JP5885078B2 - グロメット保護部材及び電線接続装置 - Google Patents
グロメット保護部材及び電線接続装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5885078B2 JP5885078B2 JP2012266958A JP2012266958A JP5885078B2 JP 5885078 B2 JP5885078 B2 JP 5885078B2 JP 2012266958 A JP2012266958 A JP 2012266958A JP 2012266958 A JP2012266958 A JP 2012266958A JP 5885078 B2 JP5885078 B2 JP 5885078B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grommet
- protection member
- peripheral surface
- outer peripheral
- end side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
(1)本発明のグロメット保護部材は、内面に、グロメットに係止してグロメットに対する前後方向の位置決めを行う位置決め部を有した構成とすることが好ましい。
このような構成によれば、グロメット保護部材はグロメットに対し前後方向に関する位置決めがされて取り付けがなされるため、グロメットの前端縁を確実に覆い隠して前端縁の捲れ上がりを防止することができる。
このような構成によれば、グロメットに対してグロメット保護部材を容易に装着することができる。また、グロメット保護部材は2箇所の連結部によって連結されるため、グロメット保護部材が強固に合体され、もってグロメットに対する保持力を高めることができる。
このような構成によれば、部品点数を削減することができるとともに、グロメット保護部材の閉じ操作を容易に行うことができる。
このような構成によれば、グロメットを結束バンドを用いて取付部材に締め付け固定するようにした場合に、係止部がグロメット保護部材と干渉してしまうことがないため、グロメット保護部材の装着を円滑に行うことができる。
図1は、実施例1に係る電線接続装置を示している。より具体的には、ハイブリッド車両のモータとインバータとの間を、複数の電線束(ワイヤハーネスW)によって接続する場合において、例えば、インバータ側との接続状況を示している。
図1及び図2に示されるように、インバータ側のケーシング1(金属製)の接続箇所には貫通孔2が開口し、この貫通孔2内にはケーシング側コネクタ3が外方へ突出した状態で取り付けられている。ケーシング側コネクタ3のフード部4は幅方向へ長い長円形状に形成され、フード部4内には3本の雄端子金具5が幅方向に並列して収容されている。また、ケーシング1の正面壁において貫通孔2の上方にはボス部6が前方へ向けて突出し、その中心部にはボルト孔7(ねじ孔)が穿孔されている。
シールドシェル15は、図2に示すようにワイヤハーネスWが挿通され、かつハーネス側コネクタ11をシールドシェル15の前方に突出させた状態で収容している。シールドシェル15は金属製の板材によって筒状に形成され、図3、図4に示すように、前端部にはケーシング1への取り付けのためのキャップ部17(装着部)が形成されている。図1に示すように、キャップ部17はケーシング1側に向けて開放するとともに、図示上端側中央が頂点となる略山形状に形成されている。キャップ部17の頂点部には差し込み孔20が形成され、この差し込み孔20には後面側から固定用のボルト18が貫通して差し込まれている。そして、シールドシェル15は、固定用のボルト18をケーシング1側のボルト孔7にねじ込むことによって、ケーシング1側への固定がなされる。
グロメット27は弾性を有する軟質材(ゴム材)によって一体かつ中空状に形成されている。グロメット27は、図5に示すように、本体部28、スカート部29及びこれらの間に介在されたバンド結束部30とを備えて構成されている。本体部28は後方へ向けて突出する延出筒部31を有している。この延出筒部31はワイヤハーネスWを挿通可能な円筒形状に形成され、グロメット27全体の軸線と同軸に形成されている。図2に示すように、延出筒部31の内周面であって、開口縁及び開口縁から前方へ入り込んだ位置には、それぞれ全周に亘ってシール縁32が形成されている。
次に、グロメット保護部材42について説明する。グロメット保護部材42の役割は、グロメット27のスカート部29及びバンド結束部30の外周面を全周に亘って包囲することで、スカート部29及びバンド結束部30の外周面を高圧洗浄水から保護するとともに、グロメット27のスカート部29の開口縁が捲れ上がるのを防止することにある。
この位置決め部48は、グロメット保護部材42がグロメット27に装着されたときに、バンド結束部30の溝内に進入し、図6に示すように、バンド結束部30内の前面壁に沿ってその前端面が当接可能となっており、これによってグロメット27に対するグロメット保護部材42の前端位置を規定できるようにしている。
図11は本発明の実施例2に係るグロメット保護部材60を示している。実施例2のグロメット保護部材60は、第1・第2の両分割片60A,60Bをヒンジ部61(可撓性接続部)によって開閉可能に一体化したものである。すなわち、実施例2に係るグロメット保護部材60には、両分割片60A,60Bにおける一方の連結部に代えてヒンジ部61が形成され、第2分割片60B側の他方の連結部62Bには貫通孔63が形成されるが、第1分割片60A側の他方の連結部62Aにはクリップ64(ロック部)が突出形成されている。グロメット保護部材60が閉じられると、クリップ64は貫通孔63に弾性的に係止してグロメット保護部材60を閉止状態にロックすることができる。
他の構成は実施例1と同様であり、同様の機能を発揮する部材については図面中に同一符号を付すことで説明は省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、水抜き用開口45を第1分割片42A,60Aのみに形成したが、第2分割片42B,60Bに形成してもよく、また双方に形成してもよい。
したがって、このように構成された変形例ではグロメット保護部材周りの設置スペースに制約がある場合に有効である。
15…シールドシェル(取付部材)
17…キャップ部(装着部)
19…接続部
27…グロメット
29…スカート部
31…延出筒部
42,60…グロメット保護部材
45…水抜き用開口
48…位置決め部
61…ヒンジ部(可撓性接続部)
63…貫通孔(ロック部)
64…クリップ(ロック部)
72…爪部(ロック部)
74…ロック受け孔(ロック部)
W…ワイヤハーネス
W1…電線
Claims (7)
- 取付部材の外周面に密着して嵌め付けられ軟質材よりなるグロメットに対し、このグロメットの端部に取り付けられるグロメット保護部材であって、
前記グロメットより硬質材にて形成されるとともに、前記グロメットのうち前記取付部材に嵌め付けられている部分の端部を外周面側から包囲するようにして取り付けられることを特徴とするグロメット保護部材。 - 内面に、前記グロメットに係止してグロメットに対する前後方向の位置決めを行う位置決め部を有していることを特徴とする請求項1に記載のグロメット保護部材。
- 水抜き用の開口が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のグロメット保護部材。
