JP5719334B2 - シリンダヘッドのウォータージャケット構造 - Google Patents
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Description
また、上側排気用ウォータージャケット及び下側排気用ウォータージャケットは、燃焼室頂部の配列方向(シリンダ列方向)に冷却液が流れるいわゆる縦流れとなるように形成されているので、流路面積が大きくても流速調整が容易になる。そのため、少ない冷却液量でも流速を速めて冷却効率を向上させることが容易になる。
また、このような構造によれば、上側排気用ウォータージャケットが、燃焼室用ウォータージャケットと連通しているので、シリンダヘッドの鋳造時に用いる複数の中子のうち、燃焼室用ウォータージャケットに対応する中子と、上側排気用ウォータージャケットに対応する中子とを一体に形成することができる。また、上側排気用ウォータージャケットと下側排気用ウォータージャケットとが互いに分離しているので、特許文献1のように連通路を形成するための中子を別途用意する必要がない。これにより、中子の増加が抑制され、また中子同士の位置合わせが不要のため、製造工程(中子の設置作業)の煩雑化を抑制することができる。
なお、「シリンダ軸線方向の上下」とは、シリンダ軸線に直交する平面であるシリンダ直交平面に対して、上方となる側を上側とし、下方となる側を下側とする。
図1に示すように、本発明が適用された内燃機関Eは、4つのシリンダ1a(図1では1つのみ図示)が直列に配列されて一体に設けられたシリンダブロック1と、シリンダブロック1の上側端部に結合されるシリンダヘッド2と、シリンダブロック1とシリンダヘッド2の間に設置されるガスケット3と、シリンダヘッド2の上側端部に結合されるヘッドカバー(図示省略)とから構成される機関本体を備える。
シリンダ1a毎に、該シリンダ1aのシリンダ軸線Lcに平行な方向であるシリンダ軸線方向でピストン4とシリンダヘッド2との間には、シリンダ1aとピストン4とシリンダヘッド2とにより燃焼室7が形成される。
なお、本実施形態では、シリンダ軸線Lcと鉛直軸方向(すなわち上下方向)とが一致するように内燃機関Eが設置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばシリンダ軸線Lcが鉛直軸方向に対して傾斜するように内燃機関Eを設置してもよい。
ここで、図4乃至図7では、説明の便宜のため、空間である排気集合部24及びヘッド側ウォータージャケット40を実体があるもの(すなわちこれらに対応する中子)のように描いている。
ここで、前記した「吸気側流入部51」、「軸間流入部53」及び「燃焼室側流入部61」が、特許請求の範囲における「上側排気用流入部」に相当し、「出口開口部83」が特許請求の範囲における「上側排気用出口開口部」に相当する。また、前記した「排気側流入部94」及び「追加流入部95」が、特許請求の範囲における「下側排気用流入部」に相当し、「出口開口部93」が特許請求の範囲における「下側排気用出口開口部」に相当する。
なお、図8、図9では、説明の便宜のため、ヘッド側ウォータージャケット40のうち、流入部以外の部分を仮想線(二点鎖線)で描いている。また、図10では、ガスケット3にドットのハッチングを付すと共にブロック側ウォータージャケット10の開口部を仮想線(太破線)で描き込んでいる。
図11は、吸気用ウォータージャケット、燃焼室用ウォータージャケット及び上側排気用ウォータージャケットの冷却液の流れを説明するための底面図である。図12は、下側排気用ウォータージャケットの冷却液の流れを説明するための底面図である。
1a シリンダ
2 シリンダヘッド
21 燃焼室頂部
22 吸気ポート
23 排気ポート
24 排気集合部
24d 下流側側部
3 ガスケット
10 ブロック側ウォータージャケット
40 ヘッド側ウォータージャケット
50 吸気用ウォータージャケット
60 燃焼室用ウォータージャケット
70 排気用ウォータージャケット
80 上側排気用ウォータージャケット
81 突出部
90 下側排気用ウォータージャケット
91 突出部
E 内燃機関
Lc シリンダ軸線
Claims (2)
- シリンダヘッドの底面に形成された複数の燃焼室頂部と、
前記複数の燃焼室頂部のそれぞれに連通する複数の吸気ポート及び複数の排気ポートと、
前記シリンダヘッドの内部で前記複数の排気ポートを集合させる排気集合部と、
前記燃焼室頂部を冷却する燃焼室用ウォータージャケットと、
前記排気集合部を冷却する排気用ウォータージャケットと、を備え、
前記排気用ウォータージャケットは、前記排気集合部に対してシリンダ軸線方向の上側に当該排気集合部を上側から被覆するように配置された上側排気用ウォータージャケットと、前記排気集合部に対してシリンダ軸線方向の下側に当該排気集合部を下側から被覆するように配置された下側排気用ウォータージャケットと、を有し、
前記燃焼室用ウォータージャケットは、前記上側排気用ウォータージャケットに連通しており、
前記シリンダヘッドの底面には、ブロック側ウォータージャケットから前記吸気ポートの下側に配置された吸気用ウォータージャケットを通り前記燃焼室用ウォータージャケットを経て前記上側排気用ウォータージャケットに冷却液を流入させるための上側排気用流入部と、前記ブロック側ウォータージャケットから前記下側排気用ウォータージャケットに冷却液を流入させるための下側排気用流入部と、がそれぞれ形成され、
前記上側排気用ウォータージャケットは、前記燃焼室頂部の配列方向に沿う流れを形成し、
前記下側排気用ウォータージャケットは、前記燃焼室頂部の配列方向に沿う流れを形成し、
前記シリンダヘッドの前記燃焼室頂部の配列方向に沿う流れの下流側の側面には、前記上側排気用ウォータージャケットから冷却液を排出する上側排気用出口開口部と、前記下側排気用ウォータージャケットから冷却液を排出する下側排気用出口開口部と、がそれぞれ形成され、
前記上側排気用流入部から前記燃焼室用ウォータージャケットを経て前記上側排気用ウォータージャケットを通り前記上側排気用出口開口部に至る流路と、前記下側排気用流入部から前記下側排気用ウォータージャケットを通り前記下側排気用出口開口部に至る流路とは、前記シリンダヘッドの内部で互いに独立した流路を形成していることを特徴とするシリンダヘッドのウォータージャケット構造。 - 前記上側排気用ウォータージャケット及び前記下側排気用ウォータージャケットの少なくとも一方は、他方側に向かって突出して前記排気集合部の下流側側部に対向するように配置された突出部を有することを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドのウォータージャケット構造。
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