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JP5819783B2 - 無停電電源システム - Google Patents

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本発明は無停電電源システムに関し、特に複数の無停電電源装置を備える電源システムに関する。
複数の無停電電源装置(UPS)の間で蓄電池を共有するように構成された電源システムが提案されている。たとえば特開2004−357467号公報(特許文献1)は、複数の無停電電源装置と、それらの無停電電源装置に共通に接続された蓄電池とを備える無停電電源システムを開示する。
各々の無停電電源装置は異常検出手段を有する。蓄電池の出力電圧が蓄電池の公称電圧まで低下した場合に、異常検出手段は、複数の無停電電源装置のいずれかにおいてコンバータが停止したと判断する。この場合には、異常検出手段は、他のコンバータの直流電圧基準値と、蓄電池の充電電流基準とを変更する。
特開2004−357467号公報
特開2004−357467号公報(特許文献1)に記載の構成によれば、1台のコンバータが停止した際に、複数の無停電電源装置の間でコンバータの停止信号を授受しなくても、蓄電池の過放電を防止することができる。しかしながら、健全な(つまりコンバータが正常な)無停電電源装置は、蓄電池の過放電を防止しつつ給電を継続する。このため、異常が顕在化するのが遅れる可能性がある。
さらに、コンバータが停止した無停電電源装置において、インバータが正常であれば蓄電池からインバータに電力が供給される。このため蓄電池から出力される電流が通常に比べて増大する。インバータを経由する電流が通常よりも多くなることによってインバータの効率が低下する可能性がある。また、蓄電池から出力される電流が増大することにより、蓄電池の劣化が進むことも懸念される。
蓄電池から大電流が出力されるのを防ぐために、異常な(つまりコンバータが停止した)無停電電源装置および蓄電池をシステムから解列して、健全な無停電電源装置によって給電を継続することが考えられる。しかしながら、蓄電池をシステムから解列した場合には、その蓄電池を健全な無停電電源装置によって充電することができない。
本発明の目的は、信頼性の高い給電を継続することができる無停電電源システムを提供することである。
本発明のある局面に従う無停電電源システムは、負荷に対して並列に設けられた複数の無停電電源装置と、複数の無停電電源装置に対して共通に設けられ、直流電力を充電および放電する蓄電池とを備える。複数の無停電電源装置の各々は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換し、かつ直流側が蓄電池に電気的に接続されたコンバータと、コンバータおよび蓄電池のうちの少なくとも一方から直流電力を受けて、当該直流電力を、負荷に
供給される交流電力へと変換するインバータと、コンバータの運転状態を監視して、監視結果に基づいてコンバータおよびインバータを制御する制御回路とを含む。制御回路は、コンバータが正常であるにもかかわらず蓄電池の直流電圧(バッテリ電圧)が低下した場合には、コンバータの出力電力を増加させて直流電圧を上昇させる。制御回路は、コンバータが停止しかつ、バッテリ電圧が低下した場合には、バッテリ電圧が低下から上昇へと転じた後、第1の基準電圧に達したことに応じてインバータを停止させる。
本発明によれば、信頼性の高い給電を継続することができる無停電電源システムを実現できる。
本発明の一実施の形態に係る無停電電源システムの概略構成図である。 図1に示した無停電電源装置4aのコンバータ5aに異常が生じた場合の無停電電源システム100の動作を説明するための第1の図である。 図1に示した無停電電源装置4aのコンバータ5aに異常が生じた場合の無停電電源システム100の動作を説明するための第2の図である。 図1に示した無停電電源装置4aのコンバータ5aに異常が生じた場合の無停電電源システム100の動作を説明するための第3の図である。 本発明の実施の形態と比較される第1の給電方式を説明した図である。 本発明の実施の形態と比較される第2の給電方式を説明した図である。 本発明の実施の形態に係る給電方式を説明した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本発明の一実施の形態に係る無停電電源システムの概略構成図である。図1を参照して、本発明の一実施の形態に係る無停電電源システム100は、蓄電池2と、無停電電源装置4a,4bとを備える。無停電電源装置4a,4bは、交流電源1a,1bにそれぞれ接続される。蓄電池2および負荷3の各々は、無停電電源装置4a,4bに対して共通に設けられる。
無停電電源装置4aは、コンバータ5aと、インバータ6aと、DCチョッパ7aと、制御回路8aと、スイッチ9a,10a,11aと、電流センサ12a,13a,14aとを備える。
コンバータ5aは、交流電源1aから供給される交流電力を直流電力に変換する。インバータ6aは、コンバータ5aおよびDCチョッパ7aのうち少なくとも一方から供給される直流電力を、負荷3へと供給される交流電力へと変換する。蓄電池2から直流電力が供給される際に、DCチョッパ7aは、蓄電池2の電圧を、インバータ6aに入力される直流電圧へと変換する。一方、蓄電池2を充電する際には、DCチョッパ7aは、コンバータ5aから出力される直流電圧を、蓄電池2に入力される電圧へと変換する。したがって、コンバータ5aの直流側およびインバータ6aの直流側は、DCチョッパ7aを介して蓄電池2に電気的に接続される。電圧VBは蓄電池2の定格電圧を示す。蓄電池2の通常時の電圧はVBである。
スイッチ9aは、交流電源1aとコンバータ5aとの間に設けられる。スイッチ10aは、蓄電池2とDCチョッパ7aとの間に設けられる。スイッチ11aは、インバータ6aと負荷3との間に設けられる。
電流センサ12aは、交流電源1aとコンバータ5aとの間に流れる電流を検出する。電流センサ13aは、蓄電池2とDCチョッパ7aとの間に流れる電流を検出する。電流センサ14aは、インバータ6aと負荷3との間に流れる電流を検出する。
制御回路8aは、コンバータ5aと、インバータ6aと、DCチョッパ7aとを制御する。制御回路8aは、運転状態判定部21aと、制御部22aとを備える。
運転状態判定部21aは、コンバータ5aを監視することにより、コンバータ5aが正常に動作しているか否かを判定する。さらに運転状態判定部21aは、蓄電池2の電圧および電流センサ13aによって検出される電流IB1を監視する。制御部22aは、電流センサ12aからの信号、電流センサ14aからの信号、および運転状態判定部21aの判定/監視結果に基づいて、コンバータ5aと、インバータ6aと、DCチョッパ7aとを制御する。なお、制御部22aによるコンバータ5aと、インバータ6aと、DCチョッパ7aとの制御方法には、たとえばPWM制御など公知の制御を適用することができる。
無停電電源装置4bは、無停電電源装置4aと同一の構成を有する。無停電電源装置4bは、コンバータ5bと、インバータ6bと、DCチョッパ7bと、制御回路8bと、スイッチ9b,10b,11bと、電流センサ12b,13b,14bとを備える。制御回路8bは、運転状態判定部21bと、制御部22bとを備える。コンバータ5bは、交流電源1bに接続される。無停電電源装置4bの各要素の機能は、無停電電源装置4aの対応する要素の機能と同一であるので、以後の詳細な説明は繰り返さない。
なお、図1に示された構成ではDCチョッパが各無停電電源装置に設けられている。しかし、DCチョッパを省略した構成も本発明の実施の形態として採用することができる。
無停電電源装置4a,4bがともに正常である場合、スイッチ9a,9b,10a,10b,11a,11bがオンする。無停電電源装置4a,4bの各々では、コンバータが交流電源からの交流電力を直流電力に変換する。その直流電力の一部は蓄電池2に供給されて蓄電池2が充電される。電流IBは、蓄電池に入力される電流を示す。
コンバータによって生成された直流電力のうちの残りはインバータに供給される。インバータはコンバータからの直流電力を交流電力に変換して負荷3に供給する。
無停電電源装置4a,4bのいずれか一方のコンバータが異常になった場合、そのコンバータが停止するとともに、そのコンバータと交流電源とを接続するスイッチ(スイッチ9a,9bの一方)がオフする。以下では、無停電電源装置4aのコンバータ5aが異常になった場合について代表的に説明する。無停電電源装置4bのコンバータ5bが異常になった場合の無停電電源システム100の動作は、無停電電源装置4aと無停電電源装置4bとが相互に置き換わる点を除いて、以下に説明される動作と同様である。
