JP5964021B2 - 荷役車両 - Google Patents
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Description
荷役車両Vの後部には、左右方向の軸芯回りに回転自在な左右一対の案内ローラRが設けられている。
コンテナ前部には、主桁43とタンク41前面とにそれぞれ固定したフレーム44を備え、フレーム44の上部には、前記フックアーム24のフック25と係脱自在な係合部、すなわちリフトバー45が設けられる。
なお、本願において車体とはシャシフレームFだけでなく、サブフレームSを含むシャシフレームFに対して相対的に姿勢が変化しない全ての部材を指す。
係合手段9は、荷役車両Vの車体(サブフレームS)の両端に前後1対、合計4つ設けている。4つの係合手段9の構造は同一であるため(左右は対称)、車両左舷前方に設けた係合手段9を例に説明する。図4は、図1の4−4線断面図のうち、係合手段9の部分を拡大した図である。図4(a)に示すように係合手段9は、サブフレームSの側面に車幅方向外方に向かって突出するように固定したステー91と、ステーの先端部に設けた孔92と、孔92に出し入れできるとともにコンテナ4の隅金具46と係脱する係合部93とを備えている。
ステー91の先端部に設けた孔92は、貫通孔92aと、貫通孔92aよりも直径が大なる段差部92bとよりなる。
ロッド93cは貫通孔92aを上下動できる程度の隙間を設けて挿入されてある。一方、落下防止ブロック93bと跳上防止ブロック93dとは、貫通孔92aの直径よりも大きく形成されており、貫通孔92aをそれぞれ通過することができないようにしている。ツイストロック93aは操作レバー93eを上下及び回転させることにより、落下防止ブロック93b、跳上防止ブロック93d間で上下移動することができ、ロッド93c回りに回転することができる。
コンテナ4を荷役車両Vから地上へ降ろす作業について説明する。まず、図1に示すように、サブフレームS上にコンテナ4が搭載されている状態から、収納位置にあるジャッキ5を下方回動させ、接地ローラ53が地面に近づく下突出位置とする。係合部93の操作レバー93eを操作してコンテナ4と荷役車両Vとの係合を解除し、走行ローラ47を軸47a回りに揺動させてコンテナ後方に突出させる。この状態から、作業者が降ろしスイッチ(図示せず)を操作し、その操作に基づき制御装置(図示せず)が荷役駆動装置3を伸縮させることにより荷役アーム2を後方回動させる。具体的には、スライドシリンダ32の収縮作動により、フックアーム24を後方に移動させ、コンテナ4を左右の案内ローラRにより案内しながら後方に移動させる(図5(a)参照)。その際、図示しないロック装置がロック解除されることにより、リフトアーム22はダンプアーム21に対して自由に回動できるようになる。
次に、地上に降ろされているコンテナ4を荷役車両V上に積み込む作業について説明する。まず、スイッチ操作からリフトアーム22をフックアーム24とともにリフトシリンダ31が最伸長するまで回動させる。このとき、フックアーム24は、スライドシリンダ32の収縮により、フックアーム24を車両後方へ移動させた状態にある。その後、地上に降ろされているコンテナ4の前方において、荷役車両Vの車幅方向の中心線と、コンテナ4の幅方向の中心線とが略一直線上に位置するように荷役車両Vを一旦、縦列停車させる。この状態から、収納位置にあるジャッキ5を下方回動させ、接地ローラ53が地面に近づく下突出位置とする。
一方、積込開始時において、ツイストロック93aが図4(c)に示すようにステー91の上面に半掛かりで突出したままコンテナ4の積込を開始した場合、コンテナ4の水平移動により隅金具46とツイストロック93aとが接触してしまうおそれがある。しかしながら、近接センサ94は段差部92bの下端に配置しているため、この状態では落下防止ブロック93bを検知していない。このとき制御装置は積込スイッチの操作が行われたとしても、荷役駆動装置3に対して伸縮動作させるための指示を出力しない。これにより、突出したツイストロック93aとコンテナ4(特に隅金具46)と接触することによる破損を防止することができる。
なお、近接センサ94の出力信号に基づき出力手段(LEDランプやブザー)から係合部が係合位置にありコンテナ4が荷役車両Vとが係合して脱落するおそれがない状態にあるのか、係合部が退避位置にあり孔92に格納されてコンテナ4の脱着時に接触しない状態にあるのかを作業者に知らせることができるようにしてもよい。
次に、サブフレームS上に搭載されているコンテナ4を車両後方へ傾斜(ダンプ)させる作業について説明する。まず。図1に示すように、収納位置にあるジャッキ5を下方回動させ、接地ローラ53が地面に近づく下突出位置とし、係合手段9を解除する。その後、サブフレームS上にコンテナ4が搭載されている状態、すなわちフックアーム24を移動させない状態でダンプ上げスイッチ(図示せず)を操作することにより、リフトシリンダ31を伸長させる。このとき、図示しないロック装置はロック状態を維持してダンプアーム21とリフトアーム22とを一体に固縛しているので、ダンプアーム21、リフトアーム22は一体となって車両後方へ傾斜し、コンテナ4をダンプさせて、当該コンテナ4内の収容物をコンテナ後面より外部に排出することができる(図6参照)。
一方、ダンプ下げ開始時において、ツイストロック93aが図4(c)に示すようにステー91の上面に半掛かりで突出したままコンテナ4の積込を開始した場合、コンテナ4の水平移動により隅金具46とツイストロック93aとが接触してしまうおそれがある。しかしながら、近接センサ94は段差部92bの下端に配置しているため、この状態では落下防止ブロック93bを検知していない。このとき制御装置はダンプ下げスイッチの操作が行われたとしても、荷役駆動装置3に対して伸縮動作させるための指示を出力しない。これにより、突出したツイストロック93aとコンテナ4(特に隅金具46)と接触することによる破損を防止することができる。
ステー91は、サブフレームSの側面に固定したが、シャシフレームFの側面に固定するようにしてもよい。この場合、サブフレームSを介して間接的にシャシフレームFに固縛される上記実施例に比べて、コンテナ4をシャシフレームFに直接固縛することができる。
ステー91は、車体の側面に別途棒状の部材を固定したが、車体と一体形成すなわちサブフレームSやシャシフレームFの一部を直接車幅方向に延長するようにしてもよい。
また、各種動作の制限は、制御装置がスイッチからの入力を受け付けたうえで荷役駆動装置3に対して動作信号を出力しないようにしたが、制御装置がスイッチからの入力を受け付けないようにしてもよい。
F シャシフレーム
S サブフレーム
H 荷役装置
2 荷役アーム
25 フック
3 荷役駆動装置
4 コンテナ
41 タンク
42 枠
43 主桁
45 リフトバー
46 隅金具(被係合部)
5 ジャッキ
9 係合手段
91 ステー
92 孔
92a 貫通孔
92b 段差部
93 係合部
93a ツイストロック
93b 落下防止ブロック
93c ロッド
93d 跳上防止ブロック
93e 操作レバー
94 近接センサ
Claims (1)
- 車体と、コンテナのリフトバーと係合し積み降ろしするための荷役アームを備えた荷役装置と、コンテナと係合することでコンテナを車体に固縛する係合手段とを備えるとともにコンテナの積み降ろしにあたり荷役アームにより車体上の前後方向にコンテナを移動させる荷役車両において、
前記係合手段は、車体より車幅方向外側に延設したステーと、ステーの端部に設けられるとともに前記コンテナの側縁部に設けられた被係合部に係合する係合部とを備え、
前記係合部は、コンテナと係合できる係合位置と、コンテナの被係合部から離れた退避位置との間を上下移動可能に設けられ、
当該退避位置とは係合部がステー先端部に設けた孔に格納された状態であり、前記荷役アームは前記係合部が退避位置になければ荷役アームを動作しないことを特徴とする荷役車両。
Priority Applications (1)
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JP2011159908A JP5964021B2 (ja) | 2011-07-21 | 2011-07-21 | 荷役車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011159908A JP5964021B2 (ja) | 2011-07-21 | 2011-07-21 | 荷役車両 |
Publications (2)
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JP2013023085A JP2013023085A (ja) | 2013-02-04 |
JP5964021B2 true JP5964021B2 (ja) | 2016-08-03 |
Family
ID=47781901
Family Applications (1)
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JP2011159908A Active JP5964021B2 (ja) | 2011-07-21 | 2011-07-21 | 荷役車両 |
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- 2011-07-21 JP JP2011159908A patent/JP5964021B2/ja active Active
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