JP5834469B2 - 酸性ガスの処理方法 - Google Patents
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Description
これに対し、(4)の発明によれば、添加量出力値の下限値と上限値との間に、現在の酸性ガス濃度に応じた制御出力の制限を加えることにより、酸性ガス濃度の大きさに応じてアルカリ剤の適正な添加が可能となり、添加量の削減が可能となる。
シミュレーション反応系は、微粉重曹と塩化水素(HCL)との反応が排ガス中で瞬時におきる反応と、バグフィルター上に蓄積した未反応の微粉重曹とHCLとの二つの反応により構成した(図2参照)。また、バグフィルターにおける捕集物の滞留時間は、通常2時間程度である。従って、本シミュレーションにおいては、バグフィルター上の微粉重曹は、規定時間(約2時間で設定)で消滅する形とした。
まず、焼却施設における薬注制御では、バグフィルター出口に設置されたイオン電極式のHCl濃度測定機器(低速)、及び例えばレーザー方式などのHCl濃度測定機器(高速)のHCl濃度(処理後)信号を元にPID等の制御式の演算により薬剤添加量(微粉重曹添加量(Ag))を決定し(下記式(1))、決定した添加量の微粉重曹(酸性ガス処理剤)を排ガス(入口HCl濃度(Hi))に添加する。煙道に添加された微粉重曹は排ガス中のHCl等の酸性ガスと反応し、排ガス中のHClが除去される。
Ag:微粉重曹添加量[kg/h]
Ag1:HCl濃度測定機器(低速)の出力から規定される添加量[kg/h]
Ag2:HCl濃度測定機器(高速)の出力から規定される添加量[kg/h]
LO:添加量下限[kg/h]
K1:HCl測定機器1(低速)用の調整係数[%]
K2:HCl測定機器2(高速)用の調整係数[%]
Hi:入口HCl濃度(ppm)
Hg:排ガス反応後HCl濃度(ppm)
αg:排ガス反応におけるHCl除去率(%)
[排ガス反応微粉重曹添加当量とHCl除去率の関係(図3)から設定]
Jg:排ガス反応微粉重曹添加当量
Ag:微粉重曹添加量(kg/h)
Hi:入口HCl濃度(ppm)
M1:HCl分子量[36.5で設定]
M2:重曹分子量[84で設定]
F:排ガス量(Nm3/h)[55,000Nm3/hで設定]
Hg:排ガス反応後HCl濃度(ppm)
Ho:バグフィルター出口HCl濃度(ppm)
αs:バグフィルター上反応のHCl除去率(%)
[バグフィルター上微粉重曹添加当量とHCl除去率の関係(図4)から設定]
Js:バグフィルター上微粉重曹添加当量
As:バグフィルター上微粉重曹量(kg/h)
Hg:排ガス反応後HCl濃度(ppm)
M1:HCl分子量[36.5で設定]
M2:重曹分子量[84で設定]
F:排ガス量(Nm3/h)[55,000Nm3/hで設定]
Zn:バグフィルター上微粉重曹蓄積量(kg)
Ts:単位シミュレーション時間(=データサンプリング時間)(sec)
[0.5sec設定]
Zn’:未反応微粉重曹量(kg)
T4:バグフィルター上蓄積微粉重曹90%消滅時定数(sec)
[7,200sec設定]
Ts:単位シミュレーション時間(=データサンプリング時間)(sec)
[0.5sec設定]
Ag:微粉重曹添加量(kg/h)
Ts:単位シミュレーション時間(=データサンプリング時間)(sec)
[0.5sec設定]
Rg:排ガス反応における重曹反応量(kg/h)
Zn−1:Ts(Sec)前のバグフィルター上微粉重曹蓄積量(kg)
Rs:バグフィルター上反応における重曹反応量(kg/h)
Hi:入口HCl濃度(ppm)
M1:HCl分子量[36.5で設定]
M2:重曹分子量[84で設定]
F:排ガス量(Nm3/h)[55,000Nm3/hで設定]
αg:排ガス反応におけるHCl除去率(%)
Hg:排ガス反応後HCl濃度(ppm)
M1:HCl分子量[36.5で設定]
M2:重曹分子量[84で設定]
F:排ガス量(Nm3/h)[55,000Nm3/hで設定]
αs:バグフィルター上反応のHCl除去率(%)
T1=Ta+Tb (11)
T1:HCl濃度測定機器(低速)のシミュレーション反応系の遅延時間(sec)
Ta:施設の遅延時間(sec)[30sec設定]
Tb:HCl濃度測定機器(低速)の計測遅延時間(sec)
Tb=Tbα+Tbβ (12)
Tbα:HCl濃度測定機器(低速)の排ガスサンプリング時間(sec)
[390sec設定]
Tbβ:HCl濃度測定機器(低速)の90%応答時間(sec)
[180sec設定]
Tbβ=2.3×τ (13)
Yn=Yn−1+(Xn−Yn−1)÷τ×Ts (14)
τ:時定数(sec)
Ts:単位シミュレーション時間(=データサンプリング時間)(sec)
[0.5sec設定]
Xn:現在の測定装置入力HCl濃度(ppm)
Yn:現在の測定装置出力HCl濃度(ppm)
Yn−1:前回(Ts(sec)前)の測定装置出力HCl濃度(ppm)
T2=Ta+Tc (15)
T2:HCl濃度測定機器(高速)のシミュレーション反応系の遅延時間(sec)
Ta:施設の遅延時間(sec)[30sec設定]
Tc:HCl濃度測定機器(高速)の計測遅延時間(sec)
計測遅延時間の短い測定機器は、上記Tcのみを設定変更した。
なお、以下の実施例1〜12において用いた微粉重曹の平均粒子径は5〜30μmである。また、実施例1〜12において用いたHCl濃度測定機器14は、イオン電極法による。
図9に示す入口HCl濃度を用いて、前記シミュレーションにおいてHCl濃度測定機器(低速)14(測定機器計測遅延時間計9.5分)のみで計測したHCl濃度を元にPID制御方式「P(比例ゲイン)=100%,I=0.1秒,D=0.1秒,添加量出力下限200kg/h,添加量出力上限480kg/h」において出口HCl濃度の制御目標値(SV)を200ppmに設定しフィードバック制御した。
前記シミュレーションにおいてHCl濃度測定機器(高速)15(測定機器計測遅延時間2秒)のみで計測したHCl濃度を元にフィードバック制御した以外は比較例1と同様に制御した。
微粉重曹添加量と微粉重曹で処理した後のバグフィルター出口HCl濃度を図8に示す。また、本制御時の微粉重曹添加量とバグフィルター出口HCl濃度の挙動を図11に示す。
前記シミュレーションにおいてHCl濃度測定機器(低速)14(測定機器計測遅延時間計9.5分)で計測したHCl濃度を元にPID制御方式「P(比例ゲイン)=100%,I=0.1秒,D=0.1秒,添加量出力下限200kg/h,添加量出力上限480kg/h」において出口のHCl濃度の制御目標値(SV)を200ppmに設定しフィードバック制御した添加出力と、HCl濃度測定機器(高速)15で計測したHCl濃度を元に同一設定で出口の制御目標値(SV)を200ppmとし、フィードバック制御した添加出力と、を加算してフィードバック制御した。
前記シミュレーションにおいてHCl濃度測定機器(低速)14(測定機器計測遅延時間9.5分)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御した添加出力に50%の出力制限をし、HCl濃度測定機器(高速)15(測定機器計測遅延時間2秒)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御した添加出力は制限をかけず(100%)加算し、フィードバック制御した。
前記シミュレーションにおいてHCl濃度測定機器(低速)14(測定機器計測遅延時間9.5分)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御した添加出力に50%の出力制限をし、HCl濃度測定機器(高速)15(測定機器計測遅延時間2秒)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御した添加出力に50%の出力制限をして加算し、フィードバック制御した。
前記シミュレーションにおいてHCl濃度測定機器(低速)14(測定機器計測遅延時間9.5分)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御する際に直近のHCl濃度の傾きの6秒平均が正の場合、制御目標値(SV)を180ppm(SV−20ppm)とし、直近のHCl濃度の傾きの6秒平均が負の場合、制御目標値(SV)を220ppm(SV+20ppm)として制御した添加出力に、HCl濃度測定機器(高速)15(測定機器計測遅延時間2秒)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御する際に制御目標値(SV)を200ppmとして制御した添加出力を加算し、フィードバック制御した。
前記シミュレーションにおいてHCl濃度測定機器(低速)14(測定機器計測遅延時間9.5分)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御する際に直近のHCl濃度の傾きの6秒平均が正の場合、制御目標値(SV)を180ppm(SV−20ppm)とし、直近のHCl濃度の傾きの6秒平均が負の場合、制御目標値(SV)を220ppm(SV+20ppm)として制御した添加出力に50%に出力制限し、HCl濃度測定機器(高速)15(測定機器計測遅延時間2秒)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御する際に制御目標値(SV)を200ppmとして制御した添加出力に50%の出力制限をして加算し、フィードバック制御した。
なお、微粉重曹添加量(Ag)は、上記式(1)で求められる。
前記シミュレーションにおいてHCl濃度測定機器(低速)14(測定機器計測遅延時間9.5分)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御する際にステップ方式の制御において制御目標値(本方式ではアルカリ剤の制御出力が出力下限以上に添加される濃度をSVと規定する)を200ppmに設定し制御した添加出力とHCl濃度測定機器(高速)15(測定機器計測遅延時間2秒)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御する際に同様にステップ方式の制御において制御目標値を200ppmに設定し制御した添加出力をして加算し、フィードバック制御した(図8及び図21参照)。
前記シミュレーションにおいてHCl濃度測定機器(低速)14(測定機器計測遅延時間9.5分)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御する際にステップ方式の制御において直近のHCl濃度の傾きの6秒平均が正の場合、制御目標値(SV)を180ppm(SV−20ppm)とし、直近のHCl濃度の傾きの6秒平均が負の場合、制御目標値(SV)を220ppm(SV+20ppm)として制御した添加出力に、HCl濃度測定機器(高速)15(測定機器計測遅延時間2秒)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御する際に同様にステップ方式の制御において制御目標値を200ppmに設定し制御した添加出力を加算し、フィードバック制御した(図8及び図23参照)。
前記シミュレーションにおいてHCl濃度測定機器(低速)14(測定機器計測遅延時間9.5分)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御する際にステップ方式の制御において直近のHCl濃度の傾きの6秒平均が正の場合、制御目標値(SV)を180ppm(SV−20ppm)とし、直近のHCl濃度の傾きの6秒平均が負の場合、制御目標値(SV)を220ppm(SV+20ppm)として制御した添加出力に50%の出力制限をし、HCl濃度測定機器(高速)15(測定機器計測遅延時間2秒)で計測したHCl濃度を元にフィードバック制御する際に同様にステップ方式の制御において制御目標値を200ppmに設定し制御した添加出力に50%の出力制限をして加算し、フィードバック制御した(図8及び図23参照)。
産業廃棄物焼却炉において、減温塔出口〜バグフィルター間にレーザー形式のHCl濃度測定機器(京都電子工業製KLA−1)を設置し、入口HCl濃度を測定した。また、バグフィルター出口のイオン電極方式のHCl濃度測定機器(京都電子工業製HL−36N)で測定される信号を元に排出基準値を管理する酸素換算値にてフィードバック制御を実施した。なお、出口のSO2濃度信号によるフィードバック添加出力(SV180ppm)をHCl濃度による添加出力に加算して、実施したが、本施設においては、SO2が発生しなかった。
同一施設において、バグフィルター出口のイオン電極方式のHCl濃度測定機器(京都電子工業製HL−36N)で測定されるHCl濃度信号(酸素換算値)とバグフィルター出口のレーザー方式によるHCl濃度測定機器(京都電子工業製KLA−1)で測定されたHCl濃度信号(酸素換算値)にてフィードバック制御を実施した。なお、同様に出口のSO2濃度信号によるフィードバック添加出力(SV180ppm)をHCl濃度による添加出力に加算して、実施したが、本施設においては、SO2が発生しなかった。
実施例13と同様に、バグフィルター出口のイオン電極方式のHCl濃度測定機器で測定されるHCl濃度信号(酸素換算値)とバグフィルター出口のレーザー方式によるHCl濃度測定機器(京都電子工業製KLA−1)で測定されたHCl濃度信号(酸素換算値)にてフィードバック制御を実施した。なお、同様に出口のSO2濃度信号によるフィードバック添加出力(SV180ppm)をHCl濃度による添加出力に加算して、実施したが、本施設においては、SO2が発生しなかった。
同一施設において、バグフィルター出口のイオン電極方式のHCl濃度測定機器(京都電子工業製HL−36N)で測定されるHCl濃度信号(酸素換算値)とバグフィルター出口のレーザー方式によるHCl濃度測定機器(京都電子工業製KLA−1)で測定されたHCl濃度信号(酸素換算値)にてフィードバック制御を実施した。なお、同様に出口のSO2濃度信号によるフィードバック添加出力(SV180ppm)をHCl濃度による添加出力に加算して、実施したが、本施設においては、SO2が発生しなかった。
同一施設において、バグフィルター出口のイオン電極方式のHCl濃度測定機器(京都電子工業製HL−36N)で測定されるHCl濃度信号(酸素換算値)とバグフィルター出口のレーザー方式によるHCl濃度測定機器(京都電子工業製KLA−1)で測定されたHCl濃度信号(酸素換算値)にてフィードバック制御を実施した。なお、同様に出口のSO2濃度信号によるフィードバック添加出力(SV180ppm)をHCl濃度による添加出力に加算して、実施したが、本施設においては、SO2が発生しなかった。
11 制御装置
12 微粉重曹添加装置
13 バグフィルター
14 HCl濃度測定機器(低速)
15 HCl濃度測定機器(高速)
Claims (7)
- 酸性ガスが含まれる燃焼排ガスにアルカリ剤を添加し、粉塵を集塵した後の酸性ガス濃度を測定する酸性ガス濃度測定機器の測定信号に基づいてアルカリ剤の添加量をフィードバック制御する酸性ガスの処理方法であって、
粉塵を集塵した後の酸性ガス濃度を測定するように設けられ、試料排ガスのサンプリング時間及び前記酸性ガス濃度測定機器の応答時間に起因する計測遅延時間が第1の遅延時間である第1の酸性ガス濃度測定機器、及び前記粉塵を集塵した後の前記酸性ガス濃度を測定するように設けられ、前記計測遅延時間が前記第1の遅延時間よりも長い第2の遅延時間である第2の酸性ガス濃度測定機器により同一種の酸性ガス濃度を測定する工程と、
前記第1の酸性ガス濃度測定機器の測定信号に基づいてアルカリ剤の第1添加量出力値をフィードバック演算により算出する工程と、
前記第2の酸性ガス濃度測定機器の測定信号に基づいてアルカリ剤の第2添加量出力値をフィードバック演算により算出する工程と、
前記第1添加量出力値と前記第2添加量出力値とを加算した値をアルカリ剤の添加量としてフィードバック制御する工程とを有し、
少なくとも、前記第2添加量出力値をフィードバック演算により算出する工程は、前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される測定信号から算出される添加出力について出力制限を行い、前記添加出力より小さい値を前記第2添加量出力値とする工程を有する酸性ガスの処理方法。 - 酸性ガスが含まれる燃焼排ガスにアルカリ剤を添加し、粉塵を集塵した後の酸性ガス濃度を測定する酸性ガス濃度測定機器の測定信号に基づいてアルカリ剤の添加量をフィードバック制御する酸性ガスの処理方法であって、
試料排ガスのサンプリング時間及び前記酸性ガス濃度測定機器の応答時間に起因する計測遅延時間が第1の遅延時間である第1の酸性ガス濃度測定機器、及び前記粉塵を集塵した後の前記酸性ガス濃度を測定するように設けられ、前記計測遅延時間が前記第1の遅延時間よりも長い第2の遅延時間である第2の酸性ガス濃度測定機器により同一種の酸性ガス濃度を測定する工程と、
前記第1の酸性ガス濃度測定機器及び前記第2の酸性ガス濃度測定機器の測定信号に基づいてアルカリ剤の添加量出力値をフィードバック演算により算出する工程と、を有し、
前記添加量出力値をフィードバック演算により算出する工程は、
前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される酸性ガス濃度の制御目標値を設定する工程と、
少なくとも前記測定信号及び前記制御目標値に基づいてアルカリ剤の添加量出力値を算出する工程と、を有し、
前記制御目標値を設定する工程は、前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される酸性ガス濃度の時間変化率が正である場合と、前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される酸性ガス濃度の時間変化率が負である場合の各々についてそれぞれ異なる制御目標値を設定する工程であり、
前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される酸性ガス濃度の時間変化率が正である場合に設定する制御目標値は、前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される酸性ガス濃度の時間変化率が負である場合に設定する制御目標値より小さく、
前記アルカリ剤の添加量出力値を算出する工程は、前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される前記測定信号及び前記制御目標値に基づいて算出したアルカリ剤の添加量出力値に、前記第1の酸性ガス濃度測定機器から送信される前記測定信号を元にフィードバック制御する際に所定の制御目標値に基づいて制御したアルカリ剤の添加量出力値を加算する工程である、酸性ガスの処理方法。 - 前記添加量出力値をフィードバック演算により算出する工程は、
前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される酸性ガス濃度の制御目標値を設定する工程と、
少なくとも前記測定信号及び前記制御目標値に基づいてアルカリ剤の添加量出力値を算出する工程と、を有し、
前記制御目標値を設定する工程は、前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される酸性ガス濃度の時間変化率が正である場合と、前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される酸性ガス濃度の時間変化率が負である場合の各々についてそれぞれ異なる制御目標値を設定する工程であり、
前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される酸性ガス濃度の時間変化率が正である場合に設定する制御目標値は、前記第2の酸性ガス濃度測定機器から送信される酸性ガス濃度の時間変化率が負である場合に設定する制御目標値より小さい、請求項1に記載の酸性ガスの処理方法。 - 酸性ガスが含まれる燃焼排ガスにアルカリ剤を添加し、粉塵を集塵した後の酸性ガス濃度を測定する酸性ガス濃度測定機器の測定信号に基づいてアルカリ剤の添加量をフィードバック制御する酸性ガスの処理方法であって、
粉塵を集塵した後の酸性ガス濃度を測定するように設けられ、試料排ガスのサンプリング時間及び前記酸性ガス濃度測定機器の応答時間に起因する計測遅延時間が第1の遅延時間である第1の酸性ガス濃度測定機器、及び前記粉塵を集塵した後の前記酸性ガス濃度を測定するように設けられ、前記計測遅延時間が前記第1の遅延時間よりも長い第2の遅延時間である第2の酸性ガス濃度測定機器により同一種の酸性ガス濃度を測定する工程と、
前記第1の酸性ガス濃度測定機器の測定信号に基づいてアルカリ剤の第1添加量出力値をフィードバック演算により算出する工程と、
前記第2の酸性ガス濃度測定機器の測定信号に基づいてアルカリ剤の第2添加量出力値をフィードバック演算により算出する工程と、
前記第1添加量出力値と前記第2添加量出力値とを加算した値をアルカリ剤の添加量としてフィードバック制御する工程とを有し、
前記第1添加量出力値をフィードバック演算により算出する工程は、
前記第1の酸性ガス濃度測定機器による第1の測定信号に応じた複数段階の出力制限を行うことを含み、
前記第1の測定信号が所定の制限値以下である場合は、前記第1の測定信号に応じた第1段階の出力制限を行い、前記第1の測定信号に応じた第1段階の出力制限に応じて出力される値を前記第1添加量出力値として出力し、
前記第1の測定信号が所定の制限値以上である場合は、前記第1の測定信号に応じた第2段階の出力制限を行い、前記第2段階の出力制限に応じて出力される値を前記第1添加量出力値として出力する工程を含み、
前記第2添加量出力値をフィードバック演算により算出する工程は、
前記第2の酸性ガス濃度測定機器による第2の測定信号に応じた複数段階の出力制限を行うことを含み、
前記第2の測定信号が所定の制限値以下である場合は、前記第2の測定信号に応じた第1段階の出力制限を行い、前記第2の測定信号に応じた第1段階の出力制限に応じて出力される値を前記第2添加量出力値として出力し、
前記添加出力が所定の制限値以上である場合は、前記第2の測定信号に応じた第2段階の出力制限を行い、前記第2の測定信号に応じた第2段階の出力制限に応じて出力される値を前記第2添加量出力値として出力する工程を含む、酸性ガスの処理方法。 - 前記アルカリ剤が平均粒子径5〜30μmの微粉重曹である請求項1から4のいずれかに記載の酸性ガスの処理方法。
- 前記微粉重曹とは異なる他のアルカリ剤を併用する請求項5に記載の酸性ガスの処理方法。
- 前記他のアルカリ剤は、消石灰、水酸化ナトリウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、天然ソーダ、及び粗重曹からなる群より選ばれる少なくとも1種のアルカリ剤である請求項6に記載の酸性ガスの処理方法。
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