JP5954092B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
定着部材と、前記定着部材を加圧して定着ニップ部を形成する加圧部材とを有し、記録用紙にトナー像を定着させる定着ユニットと、
前記定着ユニットを前記記録用紙の搬送方向に直交する方向に揺動させる揺動部と、
前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧状態を変更する加圧状態変更部と、
前記揺動部により前記定着ユニットが揺動させられた場合、前記定着ユニットの移動方向に合わせ、前記記録用紙の搬送方向に直交する方向において前記記録用紙の通紙センター位置と、前記記録用紙に作用する圧力分布のピーク位置とが一致するように、前記加圧状態変更部を制御する制御部と、
を備える。
本発明に係る画像形成装置は、上記定着装置を備える。
以下、第1の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の説明においては、各図面に向かって右方向を「右」と称し、左方向を「左」と称し、上方向を「上」と称し、下方向を「下」と称する。
[画像形成装置100の構成]
図1に示す画像形成装置100は、電子写真プロセスにより記録用紙に画像を形成する。画像形成装置100は、制御部101、原稿読み取り部110、操作表示部120、画像処理部130、画像形成部140、搬送部150、定着装置160、通信部171、記憶部172、第1駆動部180および第2駆動部182を備えている。なお、第2の実施の形態において、画像形成装置100は、第3駆動部184および第4駆動部186を第1駆動部180および第2駆動部182に代えて備える。
次に、図2,3を参照し、定着ニップ部NPを形成する構成について説明する。定着ニップ部NPは、下ベルト定着方式により構成される。定着装置160は、筐体190を有し、その筐体190の中に、定着ニップ部NPを形成する定着ユニット162を有する。筐体190は、記録用紙Sの搬送方向に直交する方向(左右方向、以下「用紙直交方向」という)に揺動可能に支持されている。なお、図2,3では、筐体190を揺動させた場合、用紙直交方向における記録用紙Sの通紙幅と定着ニップ部NPとの相対位置関係が理解できるように、記録用紙Sの外形状を点線で表示している。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、定着ローラー200と、定着ローラー200を加圧して定着ニップ部NPを形成する加圧部材(加圧ベルト210、押圧パッド220)とを有し、記録用紙Sにトナー像を定着させる定着ユニット162と、定着ユニット162を用紙直交方向に揺動させる揺動部と、加圧部材の定着ローラー200に対する加圧状態を変更する加圧状態変更部と、揺動部により定着ユニット162が揺動させられた場合、用紙直交方向において定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布のピーク位置が定着ユニット162の移動方向に合わせて移動するように、加圧状態変更部を制御する制御部101とを備える。
次に、第2の実施の形態を詳細に説明する。第1の実施の形態では、押圧アーム240a,240bを用紙直交方向に移動させることによって、加圧部材(加圧ベルト210、押圧パッド220)の定着ローラー200に対する加圧状態を変更する構成について説明した。第2の実施の形態では、用紙直交方向における所定位置について加圧部材(加圧ローラー400)の定着ローラー200に対する加圧力を調整することによって、加圧部材の定着ローラー200に対する加圧状態を変更する構成について説明する。なお、第1の実施の形態における各部構成と同様のものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
次に、図5を参照し、定着ニップ部NPを形成する構成について説明する。定着ニップ部NPは、ローラー定着方式により構成される。定着装置160は、筐体190を有し、その筐体部材190の中に、定着ニップ部NPを形成する定着ユニット162を有する。筐体190は、用紙直交方向に揺動可能に支持されている。定着ユニット162の揺動機構は、第1の実施の形態と同様である。なお、図5では、筐体190を揺動させた場合、用紙直交方向における記録用紙Sの通紙幅と定着ニップ部NPとの相対位置関係が理解できるように、記録用紙Sの外形状を点線で表示している。
以上詳しく説明したように、本実施の形態では、定着ユニット162を用紙直交方向に揺動させた場合、定着ユニット162の移動方向と同じ方向に位置する押圧ばね410,420の付勢力を大きくすることによって、記録用紙Sが用紙直交方向において定着ユニット162の中心線と記録用紙Sの中心線とが一致しない状態で搬送されることを防止している。したがって、第1の実施の形態と同様に、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布は記録用紙Sの中心線に対して左右対称となり、記録用紙Sにしわや画像ずれ等の画像ノイズが発生することを防止することができる。
なお、上記第2の実施の形態において、記録用紙Sの用紙サイズに応じて、加圧ローラー400の定着ローラー200に対する加圧力を調整しても良い。例えば、記録用紙Sの用紙サイズがA4縦送りサイズである場合とA4横送りサイズである場合とを比べると、押圧ばね410,420の付勢によって加圧ローラー400から記録用紙Sの両端部に作用する圧力は、用紙幅が狭いA4縦送りサイズの方が小さい。そこで、記録用紙Sの用紙サイズがA4縦送りサイズである場合には、A4横送りサイズである場合よりも押圧ばね410,420の付勢力を大きくすることが好ましい。
最後に、本発明者らが行った、上記実施の形態における有効性を確認する実験の結果について説明する。
実験用の定着装置としては、第2の実施の形態における定着装置160を用いた。具体的な実施条件は以下の通りである。
・定着ローラー200の外径:60[mm]
・定着ローラー200の表層部(ゴム層)の厚さ:10[mm]
・加圧ローラー400の外径:60[mm]
・加圧ローラー400の表層部(ゴム層)の厚さ:1[mm]
・定着ローラー200に対する加圧ローラー400の加圧力:1000[N]
・加圧力の変化幅:±10[%](900〜1100[N])
・定着ユニット162の揺動速度:1.12[mm/s]
・定着ユニット162の揺動幅:±5[mm]
実験では、定着ユニット162を用紙直交方向に、定着ユニット162のホームポジションを挟んで定着装置160前側5[mm]の位置から定着装置160後側5[mm]の位置まで揺動させ、7つの揺動位置でそれぞれ記録用紙S(用紙坪量:60[g/m2]の一般上質紙)を50枚通紙させた。この場合、定着ニップ部200を通過した記録用紙Sについて、しわの発生回数を目視で確認した。
実施例では、定着ユニット162のホームポジションからの移動量が大きくなるほどしわの発生回数が多くなる比較例とは対照的に、定着ニップ部NPを通過する記録用紙Sに作用する圧力分布を記録用紙Sの中心線に対して左右対称に近づけることができ、ひいては記録用紙Sにしわが発生することを全ての揺動位置において防止できた。
101 制御部
102 CPU
103 ROM
104 RAM
110 原稿読み取り部
120 操作表示部
130 画像処理部
140 画像形成部
150 搬送部
160 定着装置
162 定着ユニット
171 通信部
172 記憶部
180 第1駆動部
182 第2駆動部
184 第3駆動部
186 第4駆動部
190 筐体
200 定着ローラー
210 加圧ベルト
220 押圧パッド
230 出口ニップ部材
240a,240b 押圧アーム
300 底板
310,330 ピニオン
320,340 ラック
350 ホルダー
350a 開口部
400 加圧ローラー
410,420,570,590 押圧ばね
430,440,600a,600b スライドカム
435,445 軸
500,510 ベアリング
520,530 加圧レバー
540,550 ばね受け部材
560,580 ローラー
600c 支持棒
Claims (11)
- 定着部材と、前記定着部材を加圧して定着ニップ部を形成する加圧部材とを有し、記録用紙にトナー像を定着させる定着ユニットと、
前記定着ユニットを前記記録用紙の搬送方向に直交する方向に揺動させる揺動部と、
前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧状態を変更する加圧状態変更部と、
前記揺動部により前記定着ユニットが揺動させられた場合、前記定着ユニットの移動方向に合わせ、前記記録用紙の搬送方向に直交する方向において前記記録用紙の通紙センター位置と、前記記録用紙に作用する圧力分布のピーク位置とが一致するように、前記加圧状態変更部を制御する制御部と、
を備える定着装置。 - 前記記録用紙の搬送方向に直交する方向において、前記記録用紙に作用する圧力分布のアンバランス状態を検知するアンバランス状態検知部を備え、
前記制御部は、前記アンバランス状態検知部によるアンバランス状態の検知に応じて、前記加圧状態変更部を制御する請求項1に記載の定着装置。 - 前記アンバランス状態検知部は、前記定着ユニットのホームポジションからの移動量に基づいて、前記記録用紙に作用する圧力分布のアンバランス量を検知する請求項2に記載の定着装置。
- 前記加圧状態変更部は、前記記録用紙の搬送方向に直交する方向における所定位置について前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧力を調整することによって、前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧状態を変更する請求項1〜3の何れか1項に記載の定着装置。
- 前記制御部は、前記記録用紙の用紙サイズに応じて、前記加圧状態変更部を制御し、前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧力を調整させる請求項4に記載の定着装置。
- 前記制御部は、前記記録用紙の紙厚または紙坪量に応じて、前記加圧状態変更部を制御し、前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧力を調整させる請求項4に記載の定着装置。
- 前記制御部は、前記記録用紙に形成される画像パターンに応じて、前記加圧状態変更部を制御し、前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧力を調整させる請求項4に記載の定着装置。
- 前記制御部は、前記定着装置の周囲における湿度に応じて、前記加圧状態変更部を制御し、前記加圧部材の前記定着部材に対する加圧力を調整させる請求項4に記載の定着装置。
- 前記加圧状態変更部は、
前記加圧部材を前記定着部材の側へ付勢するばね部材と、
回転可能なカム部材であって、前記ばね部材を当該カム部材の回転位置に応じて異なる押圧力で押圧するカム部材と、
を有する請求項4〜8の何れか1項に記載の定着装置。 - 前記加圧状態変更部は、
前記記録用紙の搬送方向に直交する方向において異なる位置に設けられ、偏心方向の位相が異なり、一体的に回転可能な複数のカム部材を有し、
前記複数のカム部材は、当該複数のカム部材の回転位置に応じて、前記加圧部材をそれぞれ異なる押圧力で押圧する請求項4〜8の何れか1項に記載の定着装置。 - 請求項1〜10の何れか1項に記載の定着装置を備える画像形成装置。
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