JP5967613B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
請求項1の発明では、回転多面体が一の回転位置で停止したときに一の遊技装飾面が遊技者と正対し、別の回転位置で停止したときに別の遊技装飾面が遊技者と正対する。ここで、本発明によれば、一の遊技装飾面の面積が別の遊技装飾面の面積よりも大きくなっているので、一の遊技装飾面が遊技者と正対したときの方が別の遊技装飾面が遊技者と正対したときよりも遊技者にインパクトを与えることができ、演出に多様性を持たせることができ、趣向性を高めることが可能になる。また、第1遊技装飾面が遊技者に正対したときと第2遊技装飾面が遊技者に正対したときとで、遊技者の視覚に移る回転多面体の大きさが異なっているので、回転多面体によっても遊技者に与えるインパクトに差をつけることができる。しかも、本発明では、3つ以上の遊技装飾面の一部を、キャラクターの形状をかたどったキャラクター構成とすると共に、キャラクター構成を除いた残りの3つ以上の遊技装飾面の一部を、回転多面体の内側に配置したLEDによって表示内容が変化する可変表示部を有した構成とし、キャラクター構成及び可変表示部を有した構成を除いた残りの3つ以上の遊技装飾面の少なくとも一部を、キャラクター構成及び可変表示部を有した構成とは異なった色にメッキ処理を施した構成とすることで、それぞれ異なった印象を遊技者に与えることができる。
請求項2の発明によれば、全ての遊技装飾面にはそれぞれ異なる態様の装飾体が形成されているので、それら遊技装飾面の間で遊技者に異なった印象を与えることができる。さらに、複数の装飾部材で構成されているので、回転多面体を形成しやすくすることが可能である。
請求項3の発明によれば、回転多面体の一側面が遊技者と正対したときに、その一側面の裏側に残りの側面が隠れるので、遊技者と正対していない残りの側面が遊技者の印象に影響を与えることが抑制できる。
請求項4の発明の構成によれば、何れの遊技装飾面が遊技者と正対しても1つの発光素子基板でその装飾体の点灯部を点灯させることができる。
請求項5の発明によれば、遊技装飾面が遊技者に与える印象を発光素子基板の発光態様によっても異ならせることができ、演出に多様性を持たせることができ、趣向性を高めることが可能になる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
なお、上記実施形態を概念化すると、以下の[1]〜[21]の発明となる。
[1]回転軸を3つ以上の遊技装飾面で囲んだ回転多面体と、
前記回転多面体を前記回転軸の回りに回転駆動し、前記3つ以上の遊技装飾面のうち何れか1つの遊技装飾面が遊技者と正対する回転位置で停止する多面体駆動手段とを備え、
前記3つ以上の遊技装飾面の面積に大小の差を設けたことを特徴とする遊技機。
[2]前記3つ以上の遊技装飾面のうち第1遊技装飾面と第2遊技装飾面とには、各遊技装飾面に対して凹凸状をなす第1装飾体と第2装飾体が形成され、
前記第2遊技装飾面よりも前記第1遊技装飾面の面積を大きくすると共に、
前記第1装飾体の凹凸の絶対量を、前記第2装飾体の凹凸の絶対量よりも大きくしたことを特徴とする[1]に記載の遊技機。
[3]前記回転多面体を前記第1遊技装飾面と平行な面に正射影したときの面積を、前記回転多面体を前記第2遊技装飾面と平行な面に正射影したときの面積よりも大きくしたことを特徴とする[2]に記載の遊技機。
[4]前記3つ以上の遊技装飾面のうち何れか1つの前記遊技装飾面が遊技者と正対したときに、残りの前記遊技装飾面が遊技者と正対している前記遊技装飾面の裏側に隠れるように構成されたことを特徴とする[1]乃至[3」のうち何れか1に記載の遊技機。
[5]前記回転多面体の外周壁は、前記遊技装飾面を1つ含んだ複数の装飾部材で構成され、
それぞれの前記遊技装飾面には、互いに異なる態様の装飾体が形成されたことを特徴とする[1]乃至[4]のうち何れか1に記載の遊技機。
[6]前記3つ以上の遊技装飾面の一部を、キャラクターの形状をかたどったキャラクター構成とすると共に、前記キャラクター構成を除いた残りの前記3つ以上の遊技装飾面の一部を、前記回転多面体の内側に配置した発光素子によって表示内容が変化する可変表示部を有した構成とし、前記キャラクター構成及び前記可変表示部を有した構成を除いた残りの前記3つ以上の遊技装飾面の少なくとも一部を、前記キャラクター構成及び前記可変表示部を有した構成とは異なった色にメッキ処理が施された構成とした[1]乃至[5]のうち何れか1に記載の遊技機。
