフローチャートである。 第5実施形態のデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第5実施形態で用いるテーブルを示す図である。 第5実施形態のAF動作を説明するフローチャートである。 第6実施形態のデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第7実施形態のデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第7実施形態で用いるテーブルを示す図である。 第7実施形態のAF動作を説明するフローチャートである。 第8実施形態のデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第8実施形態の固体撮像素子の構成を示す断面図である。 第8実施形態のAF動作を説明するフローチャートである。 第9実施形態のデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。 第9実施形態のAF動作のシミュレーション結果を示すグラフである。
[第1実施形態]
図1及び図2において、デジタルカメラ11は、カメラ本体12、レンズ鏡筒13、フラッシュ発光部14、操作部15、表示部16を備える。レンズ鏡筒13は、カメラ本体12の前面に設けられている。フラッシュ発光部14は、カメラ本体12の前面に設けられており、撮影の際に被写体に向けてフラッシュ発光を行う。
操作部15は、電源ボタン17、レリーズボタン18、モード選択ボタン19等を有しており、カメラ本体12の上部に設けられている。電源ボタン17は、デジタルカメラ11の電源(図示せず)をオン/オフする際に操作される。レリーズボタン18は、撮影を実行する際に操作される。モード選択ボタン19は、デジタルカメラ11の動作モードを切り替える際に操作される。また、モード選択ボタン19等により、種々の撮影シーン(屋内、人物、夜景)が設定可能となっている。
レリーズボタン18は、S1スイッチとS2スイッチとで構成された2段ストローク式のスイッチ(図示せず)を有する。デジタルカメラ11は、レリーズボタン18が押下(半押し)され、S1スイッチがオン状態となると、オートフォーカス(AF)動作等の撮影準備動作を行う。この状態からさらにレリーズボタン18が押下(全押し)され、S2スイッチがオン状態となると、撮影動作を行う。
デジタルカメラ11の動作モードには、静止画像を取得する静止画撮影モード、動画像を取得する動画撮影モード、取得した各画像を表示部16に再生表示する再生モード等がある。表示部16は、液晶ディスプレイ等で構成されており、各種撮影モードで取得された画像や、各種設定を行うためのメニュー画面を表示する。
また、表示部16は、動作モードが静止画撮影モードまたは動画撮影モードに設定された際に、撮影が実行されるまでの間、ライブビュー画像を表示する。ユーザは、表示部16に表示されるライブビュー画像を観察しながら構図を決定することができる。
また、デジタルカメラ11には、後述する記録メディア40(図3参照)を装着するためのスロット(図示せず)が設けられている。
図3において、レンズ鏡筒13には、光軸LAに沿って配置された変倍レンズ20、絞り21、フォーカスレンズ22と、これらを駆動する第1〜第3のモータ23〜25が設けられている。レンズ鏡筒13の光射出側には、撮像部としての固体撮像素子26が設けられている。変倍レンズ20は、1枚又は複数のレンズで構成されており、第1のモータ23により駆動されて光軸方向に移動し、固体撮像素子26の受光面上に形成される被写体像の大きさ(倍率)を変更する。
絞り21は、開口部21aを形成する可動式の複数の羽根により構成されている。この絞り21は、複数の羽根が第2のモータ24により駆動され、開口部21aの大きさを変化させることにより、開口部21aを通過する光量を変更する。フォーカスレンズ22は、1枚又は複数のレンズで構成されており、第3のモータ25により駆動されて光軸方向に移動し、固体撮像素子26の受光面上に形成される被写体像の合焦状態を変化させる。
第1〜第3のモータ23〜25は、ステッピングモータやサーボモータであり、それぞれ第1〜第3のモータドライバ27〜29により駆動される。第1〜第3のモータドライバ27〜29は、主制御部30からの制御に基づいて、第1〜第3のモータ23〜25をそれぞれ制御する。本実施形態では、第3のモータ25及び第3のモータドライバ29が、フォーカスレンズ22を光軸方向に移動させるレンズ駆動部を構成している。
また、前述のフラッシュ発光部14は、主制御部30からの制御に基づいてフラッシュ発光動作を行う。主制御部30は、前述の操作部15から入力される操作信号に基づいてデジタルカメラ11の全体を統括的に制御する。
固体撮像素子26は、例えば、RGB方式のカラーフィルタを有する単板カラー撮像方式のCMOS型イメージセンサであり、2次元マトリクス状に配列された複数の画素(図示せず)により構成された受光面を有している。各画素は、光電変換素子を含んでおり、レンズ鏡筒13により受光面に結像された被写体像を光電変換して撮像信号を生成する。
また、固体撮像素子26は、ノイズ除去回路、オートゲインコントローラ、A/D変換回路等の信号処理回路(いずれも図示せず)を備える。ノイズ除去回路は、撮像信号にノイズ除去処理を施す。オートゲインコントローラは、撮像信号のレベルを最適な値に増幅する。A/D変換回路は、撮像信号をデジタル信号に変換して固体撮像素子26から出力する。固体撮像素子26の出力信号は、画素ごとに1つの色信号を有する画像データ(いわゆるRAWデータ)である。
固体撮像素子26は、モード選択ボタン19により選択された撮影モードに応じて、主制御部30により駆動制御される。
主制御部30は、モード選択ボタン19により選択された撮影モードや撮影シーンに応じた所定の撮影条件に基づいて、各部を制御する。
主制御部30は、制御バス31に接続されている。固体撮像素子26は、データバス32に接続されている。制御バス31及びデータバス32には、メモリ制御部33、デジタル信号処理部34、メディア制御部35、表示制御部36、周波数成分抽出部37、AF評価値取得部38が接続されている。
メモリ制御部33には、SDRAM等の一時記憶用のメモリ39が接続されている。メモリ制御部33は、固体撮像素子26から出力された画像データをメモリ39に入力して記憶させる。また、メモリ制御部33は、メモリ39に記憶された画像データを、デジタル信号処理部34に出力する。
デジタル信号処理部34は、メモリ39から入力された画像データ(RAWデータ)に対して、欠陥補正処理、デモザイク処理、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、YC変換処理等を行い、輝度信号Yと色差信号CとからなるYC画像データを生成する。
メディア制御部35は、記録メディア40への画像ファイルの記録及び読み出しを制御する。記録メディア40は、例えば、フラッシュメモリ等を内蔵したメモリカードである。記録メディア40に記録する画像ファイルのフォーマットは、操作部15により設定される。
静止画撮影モードの場合には、画像ファイルとして、例えば、YC画像データをJPEG規格等で圧縮した圧縮画像データが記録メディア40に記録される。また、動画撮影モードの場合には、動画撮影により得られる複数フレームのYC画像データをMPEG−4規格等で圧縮した動画データが記録メディア40に記録される。これらの圧縮処理は、デジタル信号処理部34で行われる。なお、動画撮影モードの場合には、画像に加えて音声も取得して記録されるが、本実施形態では、音声の取得及び記録に関する構成については、説明を省略する。
表示制御部36は、前述の表示部16への画像表示を制御する。表示制御部36は、デジタル信号処理部34により生成されたYC画像データを、NTSC規格等に準拠した映像信号に変換して表示部16に出力する。
周波数成分抽出部37は、第1のフィルタ37aと第2のフィルタ37bとを有する。第1及び第2のフィルタ37a,37bは、YC画像データのうちの輝度信号に対して離散コサイン変換を施し、所定の空間周波数成分を抽出するデジタルフィルタである。具体的には、図4に示すように、第1のフィルタ37aの特性曲線K1は、第1のカットオフ周波数f1を有している。第2のフィルタ37bの特性曲線K2は、第1のカットオフ周波数f1より高い第2のカットオフ周波数f2を有している。第1のフィルタ37aは、第1のカットオフ周波数f1より高域の第1の空間周波数成分を通過させる。第2のフィルタ37bは、第2のカットオフ周波数f2より高域の第2の空間周波数成分を通過させる。
周波数成分抽出部37が第1及び第2の空間周波数成分の抽出に用いる輝度信号は、固体撮像素子26の受光面中に設定されるAFエリア(図示せず)内の輝度信号である。このAFエリアは、操作部15により設定可能である。また、撮影シーンに適したAFエリアを主制御部30が自動設定することも可能である。
AF評価値取得部38は、積分器により構成されている。AF評価値取得部38は、第1のフィルタ37aにより抽出される第1の空間周波数成分を積算することにより第1のAF評価値を生成し、第2のフィルタ37bにより抽出される第2の空間周波数成分を積算することにより第2のAF評価値を生成する。
主制御部30は、CPUと、処理プログラムを格納した内部メモリとを有しており、処理プログラムで規定されたフローに従って各部の制御を行う。主制御部30は、AF動作時には、第3のモータドライバ29を制御してフォーカスレンズ22を光軸LAに沿って移動させるとともに、所定の周期PTで、固体撮像素子26、メモリ制御部33、周波数成分抽出部37、及びAF評価値取得部38を駆動する。これにより、AF動作時には、所定時間PT毎に、第1及び第2のAF評価値が取得される。
主制御部30には、変化量算出部41、移動速度制御部42、合焦位置検出部43が構成されている。変化量算出部41は、第1及び第2のAF評価値の所定時間PT毎の変化量を算出する。具体的には、変化量算出部41は、第1のAF評価値の1階微分に対応する第1の変化量と、第2のAF評価値の1階微分に対応する第2の変化量と、第2のAF評価値の2階微分に対応する第3の変化量とを算出する。
フォーカスレンズ22のレンズ位置を「x」、フォーカスレンズ22が後述する「低速」で移動する場合における所定時間PTでの移動距離を「Δx」、レンズ位置「x」における第1及び第2のAF評価値をそれぞれE(x),E(x)とすると、第1〜第3の変化量V(x)〜V(x)は、式(1)〜(3)で表される。
(x)={E(x)−E(x−Δx)}/Δx ・・・(1)
(x)={E(x)−E(x−Δx)}/Δx ・・・(2)
(x)={V(x)−V(x−Δx)}/Δx ・・・(3)
ここで、E(x−Δx),E(x−Δx)は、レンズ位置「x」から所定時間PT以前のレンズ位置「x−Δx」における第1及び第2のAF評価値である。
また、変化量算出部41は、フォーカスレンズ22が後述する「高速」や「中速」で移動している場合には、所定時間PTにおけるフォーカスレンズ22の移動距離が上記距離Δxより大きいため、E(x−Δx),E(x−Δx)を補間演算により求める。
主制御部30には、図5に示すテーブルTBを保持するテーブル保持部44が接続されている。テーブル保持部44は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリにより構成されている。テーブルTBには、第1〜第3の変化量V(x)〜V(x)の各増減率RV(x)〜RV(x)と、フォーカスレンズ22の移動速度SPとの対応関係が規定されている。増減率RV(x)〜RV(x)は、式(4)〜(6)で表される。
RV(x)={V(x)−V(x−Δx)}/V(x) ・・・(4)
RV(x)={V(x)−V(x−Δx)}/V(x) ・・・(5)
RV(x)={V(x)−V(x−Δx)}/V(x) ・・・(6)
テーブルTBにおいて、「+」は、増減率が閾値T1(T1>0)より大きく、増加していることを示している。「−」は、増減率が閾値T2(T2<0)より小さく、減少していることを示している。「0」は、増減率が閾値T2以上かつ閾値T1以下であり、ほぼ増減がないことを示している。本実施形態では、例えば、T1=0.01、T2=−0.01とする。また、「H」、「M」、「L」は、それぞれ「高速」、「中速」、「低速」を表している。本実施形態では、例えば、中速は、低速の2倍の速度とし、高速は、低速の4倍の速度とする。
移動速度制御部42は、テーブルTBを参照しながら、変化量算出部41により算出される第1〜第3の変化量V(x)〜V(x)の増減率に基づいて、フォーカスレンズ22の移動速度を制御する。具体的には、移動速度制御部42は、所定時間PT毎に、変化量算出部41から第1〜第3の変化量V(x)〜V(x)を取得し、増減率RV(x)〜RV(x)を算出して、対応する速度SPをテーブルTBから抽出する。そして、移動速度制御部42は、テーブルTBから抽出した速度SPが、現在のフォーカスレンズ22の速度と異なる場合には、抽出した速度SPにフォーカスレンズ22の速度を変更する。
合焦位置検出部43は、第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)のうちの少なくとも一方のピークを検出することにより、フォーカスレンズ22の合焦位置を特定する。具体的には、合焦位置検出部43は、所定時間PT毎にAF評価値取得部38により取得される第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)の変化を監視し、基本的に、第1のAF評価値E(x)が極大値となるフォーカスレンズ22の位置P1を検出し、この位置P1を合焦位置として特定する。また、合焦位置検出部43は、第1のAF評価値E(x)の最大値が所定値より小さい場合や、第1のAF評価値E(x)にピークが検出されない場合には、第2のAF評価値E(x)が極大値となるフォーカスレンズ22の位置P2を検出し、この位置P2を合焦位置として特定する。
また、主制御部30は、AF動作を開始する際に、フォーカスレンズ22の移動方向を、FAR側とNEAR側とのいずれの方向に移動させるかを決定し、決定した方向にフォーカスレンズ22を移動させる。
具体的には、主制御部30は、AF動作の開始時に、固体撮像素子26に撮像を行わせながら、フォーカスレンズ22を、現在位置からFAR側とNEAR側とに距離Δxだけ移動させ、第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)が増加する方向にフォーカスレンズ22を移動させる。第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)の増加方向が異なる場合には、例えば、第1のAF評価値E(x)の増加方向にフォーカスレンズ22を移動させる。移動速度制御部42は、AF動作の開始時には、フォーカスレンズ22の移動速度を「低速」とする。
また、主制御部30は、YC画像データの輝度信号に基づいて固体撮像素子26の露光量を検出し、検出した露光量に基づいて第2のモータドライバ28を制御して絞り21の開口部21aの大きさを調整し適正露光とする自動露出(AE; Auto Exposure)制御を行う。このAE制御の詳しい説明は省略する。
次に、デジタルカメラ11の作用を説明する。まず、ユーザにより、電源ボタン17が操作されて電源がオン状態になると、デジタルカメラ11の各部に電源電圧が供給される。ユーザにより、モード選択ボタン19が操作され、動作モードが、静止画撮影モードまたは動画撮影モードに設定されると、表示部16にライブビュー画像の表示(以下、ライブビュー表示という)が行われる。
このライブビュー表示は、主制御部30は、固体撮像素子26に、周期PTで繰り返し撮像動作を行わせ、固体撮像素子26から出力される画像データに基づく画像を、表示制御部36を介して表示部16に表示させることにより行われる。また、ライブビュー表示中には、AF動作及びAE制御が繰り返し行われる。ユーザは、ライブビュー表示を見ながら構図を決定して撮影を行うことができる。
動作モードが静止画撮影モードの場合には、ユーザによりレリーズボタン18が半押しされると、AF動作及びAE制御が行われる。この後、レリーズボタン18が全押しされると、固体撮像素子26により得られた画像データが、デジタル信号処理部34で圧縮画像データに変換され、メディア制御部35を介して記録メディア40に記録される。
動作モードが動画撮影モードの場合には、レリーズボタン18が全押しされてから、再びレリーズボタン18が全押しされるまでの期間に固体撮像素子26により得られた複数フレームの画像データが、デジタル信号処理部34で動画データに変換され、メディア制御部35を介して記録メディア40に記録される。
次に、AF動作を、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。AF動作が開始すると、主制御部30により、フォーカスレンズ22が、現在位置からFAR側とNEAR側とに距離Δxだけ移動され、第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)が増加する方向が移動方向として決定される(ステップS10)。なお、フォーカスレンズ22が、FAR端及びNEAR端に位置している場合には、第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)の取得は行われずに、それぞれNEAR側及びFAR側に向かう方向が移動方向として決定される。
フォーカスレンズ22の移動方向が決定された後、移動速度制御部42により、フォーカスレンズ22の初期速度が「低速」に設定され(ステップS11)、ステップS10で決定された方向にフォーカスレンズ22の移動が開始する(ステップS12)。フォーカスレンズ22の移動が開始した後、固体撮像素子26により、周期PTで繰り返し撮像動作が行われる(ステップS13)。
固体撮像素子26により撮像動作が行われるたびに、周波数成分抽出部37により第1及び第2の空間周波数成分が抽出され、AF評価値取得部38により第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)が取得される(ステップS14)。第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)が取得されると、合焦位置検出部43により、第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)のピーク検出が行われる(ステップS15)。このピーク検出には、少なくとも撮像動作が3度行われる必要がある。
第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)にピークが検出されない場合には、変化量算出部41により、直近の2回の撮像動作で得られた第1のAF評価値E(x),E(x−Δx)と、直近の3回の撮像動作で得られた第2のAF評価値E(x),E(x−Δx),E(x−2Δx)に基づいて、第1〜第3の変化量V(x)〜V(x)が算出される(ステップS16)。
第1〜第3の変化量V(x)〜V(x)が算出されると、移動速度制御部42により、増減率RV(x)〜RV(x)が算出されるとともに、対応する速度SPがテーブルTBから抽出され、フォーカスレンズ22の速度変更が必要であるか否かが判定される(ステップS17)。テーブルTBから抽出された速度SPが現在のフォーカスレンズ22の速度と異なる場合には(ステップS17でYES判定)、速度SPに速度変更される(ステップS18)。一方、抽出した速度SPが現在のフォーカスレンズ22の速度と同一の場合には(ステップS17でNO判定)、速度変更は行われない。
ステップS13〜S17の動作が繰り返し行われ、ステップS15において、第1のAF評価値E(x)にピークが検出された場合には、このピーク位置が合焦位置として特定され(ステップS15でYES判定)、この合焦位置にフォーカスレンズ22が移動されて(ステップS15)、AF動作が終了する。また、第1のAF評価値E(x)の最大値が所定値より小さい場合や、ピークが検出されず、第2のAF評価値E(x)にピークが検出された場合には、ピーク位置が合焦位置として特定され、この合焦位置にフォーカスレンズ22が移動される。
図7は、本実施形態のAF動作のシミュレーション結果を示す。第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)を共にx>0の領域にピークを有するガウス関数とし、第2のAF評価値E(x)の半値幅を、第1のAF評価値E(x)の半値幅の2倍とした。
フォーカスレンズ22を初期位置(x=0)からxの正方向に移動させるべく、x=0からxを増加させて第1〜第3の変化量V(x)〜V(x)を算出すると、全て増加傾向(RV(x)>T1、RV(x)>T1、RV(x)>T1)となった。これは、テーブルTBによると「高速」に対応するため、この後、フォーカスレンズ22を高速で移動させるべく、xを0.4ずつ増加させ、xを増加させる毎に第1〜第3の変化量V(x)〜V(x)を算出した。
この傾向が継続し、x=2.8に達した時点で、第1及び第2の変化量V(x),V(x)は増加傾向(RV(x)>T1、RV(x)>T1)である一方で、第3の変化量V(x)は減少傾向(RV(x)<T2)に転じた。これは、テーブルTBによると「中速」に対応するため、この後、フォーカスレンズ22を中速で移動させるべく、xを0.2ずつ増加させ、xを増加させる毎に第1〜第3の変化量V(x)〜V(x)を算出した。
この傾向が継続し、x=3.8に達した時点で、第1の変化量V(x)は増加傾向(RV(x)>T1)である一方で、第2の変化量V(x)は減少傾向(RV(x)<T2)に転じ、第3の変化量V(x)は増加傾向(RV(x)>T1)に転じた。これは、テーブルTBによると「低速」に対応するため、この後、フォーカスレンズ22を低速で移動させるべく、xを0.1ずつ増加させ、xを増加させる毎に第1〜第3の変化量V(x)〜V(x)を算出した。そして、この傾向が継続し、x=5.0で第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)にピークが検出された。
このように、AF動作が開始した後、フォーカスレンズ22が合焦位置に近づくに連れて、高速から、中速、低速と、フォーカスレンズ22の移動速度が変更されるため、合焦位置の検出精度を落とすことなく、AF動作時間が短縮される。
図7によると、高速から中速への変化点は、第2の変化量V(x)のピーク位置にほぼ対応しており、中速から低速への変化点は、第3の変化量V(x)のピーク位置にほぼ対応していることが分かる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、テーブル保持部44が1つのテーブルのみを保持しているが、テーブル保持部44に複数のテーブルを保持させ、所定の条件に応じて移動速度制御部42が使用するテーブルを選択することも可能である。
図8において、第2実施形態のデジタルカメラ50は、主制御部30に、変化量算出部41、移動速度制御部42、合焦位置検出部43に加えて、差異算出部51が構成されている。また、テーブル保持部44は、図9に示す第1及び第2のテーブルTB1,TB2を保持している。その他の構成は、第1実施形態と同一であるので、同一の符号を付し、説明は省略する。
差異算出部51は、AF評価値取得部38により第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)が取得されるたびに、第1のAF評価値E(x)と第2のAF評価値E(x)との差異を算出する。この差異とは、第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)の絶対値差Z(Z=|E(x)−E(x)|)である。移動速度制御部42は、絶対値差Zが所定値以上である場合に第1のテーブルTB1を選択し、絶対値差Zが所定値より小さい場合に第2のテーブルTB2を選択する。
第1のテーブルTB1は、第1実施形態のテーブルTBと同一である。第2のテーブルTB2は、丸で囲った部分の速度設定が第1のテーブルTB1と異なる。第2のテーブルTB2では、第1〜第3の変化量V(x)〜V(x)が全て増加傾向(RV(x)>T1、RV(x)>T1、RV(x)>T1)である場合に「低速」、第1及び第2の変化量V(x),V(x)が増加傾向(RV(x)>T1、RV(x)>T1)で、第3の変化量V(x)が増減のない(T1>RV(x)>T2)場合に「中速」としている。
AFエリア内の輝度信号の空間周波数が高周波側に偏っている場合には、周波数成分抽出部37により抽出される第1及び第2の空間周波数成分の差異が小さくなるとともに、第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)の差異が小さくなる。この場合には、第2のAF評価値E(x)の半値幅が狭くなり、第2及び第3の変化量V(x)のピーク位置が、合焦位置方向にシフトするため、第1実施形態と同一の第1のテーブルTB1を用いてフォーカスレンズ22の移動速度を設定すると、フォーカスレンズ22が「中速」または「高速」のまま合焦位置付近まで移動し、合焦位置の検出精度が低下する恐れがある。これに対して、本実施形態では、絶対値差Zが所定値より小さい場合に、第2のテーブルTB2が用いられ、フォーカスレンズ22は、初期位置から合焦位置までのほぼ全般に渡って「低速」で駆動されるので、合焦位置の検出精度の低下が防止される。
[第3実施形態]
図10において、第3実施形態のデジタルカメラ60は、被写体輝度検出部61を備える。テーブル保持部44は、図11に示す第1及び第2のテーブルTB1,TB2を保持している。その他の構成は、第1実施形態と同一であるので、同一の符号を付し、説明は省略する。
被写体輝度検出部61は、制御バス31及びデータバス32に接続されている。被写体輝度検出部61は、AFエリア内の輝度信号を積算して、その平均値を求めることにより、AFエリア内の被写体輝度を検出する。移動速度制御部42は、被写体輝度検出部61により検出される被写体輝度が所定値以上である場合に第1のテーブルTB1を選択し、被写体輝度が所定値より小さい場合に第2のテーブルTB2を選択する。
第1のテーブルTB1は、第1実施形態のテーブルTBと同一である。第2のテーブルTB2は、丸で囲った部分の速度設定が第1のテーブルTB1と異なる。第2のテーブルTB2において、「C」は、設定中の速度を変更せずにそのまま継続することを示している。
本実施形態では、図12のフローチャートに示すように、AF動作が開始すると、被写体輝度検出部61により被写体輝度が検出され(ステップS20)、被写体輝度が所定値より小さいか否かの判定が行われる(ステップS21)。被写体輝度が所定値以上の場合(ステップS21でNO判定)には、第1のテーブルTB1が選択される(ステップS22)。一方、被写体輝度が所定値より小さい場合(ステップS21でYES判定)には、第2のテーブルTB2が選択される(ステップS23)。以降のステップは、第1実施形態と同一である。
被写体輝度が低い場合には、画像データ中にノイズが生じ、第1及び第2のAF評価値、及び第1〜第3の変化量の取得精度が低下するので、第1実施形態と同一の第1のテーブルTB1を用いてフォーカスレンズ22の移動速度を設定すると、速度変更が必要以上に頻繁に行われる恐れがある。これに対して、本実施形態では、被写体輝度が所定値より低い場合に、継続(C)の設定を有する第2のテーブルTB2を用いるので、速度変更の回数が低減される。
[第4実施形態]
第4実施形態のデジタルカメラは、テーブル保持部44が図11に示す第1及び第2のテーブルTB1,TB2を保持しており、動作モード(静止画撮影モードまたは動画撮影モード)に応じて、第1のテーブルTB1または第2のテーブルTB2が選択される。その他の構成は、第1実施形態と同一であるので、説明を省略する。
本実施形態では、図13のフローチャートに示すように、AF動作が開始すると、モード選択ボタン19により現在設定されている動作モードが動画撮影モードであるか否かが主制御部30により判定される(ステップS30)。動画撮影モードでなく、静止画撮影モードが設定されている場合(ステップS30でNO判定)には、第1のテーブルTB1が選択される(ステップS31)。一方、動画撮影モードが設定されている場合(ステップS30でYES判定)には、第2のテーブルTB2が選択される(ステップS32)。以降のステップは、第1実施形態と同一である。
動画撮影時には、第1実施形態と同一の第1のテーブルTB1を用いてフォーカスレンズ22の移動速度を設定すると、被写体の移動に伴って、速度変更が頻繁に行われる恐れがあるが、本実施形態では、動画撮影時に、継続(C)の設定を有する第2のテーブルTB2を用いるので、速度変更の回数が低減される。
[第5実施形態]
図14において、第5実施形態のデジタルカメラ70は、シーン認識部71を備える。テーブル保持部44は、図15に示す第1及び第2のテーブルTB1,TB2を保持している。その他の構成は、第1実施形態と同一であるので、同一の符号を付し、説明は省略する。
シーン認識部71は、画像データに基づいて、固体撮像素子26により撮像された被写体の撮影シーン(風景、人物、マクロ等)を認識する。このシーン認識処理は、例えば、特開2010−034718号公報に開示されている。移動速度制御部42は、シーン認識部71により認識される撮影シーンに応じて第1及び第2のテーブルTB1,TB2のいずれかを選択する。
第1のテーブルTB1は、第1実施形態のテーブルTBと同一である。第2のテーブルTB2は、丸で囲った部分の速度設定が第1のテーブルTB1と異なり、「中速」または「低速」とされている。第2のテーブルTB2は、撮影シーンが「風景」である場合に選択される。
本実施形態では、図16のフローチャートに示すように、AF動作が開始すると、シーン認識部71により撮影シーンの認識が行われ(ステップS40)、撮影シーンが「風景」であるか否かの判定が行われる(ステップS41)。撮影シーンが「風景」以外の場合(ステップS41でNO判定)には、第1のテーブルTB1が選択される(ステップS42)。一方、撮影シーンが「風景」の場合(ステップS41でYES判定)には、第2のテーブルTB2が選択される(ステップS43)。以降のステップは、第1実施形態と同一である。
撮影シーンが森のような風景の場合には、被写体に高周波成分が多いため、第1実施形態と同一の第1のテーブルTB1を用いてフォーカスレンズ22の移動速度を設定すると、フォーカスレンズ22が「高速」のまま合焦位置近傍まで移動し、合焦位置の検出精度が低下する恐れがある。本実施形態では、撮影シーンが風景の場合に、第2のテーブルTB2が用いられ、フォーカスレンズ22は、初期位置から合焦位置までのほぼ全般に渡って「中速」または「低速」で駆動されるので、合焦位置の検出精度の低下が防止される。
なお、モード選択ボタン19等で撮影シーンが設定されている場合には、この設定された撮影シーンに基づいてテーブルを選択してもよい。また、テーブルは2種に限られず、各種の撮影シーンに対応させて、3種以上のテーブルをテーブル保持部44に保持させてもよい。
[第6実施形態]
図17において、第6実施形態のデジタルカメラ80は、点光源検出部81を備える。テーブル保持部44は、図11に示す第1及び第2のテーブルTB1,TB2を保持している。その他の構成は、第1実施形態と同一であるので、同一の符号を付し、説明は省略する。
点光源検出部81は、画像データに基づいて、AFエリア内に点光源が存在するか否かを検出する。この点光源検出処理は、例えば、特開2013−25650号公報に開示されている。点光源とは、所定以上の大きさを有する局所的な光が存在する領域である。移動速度制御部42は、AF動作の開始直後に、点光源検出部81により点光源が検出されなかった場合には第1のテーブルTB1を選択し、点光源が検出された場合には第2のテーブルTB2を選択する。
AFエリア内に点光源が存在すると、第1及び第2のAF評価値、及び第1〜第3の変化量の取得精度が低下するので、第1実施形態と同一の第1のテーブルTB1を用いてフォーカスレンズ22の移動速度を設定すると、速度変更が必要以上に頻繁に行われる恐れがある。本実施形態では、被写体輝度が所定値より低い場合に、継続(C)の設定を有する第2のテーブルTB2を用いるので、速度変更の回数が低減される。
[第7実施形態]
図18において、第7実施形態のデジタルカメラ90は、顔検出部91及び動き検出部92を備える。テーブル保持部44は、図19に示す第1〜第3のテーブルTB1〜TB3を保持している。その他の構成は、第1実施形態と同一であるので、同一の符号を付し、説明は省略する。
顔検出部91は、固体撮像素子26により所定時間PT毎に生成される各画像データから、被写体としての人物の顔を検出する。また、顔検出部91は、顔を検出した場合に、画像中の顔の位置及び大きさを求める。この顔検出処理は、例えば、特開2012−185846号公報に開示されている。
動き検出部92は、固体撮像素子26により所定時間PT毎に生成される各画像データから顔検出部91により検出された顔の位置を監視することにより、被写体(顔)の動きを検出する。また、動き検出部92は、被写体の動きを検出した場合には、所定時間PT毎の被写体の大きさの変化率を求め、この変化率に基づいて被写体の動き方向が、フォーカスレンズ22の移動方向と同一であるか否かを判定する。移動速度制御部42は、顔検出部91による顔検出の有無、及び動き検出部92により検出される被検体の動き方向に応じて第1〜第3のテーブルTB1〜TB3のいずれかを選択する。
第1のテーブルTB1は、第1実施形態のテーブルTBと同一である。第2のテーブルTB2は、丸で囲った部分の速度設定が第1のテーブルTB1と異なり、「中速」または「低速」とされている。第3のテーブルTB3は、丸で囲った部分の速度設定が第1のテーブルTB1と異なり、「高速」または「中速」とされている。
本実施形態では、図20のフローチャートに示すように、AF動作が開始し、前述のように第1〜第3の変化量が算出された後、顔検出部91により顔検出が行われ(ステップS50)、被写体として顔が検出されない場合(ステップS50でNO判定)には、第1のテーブルTB1が選択される(ステップS51)。一方、顔が検出された場合(ステップS50でYES判定)には、動き検出部92により被写体(顔)の動き検出が行われる(ステップS52)。被写体に動きが検出されない場合(ステップS52でNO判定)には、第1のテーブルTB1が選択される(ステップS51)。
被写体に動きが検出された場合には、動き方向がフォーカスレンズ22の移動方向と同一であるか否かが判定される(ステップS53)。動き方向がフォーカスレンズ22の移動方向とは逆方向の場合(ステップS53でNO判定)には、第2のテーブルTB2が選択される(ステップS54)。動き方向がフォーカスレンズ22の移動方向とは同方向の場合(ステップS53でYES判定)には、第3のテーブルTB3が選択される(ステップS55)。以降のステップは、第1実施形態と同一である。
被写体が光軸方向に移動している場合には合焦位置が変化する。被写体の動き方向がフォーカスレンズ22の移動方向と逆方向の場合には、合焦位置がフォーカスレンズ22側に次第に近づくよう変化するため、第1実施形態と同一の第1のテーブルTB1を用いてフォーカスレンズ22の移動速度を設定すると、フォーカスレンズ22が「高速」のまま合焦位置近傍まで移動し、合焦位置の検出精度が低下する恐れがある。逆に、被写体の動き方向がフォーカスレンズ22の移動方向と同方向の場合には、合焦位置がフォーカスレンズ22から離れる方向に変化するため、合焦に要する時間が長くなる恐れがある。本実施形態では、被検体の動きの有無及び動き方向に応じて、速度設定の異なるテーブルを適切に選択するので、短時間かつ高精度にAF動作が行われる。
なお、本実施形態では、被検体として顔を検出しているが、顔以外の被検体の動きを検出してもよい。また、動き方向の検出は、被検体の大きさの変化率に基づく方法には限定されない。
[第8実施形態]
図21において、第8実施形態のデジタルカメラ100は、位相差画素を有する固体撮像素子101と、位相差合焦位置検出部102とを備える。テーブル保持部44は、図5に示すテーブルTBを保持している。その他の構成は、第1実施形態と同一であるので、同一の符号を付し、説明は省略する。
固体撮像素子101は、図22に示すように、通常画素110と、第1の位相差画素111aと、第2の位相差画素111bとを備える。各画素110,111a,111bはそれぞれ、半導体基板112上に形成されたフォトダイオード113と、フォトダイオード113上に形成され、電極や配線を有する中間層114と、中間層114上に形成されたカラーフィルタ115と、カラーフィルタ115上に形成されたマイクロレンズ116とを備える。
通常画素110は、マイクロレンズ116の中心軸116aが、フォトダイオード113の中心軸113aとほぼ一致しており、受光感度の方向依存性はほぼ有していない。第1の位相差画素111aは、マイクロレンズ116の中心軸116aが、フォトダイオード113の中心軸113aに対して左方向にずれており、左斜め方向からの入射光L1に対して高感度である。これに対して、第2の位相差画素111bは、マイクロレンズ116の中心軸116aが、フォトダイオード113の中心軸113aに対して右方向にずれており、右斜め方向からの入射光L2に対して高感度である。
第1及び第2の位相差画素111a,111bは、通常画素110と合わせて2次元マトリクス状に配列され、受光面を構成している。第1及び第2の位相差画素111a,111bの画素信号は、ゲイン補正されたうえで、通常画素110の画素信号とともに、前述の画像データの生成に用いられる。
位相差合焦位置検出部102は、第1の位相差画素111aの画素信号により得られる第1の像と、第2の位相差画素111bの画素信号により得られる第2の像とのズレ量を求めることにより合焦位置を検出する。この位相差方式の合焦検出処理は、例えば、特開2012−203314号公報に開示されている。
本実施形態では、図23のフローチャートに示すように、AF動作が開始すると、固体撮像素子101により撮像が行われ、位相差合焦位置検出部102により合焦位置が検出される(ステップS60)。主制御部30により、フォーカスレンズ22の現在位置から合焦位置までの距離(以下、合焦距離という)が所定値以上であるか否かが判定される(ステップS61)。
合焦距離が所定値より小さい場合(ステップS61でNO判定)には、フォーカスレンズ22が、位相差合焦位置検出部102で検出された合焦位置に移動されて(ステップS62)、AF動作が終了する。一方、合焦距離が所定値以上である場合には、第1実施形態と同様に、フォーカスレンズ22の移動方向が決定され(ステップS63)、フォーカスレンズ22の初期速度が設定されたうえで、コントラスト方式のAF動作が行われる。本実施形態では、コントラスト方式のAF動作を行う際には、被写体距離が所定値以上であることが分かっているため、移動速度制御部42は、初期速度を「高速」に設定する。
本実施形態では、位相差検出方式により合焦位置を検出し、合焦距離が所定値より小さい場合には、位相差検出方式により検出された合焦位置は比較的高いため、コントラスト方式のAF動作を行わずに、フォーカスレンズ22を合焦位置に移動させている。一方、合焦距離が所定値以上である場合には、合焦位置の検出精度が低いため、コントラスト方式のAF動作を実行している。このように、本実施形態では、さらに短時間かつ高精度にAF動作を行うことを可能とする。
[第9実施形態]
図24において、第9実施形態のデジタルカメラ120は、主制御部30に、変化量算出部41、移動速度制御部42、合焦位置検出部43に加えて、演算部121が構成されている。また、本実施形態では、テーブル保持部44は設けられていない。その他の構成は、第1実施形態と同一であるので、同一の符号を付し、説明は省略する。
演算部121は、AF評価値取得部38により第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)が取得されるたびに、式(7)に基づく演算を行い、演算値D(x)を算出する。
D(x)=E(x)−αE(x) ・・・(7)
ここで、定数α(正の実数)は、合焦位置で演算値D(x)がピークを示さず、合焦位置からある程度離れたレンズ位置でピークを示すように、予め決定された値である。具体的には、定数αは、特定の周波数成分を有するチャートを撮像して、第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)の値が合焦位置で一致するように決定する。
本実施形態では、変化量算出部41は、式(8)に基づいて、演算値D(x)の1階微分に対応する変化量V(x)を算出する。
V(x)={D(x)−D(x−Δx)}/Δx ・・・(8)
移動速度制御部42は、変化量V(x)が正(V(x)>0)の場合にはフォーカスレンズ22の移動速度を「高速」とし、変化量V(x)が負(V(x)<0)の場合にはフォーカスレンズ22の移動速度を「低速」とする。
図25は、本実施形態のAF動作のシミュレーション結果を示す。演算値D(x)は、図7に示す第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)を用い、α=1として求めたものである。
フォーカスレンズ22を初期位置(x=0)からxの正方向に移動させるべく、x=0からxを増加させて変化量V(x)を算出すると、変化量V(x)は正(V(x)>0)となった。この変化量V(x)は、「高速」に対応するため、この後、フォーカスレンズ22を高速で移動させるべく、xを0.4ずつ増加させ、xを増加させる毎に変化量V(x)を算出した。
x=4.0で変化量V(x)が負(V(x)<0)に転じた。この変化量V(x)は、「低速」に対応するため、この後、フォーカスレンズ22を低速で移動させるべく、xを0.1ずつ増加させ、xを増加させる毎に変化量V(x)を算出した。そして、変化量V(x)が負のまま、x=5.0で第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)にピークが検出された。
本実施形態では、AF動作が開始した後、フォーカスレンズ22が合焦位置に近づく前に、高速から低速に移動速度が変更されるため、合焦位置の検出精度を落とすことなく、AF動作時間が短縮される。
本実施形態では、式(7)に示すように、第1のAF評価値E(x)に定数αを乗じたものを、第2のAF評価値E(x)から減算しているが、第1のAF評価値E(x)に定数β(正または負の実数)を加算したものを、第2のAF評価値E(x)から減算してもよい。この場合にも、定数βは、合焦位置で演算値F(x)がピークを示さず、合焦位置からある程度離れたレンズ位置でピークを示すように、予め決定された値である。定数βは、特定の周波数成分を有するチャートを撮像して、第1及び第2のAF評価値E(x),E(x)の値が合焦位置で一致するように決定する。
さらに、第1のAF評価値E(x)を第2のAF評価値E(x)で除算した商を演算値D(x)としてもよい。
[その他の実施形態]
第1〜第8実施形態では、第1〜第3の変化量を算出し、第1〜第3の変化量の増減率に基づいてフォーカスレンズ22の移動速度を制御しているが、第1及び第2の変化量のみを算出し、第1及び第2の変化量の増減率に基づいてフォーカスレンズ22の移動速度を制御してもよい。
上記各実施形態では、周波数成分抽出部37に2つのフィルタを設け、AF評価値取得部38により2つのAF評価値を取得しているが、周波数成分抽出部37のフィルタを1つとし、1つのAF評価値のみを取得するよう構成してもよい。この場合には、変化量算出部41は、少なくともAF評価値の1階微分に対応する変化量を算出し、移動速度制御部42は、この変化量に基づいてフォーカスレンズ22の移動速度を制御すればよい。さらに、周波数成分抽出部37に3つ以上のフィルタを設け、3つ以上のAF評価値を取得するよう構成してもよい。
上記各実施形態では、撮影装置としてデジタルカメラを例示しているが、本発明は、ビデオカメラ、カメラ付き携帯電話、スマートフォン等の種々の撮影機能付き機器(撮影装置)に適用可能である。また、上記各実施形態は、矛盾しない範囲で相互に組み合わせ可能である。
11 デジタルカメラ
19 モード選択ボタン
22 フォーカスレンズ
26 固体撮像素子
30 主制御部
37 周波数成分抽出部
37a 第1のフィルタ
37b 第2のフィルタ
38 AF評価値取得部
41 変化量算出部
42 移動速度制御部
43 合焦位置検出部
44 テーブル保持部
51 差異算出部
61 被写体輝度検出部
71 シーン認識部
81 点光源検出部
91 顔検出部
92 動き検出部
102 位相差合焦位置検出部
110 通常画素
111a 第1の位相差画素
111b 第2の位相差画素
112 半導体基板
113 フォトダイオード
115 カラーフィルタ
116 マイクロレンズ
121 演算部

Claims (10)

  1. フォーカスレンズと、
    前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、
    前記光軸方向に移動する前記フォーカスレンズを介して、被写体を所定時間毎に撮像し、複数の画像データを生成する撮像部と、
    前記各画像データから、高域通過フィルタである第1及び第2のフィルタによりそれぞれ空間周波数成分を抽出する周波数成分抽出部であって、前記第1のフィルタのカットオフ周波数は、前記第2のフィルタのカットオフ周波数より高い周波数成分抽出部と、
    前記第1のフィルタにより抽出した前記空間周波数成分を積算して第1のAF評価値を取得し、前記第2のフィルタにより抽出した前記空間周波数成分を積算して第2のAF評価値を取得するAF評価値取得部と、
    前記第2のAF評価値から、前記第1のAF評価値に所定の定数を乗算または加算した値を減算することにより演算値を求める演算部と、
    前記所定時間毎に、前記演算値の変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量に基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する移動速度制御部と、
    前記第1及び第2のAF評価値のうちの少なくとも1つに基づき、前記フォーカスレンズの合焦位置を検出する合焦位置検出部と、
    を備える撮影装置。
  2. フォーカスレンズと、
    前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、
    前記光軸方向に移動する前記フォーカスレンズを介して、被写体を所定時間毎に撮像し、複数の画像データを生成する撮像部と、
    前記各画像データから、高域通過フィルタである第1及び第2のフィルタによりそれぞれ空間周波数成分を抽出する周波数成分抽出部であって、前記第1のフィルタのカットオフ周波数は、前記第2のフィルタのカットオフ周波数より高い周波数成分抽出部と、
    前記第1のフィルタにより抽出した前記空間周波数成分を積算して第1のAF評価値を取得し、前記第2のフィルタにより抽出した前記空間周波数成分を積算して第2のAF評価値を取得するAF評価値取得部と、
    前記所定時間毎に、少なくとも、前記第1のAF評価値の1階微分に対応する第1の変化量と、前記第2のAF評価値の1階微分に対応する第2の変化量とをそれぞれ算出する変化量算出部と、
    前記第1及び第2の変化量に基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する移動速度制御部と、
    前記第1及び第2のAF評価値のうちの少なくとも1つに基づき、前記フォーカスレンズの合焦位置を検出する合焦位置検出部と、
    前記第1のAF評価値と前記第2のAF評価値との差異を算出する差異算出部と、
    少なくとも前記第1及び第2の変化量の増減率と前記移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、前記差異に応じて前記対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部と
    を備え、
    前記移動速度制御部は、前記複数のテーブルから、前記差異算出部により算出される前記差異に対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて前記移動速度を制御する撮影装置。
  3. 前記変化量算出部は、前記所定時間毎に、前記第1及び第2の変化量に加えて、前記第2のAF評価値の2階微分に対応する第3の変化量を算出し、
    前記テーブル保持部は、前記第1〜第3の変化量の増減率と前記移動速度とを対応させた複数のテーブルを保持している
    請求項に記載の撮影装置。
  4. フォーカスレンズと、
    前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、
    前記光軸方向に移動する前記フォーカスレンズを介して、被写体を所定時間毎に撮像し、複数の画像データを生成する撮像部と、
    前記各画像データから、カットオフ周波数が異なる複数の高域通過フィルタにより、前記複数の高域透過フィルタを構成するフィルタ毎に空間周波数成分を抽出する周波数成分抽出部と、
    前記フィルタ毎に抽出した前記空間周波数成分をそれぞれ積算して複数のAF評価値からなるAF評価値群を取得するAF評価値取得部と、
    前記所定時間毎に、前記AF評価値群に基づく値の変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量に基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する移動速度制御部と、
    前記AF評価値群のうちの少なくとも1つのAF評価値に基づき、前記フォーカスレンズの合焦位置を検出する合焦位置検出部と、
    前記被写体の輝度を検出する輝度検出部と、
    前記変化量の増減率と前記移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、前記輝度に応じて前記対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部と
    を備え、
    前記移動速度制御部は、前記複数のテーブルから、前記輝度検出部により検出された前記輝度に対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する撮影装置。
  5. フォーカスレンズと、
    前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、
    前記光軸方向に移動する前記フォーカスレンズを介して、被写体を所定時間毎に撮像し、複数の画像データを生成する撮像部と、
    前記各画像データから、カットオフ周波数が異なる複数の高域通過フィルタにより、前記複数の高域透過フィルタを構成するフィルタ毎に空間周波数成分を抽出する周波数成分抽出部と、
    前記フィルタ毎に抽出した前記空間周波数成分をそれぞれ積算して複数のAF評価値からなるAF評価値群を取得するAF評価値取得部と、
    前記所定時間毎に、前記AF評価値群に基づく値の変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量に基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する移動速度制御部と、
    前記AF評価値群のうちの少なくとも1つのAF評価値に基づき、前記フォーカスレンズの合焦位置を検出する合焦位置検出部と、
    前記合焦位置の検出を行った後、前記撮像部により生成される1つの画像データを記録する静止画モードと、
    前記合焦位置の検出を繰り返しながら、前記撮像部により生成される複数の画像データを動画データとして記録する動画撮影モードと、
    前記静止画モードと前記動画撮影モードとのいずれかを設定するモード設定部と、
    前記変化量の増減率と前記移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、前記静止画撮影モード用のテーブルと前記動画撮影モード用のテーブルとを保持するテーブル保持部と
    を備え、
    前記移動速度制御部は、前記モード設定部により設定されたモードに基づいて、前記静止画撮影モード用または前記動画撮影モード用のテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する撮影装置。
  6. フォーカスレンズと、
    前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、
    前記光軸方向に移動する前記フォーカスレンズを介して、被写体を所定時間毎に撮像し、複数の画像データを生成する撮像部と、
    前記各画像データから、カットオフ周波数が異なる複数の高域通過フィルタにより、前記複数の高域透過フィルタを構成するフィルタ毎に空間周波数成分を抽出する周波数成分抽出部と、
    前記フィルタ毎に抽出した前記空間周波数成分をそれぞれ積算して複数のAF評価値からなるAF評価値群を取得するAF評価値取得部と、
    前記所定時間毎に、前記AF評価値群に基づく値の変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量に基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する移動速度制御部と、
    前記AF評価値群のうちの少なくとも1つのAF評価値に基づき、前記フォーカスレンズの合焦位置を検出する合焦位置検出部と、
    前記画像データに基づいて、前記被写体が動きを有するか否かと、動きを有する場合には、その動き方向が前記フォーカスレンズの移動方向と同方向であるか否かを検出する動き検出部と、
    前記変化量の増減率と前記移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、前記被写体の動き方向に応じて前記対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部と
    を備え、
    前記移動速度制御部は、前記複数のテーブルから、前記動き検出部により検出された前記被写体の動き方向に対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する撮影装置。
  7. フォーカスレンズと、
    前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、
    前記光軸方向に移動する前記フォーカスレンズを介して、被写体を所定時間毎に撮像し、複数の画像データを生成する撮像部と、
    前記各画像データから、カットオフ周波数が異なる複数の高域通過フィルタにより、前記複数の高域透過フィルタを構成するフィルタ毎に空間周波数成分を抽出する周波数成分抽出部と、
    前記フィルタ毎に抽出した前記空間周波数成分をそれぞれ積算して複数のAF評価値からなるAF評価値群を取得するAF評価値取得部と、
    前記所定時間毎に、前記AF評価値群に基づく値の変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量に基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する移動速度制御部と、
    前記AF評価値群のうちの少なくとも1つのAF評価値に基づき、前記フォーカスレンズの合焦位置を検出する合焦位置検出部と、
    前記画像データに基づいて画像中から顔を検出する顔検出部と、
    前記顔検出部により顔が検出された場合に、前記顔が動きを有するか否かと、動きを有する場合には、その動き方向が前記フォーカスレンズの移動方向と同方向であるか否かを判定する動き検出部と、
    前記変化量の増減率と前記移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、前記顔の動き方向に応じて前記対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部と
    を備え、
    前記移動速度制御部は、前記複数のテーブルから、前記動き検出部により検出された前記顔の動き方向に対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する撮影装置。
  8. 前記動き検出部は、前記顔検出部により検出された前記顔の大きさの変化率に基づいて前記動き方向を検出する請求項に記載の撮影装置。
  9. フォーカスレンズと、
    前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、
    前記光軸方向に移動する前記フォーカスレンズを介して、被写体を所定時間毎に撮像し、複数の画像データを生成する撮像部と、
    前記各画像データから、カットオフ周波数が異なる複数の高域通過フィルタにより、前記複数の高域透過フィルタを構成するフィルタ毎に空間周波数成分を抽出する周波数成分抽出部と、
    前記フィルタ毎に抽出した前記空間周波数成分をそれぞれ積算して複数のAF評価値からなるAF評価値群を取得するAF評価値取得部と、
    前記所定時間毎に、前記AF評価値群に基づく値の変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量に基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する移動速度制御部と、
    前記AF評価値群のうちの少なくとも1つのAF評価値に基づき、前記フォーカスレンズの合焦位置を検出する合焦位置検出部と、
    前記画像データに基づいて撮影シーンを認識するシーン認識部と、
    前記変化量の増減率と前記移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、撮影シーンに応じて前記対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部と
    を備え、
    前記移動速度制御部は、前記複数のテーブルから、前記シーン認識部により認識された撮影シーンに対応するテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する撮影装置。
  10. フォーカスレンズと、
    前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させるレンズ駆動部と、
    前記光軸方向に移動する前記フォーカスレンズを介して、被写体を所定時間毎に撮像し、複数の画像データを生成する撮像部と、
    前記各画像データから、カットオフ周波数が異なる複数の高域通過フィルタにより、前記複数の高域透過フィルタを構成するフィルタ毎に空間周波数成分を抽出する周波数成分抽出部と、
    前記フィルタ毎に抽出した前記空間周波数成分をそれぞれ積算して複数のAF評価値からなるAF評価値群を取得するAF評価値取得部と、
    前記所定時間毎に、前記AF評価値群に基づく値の変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量に基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する移動速度制御部と、
    前記AF評価値群のうちの少なくとも1つのAF評価値に基づき、前記フォーカスレンズの合焦位置を検出する合焦位置検出部と、
    前記画像データに基づいて画像中に点光源が存在するか否かを検出する点光源検出部と、
    前記変化量の増減率と前記移動速度との対応関係を規定するテーブルであって、前記点光源が存在するか否かに応じて前記対応関係が異なる複数のテーブルを保持するテーブル保持部と
    を備え、
    前記移動速度制御部は、前記複数のテーブルから、前記点光源検出部により前記点光源が検出されたか否かに応じてテーブルを選択し、選択したテーブルに基づいて前記レンズ駆動部による前記フォーカスレンズの移動速度を制御する撮影装置。
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