図2は、図1に示した無停電電源装置4aのコンバータ5aに異常が生じた場合の無停電電源システム100の動作を説明するための第1の図である。図2を参照して、コンバータ5aの異常時に、制御部22aは、コンバータ5aを停止させる。さらに制御部22aは、スイッチ9aをオフする。これにより制御部22aは、無停電電源装置4aを直流運転に移行させる。直流運転とは、蓄電池2からインバータ6aに直流電力を供給してインバータ6aの運転を継続させるという運転方法である。
インバータ6aが動作を継続することにより蓄電池2からは電流IBxが出力される。言い換えれば、インバータ6aが蓄電池2から電流IBxを引き込む。一方、DCチョッパ7bから蓄電池2に電流IB0が供給される。しかしIB0<IBxであるので、蓄電池2の電圧がVBから低下する。無停電電源装置4bの運転状態判定部21bは、蓄電池2の電圧の低下により、コンバータ5aの異常を検出する。制御部22bは、運転状態判定部21bによるコンバータ5aの異常の検出に応じて、電流IB2が増加するようにコンバータ5bを制御する。
図3は、図1に示した無停電電源装置4aのコンバータ5aに異常が生じた場合の無停電電源システム100の動作を説明するための第2の図である。図3を参照して、コンバータ5bは、インバータ6aが引き込む電流と同じだけDCチョッパ7bから出力される充電電流が増加するように、コンバータ5bから出力される直流電力を増加させる。したがってDCチョッパ7bから出力される電流IB2はIB0からIB0+IBxへと増加する。これにより蓄電池2の放電が実質的に生じなくなるので蓄電池2の電圧が回復する。すなわち蓄電池2の電圧が低下から上昇へと転じる。
運転状態判定部21aは、コンバータ5aが停止中であり、かつ、蓄電池2の放電中にも関わらずバッテリ電圧が回復した場合には、コンバータ5bからインバータ6aへの電力供給が行なわれていると判定する。この場合、制御部22aは、運転状態判定部21aの判定結果に基づいて、インバータ6aを停止させる。さらに制御部22aは、スイッチ10a,11aをオフする。
図4は、図1に示した無停電電源装置4aのコンバータ5aに異常が生じた場合の無停電電源システム100の動作を説明するための第3の図である。図4を参照して、インバータ6aが停止することにより、無停電電源装置4bのみが負荷5に電力を供給する。無停電電源装置4bは、蓄電池2の電圧が回復するまで蓄電池2を充電する。負荷3に供給される電流の100%を無停電電源装置4bが負担する。したがって、インバータ6bは、負荷3の容量以上の容量を持つように構成される。インバータ6aも同様に、負荷3の容量以上の容量を持つように構成される。コンバータ5a,5bの容量は、インバータ6a,6bの容量に応じて定められる。
以上の構成によれば、信頼性の高い給電を継続することができる無停電電源システムを実現できる。この点について、他の方式との比較に基づいて説明する。まず、本発明の実施の形態に係る無停電電源システムとは異なる給電方式について説明する。なお、以下においては、無停電電源装置4aのコンバータ5aが停止した場合を説明する。また、図中に示される「UPS1(異常号機)」および「UPS2(健全号機)」は、無停電電源装置4aおよび無停電電源装置4bをそれぞれ指している。
図5は、本発明の実施の形態と比較される第1の給電方式を説明した図である。図5を参照して、時刻t1以前には、無停電電源装置4a,4bが正常である。したがって無停電電源装置4a,4bの各々には、交流電源からの交流電力が入力される。この状態を、「UPS運転状態」のグラフにおいて「交流入力」と示す。時刻t1において、無停電電源装置4aのコンバータ5aが停止する。これにより、無停電電源装置4aには、蓄電池2からの直流電力が入力される。この状態を「UPS運転状態」のグラフにおいて「直流入力」と示す。
「充電電流」のグラフに示されるように、UPS1のコンバータ5aが停止した後も、UPS2から蓄電池2に充電電流IB0が供給される。しかしながら蓄電池2の放電電流IBxは充電電流IB0よりも大きい。したがって、蓄電池2のバッテリ電圧は定格電圧VBから下降する。なお、放電電流を示すため、IBxにはマイナスの符号が付されている。
時刻t2において、バッテリ電圧が放電終止電圧に達する。このとき、UPS1が停止するとともに、蓄電池2がUPS2から切り離される。「負荷分担」のグラフに示されるように、時刻t2以前は、UPS1とUPS2とは、負荷に供給される電流の50%ずつを負担する。時刻t2以後は、UPS2の単独運転となるので、負荷3に供給される電流の100%をUPS2が負担する。
この方法によれば、蓄電池2のバッテリ電圧が放電終止電圧に達したときに、蓄電池2が健全号機(無停電電源装置4b)から切り離される。したがって、時刻t2以後には蓄電池2が充電されなくなる。
図6は、本発明の実施の形態と比較される第2の給電方式を説明した図である。図6を参照して、時刻t1において、無停電電源装置4aのコンバータ5aが停止する。これにより、「UPS運転状態」のグラフに示されるように、蓄電池2からの直流電力が無停電電源装置4aに入力される。したがって蓄電池2のバッテリ電圧が定格電圧VBから下降する。
時刻t4において、バッテリ電圧が第1の基準電圧VrefAに達する。これにより、UPS2(健全号機)から蓄電池2に供給される充電電流が増加するように、コンバータ5bが制御される。具体的には、UPS2(健全号機)から蓄電池2に供給される充電電流がIB0からIB0+IBxへと増加する。すなわち、UPS2は、時刻t1から時刻t4までの間の期間において蓄電池2からUPS1(異常号機)に供給される充電電流と同じ大きさだけ充電電流を増加させる。
UPS2からの充電電流を増加させることにより、蓄電池2から実質的に放電されなくなるだけでなく、蓄電池2に充電電流IB0が供給される。したがって時刻t4以後バッテリ電圧が上昇する。時刻t5においてバッテリ電圧は、定格電圧VBまで回復する。さらに無停電電源装置4aには電流IBxが供給される。
この方式によれば、「UPS運転状態」のグラフに示されるように、時刻t1以後、UPS1には直流電力が入力され、UPS2には交流電力が入力される。これによりUPS1とUPS2とで負荷に供給される電流の50%ずつを負担する状態が継続される。しかしながら、UPS1のコンバータ5aの停止が顕在化するのが遅れる可能性がある。さらに、UPS1のインバータ6aの入力が通常と異なることが検出できたとしても、コンバータ5aの異常が生じているかどうかを判定することが難しい。
さらに、UPS1のコンバータ5aの異常に備えて、UPS2(健全号機)のコンバータ5bは、通常よりも多くの電流を蓄電池2に供給するように動作しなければならない。DCチョッパ7bについても同様である。したがってコンバータ5bおよびDCチョッパ7bの大型化が必要である。逆に、UPS2のコンバータ5aの異常に備えるためには、UPS1のコンバータ5aおよびDCチョッパ7aの大型化が必要である。このような理由により、無停電電源システム全体が大型化するという課題がある。また、異常時の対応のためにコンバータおよびDCチョッパを大型化すると、正常時のコンバータおよびDCチョッパの動作効率が低下することが懸念される。
図7は、本発明の実施の形態に係る給電方式を説明した図である。図7を参照して、時刻t6以前の動作は、図6に示された動作と同様である。本発明の実施の形態では、バッテリ電圧の回復の途中に、第2の基準電圧VrefBが設定される。なお、VrefB>VrefAである。
時刻t4以後、UPS2(健全号機)から出力される充電電流の大きさは(IB0+IBx)である。すなわちコンバータ5bは、コンバータ5bから出力される直流電力を増加させる。時刻t4から時刻t6までの間の期間においては、蓄電池2の放電に代えてUPS2がUPS1に充電電流IBxを供給する。時刻t6以後にはUPS1が停止しているため、蓄電池2にはUPS2から(IB0+IBx)の大きさの充電電流が供給される。これにより、バッテリ電圧、すなわちインバータ6aに供給される直流電圧が低下から上昇へと転じる。
時刻t6において、バッテリ電圧が第2の基準電圧VrefBに達する。これによりUPS1の制御回路8aは、UPS1のインバータ6aを停止させる。
時刻t7において、バッテリ電圧が定格電圧VBに達する。これにより、UPS2の制御回路8bは、蓄電池2に供給する充電電流を(IB0+IBx)からIB0へと切り替える。すなわち、UPS2のコンバータ5bは、出力電力を減少させて、蓄電池2へと供給される充電電流を、蓄電池2のバッテリ電圧の低下前のレベルに戻す。
本発明の実施の形態によれば、蓄電池2のバッテリ電圧が放電終始電圧まで低下することがないので、蓄電池2をシステムから解列する必要がない。このため、蓄電池2を健全な無停電電源装置によって充電することができる。
さらに、健全な無停電電源装置からの充電電流は、限られた区間においてのみ増大する。すなわち、充電電流が増加する期間は、バッテリ電圧が第1の基準電圧VrefAを低下した時点から、元の定格電圧VBに回復するまでの間のみである。このように充電電流が増加する期間が限定されているので、コンバータおよびDCチョッパを大型化させなくても充電電流の増加に対応することができる。したがって、通常時の無停電電源システムの効率の低下を防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態によれば、ある無停電電源装置のコンバータに異常が発生した場合には、その無停電電源装置のインバータも最終的には停止する。したがって、その無停電電源装置に異常が生じたことを検知することができる。
なお、上記の実施の形態では、無停電電源装置の数が2つである構成が示されているが、無停電電源装置の数が3つ以上であってもよい。このような構成では、1つの無停電電源装置のコンバータに異常が発生した際に、他の無停電電源装置(健全号機)の全体によって、図7に示された充電電流IBxを負担すればよい。したがって、1台の健全号機あたりの充電電流の増加量を小さくすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1a,1b 交流電源、2 蓄電池、3 負荷、4a,4b 無停電電源装置、5a,5b コンバータ、6a,6b インバータ、7a,7b DCチョッパ、8a,8b 制御回路、9a,10a,11a,9b,10b,11b スイッチ、12a,13a,14a,12b,13b,14b 電流センサ、21a,21b 運転状態判定部、22a,22b 制御部、100 無停電電源システム。

Claims (4)

  1. 負荷に対して並列に設けられた複数の無停電電源装置と、
    前記複数の無停電電源装置に対して共通に設けられ、直流電力を充電および放電する蓄電池とを備え、
    前記複数の無停電電源装置の各々は、
    交流電源からの交流電力を直流電力に変換し、かつ直流側が前記蓄電池に電気的に接続されたコンバータと、
    前記コンバータおよび前記蓄電池のうちの少なくとも一方から直流電力を受けて、当該直流電力を、前記負荷に供給される交流電力へと変換するインバータと、
    前記コンバータの運転状態を監視して、監視結果に基づいて前記コンバータおよび前記インバータを制御する制御回路とを含み、
    前記制御回路は、前記コンバータが正常であるにもかかわらず前記蓄電池の直流電圧が低下した場合には、前記コンバータの出力電力を増加させて前記直流電圧を上昇させ、
    前記制御回路は、前記コンバータが停止しかつ、前記直流電圧が低下した場合には、前記直流電圧が低下から上昇へと転じた後、第1の基準電圧に達したことに応じて前記インバータを停止させる、無停電電源システム。
  2. 前記制御回路は、前記コンバータが正常であるにもかかわらず前記直流電圧が第の基準電圧よりも低下した場合に、前記コンバータの出力電力を増加させる、請求項1に記載の無停電電源システム。
  3. 前記制御回路は、前記コンバータが正常であるにもかかわらず前記直流電圧が前記第の基準電圧よりも低下した場合には、前記直流電圧が、定格電圧に回復したときに、前記コンバータの出力電力を減少させて前記蓄電池への充電電流を、前記直流電圧の低下前のレベルに戻す、請求項2に記載の無停電電源システム。
  4. 記第の基準電圧は前記の基準電圧よりも低い、請求項2または請求項3に記載の無停電電源システム。
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