JP5924357B2 - 排気浄化制御装置 - Google Patents
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Description
図1〜図3を参照して第1実施形態の排気浄化制御装置1について説明する。
再生制御部50の動作を説明する。再生制御部50(クレーン側制御部53)は、「堆積量レベル」に応じて、再生動作の開始及び停止の条件を切り換える。上記「堆積量レベル」は、ススの堆積量に応じて決定されるレベル(領域、段階、フェーズ)(すすレベル、すす堆積量レベル)である。堆積量レベルは、複数設定される。堆積量レベルは、次の[a]及び[b]のように決定される。[a]堆積量検出部33から、再生制御部50(エンジン側制御部51)に、堆積量の検出結果が出力される。[b]エンジン側制御部51は、入力された堆積量がどの堆積量レベルであるかを決定する。エンジン側制御部51には、入力された堆積量と堆積量レベルとの関係が予め設定されている。具体的には例えば、堆積量検出部33が検出したススの堆積量が、ある設定値を超えるたびに、堆積量レベルが増加していく。
堆積量レベルが「A未満」のときは、再生動作が行われない。堆積量レベルA未満では、エンジン側制御部51からクレーン側制御部53への再生動作の要求がない。
堆積量レベルA以上のときは、再生動作が行われる場合がある。堆積量レベルA以上のときの再生動作開始の条件には、操作部41の操作がないことが含まれる。再生動作開始の条件に操作部41の操作がない(又は無効である)ことが含まれる理由は、操作部41の操作中に再生動作が開始されることによる、アクチュエータ23の動作の急変、及び、エンジン11の回転数の急変を防ぐためである。上記急変を防ぐことで、この急変によって生じる吊荷の揺れ(荷振れ)等を防ぎ、操作者の疲労を軽減させることができる。上記急変は次のように起こる。排気ブレーキ39を作動させると、エンジン11の負荷が上がり、エンジン11の回転数が下がる。そのため、アクセル操作が一定でも、再生動作を開始すればエンジン11の回転数が変わってしまう。また、クレーン操作が一定でも、再生動作を開始すればエンジン11の回転数が変わる結果、ポンプ21の回転数が変わり、アクチュエータ23の動作が変わってしまう。
堆積量レベルA(自動再生領域)のときは、再生動作が自動的に開始される。堆積量レベルAのときは、再生動作よりも操作部41の操作を優先させる。具体的には、再生動作中にクレーン操作またはアクセル操作があると、再生動作が一時的に停止される。さらに詳しくは、堆積量レベルAのときは、再生制御部50は自動再生制御を行う。自動再生制御は、操作部41の操作がないことが操作検出部43に検出されているときに、再生部36に再生動作を行わせる制御である。また、自動再生制御は、操作部41の操作があることが操作検出部43に検出されているときに、再生部36の再生動作を停止させる制御である。
堆積量レベルB〜D(手動再生領域)のときは、手動再生ボタン45を「ON」にすることが、再生動作の開始の条件に含まれる。堆積量レベルB〜Dのときは、再生制御部50は手動再生制御を行う。
堆積量レベルB及びCのときは、再生動作(手動再生)の中断及び再開が可能である。再生動作の中断(一時的停止)とは、「再生動作の完了」前に再生動作を停止させることである。上記「再生動作の完了」とは、再生動作によりススの堆積量が「所定値」未満になることである。上記「所定値」は、再生制御部50(エンジン側制御部51)に予め設定される。さらに詳しくは、堆積量レベルB及びCのときは、再生制御部50は、手動再生中断制御と、手動再生再開制御と、手動再生手動停止制御と、を行う。
堆積量レベルCのときは、堆積量レベルBのときと異なり、再生動作中断中のアクセル操作が無効とされる。さらに、このときは、エンジン11の回転数が、予め設定された値(例えばLowアイドル回転数)に規制(制限)される。さらに詳しくは、堆積量レベルCのときは、再生制御部50は、アクセル無効制御を行う。
堆積量レベルDのときは、再生動作の中断が禁止される(操作部41の操作に対して、再生動作を優先させる)。さらに詳しくは、堆積量レベルDのときは、再生制御部50は、操作無効制御および手動再生切換無効制御を行う。
堆積量レベルE(強制再生領域)のときは、操作部41の操作がない場合、手動再生ボタン45が「OFF」であっても自動で再生動作が開始される。さらに、このときは、再生動作の中断が禁止される。さらに詳しくは、堆積量レベルEのときは、再生制御部50は、強制再生制御を行う。
表示制御部60は、堆積量情報に応じて堆積量表示部70の表示を制御する。表示制御部60は、具体的には次のように動作する。エンジン側制御部51には、例えば、「0」〜「10」の合計11の堆積量情報が設定される。「0」が堆積量が最小の堆積量情報であり、「10」が堆積量が最大の堆積量情報である。表示制御部60は、「0」〜「10」の堆積量情報を、堆積量表示部70に出力する。上述した堆積量レベルA未満及びA〜Eと、「0」〜「10」の堆積量情報と、の関係は例えば次のように設定される(この関係は変更してもよい)。なお、堆積量レベルが「10」のときは、浄化装置31の故障と判断される。
堆積量情報「1」「2」:堆積量レベルA
堆積量情報「3」「4」:堆積量レベルB
堆積量情報「5」「6」:堆積量レベルC
堆積量情報「7」「8」:堆積量レベルD
堆積量情報「9」 :堆積量レベルE
堆積量情報「10」 :故障
図2の時間t1〜t6の部分を参照して、P≦P1の場合について説明する。P≦P1の場合、表示制御部60が表示制御部60に表示させる表示堆積量情報Uは、堆積量情報発信部51cから発信された発信堆積量情報Tである。すなわち、P≦P1の場合、表示制御部60は、次に述べる最大値以上表示制御を解除する。
図2の時間t6〜t8の部分を参照して、P>P1の場合について説明する。P>P1の場合、表示制御部60は、最大値以上表示制御を行う。最大値以上表示制御は、最大値記憶部61に記憶された最大発信堆積量情報Tmを、表示堆積量情報Uとする制御である。また、最大値以上表示制御は、最大発信堆積量情報Tmより大きい堆積量情報を表示堆積量情報Uとしてもよい(後述する変形例1,2参照)。最大値以上表示制御の具体例は次の通りである。図2の時間t6〜t7の間、再生動作が行われる。このとき、発信堆積量情報Tは「8」から「6」に減る。一方で、表示堆積量情報Uは「8」のままとする(堆積量表示部70の表示は減算させない)。
最大値以上表示制御により、発信堆積量情報Tと表示堆積量情報Uとが相違する。このとき、再生制御部50は、発信堆積量情報Tではなく、表示堆積量情報Uに応じて(基づいて)、再生動作の開始及び停止の条件を切り換える。具体例は次の通りである。図2の時間t7のとき、表示堆積量情報Uは「8」(堆積量レベルDに対応)であり、発信堆積量情報Tは「6」(堆積量レベルCに対応)である。このとき、再生制御部50は、表示堆積量情報Uに応じた堆積量レベルDの制御を行う。
図2の時間t8の時、再生動作が完了し、発信堆積量情報Tが「0」になる。この時、最大値以上表示制御が解除される。その結果、表示堆積量情報Uが「0」になる。
図3のフローチャートを参照して、表示制御部60の動作(S11〜S43)をさらに具体的に説明する。
ステップS13では、ポスト噴射積算量Pが設定値P1を超えるか(P>P1か)否かが判定される。P≦P1の場合(NOの場合)、発信堆積量情報Tを表示堆積量情報Uとし(S15)、ステップS11に戻る。P>P1の場合(YESの場合)、ステップS21に進む。
