[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5924357B2 - 排気浄化制御装置 - Google Patents

排気浄化制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5924357B2
JP5924357B2 JP2014039172A JP2014039172A JP5924357B2 JP 5924357 B2 JP5924357 B2 JP 5924357B2 JP 2014039172 A JP2014039172 A JP 2014039172A JP 2014039172 A JP2014039172 A JP 2014039172A JP 5924357 B2 JP5924357 B2 JP 5924357B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
regeneration
amount information
display
accumulation amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014039172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015007421A (ja
Inventor
俊樹 鶴見
俊樹 鶴見
慎太郎 笹井
慎太郎 笹井
下村 耕一
耕一 下村
花本 貴博
貴博 花本
仁士 櫻井
仁士 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Cranes Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Cranes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Cranes Co Ltd filed Critical Kobelco Cranes Co Ltd
Priority to JP2014039172A priority Critical patent/JP5924357B2/ja
Priority to US14/894,018 priority patent/US9759146B2/en
Priority to DE112014002591.7T priority patent/DE112014002591T5/de
Priority to PCT/JP2014/064023 priority patent/WO2014192770A1/ja
Publication of JP2015007421A publication Critical patent/JP2015007421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5924357B2 publication Critical patent/JP5924357B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

本発明は、浄化装置を備える排気浄化制御装置に関する。
従来より、エンジンの排気中のススを捕捉する浄化装置がある(例えば特許文献1)。この浄化装置では、再生動作が行われる。再生動作とは、ススを燃やすことで浄化装置を再生させる動作である。従来より、エンジンが未燃燃料を噴射してエンジンの排気温度を上げる、ポスト噴射(詳細は後述)により再生動作が行われるものがある。
ポスト噴射を行うエンジンには、ポスト噴射積算量が算出されるものがある。ポスト噴射積算量は、再生動作の完了(完了α)から、完了αの次の再生動作の完了までの、ポスト噴射の噴射量を積算したものである。ポスト噴射積算量は、再生動作が完了すれば0に設定される(リセットされる)。ポスト噴射積算量は、浄化装置の問題(例えば浄化装置の触媒の劣化)の有無を判定するために用いられる。ポスト噴射積算量が上限値を超えると、エラーであると判定される(図8参照)。
特許第3073380号公報
上記の技術では、再生動作を中断(再生動作完了前に再生動作を停止)しても、ポスト噴射量はリセットされない。そのため、再生動作およびその中断を繰り返すと、浄化装置に問題があるか否かにかかわらず、ポスト噴射積算量が上限値に達し、エラーであると判定されるおそれがある。
そこで本発明は、ポスト噴射積算量が上限値を超えることによるエラーを抑制できる排気浄化制御装置を提供することを目的とする。
本発明の排気浄化制御装置は、エンジンと、前記エンジンの排気中のススを捕捉する浄化装置と、前記浄化装置に捕捉されたススの堆積量を検出する堆積量検出部と、前記浄化装置に捕捉されたススを燃やして前記浄化装置を再生する動作である再生動作をするためのポスト噴射を行うポスト噴射部と、前記浄化装置の直近の再生動作完了時からの前記ポスト噴射の積算量であるポスト噴射積算量を演算するポスト噴射量積算部と、前記ポスト噴射積算量が、予め設定された上限値を超えるとエラーと判定するエラー判定部と、前記浄化装置に捕捉されたススの堆積量に関する情報である堆積量情報を、前記堆積量検出部に検出された堆積量に基づいて発信する堆積量情報発信部と、前記堆積量情報を表示する堆積量表示部と、前記堆積量情報発信部から発信された前記堆積量情報である発信堆積量情報に基づいて、前記堆積量表示部が表示する前記堆積量情報である表示堆積量情報を制御する表示制御部と、を備える。前記表示制御部は、前記浄化装置の直近の再生動作完了時からの前記発信堆積量情報の最大値である最大発信堆積量情報を記憶する最大値記憶部を備える。前記表示制御部は、前記最大値記憶部に記憶された前記最大発信堆積量情報以上の前記堆積量情報を前記表示堆積量情報とする最大値以上表示制御を行う。
上記構成により、ポスト噴射積算量が上限値を超えることによるエラーを抑制できる。
排気浄化装置のブロック図である。 図1に示す排気浄化装置の動作のタイムチャートである。 図1に示す排気浄化装置の動作のフローチャートである。 変形例1の排気浄化装置の動作のタイムチャートである。 変形例1の排気浄化装置の動作のフローチャートである。 変形例2の排気浄化装置の動作のタイムチャートである。 第2実施形態の図1相当図である。 従来の排気浄化装置の動作のタイムチャートである。
(第1実施形態)
図1〜図3を参照して第1実施形態の排気浄化制御装置1について説明する。
排気浄化制御装置1は、浄化装置31(後述)の再生を行うための再生動作を制御する装置である。排気浄化制御装置1は、例えば建設機械(作業機械)に設けられ、例えば移動式クレーンに設けられ、例えばホイールクレーンに設けられる。以下では、排気浄化制御装置1が建設機械に設けられる場合について説明する。排気浄化制御装置1は、エンジン11と、アクチュエータ回路機器類21〜25と、エンジン周辺機器類31・33と、再生部36と、操作関係機器類41〜45と、再生制御部50と、表示制御部60と、堆積量表示部70と、を備える。
エンジン11は、建設機械の駆動源であり、ディーゼルエンジンである。エンジン11は、排気管11a(排気ガスが通る通路)と、負荷検出部11bと、を備える。負荷検出部11bは、エンジン11にかかる負荷(エンジン負荷、エンジン動力)を検出する。負荷検出部11bは、燃料噴射量に基づいて負荷を検出する。
アクチュエータ回路機器類21〜25は、アクチュエータ23を動作させるための機器類であり、ポンプ21と、アクチュエータ23と、コントロールバルブ25と、を備える。
ポンプ21は、エンジン11に駆動される。ポンプ21は、油(作動油)を吐出する油圧ポンプである。
アクチュエータ23は、建設機械を動作させる。アクチュエータ23は、建設機械のブーム(図示なし)の起伏・伸縮、フック(図示なし)の巻上・巻下、上部旋回体(図示なし)の旋回、及び、下部走行体(図示なし)の走行などに用いられる。アクチュエータ23は、例えば油圧モータや油圧シリンダである。アクチュエータ23は、エンジン11を駆動源とする。さらに詳しくは、エンジン11がポンプ21を駆動させ、ポンプ21が吐出した油によりアクチュエータ23が駆動する。
