[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5888665B2 - 生体適合性ポリマー基板 - Google Patents

生体適合性ポリマー基板 Download PDF

Info

Publication number
JP5888665B2
JP5888665B2 JP2010293125A JP2010293125A JP5888665B2 JP 5888665 B2 JP5888665 B2 JP 5888665B2 JP 2010293125 A JP2010293125 A JP 2010293125A JP 2010293125 A JP2010293125 A JP 2010293125A JP 5888665 B2 JP5888665 B2 JP 5888665B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer substrate
biocompatible polymer
substrate
volume ratio
dsdt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010293125A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012139306A (ja
Inventor
浩幸 濱田
浩幸 濱田
行平 樋口
行平 樋口
前中 一介
一介 前中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
University of Hyogo
Original Assignee
Japan Science and Technology Agency
University of Hyogo
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Science and Technology Agency, University of Hyogo filed Critical Japan Science and Technology Agency
Priority to JP2010293125A priority Critical patent/JP5888665B2/ja
Publication of JP2012139306A publication Critical patent/JP2012139306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5888665B2 publication Critical patent/JP5888665B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Description

本発明は、被貼付物に貼付することが可能な生体適合性ポリマー基板に関するものである。
従来から、下記特許文献1に開示されているように、被接触物に接触することが意図されたポリマー組成物を含む製品が公知となっている。
特開2010−47764号公報
近年では、例えば、生体データを取得するために、皮膚などの被貼付物に貼付可能な生体適合性を有したポリマー基板が望まれる場合があるが、上記特許文献1のポリマー組成物は、生体適合性を有しているものの、被貼付物に貼付して使用することができるものではない(上記特許文献1の段落0048、0049参照)。
そこで、本発明の目的は、生体適合性を有していながらも、皮膚など様々な被貼付物に貼付することが可能なポリマー基板を提供することである。
(1) 本発明は、生体データの検出に用いる検出部を有した基体を備えている生体適合性ポリマー基板であって、前記基体の一方側の面が、ジメチルビニル末端ジメチルシロキサン(以下、DSDT(Dimethyl siloxane,Dimethylvinyl-terminated)と表現することがある。)とテトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサン(以下、TTC(Tetrametyhyl tetravinyl cyclotetrasiloxane)と表現することがある。)とを、100:2〜73:1の体積比で重合させてなるものであり、前記基体の他方側の面が、ジメチルビニル末端ジメチルシロキサンとテトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンとを、10:1〜9:2の体積比で重合させてなるものであり、前記一方側の面から前記他方側の面方向に硬さが段階的に傾斜変化するように、前記一方側の面と前記他方側の面との間の層は、前記ジメチルビニル末端ジメチルシロキサンと前記テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンとを73:1の値より小さく9:2の値より大きい範囲のいずれかの体積比で重合させてなるものである。なお、この傾斜変化には、前記一方側の面と前記他方側の面との間で、(i)一部だけ3層以上で段階的に傾斜変化している場合、(ii)数箇所において3層以上で段階的に傾斜変化している場合、が含まれる。
