JP5841027B2 - 検査装置および検査方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明に係る第1の実施の形態について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る検査装置1は、送受信部11と、信号処理部12と、記憶部13と、判定部14と、出力部15とを備えている。
本実施の形態において、信号処理部12は、図3において符号a,bで示すような平均群速度の周波数依存性を示す周波数分布プロファイルを検出する。なお、図3において、縦軸は平均群速度[m/sec]、横軸は周波数[kHz]を示している。
このような周波数特性の検出は、次のように行われる。まず、弾性波を送出してから受信するまでの時間を測定し、弾性波が進行した距離から弾性波の平均群速度を算出する。これにより、図3における1点の平均群速度が算出される。そして、このような平均群速度の算出を所定の周波数範囲に渡って繰り返し行うことにより、図3に示すような周波数分布プロファイルを得ることができる。
ここで、図2に示す長尺丸棒部材、すなわち、材料が鉄で、長さが10[m]、直径が大部分の範囲で20[mm]、符号Lで示す範囲(長さr[m])の大部分で10[mm]である円柱について考える。各周波数における平均群速度Vaverageは、直径20[mm]の丸棒に対する群速度V20と、直径10[mm]の丸棒に対する群速度V10とをそれらの長さの比を踏まえて平均すると、下式(1)で示すようになる。
このように、断面形状や断面積が一部でも異なると、平均群速度の周波数プロファイルは変化する。そこで、本実施の形態では、検査対象の長尺部材(以下、「検査対象部材」という。)の使用前の形状など既知の形状を有する部材を比較対象(以下、「比較対象部材」という。)として予め平均群速度の周波数プロファイルを取得しておき、この比較対象部材の周波数プロファイルと、検査対象部材の周波数プロファイルとを比較して、一致するか否かにより検査対象部材が変形したか否かを検査している。なお、図3においては、弾性波としてL(0,1)モードのガイド波を送信した場合の測定結果を示している。ここで、Lモードとは、長尺部材が軸対称に振動するモードを意味しているが、使用する弾性波のモードはこれらに限定されない。
次に、本実施の形態に係る検査装置1による検査動作について説明する。
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態は、平均群速度の周波数特性として、所定の周波数の弾性波の平均群速度を用いるものである。したがって、上述した第1の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付して、適宜説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態に係る検査装置2は、送受信部11と、信号処理部2
2と、記憶部23と、判定部24と、出力部15と、測定部26とを備えている。
次に、本実施の形態に係る検査装置2による検査動作について説明する。
Claims (4)
- 検査対象部材に弾性波を送出する送出部と、
前記検査対象部材を伝播した弾性波を受信する受信部と、
この受信部が受信した前記弾性波の平均群速度の周波数特性を検出する検出部と、
比較対象部材を伝播する弾性波の平均群速度の周波数特性を予め記憶する記憶部と、
前記検出部により検出された前記検査対象部材を伝播する弾性波の平均群速度の周波数特性と、前記記憶部に記憶された前記比較対象部材を伝播する弾性波の平均群速度の周波数特性とを比較して、前記検査対象部材の形状が前記比較対象部材の形状と同一であるか否かを判定する判定部と、
前記検査対象部材および前記比較対象部材の形状にかかわらず平均群速度が一定となる既知の周波数の弾性波を用いて前記検査対象部材の長さを測定する測定部と
を備え、
前記平均群速度の周波数特性は、平均群速度の周波数依存性である
ことを特徴とする検査装置。 - 前記送出部は、検査対象部材および比較対象部材の間の平均群速度の差が最大となる周波数の弾性波を前記検査対象部材に送出し、
前記受信部は、前記検査対象部材を伝播した弾性波を受信し、
前記検出部は、この受信部が前記弾性波を受信したときの伝播時間を検出し、
前記測定部は、前記検査対象部材および前記比較対象部材の形状にかかわらず前記平均群速度が一定となる既知の周波数の弾性波を前記送出部により前記検査対象部材に送出してから受信するまでの伝播時間を計測し、前記既知の周波数の平均群速度と、前記伝播時間とに基づいて、前記検査対象部材の長さを測定し、
前記記憶部は、前記検査対象部材および前記比較対象部材の間の平均群速度の差が最大となる周波数の弾性波を比較対象部材に送出したときに伝播する弾性波の伝播時間を予め記憶し、
前記判定部は、前記検出部により検出された前記検査対象部材を伝播する弾性波の伝播時間と、前記記憶部に記憶された前記比較対象部材を伝播する弾性波の伝播時間とを比較して、前記検査対象部材の形状が前記比較対象部材の形状と同一であるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1記載の検査装置。 - 送出部が、検査対象部材に弾性波を送出する送出ステップと、
受信部が、前記検査対象部材を伝播した弾性波を受信する受信ステップと、
検出部が、前記受信部が受信した前記弾性波の平均群速度の周波数特性を検出する検出ステップと、
記憶部が、比較対象部材を伝播する弾性波の平均群速度の周波数特性を予め記憶する記憶ステップと、
判定部が、前記検出部により検出された前記検査対象部材を伝播する弾性波の平均群速度の周波数特性と、前記記憶部に記憶された前記比較対象部材を伝播する弾性波の平均群速度の周波数特性とを比較して、前記検査対象部材の形状が前記比較対象部材の形状と同一であるか否かを判定する判定ステップと、
測定部が、前記検査対象部材および前記比較対象部材の形状にかかわらず平均群速度が一定となる既知の周波数の弾性波を用いて前記検査対象部材の長さを測定する測定ステップと
を有し、
前記平均群速度の周波数特性は、平均群速度の周波数依存性である
ことを特徴とする検査方法。 - 前記送出ステップは、検査対象部材および比較対象部材の間の平均群速度の差が最大となる周波数の弾性波を前記検査対象部材に送出し、
前記受信ステップは、前記検査対象部材を伝播した弾性波を受信し、
前記検出ステップは、この受信部が前記弾性波を受信したときの伝播時間を検出し、
前記測定ステップは、前記検査対象部材および前記比較対象部材の形状にかかわらず前記平均群速度が一定となる既知の周波数の弾性波を前記送出部により前記検査対象部材に送出してから受信するまでの伝播時間を計測し、前記既知の周波数の平均群速度と、前記伝播時間とに基づいて、前記検査対象部材の長さを測定し、
前記記憶ステップは、前記検査対象部材および前記比較対象部材の間の平均群速度の差が最大となる周波数の弾性波を比較対象部材に送出したときに伝播する弾性波の伝播時間を予め記憶し、
前記判定ステップは、前記検出部により検出された前記検査対象部材を伝播する弾性波の伝播時間と、前記記憶部に記憶された前記比較対象部材を伝播する弾性波の伝播時間とを比較して、前記検査対象部材の形状が前記比較対象部材の形状と同一であるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項3に記載の検査方法。
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JP2012192419A JP5841027B2 (ja) | 2012-08-31 | 2012-08-31 | 検査装置および検査方法 |
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