JP5831352B2 - ワイヤソーガイドローラ及びその外側ローラ - Google Patents
ワイヤソーガイドローラ及びその外側ローラ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5831352B2 JP5831352B2 JP2012103220A JP2012103220A JP5831352B2 JP 5831352 B2 JP5831352 B2 JP 5831352B2 JP 2012103220 A JP2012103220 A JP 2012103220A JP 2012103220 A JP2012103220 A JP 2012103220A JP 5831352 B2 JP5831352 B2 JP 5831352B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- wire saw
- outer roller
- saw guide
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Description
(1)ヘリカル巻き:マンドレルに繊維を軸心線方向との斜交角度が±5°〜85°程度となるように巻き付ける。
(2)フープ巻き:マンドレルに繊維を軸心線方向に対し大凡90°の方向に巻き付ける。
尚、本発明においては、繊維強化樹脂成形体における繊維含有量を増加させて機械強度を向上すべく、ヘリカル層の一部にフープ巻を混在させてもよい。この様な場合、ヘリカル層におけるフープ巻きの含有量は30体積%以下、中でも5%〜20%であることが好ましい。
外周側にフープ巻き層を多く配置すると、外表面における周方向の膨張率が低減しすぎてヘリカル巻き層による半円筒形外側ローラ端部の内径(X)の値が小さくなり過ぎて(Y−X)/Xの値が0.0030よりも大きくなったり、また内側ローラへの取り付け不良が発生する場合がある。
炭素繊維含有量(Vf)は繊維強化合成樹脂成形体の真比重と嵩比重から算出した。真比重は繊維強化合成樹脂成形体を5cm角片に裁断し、これをミルにより粉砕し、気体置換法(JIS R1620)にて測定した結果より求めた。嵩比重はアルキメデス法により水中での密度をJIS Z8807にて測定した結果より求めた。これらの結果より次式により炭素繊維含有量(Vf)を算出した。ガラス繊維含有量も同様にして算出した。
体積含有率(Vf)=(C+D×(F−1))/(E−D)
A:測定時の水温における水の密度(g/cm3)
B:真比重(g/cm3)
C:嵩比重(g/cm3)
D:エポキシ樹脂の密度(g/cm3)
E:炭素繊維の密度(g/cm3)
F:ボイド率(%)=(B−A)/B×100
熱膨張係数は繊維強化合成樹脂成形体から高さ100mm、幅20mm、長さ20mmのサイズに試験片を切り出し、ULVAC社製DL1500によりJIS K7197に準拠して測定した。
弾性率は各成形体の構成において物性シミュレーションソフトフェアである「The Laminator Version 3.7」により算出した計算値とした。
外側ローラの内径および外径測定には、三次元測定器(東京精密社製 Xyzax JD800D)を用いた。
外側ローラを内側ローラに固定し、ワイヤーの平均送り速度700m/分でロールを回転させた時の回転ぶれ、異音を観察した。
フィラメントワインディング装置を用いて、クリール台車のボビンよりPAN系炭素繊維(三菱レイヨン社製 「パイロフィル TR50−12L」 引張弾性率230GPa)を送り出し、レジンバスにより液状のエポキシ樹脂を含浸させることにより樹脂を含浸し、面長さ1800mm、直径300mmのマンドレルに張力をかけながら巻きつけた。
フィラメントワインディング装置を用いて、クリール台車のボビンよりPAN系炭素繊維(三菱レイヨン(株)製 「パイロフィル TR50−12L」 引張弾性率230GPaを送り出し、レジンバスにより液状のエポキシ樹脂を含浸させることにより樹脂を含浸し、面長さ1800mm、直径304mmのマンドレルに張力をかけながら巻きつけた。炭素繊維は、フープ層である90°層(内周層)を60%、ヘリカル層である±30°層(外周層)を40%とした。巻き付け厚みは22mmとした。
フィラメントワインディング装置を用いて、クリール台車のボビンよりPAN系炭素繊維(三菱レイヨン(株)製 「パイロフィル TR50−12L」 引張弾性率230GPa)を送り出し、レジンバスにより液状のエポキシ樹脂を含浸させることにより樹脂を含浸し、面長さ1800mm、直径304mmのマンドレルに張力をかけながら巻きつけた。炭素繊維は、外周側にフープ層である90°層を35%、内周側にヘリカル層である±30°層を65%の割合とした。全体の巻き付け厚みは22mmとした。
実施例1において炭素繊維の代わりにガラス繊維(オーウェンスコーニングジャパン製「T30ER1150FW35RW」引張弾性率70GPa)を用いたこと以外は同様の条件でフィラメントワインディング成形を行った。
フィラメントワインディング装置を用いて、クリール台車のボビンよりPAN系炭素繊維(三菱レイヨン(株)製 「パイロフィル TR50−12L」 引張弾性率230GPa)を送り出し、レジンバスにより液状のエポキシ樹脂を含浸させることにより樹脂を含浸し、面長さ1800mm、直径300mmのマンドレルに張力をかけながら巻きつけた。炭素繊維は、外周側にヘリカル層である30°層を70%、内周側にフープ層である±30°層を30%の割合とした。全体の巻き付け厚みは22mmとした。
2 内側ローラ
3,5 外側ローラ
Claims (6)
- ワイヤソーガイドローラの内側ローラに取り付けられる外側ローラにおいて、
繊維強化熱硬化性樹脂製の円筒体を半割してなる半円筒形の繊維強化熱硬化性樹脂成形体よりなり、
該成形体の強化繊維は、フープ方向及びヘリカル方向に延在しており、
該外側ローラの軸心線方向の中央部が軸心線方向の端部よりも大径であり、
該軸心線方向端部の最大内径をXとし、該軸心線方向中央部の最大内径をYとしたときに(Y−X)/Xが0.0009〜0.0030であることを特徴とするワイヤソーガイドローラの外側ローラ。 - 請求項1において、該外側ローラの周方向における弾性率が5〜50GPaであることを特徴とするワイヤソーガイドローラの外側ローラ。
- 請求項1又は2において、外側ローラの軸心線方向の熱膨張係数が−1.5×10−6〜+4.0×10−6/℃であることを特徴とするワイヤソーガイドローラの外側ローラ。
- 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記強化繊維は、内周側ではヘリカル方向に延在し、外周側ではフープ方向に延在していることを特徴とするワイヤソーガイドローラの外側ローラ。
- 回転可能に支持される内側ローラと、該内側ローラの外周面上に固定される1対の半円筒形の外側ローラとを備えたワイヤソーのガイドローラにおいて、該外側ローラが請求項1ないし3のいずれか1項に記載の外側ローラであることを特徴とするワイヤソーガイドローラ。
- 請求項5において、前記外側ローラが内側ローラに対し固定用部材によって固定されており、
該固定用部材は、外側ローラの軸心線方向の中央部と両端部にそれぞれ配置されていることを特徴とするワイヤソーガイドローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012103220A JP5831352B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | ワイヤソーガイドローラ及びその外側ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012103220A JP5831352B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | ワイヤソーガイドローラ及びその外側ローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013230516A JP2013230516A (ja) | 2013-11-14 |
JP5831352B2 true JP5831352B2 (ja) | 2015-12-09 |
Family
ID=49677464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012103220A Active JP5831352B2 (ja) | 2012-04-27 | 2012-04-27 | ワイヤソーガイドローラ及びその外側ローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5831352B2 (ja) |
-
2012
- 2012-04-27 JP JP2012103220A patent/JP5831352B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013230516A (ja) | 2013-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10550496B2 (en) | Method for producing yarns separated from reinforcing fiber strands | |
JP2019522740A (ja) | 炭素繊維ランダムマットと炭素繊維複合材料 | |
US4993651A (en) | Yarn winding apparatus | |
US20170225383A1 (en) | Method of manufacturing shaft-shape composite member | |
JP5647847B2 (ja) | 釣糸ガイド | |
JP5831352B2 (ja) | ワイヤソーガイドローラ及びその外側ローラ | |
JP6407275B2 (ja) | エネルギー保存用フライホイールおよびその製造方法 | |
JP2019171676A (ja) | 繊維強化樹脂管状体、及びその製造方法 | |
JP6138736B2 (ja) | 繊維強化樹脂材の配設装置及び軸状複合部材の製造方法 | |
JP5423017B2 (ja) | ロール及びその製造方法 | |
JP5873342B2 (ja) | 太陽電池製造に使用するワイヤソー用メインロール | |
JP5501033B2 (ja) | ガイドローラ及びその製造方法 | |
TWI752527B (zh) | 具碳及玻璃纖維層的複合螺旋彈簧 | |
JP6490413B2 (ja) | 繊維強化複合材料製シャフト | |
EP3279510A1 (en) | Screw shaft, manufacturing method thereof, and ball screw device | |
TWI658217B (zh) | 片狀物製造用輥 | |
JP2016050627A (ja) | フライホイール | |
JP5287200B2 (ja) | ゴルフクラブ用シャフトの製造方法 | |
JP5910268B2 (ja) | 繊維構造体、繊維強化複合材料、繊維構造体の製造方法、及び繊維強化複合材料の製造方法 | |
JP6341420B2 (ja) | フライホイール | |
JP2002103463A (ja) | 管状成形体、同成形体を用いたゴルフクラブ用シャフト及び竿体、並びに管状成形体の製造方法 | |
JP2021078441A (ja) | 釣り用品用の湾曲体 | |
JP7048445B2 (ja) | ロールのバランス調整法、及びロール | |
JPH0214894B2 (ja) | ||
JP2017219177A (ja) | 一軸アクチュエータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141128 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20150427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150707 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150902 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150929 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151012 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5831352 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |