[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5942041B2 - 色分解光学系及び撮像装置 - Google Patents

色分解光学系及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5942041B2
JP5942041B2 JP2015534295A JP2015534295A JP5942041B2 JP 5942041 B2 JP5942041 B2 JP 5942041B2 JP 2015534295 A JP2015534295 A JP 2015534295A JP 2015534295 A JP2015534295 A JP 2015534295A JP 5942041 B2 JP5942041 B2 JP 5942041B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical system
color separation
separation optical
prism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015534295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015030133A1 (ja
Inventor
有宏 斎田
有宏 斎田
裕一 澤畑
裕一 澤畑
顕一郎 正岡
顕一郎 正岡
幸博 西田
幸博 西田
治 小澤
治 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikegami Tsushinki Co Ltd
Fujifilm Corp
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Ikegami Tsushinki Co Ltd
Fujifilm Corp
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikegami Tsushinki Co Ltd, Fujifilm Corp, Japan Broadcasting Corp filed Critical Ikegami Tsushinki Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP5942041B2 publication Critical patent/JP5942041B2/ja
Publication of JPWO2015030133A1 publication Critical patent/JPWO2015030133A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
    • G02B27/145Beam splitting or combining systems operating by reflection only having sequential partially reflecting surfaces
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/1006Beam splitting or combining systems for splitting or combining different wavelengths
    • G02B27/1013Beam splitting or combining systems for splitting or combining different wavelengths for colour or multispectral image sensors, e.g. splitting an image into monochromatic image components on respective sensors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
    • G02B27/141Beam splitting or combining systems operating by reflection only using dichroic mirrors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/04Prisms
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/208Filters for use with infrared or ultraviolet radiation, e.g. for separating visible light from infrared and/or ultraviolet radiation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • G02B5/281Interference filters designed for the infrared light
    • G02B5/282Interference filters designed for the infrared light reflecting for infrared and transparent for visible light, e.g. heat reflectors, laser protection
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • G02B5/285Interference filters comprising deposited thin solid films
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/30Transforming light or analogous information into electric information
    • H04N5/33Transforming infrared radiation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Description

本発明は、色分解光学系及び撮像装置に関する。
テレビカメラやビデオカメラなどの撮像装置において、入射光を青色光、緑色光、及び赤色光の3つの色光成分に分解する色分解光学系が用いられており、分解された各色光成分は、色光成分毎に設けられたCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像素子に受光される。
この種の色分解光学系としてフィリップス型色分解光学系が知られている。フィリップス型色分解光学系は、例えば、青色光を反射しかつ緑色光及び赤色光を透過させるダイクロイック膜が反射・透過面に形成された第1のプリズム、赤色光を反射しかつ緑色光を透過させるダイクロイック膜が反射・透過面に形成された第2のプリズム、及び第3のプリズムを備え、第1のプリズムで青色光を取り出し、第2のプリズムで赤色光を取り出し、第3のプリズムで緑色光を取り出すように構成される。
撮像装置の感度を高める観点から、色分解光学系のダイクロイック膜には、典型的には比較的急峻なスロープの分光透過率特性を有するダイクロイック膜が用いられる。一方で、撮像装置の感度を人間の眼の分光感度特性に近似させて色再現性を高める観点から、比較的緩いスロープのブロードな分光透過率特性を有するダイクロイック膜を用いた色分解光学系も知られている(例えば、特許文献1参照)。
更に、撮像素子は、一般に人間の眼では感知できない赤外光にも感度を有しているので、赤外光を遮断して人間の眼の分光感度特性に近似した特性を得るために、特許文献1に記載された色分解光学系では、赤外光をカットするための吸収型の視感度補正フィルタが色分解光学系の光入射側に設けられている。また、特許文献2に記載された色分解光学系では、ダイクロイック膜からなる反射型の赤外線カットフィルタが色分解光学系の光入射側に設けられている。
日本国特開2009−75543号公報 日本国特開2010−26312号公報
色分解光学系の光入射側に設けられた吸収型の視感度補正フィルタによって赤外光を人間の眼の分光感度特性に合わせて厳密に遮断しようとすると、赤色光までもが減衰され、赤色光に対する撮像装置の感度が低下してしまう。そして、赤色光に対する撮像装置の感度低下を補償するためにゲイン調整によって撮像装置の出力を増幅させると、ノイズが増加して画質が低下する虞がある。
一方、ダイクロイック膜からなる反射型の赤外線カットフィルタによれば、人間の眼の分光感度特性に近似させ、かつ視感度補正フィルタよりも急峻なスロープの分光透過率特性を実現することができ、赤色光の減衰を抑制しつつ赤外光のみを厳密にカットすることが可能となる。しかし、色分解光学系の光入射側に設けられたダイクロイック膜からなる反射型の赤外線カットフィルタは、例えば撮像素子の受光面などで反射されてきた光を再度反射して撮像面へ向かわせ、かかる多重反射により迷光が発生して画質を低下させる虞がある。分光透過率特性のスロープを更に急峻なものとすれば迷光を抑制することができるが、人間の眼の分光感度特性から乖離し、色再現性が低下する虞がある。
本発明の目的は、上述した事情に鑑みなされたものであり、色再現性に優れ、かつ迷光成分の影響が少なく更にS/N比の劣化が少ない画質に優れる色分解光学系及び撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の色分解光学系は、入射光を青色光、赤色光、及び緑色光の少なくとも3つの色光成分に分解する色分解光学系であって、光入射側から順に、第1のダイクロイック膜を有し、第1のダイクロイック膜によって反射された第1の色光成分を取り出す第1のプリズムと、第2のダイクロイック膜を有し、第1のダイクロイック膜を透過し第2のダイクロイック膜によって反射された第2の色光成分を取り出す第2のプリズムと、第1及び第2のダイクロイック膜を透過した第3の色光成分を取り出す第3のプリズムと、を備え、赤色光は、第2の色光成分として第2のプリズムから取り出され、又は第3の色光成分として第3のプリズムから取り出されるものであり、第1及び第2のプリズムのうち赤色光を取り出すプリズムよりも光入射側に配置された少なくとも一つのプリズムのダイクロイック膜は、赤色域の長波長側から赤外域の光を反射するマルチバンドダイクロイック膜とされており、マルチバンドダイクロイック膜で反射され、マルチバンドダイクロイック膜を有するプリズムから出射される光から、赤色域の長波長側から赤外域の光をカットするトリミングフィルタを更に備える。
また、本発明の一態様の撮像装置は、上記色分解光学系と、この色分解光学系によって分解された各色光成分を色光成分毎に受光する複数の撮像素子と、を備える。
従来例としての吸収型の視感度補正フィルタを用いた色分解光学系を備える撮像装置及び本発明の一態様の撮像装置の総合分光感度特性を比較する。図11は従来例の撮像装置の構成の一例を示し、図12は従来例の撮像装置の分光感度特性、及び視感度補正フィルタCF、第1のダイクロイック膜d1、第2のダイクロイック膜d2の単体の分光透過率特性の一例を示し、図13は本発明の一態様の撮像装置の分光感度特性、及び第1のダイクロイック膜D1、第2のダイクロイック膜D2の単体の分光透過率特性の一例を示す。なお、従来例の撮像装置及び本発明の一態様の撮像装置は、いずれも第1のダイクロイック膜を有する第1のプリズムで青色光LBを取り出し、第2のダイクロイック膜を有する第2のプリズムで赤色光LRを取り出し、第3のプリズムで緑色光LGを取り出す構成であり、更に紫外線カットフィルタによって入射光から紫外線がカットされているものとし、従来例の撮像装置及び本発明の一態様の撮像装置の総合分光感度特性は、従来例では視感度補正フィルタを含み、白色光源、撮影レンズ、紫外線カットフィルタ、色分解光学系、及び撮像素子それぞれの分光透過率ないし分光感度値の積を計算したものである。
図11及び図12に示す従来例の撮像装置では、総合分光感度特性のR成分のピーク波長より長波長側のカーブは視感度補正フィルタCFのカーブによって人間の眼の分光感度特性に近似されている。しかし、同時に視感度補正フィルタCFの影響でR成分の感度がG成分の感度と比較して落ち込んでいるのがわかる。この分光感度特性をもつ撮像装置ではR成分の感度が低くなるためゲインをかけて増幅する必要がある。この場合、増幅によってノイズも増幅され撮像装置のS/N比が悪化する問題点があった。
次に、図13に示す本発明の一態様の撮像装置では、第1のダイクロイック膜D1の分光透過率特性が青色光に加えて赤色域の長波長側から赤外域の光を反射するマルチバンド特性になっているので、総合分光感度特性のR成分のピーク波長より長波長側の特性は第1のダイクロイック膜D1のカーブによって人間の眼の分光感度特性に近似されている。なおかつR成分の感度は第1のダイクロイック膜D1の分光透過率特性によってG成分同等の高い感度を維持している。よってこの分光感度特性をもつ撮像装置であれば、R成分のゲインを特段に上げる必要性はなく、S/N比が悪化する問題点はない。
ゆえに本発明では従来例同等の色再現性を維持しつつ、撮像装置のS/N比劣化のない良質な画像を提供することができる。
本発明によれば、色再現性に優れ、かつ迷光成分の影響が少なく更にS/N比の劣化が少ない画質に優れる色分解光学系及び撮像装置を提供することができる。
本発明の実施形態を説明するための、色分解光学系及び撮像装置の一例の構成を示す図である。 図1の色分解光学系の第1のダイクロイック膜、第2のダイクロイック膜、及びトリミングフィルタの各々の分光透過率特性の一例を示す図である。 図1の色分解光学系の分光透過率特性の一例を示す図である。 図1の色分解光学系の変形例の構成を示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、色分解光学系及び撮像装置の他の例の構成を示す図である。 図5の色分解光学系の第1のダイクロイック膜、第2のダイクロイック膜、及びトリミングフィルタの各々の分光透過率特性、及び図5の色分解光学系の分光透過率特性の一例を示す図である。 本発明の実施形態を説明するための、色分解光学系及び撮像装置の他の例の構成を示す図である。 図7の色分解光学系の第1のダイクロイック膜、第2のダイクロイック膜、及びトリミングフィルタの各々の分光透過率特性、及び図7の色分解光学系の分光透過率特性の一例を示す図である。 従来例の色分解光学系を備える撮像装置の総合分光感度特性、及びB,G,Rそれぞれのピーク値で規格化した場合の分光感度特性の一例を示す図である。 図1の撮像装置の総合分光感度特性、及びB,G,Rそれぞれのピーク値で規格化した場合の分光感度特性の一例を示す図である。 従来例の色分解光学系の構成の一例を示す図である。 従来例の撮像装置の総合分光感度特性・分光透過率特性の一例を示す図である。 本発明の一態様の撮像装置の総合分光感度特性・分光透過率特性の一例を示す図である。 白色光源、撮影レンズ、紫外線カットフィルタ及び撮像素子の各光学要素の分光透過率特性ないし分光感度特性の一例を示す図である。 赤外線カットフィルタの分光透過率特性の一例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態を説明するための、色分解光学系及び撮像装置の一例の構成を示す。
図1に示す撮像装置1は、撮影レンズ2を介して入射する入射光を青色光LB、緑色光LG、及び赤色光LRの3つの色光成分に分解する色分解光学系3と、色分解光学系3によって分解された青色光LB、緑色光LG、及び赤色光LRを色光成分毎に受光するCCD等の撮像素子4B,4G,4Rとを備えている。
色分解光学系3は、いわゆるフィリップス型色分解光学系と呼ばれるものであり、光入射側から順に、第1のプリズム10と、第2のプリズム20と、第3のプリズム30とを備えており、第1のプリズム10で青色光LB、第2のプリズム20で赤色光LR、第3のプリズム30で緑色光LGを取り出すように構成されている。
第1のプリズム10は、光入射面11、反射・透過面12、及び光出射面13を有している。
反射・透過面12には第1のダイクロイック膜D1が形成されている。第1のプリズム10で青色光LBを取り出す構成の色分解光学系3では、第1のダイクロイック膜D1は、青色光を反射し、緑色光及び赤色光を透過するように構成され、更に本例では、赤色域の長波長側から赤外域の光を反射するマルチバンドのダイクロイック膜とされている。
光出射面13にはトリミングフィルタTFが設けられている。トリミングフィルタTFは吸収型のフィルタであり、第1のダイクロイック膜D1によって反射される成分のうち、赤色域の長波長側から赤外域の光を吸収してカットし、青色光を透過させるように構成されている。トリミングフィルタTFを透過した青色光LBが撮像素子4Bによって受光される。なお、トリミングフィルタTFは、第1のプリズム10の光出射面13に設けられていてもよいし、第1のプリズム10と撮像素子4Bとの間に設けられていてもよい。
第2のプリズム20は、光入射面21、反射・透過面22、及び光出射面23を有しており、第1のプリズム10の反射・透過面12との間に空気間隔をあけて光入射面21が第1のプリズム10の反射・透過面12に対向するように配置されている。
光入射面21には、第1のプリズム10の第1のダイクロイック膜D1を透過した緑色光及び赤色光が入射する。
反射・透過面22には第2のダイクロイック膜D2が形成されている。第2のプリズム20で赤色光LRを取り出す構成の色分解光学系3では、第2のダイクロイック膜D2は、第1のプリズム10の第1のダイクロイック膜D1を透過した緑色光及び赤色光のうち、赤色光を反射し、緑色光を透過するように構成されている。第2のダイクロイック膜D2で反射された赤色光LRが撮像素子4Rによって受光される。
第3のプリズム30は、光入射面31、及び光出射面32を有しており、光入射面31が第2のプリズム20の反射・透過面22に接合されて配置されている。第2のプリズム20の第2のダイクロイック膜D2を透過した緑色光LGが第3のプリズム30を介して撮像素子4Gによって受光される。
図2は、色分解光学系3の第1のダイクロイック膜D1、第2のダイクロイック膜D2、及びトリミングフィルタTFの分光透過率特性の一例を示し、図3は、色分解光学系3の分光透過率特性の一例を示す。
第1のダイクロイック膜D1は、青色光及び赤色域の長波長側から赤外域の光を反射する構成とされており、短波長側では約450nmよりも短い波長の透過率が0%となり、長波長側では略700nmよりも長い波長の透過率が約0%となる。この場合の、短波長側の透過率が実質的に画像形成への影響が無視できる透過率が10%以下となる波長の境界を短波長側のカットオフ透過波長、同様に長波長側の透過率が10%以下となる波長の境界を長波長側のカットオフ透過波長とそれぞれ定義する。なお、吸収フィルタのように長波長側若しくは短波長側にのみカットオフ透過波長を持つ場合もある。また、青色光とは、短波長側のカットオフ透過波長が400nm(±30nm)であり長波長側のカットオフ透過波長が500nm(±30nm)の範囲で、概ね440nm付近に透過率のピークを持ち、緑色光とは、短波長側のカットオフ透過波長が470nm(±30nm)であり長波長側のカットオフ透過波長が610nm(±30nm)の範囲で、概ね550nm付近に透過率のピークを持ち、赤色光とは短波長側のカットオフ透過波長が550nm(±30nm)であり長波長側のカットオフ透過波長が700nm(±30nm)の範囲で、概ね600nm付近に透過率のピークを持つものとし、赤外域とは、波長700nm(±30nm)から撮像素子の感度がなくなる約1000nmの範囲とする。
第1のダイクロイック膜D1によって反射された成分のうち、赤色域の長波長側から赤外域の光はトリミングフィルタTFによってカットされる。そのため、撮像素子4Bが受光する成分は青色光LBとなる。第2のダイクロイック膜D2は、単独では赤外光も反射する構成となっているが、第1のダイクロイック膜D1によって赤外光はカットされているので、第2のプリズム20の光出射面23に到達することはない。そのため、撮像素子4Rが受光する成分は赤色光LRとなる。それにより、赤外光を感知できない人間の眼の分光感度特性に近似した特性を得ることができる。第1のダイクロイック膜D1は、赤外光をカットするために600nmの透過率から徐々に下げて、700nmでカットオフ透過波長となることが好ましい。また、撮像素子4Bが受光する青色光LBと、トリミングフィルタTFによってカットする赤色域の長波長側から赤外域の光とでは波長が比較的離れているので、赤色域の長波長側から赤外域の光をトリミングフィルタTFによってカットすることも容易である。一般的に色分解光学系で使用されるトリミングフィルタは、撮像素子で受ける波長帯域以外の光をカットするフィルタであったが、色分解光学系3では、青色光LBを受光する撮像素子4B側に向かう光のうち、赤色域の長波長側から赤外域の光をカットするもので良いので、撮像素子4Bに向かう青色光LBを透過して、赤色域の長波長側から赤外域の光をカットできるフィルタであればどのようなフィルタも利用可能であり、特性の選択の自由度が高い。
撮像素子4Rによって受光される赤色光LRに関して、色分解光学系3の分光透過率特性のピーク波長は略600nmとなっている。従来の吸収型の視感度補正フィルタは、典型的には分光透過率特性のピーク波長が500nm付近にあって、略700nmの長波長側のカットオフ透過波長にむけて分光透過率が緩やかに低下する特性であるが、第1のダイクロイック膜D1は、分光透過率特性のピーク波長が600nm付近にあって、波長600nmでの透過率は略80%となっており、第1のダイクロイック膜D1は、赤色域の長波長側から赤外域において、吸収型の視感度補正フィルタと比較して急峻なスロープの分光透過率特性となっている。それにより、赤色光LRの減衰を抑制することができ、赤色光の減衰を補償するためのゲイン調整による撮像装置の出力の大幅な増幅を不要とし、ノイズの増加を抑制して画質を向上させることができる。
トリミングフィルタTFは反射型及び、吸収型の両方タイプが利用可能である。トリミングフィルタTFが反射型の場合、トリミングフィルタは、青色光LBの波長帯域だけが透過する特性とする事で、撮像素子側に不要な赤色光の長波長側から赤外域の光線が透過しないため、撮像素子と反射型トリミングフィルタの間で多重反射による影響を回避できる。トリミングフィルタTFが吸収型フィルタの場合、フィルタの特性は、青色光LBの波長帯域だけが透過し、撮像に不要な赤色光の長波長側から赤外域の光線を吸収できる分光特性を持てばよいので従来の視感度補正フィルタと比較してフィルタの材質や厚みの選択肢の自由度が大幅に広がる。
第1のダイクロイック膜D1の赤色域の長波長側から赤外域にかけての分光透過率特性は、波長600nmでの透過率をA(%)、波長650nmでの透過率をB(%)、波長700nmでの透過率をC(%)として、2<(A−C)/(B−C)<10(但し、65<A≦100、0≦C<10)を満たすことが好ましく、2.5<(A−C)/(B−C)<8を満たすことが更に好ましく、3<(A−C)/(B−C)<6を満たすことが特に好ましい。(A−C)/(B−C)の上限を維持して分光透過率特性の傾きを与えることで、赤色光LRを受光する撮像素子4Rに到達する光線の分光透過率特性が人間の眼の分光感度特性に近づくため、赤色被写体の色再現性を確保できる。また、(A−C)/(B−C)の下限を維持する事で、分光透過率特性の傾きが緩くなり過ぎる、すなわち、ダイクロイック膜での赤色光の反射による光量低下を防止し、結果として撮像素子4Rのアンプのゲイン補正によりノイズの増加を防止できる。Aの下限値を上回ることで結像に寄与する赤色光の利用効率が高くなり、R成分の感度アップに寄与する。より好ましくは70%以上、更に好ましくは75%以上が望ましい。
上式は、従来の一般的な吸収型の視感度補正フィルタでの赤色の色再現性を維持しかつ光量を増加させる観点から、波長600nm及び650nmでの透過率の比率、及び波長700nmでの透過率を規定したものである。従来の吸収型の視感度補正フィルタの波長600nmでの透過率をa(%)、波長650nmでの透過率をb(%)、波長700nmでの透過率をc(%)とし、光量増加の比例係数をαとして、A=α×a、B=α×b、C=α×cの関係が成立する場合、つまりA:B:C=a:b:cとなる場合、従来の吸収型の視感度補正フィルタと第1のダイクロイック膜D1とで赤色の色再現性が等価となる。ただし、長波長側のカットオフ透過波長近傍の波長700nmでの透過光量は微小量であるため、波長700nmでの透過率については1%から10%程度のばらつきが十分許容される。そこで、波長600nm及び650nmでの透過率の比率を上式に示されるとおりに規定するものとして、波長600nm及び650nmでの透過率の比率を上記範囲とし、併せて波長700nmでの透過率が過度に高くならないように制限することによって、従来の一般的な吸収型の視感度補正フィルタでの赤色の色再現性を維持しかつ光量の増加を図ることができる。
以上の分光透過率特性を有する第1のダイクロイック膜D1は、例えば表1に示す膜構成により形成することができる。
Figure 0005942041
図4は、上述した色分解光学系3の変形例の構成を示す。
図4に示す例は、第1のプリズム10の光入射側に赤外線カットフィルタIRを配置したものである。赤外線カットフィルタIRを併用することにより、赤外光を十分にカットして、より人間の眼の分光感度特性に近似した特性を得ることができ、また、赤色域の長波長側の光の反射に重きを置いて第1のダイクロイック膜D1を構成することが可能となり、赤色の色再現性を高めることができる。なお、赤外線カットフィルタIRは、第1のプリズム10と撮影レンズ2との間に設けられていてもよいし、第1のプリズム10の光入射面に設けられていてもよい。
赤外線カットフィルタIRとしては、図15に示すように、長波長側のカットオフ透過波長が第1のダイクロイック膜D1の長波長側のカットオフ透過波長よりも長波長側にある吸収型又は反射型のフィルタを好適に用いることができ、それによれば、色再現性に影響を与えることなく、迷光の発生を防止し、また赤色光LRの減衰を防止することができる。
図5は、本発明の実施形態を説明するための、色分解光学系及び撮像装置の他の例の構成を示す図である。
図5に示す色分解光学系103は、光入射側から順に、第1のプリズム10と、第2のプリズム20と、第3のプリズム30とを備えており、第1のプリズム10で青色光LB、第2のプリズム20で緑色光LG、第3のプリズム30で赤色光LRを取り出すように構成されている。
第1のプリズム10の反射・透過面12には第1のダイクロイック膜D1が形成されており、第1のダイクロイック膜D1は、青色光及び赤色域の長波長側から赤外域の光を反射するように構成されている。また、第1のプリズム10の光出射面13には、第1のダイクロイック膜D1によって反射される成分のうち青色光LBを透過させ、赤色域の長波長側から赤外域の光をカットするように構成された吸収型のトリミングフィルタTFが設けられている。トリミングフィルタTFを透過した青色光LBが撮像素子4Bによって受光される。
第2のプリズム20の反射・透過面22には第2のダイクロイック膜D2が形成されている。第2のプリズム20で緑色光LGを取り出す構成の色分解光学系103では、第2のダイクロイック膜D2は、第1のプリズム10の第1のダイクロイック膜D1を透過した緑色光及び赤色光のうち、緑色光を反射し、赤色光を透過するように構成されている。第2のダイクロイック膜D2で反射された緑色光LGが撮像素子4Gによって受光される。
そして、第2のプリズム20の第2のダイクロイック膜D2を透過した赤色光LRが第3のプリズム30を介して撮像素子4Rによって受光される。
色分解光学系103の第1のダイクロイック膜D1、第2のダイクロイック膜D2、及びトリミングフィルタTFの各々の分光透過率特性、及び色分解光学系103の分光透過率特性の一例を図6に示す。
図7は、本発明の実施形態を説明するための、色分解光学系及び撮像装置の他の例の構成を示す図である。
図7に示す色分解光学系203は、光入射側から順に、第1のプリズム10と、第2のプリズム20と、第3のプリズム30とを備えており、第1のプリズム10で緑色光LG、第2のプリズム20で青色光LB、第3のプリズム30で赤色光LRを取り出すように構成されている。
第1のプリズム10の反射・透過面12には第1のダイクロイック膜D1が形成されており、第1のダイクロイック膜D1は緑色光を反射するように構成されている。第1のダイクロイック膜D1で反射された緑色光LGが撮像素子4Gによって受光される。
第2のプリズム20の反射・透過面22には第2のダイクロイック膜D2が形成されており、第2のダイクロイック膜D2は、青色光及び赤色域の長波長側から赤外域の光を反射するように構成されている。また、第2のプリズム20の光出射面23には、第2のダイクロイック膜D2によって反射される成分のうち青色光LBを透過させ、赤色域の長波長側から赤外域の光をカットするように構成された吸収型のトリミングフィルタTFが設けられている。トリミングフィルタTFを透過した青色光LBが撮像素子4Bによって受光される。
そして、第2のプリズム20の第2のダイクロイック膜D2を透過した赤色光LRが第3のプリズム30を介して撮像素子4Rによって受光される。
色分解光学系203の第1のダイクロイック膜D1、第2のダイクロイック膜D2、及びトリミングフィルタTFの各々の分光透過率特性、及び色分解光学系203の分光透過率特性の一例を図8に示す。
以上の色分解光学系103,203によっても、上述した色分解光学系3と同様に、色再現性及び画質を高めることができる。なお、色分解光学系103,203においても、上述した色分解光学系3と同様に、第1のプリズム10の光入射側に赤外線カットフィルタIRを設けることができる。
以下、従来例としての吸収型の視感度補正フィルタを使用した色分解光学系を備える撮像装置及び本発明の一態様の撮像装置の総合分光感度特性を比較する。図9は、従来例の撮像装置の総合分光感度特性、及びB,G,Rそれぞれのピーク値で規格化した場合の規格化分光感度特性を示し、図10は、上述した撮像装置1の総合分光感度特性、及びB,G,Rそれぞれのピーク値で規格化した場合の規格化分光感度特性を示す。なお、総合分光感度特性は、従来例では視感度補正フィルタを含み、白色光源、撮影レンズ、紫外線カットフィルタ、色分解光学系、及び撮像素子それぞれの分光透過率ないし分光感度値の積を計算したものであり、白色光源、撮影レンズ、紫外線カットフィルタ及び撮像素子の各光学要素の分光透過率特性ないし分光感度特性を図14に示す。
規格化した規格化分光感度特性では、図9に示した従来例と図10に示した撮像装置1とでほぼ同じ特性となり、色再現性に関して同等の性能を発揮できることがわかる。しかし、総合分光感度特性では、従来例のR成分のピークがG成分のピークに対して大きく落ち込んでいるのに対し、撮像装置1でのR成分のピークはG成分のピークとほぼ同じ感度を示す。400nmから750nmにおけるB、G、Rの積分値は、従来例でB:G:R=0.92:1.00:0.45、撮像装置1でB:G:R=0.93:1.00:0.86となっている。
カラー撮像カメラにおいては撮影時に必ず白色の被写体を撮影しこれが白色に再現するようB:G:R=1:1:1に一致させるホワイトバランス調整の作業が行われるが、このとき、従来例ではR成分の出力をG成分と一致させるためにR成分に2倍以上のゲインをかける必要があった。これによってR成分のノイズ成分も増幅されてカメラのS/N比が悪化する不都合が発生していた。しかし、撮像装置1によれば、R成分のゲインは1.2倍以下なので、ノイズの増幅を大幅に削減し、S/N比の悪化を抑制することができる。
よって、撮像装置1は良好な色再現とS/N比の悪化のない良好な画像を両立することができる。
以上説明したとおり、本明細書には下記の事項が開示されている。
(1) 入射光を青色光、赤色光、及び緑色光の少なくとも3つの色光成分に分解する色分解光学系であって、光入射側から順に、第1のダイクロイック膜を有し、上記第1のダイクロイック膜によって反射された第1の色光成分を取り出す第1のプリズムと、第2のダイクロイック膜を有し、上記第1のダイクロイック膜を透過し上記第2のダイクロイック膜によって反射された第2の色光成分を取り出す第2のプリズムと、上記第1及び第2のダイクロイック膜を透過した第3の色光成分を取り出す第3のプリズムと、を備え、赤色光は、上記第2の色光成分として上記第2のプリズムから取り出され、又は上記第3の色光成分として上記第3のプリズムから取り出されるものであり、上記第1及び第2のプリズムのうち、赤色光を取り出すプリズムよりも光入射側に配置された少なくとも一つのプリズムのダイクロイック膜は、赤色域の長波長側から赤外域の光を反射するマルチバンドダイクロイック膜とされており、上記マルチバンドダイクロイック膜を有する上記プリズムから出射される光から、赤色域の長波長側から赤外域の光をカットするトリミングフィルタを更に備える色分解光学系。
(2) (1)記載の色分解光学系であって、上記トリミングフィルタは、上記マルチバンドダイクロイック膜を有する上記プリズムの光出射面、又はこのプリズムとこのプリズムから出射される光を受光する撮像素子との間に設けられている色分解光学系。
(3) (2)記載の色分解光学系であって、上記トリミングフィルタは吸収型のフィルタである色分解光学系。
(4) (1)から(3)のいずれか一つに記載の色分解光学系であって、上記マルチバンドダイクロイック膜の分光透過率特性は、赤色域の長波長側から赤外域にかけて単調に減少している色分解光学系。
(5) (1)から(4)のいずれか一つに記載の色分解光学系であって、上記マルチバンドダイクロイック膜の長波長側の分光透過率特性は、波長600nmでの透過率をA(%)、波長650nmでの透過率をB(%)、波長700nmでの透過率をC(%)として、次式によって表される分光透過率特性を有する色分解光学系。
2<(A−C)/(B−C)<10、かつ65<A≦100、かつ0≦C<10
(6) (5)記載の色分解光学系であって、上記マルチバンドダイクロイック膜の長波長側の分光透過率特性は、次式によって表される分光透過率特性を有する色分解光学系。
2.5<(A−C)/(B−C)<8
(7) (6)記載の色分解光学系であって、上記マルチバンドダイクロイック膜の長波長側の分光透過率特性は、次式によって表される分光透過率特性を有する色分解光学系。
3<(A−C)/(B−C)<6
(8) (1)から(7)のいずれか一つに記載の色分解光学系であって、上記第1のプリズムの光入射面、又はこの第1のプリズムとこの第1のプリズムに光を入射させる撮影レンズとの間に、赤外線カットフィルタが設けられている色分解光学系。
(9) (8)記載の色分解光学系であって、上記赤外線カットフィルタの長波長側のカットオフ透過波長は、上記マルチバンドダイクロイック膜の赤外域における長波長側のカットオフ透過波長よりも長波長側にある色分解光学系。
(10) (8)又は(9)記載の色分解光学系であって、上記赤外線カットフィルタは吸収型又は反射型のフィルタである色分解光学系。
(11) (1)から(10)のいずれか一つに記載の色分解光学系であって、上記マルチバンドダイクロイック膜は、青色光及び赤色域の長波長側から赤外域の光を反射するものである色分解光学系。
(12) (1)から(11)のいずれか一つに記載の色分解光学系と、上記色分解光学系によって分解された各色光成分を色光成分毎に受光する複数の撮像素子と、を備える撮像装置。
本発明によれば、色再現性に優れ、かつ迷光成分の影響が少なく更にS/N比の劣化が少ない画質に優れる色分解光学系及び撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能である。本出願は、2013年8月29日出願の日本特許出願(特願2013−178717)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
1 撮像装置
2 撮影レンズ
3 色分解光学系
4B,4R,4G 撮像素子
10 第1のプリズム
20 第2のプリズム
30 第3のプリズム
D1 第1のダイクロイック膜(マルチバンドダイクロイック膜)
D2 第2のダイクロイック膜
TF トリミングフィルタ
IR 赤外線カットフィルタ
LB 青色光
LG 緑色光
LR 赤色光

Claims (12)

  1. 入射光を青色光、赤色光、及び緑色光の少なくとも3つの色光成分に分解する色分解光学系であって、
    光入射側から順に、
    第1のダイクロイック膜を有し、前記第1のダイクロイック膜によって反射された第1の色光成分を取り出す第1のプリズムと、
    第2のダイクロイック膜を有し、前記第1のダイクロイック膜を透過し前記第2のダイクロイック膜によって反射された第2の色光成分を取り出す第2のプリズムと、
    前記第1及び第2のダイクロイック膜を透過した第3の色光成分を取り出す第3のプリズムと、
    を備え、
    赤色光は、前記第2の色光成分として前記第2のプリズムから取り出され、又は前記第3の色光成分として前記第3のプリズムから取り出されるものであり、
    前記第1及び第2のプリズムのうち、赤色光を取り出すプリズムよりも光入射側に配置された少なくとも一つのプリズムのダイクロイック膜は、赤色域の長波長側から赤外域の光を反射するマルチバンドダイクロイック膜とされており、
    前記マルチバンドダイクロイック膜で反射され、前記マルチバンドダイクロイック膜を有する前記プリズムから出射される光から、赤色域の長波長側から赤外域の光をカットするトリミングフィルタを更に備える色分解光学系。
  2. 請求項1記載の色分解光学系であって、
    前記トリミングフィルタは、前記マルチバンドダイクロイック膜を有する前記プリズムの光出射面、又は該プリズムと該プリズムから出射される光を受光する撮像素子との間に設けられている色分解光学系。
  3. 請求項2記載の色分解光学系であって、
    前記トリミングフィルタは吸収型のフィルタである色分解光学系。
  4. 請求項1から3のいずれか一項記載の色分解光学系であって、
    前記マルチバンドダイクロイック膜の分光透過率特性は、赤色域の長波長側から赤外域にかけて単調に減少している色分解光学系。
  5. 請求項1から4のいずれか一項記載の色分解光学系であって、
    前記マルチバンドダイクロイック膜の長波長側の分光透過率特性は、波長600nmでの透過率をA(%)、波長650nmでの透過率をB(%)、波長700nmでの透過率をC(%)として、次式によって表される分光透過率特性を有する色分解光学系。
    2<(A−C)/(B−C)<10かつ65<A≦100かつ0≦C<10
  6. 請求項5記載の色分解光学系であって、
    前記マルチバンドダイクロイック膜の長波長側の分光透過率特性は、次式によって表される分光透過率特性を有する色分解光学系。
    2.5<(A−C)/(B−C)<8
  7. 請求項6記載の色分解光学系であって、
    前記マルチバンドダイクロイック膜の長波長側の分光透過率特性は、次式によって表される分光透過率特性を有する色分解光学系。
    3<(A−C)/(B−C)<6
  8. 請求項1から7のいずれか一項記載の色分解光学系であって、
    前記第1のプリズムの光入射面、又は該第1のプリズムと該第1のプリズムに光を入射させる撮影レンズとの間に、赤外線カットフィルタが設けられている色分解光学系。
  9. 請求項8記載の色分解光学系であって、
    前記赤外線カットフィルタの長波長側のカットオフ透過波長は、前記マルチバンドダイクロイック膜の赤外域における長波長側のカットオフ透過波長よりも長波長側にある色分解光学系。
  10. 請求項8又は9記載の色分解光学系であって、
    前記赤外線カットフィルタは吸収型又は反射型のフィルタである色分解光学系。
  11. 請求項1から10のいずれか一項記載の色分解光学系であって、
    前記マルチバンドダイクロイック膜は、青色光及び赤色域の長波長側から赤外域の光を反射するものである色分解光学系。
  12. 請求項1から11のいずれか一項記載の色分解光学系と、
    前記色分解光学系によって分解された各色光成分を色光成分毎に受光する複数の撮像素子と、を備える撮像装置。
JP2015534295A 2013-08-29 2014-08-28 色分解光学系及び撮像装置 Active JP5942041B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013178717 2013-08-29
JP2013178717 2013-08-29
PCT/JP2014/072625 WO2015030133A1 (ja) 2013-08-29 2014-08-28 色分解光学系及び撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5942041B2 true JP5942041B2 (ja) 2016-06-29
JPWO2015030133A1 JPWO2015030133A1 (ja) 2017-03-02

Family

ID=52586681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015534295A Active JP5942041B2 (ja) 2013-08-29 2014-08-28 色分解光学系及び撮像装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9696554B2 (ja)
JP (1) JP5942041B2 (ja)
CN (1) CN105659116B (ja)
WO (1) WO2015030133A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6559007B2 (ja) * 2015-08-10 2019-08-14 キヤノン株式会社 色分解光学系及びそれを有する撮像装置
WO2018131240A1 (ja) * 2017-01-16 2018-07-19 ソニー株式会社 分岐光学系、撮像装置、及び撮像システム
CN110537119B (zh) * 2017-05-25 2022-06-28 富士胶片株式会社 色分解光学系统、摄像单元及摄像装置
CN107121783A (zh) * 2017-06-23 2017-09-01 中山联合光电科技股份有限公司 一种成像系统
JP2020086418A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 武蔵オプティカルシステム株式会社 色分解光学系及び撮像装置
JP2020178318A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 株式会社ジェイエイアイコーポレーション 撮像装置
CN112630985B (zh) * 2020-12-28 2021-09-14 福建福特科光电股份有限公司 黑光镜头的分色装置及分色方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0727908A (ja) * 1993-07-12 1995-01-31 Canon Inc 色分解光学系
JPH11194303A (ja) * 1998-01-06 1999-07-21 Sharp Corp 色収差補正用光学系及び撮像装置
JP2002287248A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Minolta Co Ltd カラー投影装置
JP2005223700A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Kurabo Ind Ltd 撮影装置及び色分解光学系
JP2008116714A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Sony Corp 光学フィルタ及び色分解プリズム
JP2011248047A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Fujifilm Corp 色分解光学系および撮像装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1333283C (zh) * 2003-12-29 2007-08-22 台达电子工业股份有限公司 分色棱镜组
KR100619043B1 (ko) * 2004-08-03 2006-09-01 삼성전자주식회사 조명유니트 및 이를 채용한 화상투사장치
JP4610324B2 (ja) 2004-12-24 2011-01-12 富士フイルム株式会社 色分解光学系
JP4477517B2 (ja) * 2005-02-08 2010-06-09 オリンパスイメージング株式会社 色調整方法及び色調整装置
CN100449334C (zh) * 2006-08-14 2009-01-07 上海飞锐光电科技有限公司 三色光等腰梯形合色组合棱镜
US7839571B2 (en) 2007-03-30 2010-11-23 Fujinon Corporation Color-separation optical system and imaging apparatus
JP5094502B2 (ja) 2007-03-30 2012-12-12 富士フイルム株式会社 色分解光学系および撮像装置
JP2010026312A (ja) 2008-07-22 2010-02-04 Fujinon Corp 色分解光学系
CN201820038U (zh) * 2010-09-07 2011-05-04 杭州科汀光学技术有限公司 一种具有低偏振像差的偏振分合色器件

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0727908A (ja) * 1993-07-12 1995-01-31 Canon Inc 色分解光学系
JPH11194303A (ja) * 1998-01-06 1999-07-21 Sharp Corp 色収差補正用光学系及び撮像装置
JP2002287248A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Minolta Co Ltd カラー投影装置
JP2005223700A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Kurabo Ind Ltd 撮影装置及び色分解光学系
JP2008116714A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Sony Corp 光学フィルタ及び色分解プリズム
JP2011248047A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Fujifilm Corp 色分解光学系および撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9696554B2 (en) 2017-07-04
US20160178917A1 (en) 2016-06-23
JPWO2015030133A1 (ja) 2017-03-02
WO2015030133A1 (ja) 2015-03-05
CN105659116B (zh) 2018-04-17
CN105659116A (zh) 2016-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5942041B2 (ja) 色分解光学系及び撮像装置
JP6055681B2 (ja) 撮像装置
US9635275B2 (en) Flash system for multi-aperture imaging
US8040611B2 (en) Color separation optical system and image pickup apparatus
WO2011141975A1 (ja) 撮像装置
CN110537119B (zh) 色分解光学系统、摄像单元及摄像装置
JP2011199798A (ja) 物理情報取得装置、固体撮像装置、物理情報取得方法
JP2000137172A (ja) 撮像装置
JP5094502B2 (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP2010245870A (ja) マルチスペクトル撮影用レンズアダプタ装置、マルチスペクトル撮影装置、および画像処理装置
JP4820773B2 (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP5075714B2 (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP4409119B2 (ja) 色分解光学系
US8514487B2 (en) Reducing flare in a lens having a dichroic filter
JP4134991B2 (ja) 撮像装置および撮像装置を備えた携帯電話
US20130194432A1 (en) Imaging apparatus and method of improving image quality of imaged image
JP2016114683A (ja) フィルタ及び撮像装置
JP4610324B2 (ja) 色分解光学系
JP5075715B2 (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP2010026312A (ja) 色分解光学系
JP2011248047A (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP2005345806A (ja) 撮影光学系および撮像装置
JP2000098442A (ja) 撮像装置
JP2020086417A (ja) 色分解光学系及び撮像装置
EP2597862A2 (en) Dichroic cut filter for imaging

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160414

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5942041

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250