コントロールバルブ25は、アクチュエータ23の動作を制御する弁である。コントロールバルブ25は、ポンプ21からアクチュエータ23に供給される油の流量や方向を切り換える切換弁(切換位置を切り換える弁)である。コントロールバルブ25は、クレーン操作部41c(後述)により操作される。
エンジン周辺機器類31・33には、浄化装置31と、堆積量検出部33と、がある。
浄化装置31は、エンジン11の排気(排気ガス)中のスス(パーティキュレート)を捕捉(捕集、浄化)する。浄化装置31は、DPF(Diesel particulate filter)装置である。浄化装置31は、ススの燃焼を行う装置である。浄化装置31は、エンジン11の排気管11aに取り付けられる。浄化装置31は、フィルタ本体(図示なし)と、フィルタの上流側に配置された酸化触媒(図示なし、後述)とを備える。
再生部36は、再生動作を行う部分(DPF再生装置)である。再生動作とは、浄化装置31に捕捉されたススを燃やして(燃焼させて)浄化装置31を再生する動作(フィルタ再生処理)である。再生部36は、ススが燃えるのに必要な温度(目標温度)までエンジン11の排気温度を昇温させる(昇温制御を行う)。再生部36は、ポスト噴射部37と、排気ブレーキ39と、を備える。
ポスト噴射部37は、再生動作をするためのポスト噴射を行う部分(ポスト噴射供給手段、未燃燃料噴射供給手段)である。ポスト噴射部37は、浄化装置31の温度に応じてポスト噴射を行う。ポスト噴射は次の[a]〜[c]のように行われる。[a]ポスト噴射部37は、エンジン11の排気工程でエンジン11内に燃料を噴射させる。排気工程は、膨張行程(燃料の主噴射及び燃料燃焼を行う工程)の後の工程である。[b]未燃焼状態の燃料(未燃燃料)が浄化装置31の酸化触媒上に供給される。[c]未燃燃料は、酸化触媒上で酸化反応熱を発生させる。その結果、エンジン11の排気温度が上がる。
排気ブレーキ39は、エンジン11の排気温度を上げるために、エンジン11に負荷を掛ける。排気ブレーキ39は、再生動作に必要な負荷をエンジン11に上乗せする。排気ブレーキ39は、排気管11aを絞る弁である。排気ブレーキ39は「作動」と「非作動」とを切換可能である。「作動」状態の排気ブレーキ39は、排気管11aを絞る。「非作動」状態の排気ブレーキ39は、開状態であり、排気管11aを絞らない。再生部36による再生動作は、ポスト噴射部37でのポスト噴射と、排気ブレーキ39の作動と、の少なくとも一方により行われる。
堆積量検出部33は、浄化装置31に捕捉されたススの堆積量(単に「堆積量」ともいう)を検出(検知)する。堆積量検出部33は、例えば、浄化装置31のフィルタの上流側と下流側との差圧を検出することで、ススの堆積量を検出するもの等である。
操作関係機器類41〜45には、操作部41と、操作検出部43と、手動再生ボタン45(手動再生切換部)と、がある。
操作部41は、操作者(オペレータ)が建設機械を操作するための手段である。操作部41は、建設機械の運転室(キャビン)(図示なし)内に設けられる(手動再生ボタン45も同様)。操作部41には、アクセル操作部41aと、クレーン操作部41cと、がある。
アクセル操作部41aは、エンジン11の回転数を操作者が操作するための手段である。アクセル操作部41aは、エンジン11の回転数を変更する事で、クレーン各動作の動作速度を操作するための手段である。アクセル操作部41aは、例えばペダル(アクセルペダル)である。
クレーン操作部41cは、アクチュエータ23を(コントロールバルブ25を)操作者が操作するための手段である。クレーン操作部41cは、操作者がクレーン操作を行うための手段である。具体的には、クレーン操作部41cは、レバー(クレーン操作レバー)である。クレーン操作部41cが操作されると、クレーン操作部41cからコントロールバルブ25にパイロット圧が出力される。その結果、コントロールバルブ25の切換位置が切り換わり、アクチュエータ23の動作が変わる。
操作検出部43は、操作部41の操作の有無を検出(検知)する。操作検出部43には、アクセル操作検出部43aと、クレーン操作部41cと、がある。
アクセル操作検出部43aは、アクセル操作(アクセル操作部41aの操作)の有無を検出する。アクセル操作検出部43aによるアクセル操作の検出は、例えば、ポテンショメータの出力電圧の変化によって行われる。同検出は、アクセル操作部41aに設けられたスイッチがオンかオフかにより行われてもよい。同検出は、アクセル操作部41aからエンジン側制御部51(後述)に出力される信号を検出することにより行われてもよい。同検出は、アクセル操作検出部43aからクレーン側制御部53(後述)への通信による指令に基づいて行われてもよい。
クレーン操作検出部43cは、クレーン操作(クレーン操作部41cの操作)の有無を検出する。クレーン操作検出部43cによるクレーン操作の検出は、例えば、クレーン操作により発生したパイロット圧(クレーン操作部41cからコントロールバルブ25に出力されるパイロット圧)を検出することで行われる。同検出は、レバーであるクレーン操作部41cに設けられたスイッチがオンかオフかにより行われてもよい。
手動再生ボタン45(手動再生切換部)は、再生動作をする(ON)か、しない(OFF)か、を操作者が選択するための手段である。手動再生ボタン45は、例えばタッチパネル上のスイッチであり、また例えば押ボタンスイッチでもよい。
再生制御部50は、検出部からの検出結果の入力、演算、判断、各機器の動作の制御などを行う部分である。再生制御部50は、再生動作の制御を行う。再生制御部50は、エンジン側制御部51と、クレーン側制御部53と、を備える。
エンジン側制御部51は、エンジン11等の動作を制御する、ECU(Engine Control Unit)である。エンジン側制御部51には、堆積量検出部33から堆積量の検出結果が入力される。エンジン側制御部51は、エンジン11及び再生部36の動作を制御する。エンジン側制御部51は、再生部36に対して、再生動作をするかしないかを指示する。エンジン側制御部51は、クレーン側制御部53に再生動作を要求する(要求する信号を出力する)。エンジン側制御部51は、ポスト噴射量積算部51aと、エラー判定部51bと、堆積量情報発信部51cと、を備える。
ポスト噴射量積算部51aは、ポスト噴射積算量Pを演算する。ポスト噴射積算量Pは、浄化装置31の直近の(現時点から最も近い)再生動作完了時から、現時点までのポスト噴射の積算量である(再生動作の「完了」については後述)。ポスト噴射積算量Pは、ポスト噴射に伴って増加し、再生動作が完了すると0になる(リセットされる)。
エラー判定部51bは、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxを超えると「エラーである」と判定する部分である。上限値Pmaxは、エラー判定部51bに予め設定される。このエラー判定は、浄化装置31の触媒劣化(後述)の判定のために行われる。エラー判定部51bは、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxを超えると、実際には触媒が劣化していなくても「エラーである」と判定(触媒劣化の誤判定)してしまう。エラー判定部51bが「エラーである」と判定すると、エンジン11は例えば出力を制限する。なお、触媒劣化の詳細は次の[a][b]の通りである。[a]浄化装置31の触媒が劣化すると、ポスト噴射を行ってもエンジン11の排気温度が(ススの温度が)十分に上がらなくなり、ススが燃えない。[b]その結果、ポスト噴射積算量Pが多いにもかかわらず再生動作が完了しない。
堆積量情報発信部51cは、堆積量検出部33に検出された堆積量に基づいて「堆積量情報」を発信する。上記「堆積量情報」とは、浄化装置31に捕捉されたススの堆積量に関する情報(ECUスス量情報)である。堆積量情報発信部51cから発信される堆積量情報を、「発信堆積量情報T」とする。
クレーン側制御部53(機械側制御部)は、エンジン側制御部51からの再生動作の要求に対して、再生動作を許可するか否かを判定する。クレーン側制御部53には、負荷検出部11b、操作検出部43、及び手動再生ボタン45から検出結果や選択結果が入力される。
表示制御部60は、発信堆積量情報Tに基づいて表示堆積量情報Uを制御する。表示堆積量情報Uは、表示制御部60が堆積量表示部70に表示させる堆積量情報である。表示制御部60には、堆積量情報発信部51cから発信堆積量情報Tが入力される。表示制御部60は、最大値記憶部61を備える。なお、図1に示す中断値記憶部163及び増加分演算部165については後述する(変形例1参照)。
最大値記憶部61は、最大発信堆積量情報Tmを記憶する。最大発信堆積量情報Tmは、浄化装置31の直近の再生動作完了時から現時点までの発信堆積量情報Tの最大値である。
堆積量表示部70は、堆積量情報を表示する機器である。堆積量表示部70は、建設機械の操作者が見るための、モニタ(ディスプレイ)である。堆積量表示部70は、建設機械の運転室(図示なし)内に配置される。
(再生制御部50の動作)
再生制御部50の動作を説明する。再生制御部50(クレーン側制御部53)は、「堆積量レベル」に応じて、再生動作の開始及び停止の条件を切り換える。上記「堆積量レベル」は、ススの堆積量に応じて決定されるレベル(領域、段階、フェーズ)(すすレベル、すす堆積量レベル)である。堆積量レベルは、複数設定される。堆積量レベルは、次の[a]及び[b]のように決定される。[a]堆積量検出部33から、再生制御部50(エンジン側制御部51)に、堆積量の検出結果が出力される。[b]エンジン側制御部51は、入力された堆積量がどの堆積量レベルであるかを決定する。エンジン側制御部51には、入力された堆積量と堆積量レベルとの関係が予め設定されている。具体的には例えば、堆積量検出部33が検出したススの堆積量が、ある設定値を超えるたびに、堆積量レベルが増加していく。
(堆積量レベルに応じた制御)再生制御部50は、堆積量レベルに応じて、再生部36による再生動作の制御を切り換える。再生制御部50は、具体的には次のように動作する。エンジン側制御部51には、例えば、A未満およびA〜Eの合計6の堆積量レベルが設定される。表1に示すように、再生制御部50は、A未満およびA〜Eの堆積量レベルに応じて、再生動作の開始(再開含む)及び停止(中断含む)の条件を変える。堆積量レベルは、再生効率や安全などの観点から設定されるレベルである。A〜Eの堆積量レベルは、上記の0〜10の堆積量レベルと関連していても、していなくてもよい。この関連は、状態に応じて適宜変更されてもよい。また、堆積量レベルの数は適宜変更してもよい。
Figure 0005924357
再生制御部50は、ススの堆積量が多くなるに従って、操作部41による操作を優先させる制御から、再生動作を優先させる制御に段階的に切り換える。具体的には、再生制御部50は、以下のように制御を切り換える。
(堆積量レベルA未満:再生動作なし)
堆積量レベルが「A未満」のときは、再生動作が行われない。堆積量レベルA未満では、エンジン側制御部51からクレーン側制御部53への再生動作の要求がない。
(堆積量レベルA以上)
堆積量レベルA以上のときは、再生動作が行われる場合がある。堆積量レベルA以上のときの再生動作開始の条件には、操作部41の操作がないことが含まれる。再生動作開始の条件に操作部41の操作がない(又は無効である)ことが含まれる理由は、操作部41の操作中に再生動作が開始されることによる、アクチュエータ23の動作の急変、及び、エンジン11の回転数の急変を防ぐためである。上記急変を防ぐことで、この急変によって生じる吊荷の揺れ(荷振れ)等を防ぎ、操作者の疲労を軽減させることができる。上記急変は次のように起こる。排気ブレーキ39を作動させると、エンジン11の負荷が上がり、エンジン11の回転数が下がる。そのため、アクセル操作が一定でも、再生動作を開始すればエンジン11の回転数が変わってしまう。また、クレーン操作が一定でも、再生動作を開始すればエンジン11の回転数が変わる結果、ポンプ21の回転数が変わり、アクチュエータ23の動作が変わってしまう。
(堆積量レベルA:自動再生制御)
堆積量レベルA(自動再生領域)のときは、再生動作が自動的に開始される。堆積量レベルAのときは、再生動作よりも操作部41の操作を優先させる。具体的には、再生動作中にクレーン操作またはアクセル操作があると、再生動作が一時的に停止される。さらに詳しくは、堆積量レベルAのときは、再生制御部50は自動再生制御を行う。自動再生制御は、操作部41の操作がないことが操作検出部43に検出されているときに、再生部36に再生動作を行わせる制御である。また、自動再生制御は、操作部41の操作があることが操作検出部43に検出されているときに、再生部36の再生動作を停止させる制御である。
(堆積量レベルB〜D:手動再生制御)
堆積量レベルB〜D(手動再生領域)のときは、手動再生ボタン45を「ON」にすることが、再生動作の開始の条件に含まれる。堆積量レベルB〜Dのときは、再生制御部50は手動再生制御を行う。
手動再生制御は、操作部41の操作がないことが操作検出部43に検出され、かつ、手動再生ボタン45により再生動作をすることが選択されているとき(「ON」のとき)、再生部36に再生動作を行わせる制御である。
(堆積量レベルB及びC:手動再生 中断制御/再開制御/手動停止制御)
堆積量レベルB及びCのときは、再生動作(手動再生)の中断及び再開が可能である。再生動作の中断(一時的停止)とは、「再生動作の完了」前に再生動作を停止させることである。上記「再生動作の完了」とは、再生動作によりススの堆積量が「所定値」未満になることである。上記「所定値」は、再生制御部50(エンジン側制御部51)に予め設定される。さらに詳しくは、堆積量レベルB及びCのときは、再生制御部50は、手動再生中断制御と、手動再生再開制御と、手動再生手動停止制御と、を行う。
手動再生中断制御は、手動再生制御中に操作部41の操作があると、再生動作を中断させる制御である。さらに詳しくは、手動再生中断制御は、手動再生制御により再生動作を再生部36が行っているときに操作部41の操作があることが操作検出部43に検出された場合、再生部36の再生動作を停止させる制御である。
手動再生再開制御は、再生動作の中断中に操作部41の操作がなくなると、再生動作を再開(復帰)させる制御である。さらに詳しくは、手動再生再開制御は、手動再生中断制御により再生動作が停止されているときに操作部41の操作がないことが操作検出部43に検出された場合、かつ、手動再生ボタン45により再生動作をすることが選択されているとき(「ON」のとき)、再生部36に再生動作を再開させる制御である。
手動再生手動停止制御は、手動再生ボタン45が「OFF」になると、再生動作を中断させる制御である。さらに詳しくは、手動再生手動停止制御は、手動再生ボタン45により再生動作をしないことが選択されたとき(「OFF」のとき)、再生部36の再生動作を停止させる制御である。
(堆積量レベルC:アクセル無効制御)
堆積量レベルCのときは、堆積量レベルBのときと異なり、再生動作中断中のアクセル操作が無効とされる。さらに、このときは、エンジン11の回転数が、予め設定された値(例えばLowアイドル回転数)に規制(制限)される。さらに詳しくは、堆積量レベルCのときは、再生制御部50は、アクセル無効制御を行う。
アクセル無効制御は、手動再生中断制御により再生部36の再生動作を停止させるとき、アクセル操作部41aによる操作を無効にするとともにエンジン11の回転数を規制する制御である。
(堆積量レベルD:操作無効制御、手動再生切換無効制御)
堆積量レベルDのときは、再生動作の中断が禁止される(操作部41の操作に対して、再生動作を優先させる)。さらに詳しくは、堆積量レベルDのときは、再生制御部50は、操作無効制御および手動再生切換無効制御を行う。
操作無効制御は、手動再生制御により再生部36が再生動作を行うとき、操作部41による操作を無効にし、操作部41による操作の有無にかかわらず再生部36に再生動作を行わせる制御である。
手動再生切換無効制御は、手動再生制御により再生部36が再生動作を行うとき、手動再生ボタン45の選択の状態にかかわらず(「ON」か「OFF」かにかかわらず)再生部36に再生動作を行わせる制御である。
(堆積量レベルE:強制再生制御)
堆積量レベルE(強制再生領域)のときは、操作部41の操作がない場合、手動再生ボタン45が「OFF」であっても自動で再生動作が開始される。さらに、このときは、再生動作の中断が禁止される。さらに詳しくは、堆積量レベルEのときは、再生制御部50は、強制再生制御を行う。
