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JP5953976B2 - ファームウェア交換支援プログラム、ファームウェア交換支援方法、及び処理装置 - Google Patents

ファームウェア交換支援プログラム、ファームウェア交換支援方法、及び処理装置 Download PDF

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JP5953976B2
JP5953976B2 JP2012142459A JP2012142459A JP5953976B2 JP 5953976 B2 JP5953976 B2 JP 5953976B2 JP 2012142459 A JP2012142459 A JP 2012142459A JP 2012142459 A JP2012142459 A JP 2012142459A JP 5953976 B2 JP5953976 B2 JP 5953976B2
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Description

本発明は、ファームウェア交換支援プログラム、ファームウェア交換支援方法、及び処理装置に関する。
従来、金融機関において使用されるストレージ装置等、無停止で運用されることが要求される装置が知られている。この種の装置は、CPU(Central Processing Unit)等の処理部が多重化されていることが多い。そして、この種の装置では、処理部が実行するファームウェアを交換(更新)する際には、一の処理部を稼働状態にしつつ他の処理部においてファームウェア交換を行い、次に役割を入れ替えてファームウェア交換を行うといった処理が行われる。こうしたファームウェアの交換手法は、活性ファームウェア交換等と称される。
特開2009−58997号公報 特開2007−219696号公報
ところで、処理部が多重化され、活性ファームウェア交換を行う装置は、各処理部が制御情報等を格納するためのメモリをそれぞれ備え、このメモリ上のデータをパリティチェックによって保護する場合がある。パリティチェックによる保護とは、メモリへのデータ書き込み時にパリティビットをメモリに書き込むと共に、メモリからのデータ読み出し時にパリティチェックを行ってデータに異常が生じていないかを確認することをいう。
そして、係る装置が活性ファームウェア交換を行う際には、各処理部が備える特定のメモリ上のデータのうち一部又は全部について、同期処理が行われる。同期処理においては、稼働状態の処理部に対応するメモリ上の制御情報等が、ファームウェア交換が終了した処理部に対応するメモリにコピーされる。
このとき、データコピーのためにメモリ上のデータを読み出す処理が行われ、読み出しに伴ってパリティチェックが行われるが、パリティ異常が生じていた場合、装置の動作が停止してしまう可能性がある。パリティ異常が生じていた場合、活性ファームウェア交換の制御プログラムの動作等により、稼働中の処理部はデグレード状態、ファームウェア交換中の処理部は組込異常状態と判断され、停止状態にされる可能性があるからである。
一つの側面では、装置稼働中にファームウェア交換が行われる際に装置が停止するのを抑制することを目的とする。
一態様のファームウェア交換支援プログラムは、処理装置にインストールされて実行されるとともに、前記処理装置の複数の処理部がそれぞれ現用するファームウェアを前記処理装置のプログラムメモリに格納された他のファームウェアに交換する交換処理であって、前記複数の処理部にそれぞれ属する記憶部に格納された情報の少なくとも一部を同期させる処理を含む交換処理を支援するファームウェア交換支援プログラムであって、前記ファームウェアの交換処理が開始される前に、前記処理装置に、前記記憶部に格納された情報に対してパリティチェックを行わせ、前記パリティチェックにおいてパリティ異常が検知された場合、前記処理装置に前記パリティ異常が検知された情報に対して該情報の属性に応じた補正を行わせる、ファームウェア交換支援プログラムである
一実施態様によれば、装置稼働中にファームウェア交換が行われる際に装置が停止するのを抑制することができる。
ファームウェア交換支援プログラム、及びファームウェア交換支援方法の処理対象となり得る処理装置1のハードウェア構成例である。 SRAM130に設定される領域の一例である。 ファームウェア交換支援プログラムに相当する診断ツール450、交換ツール452、新世代ファームウェア454が処理装置1にインストールされ、処理装置1において診断オブジェクト180が機能する場面を示す図である。 診断ツール450が実行される際の処理の流れを示すシーケンス図の一例である。 異常が検知されたSRAM130上のデータの性質と、補正処理との対応関係を示す図である。 ログ域に格納されるデータを模式的に示す図である。 結果表示として表示される内容の一例である。 活性ファームウェア交換が行われる際の処理の流れを示すシーケンス図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
以下、図面を参照し、ファームウェア交換支援プログラム、ファームウェア交換支援方法、及び処理装置の実施例について説明する。
[構成、基本動作]
図1は、ファームウェア交換支援プログラム、及びファームウェア交換支援方法の処理対象となり得る処理装置1のハードウェア構成例である。
処理装置1は、コントローラが多重化された装置であり、例えば、ストレージ装置として用いられる。処理装置1は、例えば、コントローラ100、200と、分散化されたディスク装置300とを備える。
コントローラ100は、例えば、CPU110と、RAM(Random Access Memory)120と、SRAM(Static RAM)130及びパリティ回路140と、プログラムメモリ150、160とを備える。同様に、コントローラ200は、例えば、例えば、CPU210と、RAM220と、SRAM230及びパリティ回路240と、プログラムメモリ250、260とを備える。
CPU110は、例えば、プログラムカウンタや命令デコーダ、各種演算器、LSU(Load Store Unit)、汎用レジスタ等を有するプロセッサである。プログラムメモリ150又は160に格納されたファームウェアその他のプログラムを実行する。
プログラムメモリ150、160は、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)やSSD(Solid State Drive)である。プログラムメモリ150にはファームウェア152が、プログラムメモリ160にはファームウェア162が、それぞれ格納される。ファームウェア152、162のうち一方は、例えば現用されているバージョンのファームウェアであり、他方は、例えば一世代前のバージョンのファームウェアである。
CPU110は、図示しないスイッチの制御によりプログラムメモリ150、160のいずれか一方からファームウェアを読み出してRAM120に展開して実行する。図1ではファームウェア162が現用されているバージョンのものであり、CPU110は、プログラムメモリ160からファームウェア162を読み出して実行するものとした。なお、上記とは異なり、ファームウェア152、162のうち一方が、次の世代のバージョンのファームウェアであり、他方が現用されているバージョンのファームウェアである状態もあり得る。
後述するように活性ファームウェア交換が行われると、ファームウェア152が次の世代のバージョンのファームウェアに変更され、ファームウェア162との役割が入れ替わる。すなわち、CPU110は、プログラムメモリ150からファームウェア152を読み出して実行する。
RAM120は、例えばDRAM(Dynamic RAM)であり、上記説明したようにファームウェア152又は162が展開される他、処理結果のデータ等が格納される。RAM120に格納されたデータは、所定のタイミングでディスク装置300に退避される。RAM120に格納されたデータは、冗長性を有しており、誤り訂正符号等によって保護される。
SRAM130は、フリップフロップ等の順序回路を用いてデータを記憶するRAMであり、本実施例では、バッテリーが付設されて不揮発メモリとして機能する。SRAM130には、パリティ線を介してパリティ回路140が接続されている。パリティ回路140は、SRAM130へのデータ書き込み時にパリティビットをSRAM130に書き込むと共に、SRAM130からのデータ読み出し時にパリティチェックを行ってデータに異常が生じていないかを確認する。
図2は、SRAM130に設定される領域の一例である。SRAM130には、制御情報Aaを含むデータが格納される制御域A、ログデータが格納されるログ域B、未使用域C、パリティ保護の対象外である対象外域D等が設定される。これらの領域に格納されたデータのうち、例えば制御情報Aaは、RAM120にミラーリングされて保護される。すなわち、制御情報Aaが新規に書き込み、更新、削除等される度に、RAM120にも同様のデータが書き込み等される。