ステップS23では、最大発信堆積量情報Tmが、表示堆積量情報Uとされる。
ステップS30では、表示堆積量情報Uに基づいて、再生動作の開始および停止の制御が行われる。次に、ステップS41に進む。
次に、図1に示す排気浄化制御装置1による効果を説明する。排気浄化制御装置1は、エンジン11と、エンジン11の排気中のススを捕捉する浄化装置31と、浄化装置31に捕捉されたススの堆積量を検出する堆積量検出部33と、再生動作(浄化装置31に捕捉されたススを燃やして浄化装置31を再生する動作)をするためのポスト噴射を行うポスト噴射部37と、浄化装置31の直近の再生動作完了時からのポスト噴射の積算量であるポスト噴射積算量Pを演算するポスト噴射量積算部51aと、予め設定された上限値Pmaxをポスト噴射積算量Pが超えるとエラーであると判定するエラー判定部51bと、堆積量情報(浄化装置31に捕捉されたススの堆積量に関する情報)を堆積量検出部33に検出された堆積量に基づいて発信する堆積量情報発信部51cと、堆積量情報を表示する堆積量表示部70と、発信堆積量情報T(堆積量情報発信部51cから発信された堆積量情報)に基づいて表示堆積量情報U(堆積量表示部70に表示させる堆積量情報)を制御する表示制御部60と、を備える。表示制御部60は、最大発信堆積量情報Tm(浄化装置31の直近の再生動作完了時からの発信堆積量情報Tの最大値)を記憶する最大値記憶部61を備える。
[構成1]表示制御部60は、最大値記憶部61に記憶された最大発信堆積量情報Tm以上の堆積量情報を表示堆積量情報Uとする最大値以上表示制御を行う。
表示制御部60には、図2に示す設定値P1(最大値表示切換設定値)が設定される。ポスト噴射積算量Pが設定値P1以下の場合、表示制御部60は、最大値以上表示制御を解除するとともに、発信堆積量情報Tを表示堆積量情報Uとする。
排気浄化制御装置1は、再生動作の制御を行なう再生制御部50を備える。再生制御部50は、表示堆積量情報Uに応じて再生動作の開始及び停止の条件を切り換える。
再生動作中に操作部41による操作が不可能になる(または制限される)場合は、最大値以上表示制御により次の効果が得られる。最大値以上表示制御により、操作者は、再生動作を完了させるように促される(上記効果1参照)。よって、ススの堆積量が少ない段階で再生動作が完了しやすい。よって、ススの堆積量が多い段階のときに再生動作を完了させる場合に比べ、短時間で再生動作が完了しやすい。よって、操作部41による操作が不可能になる(又は制限される)時間を短くできる。よって、長時間の再生動作による作業効率の低下を抑制できる。
図4及び図5を参照して、表示制御部60の動作の変形例1について、上記実施形態との相違点を説明する。図2に示すように、上記実施形態では、P>P1の場合に最大発信堆積量情報Tmを表示堆積量情報Uとした。一方、図4に示すように(時間t8参照)、変形例1では、最大発信堆積量情報Tmよりも大きい値を表示堆積量情報Uとする。また、図1に示すように、変形例1の表示制御部60は、中断値記憶部163と、増加分演算部165と、を備える。以下、上記相違点をさらに説明する。
図2の時間t6〜t8の部分を参照して、最大発信堆積量情報Tmを表示堆積量情報Uとすることによる問題点を説明する。最大発信堆積量情報Tm以下の堆積量の領域を「領域Uz」とする。時間t6〜t7で再生動作が行われると、ポスト噴射積算量Pが増加する。時間t7〜t8では、図2において二点鎖線で示すように、ススの堆積量が増える(「スス溜まり」が起こる)。このとき、発信堆積量情報Tが表示堆積量情報U(=最大発信堆積量情報Tm)を超えなければ、堆積量表示部70の表示は変わらない(「8」のままである)。この領域Uzで再生動作と「スス溜まり」とを繰り返すと、堆積量表示部70の表示が変わらない一方で、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxを超える可能性が高くなる。
中断値記憶部163は、図4に示す(時間t8参照)中断時発信堆積量情報Taを記憶する。中断時発信堆積量情報とは、ポスト噴射部37が再生動作を中断したとき(再生動作中断時)の発信堆積量情報Tである。なお、中断時発信堆積量情報Ta(過去の発信堆積量情報T)に対し、現時点での発信堆積量情報Tを「現在の発信堆積量情報Tb」とする。
最大値以上表示制御を行う表示制御部60は、増加分加算表示制御を行う。最大値以上表示制御が解除されているとき(P≦P1の場合)、表示制御部60は増加分加算表示制御を行わない。増加分加算表示制御は、増加分演算部165で演算された増加分Tcと、直前の表示堆積量情報Uと、の和を新たな表示堆積量情報Uとする制御である。この制御の具体例は次の通りである。図4の時間t7の時に再生動作が中断する。この時、発信堆積量情報Tおよび中断時発信堆積量情報Taは「6」であり、表示堆積量情報Uは「8」である。時間t7〜t8の間、ススの堆積量が増加し、発信堆積量情報Tは「6」から「7」に増加する。この時間t7〜t8の間の増加分Tcは「1」である。そこで、直前の(時間t7の)表示堆積量情報U(=「8」)と、増加分Tc(=「1」)との和(=「9」)を、新たな(時間t8の)表示堆積量情報Uとする。
図5に示すフローチャートを参照して、表示制御部60の増加分加算表示制御をさらに説明する。変形例1と上記実施形態との相違点は、図5の破線部であり、ステップS120〜S129、S135、及びS137がある点である。
ステップS127では、ステップS125で算出した新たな変数Uxが、表示堆積量情報Uとされる。すなわち、最大発信堆積量情報Tmよりも大きい値である変数Uxが、堆積量表示部70に表示される。このように、最大発信堆積量情報Tmよりも変数Uxが大きくなった場合、上述したステップS123では、変数Uxが表示堆積量情報Uとされる。
ステップS129では、現在の発信堆積量情報Tbが、変数Txに代入される(記憶され)。次に、ステップS30に進む。
ステップS137では、中断時発信堆積量情報Taを変数Txに代入し、ステップS11に戻る。
変形例1による効果を説明する。図1に示す表示制御部60は、ポスト噴射部37が再生動作を中断したときの発信堆積量情報Tである中断時発信堆積量情報Ta(図4参照)を記憶する中断値記憶部163と、中断時発信堆積量情報Taに対する現在の発信堆積量情報Tb(図4参照)の増加分Tc(図4参照)を演算する増加分演算部165と、を備える。最大値以上表示制御を行う表示制御部60は、増加分演算部165で演算された増加分Tcと直前の表示堆積量情報U(図4の「旧Ux」)との和を新たな表示堆積量情報Uとする(U=新Ux=旧Ux+Tc)増加分加算表示制御を行う。
図6を参照して、表示制御部60の動作の変形例2について、上記変形例1との相違点を説明する。
図4に示すように、変形例1では、増加分加算表示制御が行われる。ここで、表示堆積量情報U以下の堆積量の領域を「領域Uy」とする。領域Uyで再生動作の中断およびスス溜まりが繰り返されると、表示堆積量情報Uが発信堆積量情報Tに比べて大きくなりすぎるおそれがある(実際のススの堆積量に比べて表示が大きくなりすぎるおそれがある)。具体的には例えば、浄化装置31が故障であるという内容の堆積量情報(「10」)が堆積量表示部70に表示されているにもかかわらず、実際のススの堆積量は浄化装置31が十分機能する程度である、という場合などがある。
図6に示すように、変形例2では、表示制御部60には、設定値U1(差分加算表示制御解除設定値)が設定される。表示制御部60は、表示堆積量情報Uが設定値U1以上のときに、増加分加算表示制御を解除する。この動作の具体例は次の通りである。設定値U1が「9」に設定されているとする。図6の時間t8の時、表示堆積量情報Uは「9」なので、増加分加算表示制御が解除される。その後、時間t9の時に再生動作が中断し、時間t9〜t10の間に発信堆積量情報Tが「6」から「7」に増える(増加分Tcは「1」である)。増加分加算表示制御が解除されているので、t9〜t10の間、表示堆積量情報Uは増加せず「9」のままである。
変形例2による効果を説明する。表示制御部60には、設定値U1(差分加算表示制御解除設定値)が設定される。表示制御部60は、表示堆積量情報Uが設定値U1以上のときに増加分加算表示制御を解除する。
図7を参照して、第2実施形態の排気浄化制御装置101について、第1実施形態との相違点を説明する。相違点は次の通りである。図7に示すように、排気浄化制御装置101は、第1実施形態の排気ブレーキ39(図1参照)に代えて、負荷掛け装置139を備える。排気浄化制御装置101は、第1実施形態にはない再生キャンセルボタン145および微速機能スイッチ147を備える。第2実施形態のクレーン側制御部153の動作は、第1実施形態のクレーン側制御部53(図1参照)の動作と異なる。以下、上記相違点をさらに説明する。なお、排気浄化制御装置101の構成要素やステップのうち、第1実施形態との共通点については、同一の符号を付し、説明を省略した。
再生制御部50(クレーン側制御部153)は、堆積量レベルやエンジン側制御部51からの要求に応じて、再生部36による再生動作の制御を切り換える。再生制御部50には、例えば、A未満、A、B、D、及びEの合計5の体積量レベルが設定される。表2に示すように、再生制御部50は、A未満、A、B、D、及びEの堆積量レベルに応じて、再生動作の開始及び停止の条件を変える。
第1実施形態では、堆積量レベルA以上のときの再生動作開始の条件には、「操作部41(図1参照)の操作がない」ことが含まれた。第2実施形態では、上記「操作部41の操作がない」には、「操作部41の操作が無効である」(後述)ことが含まれる。再生動作開始の条件に操作部41の操作がない(又は無効である)ことが含まれる理由は、操作部41の操作中に再生動作が開始されることによる、アクチュエータ23の動作の急変を防ぐためである。この急変は次のように起こる。負荷掛け装置139を作動させると、ポンプ21に負荷がかかる。そのため、エンジン11の回転数やクレーン操作が安定していても、ポンプ21の吐出流量が変化する。その結果、アクチュエータ23の動作の急変が発生する。
堆積量レベルA(自動再生領域)のときは、再生動作が自動的に開始される。堆積量レベルAのときは、再生動作よりも操作部41の操作を優先させる。第1実施形態では、堆積量レベルAのとき、再生動作中にクレーン操作またはアクセル操作があると、再生動作が一時的に停止された。一方、第2実施形態では、この制御(再生動作中にクレーン操作またはアクセル操作があると、再生動作が一時的に停止されるという制御)は行われない。第2実施形態では、「自動再生自動停止機能ON」(後述)のときにクレーン操作があると、再生動作が一時的に停止される。「自動再生自動停止機能OFF」のときはクレーン操作があっても、再生動作は一時停止されない。さらに詳しくは、堆積量レベルAのときは、再生制御部50は次の自動再生制御(第2実施形態の自動再生制御)を行う。
堆積量レベルB・D(手動再生領域)のときは、再生制御部50は、手動再生制御(第1実施形態と同様)と、手動再生時操作無効制御と、を行う。手動再生時操作無効制御は、手動再生領域のとき、かつ、再生動作が行われているとき、操作部41による操作を無効にする制御である。手動再生時操作無効制御では、再生制御部50(クレーン側制御部153)は、操作部41の指令を受け付けない(建設機械を操作できない状態とする)(操作部41を操作してもアクチュエータ23が作動しないようにする)(再生動作を優先させる)。一方、手動再生領域のとき、かつ、再生動作が行われていないとき、再生制御部50は、操作部41による操作を有効にする。
堆積量レベルBのときは、再生動作(手動再生)の中断及び再開が可能である。堆積量レベルBのときは、再生制御部50は、第1実施形態で行われた手動再生中断制御および手動再生再開制御を行わず、第1実施形態とは異なる手動再生手動停止制御を行う。
堆積量レベルDのときは、再生動作の中断が禁止される。堆積量レベルDのときは、第1実施形態で行われた操作無効制御および手動再生切換無効制御は行われず、第1実施形態にはない手動再生手動停止無効制御が行われる。手動再生手動停止無効制御は、再生キャンセルボタン145による再生キャンセル操作を無効にするとともに再生部36に再生動作を行わせる制御である。手動再生手動停止無効制御は、手動再生制御により再生部36が再生動作を行うとき、再生キャンセルボタン145の選択の状態にかかわらず(「再生動作ON」か「再生動作OFF」かにかかわらず)再生部36に再生動作を行わせる制御である。手動再生手動停止無効制御では、クレーン側制御部153は再生キャンセルボタン145の指示を受け付けない。
堆積量レベルE(強制再生領域)のときは、再生制御部50は、第1実施形態とは異なる強制再生制御を行う。第2実施形態の強制再生制御は、再生キャンセルボタン145の選択の状態にかかわらず(また、操作検出部43の検出の状態や手動再生ボタン45の選択の状態にかかわらず)再生部36に自動で再生動作を行わせる制御である。
第1実施形態と同様に、表示制御部60は、堆積量情報に応じて堆積量表示部70の表示を制御する。第1実施形態と異なり、第2実施形態では、堆積量レベルA未満及びA、B、D、Eと、「0」〜「10」の堆積量情報と、の関係は例えば次のように設定される(この関係は変更してもよい)。
堆積量情報「3」「4」 :堆積量レベルA
堆積量情報「5」「6」「7」:堆積量レベルB
堆積量情報「8」 :堆積量レベルD
堆積量情報「9」 :堆積量レベルE
堆積量情報「10」 :故障
上記の第2実施形態では、微速機能スイッチ147が、自動再生自動停止選択スイッチかつ吐出流量設定スイッチであった。しかし、自動再生自動停止選択スイッチや吐出流量設定スイッチとして、微速機能スイッチ147に加えて(または代えて)、他のスイッチが設けられてもよい。「他のスイッチ」には、例えば、作業モード切替スイッチや、ドラムブレーキ切替スイッチなどが含まれてもよい。また、上記「他のスイッチ」には、例えば、過負荷防止装置解除スイッチ、および、過負荷防止装置冗長スイッチなどがある。例えば、過負荷防止装置解除スイッチにより、過負荷防止装置が解除された場合(過負荷防止装置解除機能ONの場合)、上記の自動再生自動停止機能がONとなる(自動再生領域のときに操作部41の操作があると再生動作が一時的に停止する)。過負荷防止装置解除機能OFFの場合、自動再生自動停止機能がOFFとなる。また例えば、過負荷防止装置冗長スイッチにより、過負荷防止装置冗長機能(後述)を用いることが選択された場合(過負荷防止装置冗長機能ONの場合)上記の自動再生自動停止機能がONとなる。過負荷防止装置冗長機能OFFの場合、上記の自動再生自動停止機能がOFFとなる。なお、過負荷防止装置冗長機能とは、過負荷防止装置が故障したときに、過負荷防止装置の最低限の機能のみを働かせることにより、建設機械の最低限の作業(クレーン作業など)を行えるようにする機能である。
11 エンジン
31 浄化装置
33 堆積量検出部
37 ポスト噴射部
50 再生制御部
51a ポスト噴射量積算部
51b エラー判定部
51c 堆積量情報発信部
60 表示制御部
61 最大値記憶部
70 堆積量表示部
163 中断値記憶部
165 増加分演算部
U 表示堆積量情報
U1 設定値(差分加算表示制御解除設定値)
T 発信堆積量情報
Ta 中断時発信堆積量情報
Tb 現在の発信堆積量情報
Tc 増加分
Tm 最大発信堆積量情報
P ポスト噴射積算量
P1 設定値(最大値表示切換設定値)
Pmax 上限値
Claims (4)
- エンジンと、
前記エンジンの排気中のススを捕捉する浄化装置と、
前記浄化装置に捕捉されたススの堆積量を検出する堆積量検出部と、
前記浄化装置に捕捉されたススを燃やして前記浄化装置を再生する動作である再生動作をするためのポスト噴射を行うポスト噴射部と、
前記浄化装置の直近の再生動作完了時からの前記ポスト噴射の積算量であるポスト噴射積算量を演算するポスト噴射量積算部と、
予め設定された上限値を前記ポスト噴射積算量が超えるとエラーであると判定するエラー判定部と、
前記浄化装置に捕捉されたススの堆積量に関する情報である堆積量情報を、前記堆積量検出部に検出された堆積量に基づいて発信する堆積量情報発信部と、
前記堆積量情報を表示する堆積量表示部と、
前記堆積量情報発信部から発信された前記堆積量情報である発信堆積量情報に基づいて、前記堆積量表示部に表示させる前記堆積量情報である表示堆積量情報を制御する表示制御部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記浄化装置の直近の再生動作完了時からの前記発信堆積量情報の最大値である最大発信堆積量情報を記憶する最大値記憶部を備え、
前記表示制御部は、前記最大値記憶部に記憶された前記最大発信堆積量情報以上の前記堆積量情報を前記表示堆積量情報とする最大値以上表示制御を行い、
前記表示制御部には、最大値表示切換設定値が設定され、
前記ポスト噴射積算量が前記最大値表示切換設定値以下の場合、前記表示制御部は、前記最大値以上表示制御を解除するとともに前記発信堆積量情報を前記表示堆積量情報とし、
前記再生動作の完了とは、前記再生動作によってススの堆積量が所定値未満になり前記再生動作が停止することである、
排気浄化制御装置。 - 前記表示制御部は、
前記ポスト噴射部が前記再生動作を中断したときの前記発信堆積量情報である中断時発信堆積量情報を記憶する中断値記憶部と、
前記中断時発信堆積量情報に対する現在の前記発信堆積量情報の増加分を演算する増加分演算部と、
を備え、
前記最大値以上表示制御を行う前記表示制御部は、前記増加分演算部で演算された前記増加分と直前の前記表示堆積量情報との和を新たな前記表示堆積量情報とする増加分加算表示制御を行い、
前記再生動作の中断とは、直近の再生動作完了時よりも後に前記再生動作が行われた後、前記再生動作が完了することなく、前記再生動作が停止することである、
請求項1に記載の排気浄化制御装置。 - 前記表示制御部には、差分加算表示制御解除設定値が設定され、
前記表示制御部は、前記表示堆積量情報が前記差分加算表示制御解除設定値以上のときに前記増加分加算表示制御を解除する、
請求項2に記載の排気浄化制御装置。 - 前記再生動作の制御を行う再生制御部を備え、
前記再生制御部は、前記再生動作の開始および停止の条件が互いに異なる複数の再生制御を、切り換えて行うものであり、
前記再生制御部は、前記最大値以上表示制御が解除されている場合、前記堆積量検出部に検出されたススの堆積量に応じて、前記再生制御を切り換え、
前記再生制御部は、前記最大値以上表示制御が行われている場合、前記表示堆積量情報に応じて前記再生制御を切り換え、
前記再生制御部は、前記再生動作の完了の判定を、前記表示堆積量情報にかかわらず、前記堆積量検出部に検出されたススの堆積量に応じて行う、
請求項1〜3のいずれかに記載の排気浄化制御装置。
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