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JP5904790B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、表面シートと吸収体との間にセカンドシートが配置された吸収性物品に関する。
特許文献1には、液透過性の表面層と、液不透過性の裏面層と、表面層と裏面層との間に配置された吸収体とを有する吸収性物品であって、表面層が2枚のエアースルー不織布によって構成された吸収性物品が記載されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の吸収性物品は、表面層及び吸収層が熱溶着によって接合され、表面層から吸収層に向かって複数の凹部が形成されている。
このように構成された吸収性物品によれば、凹部によって表面層及び吸収層が密着し、かつ体液が凹部内に入り込み易いため、表面層を構成する2枚のエアースルー不織布によって体液を引き込み、引き込んだ体液を吸収層によって吸収することができる。
特開2003−291234号公報(図3等)
しかし、特許文献1に記載された吸収性物品には、以下の問題点があった。
着用者から排出された体液は、表面層を構成する2枚のエアースルー不織布によって引き込まれる。しかし、表面層のうち凹部が形成されている領域においては、厚み方向に表面層が圧縮されているため、表面層の嵩が低くなる。よって、体液の引き込み性が低下するおそれがある。体液の引き込み性が低下すると、体液が表面層上に残りやすくなり、装着感が悪化するおそれがある。
上述した課題を解決するため、本開示に係る吸収性物品は、液透過性の表面シート(表面シート10)と、液不透過性の外装シート(外装シート20)と、前記表面シートと前記外装シートとの間に設けられた吸収体(吸収体30)と、前記表面シートと前記吸収体との間に設けられ、前記吸収体の一部を覆うセカンドシート(セカンドシート15)と、を備え、前記吸収体の肌当接側の面と前記セカンドシートが当接する第1領域(第1領域R1)と、前記吸収体の肌当接側の面と前記表面シートが当接する第2領域(第2領域R2)と、を有する吸収性物品(吸収性物品1)であって、前記吸収体には、前記吸収体の肌当接側から非肌当接側に向かって前記吸収体を厚み方向(厚み方向T)に圧縮した圧搾部(圧搾部31)が複数形成されており、前記表面シート及び前記セカンドシートが、前記圧搾部が形成された吸収体上に、その肌当接側の面に沿って厚み方向に圧縮されていない状態で配置されることにより、前記吸収性物品の肌当接側の面には、前記吸収体の前記圧搾部に沿う凹部(第1凹部11,第2凹部12)が複数形成されており、前記第1領域の前記凹部の深さは、前記第2領域の前記凹部の深さよりも小さいことを要旨とする。
上述した課題を解決するため、本開示に係る吸収性物品は、液透過性の表面シート(表面シート10)と、液不透過性の外装シート(外装シート20)と、前記表面シートと前記外装シートとの間に設けられた吸収体(吸収体30)と、前記表面シートと前記吸収体との間に設けられ、前記吸収体の一部を覆うセカンドシート(セカンドシート15)と、を備え、前記吸収体の肌当接側の面と前記セカンドシートが当接する第1領域(第1領域R1)と、前記吸収体の肌当接側の面と前記表面シートが当接する第2領域(第2領域R2)と、を有する吸収性物品(吸収性物品1)であって、前記吸収体には、前記吸収体の肌当接側から非肌当接側に向かって前記吸収体を厚み方向(厚み方向T)に圧縮した圧搾部(圧搾部31)が複数形成されており、前記表面シート及び前記セカンドシートが前記吸収体の肌当接側の面に沿って配置されることにより、前記吸収性物品の肌当接側の面には、前記吸収体の前記圧搾部に沿う凹部(第1凹部11,第2凹部12)が複数形成されており、前記第1領域の前記凹部の深さは、前記第2領域の前記凹部の深さよりも小さいことを要旨とする。
セカンドシートが吸収体に当接して配置された第1領域の凹部の深さが、表面シートが吸収体に当接して配置された第2領域の凹部の深さよりも小さいため、第1領域の凹部を比較的小さく形成し、表面シートの肌当接側の面上で体液が拡散することを抑制できる。また、第1領域の凹部は、第1領域に配置されたセカンドシートの厚み分だけ第2領域の凹部よりも浅くなっており、このセカンドシートによって体液を引き込み、保持することができる。よって、第1領域において体液の引き込み性を確保し、表面シート上に体液が残ることを防止し、装着感の悪化を抑制できる吸収性物品を提供できる。
実施形態に係る吸収性物品の平面図である。 図1に示すX1−X1’断面の断面図である。 図1に示すX2−X2’断面の断面図である。 吸収性物品の拡大断面図である。(a)は、図2に示すA部分の拡大断面図であり、(b)は、図3に示すB部分の拡大断面図である。 吸収体の圧搾部の配置パターンを示す図である。
以下において、実施形態に係る吸収性物品について、図面を参照しながら説明する。本実施形態では、吸収性物品1は、オープンタイプのおむつである。本実施形態において、オープンタイプのおむつとは、予めパンツ型に成形されたおむつではなく、使用前の状態において展開された状態になっており、製品の所定部分同士をテープなどで留めることによって使用者に装着するおむつをいう。なお、おむつは、パンツタイプのおむつであってもよいし、大人用のおむつであってもよいし、子供用のおむつであってもよい。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、吸収性物品1の平面図であり、図2は、図1に示すX1−X1’断面の断面図であり、図3は、図1に示すX2−X2’断面の断面図である。吸収性物品1は、着用者の腹側に配置される前胴回り領域S1と、着用者の背側に配置される後胴回り領域S2と、着用者の股下に対応し、前胴回り領域S1と後胴回り領域S2との間に位置する股下領域S3と、を有する。
吸収性物品1は、液透過性の表面シート10と、サイドシート60と、セカンドシート15と、液不透過性の外装シート20と、吸収体30と、を有する。吸収性物品1は、着用者の身体前側と身体後側とに延びる前後方向Lと、前後方向に直交する幅方向Wと、着用者に向かう内方向T1と、内方向と反対側(着用者から離れる側)に向かう外方向T2とを有する。内方向T1は、表面シート等の肌当接側であり、外方向は、非肌当接側である。
表面シート10は、着用者の肌に接する肌当接側に設けられる。表面シート10は、親水性不織布や織物、開口プラスチックフィルム、開口疎水性不織布などの液透過性のシートによって形成される。
表面シート10の非肌当接側(外方向側)には、セカンドシート15が接合されている。セカンドシート15は、表面シート10と吸収体30との間に配置される。セカンドシート15を設けることにより、体液の吸収速度を速くすることができ、かつ吸収後における体液の逆戻りを抑制することができる。セカンドシート15は、例えば、エアースルー不織布や、開孔フィルムなどが用いられる。
セカンドシート15は、吸収体30よりも幅方向の寸法及び前後方向の寸法が短く構成されている。セカンドシート15は、吸収体30の一部を覆うように配置されている。
サイドシート60は、表面シート10よりも内方向T1であって、表面シート10の幅方向の外側両端部をそれぞれ覆うように配置される。サイドシート60には、液不透過性のシートなどが使用される。サイドシート60は、表面シート10の肌当接側の面に接着剤を介して接着されている。
サイドシート60の幅方向における内側端部は、サイドシート同士が重なり合っている。サイドシート同士が重なり合う部分には、前後方向Lに沿って伸長した状態で防漏弾性材61が設けられている。サイドシート60と防漏弾性材61とによって排泄物の横漏れを防止する防漏壁が構成される。防漏壁は、吸収体30の幅方向における両端部において、吸収性物品1の前後方向に沿って設けられる。
外装シート20は、衣服に当接するバック不織布21と、バック不織布21よりも肌側に位置し、防水フィルム(例えば、ポリエチレン)などで形成された液不透過性のバックフィルム22とを有する。バックフィルム22は、透湿又は非透湿性のフィルムからなる。
吸収体30は、外装シート20と、表面シート10及びセカンドシート15との間に設けられる。吸収体30は、着用者の体液を吸収する。吸収体30は、粉砕パルプや高吸収性ポリマーなどの吸収性コアと、吸収性コアを被覆するティッシュ等の吸収性シートとによって形成される。
吸収体30には、厚み方向Tに圧縮された圧搾部31が形成されている。圧搾部31は、内方向T1から外方向T2に向かって圧縮されており、内方向から外方向に向かって凹んでいる。吸収性物品の肌当接側の面には、吸収体30の圧搾部31に沿って配置された凹部が形成されている。この凹部は、表面シート10及びセカンドシート15が吸収体30の圧搾部31に沿って配置されることによって形成されている。本実施の形態において、吸収性物品の肌当接側の面1Aは、表面シートの肌当接側の面によって構成されている。吸収体、表面シート、及びセカンドシートの断面形状については、後述にて詳細に説明する。
サイドシート60及び外装シート20は、表面シート10よりも幅方向外側において互いに接合されている。サイドシート60及び外装シート20の幅方向における外側端部は、股下領域S3において幅方向内側に凹んでいる。股下領域S3の凹みの周囲の領域は、着用者の脚回りに沿って配置される脚回り領域となる。脚回り領域には、前後方向に伸縮する脚回り弾性材35が配置されている。
脚回り弾性材35は、前後方向Lに沿って配置されており、幅方向に間隔を空けて3本配置されている。脚回り弾性材35は、サイドシート60とバックフィルム22との間に前後方向Lに伸長された状態で配置されている。
サイドシート60及び外装シート20の前胴回り領域S1及び後胴回り領域S2は、股下領域S3よりも幅方向外側に延出しており、前部サイドフラップと後部サイドフラップとを形成している。
後胴回り領域S2の後部サイドフラップには、サイドシート60及び外装シート20よりも幅方向外側に延出する止着部材41が設けられている。止着部材41は、外装シート20に接合されている。止着部材41は、表面シート10よりも幅方向外側に延出している。止着部材41は、後述するターゲット部(図示せず)に係合するフック部41Aと、フック部41Aが取り付けられる固定片41Bとによって構成される。
フック部41Aには、ターゲット部に引っ掛かるフック(図示せず)が複数形成されている。止着部材41とターゲット部は、フックとループの係止システムを構成し、フックでループを引っ掛けて試着するものであり、止着部材41はフックとして機能する。ターゲット部は、前胴回り領域S1の外方向側の面となるバック不織布21に設けられている。ターゲット部は、止着部材41のフック部41Aに設けられたフックが引っ掛かるように構成されており、ループとして機能する。
股下領域S3を着用者の股間部に当接した状態で、前胴回り領域S1を着用者の腹側に配置し、かつ後胴回り領域S2を着用者の背側に配置した状態で、止着部材41をターゲット部に引っかけることにより、着用者の腰回りを覆うように前胴回り領域と後胴回り領域とを配置し、着用者に吸収性物品1を装着することができる。
次いで、このように構成された吸収性物品1の断面形状について、図2及び図3に基づいて詳細に説明する。図2は、図1に示すX1−X1’の断面の断面図であり、吸収体30の肌当接側の面30Aとセカンドシート15が当接する第1領域R1の断面図である。図3は、図1に示すX2−X2’の断面の断面図であり、吸収体30の肌当接側の面30Aと表面シート10が当接する第2領域R2の断面図である。
第1領域R1は、図1に示す平面視にてセカンドシート15が配置されている領域であり、第2領域R2は、図1に示す平面視にて吸収体30が配置された領域のうち、吸収体30上にセカンドシート15が配置されていない領域である。第2領域R2は、第1領域R1の周囲の領域であって、第1領域R1よりも幅方向両外側及び前後方向両外側に配置されている。
第1領域R1では、吸収体30上には、表面シート10、セカンドシート15、及び一部の領域においてサイドシート60が配置されている。第2領域R2では、表面シート10と、一部の領域においてサイドシート60とが配置されている。表面シート10及びセカンドシート15は、吸収体の肌当接側の面30Aに沿って配置されており、圧搾部31の表面にも沿って配置されている。表面シート10及びセカンドシート15が吸収体30の圧搾部31に沿って配置されることによって、吸収性物品1の肌当接側の面1Aには、吸収体30の圧搾部31に沿う凹部が複数形成されている。凹部は、圧搾部31に沿った形状であり、表面シート及びセカンドシート自体が厚み方向に凹んで形成されたものではなく、表面シート及びセカンドシート自体の厚みは周囲と変わらないように構成されている。
なお、サイドシート60の幅方向の内側端部は、表面シート10と離間しており、上述の防漏弾性材61によって前後方向Lに収縮し、表面シート10よりも内方向T1に立ち上がるように構成されている。よって、サイドシート60には、凹部が形成されていない。
図4(a)は、図2のA部分の拡大断面図であり、第1領域R1における吸収性物品1の断面図である。図4(b)は、図3のB部分の拡大断面図であり、第2領域R2における吸収性物品1の断面図である。凹部は、第1領域R1において形成された第1凹部11と、第2領域R2において形成された第2凹部12と、を有する。
第1凹部11は、第1領域R1において吸収体30の圧搾部31に沿って表面シート10とセカンドシート15が配置されることによって、表面シート10に形成されている。第1領域R1では、表面シート10と圧搾部31との間にセカンドシート15が配置されている。一方、第2凹部12は、第2領域R2において吸収体30の圧搾部31に沿って表面シート10が配置されることによって、表面シート10に形成されている。第2領域R2では表面シート10と圧搾部31との間にセカンドシート15が配置されてなく、圧搾部31に直接表面シート10が接している。
表面シート10及びセカンドシート15には、厚み方向に圧縮されてなく、表面シート10の厚みTa及びセカンドシート15の厚みTbは、略一定である。例えば、表面シート及びセカンドシード自体が圧搾されていると、表面シート等の嵩が小さくなり、体液の引き込み性が低下するおそれがある。しかし、表面シート等は、圧搾部に沿って配置されており、嵩を確保できるため、引き込み性の低下を抑制できる。
第1凹部11と第2凹部12とを比較すると、セカンドシート15の厚みTa分、第2凹部12よりも第1凹部11の深さが小さくなり、第1凹部11の深さTy11は、第2凹部の深さTy12よりも小さくなる。なお、本実施の形態における凹部の深さとは、凹部が形成された表面シートの肌当接側の面のうち、最も内方向に位置する箇所から凹部の底面までの厚み方向の寸法である。
セカンドシート15は、体液の引き込み性を高めることを目的としており、体液が排出される排泄口に当接するように設けられる。このようなセカンドシート15が配置された第1領域の第1凹部11の深さTy11が大きいと、排出された体液が着用者の肌を伝うように移動し、肌のべたつき等から装着感が悪化するおそれがある。しかし、第1凹部の深さTy11が、セカンドシート15が配置されていない第2凹部12の深さTy12よりも小さいため、第1凹部を比較的小さく形成し、表面シートの肌当接側の面上で体液が拡散することを抑制できる。
第1領域R1に排出された体液は、表面シート上での液伝いが抑制され、厚み方向に移行し、セカンドシート15に保持される。セカンドシート15は、圧搾加工が施されてなく嵩が維持されているため、多くの液体を保持することができ、スポット吸収性を高めることができる。このように、表面シート上における液流れを防ぎ、表面シート10上での拡散を抑制することにより、肌と尿との接触を減らすことができる。
一方、第2凹部12の深さTy12は、第1凹部11と比較して大きいため、便のような固形物を絡め取ることができ、第2領域R2における拭き取り性を高めることができる。便等の固形物が第2凹部に引っかかり易いため、表面シートを伝って固形物が流れることを防止できる。更に、引っかかった固形物は、比較的深さが大きい第2凹部12内に収容され易い。よって、第2凹部12によって便を捕らえて、便の伝え流れを防ぐとともに、肌に対する便の付着を抑制できる。
また、セカンドシート15の周囲に隣接して、比較的深さが大きい第2凹部12が形成されているため、セカンドシート15で捉え切れなかった液体をセカンドシート15の際でせき止めることができ、表面シート10から周囲への体液の拡散を抑制し、体液と肌との接触面を減らすことができる。
表面シート10の第1領域R1及び第2領域R2に凹部が形成されていることにより、表面シート10が平滑面の場合と比較して体液と接する面積を増やすことができ、迅速に体液を引き込むことができる。更に、吸収体30には、圧搾部31が形成されており、表面シート及びセカンドシートを介して吸収体に吸収された体液が吸収体内で拡散する。よって、体液を広い範囲で保持することができ、吸収性能を高めることができる。
また、吸収体の圧搾部31の幅をWxとし、表面シートの厚みをTaとし、かつセカンドシートの厚みをTbとしたときに、式1を満たすように構成されている。
(式1) Wx>(Ta)×2
式1を満たす場合には、表面シート10が圧搾部31に沿って配置された状態で、表面シート10の肌当接側の面に凹部が形成される。一方、式1を満たない場合には、表面シート10が圧搾部31に沿って配置された状態で、圧搾部31内に表面シート10が配置されず、表面シート全体に凹部が形成されないことがある。
更に、セカンドシート15の厚みをTbとしたときに、式2を満たすように構成されている。
(式2) Wx>(Ta+Tb)×2
式2を満たす場合には、表面シート10及びセカンドシート15が圧搾部31に沿って配置された状態で、表面シート10の肌当接側の面に凹部が形成される。よって、第1領域及び第2領域の全体に凹部を形成することができる。一方、式2を満たない場合には、表面シート10及びセカンドシート15が圧搾部31に沿って配置された状態で、圧搾部31内に表面シート10及びセカンドシート15が配置されず、表面シート全体に凹部が形成されないことがある。
なお、圧搾部31の深さは、第1領域R1と第2領域とにおいて同様であってもよいし、例えば、表面シートとセカンドシート15とが配置される第1領域R1に形成される圧搾部の深さが、第2領域の圧搾部の深さよりも大きくなるように構成されていてもよい。
凹部の幅方向中心における凹部の深さをTyとし、凹部の幅をWyとしたときに、式3を満たすように構成されている。
(式3) Ty≧Wy/2
なお、本実施形態においては、第1凹部の幅方向中心における深さがTy11であり、第1凹部の幅がWy11であって、式3−1を満たすように構成されている。
(式3−1) Ty11≧(Wy11)/2
更に、本実施形態においては、第2凹部の幅方向中心における深さがTy12であり、第2凹部の幅がWy12であって、式3−2を満たすように構成されている。
(式3−2) Ty12≧(Wy12)/2
式3を満たさない場合には、凹部を構成する表面シートの傾斜が緩やかになる。よって、1個の凹部における体液と接する面積が小さく、一方個々の凹部の表面シートに占める面積が大きくなる。よって、体液と接する面積を十分に確保できず、体液の引き込み性を得られないおそれがある。しかし、上記式3を満たす場合には、凹部を構成する表面シートの傾斜角度が大きく、かつ個々の凹部の表面シートに占める面積が小さくなる。よって、体液と接する面積を確保して、体液の引き込み性を確保することができる。
なお、式3を満たす場合には、図4(b)に示すように、圧搾部の底面をP、圧搾部の幅方向両端の溝開始位置をそれぞれQ及びSとし、かつ直線PQと直線PSが交差する角度をφとしたときに、φ ≦ 90°となる。
表面シート10は、スパンボンド不織布層とメルトブローン不織布層とを積層した積層体、ポイントボンド不織布、及びスパンボンド不織布のうち、いずれかによって構成されていることが望ましい。このような不織布又は積層体は、例えば、同じ目付のエアースルー不織布と比較すると、エアースルー不織布よりも曲げ剛性が低く、吸収体30の圧搾部31に沿って配置され易い。よって、表面シートに凹部を形成し易くすることができる。
なお、本実施の形態に係る表面シート10は、SMS(スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド)不織布である。SMS不織布は、2層のスパンボンド層の間にメルトブローン層を配置した積層体である。
スパンボンド不織布層は、紡糸ノズルから出た樹脂を冷却し、その繊維を直接捕集して不織布を形成しており、長繊維であり、その繊維径が比較的太い。一方、メルトブローン不織布層は、紡糸ノズルから出た樹脂をホットエアーで延伸し、その繊維を捕集しており、長繊維であり、その繊維径が細い。2層のスパンボンド不織布層とメルトブローン不織布層とを積層して第1不織布層を構成することにより、耐久性を高めることができる。
また、セカンドシート15は、エアースルー不織布によって構成されていることが望ましい。エアースルー不織布は、ポイントボンド不織布等と比較して嵩高であり、体液を引き込み、かつ保持し易い。このようなエアースルー不織布によってセカンドシートを構成することにより、体液の引き込み性及び保持性を確保することができる。エアースルー不織布層は、低密度であるため、嵩高性とクッション性を有している。エアースルー不織布層であり、メルトブローン不織布層と比較して嵩高である。よって、体液の引き込み性を確保することができる。
また、図1に示す平面視にておけるセカンドシート15の面積は、吸収体30の面積に対する20%〜40%であることが望ましい。例えば、セカンドシートの面積が、吸収体の面積の40%より大きい場合には、第2凹部が形成される領域が小さくなり、拭き取り性を確保できず、便の漏れ及び肌と便との接触を抑制する効果を十分得られないおそれがある。一方、セカンドシート15の面積が、吸収体の面積の20%未満の場合には、セカンドシート15によって速やかに液体を引き込むことができず、表面シート10上での体液の拡散が増えて、肌のかぶれが発生するおそれがある。
セカンドシート15は、着用者から体液が排出される体液が当接する排泄口当接領域を含み、かつセカンドシートの長手方向中心が吸収性物品の長手方向中心よりも着用者の腹側に位置するように設けられていることが望ましい。排尿領域にセカンドシートを配置することにより、迅速に体液を引き込み、表面シート上の液伝いを防止できる。より好適には、セカンドシートは、セカンドシート15の面積のうち55%以上の領域が、吸収性物品の前後方向の中心よりも前側となるように設けられていることが望ましい。
更に、セカンドシート15の幅方向における外側端部は、サイドシート60の内側端部よりも幅方向外側に設けられていることが望ましい。セカンドシート15がサイドシート60の内側端部よりも幅方向外側に配置されていることにより、防漏壁を股間部に沿わせ、かつ着用者の排泄口にセカンドシートを対向して配置することができる。
例えば、セカンドシート15の幅方向における外側端部が、サイドシート60の内側端部よりも幅方向内側である場合には、装着時にセカンドシート15の位置がずれることによって、排泄口に対向してセカンドシート15が配置されないことがある。着用者の排泄口に対向してセカンドシート15が配置されないと、体液の引き込み性が低下するおそれがある。しかし、セカンドシート15の幅方向における外側端部は、サイドシート60の内側端部よりも幅方向外側に設けられていることにより、着用者の排泄口に対向してセカンドシート15が配置して、体液の引き込み性を確保することができる。
また、図1に示す平面視における、吸収体30の面積に対する圧搾部31の面積の比率である圧搾面積率は、10%〜25%が好ましい。例えば、圧搾面積率が25%以上の場合には、圧搾部の剛性によって装着者の風合いを損ねるだけでなく、凹部が形成されない平滑面の面積が減少するため、圧搾部に沿って表面シート10に凹部が形成され難くなる。一方、圧搾面積率が10%未満の場合には、表面シート10に形成される凹部の面積が少なくなり、拡散性や液体の保持性を発揮しにくくなる。
また、圧搾部31の配置パターンは、特に制限されない。しかし、より好適には、圧搾部31の配置パターンは、吸収性物品の製造工程における搬送方向MDに対して連続し、かつ搬送方向と直交する交差方向CDに複数並設したパターンが好ましい。具体的には、例えば、図5に示す配置パターンを例示できる。
図5(a)の圧搾部311の配置パターンは、交差方向に振幅を有し、かつ搬送方向MDに延びる凹凸形状の圧搾部311が、交差方向CDに複数並んで配置されている。搬送方向MDに延びる凹凸形状を、間隔を開けて交差方向に対称に配列している。この圧搾部31の圧搾面積率は、14.6%である。
図5(b)の圧搾部312の配置パターンは、格子状に配置されている。この圧搾部312の圧搾面積率は、15.5%である。図5(c)の圧搾部313の配置パターンは、搬送方向MDに延びる直線形状であり、交差方向CDに間隔を空けて複数形成されている。この圧搾部313の圧搾面積率は、11.1%である。
図5(a)〜(c)に示すように、圧搾部の配置パターンを搬送方向MDに連続して配置することにより、吸収体において圧搾部に沿って体液をより搬送方向MDに拡散しやすく構成できる。具体的には、体液は、吸収体において毛細管現象により拡散する。この毛細管現象は、密度が比例し、密度が高いほど拡散し易い。圧搾部が形成されている部分は、吸収体の圧搾部が形成されていない部分と比較して、密度が高く、体液が拡散しやすい。したがって、圧搾部の配置パターンを搬送方向MDに連続して配置することにより、吸収体において搬送方向MDに体液が拡散しやすくなる。例えば、ドット形状の圧搾部等、搬送方向MDに非連続の圧搾部の場合には、搬送方向への体液の拡散が途切れてしまい、搬送方向に効果的に拡散できないおそれがある。しかし、搬送方向に連続して圧搾部を形成することにより、毛細管現象を弱めることなく体液を搬送方向に拡散できる。
また、圧搾部が内方向から外方向に凹んで形成されているため、吸収体の密度の高い部分(圧搾部が形成された部分)は、密度の低い部分(圧搾部が形成されていない部分)よりも外方向に位置し、着用者の肌面から離れた位置となる。よって、肌面から離れた位置で体液を搬送方向に拡散することができる。
また、例えば、体液が搬送方向MDや交差方向CDに拡散せずに滴下位置に留まっていると、体圧がかかった際に体液が着用者側に液戻りするおそれがある。しかし、体液を搬送方向に拡散させることにより、体液が滴下位置から周囲に分散し、体圧がかかった際の液戻りの発生を抑制できる。更に、高吸収性ポリマーを有する吸収体において体液が滴下位置に留まると、高吸収性ポリマーの膨張によって体液の通過箇所を塞ぐゲルブロッキングが発生するおそれがある。ゲルブロッキングが発生すると、体液が円滑に透過せず、吸収体の吸収能力を有効活用できないおそれがある。しかし、体液を拡散させることにより、滴下位置におけるゲルブロッキングを抑制し、吸収体の吸収能力を有効活用することができる。
更に、図5(a)に示すように、交差方向CDに振幅を有する形状の圧搾部や、図1に示すように格子状の圧搾部においては、圧搾部が搬送方向に非連続的であるため、搬送方向に多数の凹凸が形成される。よって、液体のブロック性とふき取り性が向上する。
このように構成された吸収性物品の製造方法としては、例えば、吸収材料を積層して、吸収体を形成する工程と、吸収体に圧搾部31を形成する工程と、圧搾部31が形成された吸収体上に、セカンドシート及び表面シートを配置する工程と、を含む方法によって吸収性物品を製造することができる。なお、他の部分は、公知の製造方法に従って製造し得る。
また、圧搾部31が形成された吸収体上に、セカンドシート及び表面シートを配置する工程においては、セカンドシートと表面シートとを別々に吸収体に接合してもよいし、表面シートとセカンドシートを貼り付けた状態で吸収体に接合してもよい。例えば、表面シートとセカンドシートとを別々に吸収体に接合する場合には、表面シート及びセカンドシートよりも剛性が高い吸収体に表面シート等を接合するため、吸収体に表面シート等を接合する際にプレスがかかり易く、圧搾部に表面シート等が密着しやすくなる。よって、吸収体に接合した状態で表面シート等に凹み部が形成され易くなる。
一方、比較的剛性の低い表面シートとセカンドシートを貼り合わせた後に、吸収体に表面シート等を接合する場合には、表面シートとセカンドシートを貼り合わせる際にプレスが掛かり難く、表面シートとセカンドシートとの間に浮きが生じるおそれがある。表面シートとセカンドシートとの間に浮きが生じると、圧搾部に表面シート等が密着し難くなり、表面シート等に凹み部が規則的に形成されないおそれがある。
また、表面シートとセカンドシートとの接合や、セカンドシートと吸収体の接合には、ホットメルト型接着剤等の接着剤を用いて接合することができる。接着剤の塗工パターンは、特に限定されないが、例えば、表面シートの塗工パターンとして、オメガパターンを例示でき、セカンドシートの塗工パターンとしてコーターパターン又はカーテンパターンを例示できる。
表面シート等に凹部を形成するためには、比較的嵩が高いセカンドシートを吸収体に密着させて張り合わせることが望ましい。コーター塗工は、資材に接触した塗工であるため、資材に対して塗工幅を広く取り、さらにドライエッジを少なく塗工できることができる。よって、セカンドシートをコーターパターンで塗工することにより、吸収体に対してセカンドシートを密着させて張り合わせることができ、表面シート等の全体に凹部を形成することができる。また、カーテンパターンであってもセカンドシート全面に塗工できるので、吸収体に対してセカンドシートを密着させて張り合わせることができる。一方、スパイラル塗工のように非接触の塗工である場合には、接着剤が資材からはみ出さないようにドライエッジを多く取る必要がある。そのため、張り合わせにおいて浮きが発生しやすく、かつ接着も弱いため、吸収体に対する接合力を十分に得ることができないおそれがある。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、吸収性物品のセカンドシートが、着色性物質によって着色されていてもよい。セカンドシートに着色加工を施すことにより、装着時にセカンドシートの位置を把握し易く、排泄口に対向してセカンドシートを配置し易くなる。また、セカンドシートに着色加工が施されていることにより、隠蔽性を高めることができる。よって、吸収体に吸収された体液の色が目立ちにくくなり、装着者が排泄物の色に不快を感じることを低減できる。
実施例として、本実施の形態に係る吸収性物品の吸収性物品の肌当接側の面の凹部及び圧搾部の深さを測定した。具体的には、第1凹部の深さと、第2凹部の深さと、吸収体の圧搾部の深さと、を以下の方法によって測定した。
(深さの測定方法)
3次元測定器として、(株)キーエンス社製高精度形状測定システム(高精度ステージ:KS-1100を含む)と、高速・高精度CCDレーザー変位計(コントローラー:LK-G3000Vセット、センサヘッド:LK-G30を含む)とを用いた。
測定対象の吸収性物品は、水平面上に外装シート側の面を下になるように配置し、そのときの交差方向の断面における表面の起伏の状態を輪郭として記録した。凹み形状が形成された部分の幅方向両端部を凸部の頂点とし、凹み形状の底面(凹部の底面及び圧搾部の底面)を凹み部の底点とし、頂点と底点の差から深さを算出した。
<測定条件>
・高精度ステージ:KS-1100
測定範囲:40000μm×40000μm
測定ピッチ:50μm
移動速度:7500μm/sec
(測定ヘッド:LK-G3000V)
測定モード:測定体
設置モード:拡散反射
フィルタ:平均4回
サンプリング周期:200μs
(測定結果)
測定結果を表1に示す。
Figure 0005904790
第1凹部の深さ、第2凹部の深さと、を比較すると、第1凹部の方が小さくなっている。セカンドシートが配置されていることにより、第1凹部の厚みが小さくなっていることがわかった。
本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…吸収性物品、 1A…吸収性物品の肌当接側の面、 10…表面シート、 11…第1凹部、 12…第2凹部、 15…セカンドシート、 20…外装シート、 21…バック不織布、 22…バックフィルム、 30…吸収体、 30A…肌当接側の面、 31…圧搾部、 35…脚回り弾性材、 41…止着部材、 41A…フック部、 41B…固定片、 60…サイドシート 、61…防漏弾性材、 L…前後方向、 W…幅方向、 T1…内方向、 T2…外方向、 MD…搬送方向 S1…前胴回り領域、 S2…後胴回り領域、 S3…股下領域、 R1…第1領域、 R2…第2領域

Claims (10)

  1. 液透過性の表面シートと、液不透過性の外装シートと、前記表面シートと前記外装シートとの間に設けられた吸収体と、前記表面シートと前記吸収体との間に設けられ、前記吸収体の一部を覆うセカンドシートと、を備え、
    前記吸収体の肌当接側の面と前記セカンドシートが当接する第1領域と、前記吸収体の肌当接側の面と前記表面シートが当接する第2領域と、を有する吸収性物品であって、
    前記吸収体には、前記吸収体の肌当接側から非肌当接側に向かって前記吸収体を厚み方向に圧縮した圧搾部が複数形成されており、
    前記表面シート及び前記セカンドシートが、前記圧搾部が形成された吸収体上に、その肌当接側の面に沿って厚み方向に圧縮されていない状態で配置されることにより、前記吸収性物品の肌当接側の面には、前記吸収体の前記圧搾部に沿う凹部が複数形成されており、
    前記第1領域の前記凹部の深さは、前記第2領域の前記凹部の深さよりも小さいことを特徴とする、吸収性物品。
  2. 前記吸収体の前記圧搾部の幅をWxとし、前記表面シートの厚みをTaとしたときに、式1を満たすように構成されている、請求項1に記載の吸収性物品。
    (式1) Wx>(Ta)×2
  3. 前記セカンドシートの厚みをTbとしたときに、式2を満たすように構成されている、請求項2に記載の吸収性物品。
    (式2) Wx>(Ta+Tb)×2
  4. 前記第1領域の前記凹部の幅方向中心における前記凹部の深さをTyとし、前記凹部の幅をWyとしたときに、式3を満たすように構成されている、請求項1から請求項3のいずれかに記載の吸収性物品。
    (式3) Ty≧Wy/2
  5. 前記圧搾部は、直線状に連続して形成されており、
    前記吸収体の面積に対する前記圧搾部の面積である圧搾面積率は、10%〜25%である、請求項1から請求項4のいずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記表面シートは、スパンボンド不織布層とメルトブロ−ン不織布層とを積層した積層体、ポイントボンド不織布、及びスパンボンド不織布のうち、少なくともいずれかによって構成されている、請求項1から請求項5のいずれかに記載の吸収性物品。
  7. 前記セカンドシートは、エアースルー不織布によって構成されている、請求項1から請求項6のいずれかに記載の吸収性物品。
  8. 前記セカンドシートは、着用者から排出される体液が当接する排泄口当接領域を含み、かつ前記セカンドシートの長手方向中心が前記吸収性物品の長手方向中心よりも着用者の腹側に位置するように設けられている、請求項1から請求項7のいずれかに記載の吸収性物品。
  9. 前記表面シートよりも着用者側には、前記吸収体の幅方向における両側部を覆う一対のサイドシートと、前記サイドシートの前記幅方向内側端部に配置され、長手方向に伸縮する伸縮性部材と、が設けられており、
    前記セカンドシートの幅方向における外側端部は、前記サイドシートの内側端部よりも幅方向外側に設けられている、請求項1から請求項8のいずれかに記載の吸収性物品。
  10. 前記セカンドシートは、着色性物質によって着色されている、請求項1から請求項9のいずれかに記載の吸収性物品。
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