上記(1)の構成によれば、前記一方側の面は、生体適合性を有したものであるとともに粘性を有しているので、皮膚などに長時間貼り付けたまま、生体データを検出することが可能である。また、前記一方側の面から厚さ方向に途中まで適度な柔軟性があるので、皮膚などに長時間貼り付けてもストレスを最小限に抑えることができる。逆に、他方側の面は一方側の面よりも硬いが可撓性を有しているので、生体適合性ポリマー基板自体の保護部材としてだけでなく、曲部への貼付にも対応できるようになっている。また、前記検出部に接続されている電極を前記一方側の面の内側に有している場合には、皮膚などを電極が圧迫するのを防止できるので、長時間貼り付けてもストレスを最小限に抑えることができる。また、ジメチルビニル末端ジメチルシロキサンと、テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンとを、100:2の体積比で含むようにして一方側の面を形成した場合には、本発明のポリマー基板は、皮膚などへの貼付と剥離とを何回も繰り返すことができる。
(2) 上記(1)のポリマー基板においては、前記電極に接続されている配線が、前記一方側の面の内側に埋設されていることが好ましい。
(3) 上記(1)のポリマー基板においては、前記電極に接続されている配線が、前記他方側の面の内側に埋設されていることが好ましい。
上記(2)又は(3)の構成によれば、配線を保護することができるとともに、生体適合性ポリマー基板をより小型化することができる。
本発明の第1実施形態に係る生体適合性ポリマー基板を示した概略図であって、(a)が側面図、(b)が上視図である。 本発明の第2実施形態に係る生体適合性ポリマー基板を示した側面概略図である。 本発明の実施例1及び比較例9に係るポリマー組成物のスチロールへの貼り付き性の実験結果を示すグラフである。 本発明の実施例1及び比較例9に係るポリマー組成物の人の皮膚への貼り付き性の実験結果を示すグラフである。
<第1実施形態>
以下、図1を用いて、本発明の第1実施形態に係る生体適合性ポリマー基板について説明する。
生体適合性ポリマー基板100は、一方側の面10と他方側の面11とを有した基体1と、一方側の面10表面に設けられている電極12、13、14と、他方側の面11の表面に設けられているデータ取得用モジュール(検出部)15と、を備えているものである。
基体1は、一方側の面10から他方側の面11方向に硬さが段階的に傾斜変化しているものである。
一方側の面10は、DSDTとTTCとを60℃程度〜80℃程度の範囲の温度環境下において、100:2〜73:1の範囲のうちいずれかの値の体積比で重合させてなるPDMSによって形成されている。このPDMSは、生体適合性を有しているものでもある。また、他方側の面11は、DSDTとTTCとを60℃程度〜80℃程度の範囲の温度環境下において、10:1〜9:2の範囲のうちいずれかの値の体積比で重合させてなるPDMSからなるものである。なお、他方側の面11は一方側の面10よりも硬いものである。
電極12、13、14は、被対象物からデータを取得するための部位であり、順に、配線16、17、18を介して、データ取得用モジュール15に接続されている。なお、配線16、18の一部及び配線17は、基体1に埋設されており、保護されている。
データ取得用モジュール15は、電極12、13、14及び配線16、17、18を介して得た生体データなどを記憶する記憶部と、外部と前記記憶部における生体データなどを送受信可能に接続することができる送受信部(図示せず)とを有した基板である。
次に、生体適合性ポリマー基板100の製造方法の一例について説明する。まず、生体適合性ポリマー基板100の底部及び側部の形状を内部に有した鋳型(図示せず)の底部の所定箇所に、配線16、17、18のそれぞれを介してデータ取得用モジュール15に接続されている電極12、13、14を載置する。次に、一方側の面10を形成するために、DSDTとTTCとを100:2の体積比で混合した第1の液体(重合前のもの)を、鋳型の途中の高さまで流し込み、60℃程度〜80℃程度の範囲の温度環境下におく。続いて、第1の液体の重合が終了してPDMSが形成されてしまう前に、DSDTとTTCとを100:5の体積比で混合した第2の液体(重合前のもの)を、鋳型の途中の高さまで流し込み、60℃程度〜80℃程度の範囲の温度環境下におく。続いて、第2の液体の重合が終了してPDMSが形成されてしまう前に、DSDTとTTCとを100:8の体積比で混合した第3の液体(重合前のもの)を、鋳型の途中の高さまで流し込み、60℃程度〜80℃程度の範囲の温度環境下におく。続いて、他方側の面11を形成するために、第3の液体の重合が終了してPDMSが形成されてしまう前に、DSDTとTTCとを100:10の体積比で混合した第4の液体(重合前のもの)を、データ取得用モジュール15の下方面の高さまで流し込むとともに、配線17が完全に埋没するように、且つ、配線16、18が図1に示した状態となるように位置を調整し、60℃程度〜80℃程度の範囲の温度環境下において、第4の液体を重合させ、PDMSを形成する。これらの一連の工程により、生体適合性ポリマー基板100が完成する。
次に、電極12、13、14側を人の皮膚に貼り付けた際の生体適合性ポリマー基板100の動作について説明する。まず、電極12、13、14において、人の皮膚から心筋由来電圧信号を検出し、順に、配線16、17、18を介して、データ取得用モジュール15に送信する。心筋由来電圧信号を受信したデータ取得用モジュール15は、記憶部において、心筋由来電圧信号を記憶する。記憶された生体データは、前記送受信部から外部のデータ蓄積部(図示せず)に送信され、該生体データが蓄積される。
本実施形態によれば、一方側の面10は生体適合性を有したものであるとともに粘性を有しているので、皮膚などに長時間貼り付けたまま、生体データを検出することが可能である。また、一方側の面10は柔軟性があるので、皮膚などに長時間貼り付けてもストレスを最小限に抑えることができる。また、DSDTとTTCとを100:2の体積比で混合して一方側の面10を形成した場合には、生体適合性ポリマー基板100は、皮膚などへの貼付と剥離とを何回も繰り返すことができる。
また、一方側の面10よりも硬い他方側の面11により、データ取得用モジュール15を生体適合性ポリマー基板100に固定しやすくなっている。また、他方側の面11は一方側の面10よりも硬いが可撓性を有しているので、生体適合性ポリマー基板100自体の保護部材としてだけでなく、曲部への貼付にも対応できるようになっている。このように、生体適合性ポリマー基板100は、柔軟な面から比較的硬いが可撓性を有した面までを厚さ方向に傾斜的に併せ持つものである。
<第2実施形態>
次に、図2を用いて、本発明の第2実施形態に係る生体適合性ポリマー基板について説明する。なお、本実施形態における符号22〜28の部位は、順に、第1実施形態における符号12〜18の部位と同様のものであるので、説明を省略することがある。
生体適合性ポリマー基板200は、一方側の面20と他方側の面21とを有した基体2を備えており、一方側の面20の内側に電極22、23、24及び配線26、28が埋設されている点、他方側の面21の内側にデータ取得用モジュール25が埋設されている点で、第1実施形態における生体適合性ポリマー基板100と異なっている。
次に、生体適合性ポリマー基板200の製造方法の一例について説明する。まず、一方側の面10を形成するために、生体適合性ポリマー基板200の底部及び側部の形状を内部に有した鋳型(図示せず)の底部に、DSDTとTTCとを100:2の体積比で混合した第1の液体(重合前のもの)を、鋳型の途中の高さまで流し込み、60℃程度〜80℃程度の範囲の温度環境下におく。次に、第1の液体の重合が終了してPDMSが形成されてしまう前に、配線16、17、18のそれぞれを介してデータ取得用モジュール15に接続されている電極12、13、14を載置し、DSDTとTTCとを100:5の体積比で混合した第2の液体(重合前のもの)を、鋳型の途中の高さまで流し込み、60℃程度〜80℃程度の範囲の温度環境下におく。続いて、第2の液体の重合が終了してPDMSが形成されてしまう前に、DSDTとTTCとを100:6の体積比で混合した第3の液体(重合前のもの)を、鋳型の途中の高さまで流し込み、60℃程度〜80℃程度の範囲の温度環境下におく。続いて、第3の液体の重合が終了してPDMSが形成されてしまう前に、DSDTとTTCとを100:8の体積比で混合した第4の液体(重合前のもの)を、配線26、27、28が完全に埋没するように、データ取得用モジュール25の上方面の高さまで流し込み、60℃程度〜80℃程度の範囲の温度環境下におく。続いて、第4の液体の重合が終了してPDMSが形成されてしまう前に、DSDTとTTCとを100:10の体積比で混合した第5の液体(重合前のもの)を鋳型に流し込み、60℃程度〜80℃程度の範囲の温度環境下におき、PDMSからなる他方側の面21を形成する。これらの一連の工程により、生体適合性ポリマー基板200が完成する。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。また、基体2内にデータ取得用モジュール25及び配線26、28を埋設することで、データ取得用モジュール25及び配線26、28を保護することができる。また、基体2内に配線26、28を埋設しない場合(例えば、幅方向に配線が飛び出ているような場合)に比べて、生体適合性ポリマー基板200を小型化することができる。
また、人の皮膚などに貼り付けた場合の電極22、23、24による接触的なストレスをなくすことができる。すなわち、皮膚などを電極22、23、24が圧迫するのを防止できるので、長時間貼り付けてもストレスを最小限に抑えることができる。また、電極22、23、24分の貼り付け面積を減少させることも可能であるため、電極22、23、24を基体2に埋設しない場合に比べて、生体適合性ポリマー基板200をより小型化することが可能である。
次に、実施例を用いて、上記第1実施形態に係る一方側の面10を構成するポリマー組成物について説明する。
下記表1の実施例1〜4及び比較例1〜8に示した体積比で、DSDTとTTCとを混合した後、80℃の環境下で放置し、ポリマー組成物を生成することを試みた。その結果、比較例6〜8についてはポリマー組成物を生成することができなかったが、実施例1〜4及び比較例1〜4については、ポリマー組成物を生成することができた。なお、実施例1〜4及び比較例1〜4の条件で生成されたポリマー組成物を、各条件につき数個ずつ作成し、該ポリマー組成物それぞれについて人の皮膚への貼り付き耐久性を調査した。該調査の結果を表1に示す。
Figure 0005888665
表1から、生体適合性を有した実施例1〜4に係るポリマー組成物は、直接、人の皮膚などに長期間貼り付けることが可能であることがわかった。実施例2〜4に係るポリマー組成物に関しては、実施例1に係るポリマー組成物よりも粘着性は強いが、柔らかいために貼り付けた場所から移動してしまうことがあった。
また、実施例1に係るポリマー組成物と比較例9に係る市販商品(ジョンソン・エンド・ジョンソン(株)製のBAND−AID(登録商標))とについて、スチロールの表面と人の皮膚とに貼ったり剥がしたりすることを繰り返して、貼り付き性の変化を調査した。スチロールの表面について行った調査の結果を図3のグラフに示し、人の皮膚について行った調査の結果を図4のグラフに示す。なお、実施例1に係るポリマー組成物又は比較例9に係る市販商品を被対象物に貼って剥がしてという2つの作業を1サイクルと定義し、図3及び図4のx軸にサイクル数を示す。また、図3及び図4のy軸は、実施例1に係るポリマー組成物と比較例9に係る市販商品を剥がす際に必要な張力の値を示すものである。
図3及び図4のグラフから、実施例1に係るポリマー組成物の貼り付き性は、スチロールの表面について行った調査では、80回未満では異なるものの80回以上で比較例9に係る市販商品と同様のものとなった。また、実施例1に係るポリマー組成物の貼り付き性は、人の皮膚について行った調査では、40回未満では異なるものの40回以上で比較例9に係る市販商品と同様のものとなった。なお、実施例1に係るポリマー組成物の貼り付き性は、最初から200回まで上記サイクルを繰り返しても変化せず、安定したものであることがわかった。したがって、実施例1のポリマー組成物は、被貼付物への貼付と剥離とを何回も繰り返すことができることがわかった。すなわち、実施例1のポリマー組成物を何回も使用することができることから、実施例1のポリマー組成物は、被貼付物への貼付と剥離とが1回でできなくなってしまうものに比べて経済的である。
なお、実施例2〜4に係るポリマー組成物については、スチロールの表面又は人の皮膚に貼り付くものの、剥がすと、該ポリマー組成物がスチロールの表面又は人の皮膚にいくらか残留するという状況になった。
<変形例>
なお、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。例えば、上記第1実施形態においては、DSDTとTTCとを100:2〜73:1のいずれかの体積比で混合した4種類の重合前の液体を用いて作成した、硬さが傾斜的に変化しているPDMSからなる基体を有した生体適合性ポリマー基板を一例として示したが、これに限られない。例えば、DSDTとTTCとを100:2〜73:1のいずれかの体積比で混合した2種類、3種類、又は、5種類以上の重合前の液体を用いて作成した、硬さが一部だけ又は段階的に傾斜変化しているPDMSからなる基体を有した生体適合性ポリマー基板としてもよい。若しくは、DSDTとTTCとの混合体積比を経時的に徐々に変化させながら、連続的に積層形成したPDMSからなる基体を有している生体適合性ポリマー基板としてもよい。
また、上記第2実施形態においては、DSDTとTTCとを100:2〜73:1のいずれかの体積比で混合した5種類の重合前の液体を用いて作成した、硬さが傾斜的に変化しているPDMSからなる基体を有した生体適合性ポリマー基板を一例として示したが、これに限られない。例えば、DSDTとTTCとを100:2〜73:1のいずれかの体積比で混合した2種類、3種類、4種類、又は、6種類以上の重合前の液体を用いて作成した、硬さが一部だけ又は段階的に傾斜変化しているPDMSからなる基体を有した生体適合性ポリマー基板としてもよい。若しくは、DSDTとTTCとの混合体積比を経時的に徐々に変化させながら、連続的に積層形成したPDMSからなる基体を有している生体適合性ポリマー基板としてもよい。

