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JP5735185B2 - プローブ先端加熱アセンブリ - Google Patents

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JP5735185B2 JP2014541415A JP2014541415A JP5735185B2 JP 5735185 B2 JP5735185 B2 JP 5735185B2 JP 2014541415 A JP2014541415 A JP 2014541415A JP 2014541415 A JP2014541415 A JP 2014541415A JP 5735185 B2 JP5735185 B2 JP 5735185B2
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Description

<関連特許文書への言及>
本出願は、2011年11月14日出願の、発明の名称「PROBE TIP HEATING ASSEMBLY」の、米国特許出願シリアル番号61/559、699号に対して、優先権の利益を主張し、この参照文献の全体は、ここに組み込まれる。
<連邦がスポンサーとなっている研究あるいは開発に関する言及>
本発明は、エネルギー省によって設定された政府からのサポート(DE-FG02-07ER84812)によってなされた。政府は、本発明について一定の権利を有する。
<技術分野>
本文献は、一般に、ミクロンあるいはそれ以下のスケールにおける加熱された機械的テストに関するが、これは、限定的ではない。
ナノインデンテーションは、深さ検出インデンテーション技術を用いた、ナノメータ長スケールでの材料の弾性率及び硬度などの機械的特性を定量的に測定する方法である。ナノインデンテーションにおいては、荷重力及び変位を判定することができるナノインデンタが用いられる。典型的には、ナノインデンテーションに用いられる力は、10mNより小さく、典型的な変位の範囲は、10μmより小さく、典型的には、ノイズレベルは、1nm2乗平方根平均(rms)より良い。力及び変位のデータは、サンプルの機械的特性を判定するために用いられる。サンプルの特性評価においては、ナノインデンタは、既知の形状と既知の機械的特性を有する特性化されたインデンタ先端と一体化される。
実現されつつあるナノメカニカル特性化技術の1つは、定量的透過型電子顕微鏡(TEM)によるインサイチュ(in-situ)機械的テストである。このテスト方法は、定量的な機械的データを測定しながらリアルタイムでサンプルの変形をモニタすることを可能とする。ナノメカニカルシステムをTEMイメージングと結合することにより、研究者は、材料の機械的応答における、構造的特性の相関及び既に存在する欠陥の影響を研究することができるようになる。イメージングに加え、制限視野回折は、機械的応答における、サンプルの位置及び荷重方向の影響を判定するために用いることができる。更に、インサイチュ機械的テストによって、変形を、「事後分析」ではなくリアルタイムに観察することができる。TEMインサイチュナノメカニカルテストを行うことによって、転位破裂(dislocation burst)、相転移、せん断帯形成(shear banding )、又は割れの開始などを含むであろう、力又は変位の一過性の多くの考え得る原因間の明確な差別化を提供できる。昇温におけるナノメカニカルテストは、温度上昇と共に相変化又は異変の機械的特性を有する材料に対する材料特性化の重要な一部である。高温ナノメカニカルテストの利用のいくつかは、ポリマー及びゴム材料のガラス転移温度の特定、低温金属及び形状記憶合金の相転移、体温における生体サンプルの研究、模擬的な促進された熱劣化の研究、加速された材料クリープ研究、並びにポリマーの時間−温度−重ね合わせ曲線プロットである。
本発明者は、解決すべき問題には、プローブ先端ヒータの実装及び撤去の間に横方向の移動と過大なトルクとにより損傷を受ける壊れやすいトランスデューサが含まれ得ることをとりわけ認識していた。また、プローブ先端ヒータの電気的接続(例えば、ワイヤなど)は、トランスデューサが自由にプローブを作動させ、プローブ先端に生じる力を測定できるように、比較的柔軟である必要がある。一例では、本主題は、1以上のトランスデューサ移動軸又はアクチュエータ軸と一致して(例えば、1以上のトランスデューサアクチュエータ軸に交差する軸に沿った、実装又は撤去の間にトランスデューサに印加されるかなりの横方向の力又はトルクなしに)実装されるプローブ先端ヒータとの噛み合わせのための電気的接触フィーチャを提供する、機械的に噛み合うヨークを含むモジュラーアセンブリによるなど、この問題の解決を提供できることである。すなわち、プローブ先端ヒータの実装は、(例えば、トランスデューサの)1以上の所望の移動軸に沿って導かれ、1以上の移動軸に交差する1以上の方向への実装中のプローブ先端ヒータの移動は、抑制される。
この発明の概要は、本特許出願の主題の概要を提供することを意図している。本発明の排他的あるいは包括的な説明を提供することは意図していない。本特許出願についての更なる情報を提供するために、詳細な説明が含まれる。
図面は、必ずしも一定のスケールで描かれておらず、同様の参照符号は、異なる図における同様な構成要素を言い表すだろう。異なる添え字を有する同様の参照符号は、同様の構成要素の異なる例を示すだろう。図面は、本文書において説明されるさまざまな実施形態を、一般に例示として、限定的ではなく示す。
ナノメカニカルテストシステムの一例を示すブロック図である。 サンプルステージ及び加熱システムの一例を示す透視図である。 図2Aに示される、加熱システム及びサンプルステージの詳細図である。 機械的テストとイメージングのために、サンプルマウント上に配置されたテストサンプルを有するサンプルステージの別の例の模式図である。 加熱システムを含むサンプルステージを有するテスト対象物ホルダの一例の模式図である。 加熱された機械的テスト先端アセンブリの一例を示す模式図である。 プローブ先端アセンブリの一例の透視図である。 図6のプローブ先端アセンブリの断面図である。 プローブ先端ヒータシステムの一例の側面図である。 図7に示されるプローブ先端ヒータシステムを受け取るように構成されたヨークの一例の透視図である。 変位可能なピン電気接点の一例の断面図である。
以下の詳細な説明では、その一部をなし、本開示の特定の実施形態がどのように実施できるかを例示によって示す添付の図面を参照する。その際、「上部」、「下部」、「前」、「後ろ」、「先端の」、「後端の」といった方向を示す語句は、記述される図面の方向を参照するために用いられる。本発明の実施形態の構成要素は、多くの異なる方向に配置可能であるので、方向を示す語句は、説明を目的として用いられ、一切制限されない。これらの実施形態は、当業者が本開示の側面を実施できるように十分に詳細に説明されており、他の実施形態を用いることができ、並びに本開示の範囲を超えることなく構造的変更を加え得ることは、当然である。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で捉えられるべきではなく、本開示の範囲は、添付の請求項とそれらの均等物によって規定される。
ここに説明される実施形態によれば、ナノストラクチャー及び薄膜などを含むが、これらに限定されない、ナノ及びマイクロスケール(すなわち、サブミクロンスケール)において、小さなテスト対象物を機械的にテストするためのシステム及び方法が提供される。一例では、そのようなテストは、対象物を構成する材料の機械的特性を判定するために行われる。ナノメカニカルテストの計装のためのTEMホルダの改良は、ホルダの前端部分と、TEM電子ビームのポールギャップ(pole gap)とによって制限される小さな空間を提供する。一体化されたヒータを有するTEMインサイチュナノメカニカルテスト計器を開発することは、したがって、新しい設計及び計装アプローチが要求される大きな挑戦である。一実施形態によれば、ここに詳細に説明するように、ここに説明されるシステムは、1以上のサンプルステージ又はプローブアセンブリに(例えば、プローブ先端に)加熱及び検出素子を含む、マイクロマシン又はマイクロエレクトロ・メカニカル(MEMS)ベースのヒータを含む。ヒータは、高精度の作動力、対応するインデンティング若しくはその他の変形(例えば、インデンティング、引っかき、引っ張り、圧縮など)、及び高分解能の変位検出を少なくともナノメータ又はマイクロメータのスケールで提供する、ナノインデンタ又はその他の計器の使用を可能にする。
ナノメカニカルテストシステム(以下に説明)に用いられるプローブ先端アセンブリがここに説明される。一実施形態では、プローブ先端アセンブリは、プローブ先端と、ヒータソケットへの挿入及びヒータソケットからの撤去のために構成されたプローブ先端ヒータシステムとを含む。実装及び撤去のために、プローブ先端ヒータシステム及びプローブ先端は、中心プレートと結合したプローブシャフトを有するキャパシタなどのテストシステムトランスデューサの1以上の移動(作動)軸に沿って移動される。プローブ先端及びプローブ先端ヒータシステムの移動をこのような方法で制限することは、トランスデューサの移動軸に交差する方向への実装又は撤去に起因するトランスデューサの損傷を相当防ぐ。例えば、プローブ先端ヒータシステム及びプローブ先端は、回転又は横方向の移動なしに、ヒータソケットに実装される。代わりに、一例では、コンポーネントは、ヒータソケットへのスライド移動を用いた垂直な方法で挿入される。
また、ここに説明するプローブ先端加熱システムは、例えば、サンプルステージ上のサンプルの温度にかなり一致する温度まで、プローブ先端を能動的に加熱するように構成される。このようにプローブ先端を能動的に加熱することは、テスト中におけるプローブ先端とサンプルとの間の熱伝達を相当防ぎ、それに応じて、サンプルを所望の温度でテストすることを確保する。言い換えると、サンプルとの噛み合わせを通じたプローブ先端の受動的な加熱(並びに、サンプルの対応する熱伝達及び温度降下)は、相当防止される。
図1は、加熱し、小さなテストサンプル31の温度を検出するための加熱システム100を用いたナノメカニカルテストシステム30の一例を例示する模式的ブロック図である。加熱システム100に加えて、(例えば、サブミクロンスケールでテストするように構成された)ナノメカニカルテストシステム30は、変位可能なプローブ34を有する電気機械(EM)トランスデューサ32、プローブ34を変位させるアクチュエータ36、変位センサ38、コンピュータ40、粗配置器42、精配置器44、及びコントローラ50を含む。EMトランスデューサ32は、インデンテーション、圧縮、引っ張り、疲労、摩擦、破砕の装置などを含むが、これらに限定されない。
ナノメカニカルテストシステム30は、サンプルステージ52を含み且つ基盤部分54(ホルダ基盤)を備える、テスト対象物ホルダ55を更に含む。加熱システム100のサンプルステージ部分は、サンプルステージ52上に(例えば、対象物ホルダ内、又は対象物ホルダに沿って)配置され、ホルダは、ナノメカニカルテストシステム30に取り外し可能に搭載される。一実施形態、及び、以下の詳細な説明によれば、加熱システム100は、例えば、定量的透過型電子顕微鏡(TEM)内でのインサイチュナノメカニカルテストへの適用のためといった、小さく制限された空間にフィットするように、マイクロマシン又はMEMSベースである。以下に説明するように、加熱システム100は、他の例では、サンプルステージ52上のサンプル位置の機械的テストに用いられるプローブ34を加熱するように構成されたプローブベースヒータ102を更に含む。
一実施形態によれば、コントローラ50は、入出力モジュール60と、トランスデューサ制御回路2と、加熱制御回路4と、例えば、マイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサ(DSP)及び/若しくはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)といったプロセッサ62と、メモリシステム64とを含む。一実施形態によると、メモリシステム64は、変位モジュール66、力モジュール68、温度検出モジュール56、及び加熱モジュール58を含む。別の実施形態によると、入出力モジュール60は、D/Aコンバータ70及びA/Dコンバータ72を更に含む。
一例では、コンピュータ40は、プロセッサ82と、アプリケーションモジュール86を格納するメモリシステム84とを含む。コンピュータ40は、インタフェース90(例えば、USBインタフェース)を介して、コントローラ50にアクセスし、通信してもよい。図1は、コンピュータ40とコントローラ50とを別個のものとして示す。他の例においては、コンピュータ40及びコントローラ50は、単一の処理及び制御システムの一部として統合される。
一実施形態によると、アプリケーションモジュール86、変位モジュール66、及び力モジュール68のそれぞれは、メモリ64及び84にそれぞれ格納された、プロセッサ62によりアクセス可能で実行可能な命令を含む。メモリ64及び84は、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ、CD-ROMドライブ、及びDVDドライブといった、任意の数の揮発性又は不揮発性の記憶装置を含むが、これらに限定されない。他の実施形態においては、変位モジュール66、力モジュール68、温度検出モジュール56、及び加熱モジュール58は、ここに説明する機能を実行するように構成されたハードウェア及びソフトウェアコンポーネントの任意の組み合わせを含む。変位モジュール66、力モジュール68、温度検出モジュール56、及び加熱モジュール58のソフトウェアコンポーネントは、一例では、メモリシステム64に格納される前に、処理システム62から分離された媒体にそれぞれ格納される。そのような媒体の例としては、例えば、ハードディスク装置、フラッシュメモリ装置、コンパクトディスク(例えば、CD-ROM、CD-R、又はCD-RW)、及びデジタルビデオディスク(例えば、DVD、DVD-R、及びDVD-RW)が挙げられる。
一実施形態によると、粗配置器42及び精配置器44は、サブナノメータの分解能で、ミリメータの範囲で、EMトランスデューサ32及び変位可能なプローブ34の3次元配置(すなわち、図1のx、y、及びz軸)を可能にする。一実施形態によると、変位可能なプローブ34の最終的な配置及び移動は、コンピュータ40及びコントローラ50上のアプリケーションモジュール86を介して、アクチュエータ36によって実行される。一実施形態によると、コントローラ50は、変位可能なプローブ34の移動を制御及びモニタし、(変位センサ38からの)変位可能なプローブ34の変位を表すデータをインタフェース90を介してコンピュータ40に提供するように構成される。一実施形態によると、コントローラ50は、変位可能なプローブ34によってテストサンプル31に印加される力を判定及び調整するように構成される。
一実施形態によると、コントローラ50は、(プローブベースヒータ102を含む)加熱システム100及びテスト対象物31の温度を制御及びモニタし、加熱システム100及びテスト対象物31の温度を表すデータをインタフェース90を介してコンピュータ40に提供するように構成される。一例では、コントローラ50は、テスト対象物をテスト及び観察するための所望のテスト対象物温度(及びヒータ温度)を得るために、加熱システム100及びテスト対象物31に印加される加熱電力6を判定及び調整するように構成される。一例では、コントローラ50(例えば、ヒータ制御回路4)は、閉ループフィードバック制御を含む1以上の制御方法を介して所望のテスト対象物温度を得るためのヒータ電力を調整するために、温度信号8を用いる。同様の方法で、プローブベースヒータ102用のヒータ電力10は、プローブベースヒータから提供される温度信号12に従って、ヒータ制御回路4によって調整される。任意には、ヒータ制御回路4は、変位可能なプローブ34とサンプルステージ52とにおいて同じ温度を得るために、ステージヒータとプローブベースヒータ102とを含む加熱システム100が協調して動作することを確保する。すなわち、プローブベースヒータ102と共にサンプルステージ52において、1以上の加熱システム100は、サンプルとプローブとの間の熱伝達を介したサンプルの受動的な不測の加熱を避けるために、能動的に加熱される。したがって、加熱されたプローブ34が、加熱されたステージ52上に配置された加熱されたサンプル31と接触する際には、(例えば、ステージ52とプローブ34との間の)サンプル31を介した最小限の熱伝達が存在する。プローブ34及びステージ52の両方を加熱することによって、加熱システム100は、サンプル31と接触する非加熱のコンポーネント(例えば、プローブ又はステージ)に起因する不測の熱伝達を介してサンプルの特性を悪い方向へ変更せずに、テストシステム30を用いたサンプル31を常に確実にテストすることができる。代わりに、能動的加熱によってテスト処理の間中ずっと、プローブ34が、接触しているサンプル31と相当同じ温度になることを確保するために、(ヒータ制御回路4によって制御される)加熱システム100の動作によってサンプル31の温度及びプローブ34の温度が調整される。
運用中、ユーザは、アプリケーションモジュール86を介して、コンピュータ40を用いてコントローラ50をプログラムすることができる。一実施形態によると、コントローラ50は、変位可能なプローブ34によりテストサンプル31へ印加される所望の力を表すアクチュエータ36への入力又は力信号92を力モジュール68を介して提供する。入力作動力信号92に応答して、アクチュエータ36は、サンプルステージ52に向かって(例えば、図1のz軸に沿って)変位可能なプローブ34を駆動する。変位可能なプローブ34は、テスト対象物31に接触し、テスト対象物31に所望の力を印加する。D/Aコンバータ70は、力モジュール68により供給される入力又は力信号をデジタルからアナログの形式に変換し、これは、アクチュエータ36に供給されるようなトランスデューサ制御回路2による作動力92を生成するために、順々に増幅される。
変位センサ38は、少なくともz軸に沿った変位可能なプローブ34の移動を検出するトランスデューサ(例えば、容量性トランスデューサ)を備え、変位可能なプローブ34の移動の測定値を表すコントローラ50への変位信号94を提供する。他の実施形態においては、z軸に沿った移動に加えて、変位センサ38は、x及び/若しくはy軸に沿った変位、又はx及び/若しくはy軸についての回転移動といった、変位可能なプローブ34の他の種類の移動の表れを検出及び供給する。トランスデューサ制御回路2は、変位センサ38からの変位信号94を調整し、変位信号94をA/Dコンバータ72に送る。A/Dコンバータ72は、変位信号94を、トランスデューサ制御回路2が受信するようなアナログ形式から、変位モジュール66による処理用のデジタル形式へ変換する。一実施形態によると、変位モジュール66は、変位可能なプローブ34の移動の測定値を、(例えば、力計算のための)力モジュール68と(インタフェース90を介して)コンピュータ40に通信する。
一実施形態によると、コントローラ50は、EMトランスデューサ32をサンプルステージ52に対して移動すること、あるいは、サンプルステージ52をEMトランスデューサ32に対して移動することなどにより、サンプルステージ52に対してx及びy方向への、変位可能なプローブ34の移動又は変位を制御するように更に構成される。一実施形態によると、ナノメカニカルテストシステム30は、イメージング装置96を更に含み、イメージング装置96は、インデンテーション、圧縮、疲労、及び破損テストなどの機械的テストの前、間、及び後のテスト対象物の画像及びそのビデオを含む、サンプルステージ52に搭載されたテストサンプル31の画像を提供するように構成された電子顕微鏡、光学顕微鏡、又は走査型プローブ顕微鏡(SPM)(例えば、原子力顕微鏡(AFM))などの計器/装置を備える。
例えば、加熱システム100と構成されるのに好適なテストシステムは、光学顕微鏡、走査型プローブ顕微鏡(SPM)、電子顕微鏡などを含むが、これらに限定されない。これらの例のそれぞれにおいて、(一例では、プローブベースヒータ102を含む)加熱システム100を用いて、エクスサイチュ(ex-situ)又はインサイチュな加熱が行われる。加熱システム100と共に構成されるのに好適な別のテストシステムは、米国、ミネソタ州ミネアポリスのHysitron, Incorporatedからの製品名PicoIndenterの下に市場で得られる、電子顕微鏡(例えば、透過型電子(TEM)及び/又は走査型電子(SEM))インサイチュナノメカニカルテスタである。
温度制御された機械的テストの間、以下により詳細に説明するように、加熱システム100は、所望の温度にテスト対象物を加熱及び維持するように制御される。加熱システム100は、開ループ制御又は閉ループ制御の少なくとも1つで動作される。変化する熱環境下でのより正確な温度調整のために、温度信号8をフィードバックとして用いる閉ループ制御システムが用いられる。サンプル31の温度及びプローブ34の温度が所望の温度に達すると、EMトランスデューサ32は、変位可能なプローブ34でテスト対象物31に力を加えるように動作される。一実施形態では、テスト対象物31の温度は、加熱システム100により測定され、印加された力と、テスト対象物31のインデントされた材料の変位とが、ナノメカニカルテストシステム30により測定される。ナノメカニカルテストシステム30は、任意的にイメージング装置96を介して同期撮影されている間に、EMトランスデューサ32のアクチュエータ36及び変位センサ38を通じてこれらのパラメータを測定する。力及び変位データ、並びに対応するインデンテーションの画像は、アクチュエータ36、変位センサ38、及びイメージング装置96(例えば、電子顕微鏡)の組み合わせによって、相当同時に、リアルタイムで測定され、観察される。言い換えると、上記の測定及びイメージング技術を通じた、特定のテスト温度におけるテスト対象物の検査は、したがって、測定、イメージング、又は加熱の間に何ら大きな停止なしに実行される。インデンテーション力の印加の後、インデンテーションの形状を徐々に変える弾性的又は塑性的な変形などを含む現象は、インデンテーションの測定及びイメージングに最小限の影響を与える。また、弾性的又は塑性的な変形などは、インデンテーションの直後から始まる期間に観測及び測定される。すなわち、加熱システム100を有するナノメカニカルテストシステム30は、インデンテーションテストの実行とインデンテーションの周囲の材料の測定及び観察とを相当同時に行うことができるので、ある期間に渡る材料の変化は、インデンテーション時及びインデンテーションの直後に同様に観察することができる。インデンテーション時又はその直後のこれらのパラメータ及び現象の観測は、対応する材料特性の正確な評価及び判定に重要である場合がある。
図2A,Bは、選択された昇温でナノメカニカルテストするために設計された加熱システム100を示す。加熱システム100は、例えば、サンプルステージ52において、上述し以下に更に記述するように、基盤部分54と結合される。図2Aに示されるように、一例では、サンプルステージ52は、基盤部分54(すなわち、以下に更に説明する、ホルダ基盤)と結合してテスト対象物ホルダ55を形成する、基盤インタフェース53を含む。サンプルステージ52は、テスト対象物ステージ110を更に含む。昇温でのナノメカニカルテストのために、加熱システム100は、変位可能なプローブ34との相互作用のために、テスト対象物ステージ110にテスト対象物31(図1に図示)を搭載する。一例として、薄膜対象物は、ステージ対象物面201に沿いナノインデンテーション実験用のZ軸に直交して配置された、加熱システム100(例えば、テスト対象物ステージ110)に取り付けられる。サンプルの搭載のために、ステージ対象物面201は、平坦で、Z軸に直交しなければならない。以下に更に詳しく説明するように、ステージ対象物面201は、ステージプレート112と結合される。ステージプレート112は、機械的剛性を与えてステージ対象物面201を補強し、サンプルの機械的テストの間、ステージ対象物面のたわみを最小限にする。
加熱素子202及び検出素子204は、加熱システム100の基板206内の薄膜抵抗器である。図2Bに示されるように、加熱及び検出の素子202、204は、ステージ対象物面201に隣接するテスト対象物ステージ110上にある。言い換えると、熱が生成され、温度が、テスト対象物で測定されて、サンプルステージ52の大半を介してテスト対象物31に伝達されないことを確保するために、基盤部分54、1302(図1及び4)及び基盤インタフェース53に対して、加熱素子202及び検出素子204は、ステージ対象物面201に直接隣接する。以下に説明するように、サンプルステージ52を介してテスト対象物に熱が伝達される距離を最小限にすることは、それに応じて、機械的ドリフト及び熱膨張を最小限にする。同様に、基盤部分54、1302(図1及び4を参照)から離して加熱素子202を配置することは、テスト対象物ホルダ55の残りの部分から、加熱されたテスト対象物ステージ110を熱的に隔離し、ドリフト及び膨張を更に最小限にする。図2Bを参照すると、加熱素子202を、テスト対象物ステージ110上のステージ対象物面201に隣接して(図1に示される基盤部分54に結合するように構成された)基盤インタフェース53から離して配置することは、加熱素子を、テスト対象物ホルダ55の残りの部分から離して配置することである。
加熱素子202は、電流を用いて加熱電力を生成することによって加熱される。検出素子204は、温度変化に対応する抵抗変化によって基板206内の温度を検出する。加熱素子202及び検出素子204の材料としては、金属若しくはセラミックの薄膜が使用される。加熱素子202及び検出素子204は、薄膜リード212、214、216、及び218を用いて、サンプルステージ52の基盤部分54に接続される。薄膜電気リード212、214、216、及び218は、金属材料、セラミック材料などの1つ以上を含む。加熱素子202及び検出素子204が主要な抵抗源であるべきであるため、電気リード212、214、216、及び218は、相対的に低い電気抵抗を有する。低電気抵抗材料(例えば、金)を用いることによって、薄膜リード212、214、216、及び218は、それに応じて低抵抗を有する。ヒータリード212及び214の低抵抗は、リードの熱発生を防止する。同様に、センサリード216及び218の低抵抗は、加熱システム100の温度測定のために、ステージ対象物面201及び加熱素子202から離れたサンプルステージ上の位置に対応する望ましくない付加的な抵抗を防止する。
ヒータ制御回路4及び検出素子204に流れる電流を制御するために、D/Aコンバータ70によって制御電圧が与えられる。ヒータ制御回路4は、検出素子204の抵抗測定のためのDC回路又はAC回路の何れかを用いる。検出素子204の温度変化は、抵抗の変化によって検出されるので、抵抗検出のために、一例として、ホイートストーンブリッジが検出回路に用いられる。
昇温におけるナノメカニカルテストは、含まれる材料(テストサンプル31と共に、サンプルステージ52)の体積及び長さに比例して、熱膨張及びドリフトを経験する。機械的テストは、測定される力及び変位のデータに依存するので、熱膨張及び機械的ドリフトは、変位測定データ(及び力計算)に望ましくない変化を引き起こし、測定データから計算される機械的特性を歪ませる。熱膨張及び機械的ドリフトを最小限にするためには、低い熱膨張係数とサンプルステージ52の加熱素子202からテスト対象物ホルダ55の基盤部分54への大きな熱抵抗とを備えた材料が要求される。加熱システム100は、コンポーネント内の熱膨張及びドリフトを最小限にするために、加熱素子202を介して基盤部分54(図1参照)への大きな温度降下を生成するように設計される。加熱素子202から基盤部分54への増強された温度降下を有するために、加熱システム100は、図2A、Bに示されるような例示的な形状と、加熱素子202と基盤部分54との間に大きな熱抵抗を有するここに説明される材料とを含む。また、サンプルステージ52及び少なくとも支持コラム203、205の材料は、低い熱膨張係数を有し、加熱に起因する任意の熱ドリフト及び膨張は、それによってサンプルステージ52内に最小限に抑えられる。
加熱素子202から基盤部分54への加熱システム100における大きな温度降下によって、加熱される体積は、加熱素子202近くの加熱システムの部分に限定される(例えば、図2Aに示される、ステージ対象物面201、及び支持コラム203、205のはるかに小さい範囲に)。加熱される体積は、したがって最小限に抑えられ、関連する熱膨張及びドリフトは、したがってサンプルステージ52及び基盤部分54を含むテスト対象物ホルダ55(図1参照)全体に渡って最小限に抑えられる。加熱システム100の加熱される体積を最小限にすることは、テストサンプル31を所望の温度に加熱するのに用いられる電力をも最小限にする。というのも、熱伝導及び熱対流は、より小さい体積に限定されるからである(すなわち、ステージ対象物面201及びステージプレート112を含むテスト対象物ステージ110、並びに支持コラム203、205及び基盤インタフェース53のより少ない程度)。ステージ対象物面201を含むテスト対象物ステージ110に熱の印加を集中させることは、加熱処理にはより少ないエネルギーが含まれるので、より少ない熱膨張及びドリフトをももたらす。すなわち、サンプルステージ52の形状、それに使用される材料、及び加熱素子202の位置は、それらが単独であるいは一緒になって、サンプルステージ内の加熱をテスト対象物ステージ110に局所化する。言い換えると、サンプルステージ52及び加熱システム100(例えば、支持コラム203、205)の材料及び形状は、サンプルステージ52からテスト対象物ホルダ55(図6A,B参照)及び基盤インタフェース53のより大きなコンポーネントへの熱伝達を抑制する。さもなければ、テスト対象物ホルダ55及び基盤インタフェース53のより大きなコンポーネントは、サンプルステージ52のテスト対象物ステージ110と比較して相対的に大きなそれらの体積及び寸法に起因して、昇温時により大きな膨張及び熱ドリフトを起こし得る。
熱抵抗を増加させ、それに応じてテスト対象物ホルダ55を介した熱伝達を減少させるために、サンプルステージ52は、低い熱伝導率と最小限の断面積(図2A,Bに示される例においては、z軸及び熱伝達の方向に直交する面積)とを有する材料を含む。材料の熱抵抗は、材料の熱伝導率と、熱の流れ方向(例えば、ヒータ100から基盤部分54へ向かう、支持コラム203、205に沿った熱伝達の方向)に直交する断面積との両方に逆比例する。z軸に直交する断面積を減少し且つz軸に沿った熱抵抗を向上させるために、図2に示される加熱システム100は、テスト対象物ステージ110の面積に対して最小限の断面積を有する支持コラム203、205と共に、空隙208、210を用いる。増加された熱抵抗は、加熱システム100が運用されたときに、サンプルステージ52を介した加熱素子202からの温度降下を増強する。
サンプルステージ52に対する低熱伝導材料の使用、ステージ(例えば、コラム及び空隙)の形状、及びステージ対象物面201に隣接する加熱素子202の位置は、テストサンプルの加熱がテストサンプルで起き、熱エネルギーがサンプルステージ52の残りの部分を通ってホルダ基盤54などのテスト対象物ホルダへ最小限に伝わることを確保する。熱は、ステージ対象物面201上のテストサンプルに隣接するテスト対象物ステージ110で生成されるため、熱エネルギーは、より大きな体積を有しそれに応じて大きな機械的ドリフトと熱膨張とをもたらすテスト対象物ホルダ55の部分に到達するように、テスト対象物ステージ110の最小限の熱伝導材料と支持コラム203、205の最小限の断面積とを通じて伝わらなくてはならない。更に、テスト対象物ステージ110からの最小限の放射熱のみが、コラム203、205を通る伝導熱伝達に対して空隙208、210を越えることができる。空隙208、210は、この結果、サンプルステージ52の他の抵抗熱伝達フィーチャと協働して、テスト対象物ステージ110から遠ざかる熱伝達を抑制する。これらのフィーチャは、単独で又は組み合わせて、テスト対象物ステージ110を熱的に分離し(例えば、相当又は広く熱的に隔離し)、そこで生成される熱を、ホルダ基盤54とテスト対象物ホルダ55の残りの部分とに対して相当収容し、加熱素子202の加熱を介した機械的ドリフト及び熱膨張を最小限にする。最小量の熱が、(例示的に以下に説明するように)テスト対象物ホルダ55の部分に伝達される。一例では、ホルダ基盤54及び基盤インタフェース53(図2A)は、テスト対象物ステージ110が約400℃に加熱される間、約50℃以下(例えば、約20℃)の温度である。完全な熱的な分離が達成されない一方で、加熱されたテスト対象物ステージ110から基盤インタフェース53、ホルダ基盤54、及びテスト対象物ホルダ55の残りの部分へ伝達される熱は、最小限であり、機械的ドリフト及び熱膨張は、それに応じて最小限である。ステージ対象物面201上のサンプル(例えば、サンプル31)は、この結果、加熱の間、機械的テストの間、及び、例えば透過型電子顕微鏡を用いた観察の間、相当静止して保持される。言い換えると、機械的にテストされるテストサンプルのミクロン又はナノメータサイズの個別の部分の観察は、サンプルの残りの部分とは対照的に、この結果、テストの前、間、直後に行われる。なぜなら、テスト対象物ステージ110から熱的に分離されたコンポーネントのドリフト及び膨張が最小限に抑えられるからである。
加熱システム100がナノメカニカルテストに用いられるので、加熱システム100の機械的コンプライアンスは、一例においては重要である。加熱システム100を含む、サンプルステージ52の(機械的な適合性と対照的に)強化された剛性は、サンプルステージのたわみを最小限にし、それに応じて、プローブ34によって測定される誤った付加的な変位を、テストサンプル31へのプローブの正確な実際の進入深度全てに渡って最小限にする。サンプルプレート112は、ステージ対象物面201を強化し、サンプルステージ52の剛性を向上させる。ステージプレート112を含む基板206の材料は、そのコンプライアンスをサンプルの機械的データに加えない程度に十分に堅固である。例えば、ステージプレート112及び基板206は、石英ガラス若しくはゼロデュアといった、高いヤング率、曲げ弾性率などを有する材料を含む。ステージプレート112は、例えば、機械的テスト及び観察中の面201のたわみを相当最小限にするように、ステージ対象物面201を補強する。別の例では、支持コラム203、205は、ステージ対象物面の剛性を向上させるために、ステージ対象物面201の基礎となって補強する。加熱システム100の剛性(最小限の機械的コンプライアンス)とは対照的に、他のヒータは、膜の機械的なたわみを可能とし且つ正確な機械的テストのためにヒータを使うことを妨げる、向上した機械的コンプライアンスを有する膜構造を使用する。任意には、ステージプレート112は、サンプルステージ52の一体化された一部である。例えば、サンプルステージ112及び(ステージ対象物面201を含む)テスト対象物ステージ110は、それらの上に配置された加熱システム100と共に、サンプルステージ52の単一の部分として形成される。別の選択では、ステージプレート112は、テスト対象物ステージ110及びステージ対象物面201の剛性を補完するために、サンプルステージ52に結合する。
加熱システムの重要な利用の一つは、電子顕微鏡インサイチュナノメカニカルテストである。電子顕微鏡は、真空環境で用いられるので、加熱システムは、真空中にアウトガスしない真空に適した材料で構成される必要がある。
石英ガラスは、高真空中にアウトガスせずに、低熱膨張、低熱伝導率、及び低機械的コンプライアンスを有する材料の一例である。石英ガラスは、4.0 μm/m・K の熱膨張係数、1.38 W/m・K の熱伝導率、及び69 GPa のヤング率を有する。それらの熱的及び機械的な特性は、基板206材料として十分な性能を提供できる。
4つの穴220、222、224、及び226は、テスト対象物ホルダ55の基盤部分54と加熱システム100を機械的及び電気的に一体化するために設計される。穴220、222、224、及び226は、加熱システム100をテスト対象物ホルダ55の基盤部分54に機械的に固定するための導電性固定子(例えば、導電性ねじ)を受け取るようにサイズ化及び形状化される。導電性固定子は、ヒータ及びセンサリード212、214、216、及び218と、テスト対象物ホルダ55の基盤部分54上のコネクタとを接触させることによって電気的に接続することもできる。上記したような機械的及び電気的な接続は、接続ために最小限の空間を利用できるTEMインサイチュナノメカニカルテストには有用である。
電子顕微鏡は、イメージングに電子ビームを使用するので、テストサンプル31は、電気的に絶縁されるならば電子を蓄積する。電子が帯電したテストサンプル31は、プローブ34とテストサンプル31との間に静電気力を発生し、プローブ34がテストサンプル31に接近すると、飛びついて接触することが起きるかもしれない。蓄積された電子によるこの静電引力は、例えば、インデンテーション負荷/無負荷曲線などの測定データを劣化させるので、インデンテーションなどの利用とっては好ましくない。テストサンプルを電気的に接地することによって、テストサンプル31内の電子を放電することは、電子顕微鏡インサイチュメカニカルテストにおける機械的測定の定量的精度を向上させる。
テストサンプル31は、一例では、加熱システム100のステージ対象物面201上に直接搭載される。図4に示されるように、TEMインサイチュナノメカニカルテストに対しては、テストサンプル31は、電子ビームに曝され、ビームは、テストサンプル31を貫通する。薄いテストサンプル31を電子ビーム404の方向に沿って設置するために、サンプルは、図4に示されるように、鋭い楔形状のサンプルマウント402上に配置又は取り付けられる。サンプルマウント402は、サンプル31を受け取るための、楔形状412に沿った鋭いエッジ410を含む第1の側面408を含む。マイクロ又はナノスケールの鋭いエッジ410を作るために、MEMS製造プロセスが用いられる。MEMS製造プロセスは、堆積プロセス、集束イオンビームリソグラフィ、ミリング、レーザ加工、フォトリソグラフィ、及びエッチング(ドライ又はウェット)などを含むが、これらに限定されない。図4に示される構成においては、テストサンプル31及びサンプルマウント402は、加熱システム100を用いて所望の温度に加熱される。テストサンプルが所望の温度に達した後、EMトランスデューサ(図1参照)は、テストサンプル31に対して変位可能なプローブ34を作動させる。一例では、プローブ34がテストサンプル31をインデントする間に、変位センサ38及びイメージング装置96によって同時にリアルタイムに、メカニカルデータ及びサンプルイメージがそれぞれ記録される。上記し、更にここで説明するように、プローブベースヒータ102は、テストサンプル31と、加熱システム100を含む下層のサンプルステージとの温度とかなり同じ温度に、プローブ34の温度を上昇させる。したがって、上昇された所望の温度でのサンプルの信頼性あるテストを確保するために、サンプル31と加熱されたプローブ34とを渡る熱伝達は、相当軽減される。
ステージ対象物面201は、電子ビームと平行であり、ビーム内のサンプルマウント402上にサンプル31を配置するので、電子透過性は、サンプル31に渡って維持される。言い換えると、ステージ対象物面201及びサンプルマウント402は、電子ビームの外側に配置され、ビーム発射器を基礎にしない。電子ビームは、この結果、下層の材料からの歪みなしに、サンプルを通過することができる。更に、サンプルステージ52は、(上記され、図2A,Bに示された)ステージプレート112によって補強される。ステージプレート112は、ステージ対象物面201を基礎とし、電子ビームの外側にもある。サンプル31の透過性は、この結果、ステージ対象物面110を備える堅固なテスト対象物ステージ110をも提供しつつ、維持される。言い換えると、下層のステージ対象物面201の無視できるほどの歪みでの機械的テスト(インデンテーション、破砕、引っ張りなど)が同時に可能であると共に、透過型電子顕微鏡法がサンプル31に効果的に実行される。
図4は、テスト対象物ホルダ1300の一例の模式図を示す。テスト対象物ホルダ1300は、テスト対象物の保持手段1304と結合されたホルダ基盤1302を含む。ここに説明するように、ある例では、テスト対象物の保持手段1304は、サンプルステージ及び基盤インタフェースを含むテスト対象物ステージを含む(図2A,B参照)。テスト対象物の保持手段1304は、透過型電子顕微鏡の電子ビーム1310内にサンプル1316を配置するように構成された対象物面1312を含む。図4に示されるように、対象物面1312は、サンプル1316を受け取る、例えば、楔形状の突出部のような、面突出部1314を含む。透過型電子顕微鏡に実装される場合には、保持手段1304及び対象物面1312は、電子ビーム1310内にサンプルを配置する。
テスト対象物ホルダ1300は、加熱手段1318を更に含む。一例では、加熱手段1318は、保持手段1304上の抵抗型MEMS加熱素子を含む。前述したように、加熱手段1318は、例えば、400℃以上の特定の温度に、保持手段1304(例えば、テスト対象物ステージ110)の一部とサンプル1316とを加熱する。加熱手段を備えるテスト対象物ホルダ1300は、エクスサイチュ及びインサイチュ加熱での使用、並びに光学、走査型プローブ、及び電子顕微鏡での観察用に構成される。
図4は、プローブ1308を備えた電子−機械トランスデューサ1306をも示す。電子−機械トランスデューサ1306は、対象物面1312上のサンプル1316の機械的テスト及び測定を行う。例えば、トランスデューサ1306は、インデンテーション、引っ張り、圧縮、破砕、疲労、トライボロジーのテストなどを行う。任意には、加熱手段1318は、プローブ1308と結合した加熱手段1319を更に含む。加熱手段1319は、保持手段1304用の加熱手段1318により与えられる加熱と同様の方法で、プローブ1308を加熱するように構成される。
図4に示されるように、加熱手段1318は、対象物面1312及びサンプル1316に隣接して配置される。サンプル1316の加熱は、この結果、サンプル1316に行われ、言い換えれば、サンプル及び対象物面1312から離れた加熱フィーチャからは伝達されない。例えば、抵抗型加熱素子などの加熱手段1318は、約0.50ミリメータの隣接隙間1320にしたがって、サンプル1316に隣接して配置される。他の例で前述し、ここで再び説明するように、加熱手段1318は、テスト目的物の保持手段1304の一部を加熱するように構成される。例えば、加熱手段1318は、ホルダ基盤1302及びホルダ基盤と結合した保持手段の残りの部分と比較して、テスト対象物の保持手段1304の最小限の体積を加熱するように構成される。加熱される体積を限定することにより、加熱手段1318は、サンプル1316と共に保持手段の一部を素早く加熱でき、より少ない加熱エネルギーを用いることができる。サンプル1316及び対象物面1312の両方に隣接して加熱手段1318を保つことによって、テスト対象物の保持手段1304の他の部分を介しての熱エネルギーの伝達は最小限であるので、より少ないエネルギー消費での急速加熱が可能である。上記したように、約0.50ミリメータの隣接隙間1320にしたがって加熱手段1318を配置することは、サンプル1316及び対象物面1312に隣接して(例えば、直接隣接して)加熱手段1318を位置付ける。以下に更に説明されるように、加熱手段1318によって加熱される体積は、ある例では、テスト対象物の保持手段1304の空隙、コラム、及び材料などのフィーチャによって限定される。これらのフィーチャは、加熱手段1318により加熱される保持手段1304の体積を相当限定するために、単独で又は組み合わせて、対象物面1312に隣接する加熱手段の配置と協働する。
ここに、他の例において説明するように、テスト対象物の保持手段1304は、いくつかの例では、保持手段1304の残りの部分及びホルダ基盤1302に対して、テスト対象物の保持手段1304のより小さな体積内に熱エネルギーを封じ込めるように構成された、空隙、支持、及び熱抵抗型材料を含む。これらのフィーチャ及び材料は、ここで説明され、保持手段1304に適用可能である。図2A及び2Bのサンプルステージ52を参照すると、例えば、基盤インタフェース53からテスト対象物ステージ110に伸びる支持コラム203、205は、サンプルステージ52(例えば、保持手段1304)の第1の部分から基盤インタフェース53への熱伝達を抑制する。支持コラム203、205は、テスト対象物ステージ110によって規定される平面に平行な平面に沿った、より小さな断面積を有する。テスト対象物ステージ110に対する、支持コラム203、205のより小さな断面積は、テスト対象物ステージ110から、基盤インタフェース53及び基盤インタフェース53と結合し図1に示されたホルダ基盤54へ向かう熱伝達を抑制する。
また、図2A及び2Bに示される1以上の空隙208、210は、基盤インタフェース53と基盤インタフェース53及びホルダ基盤54間の接合点とから距離を開けて、テスト対象物ステージ110を配置する。空隙208、210を越える熱エネルギーの伝達は、テスト対象物ホルダ55の材料を介しての熱エネルギーの伝導と比較して難しい。また、(電子顕微鏡ではみられる)真空では、空隙208、210を越える伝達は、最小限の放射熱伝達によってのみ可能であり、対流を通じた比較的増強された熱伝達によっては不可能である。したがって、空隙208、210は、テスト対象物ステージ110から、基盤インタフェース53を含むサンプルステージ52の残りの部分への熱伝達を抑制する。支持コラム203、205(及び、それらの間の空隙208、210)は、サンプルステージ52(テスト対象物の保持手段1304)の残りの部分に対して、テスト対象物ステージ110(例えば、サンプル1316を含む対象物面1312)を遠く離して配置する。図2A、Bに示される空隙208、210及び支持コラム203、205は、この結果、図4に示される保持手段1304の対象物面1312(例えば、テスト対象物ステージ)を、保持手段の残りの部分とテスト対象物ホルダ1300とから熱的に分離する。
テスト対象物ステージ110(例えば、対象物面1312)は、テスト対象物ホルダ55(例えば、ホルダ1300)の残りの部分から完全には熱的に分離されないものの、テスト対象物ステージ110からテスト対象物ホルダ55及び基盤インタフェース53への熱伝達は、相当に最小限である。例えば、サンプル及びテスト対象物ステージ110(例えば、サンプル1316及び対象物面1312)が約400℃以上の温度に加熱される一例では、ホルダ基盤54に隣接するサンプルステージ52の残りの部分は、約50℃以下の温度に維持される。
更に、テスト対象物の保持手段1304は、対象物面1312からホルダ基盤1302及び(図2Aに示されるように、例えば、基盤インタフェース53を含む)保持手段1304の残りの部分への伝導性熱伝達に耐えるように構成された熱抵抗材料で構成されている。例えば、テスト対象物の保持手段1304は、石英ガラスで構成される。石英ガラスは、約4.0 mm/m・K の熱膨張係数と、約1.38 w/m・K の熱伝導率とを有する。この最小限の熱伝導率により、石英ガラスは、対象物面1312からホルダ基盤1302への熱の伝達を相当遅らせる。更に、石英ガラスは、その低い熱膨張係数に起因にして、加熱された対象物面1312において最小限の熱膨張を経験する。
コラム203、205、空隙208、210と共に、テスト対象物の保持手段1304の材料を含む、直前に上述し及びここに記述されるこれらのフィーチャは、熱的に隔離し、これによって、対象物面1312からテスト対象物の保持手段1304の残りの部分及びホルダ基盤1302への熱伝達を相当遅延させるように、単独で又は一緒に動作する。これらのフィーチャは、比較的少ない熱エネルギー量でサンプル1316を急速加熱するために、サンプル1316の加熱手段1318による加熱が対象物面1312の近傍で相当封じ込められることを、単独で又は組み合わせて確保する。言い換えると、対象物面1312とサンプル1316との熱的な分離によって、加熱手段1318は、対象物面から(例えば、図1に示される基盤インタフェース53及びホルダ基盤55を含む)保持手段1304の残りの部分へ熱を最小限のみ伝達しつつ、実質的には、対象物面1312及びサンプル1316を加熱する。
対象物面1312の加熱は、保持手段1304の残りの部分へ伝達される最小限のみの熱と共に、対象物面及びサンプル1316に相当局所化されるので、テスト対象物の保持手段1304と共にホルダ基盤1302の材料の機械的ドリフト及び熱膨張は、相当最小限に抑えられる。ホルダ基盤1302及びテスト対象物の保持手段1304を含む材料の機械的ドリフト及び熱膨張は、加熱手段1318の動作中に加熱されるそれらの素子各々の材料の寸法及び体積に比例する。加熱手段1318によって加熱される体積は、対象物面1312及びサンプル1316に相当限定されるので、機械的ドリフト及び熱膨張は、この結果最小限に抑えられる。例えば、保持手段の熱抵抗材料と共に、支持コラム203、205を通り空隙208、210を越える最小限の熱伝達によって、保持手段の残りの部分及びホルダ基盤1302は、最小限の加熱を経験し、この結果、最小限の機械的ドリフト及び熱膨張を経験する。別の例では、サンプル面1312は、低い熱膨張係数を有する、石英ガラスなどの材料で構成される。サンプル面1312の加熱は、この結果、その面の最小限の熱膨張をもたらす。
例えば、透過型電子顕微鏡によって観察されるサンプル1316の部分は、したがって、加熱手段1318による加熱の間、相当静止して保持される。観察される部分を含むサンプル1316は、電子−機械トランスデューサ1306による機械的テスト、及び透過型電子顕微鏡の電子ビーム1310による観察の両方のために、静止して更に保持される。すなわち、ミクロン以下のスケール(例えば、ナノスケール)におけるサンプル1316の一部は、加熱と共にその後の機械的変形及びテストの間、透過型電子顕微鏡で観察される。サンプル1316を構成する材料の機械的特性は、この結果、テスト全体を通してサンプルのある個別の部分を観察することによって、加熱前、加熱中、機械的テスト中及びその直後に観察可能である。
また、ここに説明したように、他の例におけるテスト対象物の保持手段1304は、図2Aに示されるステージプレート112などの支持を含む。支持は、保持手段1304の対象物面1312を補強する。支持(例えば、ステージプレート112)は、対象物面1312及びサンプルを補強し、電子−機械トランスデューサ1306による機械的テストの間、対象物面のたわみを最小限にする。サンプル1316の観察及びサンプル特性の正確な評価は、この結果、対象物面のたわみによって引き起こされる歪みなしに透過型電子顕微鏡によって可能である。
上記したように、支持を有する対象物面1312は、サンプル1316の配置及び観察のための堅固な面を提供する。対象物面1312上にサンプル1316が配置されること、及び電子ビーム1310の外側にその面が配置されることから、電子透過性は、サンプル1316に渡って維持され、これによってサンプル1316の歪みのない観察を提供する。言い換えると、対象物面1312は、電子−機械トランスデューサ1306による機械的テストの間、サンプル1316を支持し、サンプル1316の電子透過性を維持しつつ、その面及びサンプルのたわみを最小限にする。例えば、図4に示されるように、対象物面1312は、サンプル1316を提示し電子ビーム1310に向かって伸びる面突出部1314と共に、電子ビーム1310に平行に方向付けられる。サンプル1316は、面突出部1314のエッジに沿って設けられるので、対象物面1312とは対照的に、サンプルそれ自体は、電子透過性を維持するために電子ビーム1310内に配置される。
ここで図5を参照すると、先端ヒータアセンブリ1618(例えば、図1に示されるプローブベースヒータ102)を含む、計器アセンブリ1600の一例が示される。計器アセンブリ1600は、先端ヒータアセンブリ1618、ダイヤモンド先端などのプローブ先端1606、及び、エクステンションシャフト1608を有する先端アセンブリ1602を含む。一例では、エクステンションシャフト1608は、最小限の熱膨張係数と最小限の熱伝導率とを有する水晶先端エクステンションを含むが、これに限定されない。計器アセンブリ1600は、2以上のキャパシタプレート1605を含むトランスデューサアセンブリ1604を更に含み、2以上のキャパシタプレート1605は、先端アセンブリ1602(例えば、プローブ先端1606)の移動を測定し、インデンテーション、引っ掻きなどのサブミクロンスケール(例えば、ナノスケール)の機械的テストをも行うように構成される。別の例では、計器アセンブリ1600は、引っ張り、圧縮、破砕のテストなどを測定するための計器を含む。トランスデューサアセンブリ1604は、プローブ先端1606の移動を測定し、また、機械的テスト(インデンテーションなど)用のプローブ先端1606を移動することができる。先端アセンブリ1602は、トランスデューサアセンブリ1604と、これらの間を伸びるインターコネクト1607によって結合される。一例では、インターコネクト1607は、MACOR(登録商標), ZERODUR(登録商標)などを含む材料で構成されるが、これらに限定されない。エクステンションシャフト1608のように、インターコネクト1607は、低い熱膨張係数と最小限の熱伝導率とを有する材料で構成される。計器アセンブリ1600は、走査型顕微鏡、電子顕微鏡、光学顕微鏡などを含むがこれらに限定されない計器と結合するサイズ及び形状を有する、先端基盤1610(例えば、ヒートシンク)を更に含む。
図5をいま一度参照すると、熱シールド1612の熱シールド穴1614を通って伸びるエクステンションシャフト1608が示される。図示されるように、エクステンションシャフト1608は、インターコネクト1607と共に、装置アセンブリ1600の熱シールド空洞1616内に配置される。一例では、熱シールド1612は、冷水、グリコール、アンモニアなどを含む冷媒流体の伝達用の入り口及び出口ポートを含む、対流熱シールドである。別の例では、熱シールド1612は、低い熱膨張係数と最小限の熱伝導率とを有する材料で構成される。更に別の例では、熱シールド1612は、先端基盤1610を形成するヒートシンクと結合する。先端基盤は、計器アセンブリ1600から顕微鏡といった結合された計器への熱伝達を相当防止するために、(低い熱伝導率及び熱膨張係数を有する)同様の材料で構成される。熱シールド1612は、前述したように、先端ヒータアセンブリ1618及び加熱システム100からの対流的で放射的な熱伝達を最小限にする。先端ヒータアセンブリ1618及び加熱システム100からトランスデューサアセンブリ1604を含む計器アセンブリ1600への熱伝達を抑制することは、トランスデューサアセンブリ1604及びエクステンションシャフト1608の熱膨張及びドリフトを相当最小限にする。
図5をいま一度参照し、プローブ先端1606に注目すると、先端ヒータアセンブリ1618が詳細に示されている。先端ヒータアセンブリ1618は、プローブ先端1606の直接隣接して配置された加熱素子及びセンサを含む。一例では、加熱素子及びセンサは、抵抗の加熱及び検出素子である。プローブ先端1606に直接隣接した加熱素子及びセンサの配置は、先端アセンブリ1602の加熱を、先端1606に直接隣接した体積に局所化する。プローブ先端1606と共に先端ヒータアセンブリ1618は、先端ヒータアセンブリ1618とエクステンションシャフト1608の残り部分との間に介在する空隙1620によって、エクステンションシャフト1608の残りの部分から離して配置される。図5に示されるように、空隙1620は、エクステンションシャフト1608に沿って先端ヒータアセンブリ1618へ間に伸びる支持コラム1621によって境界付けられる。センサリード1622及び加熱素子リード1624は、一例においては、先端ヒータアセンブリ1618と電気的に結合するための支持コラム1621を含む、エクステンションシャフト1608を通って伸びる。
加熱システム100と同様の方法で、先端ヒータアセンブリ1618(例えば、プローブベースヒータ102)を含む計器アセンブリ1600は、エクステンションシャフト1608の残り部分とトランスデューサアセンブリ1604とを通る望まない顕著な熱伝達なしに、プローブ先端1606を局所的に加熱する。先端ヒータアセンブリ1618は、計器アセンブリ1600の残りの部分に対して離して配置され、プローブ先端1606に直接隣接する。更に、先端ヒータアセンブリ1618及びプローブ先端1606は、空隙1620及び支持コラム1621によって、エクステンションシャフト1608の残りの部分から分離されるので、先端ヒータアセンブリ1618からの熱伝達は、エクステンションシャフト1608の残り部分に相当抑制される。支持コラム1621は、インターコネクト1607及びトランスデューサアセンブリ1604(図5参照)に結合されたエクステンションシャフト1608の一部への最小限の断面積を介しての伝導熱伝達を最小限にする。また、空隙1612は、空隙を渡る熱の全ての伝導を阻止し、対流熱伝達(伝導熱伝達に対して熱伝達の最小限の形態)及び放射熱伝達のみを許すことによって、熱伝達を相当遅らせる。一例では、計器アセンブリ1600が真空内に保持される場合、空隙1620は、先端ヒータアセンブリ1618からエクステンションシャフト1608の残りの部分への全ての対流熱伝達を相当阻止し、空隙を渡る最小限の放射熱伝達のみを許す。また、エクステンションシャフト1608は、低い熱膨張係数と最小限の熱伝導率を有する材料で構成されるので、先端ヒータアセンブリ1618から計器アセンブリ1600の残りの部分への熱伝達は、最小限に抑えられ、それらのコンポーネント(トランスデューサアセンブリ1604及びエクステンションシャフト1608の大部分)の対応する熱膨張及び熱ドリフトもまた、それに応じて最小限に抑えられる。
プローブ先端1606の加熱を先端ヒータアセンブリ1618に局所化することによって、エクステンションシャフト全体に対してエクステンションシャフト1608の小さな体積のみが、最小限の加熱電力で加熱される。言い換えると、エクステンションシャフト1608の残りの部分及び計器アセンブリ1600の大きな体積に対して、先端ヒータアセンブリ1618、先端ヒータアセンブリ1618に隣接したエクステンションシャフト1608の一部、及びプローブ先端1606の小さな体積を加熱するために、最小限の電力が必要である。小さな体積及び最小限の加熱電力は、素早い熱的安定を容易にし、機械的テスト及び観察中の熱ドリフトを最小限にする。更に、エクステンションシャフト1608は、トランスデューサアセンブリ1604と共に装置アセンブリ1600に対して、プローブ先端1606を離して配置するので、トランスデューサアセンブリ1604及び先端基盤1610の熱ドリフトは、エクステンションシャフトの材料及び先端アセンブリ1602の形状の使用と共に、熱シールド1612の使用によって相当最小限に抑えられる。更に、支持コラム1621を含むシャフトの形状、及び先端ヒータアセンブリ1618を含むエクステンションシャフト1608の体積は、プローブ先端1606を支持し、トランスデューサからの力の正確な伝達とプローブ先端1606の移動の測定とを確保する堅固な支持を提供する。
先端ヒータアセンブリ1618(例えば、プローブベースヒータ102)を含む計器アセンブリ1600が、ここで説明した加熱システム100のようなサンプル加熱ステージを有するシステムに組み込まれる例においては、プローブ先端1606は、加熱システム及びその上にサンプルを有するサンプルステージの温度と同一(又は、ほぼ同一)の温度に加熱される。加熱されたサンプルからその他の冷たい先端への望ましくない熱伝達は、これによって相当抑制される。言い換えれば、プローブ先端1606、サンプル、及びサンプルステージの温度を相当等しくすることによって、先端1606とサンプルとの間の熱伝達は、相当抑制される。それに応じて、サンプル及びサンプルの測定された機械的特性の歪みは、相当抑制される。他の装置では、加熱されない先端と加熱されたサンプルとの間の接触は、加熱されたサンプルから先端へ熱を伝達し、1以上のサンプル及び先端に歪み(熱膨張、ドリフトなど)を引き起こし、その結果、それに応じて先端によって収集される特性及び測定値を歪ませる。
一例では、先端ヒータアセンブリ1618は、MEMSプロセスを含む製造プロセスを用いて構成される。例えば、計器アセンブリ1600は、集束イオンビームリソグラフィ及びミリング、レーザ加工、フォトリソグラフィ及びエッチング(ドライあるいはウェット)などを用いて構成されるが、これらに限定されない。別の例では、先端ヒータアセンブリ1618を含む計器アセンブリ1600は、(例えば、ステージ、ステージ上のサンプルと共にプローブ先端を相当同じ温度に加熱するように構成された加熱システムとして)前述した加熱システムの例と共に備えられる。更に別の例では、計器アセンブリ1600は、ここで説明した、加熱されたテスト対象物ステージとは別個に備えられる。
図6は、図1に示されたプローブベースヒータ102として使用可能なプローブ先端加熱アセンブリ1700の別の例を示す。一例においては、プローブ先端加熱アセンブリ1700は、ここに説明した先端ヒータアセンブリ1618と同様のいくつかのフィーチャを含む。別の例では、プローブ先端加熱アセンブリは、先端ヒータアセンブリ1618を構成するのに用いられるそれらの材料及び方法と同様の材料及び方法を用いて構成されるが、これらに限定されない。
図6は、プローブ先端アセンブリ1700の一例を示す。図示されるように、プローブ先端アセンブリ1700は、プローブ先端1702と、プローブ先端1702とトランスデューサ1716との間に結合されたプローブ先端ヒータシステム1704とを含む。一例では、プローブ先端は、ミクロン以下のスケールでの機械的テストに適した材料を含み、これらは、硬質合金と、ダイヤモンド、炭化カルシウム、サファイヤ、ケイ素、二酸化ケイ素、アルミナ、酸化アルミニウム、酸化金属、窒化物、水晶、タングステン、スチール、及び1以上の金属、アルミニウム、炭素、立方昌、ボロン、バナジウムなどをドープしたこれらの硬質材料の何れかなどの炭素ベースあるいはセラミック材料とを含むが、これらに限定されない。以下に更に詳細に説明するように、プローブ先端加熱アセンブリ1700は、トランスデューサ1716にトルクをかけることなく、線形の軸に沿ってプローブ先端1702及びプローブ先端ヒータシステム1704の実装及び撤去を可能にするシステムを含む。ここに説明されるように、一例では、プローブ先端1702及びプローブ先端ヒータシステム1704は、ヒータソケットアセンブリ1706内に受け取られる1以上の挿入フィーチャを備える。ヒータソケットアセンブリ1706は、プローブ先端1702及びプローブ先端ヒータシステム1704をその中でクランプする、ヨーク1708及び対向プレートを含む。
図6に示されるように、プローブ先端アセンブリ1700は、ヒータソケットアセンブリ1706を含む。一例では、ヒータソケットアセンブリ1706は、プローブ先端ヒータシステム1704をその中に受け取るためのヒータソケット1707を提供する。一例では、ヒータソケットアセンブリ1706は、プローブ先端ヒータシステム1704に対するクランプ又は保持アセンブリを形成するために、ヨーク1708と、対向する電気インタフェースプレート1710とを含む。一例では、電気インタフェースプレート1710は、プローブ先端ヒータシステム1704上の対応する電気的接触フィーチャと噛み合うサイズ及び形状を有する、ポゴピンなどの1以上の変位可能なピン接点1712を含む。図6に更に示されるように、プローブ先端ヒータシステム1704用の(例えば、ヒータシステムの動作と共に温度をモニタするための)制御システムと結合するサイズ及び形状を有するヒータワイヤ1714は、プローブ先端ヒータシステム1704から伸び、例えば、トランスデューサ1716の動作に従って、プローブ先端1702及びプローブ先端ヒータシステム1704が移動する間、自由に屈折することができる。一例では、ヒータワイヤ1714は、それぞれ、約0.0012インチ以下である。
以下に更に詳細に説明するように、ヒータソケットアセンブリ1706と組み合わされたプローブ先端ヒータシステム1704は、例えば、ねじフィーチャの相対的な回転を通じた、トランスデューサ1716の横方向の移動又はトランスデューサ1716のトルクを相当最小限に又は除去しながら、プローブ先端ヒータシステム1704及びプローブ先端1702のアセンブリをトランスデューサ1716と結合させる機構を提供する。代わりに、ヒータソケットアセンブリ1706は、ヒータソケット1707内におけるプローブ先端ヒータシステム1704の上昇配置(例えば、線形配置)を通じて、プローブ先端ヒータシステム1704を受け取る。対向するヨーク1708及び電気インタフェースプレート1710は、(例えば、トランスデューサ1716の動作又は先端1702のサンプルとの噛み合わせ、及びトランスデューサ1716による先端1702上の対応する力の測定を通じて、)プローブ先端1702とトランスデューサ1716との間の力を正確かつ確実に伝達するために、協働して、プローブ先端ヒータシステム1704をその中に機械的に噛み合わせて保持する。
図7を参照すると、実装された構成におけるプローブ先端アセンブリ1700の断面が再度示される。前述したように、プローブ先端アセンブリ1700は、プローブ先端ヒータシステム1704と結合したプローブ先端1702を含む。プローブ先端ヒータシステム1704は、ヨーク17008及び電気インタフェースプレート1710の組み合わせにより与えられるヒータソケットアセンブリ1706のヒータソケット1707内で受け取られる。
図7に示されるように、トランスデューサ1716は、一例では、中央プレート1800と、第1及び第2の対向プレート1802、1804とを有する容量性トランスデューサを含む。一例では、中央プレート1800は、中央プレート支持リング1806によって、第1及び第2の対向プレート1802、1804の間に配置される。1以上のばね又はエラストマーの素子1810は、中央プレート1800と中央プレート支持リング1806との間に伸び、例えば、トランスデューサ1716の静電的(又は電磁的)動作によって、第1及び第2の対向プレート1802、1804に対して中央プレート1800の移動可能な配置を可能にする。
一例では、トランスデューサ1716、例えば、中央プレート1800は、中央プレート1800内に固定可能に配置されたねじなどの中央プレート結合フィーチャ1812を含む。中央プレート結合フィーチャ1812は、ヨーク1708のヨーク結合フィーチャ1808内に形成された結合フィーチャソケット1814内で受け取られるサイズ及び形状を有する。一例では、ヨークフィーチャ1808は、中央プレート結合フィーチャ1812上のねじ切りに対応するねじ切りを含む。例えば、ヨーク1708は、中央プレート結合フィーチャ1812とかなり固定的に結合して配置される。すなわち、例えば、トランスデューサ1716の他の電気インタフェース、又はプローブ先端アセンブリ1700を含む計器内の他のコンポーネントとのヒータワイヤ1714の結合を含むヨーク1708の実装後、ヨーク1708は、少なくとも半固定的に所定位置に残され、プローブ先端ヒータシステム1704及びプローブ先端1702との上昇結合に対する固定部を提供するために用いられる。図7に更に示されるように、トランスデューサ1716、例えば、トランスデューサハウジング1818は、ヨーク1708をその中で移動可能に配置させるために、トランスデューサハウジング1818を介して伸びるプローブ通路1816を含む。プローブ通路1816は、第1及び第2の対向プレート1802、1804に対する、ヒータソケットアセンブリ1706、プローブ先端1702、及び中央プレート1800のアセンブリの即時の移動をこれにより可能にする。
更に図7に示されるように、プローブ先端ヒータシステム1704は、電気インタフェースプレート1710とヒータソケットアセンブリ1706のヨーク1708との間に実装された構成である。例えば、プローブ先端ヒータシステム1704の実質的平面は、ヨーク1708の対応する平面と噛み合わされる。プローブ先端ヒータシステム1704の対向する面は、これに応じて、図7に示される変位可能なピン接点1712と噛み合う。変位可能なピン接点1712とヨーク1708の平面との間の噛み合わせは、例えば、(プローブ先端ヒータシステム1704及び中央プレート1800の相当の横方向の又はトルクを加えるような移動なしに)プローブ先端ヒータシステム1704をヒータソケット1707内に上昇及び配置を通じて実装した後に、プローブ先端ヒータシステム1704をその中に確実に噛み合わせて保持する。以下に詳細に説明するように、ヨーク1708は、プローブ先端ヒータシステム1704との少なくとも3つの接点を提供し、(インタフェースプレート1710と協働して)ヒータシステムを支持し、トランスデューサ、プローブ先端ヒータシステム1704、及びプローブ先端1702の実装時及び動作中に、適切な方向にシステムを維持する。
ここで図8を参照すると、図6に示されるプローブ先端アセンブリ1700に対して、取り外された方向におけるプローブ先端ヒータシステム1704の側面図が示される。図示されるように、プローブ先端ヒータシステム1704は、1以上のヒータフランジ1902とインタフェースプラグ1904とを含むヒータ基盤1900を含む。図8に示される例では、インタフェースプラグ1904は、ヒータフランジ1902と比較して狭い。以下に更に詳細に説明するように、ヒータフランジ1902とインタフェースプラグ1904との組み合わせは、プローブ先端ヒータシステム1704を誘導して変位可能なピン接点1712と徐々に噛み合わせるために、ヨーク1708の対応する傾斜面と協働する。また、複数のヒータシステムフィーチャ(フランジ及びプラグ面)とヨーク1708の傾斜面との組み合わせは、プローブ先端ヒータシステム1704の位置合わせされた設置及び保持をその中において与えるヒータソケットアセンブリ1706内に、プローブ先端ヒータシステム1704が確実かつ正確に配置されることを確保するために、プローブ先端ヒータシステム1704が複数の傾斜に乗り上げながら少なくとも3点で同時に噛み合わさることを確保する。例えば、複数のガイド傾斜面を含むヨーク1708は、プローブ先端ヒータシステム1704及びプローブ先端1702を通じた作動力の予測可能で正確な伝達と力及び変位の測定とをもたらすために、それと(プローブ先端ヒータシステム1704と)結合したプローブ先端1702を有するプローブ先端ヒータシステム1704がトランスデューサ1716に対して確実に配置されることを確保する。言い換えると、ヒータシステム1704及びプローブ先端1702は、(例えば、ヒータシステム1704及びプローブ先端1702の交換を伴う)実装の間、以前に実装されたヒータシステム1704及びプローブ先端1702と同様な方法、位置、及び方向で、ヒータソケットアセンブリ1706を通じてトランスデューサ1716と確実に結合される。
図8を参照すると、プローブ先端ヒータシステム1704のインタフェースプラグは、一例では、2以上の加熱素子接触パッド1906及び検出素子接触パッド1908を含む。加熱及び検出素子接触パッド1906、1908は、リード1910によって、対応する加熱素子1914及び温度検出素子1912とそれぞれ接続される。図示されるように、加熱及び検出素子接触パッド1906、1908は、インタフェースプラグ1904上に配置され、接触パッドと電気インタフェースプレート1710の対応する変位可能なピン接点1712(図7参照)との間の確実で整合性のある噛み合わせを確保する。
図8をいま一度参照すると、ヒータフランジ1902及びインタフェースプラグ1904を含むヒータ基盤1900に対して、離して配置されたプローブヒータアセンブリ1918が示される。例えば、プローブヒータアセンブリ1918は、1以上の支持コラム1922により離して配置される。図示されるように、支持コラム1922は、ヒータフランジ1902、並びに加熱及び温度検出素子1914、1912を含むアセンブリブリッジ1920よりも、小さい断面積を有する。例えば、図8に示されているように、支持コラム1922の間に空隙1924が設けられ、これに応じて、ヒータフランジ1902及びインタフェースプラグ1904とプローブヒータアセンブリ1918との間に空間を与える。空隙1924と組み合わされた支持コラム1922は、例えば、プローブヒータアセンブリ1918からプローブ先端ヒータシステム1704の残り部分への熱伝達を抑制する。言い換えると、加熱素子1914は、例えば、その(アセンブリブリッジ1920の)内に設けられたプローブ先端1702を含むアセンブリブリッジ1920において、プローブヒータアセンブリ1918に熱を供給するように構成される。すなわち、加熱素子1914は、プローブ先端アセンブリ1700のユーザによって与えられる所望の設定温度に従って、プローブ先端1702を加熱する。プローブヒータアセンブリ1918は、加熱をプローブ先端1702及びアセンブリブリッジ1920に局所化する。支持コラム1922及び空隙1924の組み合わせは、例えば、加熱素子1914を含むアセンブリブリッジ1920からプローブ先端ヒータシステム1704の残りの部分への熱伝達を相当抑制する。
別の例では、前述したように、プローブヒータアセンブリ1918には、加熱素子1914に隣接した温度検出素子1912が含まれる。温度検出素子1912は、一例では、アセンブリブリッジ1920における温度を検出し、これによって、例えば、ヒータフランジ1902及びインタフェースプラグ1904におけるプローブ先端ヒータシステム1704の温度の歪みなしに、プローブヒータアセンブリ1918の温度の正確で局所化された読み取りを提供する。言い換えると、温度検出素子1912は、プローブヒータアセンブリ1918中に加熱素子1914に直接隣接して配置され、プローブ先端ヒータシステム1704の残りの部分に対して離れている。温度検出素子1912は、この結果、プローブヒータアセンブリ1918及びプローブ先端1702における温度をさもなければ歪める又は低下するであろう、プローブヒータアセンブリ1918からプローブ先端ヒータシステム1704の残りの部分への顕著な熱伝達なしに、プローブヒータアセンブリ1918及びプローブ先端1702の温度を容易かつ正確に検出することができる。一例では、1以上の温度検出素子1912及び加熱素子1914は、プラチナ、ニッケル、クロム、ニッケルとクロムとの合金、金、銅、システム1704に対して規定された温度(例えば、プローブ先端1702を400℃以上又は600℃以上に加熱するのに十分な温度)に耐える任意の導電性材料から構成されるが、これらに限定されない。
一例では、プローブ先端ヒータシステム1704は、相当に低い熱膨張係数と低い熱伝導率とを有する。別の例では、プローブ先端ヒータシステム1704は、低い熱膨張係数と低い熱伝導率とを有する材料、例えば、石英ガラスZERODUR (登録商標)などを含むがこれに限定されない材料によって構成される。他の例では、プローブ先端ヒータシステム1704は、(非導電性にドープされた)水晶、石英ガラス、二酸化ケイ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、又は低熱膨張、低熱伝導率、及び絶縁体である任意の材料を含むがこれらに限定されない材料から部分的に又は全体的に構成される。プローブ先端ヒータシステム1704の材料、支持コラム1922が与える形状、及び空隙1924の組み合わせは、プローブ先端ヒータシステム1704の残りの部分に対してプローブヒータアセンブリ1918を離して配置し、プローブヒータアセンブリ1918からヒータフランジ1902又はインタフェースプラグ1904への熱伝達を相当に抑制する。言い換えると、加熱素子1914によって生成される熱は、図8に示されるプローブヒータアセンブリ1918の小さな体積に局所化される。プローブ先端ヒータシステム1704全体のより大きな体積と比較して小さな体積のみを加熱することによって、加熱素子1914は、プローブ先端ヒータシステム1704のより大きな体積のコンポーネントを不必要に加熱することなく、例えば、アセンブリブリッジ1920とそれに結合するプローブ先端1702とを含むプローブヒータアセンブリ1918を加熱するように構成される。ヒータ基盤1900といったこれらのより大きな体積のコンポーネントは、顕著に加熱されないので、膨張及び熱機械的ドリフトは、相当最小限に抑制される。
図9は、図6に前掲したヨーク1708の一例を示す。図示されるように、ヨーク1708は、ヨーク基盤2000と、ヨーク基盤2000から伸びる1以上のガイド2002とを含む。一例では、1以上のガイド2002(例えば、突起(prong))は、ガイド2002の端で傾斜面を与えるガイド傾斜2004を含む。別の例では、ヨーク基盤2000は、ガイド傾斜2004に対応する傾斜を有するプラグ傾斜2006を含む。図9に更に示されるように、ガイド凹部2008は、ガイド2002の間にプラグ傾斜2006に隣接して設けられる。ガイド傾斜及びプラグ傾斜2004、2006は、傾斜面から対応するガイド平面2012及び基盤平面2014へそれぞれ移行する。以下に更に詳細に説明するように、プローブ先端ヒータシステム1704は、ヒータソケットアセンブリ1706のヨーク1708及び電気的インタフェースプレート1710に対してプローブ先端ヒータシステム1704を正確かつ確実に配置するために、ガイド傾斜2004及びプラグ傾斜2006にスライド自在に同時に噛み合うように構成される。
図9に更に示されるように、ヨーク1708は、一例では、図7に示される1以上の対応するインタフェースプレート結合フィーチャ1820を受け取るサイズ及び形状を有する、1以上のインタフェースプレートソケット2010を更に含む。例えば、インタフェースプレートソケット2010は、一例では、電気的インタフェースプレート1710をヨーク1708と結合させるサイズ及び形状を有するピンなどを受け取るように構成される。図9に更に示されるように、結合フィーチャソケット1814は、中央プレート1800上の中央プレート結合フィーチャ1812を受け取るためのサイズと形状とを有する。一例では、結合フィーチャソケット1814は、これに応じて、図7に示されるような中央プレート1800を通って伸びるねじといった、中央プレート結合フィーチャ1812上にあるねじ山に対して、ねじ切りされる。
一例では、ヨーク1708は、プローブヒータアセンブリ1918により与えられる加熱などの激しい加熱の間にさもなければシステムに存在する、膨張と対応する測定誤差とを相当に防止するために、低い熱膨張係数を有する材料で構成される。前述したように、プローブ先端ヒータシステム1704は、プローブ先端ヒータシステムの残り部分に対して、プローブヒータアセンブリ1918を離して配置する。ヨーク1708は、一例では、熱伝達を更に抑制し、これによってプローブ先端アセンブリ1700の任意のコンポーネントの膨張を相当に抑制又は最小限にするために、低い熱膨張係数と低い熱伝導率とを有する材料で構成されている。例えば、一例では、ヨーク1708は、INVAR (登録商標)などの材料で構成されるが、これに限定されない。別の例では、前述の電気的インタフェースプレート1710は、水晶、石英ガラスなどの材料で構成される。電気的インタフェースプレート1710は、それに応じて低い熱膨張係数及び熱伝導率を有し、また、接点間を短絡することなく、複数の変位可能なピン接点1712を電気インタフェースプレート1710に通すことを可能とするために、電気的に絶縁される。
運用中、プローブ先端ヒータシステム1704及びプローブ先端1702の以前に実装されたアセンブリは、ヒータソケットアセンブリ1706上の電気的インタフェースプレート1710とヨーク1708との間に配置される。(例えば、プローブ先端1702が摩耗し、取替えが必要な場合に)プローブ先端1702及びプローブ先端ヒータシステム1704の以前に実装されたシステムを撤去するために、ユーザは、プローブ先端ヒータシステム1704をつかみ、z軸、例えば、図7に示されるように、結合フィーチャソケット1814及び中央プレート結合フィーチャ1812の長手方向の軸にほぼ平行な軸に沿って、プローブ先端システムに力を加える。言い換えると、ユーザは、プローブ先端ヒータシステム1704及びプローブ先端1702に下向きの力を加える。下向きに印加された力は、変位可能なピン接点1712とガイド平面サービス2012及び基盤平面2014との間の噛み合わせから、プローブ先端ヒータシステム1704をスライドさせる。プローブ先端ヒータシステム1704の下向きの移動は、任意には、トランスデューサ中央プレート1800を第2の対向プレート1804(例えば、中央プレートの更なるたわみを防止する支持コンタクト)と噛み合わせ、トランスデューサへの損傷を相当に防ぐ。すなわち、プローブ先端ヒータシステム1704は、移動軸(例えば、一例では、z軸)を横切る方向へのトランスデューサの移動を防止するために、除去(及び実装)用のトランスデューサの移動軸に沿って移動される。
プローブ先端ヒータシステム1704及びプローブ先端1702の以前に実装されたアセンブリを撤去した後、プローブ先端ヒータシステム1704及びプローブ先端1702の新しいアセンブリが備えられる。例えば、プローブ先端1702は、COTRONICS RESBOND 989FS などのセラミック接着剤で、プローブ先端ヒータシステム1704と結合される。プローブ先端ヒータシステム1704及びプローブ先端1702のアセンブリは、実装前の位置、例えば、(図6及び7に図示される)ヒータソケット1707の少し下に配置される。プローブ先端ヒータシステム1704は、その後、ヒータソケット1707に対して直線的に上昇され、ガイドヨーク基盤2000及びガイド2002の、プラグ傾斜2006及びガイド傾斜2004とのそれぞれの噛み合わせに、インタフェースプラグ1904及びヒータフランジ1902を配置する。一例では、ガイド傾斜2004及びプラグ傾斜2006は、同一又はほぼ同一の傾斜を有する。インタフェースプラグ1904及びヒータフランジ1902は、これにより、ガイド傾斜及びプラグ傾斜2006のそれぞれを同時に噛み合わせ、その後、ガイド傾斜2004及びプラグ傾斜2006に渡る広がりでの3点接触を介して、ヒータソケット1707に導かれる。ヒータフランジ1902がガイド傾斜2004と噛み合わさる間、インタフェースプラグ1904は、ガイド凹部2008に同様に導かれ、その後、プラグ傾斜2006まで導かれる。実装の間、3点接触は、インタフェースプラグ1904及びヒータフランジ1902を誘導及び支持し、プローブ先端ヒータシステム1704とトランスデューサ1716との間の実装中のずれを防止する。
ガイド傾斜2004とプラグ傾斜2006に沿ってプローブ先端ヒータシステム1704が更に移動されると、例えば、図7に示されるプローブ先端ヒータシステム1704の対向する面は、変位可能なピン接点1712と徐々に接触するようになる。プローブ先端ヒータシステム1704の継続した上方への実装は、変位可能なピン接点1712に徐々に付勢し、接点1712とヨーク1708との間に、堅い機械的な噛み合わせを作り出す。ヨーク1708に対するプローブ先端ヒータシステム1704の継続した上方への実装によって、インタフェースプラグ1904及びヒータフランジ1902は、ガイド傾斜2004及びプラグ傾斜2006から、対応するガイド平面2012及び基盤平面2014へ移行する。
ガイド平面2012及び基盤平面2014は、変位可能なピン接点1712と協働して、プローブ先端ヒータシステム1704の対向する側面上に複数の平面及び点接触(例えば、ヨーク2000からの少なくとも3つの接点)を与える。ガイド傾斜2004及びプラグ傾斜2006により導くガイド凹部2008内での受け取りと、対応する変位可能なピン接点1712との噛み合わせとの組み合わせを通じて、プローブ先端ヒータシステム1704は、図6に示される構成などの実装構成に、首尾よく確実に配置される。言い換えると、プローブ先端1702を伴ったプローブ先端ヒータシステム1704は、以前に実装されたプローブ先端ヒータシステム1704及びプローブ先端1702と相当同一の配置及び方向で、繰り返し実装可能である。一貫した予測可能な実装は、信頼できる機械的測定と、プローブ先端ヒータシステム1704及びプローブ先端1702を介したトランスデューサ1716に対する力及び変位の伝達とを確保する。更に、ヨーク1708は、(インタフェースプレート1710と協働して)ヒータシステムを支持し、トランスデューサ、プローブ先端ヒータシステム1704、及びプローブ先端1702の動作中及び実装時に適切な方向にシステムを維持するために、ヨーク基盤2000のガイド面2012及び基盤面2014を介したプローブ先端ヒータシステム1704との少なくとも3つの接点を提供する。
更に、プローブ先端ヒータシステム1704の上方への移動は、任意には、トランスデューサ中央プレート1800を第1の対向するプレート1802(例えば、中央プレートの更なるたわみを防止する支持接触)と噛み合わせ、トランスデューサ1716への損傷を相当に防止する。言い換えると、更なるたわみに逆らって中央プレート1800を制止するために、中央プレート1800は、実装処理の間上方へ移動するにつれて、第1の対向プレート1802に寄せて底に達する。すなわち、プローブ先端ヒータシステム1704は、移動軸(例えば、一例ではz軸、及び複数の移動若しくは作動軸を有するトランスデューサのx、y、又はzなどの複数の作動軸)と交差する方向へのトランスデューサの移動を回避するために、撤去(及び実装)用のトランスデューサの1以上の移動(作動)軸に沿って移動される。
図10は、変位可能なピン接点1712の一例を示す。一例では、変位可能なピン接点1712は、例えば、ポゴピンを含む。変位可能なピン接点1712は、接点基盤2100と、接点基盤2100と移動可能に結合した接点ヘッド2102を有する。ばねなどの付勢素子2104は、接点ヘッド2102と接点基盤2100との間に配置される。付勢素子2104は、接点基盤2100と接点インタフェース2106から離れるように、接点ヘッド2102に付勢する。一例では、接点インタフェース2106は、図6に前掲した1以上のヒータワイヤ1714と(例えば、はんだ、機械的接合、導電性接着剤、溶接などにより)結合するサイズ及び形状を有する。接点ヘッド2102は、例えば、加熱素子接触パッド及び検出素子接触パッド1906、1908に沿って、プローブ先端ヒータシステム1704及びスライドして結合するように構成される。図8に示されるように、一例では、加熱素子接触パッド及び検出素子接触パッド1908は、図6に示される複数の変位可能なピン接点1712と同様な方法で配置される。変位可能なピン接点1712のそれぞれの付勢素子2104は、プローブ先端ヒータシステム1704の配置と協働して、前述したように、プローブ先端ヒータシステム1704及び取り付けられたプローブ先端1702をヒータソケットアセンブリ1706のヒータソケット1707内にクランプし、確実に噛み合わせる。
<さまざまな注意と例>
例1は、ミクロン以下のスケールでの機械的テスト用に構成された加熱アセンブリに対する主題を含むことができ、加熱アセンブリは、機械的テストシステムのトランスデューサとの結合のために構成されたプローブ先端アセンブリを含み、プローブ先端アセンブリは、ヒータ基盤及び加熱素子を含むプローブ先端ヒータシステムと、プローブ先端ヒータシステムと結合するプローブ先端と、ヒータソケットアセンブリ内でソケットを形成するヨーク及びヒータインタフェースを含むヒータソケットアセンブリとを含み、ヒータ基盤は、ソケット内にスライド自在に受け取られ且つ保持される。
ソケットとのヒータ基盤のスライドする受け取りの軸は、機械的テストシステムのトランスデューサの移動軸と平行であることを任意的に含むために、例2は、例1の主題を含み又は任意的に組み合わせることができる。
ヒータ基盤は、1以上のフランジとインタフェースプラグとを含み、ヨークは、1以上のガイドとヨーク基盤とを含み、1以上のフランジとインタフェースプラグとは、実装構成において、ヒータインタフェースと1以上のガイド及びヨーク基盤との間にクランプされることを任意的に含むために、例3は、例1及び2の1つ若しくは任意の組み合わせの主題を含み又は任意的に組み合わせることができる。
1以上のガイドは、ガイド傾斜とガイド面とをそれぞれ含み、ヨーク基盤は、プラグ傾斜と基盤面とを含むことを任意的に含むために、例4は、例1〜3の1つ若しくは任意の組み合わせの主題を含み又は任意的に組み合わせることができる。
ヨークは、プローブ先端ヒータシステムと協働して、中間実装構成から実装構成へプローブ先端ヒータシステムを誘導し、中間実装構成において、ヒータ基盤のインタフェースプラグは、ヨーク基盤のプラグ傾斜に沿ってスライド自在に噛み合わされ、ヒータ基盤の1以上のフランジは、1以上のガイドのガイド傾斜に沿ってスライド自在に噛み合わされ、実装構成において、インタフェースプラグは、ヨーク基盤の基盤面に沿って噛み合わされ、ヒータフランジは、1以上のガイドのガイド面に沿ってかみ合わされることを任意的に含むために、例5には、例1〜4の1つ若しくは任意の組み合わせの主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
ヒータ基盤は、加熱素子と繋がる1以上の電気的接触パッドを有するインタフェースプラグを含み、ヒータソケットアセンブリのヒータインタフェースは、ソケット内での受け取り及び保持を通じて1以上の電気的接触パッドと電気的に繋がることを任意的に含むために、例6は、例1〜5の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
ソケット内にスライド自在に受け取られ且つ保持されるヒータ基盤は、ソケット内にクランプされるヒータ基盤を含むことを任意的に含むために、例7は、例1〜6の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
プローブ先端ヒータシステムの加熱素子は、ヒータ基盤に対して離して配置されることを任意的に含むために、例8は、例1〜7の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
プローブ先端ヒータシステムのアセンブリブリッジは、加熱素子を含み、アセンブリブリッジは、1以上のアセンブリブリッジ及びヒータ基盤よりも小さい断面積を有する1以上の支持コラムを用いてヒータ基盤から距離を開けて配置されることを任意的に含むために、例9は、例1〜8の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
テスト対象物ホルダ及びステージ加熱アセンブリであって、ミクロン以下のスケールで対象物を機械的にテストするように構成されたトランスデューサを有する機械的テスト計器と結合するように構成されたホルダ基盤と、ステージプレートを含みホルダ基盤から熱的に分離されるテスト対象物ステージと、テスト対象物ステージ上にありステージ対象物面に隣接するステージ加熱素子であって、ステージ対象物面において熱を生成するように構成されたステージ加熱素子とを含み、トランスデューサは、プローブ先端ヒータシステムを含むプローブ先端アセンブリと結合するテスト対象物ホルダ及びステージ加熱アセンブリと、ステージ加熱素子及びプローブ先端ヒータシステムを動作するように構成されたコントローラとを含むことを更に含むために、例10は、例1〜9の主題を含み又は任意的に組み合わせることができる。
ヒータソケットアセンブリは、トランスデューサの中央プレート結合フィーチャとの結合のために構成された結合フィーチャソケットを含むことを更に含むために、例11は、例1〜10の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
機械的テストシステムのトランスデューサとの結合のために構成されたヒータソケットアセンブリであって、ソケットを含むヒータソケットアセンブリと、ソケット内での受け取りのために構成されたヒータ基盤と加熱素子とを含むプローブ先端ヒータシステムと、プローブ先端ヒータシステムと結合するプローブ先端とを含み、プローブ先端ヒータシステム及びプローブ先端は、ソケット内に中間実装構成と実装構成との間に移動可能であり、中間実装構成において、ヒータ基盤は、ソケットのヨークに沿ってスライド自在に受け取られ、トランスデューサのz軸に対する横方向及び回転の移動が抑制され、実装構成において、ヒータ基盤は、ヨークとソケットのヒータインタフェースとの間に保持されることを更に含むために、例12は、例1〜11の1つ以上の任意の部分の何れかの部分若しくは組み合わせを含み又は任意に組み合わせることができる。
中間実装構成において、ヒータ基盤は、ヨークの少なくとも3つの別個の傾斜面に沿ってスライド自在に受け取られ、少なくとも3つの別個の傾斜面は、ヒータ基盤がトランスデューサのz軸に対して横方向に及び回転して移動することを抑制することを任意に含むために、例13は、例1〜12の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
中間実装構成において、ヒータ基盤は、ヨークの少なくとも3つの別個の傾斜面に沿ってスライド自在に受け取られ、少なくとも3つの別個の傾斜面は、ヒータ基盤を実装構成に誘導することを任意に含むために、例14は、例1〜13の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
3つの別個の傾斜面は、2以上のガイドのガイド傾斜と、ヨーク基盤のプラグ傾斜とを含み、プラグ傾斜は、ガイド傾斜から凹まれることを任意に含むために、例15は、例1〜14の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
実装構成において、ヒータ基盤は、ヒータインタフェースとヨークの少なくとも3つの別個のクランプ面との間にクランプされることを任意的に含むために、例16は、例1〜15の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
3つの別個のクランプ面は、2以上のガイドのガイド面と、ヨーク基盤の基盤面とを含み、基盤面は、ガイド面から凹まれることを任意に含むために、例17は、例1〜16の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
中間実装構成において、ヒータインタフェースの1以上の変位可能な接点は、加熱素子と結合するヒータ基盤の1以上の対応する接触パッドに向かって付勢され、実装構成において、ヒータ基盤は、ヨークとヒータ基盤の1以上の変位可能な接点との間にクランプされることを任意的に含むために、例18は、例1〜17の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
加熱素子は、2以上の支持コラムと、2以上の支持コラムによって形成された空隙とによって、ヒータ基盤から距離をあけて配置され、2以上の支持コラムは、加熱素子をその中に有するプローブ先端ヒータシステムのアセンブリブリッジの断面積よりも小さな断面積を有することを任意的に含むために、例19は、例1〜18の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
トランスデューサとの結合のために構成されたヒータソケットアセンブリのヨークに沿ってプローブ先端ヒータシステムのヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせ、前記ヨークと前記ヒータソケットアセンブリのヒータインタフェースとは、ソケットを形成し、プローブ先端ヒータシステムは、ヒータ基盤及び加熱素子を含み、プローブ先端は、プローブ先端ヒータシステムと結合し、ヨークに沿ったスライド自在な噛み合わせを通じてプローブ先端ヒータシステムをソケット中に誘導し、前記誘導することは、プローブ先端ヒータシステム及びプローブ先端がトランスデューサのz軸に対して横方向に及び回転して移動することを抑制することを含み、プローブ先端ヒータシステムがソケット中に誘導された後、ヨークとヒータインタフェースとの間にヒータ基盤を保持することを含む方法を任意に含むために、例20は、例1〜19の何れか1つ以上の任意の部分の何れかの部分若しくは組み合わせを含み又は任意に組み合わせることができる。
ヒータソケットアセンブリをトランスデューサの中央プレート結合フィーチャと結合することを任意的に含むために、例21は、例1〜20の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
ヨークに沿ってヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることは、ヨークの少なくとも3つの別個の傾斜面に沿ってヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることを含むことを任意に含むために、例22は、例1〜21の主題を含み、又は任意に組み合わせることができる。
少なくとも3つの別個の傾斜に沿ってヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることは、2以上のガイドの2以上のガイド傾斜とヨーク基盤のプラグ傾斜とに沿ってヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることを含み、プラグ傾斜は、2以上のガイド傾斜から凹まれることを任意的に含むために、例23は、例1〜22の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
ヒータ基盤を保持することは、ヨークとヒータインタフェースとの間にヒータ基盤をクランプすることを含むことを任意に含むために、例24は、例1〜23の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
ヒータ基盤をクランプすることは、ヨークの3つの別個のクランプ面をヒータ基盤と噛み合わせることを含むことを任意に含むために、例25は、例1〜24の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
ヨークに沿ってプローブ先端ヒータシステムのヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることは、ヨークとヒータインタフェースとの間のヒータ基盤の噛み合わせを通じてヒータインタフェースの1以上の変位可能な接点を変位させることを含むことを任意に含むために、例26は、例1〜25の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
ヨークとヒータインタフェースとの間にヒータ基盤をクランプすることは、ヨークと1以上の変位可能な接点との間にヒータをクランプすることを含むことを任意に含むために、例27は、例1〜26の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
ヒータソケットアセンブリのソケットからプローブ先端ヒータシステムを取り外すことであって、ヨークとヒータインタフェースとの間からヒータ基盤をスライドさせることを含む取り外すことを含み、ヒータ基盤は、ヨークとヒータインタフェースとの間のスライド自在な噛み合わせを通じてトランスデューサのz軸に対する横方向及び回転の移動を抑制されることを任意に含むために、例28は、例1〜27の主題を含み又は任意に組み合わせることができる。
これらの非限定的な例のそれぞれは、それ自体で成り立ち、又は、他の何れか1つ以上の例と任意に置換若しくは組み合わせで組み合わせることができる。
上記詳細な説明は、詳細な説明の一部を形成する添付図面への参照を含む。図面は、例示的に、本発明が実施できる特定の実施形態を示す。これらの実施形態は、ここでは「例」とも称される。そのような例としては、それらの図示又は記述されたものに加えて、原理を挙げることができる。しかしながら、本発明者は、図示され又は記述されたそれらの原理のみが与えられた例をも考慮する。更に、本発明者は、ここに図示され又は説明された特定の例(若しくは1以上のその側面)、又は他の例(若しくは1以上のその側面)の何れかに関して、図示され又は説明されたそれらの原理(若しくは1以上のそれらの側面)の任意の組み合わせ若しくは置換を用いる例も考慮する。
本文書と、参照文献として組み込まれた任意の文書との間で用法の不整合が発生した場合には、本文書の用法が優先される。
本文書では、特許文書でよくあるように、語句「a」又は「an」は、任意の他の例又は「at least one(少なくとも1つ)」若しくは「one or more(1つ以上)」の使用とは無関係に、1以上を含むものとして用いられる。本文書においては、語句「or(又は、若しくは)」は、特に示されない限り、非排他的こと、又は「A or B」が「A but not B」、「B but not A」、及び「A and B」であることに言及するために用いられる。本文書においては、語句「including(含む)」及び「in which」は、それぞれ語句「comprising(構成する)」及び「wherein」の平易な英語の同義語として用いられる。また、以下の請求項では、語句「including 」及び「comprising 」は、開かれた語句であり、すなわち、請求項中のそうした語句の後にリストされたものに加えて構成要素を含むシステム、装置、製品、合成物、公式化、あるいは、プロセスは、依然としてその請求項の範囲に入ると考える。更に、以下の請求項では、語句「first(第1)」、「second(第2)」及び「third(第3)」などは、ラベルの為にのみ用いられ、それらの物体に数字的な要求を課すことを目的としない。
ここに説明される方法の例は、少なくとも一部において、機械又はコンピュータで実装できる。いくつか例は、上記の例に説明されるような方法を実行する電子機器を構成するように機能する命令で符号化されたコンピュータ読み取り可能な媒体又は機械読み取り可能な媒体を含むことができる。そうした方法の実装は、マイクロコード、アセンブリ言語コード、高水準言語コードなどのコードを含むことができる。そのようなコードは、さまざまな方法を実行するコンピュータ読み取り可能な命令を含むことができる。コードは、コンピュータプログラム製品の一部を形成してもよい。更に、一例では、コードは、実行中又は他の時期などに、1以上の揮発性、非一時的、又は不揮発性の有形のコンピュータ読み取り可能な媒体に有形に格納できる。これらの有形なコンピュータ読み取り可能な媒体の例としては、ハードディスク、着脱可能な磁気ディスク、着脱可能な光ディスク(例えば、コンパクトディスク及びデジタルビデオディスク)、磁気カセット、メモリカード若しくはスティック、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)などを挙げることができるが、これらに限定されない。
上記説明は、実例であって制限を目的としない。例えば、上記の例(又は1以上のそれらの側面)は、互いに組み合わされて用いられてもよい。他の実施形態は、上記説明を吟味した上での当業者によるなどして用いられ得る。要約書は、読者が技術開示の特質を素早く確認できるように、37 C.F.R. §1.72(b)に従い提供される。それは、請求項の範囲又は意味を解釈したり、制限したりするために用いられないとの理解で、提出される。また、上記詳細な説明においては、さまざまな特徴は、開示を簡素にするためにグループ化されてもよい。これは、請求されない開示の特徴が任意の請求項にとって不可欠であることを意図すると解釈されるべきではない。むしろ、発明の主題は、開示された特定の実施形態の全ての特徴より少ないものに存在してもよい。したがって、以下の請求項は、各々の請求項が個別の実施形態としてそれ自体で成り立ちながら、例又は実施形態としてこれによって詳細な説明に組み込まれ、そのような実施形態がさまざまな組み合わせ又は置換で互いに結合できると考えられる。発明の範囲は、添付の請求項を参照して、そのような請求項が権利を有する均等物の全範囲と共に、決定されるべきである。
(付記1)
ミクロン以下のスケールでの機械的テスト用に構成された加熱アセンブリであって、
前記機械的テストシステムのトランスデューサとの結合のために構成されたプローブ先端アセンブリを含み、前記プローブ先端アセンブリは、
ヒータ基盤及び加熱素子を含むプローブ先端ヒータシステムと、
前記プローブ先端ヒータシステムと結合するプローブ先端と、
前記ヒータソケットアセンブリ内でソケットを形成するヨーク及びヒータインタフェースを含むヒータソケットアセンブリとを含み、
前記ヒータ基盤は、前記ソケット内にスライド自在に受け取られ且つ保持される、
加熱アセンブリ。
(付記2)
前記ソケットとの前記ヒータ基盤のスライドする受け取り軸は、前記機械的テストシステムの前記トランスデューサの移動軸と平行である、付記1に記載の加熱アセンブリ。
(付記3)
前記ヒータ基盤は、
1以上のフランジとインタフェースプラグとを含み、
前記ヨークは、
1以上のガイドと、
ヨーク基盤とを含み、
前記1以上のフランジと前記インタフェースプラグとは、実装構成において、前記ヒータインタフェースと前記1以上のガイド及び前記ヨーク基盤との間にクランプされる、付記1に記載の加熱アセンブリ。
(付記4)
前記1以上のガイドは、ガイド傾斜とガイド面とをそれぞれ含み、前記ヨーク基盤は、プラグ傾斜と基盤面とを含む、付記3に記載の加熱アセンブリ。
(付記5)
前記ヨークは、前記プローブ先端ヒータシステムと協働して、中間実装構成から実装構成へ前記プローブ先端ヒータシステムを誘導し、
前記中間実装構成において、前記ヒータ基盤の前記インタフェースプラグは、前記ヨーク基盤の前記プラグ傾斜に沿ってスライド自在に噛み合わされ、前記ヒータ基盤の前記1以上のフランジは、前記1以上のガイドの前記ガイド傾斜に沿ってスライド自在に噛み合わされ、
前記実装構成において、前記インタフェースプラグは、前記ヨーク基盤の前記基板面に沿って噛み合わされ、前記ヒータフランジは、前記1以上のガイドの前記ガイド面に沿って噛み合わされる、付記4に記載のプローブ先端アセンブリ。
(付記6)
前記ヒータ基盤は、前記加熱素子と繋がる1以上の電気的接触パッドを有するインタフェースプラグを含み、前記ヒータソケットアセンブリの前記ヒータインタフェースは、前記ソケット内での受け取り及び保持を通じて前記1以上の電気的接触パッドと電気的に繋がる、付記1に記載の加熱アセンブリ。
(付記7)
前記ソケット内にスライド自在に受け取られ且つ保持される前記ヒータ基盤は、前記ソケット内にクランプされる前記ヒータ基盤を含む、付記1に記載の加熱アセンブリ。
(付記8)
前記プローブ先端ヒータシステムの前記加熱素子は、前記ヒータ基盤に対して離して配置される、付記1に記載の加熱アセンブリ。
(付記9)
前記プローブ先端ヒータシステムのアセンブリブリッジは、前記加熱素子を含み、前記アセンブリブリッジは、1以上の前記アセンブリブリッジ及び前記ヒータ基盤よりも小さい断面積を有する1以上の支持コラムを用いて前記ヒータ基盤から距離をあけて配置される、付記8に記載の加熱アセンブリ。
(付記10)
テスト対象物ホルダ及びステージ加熱アセンブリであって、
ミクロン以下のスケールで対象物を機械的にテストするように構成されたトランスデューサを有する機械的テスト計器と結合するように構成されたホルダ基盤と、
ステージプレートを含み前記ホルダ基盤から熱的に分離されるテスト対象物ステージと、
前記テスト対象物ステージ上にありステージ対象物面に隣接するステージ加熱素子であって、前記ステージ対象物面で熱を生成するように構成された前記ステージ加熱素子とを含み、
前記トランスデューサは、前記プローブ先端ヒータシステムを含む前記プローブ先端アセンブリと結合する、
前記テスト対象物ホルダ及び前記ステージ加熱アセンブリと、
前記ステージ加熱素子及び前記プローブ先端ヒータシステムを動作するように構成されたコントローラと、
を含む、付記1に記載の加熱アセンブリ。
(付記11)
前記ヒータソケットアセンブリは、トランスデューサの中心プレート結合フィーチャとの結合ために構成された結合フィーチャソケットを含む、付記1に記載の加熱アセンブリ。
(付記12)
ミクロン以下のスケールでの機械的テスト用に構成されたプローブ先端アセンブリであって、
機械的テストシステムのトランスデューサとの結合のために構成されたヒータソケットアセンブリであって、ソケットを含む前記ヒータソケットアセンブリと、
前記ソケット内での受け取りのために構成されたヒータ基盤と、加熱素子とを含むプローブ先端ヒータシステムと、
前記プローブ先端ヒータシステムと結合するプローブ先端とを含み、前記プローブ先端ヒータシステム及び前記プローブ先端は、前記ソケット内に中間実装構成と実装構成との間に移動可能であり、
前記中間実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ソケットのヨークに沿ってスライド自在に受け取られ、前記トランスデューサのz軸に対する横方向及び回転の移動が抑制され、
前記実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ヨークと前記ソケットのヒータインタフェースとの間に保持される、
プローブ先端アセンブリ。
(付記13)
前記中間実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ヨークの少なくとも3つの個別の傾斜面に沿ってスライド自在に受け取られ、前記少なくとも3つの傾斜面は、前記ヒータ基盤が前記トランスデューサの前記z軸に対して横方向に及び回転して移動することを抑制する、付記12に記載のプローブ先端アセンブリ。
(付記14)
前記中間実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ヨークの少なくとも3つの個別の傾斜面に沿ってスライド自在に受け取られ、前記少なくとも3つの個別の傾斜面は、前記ヒータ基盤を前記実装構成に誘導する、付記13に記載のプローブ先端アセンブリ。
(付記15)
前記3つの個別の傾斜面は、2以上のガイドのガイド傾斜と、ヨーク基盤のプラグ傾斜とを含み、前記プラグ傾斜は、前記ガイド傾斜から凹まれる、付記13に記載のプローブ先端アセンブリ。
(付記16)
前記実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ヒータインタフェースと前記ヨークの少なくとも3つの個別のクランプ面との間にクランプされる、付記12に記載のプローブ先端アセンブリ。
(付記17)
前記3つの個別のクランプ面は、2以上のガイドのガイド面と、ヨーク基盤の基盤面とを含み、前記基盤面は、ガイド面から凹まれる、付記16に記載のプローブ先端アセンブリ。
(付記18)
前記中間実装構成において、前記ヒータインタフェースの1以上の変位可能な接点は、前記加熱素子と結合する前記ヒータ基盤の1以上の対応する接触パッドに向かって付勢され、前記実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ヨークと前記ヒータ基盤の前記1以上の変位可能な接点との間にクランプされる、付記12に記載のプローブ先端アセンブリ。
(付記19)
前記加熱素子は、2以上の支持コラムと、前記2以上の支持コラムによって形成された空隙とによって、前記ヒータ基盤から距離をあけて配置され、前記2以上の支持コラムは、前記加熱素子をその中に有する前記プローブ先端ヒータシステムのアセンブリブリッジの断面積よりも小さい断面積を有する、付記12に記載のプローブ先端アセンブリ。
(付記20)
ミクロン以下のスケールでの機械的テストのために構成されたプローブ先端アセンブリのための使用方法であって、
トランスデューサに結合するために構成されたヒータソケットアセンブリのヨークに沿ってプローブ先端ヒータシステムのヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせ、前記ヨークと前記ヒータソケットアセンブリのヒータインタフェースとは、ソケットを形成し、前記プローブ先端ヒータシステムは、前記ヒータ基盤及び加熱素子を含み、プローブ先端は、前記プローブ先端ヒータシステムと結合し、
前記ヨークに沿ったスライド自在な噛み合わせを通じて前記プローブ先端ヒータシステムを前記ソケット中に誘導し、前記誘導することは、前記プローブ先端ヒータシステム及び前記プローブ先端が前記トランスデューサのz軸に対して横方向に及び回転して移動することを抑制することを含み、
前記プローブ先端ヒータシステムが前記ソケット中に誘導された後、前記ヨークと前記ヒータインタフェースとの間に前記ヒータ基盤を保持する
方法。
(付記21)
前記ヒータソケットアセンブリをトランスデューサの中央プレート結合フィーチャと結合することを含む、付記20に記載の方法
(付記22)
前記ヨークに沿って前記ヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることは、前記ヨークの少なくとも3つの個別の傾斜面に沿って前記ヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることを含む、付記20に記載の方法。
(付記23)
前記少なくとも3つの個別の傾斜面に沿って前記ヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることは、2以上のガイドの2以上のガイド傾斜とヨーク基盤のプラグ傾斜とに沿って前記ヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることを含み、前記プラグ傾斜は、前記2以上のガイド傾斜から凹まれる、付記22に記載の方法。
(付記24)
前記ヒータ基盤を保持することは、前記ヨークと前記ヒータインタフェースとの間に前記ヒータ基盤をクランプことを含む、付記20に記載の方法。
(付記25)
前記ヒータ基盤をクランプすることは、前記ヨークの3つの個別のクランプ面を前記ヒータ基盤と噛み合わせることを含む、付記24に記載の方法。
(付記26)
前記ヨークに沿って前記プローブ先端ヒータシステムの前記ヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることは、前記ヨークと前記ヒータインタフェースとの間の前記ヒータ基盤の噛み合わせを通じて前記ヒータインタフェースの1以上の変位可能な接点を変位させることを含む、付記20に記載の方法。
(付記27)
前記ヨークと前記ヒータインタフェースとの間に前記ヒータ基盤をクランプすることは、前記ヨークと前記1以上の変位可能な接点との間に前記ヒータをクランプすることを含む、付記26に記載の方法。
(付記28)
前記ヒータソケットアセンブリの前記ソケットから前記プローブ先端ヒータシステムを取り外すことであって、前記ヨークと前記ヒータインタフェースとの間から前記ヒータ基盤をスライドさせることを含む前記取り外すことを含み、前記ヒータ基盤は、前記ヨークと前記ヒータインタフェースとの間のスライド自在な噛み合わせを通じて前記トランスデューサの前記z軸に対する横方向及び回転の移動を抑制される、付記20に記載の方法。

Claims (12)

  1. ミクロン以下のスケールでの機械的テスト用に構成されたプローブ先端アセンブリであって、
    機械的テストシステムのトランスデューサとの結合のために構成されたヒータソケットアセンブリであって、ソケットを含む前記ヒータソケットアセンブリと、
    前記ソケット内での受け取りのために構成されたヒータ基盤と、加熱素子とを含むプローブ先端ヒータシステムと、
    前記プローブ先端ヒータシステムと結合するプローブ先端とを含み、前記プローブ先端ヒータシステム及び前記プローブ先端は、前記ソケット内に中間実装構成と実装構成との間に移動可能であり、
    前記中間実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ソケットのヨークに沿ってスライド自在に受け取られ、前記トランスデューサのz軸に対する横方向及び回転の移動が抑制され、
    前記実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ヨークと前記ソケットのヒータインタフェースと間に保持される、
    プローブ先端アセンブリ。
  2. 前記中間実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ヨークの少なくとも3つの個別の傾斜面に沿ってスライド自在に受け取られ、前記少なくとも3つの傾斜面は、前記ヒータ基盤が前記トランスデューサの前記z軸に対して横方向に及び回転して移動することを抑制する、請求項1に記載のプローブ先端アセンブリ。
  3. 前記中間実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ヨークの少なくとも3つの個別の傾斜面に沿ってスライド自在に受け取られ、前記少なくとも3つの個別の傾斜面は、前記ヒータ基盤を前記実装構成に誘導する、請求項2に記載のプローブ先端アセンブリ。
  4. 前記3つの個別の傾斜面は、2以上のガイドのガイド傾斜と、ヨーク基盤のプラグ傾斜とを含み、前記プラグ傾斜は、前記ガイド傾斜から凹まれる、請求項2に記載のプローブ先端アセンブリ。
  5. 前記実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ヒータインタフェースと前記ヨークの少なくとも3つの個別のクランプ面との間にクランプされる、請求項1に記載のプローブ先端アセンブリ。
  6. 前記中間実装構成において、前記ヒータインタフェースの1以上の変位可能な接点は、前記加熱素子と結合する前記ヒータ基盤の1以上の対応する接触パッドに向かって付勢され、前記実装構成において、前記ヒータ基盤は、前記ヨークと前記ヒータ基盤の前記1以上の変位可能な接点との間にクランプされる、請求項1に記載のプローブ先端アセンブリ。
  7. 前記加熱素子は、2以上の支持コラムと、前記2以上の支持コラムによって形成された空隙とによって、前記ヒータ基盤から距離をあけて配置され、前記2以上の支持コラムは、前記加熱素子をその中に有する前記プローブ先端ヒータシステムのアセンブリブリッジの断面積よりも小さい断面積を有する、請求項1に記載のプローブ先端アセンブリ。
  8. ミクロン以下のスケールでの機械的テストのために構成されたプローブ先端アセンブリのための使用方法であって、
    トランスデューサに結合するために構成されたヒータソケットアセンブリのヨークに沿ってプローブ先端ヒータシステムのヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせ、前記ヨークと前記ヒータソケットアセンブリのヒータインタフェースとは、ソケットを形成し、前記プローブ先端ヒータシステムは、前記ヒータ基盤及び加熱素子を含み、プローブ先端は、前記プローブ先端ヒータシステムと結合し、
    前記ヨークに沿ったスライド自在な噛み合わせを通じて前記プローブ先端ヒータシステムを前記ソケット中に誘導し、前記誘導することは、前記プローブ先端ヒータシステム及び前記プローブ先端が前記トランスデューサのz軸に対して横方向に及び回転して移動することを抑制することを含み、
    前記プローブ先端ヒータシステムが前記ソケット中に誘導された後、前記ヨークと前記ヒータインタフェースとの間に前記ヒータ基盤を保持する、
    方法。
  9. 前記ヨークに沿って前記ヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることは、前記ヨークの少なくとも3つの個別の傾斜面に沿って前記ヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記ヒータ基盤を保持することは、前記ヨークと前記ヒータインタフェースとの間に前記ヒータ基盤をクランプすることを含む、請求項8に記載の方法。
  11. 前記ヨークに沿って前記プローブ先端ヒータシステムの前記ヒータ基盤をスライド自在に噛み合わせることは、前記ヨークと前記ヒータインタフェースとの間の前記ヒータ基盤の噛み合わせを通じて前記ヒータインタフェースの1以上の変位可能な接点を変位させることを含む、請求項8に記載の方法。
  12. 前記ヒータソケットアセンブリの前記ソケットから前記プローブ先端ヒータシステムを取り外すことであって、前記ヨークと前記ヒータインタフェースとの間から前記ヒータ基盤をスライドさせることを含む前記取り外すことを含み、前記ヒータ基盤は、前記ヨークと前記ヒータインタフェースとの間のスライド自在な噛み合わせを通じて前記トランスデューサの前記z軸に対する横方向及び回転の移動を抑制される、請求項8に記載の方法。

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