CPU210は、例えば、CPU110と同様のプロセッサであり、プログラムメモリ250又は260に格納されたファームウェアその他のプログラムを実行する。
プログラムメモリ250、260は、例えばEEPROMやSSDである。プログラムメモリ250にはファームウェア252が、プログラムメモリ260にはファームウェア262が、それぞれ格納される。ファームウェア252、262のうち一方は、例えば現用されているバージョンのファームウェアであり、他方は、例えば一世代前のバージョンのファームウェアである。
CPU210は、図示しないスイッチの制御によりプログラムメモリ250、260のいずれか一方からファームウェアを読み出してRAM220に展開して実行する。ファームウェア250、260の関係についてはコントローラ100と同様であるため、説明を省略する。
RAM220は、例えばDRAMであり、ファームウェア252又は262が展開される他、処理結果のデータ等が格納される。RAM220に格納されたデータは、所定のタイミングでディスク装置300に退避される。RAM220に格納されたデータは、冗長性を有しており、誤り訂正符号等によって保護される。
SRAM230は、フリップフロップ等の順序回路を用いてデータを記憶するRAMであり、本実施例では、バッテリーが付設されて不揮発メモリとして機能する。SRAM230には、パリティ線を介してパリティ回路240が接続されている。パリティ回路240は、SRAM230へのデータ書き込み時にパリティビットをSRAM230に書き込むと共に、SRAM230からのデータ読み出し時にパリティチェックを行ってデータに異常が生じていないかを確認する。SRAM230に格納されるデータについては、SRAM130と同様であるため、図2を援用することとして説明を省略する。SRAM230に格納されるデータのうち例えば制御情報Aaは、RAM120にミラーリングされて保護される。
コントローラ100及びコントローラ200は、データバス310によりディスク装置300と接続されている。また、コントローラ100とコントローラ200は、PCIe線320及びLANケーブル330によって接続されている。PCIe線320では主に処理結果等のデータが送受信され、LANケーブル330では主に制御情報や後述する診断ツール450等が送受信される。
このような構成を有する処理装置1では、例えばコントローラ200が原則として現用系として機能し、コントローラ100が待機系として機能する。すなわち、データ処理、ディスク装置300への書き込みはコントローラ200が行い、コントローラ100はスタンバイ状態で待機したり、コントローラ200と同じ処理を並行して行ったりする。
また、処理装置1では、活性ファームウェア交換を行う際には、例えば、まずコントローラ100のファームウェアを交換し、次にコントローラ100を現用系に切り替えた上でコントローラ200のファームウェアを交換する。コントローラ200のファームウェア交換が終了すると、コントローラ200を現用系に戻し、活性ファームウェア交換が完了する。
ここで、コントローラ100のファームウェアを交換し、コントローラ100を現用系に切り替える際には、SRAM230に格納されたデータのうち一部(又は全部)がSRAM130にコピーされる。また、コントローラ200のファームウェアを交換し、コントローラ200を現用系に戻す際にも、SRAM130に格納されたデータのうち一部(又は全部)がSRAM230にコピーされる。このとき、データコピーのためにSRAM130又は230上のデータを読み出す処理が行われ、読み出しに伴ってパリティ回路140又は240によりパリティチェックが行われる。
[診断、補正]
本実施例のファームウェア交換支援プログラム、ファームウェア交換支援方法、及び処理装置は、以下に説明する処理によって、活性ファームウェア交換時のパリティ異常による処理装置1の動作停止を抑制する。
図3は、ファームウェア交換支援プログラムに相当する診断ツール450、交換ツール452、新世代ファームウェア454が処理装置1にインストールされ、処理装置1において診断オブジェクト180が機能する場面を示す図である。診断ツール450は、例えば、ネットワーク420を介してサーバ装置400からコンピュータ440にダウンロードされ、コンピュータ440からLANケーブル480を介して処理装置1にインストールされる。交換ツール452及び新世代ファームウェア454も同様に、ネットワーク420を介してサーバ装置400からコンピュータ440にダウンロードされる。
コンピュータ440は、例えばノートパソコンである。LANケーブル480は、一端がコンピュータ440のLANポート470に接続され、他端が処理装置1の(例えばコントローラ100の)LANポート170に接続される。コンピュータ440の表示装置460は、診断ツール450が実行された結果を表示する。処理装置1上で動作するOS(オペレーティングシステム)は、例えばLinux(登録商標)であり、サーバ装置400及びコンピュータ440上で動作するOSは、例えばWindows(登録商標)である。
図4は、診断ツール450が実行される際の処理の流れを示すシーケンス図の一例である。
まず、例えばユーザの操作により、診断ツール450が実行開始される(S10)。診断ツール450は、使用するネットワークカードを選択してIPネットワーク構成を選択し(S11)、IP検索処理を行って処理装置1のネットワーク構成を確認する(S12)。処理装置1のファームウェア交換が行われるコントローラ(以下、コントローラ100であるものとする)では、OSによりtelnetのlogin処理が行われる。次に、診断ツール450は、ユーザによる処理オプションの選択を確認し(S13)、FTP通信により診断オブジェクト180のアップロードを開始する(S14)。
処理装置1では、OSによりFTP(File Transfer Protocol)のlogin処理及びlogout処理が行われ、診断オブジェクト180がRAM120に格納される。処理装置1のOSは、診断オブジェクトのドライバを起動し(S15)、診断オブジェクト180の実行を開始させる(S16)。なお、診断ツール450が実行開始されてからS16までの間、コントローラ100においてもファームウェア162は動作しており、コントローラ200のエラー等に備えてコントローラ200の代替処理が可能な状態に維持されている。
診断オブジェクト180は、S20〜S25までの処理を、所定回数(例えば1024回等)に分割して行なう。まず、診断オブジェクト180は、カーネルの動作を停止させ(S20)、マシンチェック通知の停止処理を行う(S21)。カーネルの動作を停止させることにより、ファームウェア162の動作が停止する。マシンチェック通知とは、パリティ回路140がパリティ異常を検知したときにコントローラ100の動作を停止させることを指示するための通知である。
次に、診断オブジェクト180は、SRAM130に格納されたデータを一定領域分リードし(S22)、リードした領域内のデータについてパリティチェックを行わせ(S23)、チェック結果をRAM120に格納しておく。ここで、パリティチェックは、SRAM130に格納されたデータをリードすることによって自動的に行われるため、SRAM130に格納されたデータをリードすることが、パリティチェックを行わせるように処理装置1に指示することに相当する。次に、診断オブジェクト180は、マシンチェック通知の停止を解除し(S24)、カーネルの動作を再開する(S25)。S20〜S25の処理を終了すると、OSのスケジューラが、時分割処理によりファームウェア162に一定の動作時間を与える。これによって、ファームウェア162は周期的に動作をすることができ、コントローラ200側に応答することができるため、コントローラ200のファームウェア262に、コントローラ100からの応答無しというエラーが生じるのを防止することができる。
S20〜S25の処理を所定回数行うと(図4では回数判定ステップの図示を省略)、診断オブジェクト180は、S23のパリティチェックにおいて異常が検知されたか否かを判定する(S26)。
S23のパリティチェックにおいて異常が検知された場合、診断オブジェクト180は、異常が検知されたデータの性質に応じた手法で補正処理を行う(S30)。
図5は、異常が検知されたSRAM130上のデータの性質と、補正処理との対応関係を示す図である。図5に示すように、データの性質は、格納領域や「制御情報Aaか否か」等で区別される。
診断オブジェクト180は、異常が検知されたデータが制御域Aに格納された制御情報Aaである場合は、RAM120にミラーリングされたデータをSRAM130の該当領域にコピーし、単体コントローラに対する診断結果を「OK」とする。
また、診断オブジェクト180は、異常が検知されたデータが制御域Aに格納された制御情報Aa以外のデータである場合は、補正処理を行わず、単体コントローラに対する診断結果を「NG」とする。
また、診断オブジェクト180は、異常が検知されたデータがログ域Bに格納されたデータである場合は、該当するログデータの全てのビットにゼロを書き込み(ゼロライトし)ベリファイを行うと共に、ログインフォメーションにゼロライトした旨を登録する。そして、診断オブジェクト180は、単体コントローラに対する診断結果を「OK」とする。
図6は、ログ域に格納されるデータを模式的に示す図である。図6に示すように、ログ域には、複数のログデータが格納されると共に、各ログデータに対応し、ログの発生日時等のログ関連情報を登録したログインフォメーションが格納されている。
また、診断オブジェクト180は、異常が検知されたデータが未使用域Cに格納されたデータである場合は、未使用域Cに格納された全てのビットにゼロライトすると共にベリファイを行い、単体コントローラに対する診断結果を「OK」とする。
また、診断オブジェクト180は、異常が検知されたデータが対象外域Dに格納されたデータである場合は、補正処理を行わず、単体コントローラに対する診断結果を「OK」とする。
このように診断オブジェクト180が、異常が検知されたデータの性質に応じた手法で補正処理を行うことにより、続いて行われる活性ファームウェア交換におけるSRAM同期処理において、パリティ異常が検知される可能性を小さくすることができる。この結果、診断オブジェクト180は、活性ファームウェア交換が行われる際に、処理装置1が停止するのを抑制することができる。
補正処理が行われると(或いはS26において否定的な判定を得ると)、診断オブジェクト180は、双方のコントローラに対して診断を行ったか否かを判定する(S31)。診断オブジェクト180は、一方のコントローラに対してのみ診断を実行した場合は、LANケーブル330を介して他方のコントローラに診断ツール450を送信し、上記と同様の診断を実行させる。
一方、診断オブジェクト180は、双方のコントローラに対して断を実行した場合、コンピュータ440に対して結果通知を行う(S32)。
結果通知が行われると、処理装置1のOSはドライバのアンインストールを行う(S33)。一方、コンピュータ440では、表示装置460による結果表示が行われ(S34)、活性ファームウェア交換のための処理が開始される(S35)。活性ファームウェア交換は、結果表示に続いて自動的に開始されてもよいし、ユーザの開始指示を受け付けてから開始されてもよい。
図7は、診断ツール450の結果表示として表示される内容の一例である。図7に示すように、結果表示においては、診断結果(「OK」か「NG」か)、詳細コード、詳細内容、対処方法等が表示される。なお、表示装置460は診断結果及び詳細コードのみを表示し、詳細内容や対処方法についてはユーザがマニュアルを検索して把握するものとしてもよい。
[活性ファームウェア交換]
図8は、活性ファームウェア交換が行われる際の処理の流れを示すシーケンス図の一例である。なお、図8に示す処理は、まず待機系のコントローラ100に対して行われ、次いで現用系のコントローラ200に対して行われる。
まず、交換ツール452は、CLIコネクション接続を行う(S50)。処理装置1では、OSによりtelnetのlogin処理が行われる。次に、交換ツール452は、ファームウェア転送のためのコマンドを処理装置1に送信する(S51)。処理装置1では、例えば、予めプログラムメモリ又はディスク装置に格納されているソフトウェアに基づき機能する活性交換制御部(不図示)が、新世代ファームウェア454をダウンロードする。
次に、交換ツール452は、ファームウェア世代切り替えコマンドを処理装置1に送信する(S52)。処理装置1では、活性交換制御部が、CPUとプログラムメモリの間のスイッチ制御を行って世代切り替えを行う。例えば、プログラムメモリ160からファームウェア162を読み出して実行するように制御されているCPU110に対し、プログラムメモリ150から新世代のファームウェア152を読み出して実行するように切り替える。次に、交換ツール452は、リブートコマンドを処理装置1に送信する(S53)。処理装置1では、活性交換制御部がOSにリブート依頼を行う。
処理装置1のOSがリブートを実行すると、動作中のファームウェアが動作を停止する。そして、リブートが完了すると、新たにインストールされた新世代のファームウェアが動作を開始する。
続いて、交換ツール452は、CLIコネクション接続を行う(S54)。処理装置1では、OSによりtelnetのlogin処理が行われ、更にSRAMの同期処理(現用系から待機系へのコピー)が行われる。SRAMの同期処理においては、例えば制御情報Aaが現用系のSRAMから待機系のSRAMにコピーされる。また、これに限らず、制御情報Aa及びログ域Bに格納されたデータがコピーされてもよいし、制御域A及びログ域Bに格納されたデータがコピーされてもよい。
次に、交換ツール452は、ファームウェア版数確認コマンドを処理装置1に送信する(S55)。処理装置1では、活性交換制御部によりコンピュータ440に対するファームウェア版数通知(バージョン情報等の通知)が行われる。
次に、交換ツール452は、CLIコネクションを切断し(S56)、表示装置460に結果表示を行わせる(S57)。
[まとめ]
以上説明した本発明の実施例によれば、活性ファームウェア交換の前にパリティチェックを行い、異常が検知されたデータの性質に応じた手法で補正処理を行うため、活性ファームウェア交換が行われる際に、処理装置1が停止するのを抑制することができる。
なお、上記実施例におけるコントローラ100、200は、「処理部」の一例である。また、SRAM130、230は、「パリティ保護される記憶部」の一例である。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、診断オブジェクト180に相当するソフトウェアは、外部のコンピュータ440によってインストールされるのに限らず、予め処理装置1内の記憶装置に格納されていてもよい。
以上の実施形態に関し、さらに以下の項を開示する。
(付記1)
複数の処理部と、該複数の処理部にそれぞれ属する記憶部とを備える処理装置に対して行われる、前記複数の記憶部に格納された情報の少なくとも一部を同期させる処理を含むファームウェアの交換処理を支援するファームウェア交換支援プログラムであって、
前記ファームウェアの交換処理が開始される前に、前記処理装置に、前記記憶部に格納された情報に対してパリティチェックを行わせ、
前記パリティチェックにおいてパリティ異常が検知された場合、前記処理装置に前記パリティ異常が検知された情報に対して該情報の属性に応じた補正を行わせる、
ファームウェア交換支援プログラム。
(付記2)
付記1記載のファームウェア交換支援プログラムであって、
前記処理装置に、
前記パリティ異常が検知された情報が、前記パリティチェックとは異なる保護手法で保護されている他の記憶部にミラーリングされている情報である場合、該他の記憶部にミラーリングされている情報を前記記憶部の該当領域にコピーさせることにより、前記補正を行わせる、
ファームウェア交換支援プログラム。
(付記3)
付記1又は2記載のファームウェア交換支援プログラムであって、
前記パリティ異常が検知された情報がログ情報である場合、前記処理装置に、該当するログ情報に含まれる全てのビットに所定値を書き込ませる、
ファームウェア交換支援プログラム。
(付記4)
付記1ないし3のいずれか1項記載のファームウェア交換支援プログラムであって、
前記処理装置に、
前記記憶部に格納された情報に対してパリティチェックを行わせる処理を、前記記憶部の記憶領域を分割して周期的に行わせ、該周期的に行われるパリティチェックの合間にファームウェアを動作させる、
ファームウェア交換支援プログラム。
(付記5)
複数の処理部と、該複数の処理部にそれぞれ属する記憶部とを備える処理装置が、
前記複数の記憶部に格納された情報の少なくとも一部を同期させる処理を含むファームウェアの交換処理が開始される前に、
前記記憶部に格納された情報に対してパリティチェックを行ない、
前記パリティチェックにおいてパリティ異常が検知された場合、前記パリティ異常が検知された情報に対して該情報の属性に応じた補正を行う、
ファームウェア交換支援方法。
(付記6)
付記5記載のファームウェア交換支援方法であって、
前記処理装置が、
前記パリティ異常が検知された情報が、前記パリティチェックとは異なる保護手法で保護されている他の記憶部にミラーリングされている情報である場合、該他の記憶部にミラーリングされている情報を前記記憶部の該当領域にコピーさせることにより、前記補正を行う、
ファームウェア交換支援方法。
(付記7)
付記5又は6記載のファームウェア交換支援方法であって、
前記パリティ異常が検知された情報がログ情報である場合、前記処理装置が、該当するログ情報に含まれる全てのビットに所定値を書き込む、
ファームウェア交換支援方法。
(付記8)
付記5ないし7のいずれか1項記載のファームウェア交換支援方法であって、
前記処理装置が、
前記記憶部に格納された情報に対してパリティチェックを行わせる処理を、前記記憶部の記憶領域を分割して周期的に行わせ、該周期的に行われるパリティチェックの合間に前記ファームウェアを動作させる、
ファームウェア交換支援方法。
(付記9)
複数の処理部と、前記複数の処理部にそれぞれ属する記憶部とを備える処理装置であって、
前記処理装置は、前記複数の記憶部に格納された情報の少なくとも一部を同期させる処理を含むファームウェアの交換処理が開始される前に、
前記記憶部に格納された情報に対してパリティチェックを行ない、
前記パリティチェックにおいてパリティ異常が検知された場合、前記パリティ異常が検知された情報に対して該情報の属性に応じた補正を行う、
処理装置。
1 処理装置
100、200 コントローラ
110、210 CPU
120、220 RAM
130、230 SRAM
140、240 パリティ回路
152、162、252、262 ファームウェア
180 診断オブジェクト
300 ディスク装置
400 サーバ装置
420 ネットワーク
440 コンピュータ
450 診断ツール
452 交換ツール
454 新世代ファームウェア
A 制御域
Aa 制御情報
B ログ域
C 未使用域
D 対象外域

Claims (6)

  1. 処理装置にインストールされて実行されるとともに、前記処理装置の複数の処理部がそれぞれ現用するファームウェアを前記処理装置のプログラムメモリに格納された他のファームウェアに交換する交換処理であって、前記複数の処理部にそれぞれ属する記憶部に格納された情報の少なくとも一部を同期させる処理を含む交換処理を支援するファームウェア交換支援プログラムであって、
    前記ファームウェアの交換処理が開始される前に、前記処理装置に、前記記憶部に格納された情報に対してパリティチェックを行わせ、
    前記パリティチェックにおいてパリティ異常が検知された場合、前記処理装置に、前記パリティ異常が検知された情報に対して該情報の属性に応じた補正を行わせる、
    ファームウェア交換支援プログラム。
  2. 請求項1記載のファームウェア交換支援プログラムであって、
    前記パリティ異常が検知された情報が、前記パリティチェックとは異なる保護手法で保護されている他の記憶部にミラーリングされている情報である場合、前記処理装置に、該他の記憶部にミラーリングされている情報を前記記憶部の該当領域にコピーさせることにより、前記補正を行わせる、
    ファームウェア交換支援プログラム。
  3. 請求項1又は2記載のファームウェア交換支援プログラムであって、
    前記パリティ異常が検知された情報がログ情報である場合、前記処理装置に、該当するログ情報に含まれる全てのビットに所定値を書き込ませる、
    ファームウェア交換支援プログラム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のファームウェア交換支援プログラムであって、
    前記処理装置に、
    前記記憶部に格納された情報に対してパリティチェックを行わせる処理を、前記記憶部の記憶領域を分割して周期的に行わせ、該周期的に行われるパリティチェックの合間にファームウェアを動作させる、
    ファームウェア交換支援プログラム。
  5. 複数の処理部と、該複数の処理部にそれぞれ属する記憶部と、プログラムメモリとを備える処理装置が、
    前記複数の処理部がそれぞれ現用するファームウェアを前記プログラムメモリに格納された他のファームウェアに交換する交換処理であって、前記複数の処理部にそれぞれ属する記憶部に格納された情報の少なくとも一部を同期させる処理を含む交換処理が開始される前に、
    前記記憶部に格納された情報に対してパリティチェックを行ない、
    前記パリティチェックにおいてパリティ異常が検知された場合、前記パリティ異常が検知された情報に対して該情報の属性に応じた補正を行う、
    ファームウェア交換支援方法。
  6. 複数の処理部と、前記複数の処理部にそれぞれ属する記憶部と、プログラムメモリとを備える処理装置であって、
    前記複数の処理部がそれぞれ現用するファームウェアを前記プログラムメモリに格納された他のファームウェアに交換する交換処理であって、前記複数の処理部にそれぞれ属する記憶部に格納された情報の少なくとも一部を同期させる処理を含む交換処理が開始される前に、
    前記記憶部に格納された情報に対してパリティチェックを行ない、
    前記パリティチェックにおいてパリティ異常が検知された場合、前記パリティ異常が検知された情報に対して該情報の属性に応じた補正を行う、
    処理装置。
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