強制再生制御は、操作検出部43の検出の状態にかかわらず、かつ、手動再生ボタン45の選択の状態にかかわらず、再生部36に自動で再生動作を行わせる制御である。
(表示制御部60の動作)
表示制御部60は、堆積量情報に応じて堆積量表示部70の表示を制御する。表示制御部60は、具体的には次のように動作する。エンジン側制御部51には、例えば、「0」〜「10」の合計11の堆積量情報が設定される。「0」が堆積量が最小の堆積量情報であり、「10」が堆積量が最大の堆積量情報である。表示制御部60は、「0」〜「10」の堆積量情報を、堆積量表示部70に出力する。上述した堆積量レベルA未満及びA〜Eと、「0」〜「10」の堆積量情報と、の関係は例えば次のように設定される(この関係は変更してもよい)。なお、堆積量レベルが「10」のときは、浄化装置31の故障と判断される。
堆積量情報「0」 :堆積量レベルA未満
堆積量情報「1」「2」:堆積量レベルA
堆積量情報「3」「4」:堆積量レベルB
堆積量情報「5」「6」:堆積量レベルC
堆積量情報「7」「8」:堆積量レベルD
堆積量情報「9」 :堆積量レベルE
堆積量情報「10」 :故障
表示制御部60は、ポスト噴射積算量Pに応じて制御を変える(以下、排気浄化制御装置1を構成する機器等の構成要素については図1参照)。図2に示すように、表示制御部60には、設定値P1(最大値表示切換設定値)が予め設定される。表示制御部60は、ポスト噴射積算量Pが設定値P1以下の場合(P≦P1の場合)と、ポスト噴射積算量PがP1を超える場合(P>P1の場合)と、で堆積量表示部70の表示の制御を変える。
(P≦P1の場合:U=T)
図2の時間t1〜t6の部分を参照して、P≦P1の場合について説明する。P≦P1の場合、表示制御部60が表示制御部60に表示させる表示堆積量情報Uは、堆積量情報発信部51cから発信された発信堆積量情報Tである。すなわち、P≦P1の場合、表示制御部60は、次に述べる最大値以上表示制御を解除する。
(P>P1の場合:U=Tm、最大値以上表示制御)
図2の時間t6〜t8の部分を参照して、P>P1の場合について説明する。P>P1の場合、表示制御部60は、最大値以上表示制御を行う。最大値以上表示制御は、最大値記憶部61に記憶された最大発信堆積量情報Tmを、表示堆積量情報Uとする制御である。また、最大値以上表示制御は、最大発信堆積量情報Tmより大きい堆積量情報を表示堆積量情報Uとしてもよい(後述する変形例1,2参照)。最大値以上表示制御の具体例は次の通りである。図2の時間t6〜t7の間、再生動作が行われる。このとき、発信堆積量情報Tは「8」から「6」に減る。一方で、表示堆積量情報Uは「8」のままとする(堆積量表示部70の表示は減算させない)。
(再生動作の開始及び停止の制御)
最大値以上表示制御により、発信堆積量情報Tと表示堆積量情報Uとが相違する。このとき、再生制御部50は、発信堆積量情報Tではなく、表示堆積量情報Uに応じて(基づいて)、再生動作の開始及び停止の条件を切り換える。具体例は次の通りである。図2の時間t7のとき、表示堆積量情報Uは「8」(堆積量レベルDに対応)であり、発信堆積量情報Tは「6」(堆積量レベルCに対応)である。このとき、再生制御部50は、表示堆積量情報Uに応じた堆積量レベルDの制御を行う。
(再生動作完了時の制御)
図2の時間t8の時、再生動作が完了し、発信堆積量情報Tが「0」になる。この時、最大値以上表示制御が解除される。その結果、表示堆積量情報Uが「0」になる。
(フローチャート)
図3のフローチャートを参照して、表示制御部60の動作(S11〜S43)をさらに具体的に説明する。
ステップS11では、発信堆積量情報Tが受信される。
ステップS13では、ポスト噴射積算量Pが設定値P1を超えるか(P>P1か)否かが判定される。P≦P1の場合(NOの場合)、発信堆積量情報Tを表示堆積量情報Uとし(S15)、ステップS11に戻る。P>P1の場合(YESの場合)、ステップS21に進む。
ステップS21では、上述した最大発信堆積量情報Tmが最大値記憶部61に記憶される。
ステップS23では、最大発信堆積量情報Tmが、表示堆積量情報Uとされる。
ステップS30では、表示堆積量情報Uに基づいて、再生動作の開始および停止の制御が行われる。次に、ステップS41に進む。
ステップS41では、再生動作が完了しているか否か、すなわち発信堆積量情報Tが「0」か否かが判定される。発信堆積量情報Tが「0」(YES)の場合、発信堆積量情報T(=「0」)を表示堆積量情報Uとする。また、最大発信堆積量情報Tmを「0」に戻す。次に、ステップS11に戻る。発信堆積量情報Tが「0」でない場合(NOの場合)、ステップS11に戻る。
(効果1)
次に、図1に示す排気浄化制御装置1による効果を説明する。排気浄化制御装置1は、エンジン11と、エンジン11の排気中のススを捕捉する浄化装置31と、浄化装置31に捕捉されたススの堆積量を検出する堆積量検出部33と、再生動作(浄化装置31に捕捉されたススを燃やして浄化装置31を再生する動作)をするためのポスト噴射を行うポスト噴射部37と、浄化装置31の直近の再生動作完了時からのポスト噴射の積算量であるポスト噴射積算量Pを演算するポスト噴射量積算部51aと、予め設定された上限値Pmaxをポスト噴射積算量Pが超えるとエラーであると判定するエラー判定部51bと、堆積量情報(浄化装置31に捕捉されたススの堆積量に関する情報)を堆積量検出部33に検出された堆積量に基づいて発信する堆積量情報発信部51cと、堆積量情報を表示する堆積量表示部70と、発信堆積量情報T(堆積量情報発信部51cから発信された堆積量情報)に基づいて表示堆積量情報U(堆積量表示部70に表示させる堆積量情報)を制御する表示制御部60と、を備える。表示制御部60は、最大発信堆積量情報Tm(浄化装置31の直近の再生動作完了時からの発信堆積量情報Tの最大値)を記憶する最大値記憶部61を備える。
[構成1]表示制御部60は、最大値記憶部61に記憶された最大発信堆積量情報Tm以上の堆積量情報を表示堆積量情報Uとする最大値以上表示制御を行う。
上記[構成1]の最大値以上表示制御により、堆積量検出部33に検出された堆積量以上の堆積量の情報が堆積量表示部70に表示される。よって、排気浄化制御装置1を備える機械(建設機械)の操作者は、ススの堆積量が多いという認識を持ちやすい。よって、操作者は再生動作を完了させるように促されるので、操作者は再生動作を完了させやすい。よって、ポスト噴射積算量Pが、再生動作の完了により0になりやすい。よって、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxを超えにくい。よって、エラー判定部51bが「エラーである」と判定することを抑制できる。
(効果2)
表示制御部60には、図2に示す設定値P1(最大値表示切換設定値)が設定される。ポスト噴射積算量Pが設定値P1以下の場合、表示制御部60は、最大値以上表示制御を解除するとともに、発信堆積量情報Tを表示堆積量情報Uとする。
この構成では、必要性に応じて最大値以上表示制御を解除できる。この効果の詳細は次の通りである。エラー判定部51bは、予め設定された上限値Pmaxをポスト噴射積算量Pが超えると「エラーである」と判定(エラー判定)するものである。そのため、ポスト噴射積算量Pが小さいほど、エラー判定がなされる可能性は低く、最大値以上表示制御を行う必要性が少ない。そこで、表示制御部60は、ポスト噴射積算量Pが設定値P1以下のときは、最大値以上表示制御を解除する。よって、必要性に応じて最大値以上表示制御を解除できる。
(効果3(第5の発明))
排気浄化制御装置1は、再生動作の制御を行なう再生制御部50を備える。再生制御部50は、表示堆積量情報Uに応じて再生動作の開始及び停止の条件を切り換える。
この構成では、再生動作の開始及び停止の条件(制御)を、堆積量表示部70の表示ではなく発信堆積量情報Tに応じて切り換える場合に比べ、操作者は混乱しにくい。
(他の効果)
再生動作中に操作部41による操作が不可能になる(または制限される)場合は、最大値以上表示制御により次の効果が得られる。最大値以上表示制御により、操作者は、再生動作を完了させるように促される(上記効果1参照)。よって、ススの堆積量が少ない段階で再生動作が完了しやすい。よって、ススの堆積量が多い段階のときに再生動作を完了させる場合に比べ、短時間で再生動作が完了しやすい。よって、操作部41による操作が不可能になる(又は制限される)時間を短くできる。よって、長時間の再生動作による作業効率の低下を抑制できる。
(第1実施形態の変形例1)
図4及び図5を参照して、表示制御部60の動作の変形例1について、上記実施形態との相違点を説明する。図2に示すように、上記実施形態では、P>P1の場合に最大発信堆積量情報Tmを表示堆積量情報Uとした。一方、図4に示すように(時間t8参照)、変形例1では、最大発信堆積量情報Tmよりも大きい値を表示堆積量情報Uとする。また、図1に示すように、変形例1の表示制御部60は、中断値記憶部163と、増加分演算部165と、を備える。以下、上記相違点をさらに説明する。
(最大発信堆積量情報Tmを表示堆積量情報Uとすることによる問題点)
図2の時間t6〜t8の部分を参照して、最大発信堆積量情報Tmを表示堆積量情報Uとすることによる問題点を説明する。最大発信堆積量情報Tm以下の堆積量の領域を「領域Uz」とする。時間t6〜t7で再生動作が行われると、ポスト噴射積算量Pが増加する。時間t7〜t8では、図2において二点鎖線で示すように、ススの堆積量が増える(「スス溜まり」が起こる)。このとき、発信堆積量情報Tが表示堆積量情報U(=最大発信堆積量情報Tm)を超えなければ、堆積量表示部70の表示は変わらない(「8」のままである)。この領域Uzで再生動作と「スス溜まり」とを繰り返すと、堆積量表示部70の表示が変わらない一方で、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxを超える可能性が高くなる。
(相違点の詳細)
中断値記憶部163は、図4に示す(時間t8参照)中断時発信堆積量情報Taを記憶する。中断時発信堆積量情報とは、ポスト噴射部37が再生動作を中断したとき(再生動作中断時)の発信堆積量情報Tである。なお、中断時発信堆積量情報Ta(過去の発信堆積量情報T)に対し、現時点での発信堆積量情報Tを「現在の発信堆積量情報Tb」とする。
増加分演算部165は、再生動作中断時(図4の時間t7)から現時点(時間t8)までの堆積量情報の増加分Tcを演算する。さらに詳しくは、増加分Tcは、中断時発信堆積量情報Taに対する現在の発信堆積量情報Tbの増加分(差分)である(Tc=Tb−Taである)。
(表示制御部60の動作)
最大値以上表示制御を行う表示制御部60は、増加分加算表示制御を行う。最大値以上表示制御が解除されているとき(P≦P1の場合)、表示制御部60は増加分加算表示制御を行わない。増加分加算表示制御は、増加分演算部165で演算された増加分Tcと、直前の表示堆積量情報Uと、の和を新たな表示堆積量情報Uとする制御である。この制御の具体例は次の通りである。図4の時間t7の時に再生動作が中断する。この時、発信堆積量情報Tおよび中断時発信堆積量情報Taは「6」であり、表示堆積量情報Uは「8」である。時間t7〜t8の間、ススの堆積量が増加し、発信堆積量情報Tは「6」から「7」に増加する。この時間t7〜t8の間の増加分Tcは「1」である。そこで、直前の(時間t7の)表示堆積量情報U(=「8」)と、増加分Tc(=「1」)との和(=「9」)を、新たな(時間t8の)表示堆積量情報Uとする。
(フローチャート)
図5に示すフローチャートを参照して、表示制御部60の増加分加算表示制御をさらに説明する。変形例1と上記実施形態との相違点は、図5の破線部であり、ステップS120〜S129、S135、及びS137がある点である。
ステップS120では、再生動作中断後、発信堆積量情報Tが増えたか否かが判定される。この判定はステップS13でYES(P>P1)の場合に行われる。具体的には、この判定では、現在の発信堆積量情報Tbが変数Txを超えるか否かが判定される。変数Txは、発信堆積量情報Tを記憶するための変数である。変数Txの初期値は、とりうる表示堆積量情報U(例えば0〜10)の最大値(10)である。再生動作の中断後に発信堆積量情報Tが増加した場合(Tb>Tx、YESの場合)、ステップS125に進む。再生動作の中断後の発信堆積量情報Tの増加がない場合(Tb≦Tx、NOの場合)、ステップS21に進んだ後、ステップS123に進む。なお、NOの場合には、直近の再生動作の完了から現時点まで再生動作の中断が一度もない場合が含まれる。
ステップS123では、図2のステップS23と同様に、最大発信堆積量情報Tm(図5では「最大値Tm」)が、表示堆積量情報Uとされる。但し、最大発信堆積量情報Tmよりも変数Uxが大きい場合は、変数Uxが表示堆積量情報Uとされる(後述)。次に、ステップS30に進む。
ステップS125では、変数Uxと、増加分Tc(具体的には1)と、の和が、新たな変数Ux(新たな表示堆積量情報U)とされる。変数Uxは、表示堆積量情報Uに関する値を記憶するための変数である。変数Uxは、直前の表示堆積量情報Uである。具体的には例えば、現時点が図4の時間t8とすれば、直前の時間t7の時の表示堆積量情報U(旧Ux=「8」)と、増加分Tc(=「1」)と、の和が、新たな変数Ux(新Ux=「9」)とされる。
ステップS127では、ステップS125で算出した新たな変数Uxが、表示堆積量情報Uとされる。すなわち、最大発信堆積量情報Tmよりも大きい値である変数Uxが、堆積量表示部70に表示される。このように、最大発信堆積量情報Tmよりも変数Uxが大きくなった場合、上述したステップS123では、変数Uxが表示堆積量情報Uとされる。
ステップS129では、現在の発信堆積量情報Tbが、変数Txに代入される(記憶され)。次に、ステップS30に進む。
ステップS135では、再生動作を中断したか否かが判定される。再生動作を中断しない(NO)場合、ステップS41に進む。再生動作を中断した(YES)場合、ステップS137に進む。
ステップS137では、中断時発信堆積量情報Taを変数Txに代入し、ステップS11に戻る。
(効果4(第3の発明))
変形例1による効果を説明する。図1に示す表示制御部60は、ポスト噴射部37が再生動作を中断したときの発信堆積量情報Tである中断時発信堆積量情報Ta(図4参照)を記憶する中断値記憶部163と、中断時発信堆積量情報Taに対する現在の発信堆積量情報Tb(図4参照)の増加分Tc(図4参照)を演算する増加分演算部165と、を備える。最大値以上表示制御を行う表示制御部60は、増加分演算部165で演算された増加分Tcと直前の表示堆積量情報U(図4の「旧Ux」)との和を新たな表示堆積量情報Uとする(U=新Ux=旧Ux+Tc)増加分加算表示制御を行う。
この増加分加算表示制御では、再生動作中断後、領域Uz(最大発信堆積量情報Tm以下の堆積量の領域)で発信堆積量情報Tが増えた場合、表示堆積量情報Uが増える(図4のt7〜t8参照)。よって、再生動作を完了させるように操作者を促すことができる。よって、ポスト噴射積算量Pが上限値Pmaxを超える可能性を減らせる。
(変形例2)
図6を参照して、表示制御部60の動作の変形例2について、上記変形例1との相違点を説明する。
(増加分加算表示制御による問題点)
図4に示すように、変形例1では、増加分加算表示制御が行われる。ここで、表示堆積量情報U以下の堆積量の領域を「領域Uy」とする。領域Uyで再生動作の中断およびスス溜まりが繰り返されると、表示堆積量情報Uが発信堆積量情報Tに比べて大きくなりすぎるおそれがある(実際のススの堆積量に比べて表示が大きくなりすぎるおそれがある)。具体的には例えば、浄化装置31が故障であるという内容の堆積量情報(「10」)が堆積量表示部70に表示されているにもかかわらず、実際のススの堆積量は浄化装置31が十分機能する程度である、という場合などがある。
(変形例1との相違点)
図6に示すように、変形例2では、表示制御部60には、設定値U1(差分加算表示制御解除設定値)が設定される。表示制御部60は、表示堆積量情報Uが設定値U1以上のときに、増加分加算表示制御を解除する。この動作の具体例は次の通りである。設定値U1が「9」に設定されているとする。図6の時間t8の時、表示堆積量情報Uは「9」なので、増加分加算表示制御が解除される。その後、時間t9の時に再生動作が中断し、時間t9〜t10の間に発信堆積量情報Tが「6」から「7」に増える(増加分Tcは「1」である)。増加分加算表示制御が解除されているので、t9〜t10の間、表示堆積量情報Uは増加せず「9」のままである。
(効果5(第4の発明))
変形例2による効果を説明する。表示制御部60には、設定値U1(差分加算表示制御解除設定値)が設定される。表示制御部60は、表示堆積量情報Uが設定値U1以上のときに増加分加算表示制御を解除する。
増加分加算表示制御を解除することにより、表示堆積量情報U以下の領域Uyで発信堆積量情報Tが増加した場合に、表示堆積量情報Uが増加しない。よって、発信堆積量情報Tに比べて表示堆積量情報Uが大きくなりすぎる問題を抑制できる。
(第2実施形態)
図7を参照して、第2実施形態の排気浄化制御装置101について、第1実施形態との相違点を説明する。相違点は次の通りである。図7に示すように、排気浄化制御装置101は、第1実施形態の排気ブレーキ39(図1参照)に代えて、負荷掛け装置139を備える。排気浄化制御装置101は、第1実施形態にはない再生キャンセルボタン145および微速機能スイッチ147を備える。第2実施形態のクレーン側制御部153の動作は、第1実施形態のクレーン側制御部53(図1参照)の動作と異なる。以下、上記相違点をさらに説明する。なお、排気浄化制御装置101の構成要素やステップのうち、第1実施形態との共通点については、同一の符号を付し、説明を省略した。
排気浄化制御装置101は、例えばクローラクレーンに用いられる(ホイールクレーンに用いられてもよい)。
(負荷掛け装置139)再生部36は、管路22(後述)に圧力を発生させることでエンジン11に負荷を掛ける負荷掛け装置139を備える。負荷掛け装置139は、エンジン11の排気温度を上げるために、エンジン11に負荷を掛ける。負荷掛け装置139は、再生動作に必要な負荷をエンジン11に掛ける。負荷掛け装置139は、ポンプ21の吐出圧を上昇させる装置である。負荷掛け装置139は、ポンプ21とコントロールバルブ25との間(ポンプ21とコントロールバルブ25とをつなぐ管路22上)に配置される。負荷掛け装置139は、バルブ(負荷掛けバルブ)である。負荷掛け装置139は、「作動」と「非作動」とを切換可能である。「作動」状態の負荷掛け装置139は、管路22に圧力を発生させる(負荷掛け動作を行う)。「非作動」状態の負荷掛け装置139は管路22に圧力を発生させない(負荷掛け動作を行わない)。再生部36による再生動作は、ポスト噴射部37でのポスト噴射と、負荷掛け装置139の作動と、の少なくとも一方により行われる。負荷掛け装置139を用いた再生動作では、ポンプ21の吐出流量は、例えば最大値(略最大値でもよい)に設定される。ポンプ21の吐出流量の制御は、吐出流量制御装置21aにより行われる。吐出流量制御装置21aは、ポンプ21の吐出流量を制御する装置であり、例えばバルブである。吐出流量制御装置21aは、クレーン側制御部153に制御される。
(再生キャンセルボタン145)操作関係機器類41〜45・145・147には、操作部41と、操作検出部43と、手動再生ボタン45と、再生キャンセルボタン145と、微速機能スイッチ147と、がある。再生キャンセルボタン145は、再生キャンセル操作を操作者が行うためのボタンである。再生キャンセル操作とは、再生キャンセルボタン145により再生動作を停止させる操作である。さらに詳しくは、再生キャンセルボタン145は、再生動作を停止する(再生動作OFF(キャンセルON))か、停止しない(再生動作ON(キャンセルOFF))か、を操作者が選択するための手段である。再生キャンセルボタン145は、建設機械の運転室内(図示なし)に設けられる(微速機能スイッチ147も同様)。再生キャンセルボタン145は、例えば、タッチパネル上のスイッチであり、また例えば押ボタンスイッチでもよい(微速機能スイッチ147も同様)。
微速機能スイッチ147(自動再生自動停止選択スイッチ、吐出流量設定スイッチ)は、微速機能を用いるか否か(微速機能ONか微速機能OFFか)を操作者が選択するためのスイッチである。微速機能とは、アクチュエータ23の微速操作を行いやすくするための機能である。具体的には、微速機能スイッチ147により「微速機能ON」が選択された場合、ポンプ21の吐出流量が規制され、例えばポンプ21の吐出流量が最小値(略最小値でもよい)に設定される。このように、微速機能スイッチ147は、吐出流量設定スイッチでもある。吐出流量設定スイッチとは、ポンプ21の吐出流量に影響を及ぼす機能に関する選択をするためのスイッチである。また、微速機能スイッチ147は、自動再生自動停止選択スイッチでもある。自動再生自動停止選択スイッチとは、スイッチの選択状態に応じて、自動再生自動停止機能(後述)を用いるか否か(自動再生自動停止機能ONか否か)が切り換わるスイッチである。
クレーン側制御部153(機械側制御部)は、負荷掛け装置139の動作を制御する。クレーン側制御部153は、負荷掛け装置139に対して、再生動作(負荷掛け動作)をするかしないかを指示する。クレーン側制御部153は、エンジン側制御部51からの再生動作の要求に対して、再生動作を許可するか否かを判定する。クレーン側制御部153には、負荷検出部11b、操作検出部43、手動再生ボタン45、再生キャンセルボタン145、および微速機能スイッチ147から検出結果や選択結果が入力される。
(再生制御部50の動作(堆積量レベルに応じた再生動作の制御))
再生制御部50(クレーン側制御部153)は、堆積量レベルやエンジン側制御部51からの要求に応じて、再生部36による再生動作の制御を切り換える。再生制御部50には、例えば、A未満、A、B、D、及びEの合計5の体積量レベルが設定される。表2に示すように、再生制御部50は、A未満、A、B、D、及びEの堆積量レベルに応じて、再生動作の開始及び停止の条件を変える。
Figure 0005924357
(堆積量レベルA以上)
第1実施形態では、堆積量レベルA以上のときの再生動作開始の条件には、「操作部41(図1参照)の操作がない」ことが含まれた。第2実施形態では、上記「操作部41の操作がない」には、「操作部41の操作が無効である」(後述)ことが含まれる。再生動作開始の条件に操作部41の操作がない(又は無効である)ことが含まれる理由は、操作部41の操作中に再生動作が開始されることによる、アクチュエータ23の動作の急変を防ぐためである。この急変は次のように起こる。負荷掛け装置139を作動させると、ポンプ21に負荷がかかる。そのため、エンジン11の回転数やクレーン操作が安定していても、ポンプ21の吐出流量が変化する。その結果、アクチュエータ23の動作の急変が発生する。
(堆積量レベルA:自動再生制御、自動再生手動停止制御)
堆積量レベルA(自動再生領域)のときは、再生動作が自動的に開始される。堆積量レベルAのときは、再生動作よりも操作部41の操作を優先させる。第1実施形態では、堆積量レベルAのとき、再生動作中にクレーン操作またはアクセル操作があると、再生動作が一時的に停止された。一方、第2実施形態では、この制御(再生動作中にクレーン操作またはアクセル操作があると、再生動作が一時的に停止されるという制御)は行われない。第2実施形態では、「自動再生自動停止機能ON」(後述)のときにクレーン操作があると、再生動作が一時的に停止される。「自動再生自動停止機能OFF」のときはクレーン操作があっても、再生動作は一時停止されない。さらに詳しくは、堆積量レベルAのときは、再生制御部50は次の自動再生制御(第2実施形態の自動再生制御)を行う。
第2実施形態の自動再生制御は、第1実施形態と同様に、操作部41の操作がないことが操作検出部43に検出されているときに再生部36に再生動作を開始させる制御である。さらに、第2実施形態の自動再生制御は、操作部41の操作があることが操作検出部43に検出されているとき、かつ、自動再生自動停止機能(後述)を用いること(自動再生自動停止機能ON)が自動再生自動停止選択スイッチ(微速機能スイッチ147)により選択されているときに、再生部36による再生動作を停止させる制御である。自動再生自動停止機能とは、自動再生領域のときに、操作部41の操作があることが操作検出部43に検出されているときに、再生部36による再生動作を停止させる(一時的に停止させる)機能である。
自動再生自動停止機能のONおよびOFFは、微速機能(ポンプ21の吐出流量に影響を及ぼす機能)のONおよびOFFと連動する。これらを連動させる理由は次の通りである。上記のように、微速機能を用いる場合は、ポンプ21の吐出流量が規制される。一方、負荷掛け装置139を用いた再生動作を行う場合は、ポンプ21の吐出流量を大きく(再生動作に必要な流量以上に)設定する必要がある。そこで、微速機能(吐出流量小)と再生動作(吐出流量大)とのうち一方を優先させる。具体的には、微速機能ONが微速機能スイッチ147より選択されているとき、再生制御部50は、自動再生自動停止機能をONとする(自動再生自動停止機能を用いる)。微速機能OFFが微速機能スイッチ147により選択されているとき、再生制御部50は、自動再生自動停止機能をOFFとする(自動再生自動停止機能を用いない)。この制御で再生動作が停止(一時的に停止)した場合、微速機能が動作する。具体的には、ポンプ21の吐出流量が規制(例えば最小値に設定)された状態で、操作部41の操作が可能となる。また、この制御で再生動作が停止した後、操作部41の操作が無いことが操作検出部43に検出されると、再生制御部50は再生部36に再生動作を再開させる。具体的には、ポンプ21の吐出流量が例えば最大値に設定され、再生部36(負荷掛け装置139)が作動状態となる。
堆積量レベルAのときは、再生キャンセルボタン145による再生キャンセル操作ができる。さらに詳しくは、堆積量レベルAのときは、再生制御部50は自動再生手動停止制御を行う。自動再生手動停止制御は、再生キャンセルボタン145により再生動作を停止すること(再生動作をしないこと、再生動作OFF)が選択されたときに、再生部36の再生動作を停止させる(一時的に停止させる)制御である。
(堆積量レベルB・D:手動再生制御、手動再生時操作無効制御)
堆積量レベルB・D(手動再生領域)のときは、再生制御部50は、手動再生制御(第1実施形態と同様)と、手動再生時操作無効制御と、を行う。手動再生時操作無効制御は、手動再生領域のとき、かつ、再生動作が行われているとき、操作部41による操作を無効にする制御である。手動再生時操作無効制御では、再生制御部50(クレーン側制御部153)は、操作部41の指令を受け付けない(建設機械を操作できない状態とする)(操作部41を操作してもアクチュエータ23が作動しないようにする)(再生動作を優先させる)。一方、手動再生領域のとき、かつ、再生動作が行われていないとき、再生制御部50は、操作部41による操作を有効にする。
(堆積量レベルB:手動再生手動停止制御)
堆積量レベルBのときは、再生動作(手動再生)の中断及び再開が可能である。堆積量レベルBのときは、再生制御部50は、第1実施形態で行われた手動再生中断制御および手動再生再開制御を行わず、第1実施形態とは異なる手動再生手動停止制御を行う。
第1実施形態では、手動再生手動停止制御は、手動再生ボタン45(図1参照)が「OFF」になると、再生動作を中断させる制御であった。一方、第2実施形態では、手動再生手動停止制御は、再生キャンセルボタン145が「再生動作OFF」(キャンセルON)になると、再生動作を中断させる制御である。さらに詳しくは、第2実施形態の手動再生手動停止制御は、再生キャンセルボタン145により再生動作をしないことが選択されたとき(「再生動作OFF」のとき)(再生キャンセル操作が行われたとき)、再生部36の再生動作を停止させる制御である。
なお、第1実施形態において堆積量レベルCのときに行われたアクセル無効制御は、第2実施形態では行われない。
(堆積量レベルD:手動再生手動停止無効制御)
堆積量レベルDのときは、再生動作の中断が禁止される。堆積量レベルDのときは、第1実施形態で行われた操作無効制御および手動再生切換無効制御は行われず、第1実施形態にはない手動再生手動停止無効制御が行われる。手動再生手動停止無効制御は、再生キャンセルボタン145による再生キャンセル操作を無効にするとともに再生部36に再生動作を行わせる制御である。手動再生手動停止無効制御は、手動再生制御により再生部36が再生動作を行うとき、再生キャンセルボタン145の選択の状態にかかわらず(「再生動作ON」か「再生動作OFF」かにかかわらず)再生部36に再生動作を行わせる制御である。手動再生手動停止無効制御では、クレーン側制御部153は再生キャンセルボタン145の指示を受け付けない。
(堆積量レベルE:強制再生制御)
堆積量レベルE(強制再生領域)のときは、再生制御部50は、第1実施形態とは異なる強制再生制御を行う。第2実施形態の強制再生制御は、再生キャンセルボタン145の選択の状態にかかわらず(また、操作検出部43の検出の状態や手動再生ボタン45の選択の状態にかかわらず)再生部36に自動で再生動作を行わせる制御である。
(表示制御部60の動作)
第1実施形態と同様に、表示制御部60は、堆積量情報に応じて堆積量表示部70の表示を制御する。第1実施形態と異なり、第2実施形態では、堆積量レベルA未満及びA、B、D、Eと、「0」〜「10」の堆積量情報と、の関係は例えば次のように設定される(この関係は変更してもよい)。
堆積量情報「0」「1」「2」:堆積量レベルA未満
堆積量情報「3」「4」 :堆積量レベルA
堆積量情報「5」「6」「7」:堆積量レベルB
堆積量情報「8」 :堆積量レベルD
堆積量情報「9」 :堆積量レベルE
堆積量情報「10」 :故障
(その他の変形例)
上記の第2実施形態では、微速機能スイッチ147が、自動再生自動停止選択スイッチかつ吐出流量設定スイッチであった。しかし、自動再生自動停止選択スイッチや吐出流量設定スイッチとして、微速機能スイッチ147に加えて(または代えて)、他のスイッチが設けられてもよい。「他のスイッチ」には、例えば、作業モード切替スイッチや、ドラムブレーキ切替スイッチなどが含まれてもよい。また、上記「他のスイッチ」には、例えば、過負荷防止装置解除スイッチ、および、過負荷防止装置冗長スイッチなどがある。例えば、過負荷防止装置解除スイッチにより、過負荷防止装置が解除された場合(過負荷防止装置解除機能ONの場合)、上記の自動再生自動停止機能がONとなる(自動再生領域のときに操作部41の操作があると再生動作が一時的に停止する)。過負荷防止装置解除機能OFFの場合、自動再生自動停止機能がOFFとなる。また例えば、過負荷防止装置冗長スイッチにより、過負荷防止装置冗長機能(後述)を用いることが選択された場合(過負荷防止装置冗長機能ONの場合)上記の自動再生自動停止機能がONとなる。過負荷防止装置冗長機能OFFの場合、上記の自動再生自動停止機能がOFFとなる。なお、過負荷防止装置冗長機能とは、過負荷防止装置が故障したときに、過負荷防止装置の最低限の機能のみを働かせることにより、建設機械の最低限の作業(クレーン作業など)を行えるようにする機能である。
図1や図7に示すブロック図の各機器間の接続は適宜変更してもよい。また、図3及び図5に示すフローチャートの各ステップの順序は適宜変更してもよい。また、第1実施形態の構成や制御の全部または一部と、第2実施形態の構成や制御の全部または一部と、を組み合わせてもよい。
1、101 排気浄化制御装置
11 エンジン
31 浄化装置
33 堆積量検出部
37 ポスト噴射部
50 再生制御部
51a ポスト噴射量積算部
51b エラー判定部
51c 堆積量情報発信部
60 表示制御部
61 最大値記憶部
70 堆積量表示部
163 中断値記憶部
165 増加分演算部
U 表示堆積量情報
U1 設定値(差分加算表示制御解除設定値)
T 発信堆積量情報
Ta 中断時発信堆積量情報
Tb 現在の発信堆積量情報
Tc 増加分
Tm 最大発信堆積量情報
P ポスト噴射積算量
P1 設定値(最大値表示切換設定値)
Pmax 上限値

Claims (4)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの排気中のススを捕捉する浄化装置と、
    前記浄化装置に捕捉されたススの堆積量を検出する堆積量検出部と、
    前記浄化装置に捕捉されたススを燃やして前記浄化装置を再生する動作である再生動作をするためのポスト噴射を行うポスト噴射部と、
    前記浄化装置の直近の再生動作完了時からの前記ポスト噴射の積算量であるポスト噴射積算量を演算するポスト噴射量積算部と、
    予め設定された上限値を前記ポスト噴射積算量が超えるとエラーであると判定するエラー判定部と、
    前記浄化装置に捕捉されたススの堆積量に関する情報である堆積量情報を、前記堆積量検出部に検出された堆積量に基づいて発信する堆積量情報発信部と、
    前記堆積量情報を表示する堆積量表示部と、
    前記堆積量情報発信部から発信された前記堆積量情報である発信堆積量情報に基づいて、前記堆積量表示部に表示させる前記堆積量情報である表示堆積量情報を制御する表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記浄化装置の直近の再生動作完了時からの前記発信堆積量情報の最大値である最大発信堆積量情報を記憶する最大値記憶部を備え、
    前記表示制御部は、前記最大値記憶部に記憶された前記最大発信堆積量情報以上の前記堆積量情報を前記表示堆積量情報とする最大値以上表示制御を行
    前記表示制御部には、最大値表示切換設定値が設定され、
    前記ポスト噴射積算量が前記最大値表示切換設定値以下の場合、前記表示制御部は、前記最大値以上表示制御を解除するとともに前記発信堆積量情報を前記表示堆積量情報とし、
    前記再生動作の完了とは、前記再生動作によってススの堆積量が所定値未満になり前記再生動作が停止することである、
    排気浄化制御装置。
  2. 前記表示制御部は、
    前記ポスト噴射部が前記再生動作を中断したときの前記発信堆積量情報である中断時発信堆積量情報を記憶する中断値記憶部と、
    前記中断時発信堆積量情報に対する現在の前記発信堆積量情報の増加分を演算する増加分演算部と、
    を備え、
    前記最大値以上表示制御を行う前記表示制御部は、前記増加分演算部で演算された前記増加分と直前の前記表示堆積量情報との和を新たな前記表示堆積量情報とする増加分加算表示制御を行
    前記再生動作の中断とは、直近の再生動作完了時よりも後に前記再生動作が行われた後、前記再生動作が完了することなく、前記再生動作が停止することである、
    請求項1に記載の排気浄化制御装置。
  3. 前記表示制御部には、差分加算表示制御解除設定値が設定され、
    前記表示制御部は、前記表示堆積量情報が前記差分加算表示制御解除設定値以上のときに前記増加分加算表示制御を解除する、
    請求項に記載の排気浄化制御装置。
  4. 前記再生動作の制御を行う再生制御部を備え、
    前記再生制御部は、前記再生動作の開始および停止の条件が互いに異なる複数の再生制御を、切り換えて行うものであり、
    前記再生制御部は、前記最大値以上表示制御が解除されている場合、前記堆積量検出部に検出されたススの堆積量に応じて、前記再生制御を切り換え、
    前記再生制御部は、前記最大値以上表示制御が行われている場合、前記表示堆積量情報に応じて前記再生制御を切り換え、
    前記再生制御部は、前記再生動作の完了の判定を、前記表示堆積量情報にかかわらず、前記堆積量検出部に検出されたススの堆積量に応じて行う、
    請求項1〜のいずれかに記載の排気浄化制御装置。
JP2014039172A 2013-05-31 2014-02-28 排気浄化制御装置 Active JP5924357B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014039172A JP5924357B2 (ja) 2013-05-31 2014-02-28 排気浄化制御装置
US14/894,018 US9759146B2 (en) 2013-05-31 2014-05-27 Exhaust gas purification control device for construction machine
DE112014002591.7T DE112014002591T5 (de) 2013-05-31 2014-05-27 Abgasreinigungssteuerungsvorrichtung für eine Baumaschine
PCT/JP2014/064023 WO2014192770A1 (ja) 2013-05-31 2014-05-27 建設機械の排気浄化制御装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013116087 2013-05-31
JP2013116087 2013-05-31
JP2014039172A JP5924357B2 (ja) 2013-05-31 2014-02-28 排気浄化制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015007421A JP2015007421A (ja) 2015-01-15
JP5924357B2 true JP5924357B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=52337833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014039172A Active JP5924357B2 (ja) 2013-05-31 2014-02-28 排気浄化制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5924357B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4395736B2 (ja) * 2004-06-03 2010-01-13 株式会社豊田自動織機 排気ガス浄化装置の管理装置、及び排気ガス浄化装置の管理システム
JP2008274835A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp 酸化触媒の劣化診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015007421A (ja) 2015-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9534551B2 (en) Working machine
JP5526351B2 (ja) 作業車両の排気ガス浄化システム
EP2270284B1 (en) Working machine
JP5662006B2 (ja) ディーゼルエンジン微粒子除去フィルターの再生装置および方法
US8646255B2 (en) Exhaust gas purification system for engineering machine
KR101810692B1 (ko) 작업 차량의 배기 가스 정화 시스템
WO2014185117A1 (ja) 作業車両
US20140116031A1 (en) Engine control system for working machine
JP5928507B2 (ja) 建設機械の排気浄化制御装置
JP5388743B2 (ja) 作業機の表示装置
US9759146B2 (en) Exhaust gas purification control device for construction machine
JP2011236769A (ja) 作業機の排気ガス浄化システム
JP5679938B2 (ja) 作業機
JP2015007420A (ja) 建設機械の排気浄化制御装置
JP2012145083A (ja) 排気ガス浄化システム
JP5924357B2 (ja) 排気浄化制御装置
US10753296B2 (en) Work machine
JP5650631B2 (ja) 作業機
JP2010007562A (ja) 建設機械の排ガス浄化システム
JP2015161306A (ja) 作業車両
JP2013072318A (ja) 作業機
JP7571774B2 (ja) 再生制御装置及びこれを備えた建設機械
JP2013113142A (ja) 作業機
JP5402963B2 (ja) 建設機械の排ガス浄化システム
KR20150114715A (ko) 건설기계의 엔진배기가스 정화시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5924357

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250