また、上記第2実施形態においては、データ取得用モジュール25及び配線26、28を基体2内に埋設したが、データ取得用モジュール25及び配線26、28のうちいずれか1つ以上を埋設するだけでもよい。
また、上記第2実施形態においては、電極22、23、24を基体2内に埋設したが、第1実施形態における電極と同様に、埋設していないものであってもよい。
1、2 基体
10、20 一方側の面
11、21 他方側の面
12、13、14、22、23、24 電極
15、25 データ取得用モジュール
16、17、18、26、27、28 配線
100、200 生体適合性ポリマー基板

Claims (3)

  1. 生体データの検出に用いる検出部を有した基体を備えている生体適合性ポリマー基板であって、
    前記基体の一方側の面が、ジメチルビニル末端ジメチルシロキサンとテトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンとを、100:2〜73:1の体積比で重合させてなるものであり、
    前記基体の他方側の面が、ジメチルビニル末端ジメチルシロキサンとテトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンとを、10:1〜9:2の体積比で重合させてなるものであり、
    前記検出部に接続されている電極を前記一方側の面又は前記一方側の面の内側に有しており、
    前記一方側の面から前記他方側の面方向に硬さが3層以上で段階的に傾斜変化するように、前記一方側の面と前記他方側の面との間の層は、前記ジメチルビニル末端ジメチルシロキサンと前記テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンとを73:1の値より小さく9:2の値より大きい範囲のいずれかの体積比で重合させてなるものであることを特徴とする生体適合性ポリマー基板。
  2. 前記電極に接続されている配線が、前記一方側の面の内側に埋設されていることを特徴とする請求項1に記載の生体適合性ポリマー基板。
  3. 前記電極に接続されている配線が、前記他方側の面の内側に埋設されていることを特徴とする請求項1に記載の生体適合性ポリマー基板。
JP2010293125A 2010-12-28 2010-12-28 生体適合性ポリマー基板 Expired - Fee Related JP5888665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010293125A JP5888665B2 (ja) 2010-12-28 2010-12-28 生体適合性ポリマー基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010293125A JP5888665B2 (ja) 2010-12-28 2010-12-28 生体適合性ポリマー基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012139306A JP2012139306A (ja) 2012-07-26
JP5888665B2 true JP5888665B2 (ja) 2016-03-22

Family

ID=46676227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010293125A Expired - Fee Related JP5888665B2 (ja) 2010-12-28 2010-12-28 生体適合性ポリマー基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5888665B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5544600B2 (ja) * 2010-06-30 2014-07-09 独立行政法人科学技術振興機構 生体適合性ポリマー基板
JP2017012674A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 住友ベークライト株式会社 ウェアラブルセンサーデバイス

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5086235B2 (ja) * 2005-03-09 2012-11-28 クティセンセ アクティーゼルスカブ マイクロ電子システムを内部に埋め込んだ三次元接着デバイス
JP5521220B2 (ja) * 2010-06-30 2014-06-11 独立行政法人科学技術振興機構 ポリマー組成物及びその製造方法
JP5544600B2 (ja) * 2010-06-30 2014-07-09 独立行政法人科学技術振興機構 生体適合性ポリマー基板
JP5704696B2 (ja) * 2010-12-28 2015-04-22 独立行政法人科学技術振興機構 生体適合性ポリマーセンサ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012139306A (ja) 2012-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5544600B2 (ja) 生体適合性ポリマー基板
CN102755201B (zh) 牙科器械磨损指示和释放剂容器
KR102486072B1 (ko) 배선 회로 기판의 제조 방법
JP5888665B2 (ja) 生体適合性ポリマー基板
Dai et al. Stretchable and self-healable hydrogel-based capacitance pressure and strain sensor for electronic skin systems
EP2412306A3 (en) A three-dimensional adhesive device having a microelectronic system embedded therein
US20180192520A1 (en) Stretchable electronic system based on controlled buckled flexible printed circuit board (pcb)
WO2008005643A3 (en) Carboxylic siloxanyl monomers with pendant polymerizable groups
JP2007505773A5 (ja)
JP2014506177A5 (ja)
WO2008024477A3 (en) Polymeric/ceramic composite materials for use in medical devices
EP1463576A4 (en) MESOPOROUS PERMEABILITY LAYERS FOR USE ON ACTIVE ELECTRONIC MATRIX DEVICES
WO2007136504A3 (en) Medical devices having bioactive surfaces
JP4916549B2 (ja) 曲面付着型触覚センサーとその製造方法
EP2314328A3 (en) Reactive surgical implant
Wu et al. Seamless modulus gradient structures for highly resilient, stretchable system integration
JP7004680B2 (ja) 強化されたグリップのための微細構造化されたパッケージング表面
WO2011054355A3 (de) Verfahren zum anbringen von markierungselementen an einem objekten; objekt mit einem markierungselement und verwendung eines speziellen materials zum anbringen eines markierungselementes an einem objekt
EP2750186A3 (en) Package structure and package method
JP5704696B2 (ja) 生体適合性ポリマーセンサ及びその製造方法
WO2009075066A1 (ja) 医療機器
EP2175055A3 (en) Monofilament string
US20220250254A1 (en) Gripping surface for manufactured articles
EP1765887A4 (en) PROCESS FOR THE PRODUCTION OF CYCLIC OLEFIN POLYMERS HAVING POLAR FUNCTIONAL GROUPS, OLEFIN POLYMER PRODUCED THEREBY, AND OPTICAL ANISOTROPIC FILM COMPRISING THE POLYMER
RU2010141752A (ru) Полимерсодержащая композиция, ее получение и применение

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130816

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20141126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5888665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees