JP5820154B2 - 眼科装置、眼科システム及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
撮像された前記眼底画像からテンプレートを抽出するためのテンプレート抽出手段と、
抽出された前記テンプレートと、前記テンプレートが抽出された眼底画像の被検眼を特定する被検眼特定情報と、を対応付けて記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記眼底撮像手段により撮像される前記被検眼の被検眼特定情報に対応するテンプレートが前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、
記憶されていると判断された場合、対応する前記テンプレートを前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
読み出された前記テンプレートを用いて前記被検眼の眼底のトラッキングを行うトラッキング手段と、を有し、
前記判断手段において前記テンプレートが記憶されていないと判断された場合、前記テンプレート抽出手段によって新たなテンプレートの抽出を行うことを特徴とする。
撮像された前記眼底画像からテンプレートを抽出するためのテンプレート抽出手段と、
抽出された前記テンプレートと、前記テンプレートが抽出された眼底画像の被検眼を特定する被検眼特定情報と、を対応付けて記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記眼底撮像手段により撮像される前記被検眼の被検眼特定情報に対応するテンプレートが前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、
記憶されていると判断された場合、対応する前記テンプレートを前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
読み出された前記テンプレートを用いて前記被検眼の眼底のトラッキングを行うトラッキング手段と、を有し、
前記判断手段において前記テンプレートが記憶されていないと判断された場合、前記テンプレート抽出手段によって新たなテンプレートの抽出を行うことを特徴とする。
本発明の一実施例に係る眼底観察装置について、図面を用いて詳細に説明する。
本実施例においては、本発明を適用した走査型レーザ検眼鏡(SLO)について説明する。ここでは特に、あらかじめ記憶しておいたテンプレートを用いて、トラッキングを行う装置について説明する。
まず、図1を用いて本実施例におけるSLOの光学系の全体の概略構成について説明する。
なお、図1において、記憶・制御・信号処理部109は図の都合上同じ番号が複数記してあるが、実際には同一の構成部である。
光源101から出射された照明光111はハーフミラー103によって偏向され、XYスキャナ104により走査される。XYスキャナ104と被検眼108の間には、照明光111を眼底107に照射するためのレンズ106−1、106−2が配置されている。ここでは簡単のために、XYスキャナ104は1つのミラーとして記したが、実際にはXスキャン用ミラーとYスキャン用ミラーとの2枚のミラーが近接して配置された構成となっている。これにより、XYスキャナ104は眼底107を光軸と垂直な方向にラスタースキャンすることができる。
本実施例の眼底撮像装置を用いてトラッキングを行うまでの流れを図2に示す。また、被検眼特定情報およびテンプレートの記憶について図3に示す。また、撮像された眼底画像を図4に示す。
本装置の操作者である術者が、記憶・制御・信号処理部109に被検眼特定情報を入力あるいはあらかじめ記憶・制御・信号処理部109のモニターに表示されている複数の被検眼特定情報から1つを選択する(ステップ202)。記憶・制御・信号処理部109は被検眼特定情報を元に記憶部110に記憶されているテンプレートを検索する(ステップ203)。ここで被検眼特定情報は、少なくとも患者の特定および患者の左右いずれの眼であるかが判別できる情報が含まれていればよい。以上の処理により、記憶・制御・信号処理部109の判断機能において、撮像された被検眼の被検眼特定情報に対応するテンプレートが記憶部110に記憶されているか否かが判断される。
また、記憶されるテンプレートに眼底アライメントに関する情報が付加されてもいい。ここで眼底アライメントとは、眼底画像を撮像した際の撮像条件である。眼底アライメントに関する該情報は、以下眼底アライメント情報と称呼され、眼底画像撮像時に設定されるべき種々の情報を含む。眼底アライメント情報は、例えば、テンプレート抽出した日付情報、固視灯の位置情報、被検眼が左右何れの眼であるかを示す識別情報、テンプレートの座標情報、フォーカスレンズの位置情報などである。ここで付加される眼底アライメント情報は、同一の被検眼に対して同一条件で経時的に撮像を行う場合に有用である。特に、疾病の経過観察では、過去に撮像した眼底画像との比較を行うために、略同一の撮像条件で撮像する必要がある。また、記憶部110に記憶されているテンプレートを用いてテンプレートマッチングを行う場合、新たに撮影される眼底画像がテンプレートを抽出した際の眼底画像に近いほどマッチングが成功しやすい。そのため、同じ被検眼を同じ条件で撮像するための眼底アライメントに関する情報が記憶されるテンプレートに付加されていることが望ましい。
テンプレートの読み出しが行われた後、記憶・制御・信号処理部109は光源101、センサ102、XYスキャナ104に眼底撮像開始の信号を送信し、眼底撮像を開始する(ステップ205)。
一枚の眼底画像400が得られると、読み出されたテンプレートに一致する取得した眼底画像中の領域の探索(以下、マッチングと記す)が行われる(ステップ208)。マッチングは図6に示すように、取得した眼底画像601全体を、テンプレート603をずらしながらテンプレート603と一致する箇所602を探索することで行われる。本実施例では図10に示すように4箇所のテンプレート1002、1003、1004、1005についてテンプレートマッチングを行う。ここで、少なくともテンプレートが1つマッチングしていればトラッキングは可能である。そのため、複数のテンプレートを記憶している場合、記憶しているテンプレート全てがマッチングする必要は無く、1つ以上のテンプレートがマッチングできればよい。また、トラッキングの精度をより高くするために、テンプレートの再抽出を行っても良い(詳細は、実施例3で述べる)。例えば、眼底画像内の特徴点が並行に移動する眼球運動を検出する場合は、テンプレートが少なくとも1つ以上あれば検出が可能である(図11)。ここで図11(b)は、図11(a)の眼底画像の特徴点が並行に移動する眼球運動の結果得られる眼底画像を示している。また、眼底画像が伸縮するような眼球運動を検出する場合は、テンプレートが2つ以上あれば検出が可能である(図12)。ここで図12(b)は、図12(a)の眼底画像が伸縮するような眼球運動の結果得られる眼底画像を示している。さらに、眼底画像が回転するような眼球運動を検出する場合においても、テンプレートが2つ以上あれば検出が可能である(図13)。ここで図13(b)は、図13(a)の眼底画像が回転するような眼球運動の結果得られる眼底画像を示している。このように術者が検出したい運動に合わせて、眼底運動の検出に用いるテンプレートの数は設定できるが、より詳細に眼球運動を検出するためにはより多くのテンプレートがマッチングすることが望ましい。従って、ここでは4つのテンプレートが同一被検眼における被検眼特定情報に対応する場合を例示したが、テンプレートの数はこれに限定されず、任意の数のテンプレートが複数同時に記憶されることとすることが好ましい。
テンプレートのマッチングが出来た場合は、被検眼の眼底画像のトラッキングを実行する記憶・制御・信号処理部109におけるトラッキング機能を司るトラッキング手段として機能する領域によって、眼底画像のトラッキングを行う(ステップ211)。
同一撮像における一枚目の眼底画像のテンプレート位置の変位量はゼロとなり、トラッキングにおける基本画像となる。2枚目以降の眼底画像は1枚目の画像に対する変位量を求めて補正することになる。具体的には、各テンプレートの変位を元に式1より写像を求め、求めた座標と基本画像の座標の差が最小になるように最小二乗法によって係数a,b,c,d,e,fを算出する。
なお、本実施例ではSLO(Scanning Laser Ophthalmoscope)についてのみ記載したが、眼底画像を取得する所謂眼底カメラや、特にOCT(Optical Coherence Tomography)装置などにおいても本方法が適応可能である。また、本実施例では後処理によるトラッキングについて記載したが、スキャナを用いたリアルタイムトラッキングを行う場合においても本方法が適用可能である。
実施例2においては、実施例1で示した方法のうち、テンプレートが記憶されていなかった場合について、図1、図3、図5を用いて説明する。
なお、本実施例においては、実施例1の構成と同様であるため、構成についての説明は省略する。
本実施例の眼底観察装置を用いてトラッキングを行うまでの流れを図5に示す。なお、本実施例における被検眼特定情報の入力あるいは選択からテンプレートの検索(ステップ502、504)までは実施例1と同様であるため説明を省略する。
術者によって被検眼特定情報の入力あるいは選択が行われ、テンプレートの検索をした結果、テンプレートが記憶されていなかった場合(ステップ503のno)、記憶・制御・信号処理部109は光源101、センサ102、XYスキャナ104に眼底撮像開始の信号を送信する。これによってテンプレート抽出を行うための眼底画像を1枚取得する(ステップ506)。
テンプレート抽出は血管の分岐・交叉など、眼底画像内の特徴点が抽出されればよい(ステップ507)。特徴点の抽出に関しては先行技術(特許文献3)として示したような技術が一般的に実施されているため、ここでは説明を省略する。
抽出されたテンプレートは、記憶・制御・信号処理部109内にあらかじめ記憶してあるかあるいは術者によって入力されている被検眼特定情報と共に、記憶部110に記憶される(ステップ513)。被検眼特定情報は、少なくとも患者の特定および患者の左右いずれの眼であるかが判別できる情報が含まれていればよく、ここでは被検眼特定情報として患者ID301、患者名302、日付303、被検眼の左右識別情報304を記憶する。また、テンプレートは画像データ306およびテンプレートの座標307と共に、テンプレートID305が付与され、被検眼特定情報と共に記憶される(図3参照)。
テンプレート抽出が完了すると、記憶・制御・信号処理部109は光源101、センサ102、XYスキャナ104に眼底撮像開始の信号を送信し、眼底撮像を開始する(ステップ505)。
なお、本実施例における眼底画像の取得に関しては実施例1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
眼底撮像を行い、新たな眼底画像を取得すると、読み出されたテンプレートに一致する取得した新たな眼底画像中の領域の探索(以下、マッチングと記す)が行われる(ステップ508)。この新たなテンプレートの抽出は、被検眼特定情報に対応するテンプレートが存在しないという記憶・制御・信号処理部109の判断機能による判断に基づいて、記憶・制御・信号処理部109のテンプレート抽出機能によって実行される。
なお、本実施例におけるテンプレートマッチングについては、実施例1と同様であるため説明を省略する。
撮像された眼底画像に対し、テンプレートがマッチング出来た場合はトラッキングを行う(ステップ511)。
なお、本実施例におけるトラッキングに関しては実施例1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
なお、本実施例ではSLOについて記載したが、眼底画像を取得する所謂眼底カメラや、特にOCT装置などにおいても本方法が適応可能である。また、本実施例では後処理によるトラッキングについて記載したが、スキャナを用いたリアルタイムトラッキングを行う場合においても本方法が適用可能である。
実施例3においては、実施例1で示した処理のうち、1枚目に撮像された眼底画像に対してマッチングの出来ないテンプレートがある場合に、テンプレートを再取得してトラッキングする方法について、図7、図8、図9を用いて説明する。
なお、本実施例においては、実施例1の構成と同様であるため、構成についての説明は省略する。また、実施例1および実施例2と重複する部分に関しては説明を省略する。
読み出したテンプレートを用いたテンプレートマッチングにおいて、マッチングが出来なかったテンプレートがあった場合、トラッキングの精度を上げ、より高精細な画像を取得するために、マッチングできなかったテンプレートについて再抽出を行う。マッチングできなかったテンプレートは、使用に適さないとして、以下の処理には用いない。再抽出はマッチングできなかったテンプレートについてのみ実施される。テンプレートは眼底画像全体から特徴点を探してテンプレートとしてもいいが、マッチングできなかったテンプレートの座標近傍の領域に限定して特徴点を探索し、テンプレートとすればよい。このときの探索エリアを、マッチングできなかったテンプレート座標を中心にした図8(a)にしめす同心円状の領域807とし、当該領域807内における適切な特徴点を含む新たなテンプレート808(図8(b)参照)とすれば良い。また、図9(a)に示すように眼底画像中でマッチングできなかったテンプレートが存在したのと同一象限907を設定し、図9(b)に示すように当該象限907内における適切な特徴点を含む新たなテンプレートにおいて実施されても良い。なお、同心円状の領域807或いは同一象限907の範囲設定については、テンプレートの大きさを基準とする、或いは眼底画像を表示する画角の大きさを基準として、これに所定の係数を乗算することによって所定の領域として設定することが好ましい。このとき、マッチング出来たテンプレートが同心円状の領域807にある場合、重複してテンプレート抽出してしまう可能性がある。そのため、マッチング出来たテンプレート領域は探索エリアから除けば良い。即ち、マッチングできたテンプレートが存在する場合、新たなテンプレート抽出領域は、元のテンプレート抽出領域からマッチングできたテンプレートを除く領域と刷ることが好ましい。このようにテンプレートの探索エリアを限定した上で、テンプレート抽出を実施する。本実施例のテンプレート抽出に関しては、先行技術(特許文献3)として示したような技術が一般的に公開されているため、ここでは説明を省略する。
記憶・制御・信号処理部109は、マッチングが行えたテンプレートと、再抽出したテンプレートによって、順次取得される眼底画像に対してテンプレートマッチングを行う。
以上で説明したようにテンプレートの再抽出を行って眼底撮像することで、よりトラッキング精度の高い眼底画像の取得が可能になる。また、探索エリアを限定することで、テンプレート抽出にかかる時間を削減することが可能になる。なお、本実施例ではSLOについて記載したが、眼底画像を取得する所謂眼底カメラや特にOCT装置などにおいても本方法が適応可能である。また、本実施例では後処理によるトラッキングについて記載したが、スキャナを用いたリアルタイムトラッキングを行う場合においても本方法が適用可能である。
実施例4においては、実施例1で示した処理のうち、疾患情報をもとにテンプレートを再取得する方法について、図14、図15を用いて説明する。
なお、本実施例においては、実施例1の構成と同様であるため、構成についての説明は省略する。また、実施例1、2および実施例3と重複する部分に関しては説明を省略する。
眼底に疾患があり、またその箇所があらかじめ分かっている場合、術者は記憶・制御・信号処理部109に疾患情報を入力しておく。ここで入力される疾患情報は、例えば疾患名、疾患部位、範囲、記憶した日付などであり、被検眼特定情報と関連付けて記憶される。また、疾患眼に対して治療や手術などが行われた場合も、例えば治療内容や治療経過、手術内容、手術後の眼底情報などが術者によって入力され、記憶・制御・信号処理部109に記憶される。ここで、疾患部位の指定は、過去に撮影した眼底画像上で術者が疾患部位を選択することで行われる(図14 1402)。入力された疾患部位に関する情報は眼底画像内の座標情報へと変換される。
被検眼特定情報に基づいて、記憶・制御・信号処理部109からテンプレートを読み出されるが、その際、テンプレートに関連付けて記憶されているテンプレートの座標も同時に読み出される(図15 1504)。ここで読み出される座標は術者によってあらかじめ記憶・制御・信号処理部109に記憶されている疾患部位および範囲の情報と比較され、テンプレートの座標が疾患部位にあるかどうかの判断がなされる(図15 1505)。従って、記憶・制御信号処理部109は、更に疾患情報、手術情報、治療情報の少なくとも何れかが記憶され、当該処理部109における決定手段が更に疾患情報、手術情報、或いは治療情報の何れかに基づいてこの場合のテンプレートが使用されるか否かは、当該処理部109における決定手段として機能する領域により実行される。疾患部位にないと判断された場合は、記憶・制御・信号処理部109から読み出されたテンプレートを使用してトラッキングを行う。一方、テンプレートが疾患部位に存在すると判断された場合は、記憶・制御・信号処理部109に記憶されていたテンプレートはトラッキングに用いない。
ここで、テンプレートを再抽出するかどうかの判断基準は術者が任意に決定して構わない(図15 1513)。判断基準としては、例えば、どのくらいテンプレートが疾患部位に影響を受けているかであったり、記憶されているテンプレートがどれくらい過去に撮影された画像のものであるか、などが挙げられる。例えば、先のテンプレートを抽出した日付情報に基づいてこれを使用するか否かが決定される。これらの判断基準は術者によってあらかじめ記憶・制御・信号処理部109に入力され、眼底画像を取得する際に記憶・制御・信号処理部109において判断される。しかしながらこれらに限定されることはなく、術者が検査したい内容に応じた判断基準を任意に決定すること出来る。また、疾患情報、手術情報、治療情報等に加えて、記憶されているテンプレートを使用するか否かを決定する際に用いられる情報としての領域情報が予め含められることとしても良い。
必要に応じて必要な枚数のテンプレートの再抽出を行う(図15 1511)。テンプレートの再抽出が必要ないと判断された場合には、必ずしもテンプレートの再抽出の必要はない。詳細は実施例3(テンプレート再抽出)と同様であるため説明を省略する。
記憶・制御・信号処理部109は、マッチングが行えたテンプレートと、再抽出したテンプレートによって、順次取得される眼底画像に対してテンプレートマッチングを行う。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (20)
- 被検眼の眼底画像を撮像するための眼底撮像手段と、
撮像された前記眼底画像からテンプレートを抽出するためのテンプレート抽出手段と、
抽出された前記テンプレートと、前記テンプレートが抽出された眼底画像の被検眼を特定する被検眼特定情報と、を対応付けて記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記眼底撮像手段により撮像される前記被検眼の被検眼特定情報に対応するテンプレートが前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、
記憶されていると判断された場合、対応する前記テンプレートを前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
読み出された前記テンプレートを用いて前記被検眼の眼底のトラッキングを行うトラッキング手段と、を有し、
前記判断手段において前記テンプレートが記憶されていないと判断された場合、前記テンプレート抽出手段によって新たなテンプレートの抽出を行うことを特徴とする眼科装置。 - 前記新たなテンプレートは新たに取得した眼底画像から抽出することを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
- 前記被検眼特定情報が、患者IDと、前記被検眼が左右のどちらの眼であるかを示す情報との内の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科装置。
- 前記テンプレートは、前記被検眼の眼底の血管の交叉または分岐部位の画像データであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の眼科装置。
- 前記眼底撮像手段が、眼底カメラ、OCT(Optical Coherence Tomograph)、SLO(Scanning Laser Ophthalmoscope)のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の眼科装置。
- 前記テンプレートを取得した眼底画像の撮像条件である眼底アライメントに関する情報が、前記テンプレートと前記被検眼特定情報とに対応付けて前記記憶手段に記憶されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の眼科装置。
- 前記眼底アライメントに関する情報が、テンプレート抽出した日付情報、固視灯の座標情報、被検眼が左右のいずれであるかを示す情報、フォーカスレンズの位置の情報の少なくとも何れかの情報を含んでいることを特徴とする請求項6に記載の眼科装置。
- 前記記憶手段に記憶されているテンプレートが複数あり且つ新たに取得した眼底画像とマッチング出来ないテンプレートがある場合に、前記マッチング出来ないテンプレートは使用しないことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の眼科装置。
- 前記記憶手段に記憶されているテンプレートが複数あり且つ新たに取得した眼底画像とマッチング出来ないテンプレートがある場合に、前記眼底画像における前記マッチングできなかったテンプレートを含む所定の領域の内から新たなテンプレートを抽出することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の眼科装置。
- 前記新たなテンプレートは所定の領域内から抽出され、
前記所定の領域は、前記マッチング出来なかったテンプレートの座標を中心とする同心円で囲まれる領域、或いは前記マッチングできなかったテンプレートの座標が存在する前記眼底画像の内の同一象限の領域であることを特徴とする請求項9に記載の眼科装置。 - 前記同心円で囲まれる領域内に、前記記憶手段に記憶されており、かつマッチング出来たテンプレートが存在する場合、前記マッチング出来たテンプレート領域を除く領域をテンプレートの抽出領域とすることを特徴とする、請求項10に記載の眼科装置。
- 前記テンプレート抽出した日付情報をもとに、テンプレートを使用するか否かを決定する決定手段を有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の眼科装置。
- 前記記憶手段にさらに疾患情報、手術情報、治療情報のうち少なくとも一つが記憶され、前記決定手段がさらに前記疾患情報、手術情報、治療情報のいずれかに基づいてテンプレートを使用するか否かを決定することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の眼科装置。
- 前記疾患情報、手術情報、治療情報に、前記記憶されているテンプレートを使用するか否かを決定するための領域情報が含まれていることを特徴とする、請求項13に記載の眼科装置。
- 被検眼の眼底画像を撮像するための眼底撮像手段と、
撮像された前記眼底画像からテンプレートを抽出するためのテンプレート抽出手段と、
抽出された前記テンプレートと、前記テンプレートが抽出された眼底画像の被検眼を特定する被検眼特定情報と、を対応付けて記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記眼底撮像手段により撮像される前記被検眼の被検眼特定情報に対応するテンプレートが前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、
記憶されていると判断された場合、対応する前記テンプレートを前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
読み出された前記テンプレートを用いて前記被検眼の眼底トラッキングを行うトラッキング手段と、を有し、
前記記憶手段に記憶されているテンプレートが複数あり且つ新たに取得した眼底画像とマッチング出来ないテンプレートがある場合に、前記マッチング出来ないテンプレートは使用しないことを特徴とする眼科装置。 - 被検眼の眼底画像を撮像するための眼底撮像手段と、
撮像された前記眼底画像からテンプレートを抽出するためのテンプレート抽出手段と、
抽出された前記テンプレートと、前記テンプレートが抽出された眼底画像の被検眼を特定する被検眼特定情報と、を対応付けて記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記眼底撮像手段により撮像される前記被検眼の被検眼特定情報に対応するテンプレートが前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、
記憶されていると判断された場合、対応する前記テンプレートを前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
読み出された前記テンプレートを用いて前記被検眼の眼底のトラッキングを行うトラッキング手段と、を有し、
前記記憶手段に記憶されているテンプレートが複数あり且つ新たに取得した眼底画像とマッチング出来ないテンプレートがある場合に、前記新たに取得した眼底画像における前記マッチングできなかったテンプレートを含む所定の領域の内から新たなテンプレートを抽出することを特徴とする眼科装置。 - 被検眼の眼底画像を撮像するための眼底撮像手段と、
撮像された前記眼底画像からテンプレートを抽出するためのテンプレート抽出手段と、
抽出された前記テンプレートと、前記テンプレートが抽出された眼底画像の被検眼を特定する被検眼特定情報と、を対応付けて記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記眼底撮像手段により撮像される前記被検眼の被検眼特定情報に対応するテンプレートが前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、
記憶されていると判断された場合、対応する前記テンプレートを前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
読み出された前記テンプレートを用いて前記被検眼の眼底のトラッキングを行うトラッキング手段と、を有し、
前記テンプレート抽出した日付情報をもとに、前記テンプレートを使用するか否かを決定する決定手段を有することを特徴とする眼科装置。 - 被検眼の眼底画像を撮像するための眼底撮像手段と、
撮像された前記眼底画像からテンプレートを抽出するためのテンプレート抽出手段と、
抽出された前記テンプレートと、前記テンプレートが抽出された眼底画像の被検眼を特定する被検眼特定情報と、疾患情報、手術情報、治療情報のうち少なくとも一つとを対応付けて記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記眼底撮像手段により撮像される前記被検眼の被検眼特定情報に対応するテンプレートが前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、
記憶されていると判断された場合、対応する前記テンプレートを前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
読み出された前記テンプレートを用いて前記被検眼の眼底のトラッキングを行うトラッキング手段と、
前記疾患情報、手術情報、治療情報のいずれかに基づいてテンプレートを使用するか否かを決定する決定手段と、を有することを特徴とする眼科装置。 - 被検眼の眼底画像を撮像するための眼底撮像手段と、
撮像された前記眼底画像からテンプレートを抽出するためのテンプレート抽出手段と、
抽出された前記テンプレートと、前記テンプレートが抽出された眼底画像の被検眼を特定する被検眼特定情報と、を対応付けて記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記眼底撮像手段により撮像される前記被検眼の被検眼特定情報に対応するテンプレートが前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する判断手段と、
記憶されていると判断された場合、対応する前記テンプレートを前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
読み出された前記テンプレートを用いて前記被検眼の眼底のトラッキングを行うトラッキング手段と、を有し、
前記判断手段において前記テンプレートが記憶されていないと判断された場合、前記テンプレート抽出手段によって新たなテンプレートの抽出を行うことを特徴とする眼科システム。 - 請求項19に記載の眼科システムの各機能をコンピュータで実行するプログラムを記憶する記憶媒体。
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