JP5879812B2 - 天井部の吊下装置 - Google Patents
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Description
この従来構成においては、建物の天井部に設備機器を支持する吊り天井部材が、吊りボルトを介して吊下支持されている。吊り天井部材の端部と建物の側壁との間には、吊り天井部材の横方向への相対変位を吸収するための伸縮可能な変形吸収部材が介装されている。吊り天井部材と天井部との間には、吊り天井部材の横方向への揺動を抑止するための複数の制振ダンパが傾斜状に延びるように設置されている。そして、地震により吊り天井部材に揺動が生じたとき、その加速度が想定の範囲内である場合には、変形吸収部材及び制振ダンパにより、吊り天井部材の揺動が抑止されるとしている。
前記の構成において、前記許容手段は前記吊下部材の両端と前記天井部及び前記被吊下体との間に介在された球面軸受であるとよい。
前記の構成において、前記吸収手段は粘弾性体であるとよい。
前記の構成において、前記第1部材は、一対の前記吊下部材間に架設した変位部材であるとよい。
前記の構成において、前記第1部材は、一対の前記吊下部材間に張設した索であるとよい。
前記の構成において、前記吸収手段は、前記天井部と前記被吊下体との間の揺動変位にともなって自身の延長方向に移動される前記索と、その索に摩擦抵抗を付与する抵抗付与部材とを備えた前記摩擦抵抗付与手段であるとよい。ここで、索の移動は被吊下体に対する相対移動を指す。
以下に、本発明を具体化した天井部の吊下装置の第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。
この天井部の吊下装置において、通常時には図1及び図2に示すように、被吊下体22が複数本の吊下部材23を介して静止状態に吊下支持されている。この状態においては、各吊下部材23が鉛直方向に平行に延長配置されて、各一対の吊下部材23間に架設された変位部材30が被吊下体22に対して平行に延びるとともに、吊下部材23に対して直交する方向に延びるように配置されている。このため、図1に示すように、変位部材30と被吊下体22との間に介在された粘弾性体よりなる吸収部材35は、弾性変形されることなく断面長四角状の原形状態に保持されている。
(1) この天井部の吊下装置においては、吊下部材23と天井部21及び被吊下体22との間には、吊下部材23の傾動を許容するための許容構造を有する球面軸受24A,24Bが設けられている。このため、天井部21が揺動しても、被吊下体22の揺動を小さく抑えることができる。
次に、本発明を具体化した天井部の吊下装置の第2実施形態を前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(6) この天井部の吊下装置においては、変位部材30が吊下部材23に対して、互いに直行する軸を中心に相対回動可能に連結されるとともに、前記変位部材30と粘弾性体よりなる吸収部材35との間に球面軸受42が介在されている。このため、被吊下体22が一対の吊下部材23間に架設された変位部材30の延長方向に揺動された場合のみでなく、変位部材30の延長方向と交差する方向に揺動された場合においても、吸収部材35が弾性変形されて、被吊下体22の揺動にともなうエネルギーを吸収することができる。従って、建物がどの方向に揺動しても、揺動エネルギーを円滑に吸収できる。
次に、本発明を具体化した天井部の吊下装置の第3実施形態を前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(7) この天井部の吊下装置においては、エネルギーの吸収手段を構成する摩擦抵抗付与機構46が、吊下部材23間に張設された索47と、その索47に摩擦抵抗を付与する抵抗付与部材48とより構成されている。このため、摩擦抵抗付与機構46は安価な部品を用いて簡単に構成できる。
次に、本発明を具体化した天井部の吊下装置の第4実施形態を前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第3実施形態において、図13に示すように、被吊下体22の長さ方向に並設された複数の吊下部材23のうちで、内側の2本の吊下部材23の上端近傍に止着部材49を取り付けるとともに、外側の2本の吊下部材23の下端近傍に案内ローラ51を取り付ける。そして、止着部材49及び案内ローラ51により、索47を複数の吊下部材23間に正面ほぼ台形状をなすように張設すること。
・ 前記第3実施形態、第4実施形態及び図13〜図15に示す変更例において、索47の両端を止着するための止着部材49を天井部21の下面または被吊下体22の上面に取り付けること。
Claims (9)
- 建物等の構造物の天井部に複数の吊下部材を介して被吊下体を吊下した建物における吊下装置において、
前記天井部と前記被吊下体との間には前記天井部と前記被吊下体との間の揺動変位にともなうエネルギーを吸収するための非拘束性の吸収手段と、
一対の前記吊下部材に取り付けられた第1部材とを備え、
前記吸収手段を、前記第1部材と前記被吊下体または前記天井部との間に介在させたことを特徴とする天井部の吊下装置。 - 前記吊下部材を剛体によって構成するとともに、前記吊下部材の傾動を許容する許容手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の天井部の吊下装置。
- 前記許容手段は前記吊下部材の両端と前記天井部及び前記被吊下体との間に介在された球面軸受であることを特徴とする請求項2に記載の天井部の吊下装置。
- 前記吸収手段は弾性体であることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の天井部の吊下装置。
- 前記吸収手段は粘弾性体であることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の天井部の吊下装置。
- 前記第1部材は、一対の前記吊下部材間に架設した変位部材であることを特徴とする請求
項1〜5のうちのいずれか一項に記載の天井部の吊下装置。 - 前記変位部材と前記吸収手段との間に球面軸受を介在させたこと特徴とする請求項6に記載の天井部の吊下装置。
- 前記第1部材は、一対の前記吊下部材間に張設した索であることを特徴とする請求項1または2に記載の天井部の吊下装置。
- 前記吸収手段は、前記天井部と前記被吊下体との間の揺動変位にともなって自身の延長方向に移動される前記索と、その索に摩擦抵抗を付与する抵抗付与部材とを備えた摩擦抵抗付与手段であることを特徴とする請求項8に記載の天井部の吊下装置。
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