JP5912785B2 - 相対角度検出装置および電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載の装置は、トーションバーにより同軸的に連結された第1の回転体及び第2の回転体が有する磁気回路形成部材の外周りに軸線方向へ離隔して配置され、該磁気回路形成部材が発生した磁束を集める2つの集磁環と、各集磁環が集めた磁束の密度に基づいて第1の回転体に加わったトルクを検出する検出部と、集磁環及び検出部を保持し、且つ外周部にハウジングに取着される取着部を有する保持環と、検出部に接続された導線とを備えている。そして、検出部は集磁環の凸片間に発生する磁束密度の変化に応じて検出信号が変わるように構成されており、その検出信号は導線を介してマイクロプロセッサを用いてなる制御部に与えられる。
本発明は、電線保持部材によるハウジングの連通孔のシール性能を保ちつつ、ハウジング外にて電線に作用した力が電線保持部材の電線保持部に及ぶことを抑制することができる装置を提案することを目的とする。
前記複数の電線を束ねる収束部材を有し、前記外側部材の前記貫通孔における前記電線保持部材側の端部と前記押圧部との間では、当該貫通孔における孔の大きさの方が、前記複数の電線を束ねた状態の前記収束部材の外形よりも大きいとよい。
図1は、実施の形態に係る検出装置10を適用した電動パワーステアリング装置100の断面図である。図2は、実施の形態に係る検出装置10の斜視図である。なお、図2においては、構成を分かり易くするために後述するベース50およびフラットケーブルカバー60の一部は省略して示している。
第1ハウジング150は、第2の回転軸120を回転可能に支持する軸受け151を、第2の回転軸120の回転軸方向(以下、単に「軸方向」と称する場合もある。)の一方の端部側(図1においては下側)に有し、軸方向の他方の端部側(図1においては上側)が開口した部材である。
また、電動パワーステアリング装置100は、第1の回転軸110と第2の回転軸120との相対回転角度に応じた電気信号を出力する検出装置10と、この検出装置10からの出力値に基づいて電動モータ190の駆動を制御する電子制御ユニット(ECU)200とを備えている。
検出装置10については、後で詳述する。
検出装置10は、第1の回転軸110に取り付けられる磁石20と、この磁石20の磁場(磁石20から発生される磁界)に基づいて第1の回転軸110と第2の回転軸120との相対回転角度に応じた電気信号を出力する相対角度センサ30と、この相対角度センサ30を実装するプリント基板40と、を備えている。また、検出装置10は、第2の回転軸120に取り付けられるとともにプリント基板40を支持するベース50と、後述するフラットケーブル70を収納する有底円筒状のフラットケーブルカバー60と、を備えている。また、検出装置10は、一方の端部がプリント基板40に設けられた端子に接続されるとともに、他方の端部がフラットケーブルカバー60に固定された端子に接続されるフラットケーブル70と、フラットケーブルカバー60に固定された端子とECU200とを接続するハーネスコンプ300と、を備えている。
相対角度センサ30は、第1の回転軸110の回転半径方向には磁石20の外周面の外側であり、第1の回転軸110の軸方向には磁石20が設けられた領域内となるように配置されている。本実施の形態に係る相対角度センサ30は、磁界によって抵抗値が変化することを利用した磁気センサであるMRセンサ(磁気抵抗素子)である。そして、この相対角度センサ30が、磁石20の磁場(磁石20から発生される磁界)に基づいて第1の回転軸110と第2の回転軸120との相対回転角度に応じた電気信号を出力することで、同軸的に配置された2つの回転軸の相対回転角度を検出する。この相対角度センサ30および相対回転角度の検出手法については後で詳述する。
ベース50は、円盤状の部材であり、第2の回転軸120に嵌合され、この第2の回転軸120と共に回転する。
フラットケーブルカバー60は、有底円筒状の部材であり、ハウジング140に固定される。フラットケーブルカバー60をハウジング140に固定する態様としては、以下の態様を例示することができる。すなわち、フラットケーブルカバー60の外周面に、円周方向に等間隔に複数個(本実施の形態においては90度間隔に4個)の凸部61を、外側に延出するように形成する。一方、ハウジング140の第1ハウジング150に、凸部61が嵌合される凹部151を、凸部61と同数個形成する。そして、フラットケーブルカバー60の凸部61を第1ハウジング150に形成した凹部151に嵌合することで、第2の回転軸120の回転方向の位置決めを行う。そして、第2ハウジング160でフラットケーブルカバー60の上面を押さえることで軸方向の位置決めを行う。あるいは、フラットケーブルカバー60を、例えばボルトなどにより第1ハウジング150または第2ハウジング160に固定してもよい。
ハーネスコンプ300は、相対角度センサ30からの出力信号をECU200に伝送する機能を有する。このハーネスコンプ300については後で詳述する。
本実施の形態に係る相対角度センサ30は、磁場(磁界)によって抵抗値が変化することを利用したMRセンサ(磁気抵抗素子)である。
MRセンサは、Si若しくはガラス基板と、その上に形成されたNi−Feなどの強磁性金属を主成分とする合金の薄膜で構成されており、その薄膜強磁性金属の抵抗値は、特定方向の磁界の強度に応じて抵抗値が変化する。
図3に示すように、基板の上に矩形状に形成した薄膜強磁性金属に、矩形の長手方向、つまり図中Y方向に電流を流す。一方、磁界Hを、電流方向(Y方向)に対して垂直方向(図中X方向)に印加し、その状態で、磁界の強さを変更する。このときに、薄膜強磁性金属の抵抗値がどのように変化するかを示したのが図4である。
以下では、抵抗値変化量(ΔR)が、近似的に「ΔR∝H2」の式で表すことができる領域外を「飽和感度領域」と称す。そして、飽和感度領域においては、ある磁界強度(以下、「規定磁界強度」と称す。)以上になると3%の抵抗値変化は変わらない。
図5のように、矩形状に形成した薄膜強磁性金属の矩形の長手方向、つまり図中Y方向に電流を流し、磁界の方向として電流方向に対して角度変化θを与える。このとき、磁界の向きに起因する薄膜強磁性金属の抵抗値の変化を知るために、印加する磁界強度は、磁界強度に起因しては抵抗値が変化しない上述した規定磁界強度以上とする。
R=R0−ΔRsin2θ・・・(1)
ここで、R0は、規定磁界強度以上の磁界を電流方向と平行(θ=0度あるいは180度)に印加した場合の抵抗値である。
式(1)により、規定磁界強度以上の磁界の方向は、薄膜強磁性金属の抵抗値を把握することで検出することができる。
図7(a)は、規定磁界強度以上の磁界強度で磁界の方向を検出する原理を利用するMRセンサの一例を示す図である。図7(b)は、図7(a)に示すMRセンサの構成を等価回路で示した図である。
図7(a)に示すMRセンサの薄膜強磁性金属は、縦方向が長くなるように形成された第1のエレメントE1と横方向が長くなるように形成された第2のエレメントE2とが直列に配置されている。
R1=R0−ΔRsin2θ・・・(2)
R2=R0−ΔRcos2θ・・・(3)
図7に示すように、第1のエレメントE1の、第2のエレメントE2と接続されていない方の端部をグランド(Gnd)とし、第2のエレメントE2の、第1のエレメントE1と接続されていない方の端部の出力電圧をVccとした場合に、第1のエレメントE1と第2のエレメントE2との接続部の出力電圧Voutは式(4)で与えられる。
Vout=(R1/(R1+R2))×Vcc…(4)
Vout=Vcc/2+α×cos2θ…(5)
ここで、αは、α=(ΔR/(2(2×R0−ΔR)))×Vccである。
式(5)により、磁界の方向は、Voutを検出することで把握することができる。
図8(a)に示すように、N極とS極が交互に配列された磁石に対して、図7に示したMRセンサを、規定磁界強度以上の磁界強度が印加されるギャップ(磁石とMRセンサとの距離)Lで、かつ磁界の方向変化がMRセンサのセンサ面に寄与するように配置する。
図7に示したエレメント構成の代わりに図9(a)に示すようなエレメント構成にすれば、図9(b)に示すように、一般的に知られているホイートストン・ブリッジ(フルブリッジ)の構成にすることができる。ゆえに、図9(a)に示すエレメント構成のMRセンサを用いることにより検出精度を高めることが可能となる。
図6に示した磁界の向きと薄膜強磁性金属の抵抗値との関係および式(1)「R=R0−ΔRsin2θ」からすると、図5で見た場合に、磁界の向きを電流の方向に対して時計回転方向に回転させても反時計回転方向に回転させても薄膜強磁性金属の抵抗値は同じである。ゆえに、薄膜強磁性金属の抵抗値を把握できても磁石の運動の方向は把握できない。
図11は、MRセンサの配置の例を示す図である。図11に示すように2つのMRセンサを重ね、一方のセンサを他方のセンサに対して45度傾けて配置することも好適である。
すなわち、運転者がステアリングホイールを回転すると、これに伴って第1の回転軸110が回転し、トーションバー130が捩れる。そして、第2の回転軸120が第1の回転軸110より少し遅れて回転する。この遅れは、トーションバー130に連結された第1の回転軸110と第2の回転軸120との回転角度の差となって現れる。検出装置10は、この回転角度の差に応じた、1/4周期の位相差の、余弦曲線および正弦曲線となるVoutA,VoutBを出力する。
なお、相対角度センサ30の感磁面とは、相対角度センサ30において磁場を検出することができる面のことである。
θt=arctan(VoutB/VoutA)…(6)
このようにして、相対角度演算部210は、相対角度センサ30からの出力値に基づいて第1の回転軸110と第2の回転軸120との相対回転角度及び捩れ方向、つまりはステアリングホイールに加わるトルクの大きさ及び向きを把握することが可能となる。
このように、検出装置10を予めユニット化が可能な構造とすることで組み付け性を向上させることができる。
図13は、本実施の形態に係るハーネスコンプ300の外観図である。
ハーネスコンプ300は、複数の電線310と、これら複数の電線310を保持する電線保持部材の一例としてのグロメット320と、グロメット320の移動を抑制する外側部材の一例としてのソケット330と、を備えている。また、ハーネスコンプ300は、複数の電線310の一方の端部に連結される第1のコネクタ350と、複数の電線310の他方の端部に連結される第2のコネクタ360と、を備えている。また、ハーネスコンプ300は、グロメット320と第1のコネクタ350との間において複数の電線310を束ねる第1のカバー370と、グロメット320と第2のコネクタ360との間において複数の電線310を束ねる収束部材の一例としての第2のカバー380と、を備えている。
図15は、図13のXV−XV部の断面図である。
図16(a)は、第2ハウジング160の概略構成図である。図16(b)は、(a)におけるB−B部の断面図である。図16(c)は、ハーネスコンプ300が第2ハウジング160に装着された状態を示す図である。
雄側部材410の突出部411は、雄側側面415から雌側部材420側に横方向に伸びる横方向部位411aを有しており、横方向部位411aの先端には、横方向に対して下方向に傾斜した傾斜面411bと、傾斜面411bの終端の高さから横方向部位411aの下面まで上方に向かう垂直面411cとが形成されている。また、雄側部材410の下面における、突出部411が設けられている部位の周辺には凹み411dが設けられている。
なお、このソケット330は、樹脂を用いてインジェクション成形することで上記所定形状に成形されている。
すなわち、先ず、グロメット320に形成された複数の電線孔323それぞれに電線310を挿入する。その後、グロメット320の円筒部322の内側に接着剤を塗布し、グロメット320に対して複数の電線310が動かないように位置決めを行う。また、複数の電線310を、第1のカバー370および第2のカバー380で束ねる。そして、第1のカバー370で束ねられた複数の電線310の先端を第1のコネクタ350に接続し、第2のカバー380にて束ねられた複数の電線310の先端を第2のコネクタ360に接続する。
なお、第2のカバー380で束ねられた複数の電線310を雌側部材420の雌側貫通孔凹部331bに押し込むのは、第2のカバー380にて束ねられた複数の電線310の先端を第2のコネクタ360に接続する前であってもよい。
すなわち、第1ハウジング150および第2ハウジング160に、第1の回転軸110、第2の回転軸120、検出装置10などを組み付け、第3ハウジング170を組み付ける前の状態で、第1のコネクタ350側から第2ハウジング160に形成された連通孔161に通す。そして、グロメット320の突起324が連通孔161の内周面に接触するように嵌合するとともに、ソケット330のフック390が、第2ハウジング160に形成された凹部162に嵌るまで、グロメット320およびソケット330を押し込んでいく。その際、第2ハウジング160の凹部164に、ソケット330のヒンジ結合部である雌側部材420の回転軸422および連結部423と雄側部材410の軸受412とを挿入する。
図1および図16を用いて説明した外側連通孔161bの一部あるいは全部を、図17に示すように、第2ハウジング160と第3ハウジング170とで形成してもよい。言い換えれば、第3ハウジング170がボルトなどにより第2ハウジング160に固定されることで、第2ハウジング160と第3ハウジング170とが協働して外側連通孔161bを形成するようにしてもよい。つまり、図17(a)に示すように、第2ハウジング160における外側連通孔161bの、軸方向の他方の端部側(図1においては上側)の壁面をなくして、外側連通孔161bを開放する。一方で、第3ハウジング170に、第2ハウジング160との締結面から外側に電線孔方向に延出する延出部172を設ける。延出部172には、連通孔161の外側連通孔161bを形成する面から凹んだ凹部164を形成する。
ハーネスコンプ300を取り外す際には、第3ハウジング170を第2ハウジング160から外せば、ソケット330の上面が開放される。したがって、ソケット330およびグロメット320を容易に第2ハウジング160から取り外すことが可能となる。
他の形態に係るソケット330は、図14を用いて説明したソケット330に対して、ヒンジ結合態様が異なる。すなわち、ソケット330の雄側部材410および雌側部材420は、それぞれヒンジ結合にて連結された一対の連結部材430のいずれか一方を有している。雄側部材410は、一対の連結部材430の雄側連結部材431を有しており、雌側部材420は、一対の連結部材430の雌側連結部材432を有している。そして、雄側部材410と雄側連結部材431とは連結ピン433を介してヒンジ結合されており、雌側部材420と雌側連結部材432とは連結ピン433を介してヒンジ結合されている。なお、雄側連結部材431と雌側連結部材432とは連結ピン433を介してヒンジ結合されている。
この他の形態に係るソケット330においては、その外周面の外側に突出する部位が存在しないので、第2ハウジング160に凹部164を設ける必要がない。また、図17を用いて説明した他の形態に係るハウジング140においては、第3ハウジング170に凹部164を設ける必要がない。これにより、ハウジング140の形状を簡易にすることができるので、ハウジング140を低廉に製造することが可能となる。すなわち、第2ハウジング160あるいは第3ハウジング170に凹部164が必要である場合には、凹部164を切削加工あるいは成形型にて形成する必要がある。それゆえ、凹部164を設ける必要がないソケット330とすることで、凹部164を切削加工する場合に対しては、切削加工を施す必要がない分、容易に製造することができ低廉化を図ることができる。また、凹部164を成形型にて形成する場合に対しては、成形型に凹部164を成形するための凸形状を設ける必要がないので、成形型を容易に製造することができるとともに成形型の寿命を長くすることができるので低廉化を図ることができる。
また、凹部164を設ける必要がある場合であって、第2ハウジング160における連通孔161を形成する周囲の壁163の外周面を凹凸のない面とする場合には、凹部164の最深部とこの外周面との間の肉厚を十分に確保するために、周囲の壁163における凹部164が形成されていない部位の肉厚も厚くしなければならない。しかしながら、凹部164を設ける必要がないソケット330とすることで、第2ハウジング160における連通孔161を形成する周囲の壁163の肉厚を必要以上に厚くする必要がないので、ハウジング140の軽量化を図ることができるとともに材料費が少なくなる分低廉化を図ることができる。
この他の形態に係るソケット330は、一体的に成形されている点が図18を用いて説明した他の形態に係るソケット330と異なる。すなわち、ソケット330の雄側部材410および雌側部材420は、それぞれ一対の連結部530のいずれか一方を有している。雄側部材410は、一対の連結部530の雄側連結部531を有しており、雌側部材420は、一対の連結部530の雌側連結部532を有している。そして、雄側部材410、雌側部材420および一対の連結部530が射出成形にて一対的に一部品に成形されている。
また、この他の形態に係るソケット330においては、図18を用いて説明した他の形態に係るソケット330と異なり、一体的に成形されており、連結ピン433を必要としないので、部品点数を削減することが可能となるとともに、よりコンパクトな形状にすることが可能となる。
この他の形態に係るソケット330は、一体的に成形されている点が図18を用いて説明した他の形態に係るソケット330と異なる。すなわち、ソケット330の雄側部材410および雌側部材420は、それぞれ一対の連結部630のいずれか一方を有している。雄側部材410は、一対の連結部630の雄側連結部631を有しており、雌側部材420は、一対の連結部630の雌側連結部632を有している。そして、雄側部材410、雌側部材420および一対の連結部630が射出成形にて一対的に一部品に成形されている。
Claims (6)
- 内外を連通する連通孔が形成されたハウジング内に収納され、互いに同軸的に配置された2つの回転軸の相対回転角度に応じた電気信号を出力するセンサと、
前記センサから出力される電気信号を前記ハウジング外に配置される装置に伝送する電線と、
前記ハウジングの前記連通孔に嵌合されるとともに、前記電線を保持する電線保持部材と、
一部が前記ハウジングの前記連通孔における前記電線保持部材よりも外側の部位に挿入され、内部に前記電線が通る貫通孔が形成された外側部材と、
を備え、
前記外側部材は、結合されることで前記貫通孔を形成する一対の結合部材を有し、当該一対の結合部材の内の一方の部材は、当該貫通孔を形成する壁面から当該貫通孔の孔中心側へ突出する突出部を有し、当該突出部と、当該一対の結合部材の内の他方の部材における当該貫通孔を形成する壁面とで前記ハウジングの前記連通孔の外部にて前記電線を押圧する押圧部を構成することを特徴とする相対角度検出装置。 - 前記外側部材の前記押圧部は、前記貫通孔の大きさが部分的に小さくされることで構成されることを特徴とする請求項1に記載の相対角度検出装置。
- 前記電線は複数有り、
前記外側部材の前記一対の結合部材の内の一方の部材に設けられた突出部の先端は円弧状であり、当該一対の結合部材の内の他方の部材における前記貫通孔を形成する壁面は円弧状であり、前記押圧部は、当該一方の部材の当該突出部と当該他方の部材の当該壁面とで、円周方向に複数の電線を並べるように当該複数の電線を押圧することを特徴とする請求項1又は2に記載の相対角度検出装置。 - 前記電線は複数有り、
前記外側部材の前記貫通孔における前記電線保持部材側の端部と前記押圧部との間では、当該貫通孔における孔の大きさの方が複数の電線の大きさの合計よりも大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の相対角度検出装置。 - 前記複数の電線を束ねる収束部材を有し、
前記外側部材の前記貫通孔における前記電線保持部材側の端部と前記押圧部との間では、当該貫通孔における孔の大きさの方が、前記複数の電線を束ねた状態の前記収束部材の外形よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の相対角度検出装置。 - 互いに同軸的に配置された2つの回転軸の相対回転角度に応じた電気信号を出力するセンサと、
前記センサを収納するとともに、内外を連通する連通孔が形成されたハウジングと、
前記センサから出力される電気信号を前記ハウジング外に配置される装置に伝送する電線と、
前記ハウジングの前記連通孔に嵌合されるとともに、前記電線を保持する電線保持部材と、
一部が前記ハウジングの前記連通孔における前記電線保持部材よりも外側の部位に挿入され、内部に前記電線が通る貫通孔が形成された外側部材と、
を備え、
前記外側部材は、結合されることで前記貫通孔を形成する一対の結合部材を有し、当該一対の結合部材の内の一方の部材は、当該貫通孔を形成する壁面から当該貫通孔の孔中心側へ突出する突出部を有し、当該突出部と、当該一対の結合部材の内の他方の部材における当該貫通孔を形成する壁面とで前記ハウジングの前記連通孔の外部にて前記電線を押圧する押圧部を構成することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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