[7]少なくとも2つの前記遊技装飾面に、透明部材で形成された点灯部を設け、
前記点灯部を点灯させるための発光素子基板を、前記回転多面体の回転軸上に回転不能に固定して備えたことを特徴とする[1]乃至[6]のうち何れか1に記載の遊技機。
[8]遊技者と正対する前記遊技装飾面が異なるときに前記発光素子基板の発光態様を異ならせたことを特徴とする[7]に記載の遊技機。
[9]回転軸を3つ以上の側壁で囲んだ回転多面体と、
前記回転多面体を前記回転軸の回りに回転駆動し、前記3つ以上の側壁のうち何れか1つの側壁が遊技者と正対する回転位置で停止する多面体駆動手段とを備えた遊技機であって、
前記回転多面体は、前記回転軸と平行であって外周面を前記3つ以上の側壁に区画する帯状縁部を備え、
前記側壁の前記帯状縁部で挟まれる方向の幅に大小の差を設けたことを特徴とする遊技機。
[10]前記帯状縁部は、前記回転多面体の前記回転軸を中心とした一の円上に配置されたことを特徴とする[9]に記載の遊技機。
[11]前記帯状縁部の外面は、前記一の円に沿った円弧状になっていることを特徴とする[10]に記載の遊技機。
[12]複数の前記帯状縁部には、前記3つ以上の側壁のうち何れの側壁とも異なった態様の装飾が共通して施されていることを特徴とする[9]乃至[11]のうち何れか1に記載の遊技機。
[13]前記3つ以上の側壁のうち第1側壁と第2側壁とには、前記帯状縁部との境界を結ぶ基準面に対して凹凸状をなす第1装飾体と第2装飾体とが形成され、
前記帯状縁部で挟まれる方向の幅を、前記第2側壁よりも前記第1側壁で大きくすると共に、
前記第1装飾体の凹凸の絶対量を、前記第2装飾体の凹凸の絶対量よりも大きくしたことを特徴とする[9]乃至[12]のうち何れか1に記載の遊技機。
[14]前記第1装飾体のうち前記基準面より突出した部分の一部を前記帯状縁部にはみ出させたことを特徴とする[13]に記載の遊技機。
[15]前記第2装飾体は、前記第2側壁の中央部に形成された略矩形状のメイン装飾部と、前記メイン装飾部の四方を囲む枠体とで構成され、前記枠体の一部を前記メイン装飾部の前方にはみ出させたことを特徴とする[13]又は[14]に記載の遊技機。
[16]前記回転多面体を前記第2側壁における前記基準面に正射影した面積が、前記回転多面体を前記第1側壁における前記基準面に正射影した面積よりも小さくなっていることを特徴とする[13]乃至[15]の何れかに記載の遊技機。
[17]前記3つ以上の側壁のうち何れか1つの前記側壁が遊技者と正対したときに、その側壁を除いた残りの前記側壁が、遊技者と正対している前記側壁の裏側に隠れることを特徴とする[9]乃至[16]のうち何れか1に記載の遊技機。
[18]前記回転多面体の外周壁は、複数の装飾部材で構成され、
それぞれの前記側壁には、互いに異なる態様の装飾体が形成されたことを特徴とする[9]乃至[17]のうち何れか1に記載の遊技機。
[19]前記3つ以上の側壁の一部を、キャラクターの形状をかたどったキャラクター構成とすると共に、前記キャラクター構成を除いた残りの前記3つ以上の側壁の一部を、前記回転多面体の内側に配置した発光素子によって表示内容が変化する可変表示部を有した構成とし、前記キャラクター構成及び前記可変表示部を有した構成を除いた残りの前記3つ以上の側壁の少なくとも一部を、前記キャラクター構成及び前記可変表示部を有した構成とは異なった色にメッキ処理を施した構成としたことを特徴とする[9]乃至[18]のうち何れか1に記載の遊技機。
[20]少なくとも2つの前記側壁に、透明部材で形成された点灯部を設け、
前記点灯部を点灯させるための発光素子基板を、前記回転多面体の回転軸上に回転不能に固定して備えたことを特徴とする[9]乃至[19]のうち何れか1に記載の遊技機。
[21]遊技者と正対する前記側壁が異なるときに前記発光素子基板の発光態様を異ならせたことを特徴とする[20]に記載の遊技機。
[1]の遊技機では、回転多面体が一の回転位置で停止したときに一の遊技装飾面が遊技者と正対し、別の回転位置で停止したときに別の遊技装飾面が遊技者と正対する。ここで、本発明によれば、一の遊技装飾面の面積が別の遊技装飾面の面積よりも大きくなっているので、一の遊技装飾面が遊技者と正対したときの方が別の遊技装飾面が遊技者と正対したときよりも遊技者にインパクトを与えることができ、演出に多様性を持たせることができ、趣向性を高めることが可能になる。
また、[2]の発明では、遊技装飾面に形成された装飾体の凹凸の絶対量についても、第1遊技装飾面の方が第2遊技装飾面よりも大きくなっているので、第1装飾体を第2装飾体よりも立体的に見せることができる。これにより、第1遊技装飾面によって遊技者に与えるインパクトを一層大きくすることができ、演出に一層多様性を持たせることができ、趣向性を高めることが可能になる。
[3]の発明によれば、第1遊技装飾面が遊技者に正対したときと第2遊技装飾面が遊技者に正対したときとで、遊技者の視覚に移る回転多面体の大きさが異なっているので、回転多面体によっても遊技者に与えるインパクトに差をつけることができる。
[4]の発明によれば、回転多面体の一側面が遊技者と正対したときに、その一側面の裏側に残りの側面が隠れるので、遊技者と正対していない残りの側面が遊技者の印象に影響を与えることが抑制できる。
[5]の発明の構成によれば、全ての遊技装飾面にはそれぞれ異なる態様の装飾体が形成されているので、それら遊技装飾面の間で遊技者に異なった印象を与えることができる。また、複数の装飾部材で構成されているので、回転多面体を形成しやすくすることが可能である。
具体的には、[6]の発明のように、3つ以上の遊技装飾面の一部を、キャラクターの形状をかたどったキャラクター構成とすると共に、キャラクター構成を除いた残りの3つ以上の遊技装飾面の一部を、回転多面体の内側に配置したLEDによって表示内容が変化する可変表示部を有した構成とし、キャラクター構成及び可変表示部を有した構成を除いた残りの3つ以上の遊技装飾面の少なくとも一部を、キャラクター構成及び可変表示部を有した構成とは異なった色にメッキ処理を施した構成とすることで、それぞれ異なった印象を遊技者に与えることができる。
[7]の発明の構成によれば、何れの遊技装飾面が遊技者と正対しても1つの発光素子基板でその装飾体の点灯部を点灯させることができる。
[8]の発明によれば、遊技装飾面が遊技者に与える印象を発光素子基板の発光態様によっても異ならせることができ、演出に多様性を持たせることができ、趣向性を高めることが可能になる。
[9]の発明では、回転多面体の外側部が帯状縁部によって3つ以上の側壁に区画されている。この構成によれば、帯状縁部で挟まれた領域が側壁の領域であると遊技者に認識させることができる。そして、本発明では、帯状縁部に挟まれた側壁の幅に大小の差を設けたので、遊技者が認識する側壁の大きさを異ならせることができる。これにより、各側壁が遊技者に与えるインパクトに差をつけることができ、演出に多様性を持たせることができ、趣向性を高めることが可能になる。
[10]の発明によれば、何れの側壁が遊技者と正対しても、常に、その側壁の中心が回転多面体の回転軸と遊技者とを結ぶ線上に配置される。これにより、帯状縁部に挟まれた側壁の幅の大小の差を遊技者に認識させやすくすることができる。
[11]の発明によれば、何れの装飾体が遊技者と正対しても、その側壁を挟む1対の帯状縁部を同じように見せることができ、側壁の大きさの違いを際立たせることできる。
[12]の発明によれば、遊技者に帯状縁部と側壁との境界線をはっきりと認識させることができ、各側壁の大きさの違いを際立たせることできる。
[13]の発明では、帯状縁部で挟まれる方向の幅が大きな第1側壁に形成された第1装飾体の方が、幅狭の第2側壁に形成された第2装飾体よりも基準面に対する凹凸の絶対量が大きくなっている。即ち、第1装飾体の方が第2装飾体よりも立体的に構成されている。これにより、第1装飾体と第2装飾体との間で遊技者に与えるインパクトに落差をつけることができ、演出に多様性を持たせて趣向性を高めることが可能になる。
[14]の発明によれば、第1装飾体が帯状縁部を乗り越えて迫り出す印象を遊技者に与えることができ、第1装飾体によって一層大きなインパクトを与えることが可能になる。
[15]の発明によれば、第2装飾体のうちメイン装飾部を囲む枠体の一部がメイン装飾部にはみ出しているので、メイン装飾部を一層小さく見せることができる。
[16]の発明によれば、第1側壁が遊技者と正対したときと第2側壁が遊技者と正対したときとで、遊技者の視覚に映る回転多面体の大きさが異なっているので、回転多面体によっても遊技者に異なる印象を与えることができる。
[17]の発明によれば、回転多面体の一側壁が遊技者と正対したときに、その一側壁の裏側に残りの側壁が隠れるので、遊技者と正対していない残りの側壁が遊技者の印象に影響を与えることが抑制できる。
[18]の発明の構成によれば、回転多面体の全ての側壁にそれぞれ異なる態様の装飾体が形成されているので、それら側壁の間で異なった印象を遊技者に与えることができる。また、複数の装飾部材で構成されているので、回転多面体を形成しやすくすることが可能である。
具体的には、[19]の発明のように、3つ以上の側壁の一部を、キャラクターの形状をかたどったキャラクター構成とすると共に、キャラクター構成を除いた残りの3つ以上の側壁の一部を、回転多面体の内側に配置したLEDによって表示内容が変化する可変表示部を有した構成とし、キャラクター構成及び可変表示部を有した構成を除いた残りの3つ以上の側壁の少なくとも一部を、キャラクター構成及び可変表示部を有した構成とは異なった色にメッキ処理を施した構成とすることで、それぞれ異なった印象を遊技者に与えることができる。
[20]の発明によれば、何れの側壁が遊技者と正対しても、1つの発光素子基板でその側壁の点灯部を点灯させることができる。
[21]の発明によれば、側壁が遊技者に与える印象を発光素子基板の発光態様によっても異ならせることができ、演出に多様性を持たせて趣向性を高めることが可能になる。
70 帯状縁部
80 回転多面体
81A 第1側壁
81B 第2側壁
81C 第3側壁
82A 第1装飾体
82B 第2装飾体
82C 第3装飾体
83 点灯部
84 可変表示部(点灯部)
84W 枠体
86 延出部
90A 第1装飾部材
90B 第2装飾部材
90C 第3装飾部材
109A LED基板(発光素子基板)
102 回転多面体用モータ
110 演出体駆動機構(多面体駆動手段)
J1 回転軸
M1,M2,M3 基準面(遊技装飾面)
Claims (5)
- 回転軸を3つ以上の遊技装飾面で囲んだ回転多面体と、
前記回転多面体を前記回転軸の回りに回転駆動し、前記3つ以上の遊技装飾面のうち何れか1つの遊技装飾面が遊技者と正対する回転位置で停止する多面体駆動手段とを備え、
前記3つ以上の遊技装飾面の面積に大小の差を設け、
前記回転多面体を前記3つ以上の遊技装飾面のうち第1遊技装飾面と平行な面に正射影したときの面積を、前記回転多面体を前記3つ以上の遊技装飾面のうち第2遊技装飾面と平行な面に正射影したときの面積よりも大きくし、
前記3つ以上の遊技装飾面の一部を、キャラクターの形状をかたどったキャラクター構成とすると共に、前記キャラクター構成を除いた残りの前記3つ以上の遊技装飾面の一部を、前記回転多面体の内側に配置した発光素子によって表示内容が変化する可変表示部を有した構成とし、前記キャラクター構成及び前記可変表示部を有した構成を除いた残りの前記3つ以上の遊技装飾面の少なくとも一部を、前記キャラクター構成及び前記可変表示部を有した構成とは異なった色にメッキ処理が施された構成としたことを特徴とする遊技機。 - 前記回転多面体の外側部は、前記遊技装飾面を1つ含んだ複数の装飾部材で構成され、 それぞれの前記遊技装飾面には、互いに異なる態様の装飾体が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記3つ以上の遊技装飾面のうち何れか1つの前記遊技装飾面が遊技者と正対したときに、残りの前記遊技装飾面が遊技者と正対している前記遊技装飾面の裏側に隠れるように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
- 少なくとも2つの前記遊技装飾面に、透明部材で形成された点灯部を設け、
前記点灯部を点灯させるための発光素子基板を、前記回転多面体の回転軸上に回転不能に固定して備えたことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1の請求項に記載の遊技機。 - 遊技者と正対する前記遊技装飾面が異なるときに前記発光素子基板の発光態様を異ならせたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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