- 合体された状態では断面環状をなし、合体前の状態では前記環状の断面が2か所で分断されることによって2部材に分割されるとともに、前記分断がなされた2箇所には前記2部材同士を連結して合体させる連結部が形成され、
グロメットへの取付け時にはこれら2部材が合体され前記グロメットを挟み付けて前記グロメットの外周面を包囲して取付けがなされることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のグロメット保護部材。 - 合体された状態では断面環状をなし、合体前の状態では前記環状の部分が分断されることにより2部材に分割され、この分割された前記両部材の一端部側は可撓性接続部によって連結されて前記両部材の他端部側を開閉可能としているとともに、前記両他端部側にはこの他端部側を閉じ状態に保持するロック部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のグロメット保護部材。
- 前記グロメットの外周面のうち前記グロメット保護部材によって包囲される部位に巻き付けられた結束バンドの係止部を逃がすための干渉回避部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のグロメット保護部材。
- 一端側に電線を挿通するための開口を有する筒状の接続部を有し、他端側には被取付け部材へ装着可能な装着部を有する取付部材と、
軟質材にて筒状に形成され、一端側が前記取付部材に密着して被せ付けられるスカート部を備えたグロメットと、
前記スカート部を外周面側から包囲するようにして取り付けられる請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載のグロメット保護部材とを備えて構成されることを特徴とする電線接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012266958A JP5885078B2 (ja) | 2012-12-06 | 2012-12-06 | グロメット保護部材及び電線接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012266958A JP5885078B2 (ja) | 2012-12-06 | 2012-12-06 | グロメット保護部材及び電線接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014116997A JP2014116997A (ja) | 2014-06-26 |
JP5885078B2 true JP5885078B2 (ja) | 2016-03-15 |
Family
ID=51172494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012266958A Expired - Fee Related JP5885078B2 (ja) | 2012-12-06 | 2012-12-06 | グロメット保護部材及び電線接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5885078B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5939237B2 (ja) * | 2013-11-29 | 2016-06-22 | コベルコ建機株式会社 | 作業機械の索状体保持具 |
JP6702208B2 (ja) * | 2017-01-26 | 2020-05-27 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
JP6907900B2 (ja) * | 2017-11-22 | 2021-07-21 | 住友電装株式会社 | 機器用コネクタ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58172818A (ja) * | 1982-04-01 | 1983-10-11 | 日産自動車株式会社 | グロメツト |
JPH09180825A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-11 | Yazaki Corp | 電線シールド構造 |
JP5617706B2 (ja) * | 2011-03-14 | 2014-11-05 | 住友電装株式会社 | グロメットのシール構造 |
-
2012
- 2012-12-06 JP JP2012266958A patent/JP5885078B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014116997A (ja) | 2014-06-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5874977B2 (ja) | グロメット及びグロメット付き取付部材 | |
JP5915939B2 (ja) | グロメット保護部材及び電線接続装置 | |
JP5194609B2 (ja) | 機器用コネクタ | |
JP5077670B2 (ja) | 機器用コネクタ | |
JP4632320B2 (ja) | 機器用コネクタ | |
JP5532309B2 (ja) | コネクタ | |
US9385516B2 (en) | Connector | |
JP3914399B2 (ja) | 電気接続箱の防水構造 | |
WO2016153045A1 (ja) | グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス | |
WO2017098885A1 (ja) | コネクタ | |
JP2007269304A (ja) | 防水ケース | |
JP2015162278A (ja) | サービスカバー | |
JP2009037843A (ja) | コネクタ | |
JP2006031962A (ja) | 機器用コネクタ | |
JP5885078B2 (ja) | グロメット保護部材及び電線接続装置 | |
JP4491294B2 (ja) | 機器用シールドコネクタ | |
JP6479524B2 (ja) | グロメット、及びグロメット付取付部材 | |
JP6459942B2 (ja) | シールドシェル及びシールドコネクタ | |
JP2011060451A (ja) | シールドコネクタ | |
JP4491738B2 (ja) | 防水コネクタ | |
JP2004159461A (ja) | グロメット | |
JP5949564B2 (ja) | シールドパイプ一体型コネクタ | |
WO2019044682A1 (ja) | ジョイントコネクタ | |
JP2013021791A (ja) | グロメット | |
JP2015002110A (ja) | 防水コネクタ及びその防水コネクタを備えたワイヤハーネス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141030 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150714 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160128 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5885078 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |