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JP5901109B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、画像形成部によってベルト状の中間転写体に形成されたトナー画像を二次転写部において搬送された記録媒体に接触させるとともにクーロン力を利用して転写するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−134141号公報(段落「0013」〜段落「0019」、図1)
しかしながら、上述した従来の技術においては、二次転写部で中間転写体に形成されたトナー画像を搬送された記録媒体に転写するとき、トナー画像を担持した中間転写体と記録媒体との間の空隙で生じる放電により中間転写体に形成されたトナー像が飛散することにより発生する転写チリ等の画像の異常が発生してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、転写チリ等の画像異常の発生を抑制することを目的とする。
そのため、本発明は、現像剤像を担持する一次転写体と、前記一次転写体の現像剤像を媒体に転写する二次転写部と、前記二次転写部の前記媒体の搬送方向における上流側に配設される転写前導入部とを有し、前記転写前導入部は、第1の回転体および第2の回転体と、前記第1の回転体および第2の回転体に張架され、前記媒体を搬送する搬送部材と、前記搬送部材との間に所定距離の隙間を形成して前記一次転写体が配置されるように前記一次転写体に接触して配置される第3の回転体とを含み、前記所定距離は、前記所定距離をL(mm)、前記媒体の厚さをt(0.1≦t≦0.8)(mm)としたとき、t−0.4(mm)≦L≦t+2.5(mm)の関係を満たし、前記二次転写部は、前記一次転写体を挟んで対向配置された第4の回転体および第5の回転体を含み、前記一次転写体と、前記搬送部材と、前記第4の回転体および第5の回転体とにより前記媒体を挟持する転写ニップ領域を形成し、前記一次転写体の張力は、前記搬送部材の張力より大きいことを特徴とする。
このようにした本発明は、転写チリ等の画像異常の発生を抑制することができるという効果が得られる。
第1の実施例における転写部の構成を示す側面図 第1の実施例における画像形成装置の構成を示す概略側面図 第1の実施例における二次転写部周辺の構成を示す側面説明図 第1の実施例における転写前導入部の構成を示す側面説明図 第1の実施例における二次転写部の変形例の構成を示す側面説明図 従来例における二次転写部で発生する転写チリの説明図 従来例における二次転写部で発生する跳ね上げ跡の説明図 第1の実施例における二次転写部の動作の説明図 第1の実施例における二次転写部の動作の説明図 第2の実施例における転写部の構成を示す側面図 第2の実施例における二次転写部の構成を示す斜視図 第2の実施例における二次転写部周辺の構成を示す側面説明図 第2の実施例におけるギャップ調整部の構成を示す側面説明図 第2の実施例における制御構成を示すブロック図 第2の実施例におけるギャップ変更処理を示すフローチャート 第2の実施例におけるギャップ調整カムの位相と転写前導入部の距離との関係を示すグラフ 第2の実施例における紙厚と転写前導入部の距離との関係を示すテーブル
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を説明する。
図2は第1の実施例における画像形成装置の構成を示す概略側面図である。
図2において、100は画像形成装置としての電子写真方式のプリンタである。
媒体トレイ10は、内部に媒体としての記録媒体11が積層され、その繰出し側には記録媒体11を1枚ずつ繰出す給紙部13が設けられている。その給紙部13には、所定の高さまで上昇した記録媒体11に当接するピックアップローラ12と、そのピックアップローラ12により繰出された記録媒体11を1枚ずつ分離するフィードローラ15およびリタードローラ14のローラ対とが配設されている。
給紙部13により1枚に捌かれ繰出された記録媒体11を二次転写部21へ搬送する媒体搬送部17は記録媒体11を搬送するための搬送ローラ対16、18、19により構成されている。
画像形成部40は、直列に並べられた4つのトナー像形成部39(39K(K:ブラック色)、39Y(Y:イエロー色)、39M(M:マゼンタ色)、39C(C:シアン色))と、そのトナー像形成部39により形成された現像剤像としてのトナー像を一次転写体としての中間転写ベルト28にクーロン力により一次転写する一次転写部33とからなる。
それぞれのトナー像形成部39は、トナー像を担持する像担持体としてのOPC(Organic Photo Conductor)ドラム34と、OPCドラム34の表面をマイナス帯電させる帯電ローラ38と、帯電したOPCドラム34の表面に静電潜像を形成するLEDアレイからなるレーザヘッド36と、OPCドラム34の表面に形成された静電潜像にトナー像を摩擦帯電により形成する現像ローラ35とからなる。
転写ベルトユニット80は、一次転写ローラ31と、ドライブローラ27と、転写前導入ローラ51と、バックアップローラ29と、テンションローラ32と、これらのローラに張架された中間転写ベルト28とからなる。
この転写ベルトユニット80は、本画像形成装置100のトナー像担持手段であり、一次転写部33で中間転写ベルト28に転写されたトナー像を二次転写部21へ担持搬送する。二次転写部21へ搬送された中間転写ベルト28のトナー像はクーロン力によって搬送ベルトユニット81で搬送された記録媒体11へ転写される。なお、転写ベルトユニット80および搬送ベルトユニット81の詳細な構成は後述する。
定着部25は、二次転写部21で記録媒体11上に転写されたトナー像をその記録媒体11に熱と圧力を加えて定着する定着手段である。この定着部25は、内部に熱源となるハロゲンランプ22を備え、表面が弾性体で形成されたアッパローラ24とロワローラ23のローラ対からなる。
定着部25でトナー像が定着された記録媒体11は、排出ローラ対26により画像形成装置100外へ排出され、スタッカ部41に堆積される。
次に、上述した転写ベルトユニット80および搬送ベルトユニット81からなる転写部の構成を図1の第1の実施例における転写部の構成を示す側面図に基づいて説明する。
図1において、転写ベルトユニット80は、4つの一次転写ローラ31C、31M、31Y、31Kと、ドライブローラ27と、転写前導入ローラ51と、バックアップローラ29と、テンションローラ32とがベルトフレーム50をフレームとして図示しない軸受けを介して図中反時計回りの順で取り付けられており、各ローラにより現像剤像を担持する一次転写体としての中間転写ベルト28を張架して構成されている。
ドライブローラ27は、中間転写ベルト28を張架するとともに回転駆動するため、図示しない駆動ギアおよびモータで駆動される。なお、中間転写ベルト28は図中矢印Aが示す反時計方向へ回転駆動される。
中間転写ベルト28は、例えばポリイミド(PI)を原料とする高抵抗の半導電性プラスチックフィルムで形成され、厚さを80μm、表面抵抗率を10Ω/□としたベルト部材である。
ドライブローラ27の中間転写ベルト28の搬送方向における下流側には、金属性の転写前導入ローラ51が配設され、その転写前導入ローラ51の中間転写ベルト28の搬送方向における下流側には、金属性のバックアップローラ29が配設されている。
張架部材としての転写前導入ローラ51は、中間転写ベルト28を張架し、二次転写部21の中間転写ベルト28の搬送方向(記録媒体11の搬送方向)における上流側に配設され、例えばSUS(ステンレス)材で半径Rを7mmとして形成されたローラ部材である。なお、転写前導入ローラ51の材料は、SUS(ステンレス)に限られることなく金属であれば良い。
バックアップローラ29は、例えばアルミニウム材で半径Rを13mmとして形成されたものである。なお、バックアップローラ29の材料は、アルミニウムに限られることなく金属であれば良い。
さらに、バックアップローラ29の中間転写ベルト28の搬送方向における下流側には、テンションローラ32が配設されており、図示しないスプリングとホルダがテンションローラ32の回転軸の両端を押圧することにより、中間転写ベルト28に張力を与えている。本実施例では、中間転写ベルト28の張力は36Nである。
搬送ベルトユニット81は、中間転写ベルト28を介してバックアップローラ29と対向して当接する位置に配設されている。この搬送ベルトユニット81は、中間転写ベルト28を介してバックアップローラ29と対向配置された二次転写ローラ63と、搬送ベルトドライブローラ60と、搬送ベルト62を介してクリーニングブレード67と当接するクリーニングバックアップローラ66と、搬送ベルトテンションローラ61とが図1における反時計周りの順で取り付けられており、各ローラにより搬送ベルト62を張架して構成されている。
アルミニウムの芯金にセラミックコーティングされた搬送ベルトドライブローラ60は、搬送ベルト62を張架するとともに搬送ベルト62を回転駆動するため図示しない駆動ギアとモータとで回転駆動される。なお、搬送部としての搬送ベルト62は、図中矢印Bが示す時計回りの方向に回転駆動され、記録媒体11を二次転写部21へ搬送する。
搬送ベルト62は、例えばポリイミド(PI)を原料とする高抵抗の半導電性プラスチックフィルムで形成され、厚さを80μm、表面抵抗率を10Ω/□としたベルト部材である。
二次転写ローラ63は、中間転写ベルト28および搬送ベルト62を介してバックアップローラ29と当接する位置に配設されており、中間転写ベルト28および搬送ベルト62を介してバックアップローラ29との当接領域(ニップ部)を形成することにより二次転写部21が形成される。
二次転写ローラ63は、SUS(ステンレス)材のシャフト部を、導電性のウレタンゴムで覆った構成となっており、両端はホルダ部材64と接するようにシャフト部のみが露出しており、それ以外の部分はウレタンゴムで覆われており、ウレタンゴムで覆われた部分の径は、ウレタンゴムの厚み分、両端のシャフト部の径より太くなっている。このウレタンゴムの体積抵抗率は、10Ωcmとした。
なお、シャフト部は、導電性の金属であれば良く、ウレタンゴム部はゴム材にカーボン、顔料などの導電材を分布させた導電性を有するものであれば良く、体積抵抗率が10〜1012Ωcm程度であれば、他の構成でも良い。
シャフト部は、図示しないコンタクトを介して画像形成装置の高圧電源装置に接続されており、転写時には0.5〜3.0KV程度の電圧が印加される。なお、ホルダ部材64はスプリング65により押圧されており、ホルダ部材64に支持された二次転写ローラ63がバックアップローラ29の中心に向かう方向に付勢されている。本実施例では、スプリング65の作用力は30Nであり、左右両端の二つのスプリング65で合計60Nの力で二次転写ローラ63はバックアップローラ29に押圧されてニップ部を形成している。
搬送ベルト62の搬送方向における二次転写ローラ63の下流側には、POM(ポリアセタール)等の樹脂で形成された搬送ベルトテンションローラ61が配設されており、図示しないスプリングおよびホルダが搬送ベルトテンションローラの両端を押圧することにより搬送ベルト62に張力を与えている。本実施例では、搬送ベルト62の張力は30Nである。
搬送ベルト62の搬送方向における搬送ベルトテンションローラ61の下流側には搬送ベルトクリーニング手段としてのクリーニングブレード67が搬送ベルト62の外側に当接するように配設されており、そのクリーニングブレード67に搬送ベルト62を介してクリーニングバックアップローラ66が配設されている。
ガイド部材としての突入ガイド71U、71Lは、記録媒体搬送方向における転写前導入ローラ51の上流側に配設され、搬送ローラ対18、19により搬送された記録媒体11を案内するものである。
図2に示す媒体搬送部17から搬送された記録媒体11は搬送ガイド70に案内されて搬送ローラ対18、19により突入ガイド71U、71Lまで搬送される。突入ガイド71U、71Lまで搬送された記録媒体11は、その突入ガイド71U、71Lにより上面および下面が案内されて二次転写部21へ搬送される。
このように転写部は転写ベルトユニット80および搬送ベルトユニット81から構成され、搬送ローラ対18、19で搬送され突入ガイド71U、71Lで案内された記録媒体11を搬送ベルトユニット81の搬送ベルト62で図中矢印Bが示す二次転写部21へ搬送し、その記録媒体11の搬送方向における突入ガイド71U、71Lの下流側に搬送ベルト62との間に所定の隙間を形成して中間転写ベルト28を張架する転写ベルトユニット80の転写前導入ローラ51が配設され、その転写前導入ローラ51の記録媒体11の搬送方向における下流側に配設されたバックアップローラ29と二次転写ローラ63とにより中間転写ベルト28および搬送ベルト62を介して二次転写部21を形成している。
転写前導入ローラ51は、搬送ベルトドライブローラ60の媒体11の搬送方向における下流側に配設されており、搬送ベルト62と中間転写ベルト28を介して搬送ベルトドライブローラ60に対向するように配置されている。
図3は第1の実施例における二次転写部周辺の構成を示す側面説明図である。
図3において、点Pは、転写前導入ローラ51の中心から垂直に線を引き、中間転写ベルト28と交差した位置のうち、中間転写ベルト28上の媒体搬送面側の点であり、この点Pを第1の転写前導入部とする。したがって、第1の転写前導入部は転写前導入ローラ51と中間転写ベルト28との張架部に形成されている。ここで、転写前導入ローラ51と中間転写ベルト28との張架部とは、転写前導入ローラ51と中間転写ベルト28とが当接している部分であって、その中間転写ベルト28における、中間転写ベルト28と転写前導入ローラ51とが当接している部分の反対側の部位をいう。
点Qは、二次転写部21にニップ部が形成された状態において、その二次転写部21のニップ部の記録媒体搬送方向における上流側の端点Nと、搬送ベルトドライブローラ60と搬送ベルト62とが接触する接触部の記録媒体搬送方向(搬送ベルト62の回転方向)における下流側の端点Mとを結んだ線と、転写前導入ローラ51の中心から垂直に降ろした線との交点のうち、搬送ベルト62上の媒体搬送面側の点である。この点Qを第2の転写前導入部とする。
上述した第1の転写前導入部および第2の転写前導入部を合わせて転写前導入部と呼ぶこととし、この転写前導入部は二次転写部21の記録媒体搬送方向における上流側に配設される。
第1の転写前導入部としての点Pと第2の転写前導入部としての点Qとの距離、すなわち転写前導入部の距離(隙間)をL(mm)とし、本実施例では、距離L=0.7mmとする。
なお、本実施例の画像形成装置では、記録媒体の最小厚さをtmin=0.1mm、最大厚さをtmax=0.8mmとした。
また、本実施例では、第2の転写前導入部を搬送ベルト62とした構成で説明したが、第2の転写前導入部は図5に示すようにスポンジローラ99等の部材であってもよく、記録媒体が転写前導入部に突入した状態での転写前導入部の線圧が約0.005N/mm以下であればよい。
上述した構成の作用について説明する。
まず、画像形成装置全体の動作を図2に基づいて説明する。
図2において、媒体トレイ10は画像形成装置100に着脱可能に装着され、内部に記録媒体11が積層されている。図示しない駆動モータによりピックアップローラ12が回転すると媒体トレイ10内の記録媒体11はピックアップローラ12により繰出され、繰出された記録媒体11はフィードローラ15とリタードローラ14のローラ対の接触部まで搬送され、1枚ずつに分離される。
このように給紙部13により1枚ずつ捌いて繰出された記録媒体11は、媒体搬送部17へ送られ、さたに搬送ローラ対16、18、19により二次転写部21へと送られる。
画像形成部40では、LEDアレイからなるレーザヘッド36がOPCドラム34の表面を照射することにより、帯電ローラ38によってマイナスに帯電したOPCドラム34の表面に静電潜像を形成する。OPCドラム34の表面に形成された静電潜像は、トナー供給部37から供給されたトナーにより現像され、トナー像がOPCドラム34上に形成される。
OPCドラム34上に担持されたトナー像は、ドライブローラ27で駆動されて搬送される中間転写ベルト28上に、一次転写ローラ31との接触部で転写され、中間転写ベルト28上に帯電したトナー像が形成される。それぞれのトナー像形成部39のOPCドラム34と中間転写ベルト28は同期して駆動され、中間転写ベルト28にトナー像を順次重ね合わせて転写する。
中間転写ベルト28上に形成されたトナー像は、二次転写部21まで搬送され、図示しない電源装置により電圧が印加された二次転写ローラ63とフレームグランドに接地されたバックアップローラ29との間で発生した電界により、記録媒体11上に転写される。
二次転写部21でトナー像が転写された記録媒体11は、定着部25へ送り出され、定着部25はトナー像が転写された記録媒体11に熱および圧力を印加してトナー像を融解し、そのトナー像を記録媒体11に定着させる。
トナー像が定着された記録媒体11は、排出ローラ対26によりスタッカ部41へと搬送され、画像形成装置100外へ排出される。
次に、転写部の動作を図1および図3に基づいて説明する。
まず、記録媒体の最小厚さtminを0.1mmとした場合の動作について説明する。
図1および図3において、搬送ローラ対19により搬送された記録媒体11は、突入ガイド71U、71Lに案内され、搬送ベルトユニット81側に接するように搬送される。ここで、記録媒体11の厚さは、0.1mmであり、転写前導入部の距離Lは0.7mmであるため、転写前導入部で記録媒体11が搬送ベルト62と中間転写ベルト28とにより挟持されることはない。
その後、記録媒体11はさらに搬送され、記録媒体11の先端は、二次転写部21へ搬送される。このとき、記録媒体11は、搬送方向における二次転写部21の上流側で搬送ベルト62と中間転写ベルト28とにより挟持されているため、中間転写ベルト28上のトナー像が二次転写部21に突入する前、すなわち記録媒体11と中間転写ベルト28との間に空隙を保持した状態で記録媒体11にトナー像を転写してしまうことがなくなり、二次転写部21の直前で転写チリ(画像チリ)が発生することはない。
記録媒体11は、二次転写部21で中間転写ベルト28上のトナー像が転写されて図2に示す定着部25へ搬送される。
次に、記録媒体の最大厚さtmaxを0.8mmとした場合の動作について説明する。
図1および図3において、搬送ローラ対19により搬送された記録媒体11は、突入ガイド71U、71Lに案内され、搬送ベルトユニット81側に接するように搬送される。ここで、記録媒体11の厚さは、0.8mmであり、転写前導入部の距離Lは0.7mmであるため、転写前導入部で記録媒体11が搬送ベルト62と中間転写ベルト28とにより挟持される。このとき、転写前導入ローラ51はベルトフレーム50に固定されているため移動せず、搬送ベルト62が変形することにより、記録媒体11が搬送ベルト62と中間転写ベルト28とで挟持される。
転写前導入部で搬送ベルト62と中間転写ベルト28とにより挟持された記録媒体11は、二次転写部21へ搬送され、中間転写ベルト28上のトナー像が、その二次転写部21で記録媒体11上に転写される。
ここで、記録媒体11の後端に着目すると、記録媒体11は金属製の硬いバックアップローラ29とウレタン製のバックアップローラ29よりも柔らかい二次転写ローラ63により、二次転写ローラ63がバックアップローラ29に巻きつくように形成された二次転写部21のニップ部で挟持されているため、記録媒体11の後端が突入ガイド71U、71Lの端部を抜けた瞬間に中間転写ベルト28側に付勢される。
しかし、本実施例の画像形成装置では、転写前導入部で記録媒体11を挟持しているため、記録媒体11の後端の移動を規制することができ、中間転写ベルト28への記録媒体11の後端による跳ね上げ(叩き上げ)を防止することができる。
二次転写部21で中間転写ベルト28上のトナー像が転写された記録媒体11は、図2に示す定着部25へ搬送される。
次に、記録媒体の厚さと転写前導入部の距離Lの関係について良好な範囲を求めるために行った実験について図3を参照しながら説明する。
転写前導入ローラ51の位置を変化させて距離Lを−0.7mmから3.9mmまで0.1mmごとに変化させ、記録媒体の厚さを0.1mmから0.8mmまで0.1mmごとに変化させて印刷実験を行った。なお、本実験では、中間転写ベルト28と搬送ベルト62は等速となるように動作させた。
その実験結果を表1に示す。
Figure 0005901109
表1中の○印は、画像異常がなく、良好な印刷結果が得られたことを示し、△印は、画像ズレが発生し、その画像ズレはルーペ等で拡大観察すると確認できるレベル(軽度)のものであることを示す。×印は、目視で判別できる画像ズレが発生したことを示し、◇印は転写チリ若しくは跳ね上げ跡が発生したことを示し、注視すると見分けが付くレベル(軽度)のものである。□印は、目視で直ぐに確認可能な転写チリ若しくは跳ね上げ跡が発生したことを示す。
ここで、画像ズレ、転写チリおよび跳ね上げ跡について説明する。
画像ズレとは、画像形成部で中間転写ベルトに形成されたトナー画像が引きずれて記録媒体に転写された状態の画像異常である。原因としては、転写前導入部から二次転写部までの搬送で、中間転写ベルトの搬送速度と記録媒体の搬送速度との間に速度差が発生し、かつ事前転写部でトナー像の転写が発生することであることがわかっている。
また、転写前導入部では、電界が発生していないため、転写前導入部で転写が発生する原因は、転写前導入部における中間転写ベルトと搬送ベルトとによる印刷媒体を挟む力(ニップ力)によるものであり、そのニップ力が大きくなったときに発生することが分かっている。
転写チリとは、図6に示すように、中間転写ベルト28上に形成されたトナー像および記録媒体11が、バックアップローラ29と二次転写ローラ63との間に形成された電界領域Xに接近したときに、記録媒体11と中間転写ベルト28との間に形成された空隙で放電が発生して中間転写ベルト28上のトナーを飛散させてトナー像を乱し、また、その飛散したトナーが記録媒体11に付着して発生する画像異常である。この転写チリは、特に記録媒体11の先端がバックアップローラ29と二次転写ローラ63との間に形成された電界領域Xに近づいたときに発生し易い。また、同じ画像形成装置において、薄紙または厚紙の複数の種類の記録媒体を取り扱う場合、薄紙において放電が発生し易く、転写チリも発生し易い。
跳ね上げ跡とは、図7に示すように、記録媒体11がバックアップローラ29と二次転写ローラ63とのニップ部において二次転写ローラ63により押圧され、押圧された記録媒体11の後端が、図中矢印Cが示す中間転写ベルト28方向へ力を受け、突入ガイド71Uから記録媒体11の後端が外れ、図中矢印Cが示す中間転写ベルト28方向へ跳ね上げられたとき、その記録媒体11の後端で中間転写ベルト28を跳ね上げてしまい中間転写ベルト28上に形成されたトナー像を乱してしまうことにより発生する画像異常である。これは、剛性の強いコシのある厚紙において発生し易い。
上記の実験結果により、印刷結果の画質を良好に保てる転写前導入部の距離Lの下限値は(印刷媒体の厚さt−0.4)mmとなる。距離Lの下限値は、画像ズレの発生の有無で決まるため、画像ズレの原因である転写前導入部でのニップ力について考察する。
図4において、搬送ベルトドライブローラ60の中心と転写前導入ローラ51の中心との水平距離が10mm、転写前導入ローラ51の中心とバックアップローラ29の中心との水平距離が30mmである。また、例として距離L=0.3mm、記録媒体11の厚さt=0.4mmとする。
この例では、転写前導入部の隙間は、距離L=0.3mmであり、記録媒体11の厚さがt=0.4mmであるため、記録媒体11を転写前導入部で挟持したとき、搬送ベルト62の上面は0.1mm押し込まれる。
このとき、記録媒体11が搬送ベルト62から受ける力F〔N〕は搬送ベルト62の張力30Nにより発せられ、その大きさは、F=(搬送ベルト62の張力)×(搬送ベルト62の押し込まれ量)/((転写前導入ローラ51の中心とバックアップローラ29の中心との水平距離)+搬送ベルト62の押し込まれ量)1/2+(搬送ベルト62の張力)×(搬送ベルト62の押し込まれ量)/((搬送ベルトドライブローラ60の中心と転写前導入ローラ51の中心との水平距離)+搬送ベルト62の押し込まれ量)1/2〔N〕となり、F=30N×0.1mm/((30mm)+(0.1mm)1/2+30N×0.1mm/((10mm)+(0.1mm)1/2≒0.4Nと計算される。
また、実験で求めた転写前導入部の距離Lの下限値(印刷媒体の厚さt−0.4mm)は、記録媒体を0.4mm以下の押し込み量で押し込めば画像ズレが発生しないということであり、0.4mm押し込まれた場合の力F〔N〕を計算すると、F=30N×0.4mm/((30mm)+(0.4mm)1/2+30N×0.4mm/((10mm)+(0.4mm)1/2≒1.6Nとなる。
ここで、転写前導入ローラ51の回転軸方向(紙面奥行き方向)の幅は300mmであり、転写前導入部での押し込み力の線圧を求めると、1.6N÷300mm≒0.005N/mmとなる。これは、記録媒体の転写前導入部に突入した状態での転写前導入部の線圧が約0.005N/mm以下であれば画像ズレが発生しないことを意味する。
次に、上記の実験結果から印刷結果の画質を良好に保てる転写前導入部の距離Lの上限値は(印刷媒体の厚さt+2.5)mmとなる。距離Lを(印刷媒体の厚さt+2.5)mmとして転写前導入部の隙間を設定すると、転写前導入部の位置で記録媒体11と中間転写ベルト28との間に空隙が形成されるが、二次転写部21の記録媒体搬送方向における上流の直前では記録媒体11が中間転写ベルト28と搬送ベルト62との間で挟持され、記録媒体11と中間転写ベルト28が密着するため、転写チリは発生しない。また、跳ね上げ跡に関しては、距離L=(印刷媒体の厚さt+2.5)mm以下の範囲では、記録媒体11の後端が跳ね上げられる距離が小さいため、跳ね上げが発生したとしても目視できる跡にはならない。
したがって、画像形成装置が取り扱う記録媒体の最小厚さをtmin(mm)、最大厚さをtmax(mm)とし、転写前導入部の距離(隙間)をLmmとすると、転写前導入部の距離(隙間)Lmmが、
max(mm)−0.4(mm)≦L(mm)≦tmin(mm)+2.5(mm)
の関係を満たすことにより、記録媒体の厚さがtmin(mm)〜tmax(mm)の厚さの媒体のいずれを用いても画像ズレ、転写チリ、跳ね上げ跡等による画像異常のない良好な印刷結果が得られる。
本実施例では、画像形成装置が厚さ0.1mmから0.8mmの記録媒体を取り扱うこととしたので、記録媒体の最小厚さtmin(mm)=0.1mm、最大厚さtmax(mm)=0.8mmとなる。これらを、記録媒体の最大厚さtmax(mm)−0.4(mm)≦転写前導入部の距離(隙間)L(mm)≦記録媒体の最小厚さtmin(mm)+2.5(mm)、に代入すると、0.4mm≦L(mm)≦2.6mmとなり、転写前導入部の距離(隙間)L(mm)を0.4mm以上かつ2.6mm以下の範囲に設定することにより、記録媒体の厚さが0.1mm〜0.8mmのいずれの厚さの媒体を用いても画像異常を防止することができる。ここで、本実施例では、転写前導入部の距離(隙間)L(mm)を0.7mmとしたので上記範囲にあり、画像異常は発生しない。
また、本実施例の場合、記録媒体の厚さt(mm)と転写前導入部の距離をL(mm)との関係が、
t(mm)−0.4(mm)≦L(mm)≦t(mm)+2.5(mm)
の関係を満たしているので画像ズレ、転写チリ、跳ね上げ跡等による画像異常の発生を防止することが可能となる。つまり、画像形成装置が厚さ0.5mmの記録媒体のみを取り扱う場合は、0.1mm≦L(mm)≦3.0mmの範囲で転写前導入部の距離(隙間)L(mm)を設定することで画像異常の発生を防止することができる。
このように表1の実験結果は、転写前導入部の距離をL(mm)、印刷媒体の厚さをt(mm)としたとき、t−0.4(mm)≦L(mm)≦t+2.5(mm)とすることにより、良好な画像が得られることを示している。
また、表1の実験結果より、画像形成装置において厚さ0.1mmから0.8mmの記録媒体を取り扱う場合、転写前導入部の距離L(mm)を、0.4mm≦L(mm)≦2.6mmとすれば良好な画像得ることができる。
なお、中間転写ベルト28の厚さをd(mm)としたとき、転写前導入ローラ51の周面と搬送ベルト62の搬送面との距離が、印刷媒体の厚さt(mm)−0.4(mm)+d(mm)であるとき、画像ズレ、転写チリ、跳ね上げ跡等による画像異常は発生しない。
本発明によれば、図8に示すように、中間転写ベルト28上に形成されたトナー像と記録媒体11が、バックアップローラ29と二次転写ローラ63との間に形成された電界領域Xに接近したときに、バックアップローラ29と二次転写ローラ63の二次転写部21の記録媒体搬送方向における上流で記録媒体11が中間転写ベルト28と搬送ベルト62との間に挟持される状態となるため、電界領域Xで転写チリが発生することを防止することができる。
また、図9に示すように、バックアップローラ29と二次転写ローラ63の二次転写部21の記録媒体搬送方向における上流で記録媒体11が、中間転写ベルト28と搬送ベルト62との間の挟持部によって挟持される状態となるため、その挟持部と、バックアップローラ29と二次転写ローラ63のニップとにより記録媒体11を挟持する範囲が広がり、記録媒体11の後端が受ける図中矢印Cが示す方向の力が小さくなる。
さらに、図3に示すバックアップローラ29と転写前導入ローラ51との間において中間転写ベルト28と搬送ベルト62とのなす角θ1と、転写前導入ローラ51の記録媒体搬送方向における上流側において中間転写ベルト28と搬送ベルト62とのなす角θ2の関係が、θ1<θ2となっており、突入ガイド71が転写前導入ローラ51の記録媒体搬送方向における上流側に配設されているため、図9中矢印Cが示す方向の力が働き中間転写ベルト28の方向に記録媒体11の後端が向かおうとしても、その前に記録媒体11の面と、転写前導入ローラ51とバックアップローラ29との間の中間転写ベルト28の面が当接するため、用紙後端によって中間転写ベルト28上に形成されたトナー像を乱すことはない。
このように図3に示す転写前導入ローラ51の記録媒体搬送方向における上流側において中間転写ベルト28と搬送ベルト62とのなす角θ2を、バックアップローラ29と転写前導入ローラ51との間において中間転写ベルト28と搬送ベルト62とのなす角θ1より大きくしたことにより、中間転写ベルト28上に形成されたトナー像を乱すことがなくなる。
また、二次転写ローラ63およびバックアップローラ29の記録媒体搬送方向における上流側において、転写前導入ローラ51と搬送ベルト62との距離を、本実施例のように所定距離に設定することにより、転写前導入部での記録媒体11の押圧による画像ズレが発生することもない。
なお、本実施例における表1に示す実験では、図2示す媒体収容部としての給紙トレイ10から繰出される記録媒体11を媒体搬送部17で反転させて二次転写部21へ搬送するようにしたため、例えば記録媒体11の厚さが0.1mm未満になると繰出し部としてのピックアップローラ12からの繰出し不良である重送が発生し易くなる。また、記録媒体11の厚さが0.8mmより大きくなると記録媒体11のコシが強くなるため媒体搬送部17で反転させるときに詰まり(ジャム)が発生し易くなる。そのため、上記実験において記録媒体11の厚さtは、0.1mm≦t≦0.8mmの範囲で行った。
しかしながら、記録媒体11の厚さtの範囲は、これに限られるものでなく、例えば搬送ローラ対18の記録媒体搬送方向における上流側にMPT(マルチパーパストレイ)を配置することにより、上記重送やジャムの課題を解決すれば、0.1mm≦t≦0.8mmの範囲に限定されることはない。
以上説明したように、第1の実施例では、転写前導入部の距離(隙間)Lmmを、記録媒体の最大厚さtmax−0.4mm以上、かつ記録媒体の最小厚さtmin+2.5mm以下にすることにより、画像ズレ、転写チリ、後端跳ね上げ跡等による画像異常のない良好な印刷結果が得られるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、転写部の構成が第1の実施例の構成と異なっている。第2の実施例における転写部の構成を図10の第2の実施例における転写部の構成を示す側面図、図11の第2の実施例における二次転写部の構成を示す斜視図、図12の第2の実施例における二次転写部周辺の構成を示す側面説明図、図13の第2の実施例におけるギャップ調整部の構成を示す側面説明図、図14の第2の実施例における制御構成を示すブロック図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10において、搬送ガイド70の記録媒体の搬送方向における搬送ローラ対18の上流側に記録媒体の厚さを検出する媒体厚検出部としての紙厚センサ75が配設されている。また、記録媒体の搬送方向における搬送ローラ対18の下流側に記録媒体を検知する媒体検知手段としての媒体センサ76が配設されており、搬送される記録媒体11の位置を検知することができるようになっている。
転写ベルトユニット80の一部であって、図中矢印Aが示す中間転写ベルト28の搬送方向におけるバックアップローラ29の上流側には、転写前導入ローラ93が配設されており、転写前導入ローラ93と中間転写ベルト28とが接触する部位が本実施例の第1の転写前導入部である。
ここで、転写前導入ローラ93の構成を図11および図12に基づいて説明する。
図11および図12において、転写前導入ローラ93は、金属のシャフト形状の部材であり、中間転写ベルト28と接触する部分は両端より太く形成されている。転写前導入ローラ93の両端には、ギャップ調整カム92が取り付けられており、ギャップ調整カム92は、転写前導入ローラ93とは独立して回転可能に取り付けられている。
転写前導入ローラ93の両端に取り付けられたそれぞれのギャップ調整カム92は、その外側には駆動ギア95が取り付けられており、図12および図13に示す係止部材96により駆動ギア95と連結して動作するようになっている。
駆動ギア95は、ギャップ調整用モータに接続されており、その回転量を制御できるようになっている。
ここで、駆動ギア95の回転制御構成を図14に基づいて説明する。
図14において、制御部54は、制御プログラムや制御情報を記憶するメモリ541と、制御プログラムに基づいて制御を行う中央処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)542と、入出力ポートとしてのI/O(Input/Output)543と、モータの回転量を計測するためのカウンタ544とにより構成され、I/O543には紙厚センサ75および媒体センサ76が接続され、また上述した駆動ギア95を回転させるステッピングモータ等の回転量が制御可能なギャップ調整用モータ55および搬送ローラ対18、19を回転させる搬送モータ56が接続されている。
このように構成された制御部54は、I/O543を介して入力される紙厚センサ75および媒体センサ76からの入力信号およびメモリ541に保存された情報に基づいてCPU542で演算し、I/O543を介してギャップ調整用モータ55等に出力する信号を制御することにより、ギャップ調整用モータ55および搬送モータ56の回転量を制御することができるようになっている。
図10、図11および図12において、転写ベルトユニット80のバックアップローラ29と対向する位置に搬送ベルトユニット81が配設され、転写ベルトユニット80の転写前導入ローラ93と対向する位置にギャップ調整ローラ90が配設されている。
ギャップ調整ローラ90は、シャフト部にEPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)製のゴムを巻いたローラであり、ギャップ調整ローラ90と搬送ベルト62とが接触する部位が本実施例の第2の転写前導入部である。なお、ギャップ調整ローラ90の材質は、SUS(ステンレス)のような金属製、POM(ポリアセタール)のようなプラスチック製であっても良い。また、上述した第1の転写前導入部および第2の転写前導入部を合わせて転写前導入部とする。
ギャップ調整ローラ90の両端は、シャフト部が露出しており、両端のシャフト部にギャップ調整部材91が配設されている。このギャップ調整部材91は、転写前導入ローラ93に取り付けられ、転写前導入部の隙間(距離L)を調整する調整部としてのギャップ調整カム92に接近またはそのギャップ調整カム92から離間する方向(図12における上下方向)に移動可能に取り付けられており、押し当てバネ94でギャップ調整カム92に接近する方向へ付勢され、ギャップ調整カム92と当接する位置で位置決めされている。
ここで、本実施例における第1の転写前導入部と第2の転写前導入部との距離、すなわち転写前導入部の距離Lについて図13および図16に基づいて説明する。
図16は、ギャップ調整カム92の位相と転写前導入部の距離Lとの関係を表したグラフであり、転写前導入部の距離Lは、ギャップ調整カム92の位相によって図16に示すように変化する。図16は、ギャップ調整カム92の位相0〔度(deg)〕、位相90〔度(deg)〕、位相180〔度(deg)〕、および位相270〔度(deg)〕における転写前導入部の距離Lの値をプロットしたグラフであり、図13におけるギャップ調整カム92の外周面の点92aがギャップ調整部材91に当接したとき位相0〔度(deg)〕、点92bがギャップ調整部材91に当接したとき位相90〔度(deg)〕、点92cがギャップ調整部材91に当接したとき位相180〔度(deg)〕、および点92dがギャップ調整部材91に当接したとき位相270〔度(deg)〕としている。
なお、ギャップ調整カム92の位相は、図14に示す制御部54によりギャップ調整用モータ55に所定数のパルスを印加することにより、所定の回転量で回転させて制御することができるようになっている。
図17は、第2の実施例における紙厚と転写前導入部の距離との関係を示すテーブルであり、紙厚センサ75で得た紙厚情報に基づいて調整する転写前導入部の距離Lを示している。このテーブルは、紙厚センサ75で得た紙厚が0mmより大きく0.1mm以下の場合、転写前導入部の距離Lを0.1mm、紙厚が0.1mmより大きく0.2mm以下の場合、転写前導入部の距離Lを0.2mm、紙厚が0.2mmより大きく0.3mm以下の場合、転写前導入部の距離Lを0.3mm、紙厚が0.3mmより大きく0.4mm以下の場合、転写前導入部の距離Lを0.4mmに調整することを示し、転写前導入部の距離Lの調整データとして図14に示すメモリ541に記憶されるものである。
図14に示す制御部54は、紙厚センサ75から入力した紙厚情報に基づいて上記テーブルを参照し、転写前導入部の距離Lを決定する。
上述した構成の作用について説明する。なお、画像形成装置全体の動作は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
本実施例における転写部の動作を図10、図12、図14および図15に基づいて説明する。なお、紙厚tが0.1mmの記録媒体を2枚連続して印刷した後に、紙厚tが0.25mmの記録媒体に印刷する場合の動作について説明するものとする。
まず、1枚目の記録媒体(紙厚tが0.1mm)を印刷する場合の動作について説明する。
図10において、図2に示す媒体搬送部17により搬送された記録媒体11は、紙厚センサ75により厚さが検出される。紙厚センサ75により得られた記録媒体11の紙厚情報は、制御部54へ送られ、制御部54のCPU542は、送られた紙厚情報に基づいてメモリ541に記憶された図17に示すテーブルを参照し、転写前導入部の距離Lを算出する。
制御部54のメモリ541には、前回印刷時の転写前導入部の距離Lが保存されており、ここでは、前回印刷時の転写前導入部の距離Lが0.3mmとして保存されている場合の動作を図15の第2の実施例におけるギャップ変更処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S1:紙厚センサ75により得られた記録媒体11の厚さtは0.1mmであり、制御部54のCPU542は、メモリ541に記憶された図17に示すテーブルを参照し、転写前導入部の距離Lを0.1mmとして算出する。
S2:制御部54のCPU542は、S1において算出した距離Lがメモリ541に保存されている前回印刷時の転写前導入部の距離L(0.3mm)と異なるため、処理をS3へ移行する(S2:NO)。
S3:制御部54のCPU542は、記録媒体11の先端が媒体センサ76により検知されたとき、搬送モータ56を停止させて搬送ローラ対18、19を停止させ、記録媒体11を停止させる。
S4:制御部54のCPU542は、駆動ギア95に接続されたギャップ調整用モータ55の回転量を制御し、図16に基づき転写前導入部の距離Lが0.1mmになるようにギャップ調整カム92を位相0〔度(deg)〕の位置へ回転させる。ギャップ調整カム92が回転するとギャップ調整部材91は、押し当てバネ94により押し上げられているため、ギャップ調整カム92に当接する位置まで押し上げられる。ギャップ調整部材91の位置が変化すると、そのギャップ調整部材91に取り付けられたギャップ調整ローラ90が移動する。この動作により、転写前導入部の距離Lは0.1mmに設定(変更)される。
S5:転写前導入部の距離Lを0.1mmに設定した制御部54のCPU542は、搬送モータ56を駆動し、搬送ローラ対18、19を駆動させ、記録媒体11を搬送する。このとき、転写前導入部の距離Lは0.1mmであり、記録媒体11の厚さtは0.1mmと一致した状態で印刷が行われる。
次に、2枚目の記録媒体(紙厚tが0.1mm)を印刷する場合の動作について説明する。
図10において、図2に示す媒体搬送部17により搬送された記録媒体11は、紙厚センサ75により厚さが検出される。紙厚センサ75により得られた記録媒体11の紙厚情報としての紙厚tは0.1mmであり、制御部54のCPU542は、送られた紙厚情報に基づいてメモリ541に記憶された図17に示すテーブルを参照し、転写前導入部の距離Lを0.1mmとして算出する。
制御部54のメモリ541には、前回印刷時の転写前導入部の距離Lが0.1mmとして保存されており、この場合の動作を図15の第2の実施例におけるギャップ変更処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S1:紙厚センサ75により得られた記録媒体11の厚さtは0.1mmであり、制御部54のCPU542は、メモリ541に記憶された図17に示すテーブルを参照し、転写前導入部の距離Lを0.1mmとして算出する。
S2:制御部54のCPU542は、S1において算出した距離Lがメモリ541に保存されている前回印刷時の転写前導入部の距離L(0.1mm)と一致するため、ギャップ変更を行うことなく、また記録媒体を止めることなく印刷を行う(S2:YES)。
続いて、3枚目の記録媒体(紙厚tが0.25mm)を印刷する場合の動作について説明する。
図10において、図2に示す媒体搬送部17により搬送された記録媒体11は、紙厚センサ75により厚さが検出される。紙厚センサ75により得られた記録媒体11の紙厚情報としての紙厚tは0.25mmであり、制御部54のCPU542は、送られた紙厚情報に基づいてメモリ541に記憶された図17に示すテーブルを参照し、転写前導入部の距離Lを0.3mmとして算出する。
制御部54のメモリ541には、前回印刷時の転写前導入部の距離Lが0.1mmとして保存されており、この場合の動作を図15の第2の実施例におけるギャップ変更処理を示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
S1:紙厚センサ75により得られた記録媒体11の厚さtは0.25mmであり、制御部54のCPU542は、メモリ541に記憶された図17に示すテーブルを参照し、転写前導入部の距離Lを0.3mmとして算出する。
S2:制御部54のCPU542は、S1において算出した距離Lがメモリ541に保存されている前回印刷時の転写前導入部の距離L(0.1mm)と異なるため、処理をS3へ移行する(S2:NO)。
S3:制御部54のCPU542は、記録媒体11の先端が媒体センサ76により検知されたとき、搬送モータ56を停止させて搬送ローラ対18、19を停止させ、記録媒体11を停止させる。
S4:制御部54のCPU542は、駆動ギア95に接続されたギャップ調整用モータ55の回転量を制御し、図16に基づき転写前導入部の距離Lが0.3mmになるようにギャップ調整カム92を位相180〔度(deg)〕の位置へ回転させる。ギャップ調整カム92が回転するとギャップ調整部材91は押し下げられる。ギャップ調整部材91の位置が変化すると、そのギャップ調整部材91に取り付けられたギャップ調整ローラ90が移動する。この動作により、転写前導入部の距離Lは0.3mmに設定(変更)される。
S5:転写前導入部の距離Lを0.3mmに設定した制御部54のCPU542は、搬送モータ56を駆動し、搬送ローラ対18、19を駆動させ、記録媒体11を搬送して印刷を行う。
このとき、転写前導入部の距離Lは0.3mm、記録媒体11の厚さtは0.25mmであり、転写前導入部と記録媒体との間に隙間が形成されるが、図17によれば転写前導入部と記録媒体との間に隙間は0.1mm未満であることがわかる。第1の実施例で説明した表1によると、転写チリや跳ね上げ跡が発生するのは、転写前導入部の距離Lと印刷媒体の厚さtとの差、すなわち印刷媒体と中間転写ベルト28との隙間が2.6mm以上になった場合であるため、転写前導入部の距離Lと印刷媒体の厚さtとの差が0.05mmの本実施例では転写チリや跳ね上げ跡が発生することはない。
このように記録媒体11の厚さtに応じて転写前導入部の距離Lを変化させるようにしたことにより、二次転写部21の直前で記録媒体11と中間転写ベルト28との隙間を無くし、または最小限にすることができ、カール紙等の転写チリが発生し易い印刷媒体でも良好な印刷結果を得ることができる。
また、記録媒体11の厚さtに応じた転写前導入部の距離Lのデータテーブルを制御部54のメモリ541に記憶させるようにしたことにより、転写前導入部の距離Lを変更させる時間を減らすことができ、スループットの向上が図れる。
以上説明したように、第2の実施例では、記録媒体の厚さに応じて転写前導入部の距離を変化させるようにしたことにより、二次転写部の直前で記録媒体と中間転写ベルトとの隙間を無くし、または最小限にすることができ、カール紙等の転写チリが発生し易い印刷媒体でも良好な印刷結果を得ることができるという効果が得られる。
また、記録媒体の厚さに応じた転写前導入部の距離のデータテーブルを制御部のメモリに記憶させるようにしたことにより、転写前導入部の距離を変更させる時間を減らすことができ、スループットの向上を図ることができるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、画像形成装置を電子写真方式プリンタとし、そのベルト駆動装置に本発明を適用した例で説明したが、それに限られることなく、画像形成装置を、電子写真方式を利用して記録材に画像を形成する複写機、ファクシミリ、またはプリンタ等とし、そのベルト駆動装置に本発明を適用するようにしても良い。
17 媒体搬送部
16、18、19 搬送ローラ対
27 ドライブローラ
28 中間転写ベルト
29 バックアップローラ
31C、31M、31Y、31K 一次転写ローラ
32 テンションローラ
50 ベルトフレーム
51、93 転写前導入ローラ
60 搬送ベルトドライブローラ
61 搬送ベルトテンションローラ
62 搬送ベルト
63 二次転写ローラ
64 ホルダ部材
65 スプリング
66 クリーニングバックアップローラ
67 クリーニングブレード
70 搬送ガイド
71U、71L 突入ガイド
80 転写ベルトユニット
81 搬送ベルトユニット
90 ギャップ調整ローラ
91 ギャップ調整部材
92 ギャップ調整カム
94 押し当てバネ
95 駆動ギア
100 画像形成装置

Claims (12)

  1. 現像剤像を担持する一次転写体と、
    前記一次転写体の現像剤像を媒体に転写する二次転写部と、
    前記二次転写部の前記媒体の搬送方向における上流側に配設される転写前導入部とを有し、
    前記転写前導入部は、第1の回転体および第2の回転体と、前記第1の回転体および第2の回転体に張架され、前記媒体を搬送する搬送部材と、前記搬送部材との間に所定距離の隙間を形成して前記一次転写体が配置されるように前記一次転写体に接触して配置される第3の回転体とを含み、
    前記所定距離は、前記所定距離をL(mm)、前記媒体の厚さをt(0.1≦t≦0.8)(mm)としたとき、
    t−0.4(mm)≦L≦t+2.5(mm)
    の関係を満たし、
    前記二次転写部は、前記一次転写体を挟んで対向配置された第4の回転体および第5の回転体を含み、前記一次転写体と、前記搬送部材と、前記第4の回転体および第5の回転体とにより前記媒体を挟持する転写ニップ領域を形成し、
    前記一次転写体の張力は、前記搬送部材の張力より大きいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項の画像形成装置において、
    前記第4の回転体は、前記一次転写体と接触して配置され、前記第5の回転体は、前記搬送部材と接触して配置され、
    前記第4の回転体の硬さは、前記第5の回転体の硬さよりも硬いことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2の画像形成装置において、
    前記所定距離は、前記所定距離をL(mm)、前記画像形成装置が取り扱う媒体の最小厚さをtmin(mm)、最大厚さをtmax(mm)としたとき、
    tmax−0.4(mm)≦L≦tmin+2.5(mm)
    の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項の画像形成装置において、
    前記所定距離は、前記所定距離をL(mm)としたとき、
    0.4(mm)≦L≦2.6(mm)
    の関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項の画像形成装置において、
    前記媒体を前記二次転写部へ搬送する搬送部を有し、
    前記転写前導入部は、前記一次転写体上の第1の転写前導入部と前記搬送部上の第2の転写前導入部とから形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項の画像形成装置において、
    前記搬送部は、ベルト部材であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか1項の画像形成装置において、
    前記一次転写体は、ベルト部材であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項の画像形成装置において、
    前記第3の回転体は、前記一次転写体を張架し、前記二次転写部の前記媒体の搬送方向における上流側に配置された張架部材であり、
    前記第1の転写前導入部は、前記張架部材と前記一次転写体との張架部に形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項の画像形成装置において、
    前記張架部材と前記二次転写部との間で前記一次転写体と前記搬送部との成す角をθ1、前記張架部材の前記媒体搬送方向における上流側で前記一次転写体と前記搬送部との成す角をθ2としたとき、前記θ2は前記θ1より大きいことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項または請求項の画像形成装置において、
    前記張架部材の前記媒体の搬送方向における上流側に配設され、前記媒体の搬送を案内するガイド部材を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項の画像形成装置において、
    媒体の厚さを検出する媒体厚検出部と、
    前記転写前導入部の隙間を調整する調整部と、
    前記調整部を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記媒体厚検出部で検出した検出結果に基づいて前記隙間を調整することを特徴とする画像形成装置。
  12. 現像剤像を担持する一次転写体と、
    前記一次転写体の現像剤像を媒体に転写する二次転写部と、
    前記二次転写部の前記媒体の搬送方向における上流側に配設される転写前導入部と、
    媒体の厚さを検出する媒体厚検出部と、
    前記転写前導入部の隙間を調整する調整部と、
    前記調整部を制御する制御部とを有し、
    前記転写前導入部は、第1の回転体および第2の回転体と、前記第1の回転体および第2の回転体に張架され、前記媒体を搬送する搬送部材と、前記搬送部材との間に所定距離の隙間を形成して前記一次転写体が配置されるように前記一次転写体に接触して配置される第3の回転体とを含み、
    前記所定距離は、前記所定距離をL(mm)、前記媒体の厚さをt(0.1≦t≦0.8)(mm)としたとき、
    t−0.4(mm)≦L≦t+2.5(mm)
    の関係を満たし、
    前記二次転写部は、前記一次転写体を挟んで対向配置された第4の回転体および第5の回転体を含み、前記一次転写体と、前記搬送部材と、前記第4の回転体および第5の回転体とにより前記媒体を挟持する転写ニップ領域を形成し、
    前記制御部は、前記媒体厚検出部で検出した検出結果に基づいて前記隙間を調整することを特徴とする画像形成装置。
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