JP5871191B2 - 潤滑剤供給装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents
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Description
図20に示すように、特許文献1に記載の潤滑剤供給装置は、バー状の固形潤滑剤162に当接し、これを摺擦することで削り取った微粉末状の潤滑剤を像担持体に供給する供給部材161を備えている。また、固形潤滑剤162の供給部材161と当接する側とは反対側の部分を保持し、潤滑剤供給装置のケース165に供給部材161に対して接離可能に設けられた潤滑剤保持部材164および固形潤滑剤剤162を供給部材側へ押圧する押圧機構163を備えている。
図21は、特許文献2に記載の潤滑剤供給装置の潤滑剤ニアエンド検知部を示す概略斜視図である。
図21に示すように、固形潤滑剤140を保持する潤滑剤保持部材143を導電性部材で構成し、潤滑剤の残量が少なくなった時点で潤滑剤保持部材143の一端に当接する第1電極部材181と、他端に当接する第2電極部材182とを有している。第1電極部材181と第2電極部材182とには、検知回路183が接続されており、検知回路183は、電極部材間に電圧を印加して、電流が流れたか否かを検知する。また、潤滑剤保持部材143は、バネ142により不図示の供給部材側に付勢されている。
上記潤滑剤を収納する収納ケースと、を備え、上記第1電極部材と上記第2電極部材との当接箇所は、上記収納ケースの外部に設けられ、上記第1の移動部材又は上記第1の移動部材に当接されることによって移動する第2の移動部材が、上記第2電極部材の少なくとも一部を上記第1電極部材に向けて移動させることを特徴とするものである。
図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。
このプリンタは、その内部の略中央に像担持体である中間転写体としての中間転写ベルト56を備えている。中間転写ベルト56は、ポリイミドやポリアミド等の耐熱性材料からなり、中抵抗に調整された基体からなる無端状ベルトで、4つのローラ52,53,54,55に掛け渡して支持され、図中矢印A方向に回転駆動される。中間転写ベルト56の下方にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナーに対応した4つの作像ユニットが中間転写ベルト56のベルト面に沿って並んでいる。
いずれの作像ユニットも同様の構成であるので、ここでは、色の区別を示すY、M、C、Kの添え字を省略する。各作像ユニットは、像担持体としての感光体1を有し、各感光体1の周りには、感光体表面を所望電位(マイナス極性)となるように一様に帯電させる帯電手段としての帯電装置2、感光体表面に形成された静電潜像をマイナス極性に帯電された各色トナーで現像してトナー像とする現像手段としての現像装置4、感光体表面に潤滑剤を塗布により供給する潤滑剤供給装置である潤滑剤供給装置3、トナー像転写後の感光体表面のクリーニングを行うクリーニング装置8がそれぞれ配置されている。
また、本実施形態では、潤滑剤供給装置3をクリーニング装置8の内部に設けている。これにより、感光体1を摺擦したときに塗布ローラ3aに付着するトナーを固形潤滑剤3b又は図示しないフリッカーで振り落とし、クリーニングブレード8aによって回収されるトナーと共に、トナー回収コイル8cによって容易に回収することができる。
図3は、潤滑剤供給装置3の概略構成図である。
図3に示すように、固形潤滑剤3bの塗布ローラ3aと当接する面(図中下側の面)とは反対側の部分をその長手方向にわたって保持する潤滑剤保持部材3dが設けられている。潤滑剤保持部材3dは、収納ケース3eに塗布ローラ3aに対して接離可能に設けられている。また、収納ケース3eの潤滑剤保持部材3dより図中上部の空間には、固形潤滑剤3bを供給部材に押し当てる押し当て機構3cを備えている。
固形潤滑剤3bが塗布ローラ3aによる摺擦で徐々に削られていくと、揺動部材31aが揺動して、潤滑剤保持部材3dが塗布ローラ側へと移動する。そして、最終的に図4に示すように固形潤滑剤量が僅かになると、揺動部材31aの揺動端部が潤滑剤保持部材3dと当接する。
一般に、初期から固形潤滑剤3bが無くなるまでの間に変化するバネの伸び変化量に対し、バネ全体の長さを長くすれば長くするほど、バネの伸び変化量に対するバネの付勢力変動は小さくて済む。従来の押し当て機構は、バネを縮めた状態で配置し、その付勢力(押し出し力)の方向と塗布ローラ3aに対する固形潤滑剤3bの押し当て方向とを一致させている。この構成においては、バネ全体の長さを長くするほど、バネの付勢力方向と塗布ローラ3aに対する固形潤滑剤3bの押し当て方向とを一致させることが困難となることから、バネ全体の長さを長くするにも限界がある。加えて、従来の押し当て機構では、塗布ローラ3aの径方向にバネの長さ分の配置スペースを確保しなければならず、装置の大型化につながる。これらの理由から、従来の押し当て機構においては、比較的短いバネを使用しなければならず、経時的なバネの付勢力変動が大きくなる。
この変形例の押し当て機構300cは、潤滑剤保持部材3dに各揺動部材301aを揺動自在に取り付けたものである。その結果、各揺動部材301aは、バネ301bから潤滑剤保持部材3dの長手方向中心に向かう付勢力によって、各揺動部材301aの揺動端部が、潤滑剤保持部材3dから離れる方向に付勢され、各揺動部材301aの揺動端部が、収納ケース3eの上面部の内周面32に当接する構成となっている。
図7に示すように、残量検知機構40は、第1電極部材41、第2電極部材42、第2電極部材42を第1電極部材41に当接させる部材である押圧部材43などを有している。第2電極部材41は、収納ケース3eの潤滑剤保持部材3dの上面と対向する対向面部である上面部の外周面33と所定のギャップをもって対向配置されている。また、収納ケース3e上面部の長手方向端部付近には、それぞれ開口部34aが設けられており、その開口部34aを塞ぐように、弾性変形可能な第2電極部材42が設けられている。また、押圧部材43は、各揺動部材31aの揺動の支点側端部から突出するように各揺動部材31aに取り付けられている。第2電極部材42は、一端が収納ケース3eの上面部の外周面33に接着剤などで固定されている。
図9は、変形例1の潤滑剤供給装置を示す概略構成図である。
図9に示すように、この変形例の潤滑剤供給装置は、第2電極部材402を、導電性ゴムなどの伸縮可能な部材で構成し、第2電極部材402が、収納ケース上面部の外周面33から離間不能に固定し、第2電極部材402で開口部34aを完全に閉じた構成にしたものである。
この場合は、図9に示すように、固形潤滑剤3bがニアエンドとなって、押圧部材403の先端で、第2電極部材402を押圧すると、柔軟な部材で構成された第2電極部材402の押圧部材403との当接箇所が、第1電極部材401側へ突出するような形態で第2電極部材402が第1電極部材401と当接する。これにより、この変形例においても、電極部材間が非導通状態から導通状態に切り替わり、潤滑剤のニアエンドが検知される。
図10は、変形例2の潤滑剤供給装置を示す概略構成図である。
この変形例2の潤滑剤供給装置は、先の図5、図6に示した押し当て機構300cを備えた潤滑剤供給装置3に本実施形態の残量検知機構40を備えた構成を備えたものである。
この図10に示す残量検知機構40は、ひとつの第2電極部材42で各開口部34aを塞いでいる。また、この図10に示す残量検知機構40は、揺動部材301aが、第2電極部材42を、第1電極部材41に当接させる部材として機能する。開口部34aは、固形潤滑剤3bがニアエンドとなったときに、揺動部材301aの揺動側先端部が到達する位置に設けられている。
図12は、変形例3の潤滑剤供給装置を示す概略構成図である。(a)は、使用初期の状態を示しており、(b)は、使用末期の状態を示している。
図12に示すように、この変形例3においては、収納ケース3eの潤滑剤保持部材3bの端部と対向する対向面部である両側面部に開口部34aを設けており、この開口部34aを塞ぐようにそれぞれ第2電極部材142が設けられている。また、潤滑剤保持部材3dの両端は、固形潤滑剤3bの長手方向中央部に向かって傾斜した傾斜面が設けられている。また、収納ケース3e内の潤滑剤保持部材3dと塗布ローラ3aとの間に、長手方向にスライド可能に押圧部材143が設けられている。押圧部材143の固形潤滑剤3b側は、図中上方(潤滑剤保持部材3d側)に突出しており、固形潤滑剤3b側が長手方向中央部に向かって傾斜する傾斜面となっている。
図13は、変形例4の潤滑剤供給装置の概略構成図である。
この変形例4においては、第1電極部材241の上端を収納ケース3eの開口部34aよりも押し当て機構3c側の外壁に固定し、第1電極部材241で開口部34aの図中上半分を覆っている。第2電極部材242の下端を、収納ケース3eの開口部よりも塗布ローラ側の外壁に固定し、第2電極部材242で開口部34aの図中下半分を覆っている。第2電極部材242は、開口部34aを通って、収納ケース3eの内部へ延びて、自由端(図中上端)が、収納ケース3eの外に配置された第1電極部材241と対向している。潤滑剤保持部材3dには、断面円弧状の押し当て部31dが設けられている。また、第2電極部材242の自由端(図中上端)は、第1電極部材241側に突出する突出部242aが設けられている。
図19は、変形例5の潤滑剤供給装置の概略構成図である。
この変形例5の潤滑剤供給装置は、先の変形例4の潤滑剤供給装置において、第2電極部材242に清掃部材246を設けて、清掃部材246により第1電極部材241の第2電極部材242との当接部を清掃するように構成したものである。清掃部材246は、スポンジなどの部材で形成されている。
(1)
固形潤滑剤3bと、上記固形潤滑剤3bの潤滑剤を感光体1などの潤滑剤供給対象に供給する塗布ローラ3aなどの供給部材と、上記固形潤滑剤3bの残量が所定量以下であることを検知する残量検知機構などの残量検知手段とを備えた潤滑剤供給装置3において、上記残量検知手段は、第1電極部材41と、上記第1電極部材41と対向する第2電極部材42とを備え、上記第1電極部材41と上記第2電極部材42との導通を検知することで、上記固形潤滑剤3bの残量が所定量以下であることを検知するものであり、上記固形潤滑剤3bの消費に伴い上記第2電極部材42の少なくとも一部を移動させ上記第2電極部材42を、上記第1電極部材41に当接させる部材を備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、各電極部材の構成や配置により、第1電極部材41と第2電極部材42との当接部を、潤滑剤が付着し易い環境下から離した位置に配置することができる。これにより、第1電極部材41の第2電極部材42との当接箇所および第2電極部材42の第1電極部材41との当接箇所に潤滑剤が付着するのを抑制することができ、潤滑剤付着による誤検知を抑制することができる。また、固形潤滑剤3bの潤滑剤量が所定以下となると、導通して電力が消費されるので、固形潤滑剤3bの潤滑剤量が所定以下となると導通状態から非導通状態に切り替わるものに比べて、電力消費を抑えることができる。
上記(1)に記載の態様の潤滑剤供給装置3において、上記固形潤滑剤3bを収納する収納ケース3e内で揺動自在に支持された一対の揺動部材31a、および、上記一対の揺動部材31aを付勢するバネ31などの付勢手段を有し、上記付勢手段の付勢力により上記揺動部材31aが上記収納ケース3eの内周面に摺動しながら揺動して上記固形潤滑剤3bを上記塗布ローラ3aなどの供給部材に押し当てる押し当て機構3cを備え、上記第2電極部材42を上記第1電極部材41に当接させる部材は、上記一対の揺動部材の少なくとも一方の揺動部材であり、上記揺動部材が所定以上揺動すると、上記揺動部材が、上記第2電極部材42を押圧する。
かかる構成を備えることで、潤滑剤量が所定量以下となったところで、第2電極部材42を第1電極部材41に当接させることができる。
また、上記(1)に記載の態様の潤滑剤供給装置3において、上記第2電極部材42を上記第1電極部材41に当接させる部材は、上記固形潤滑剤3bを保持する潤滑剤保持部材3dである。
かかる構成としても、潤滑剤量が所定量以下となったところで、第2電極部材42を第1電極部材41に当接させることができる。
上記(1)乃至(3)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置3において、上記固形潤滑剤3を上記塗布ローラ3aなどの供給部材側へ移動可能に収納する収納ケース3eを備え、少なくとも上記第1電極部材41と上記第2電極部材42との当接箇所を上記収納ケース3eの外部に設けた。
かかる構成とすることで、変形例4で説明したように、第2電極部材241の第1電極部材242との当接部に潤滑剤が付着するのを抑制することができ、潤滑剤付着による誤検知を抑制することができる。
上記(4)に記載の態様の潤滑剤供給装置3において、上記収納ケース3eに開口部34aを設け、上記第2電極部材42は、上記収納ケース3eの上記開口部34aを覆う部材に設けた、または、自らが上記開口部34aを覆うように設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、第1電極部材41と第2電極部材42との当接が収納ケース3eの外で行われるので、第2電極部材42の第1電極部材41との当接部や第1電極部材41の第2電極部材42との当接部に潤滑剤などが付着するのを、抑制することができる。また、第1電極部材41が、収納ケース3eの開口部34aを塞いでいるので、収納ケース3eの開口部34aから潤滑剤が飛散して、第2電極部材42の第1電極部材41との当接部や第1電極部材41の第2電極部材42との当接部に潤滑剤が付着するのを防止することができる。これにより、固形潤滑剤3bの潤滑剤量が所定以下となると、良好に導通し、良好に潤滑剤の残量を検知することができる。
上記(5)に記載の態様の潤滑剤供給装置3において、上記第2電極部材42を弾性変形可能な部材で構成し、上記第2電極部材42の一端を上記収納ケース3eに固定した。
かかる構成とすることで、上記部材が第2電極部材42を押すと、上記第2電極部材42が弾性変形して、他端が収納ケース3eから離間し、他端が第1電極部材41と当接する。これにより、潤滑剤量が所定量以下となったところで、第2電極部材42を第1電極部材41に当接させることができる。
上記(5)に記載の態様の潤滑剤供給装置3において、上記第2電極部材42が、伸縮可能な部材であって、上記第2電極部材42で上記開口部34aを密閉した。
かかる構成を備えることで、上記部材が第2電極部材42を押すと、上記第2電極部材42の上記部材との当接部が伸びて、第1電極部材41と当接する。これにより、潤滑剤量が所定量以下となったところで、第2電極部材42を第1電極部材41に当接させることができる。さらに、上記第2電極部材42で上記開口部34aを密閉しているので、開口部34aから潤滑剤が飛散するのを防止することができる。
上記(1)乃至(7)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置3において、一方の電極部材(本実施形態では、第2電極部材242)に取り付けられ、上記固形潤滑剤3bの消費に伴う上記第2電極部材42の移動により他方の電極部材本実施形態では、第1電極部材241)の表面を移動して他方の電極部材を清掃する清掃部材246を設けた。
かかる構成を備えることで、変形例5で説明したように、清掃部材246により他方の電極部材の一方電極部材との当接部に付着した潤滑剤を除去できる。これにより、潤滑剤付着による誤検知を抑制することができる。
また、上記(1)乃至(8)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置において、固形潤滑剤3b長手方向両端部付近それぞれで、上記第1電極部材41と上記第2電極部材42とが当接するよう構成した。
かかる構成とすることで、固形潤滑剤3bが長手方向で潤滑剤の消費量が異なった場合においても、潤滑剤の消費量が多い側の端部がニアエンドとなった時点で、潤滑剤の消費量が多い側の端部側の第2電極部材42が第1電極部材41と当接し導通する。これにより、固形潤滑剤3bが長手方向で潤滑剤の消費量が異なった場合においても、正確に潤滑剤のニアエンドを検知することができる。これにより、消費量が多い方側の潤滑剤が枯渇して、潤滑剤で保護できず、感光体表面を傷つけてしまうなどの不具合が発生するのを防止することができる。
また、上記(1)乃至(9)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置において、固形潤滑剤3bが、脂肪酸金属塩を含む。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、環境変化に影響されにくく感光体表面を保護する能力の高い皮膜化された潤滑剤の保護層を形成することができ、良好に感光体表面を保護できる。また、感光体表面の低摩擦状態を維持することができるので、クリーニング不良を抑えることができる。
また、上記(1)乃至(10)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置において、上記固形潤滑剤が、無機潤滑剤を含む。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、感光体表面を良好に保護でき、帯電ローラ2aなどへの潤滑剤付着による不具合や、クリーニングブレード8aのブレード鳴きを抑制することができる。
固形潤滑剤3bを備え、上記固形潤滑剤3bの潤滑剤を塗布ローラ3aなどの供給部材により感光体1などの潤滑剤塗布対象に塗布する潤滑剤供給装置3において、上記潤滑剤供給装置3は、第1電極部材41と上記第1電極部材41と対向する第2電極部材42の導通が検知されることで固形潤滑剤3bを所定量以下であることを検知する残量検知機構などの残量検知手段における上記第2電極部材42の少なくなくとも一部を上記第1電極部材41側へ当接させる部材を設けた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、先の図21に示した従来技術のように、潤滑剤保持部材143が電極部材182に当接することで、潤滑剤の残量が所定量以下であることを検知するものに比べて、所定量以下となったときに当接して導通する箇所(本実施形態における第1電極部材41と第2電極部材42との当接箇所)を、潤滑剤が付着し易い環境下から離した位置に配置することができる。これにより、第1電極部材41の第2電極部材42との当接箇所および第2電極部材42の第1電極部材41との当接箇所に潤滑剤が付着するのを抑制することができ、潤滑剤付着による誤検知を抑制することができる。また、固形潤滑剤3bの潤滑剤量が所定以下となると、導通して電力が消費されるので、固形潤滑剤3bの潤滑剤量が所定以下となると導通状態から非導通状態に切り替わるものに比べて、電力消費を抑えることができる。
また、感光体1などの像担持体と、像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、像担持体上の画像を最終的に記録材上に転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、潤滑剤供給手段として、上記(1)乃至(12)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置を用いた。
かかる構成を備えることで、潤滑剤のニアエンドを良好に検知することができ、潤滑剤が枯渇した状態で画像形成動作が行われるのを抑制することができる。これにより、感光体の劣化を経時に亘り抑制することができる。
また、感光体1などの像担持体と、像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、潤滑剤供給手段として、上記(1)乃至(12)いずれかに記載の態様の潤滑剤供給装置を用いた。
かかる構成を備えることで、潤滑剤のニアエンドを良好に検知することができ、潤滑剤が枯渇した状態で画像形成動作が行われるのを抑制することができる。これにより、感光体の劣化を経時に亘り抑制することができるプロセスカートリッジを提供することができる。
3:潤滑剤供給装置
3a:塗布ローラ
3b:固形潤滑剤
3c:押し当て機構
3d:潤滑剤保持部材
3e:収納ケース
31a:揺動部材
31b:バネ
32:上面部の内周面
33:上面部の外周面
34a:開口部
40:残量検知機構
41:第1電極部材
42:第2電極部材
43:押圧部材
44:電気抵抗値検知手段
56:中間転写ベルト
100:制御手段
140:残量検知機構
141:第1電極部材
142:第2電極部材
143:押圧部材
241:第1電極部材
242:第2電極部材
243:押し当て部
246:清掃部材
300c:押し当て機構
301a:揺動部材
301b:バネ
400:残量検知機構
401:第1電極部材
402:第2電極部材
403:押圧部材
Claims (17)
- 潤滑剤と、
上記潤滑剤を潤滑剤供給対象に供給する供給部材とを備えた潤滑剤供給装置において、
潤滑剤の消費に伴い移動または揺動する第1の移動部材と、
第1電極部材と第2電極部材との導通状態を検知する導通検知手段と、
上記潤滑剤を収納する収納ケースと、を備え、
上記第1電極部材と上記第2電極部材との当接箇所は、上記収納ケースの外部に設けられ、
上記第1の移動部材又は上記第1の移動部材に当接されることによって移動する第2の移動部材が、上記第2電極部材の少なくとも一部を上記第1電極部材に向けて移動させることを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項1に記載の潤滑剤供給装置において、
上記潤滑剤の消費に伴い、上記第1の移動部材が上記第2電極部材又は上記第2の移動部材に対して離間した状態から当接する状態に変化することを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項1または2に記載の潤滑剤供給装置において、
上記収納ケース内で揺動自在に支持された一対の揺動部材、および、上記一対の揺動部材を付勢する付勢手段を有し、上記付勢手段の付勢力により上記揺動部材が上記収納ケースの内周面に摺動しながら揺動して上記潤滑剤を上記供給部材に押し当てる押し当て機構を備え、
上記第1の移動部材は、上記一対の揺動部材の少なくとも一方の揺動部材であることを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項1乃至3いずれかに記載の潤滑剤供給装置において、
上記第1の移動部材は、上記潤滑剤を保持する潤滑剤保持部材であることを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項4に記載の潤滑剤供給装置において、
上記潤滑剤保持部材が、上記第2電極部材の少なくとも一部を上記第1電極部材に向けて移動させるものであって、
上記潤滑剤保持部材は、上記潤滑剤保持部材の短手方向に突出する突出部を備え、上記突出部が上記第2電極部材に当接することを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項4に記載の潤滑剤供給装置において、
上記第1の移動部材に当接されることによって移動する第2の移動部材が、上記第2電極部材の少なくとも一部を上記第1電極部材に向けて移動させるものであって、
上記第2の移動部材は、第1の移動部材に当接されることによりスライド移動をすることを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項6に記載の潤滑剤供給装置において、
上記第2の移動部材は、上記潤滑剤の長手方向に移動して、上記第2電極部材を上記第1電極部材に向けて移動させることを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項1乃至7いずれかに記載の潤滑剤供給装置において、
上記収納ケースに開口部を設け、
上記第2電極部材は、上記収納ケースの上記開口部を覆う部材に設けた、または、自らが上記開口部を覆うように設けたことを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項8に記載の潤滑剤供給装置において、
上記第2電極部材を弾性変形可能な部材で構成し、
上記第2電極部材の一端を上記収納ケースに固定したことを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項9に記載の潤滑剤供給装置において、
上記第2電極部材が、伸縮可能な部材であって、
上記第2電極部材で上記開口部を密閉したことを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項1乃至10いずれかに記載の潤滑剤供給装置において、
一方の電極部材に取り付けられ、上記潤滑剤の消費に伴う上記第2電極部材の移動により他方の電極部材の表面を移動して他方の電極部材を清掃する清掃部材を設けたことを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項1乃至11いずれかに記載の潤滑剤供給装置において、
上記第1電極部材と上記第2電極部材とが対面していることを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項1乃至12いずれかに記載の潤滑剤供給装置において、
上記第2電極部材は、上記第1電極部材側に突出する突出部を備えることを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項1乃至13のいずれかに記載の潤滑剤供給装置において、
上記第1電極部材と上記第2電極部材との導通状態により、上記潤滑剤の残量が所定量以下であることが判定されることを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 請求項1乃至14のいずれかに記載の潤滑剤供給装置において、
上記導通検知手段は、上記第1電極部材と上記第2電極部材との導通状態を検知する抵抗検知部を備え、
上記抵抗検知部が検知した電気抵抗値が所定値以下であることが検知されることにより、上記潤滑剤の残量が所定量以下であることが判定されることを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 像担持体と、該像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、該像担持体上の画像を記録材上に転移させて該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
上記潤滑剤供給手段として、請求項1乃至15いずれかに記載の潤滑剤供給装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体と、該像担持体の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段とを有し、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
上記潤滑剤供給手段として、請求項1乃至15いずれかに記載の潤滑剤供給装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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