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JP5706991B1 - マッサージ機 - Google Patents

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JP5706991B1 JP2014152389A JP2014152389A JP5706991B1 JP 5706991 B1 JP5706991 B1 JP 5706991B1 JP 2014152389 A JP2014152389 A JP 2014152389A JP 2014152389 A JP2014152389 A JP 2014152389A JP 5706991 B1 JP5706991 B1 JP 5706991B1
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Abstract

【課題】手や足など末端を適度に刺激することにより間接的に全身を刺激するようなプロのマッサージ施術者の複雑な動作を再現するマッサージ機を提供する。【解決手段】 マッサージ機は、腕固定機構10と、甲押圧機構20と、伸長機構30と、第1回動機構40と、第2回動機構50とを備えている。腕固定機構10により前腕を固定する。伸長機構30と第1回動機構40との連動により、甲押圧機構20が機能する。第1回動(メイン動作)により、手の甲には押圧力が作用し、手首が内側(掌屈側)に曲がる。前腕長軸と手長軸のなす角度が90度になる状態で、押圧状態を保持する。第2回動(サブ動作)により、甲押圧機構20は左右に回動する。これにより左右の押圧力を調整する。手首を微量捻る動作を再現できる。【選択図】図1

Description

本発明は、手または足を対象とするマッサージ機に関する。
一般に、マッサージといえば、全身マッサージを指すことが多い。全身マッサージは被術者が横になった状態で主に首、肩、腰、脚(下肢)を対象に施術するものであり、30分〜2時間程度の時間を要する。
一方で、マッサージ後の揉み返し、揉み疲れなどの弊害が指摘されている。人体のメカニズムは複雑であり、疲労箇所を直接刺激するよりも、手や足など末端を適度に刺激することにより、間接的に全身を刺激できるという専門家もいる。間接刺激であれば、マッサージの弊害も少ない。
また、手や足などの末端のマッサージであれば、椅子に座りながら、他のこと(例えば、読書や散髪)と同時の施術が可能である。全身マッサージに比べて施術時間が短い。
さらに、アスリートにとっては、全身マッサージは試合後のクールダウン時に施術するものであり、試合の最中にはできない。一方で、手や足などのマッサージであれば、試合の最中(例えば、ベースボールであればイニングとイニングの間の10分程度、サッカーであればハーフタイム)にも施術が可能である。
以上の理由から、手または足など末端を対象とするマッサージが注目されている。
ところで、一般に、マッサージ機といえば、マッサージチェアを意味することが多い。マッサージチェアは、機械により全身マッサージを施術するものである。手または足を対象とするマッサージ機は少ない。
特許文献1には、腕を保持する腕保持部と、手を保持する手保持部と、上記腕保持部と手保持部とを連結して両者を相対的に駆動させるための連結駆動部とを備えた手腕マッサージ器が記載されている。
特許文献1の手腕マッサージ器は、上記構成により、手首を伸ばすストレッチマッサージを行なうことができる。また、その他の付加構成により、手首の関節をひねるストレッチマッサージ、或いは、手首の関節を反らせるストレッチマッサージもできる。
特開2009−050571号公報
しかしながら、特許文献1の手腕マッサージ器は、マッサージチェアに付随する、いわばオマケのような存在であり、プロのマッサージ施術者の複雑な動作を再現できない。
すなわち、特許文献1の手腕マッサージ器は、手首の疲労に対し、手首を直接刺激するものである。手や足など末端を適度に刺激することにより、間接的に全身を刺激するという施術思想がない。手または足を対象としているものの、いわば、全身マッサージの延長である。
したがって、特許文献1では、本願発明者が期待するマッサージ効果が充分に得られない。
本発明は上記課題を解決するものであり、手や足など末端を適度に刺激することにより間接的に全身を刺激するようなプロのマッサージ施術者の複雑な動作を再現するマッサージ機を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明のマッサージ機は、前腕または下腿を固定する固定手段と、手首が掌屈された状態で手の甲を押圧する、または、足首が底屈された状態で、足の甲を押圧する押圧手段と、を備える。手首が掌屈された状態とは、前腕長軸と手長軸のなす角度が80〜100度の範囲にあることを言う。足首が底屈された状態とは、下腿長軸と足長軸のなす角度が130〜160度の範囲にあることをいう。
好ましくは、本発明において、さらに、前記固定手段に対し前記押圧手段を、手首相当位置にて前腕長軸と直交する軸周り、または、足首相当位置にて下腿長軸と直交する軸周りに、回動させる第1回動手段を備える。
本発明のマッサージ機によれば、手や足など末端を適度に刺激することにより、間接的に全身を刺激する。その結果、プロのマッサージ施術者の複雑な動作を再現できる。
マッサージ機概略構成図(第1実施形態) 制御ブロック図(第1実施形態) 動作説明図(第1実施形態) マッサージ機概略構成図(第2実施形態) 制御ブロック図(第2実施形態) マッサージ機概略構成図(第3実施形態) 制御ブロック図(第3実施形態) 動作説明図(第3実施形態) マッサージ機概略構成図(第4実施形態) マッサージ機概略構成図(第6実施形態) 制御ブロック図(第6実施形態) マッサージ機概略構成図(第7実施形態) マッサージ機概略構成図(第7実施形態変形例) マッサージ機概略構成図(第8実施形態) マッサージ機概略構成図(第9実施形態) 制御ブロック図(第9実施形態) マッサージ機概略構成図(第10実施形態)
<手首マッサージ>
〜第1実施形態〜
・構成
図1は、第1実施形態に係る概略斜視図である。マサージ機の構成について説明する。図示の煩雑化をさけるため、符号表示の一部を省略している。
マッサージ機は、腕固定機構10と、甲押圧機構20と、伸長機構30と、第1回動機構40と、第2回動機構50とを備えている。
腕固定機構10は、筐体11と空洞12とエアバック13とエア供給装置14と干渉防止切欠部15とを有する。
筐体11はトンネル形状をしており、内部に空洞12が設けられている。空洞12断面は、前腕断面にフィットする略楕円形状をしている。空洞12長さは、前腕長さ(肘から手首まで)よりやや短く設定されている。
空洞12外周にはエアバック13が設けられている。エアバック13にはエア供給装置14により空気が供給され、エアバック13は前腕を確実に固定する(別図参照)。
干渉防止切欠部15は、筐体11下面板の一部を緩やかなカーブにより切欠くことにより形成されるものであり、手首が内側に曲げられた状態(掌屈)で、掌底が筐体11と干渉することを防止する(図7参照)。
甲押圧機構20は、甲押圧部材21と緩衝パッド22とを有する。
甲押圧部材21は、押圧力(後述)が手の甲全域に作用するように、手の甲の形状に沿うような緩やかな曲面を形成している。甲押圧部材21裏側には、緩衝パッド22が設けられている。緩衝パッド22は、押圧力が痛みにならないように、かつ、確実に押圧力を手の甲に伝達する。たとえば、軟質の樹脂等が好ましい。
伸長機構30は、伸縮ロッド31とピン結合32,33と伸縮駆動装置34とを有する。
伸縮ロッド31は、伸縮駆動装置34により伸縮する。伸縮ロッド31一端部はピン結合32を介して筐体11(より正確には回動部材51)と回動自在に連結される。伸縮ロッド31他端部はピン結合33を介して甲押圧部材21と回動自在に連結される。
伸縮ロッド31の伸長力は、甲押圧部材21の押圧力に変換される。伸縮ロッド31伸縮による角度変位は、ピン結合32,33により吸収される。
第1回動機構40は、伸縮ロッド41とピン結合42,43とを有する。
伸縮ロッド41は、第1回動に対してはほぼ伸縮しないが、第2回動(後述)に従動するように微量伸縮する。伸縮ロッド41A,Bは左右一対設けられている。以下、説明の簡略化の為、左右一対の言及を適宜省略する。
伸縮ロッド41一端部はピン結合42を介して筐体11下部と回動自在に連結される。伸縮ロッド41他端部はピン結合43を介して甲押圧部材21と回動自在に連結される。
甲押圧部材21に作用する力により、甲押圧部材21は図示下側に回動(第1回動)する。ピン結合42は第1回動の中心となり、伸縮ロッド41は第1回動の半径となる。第1回動軸は、手首の左右を貫くように、言い換えると、左右のピン結合42A,Bを結ぶように形成される。
第2回動機構50は、回動部材51と回動駆動装置52とを有する。
回動部材51は筐体11上部端面に該平面上にて回動するよう設けられている。回動部材51は回動駆動装置52により回動し、その結果、連結するピン結合32も回動する。さらに、伸縮ロッド31,ピン結合33を介して、甲押圧部材21は図示左右に回動(第2回動)する。第2回動軸は、手首甲側相当位置にて手長軸(手首中央と中指を結ぶ線)と平行するように形成される。
なお、筐体11上部端面は第2回動軸と垂直になるように傾斜している。伸縮ロッド31は第2回動軸と一致するように角度変位する。ピン結合32は第2回動の中心となる。
また、第1回動量に比べ第2回動量は微量である。
・制御
図2は、第1実施形態に係る制御ブロックである。制御装置70は、エア供給制御機能71と伸縮駆動制御機能72と回動駆動制御機能73とを有する。
エア供給制御機能71は、エア供給装置14を駆動制御する。エアバック13の膨張により前腕が確実に固定され、かつ、前腕に痛みが発生しないように、空気量を調整する。
伸縮駆動制御機能72は、伸縮駆動装置34を駆動制御する。伸縮ロッド31の伸長により甲押圧部材21が図示時計回りに第1回動し、手首が掌屈状態(背屈と反対側、手首を内側に曲げる)で、かつ、押圧力が手の甲に作用するように、伸縮量を調整する。
回動駆動制御機能73は、回動駆動装置52を駆動制御する。回動部材51の回動により左右の押圧力が異なるように、回動量を調整する。
・請求項との対応関係
本実施形態において、腕固定機構10は、前腕を固定する固定手段を構成する。
甲押圧機構20と伸長機構30と第1回動機構40は、手首が掌屈された状態で、手の甲を押圧する押圧手段を構成する。
更に、伸長機構30と第1回動機構40は、腕固定機構10に対し甲押圧部材21を、手首相当位置にて前腕長軸と直交する軸(手首の左右を貫く軸)42周りに回動させる第1回動手段を構成する。
また、第2回動機構50は、腕固定機構10に対し甲押圧部材21を、手長軸31周りに回動させる第2回動手段を構成する。
更に、第2回動機構50による一方向の回動は、手の甲の左側を押圧する左側押圧手段を構成し、第2回動機構50による他方向の回動は、手の甲の右側を押圧する右側押圧手段を構成する。制御装置70の回動駆動制御機能73は、左側と右側の押圧量を制御する駆動制御手段を構成する。
・動作
図3は、第1実施形態に係る動作説明図である。マサージ機の動作について説明する。第1回動がメイン動作であり、第2回動がサブ動作である。
まず、空洞12に前腕を挿通する。動作開始前にて、前腕長軸と手長軸のなす角度が45〜60度程度になるように、甲押圧部材21は配置されている。被術者が力を抜いた状態では、手首より先(手)は重力により垂れ下がり、前腕長軸と手長軸のなす角度が45〜60度程度になる状態になる。これにより、手の甲が緩衝パッド22を介して甲押圧部材21に当接する(図1参照)。
さらに、下記一連の制御が開始される。まず、エアバック13により前腕を確実に固定する。
伸縮ロッド31が伸長すると、伸縮ロッド31の伸長力は、甲押圧部材21を押すように作用する。甲押圧部材21はピン結合42を中心に回動自在に支持されており、甲押圧部材21は図示下側に回動(第1回動)する。第1回動により、手の甲には押圧力が作用し、手首は掌屈状態となる。
前腕長軸と手長軸のなす角度が80〜100度程度(例えば90度)になる状態で、伸縮ロッド31の伸長を停止することにより、第1回動を停止する。甲押圧部材21には反力が作用するため、押圧状態が保持される。
なお、本願においては、掌屈とは手首を内側に曲げること、背屈とは手首を反らす方向に曲げることを意味する。
第1回動による押圧は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
更に、回動部材51を時計回り・反時計回りに第2回動することにより、甲押圧部材21は左右に回動する。
回動部材51が図示反時計回りに微量回動(15〜30度程度)すると、伸長機構30を介して、甲押圧部材21は図示反時計回りに微量回動(第2回動)する。このとき、第2回動に従動して、伸縮ロッド41Aは微量短縮し、伸縮ロッド41Bは微量伸長する。これにより、阻害されることが無く第2回動が行われる。
図示反時計回りの第2回動により、親指側の押圧力は強まり、小指側の押圧力は弱まる。手の親指側が内側に捻(ひね)られた状態になる。
逆に、図示時計回りの第2回動により、親指側の押圧力は弱まり、小指側の押圧力は強まる。手の小指側が内側に捻(ひね)られた状態になる(図示省略)。
第2回動による押圧変化は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
・効果
第1回動による、手首の掌屈動作は、背屈動作に比べ、身体への負担が少ない。末端である手首を適度に刺激することにより、前腕および上腕の神経や筋肉を介して微弱な刺激が肩まわりの神経や筋肉に伝達される。これにより、肩まわりのマッサージができる。
更に第2回動を加えることにより、手首を微量捻る(ひねる)動作ができる。これにより、更に複雑な刺激を与えることができる。第2回動は微量であるため、身体への負担が少ない。
すなわち、手や手首など末端を適度に刺激することにより間接的に全身を刺激するようなプロのマッサージ施術者の複雑な動作を再現することができる。
〜第2実施形態〜
・構成
図4は、第2実施形態に係る概略斜視図である。マサージ機の構成について説明する。図示の煩雑化をさけるため、符号表示の一部を省略している。
マッサージ機は、腕固定機構10と、甲押圧機構20と、伸長機構30と、第1回動機構40とを備えている。すなわち、第1実施形態とは、第2回動機構50の有無の点で相違する。
腕固定機構10は、第1実施形態の構成と同様である。
甲押圧機構20は、甲押圧部材21と緩衝パッド22と連結部23とを有する。
甲押圧部材21は、第1実施形態の構成と類似しているが、図示親指側の甲押圧部材21Aと図示小指側の甲押圧部材21Bとに分割されている点で相違する。左右の甲押圧部材21A,Bは連結部23により連結されている。
連結部23は、変形し左右の変位差を吸収するとともに、左右の連結を維持する程度の剛性を有する。例えば、硬質の樹脂等が好ましい。
伸長機構30は、左右の伸縮ロッド31A,Bとピン結合32A,B,33A,Bと伸縮駆動装置34A,Bとを有する。左右一対であること以外は、第1実施形態の構成と同様である。
左右の伸縮ロッド31A,Bの伸縮量をそれぞれ制御することにより、左右の甲押圧部材21A,Bは別々に駆動される。
第1回動機構40は、第1実施形態の構成と同様である。
伸縮ロッド41は左右一対設けられている。伸縮ロッド41A,Bは、メイン動作に対してはほぼ伸縮しないが、第1回動量(伸縮ロッド31伸縮量)の左右差(サブ動作)を吸収するように、従動して微量伸縮する。
なお、第2回動機構50がないため、筐体11上部端面は傾斜している必要はない。
また、第1回動量の左右差は第1回動量に比べて微量である。
・制御
図5は、第2実施形態に係る制御ブロックである。制御装置70は、エア供給制御機能71と伸縮駆動制御機能74とを有する。
エア供給制御機能71は、第1実施形態と同様である。
伸縮駆動制御機能74は、伸縮駆動装置34A,Bをそれぞれ駆動制御する。伸縮ロッド31A,Bの伸長により手首が掌屈された状態で、かつ、押圧力が手の甲に作用するように、伸縮量を調整する。
このとき、伸縮ロッド31A,Bの伸縮量に左右差を与えることで、左右の押圧力が異なるように調整する。
・請求項との対応関係
腕固定機構10は、前腕固定する固定手段を構成する。甲押圧機構20と伸長機構30と第1回動機構40は、手首が掌屈された状態で、手の甲を押圧する押圧手段を構成する。伸長機構30と第1回動機構40は、腕固定機構10に対し甲押圧部材21を、手首相当位置にて前腕長軸と直交する軸42周りに回動させる第1回動手段を構成する。すなわち、本実施形態においては、第1回動手段は押圧手段の一態様である。
特に、第2実施形態において、甲押圧機構20と伸長機構30と第1回動機構40とは、それぞれ左右一対の構成A,Bを有し、手の甲の左側を押圧する左側押圧手段と、手の甲の右側を押圧する右側押圧手段を構成する。制御装置70の伸縮駆動制御機能74は、左側と右側の押圧量を制御する駆動制御手段を構成する。
・動作
第2実施形態に係る動作について説明する。第1回動がメイン動作であることは第1実施形態と同様である。サブ動作として、第2回動のかわりに、第1回動量に左右差を与える点で相違する。
空洞12に前腕を挿通し、手の甲を緩衝パッド22を介して甲押圧部材21に当接する動作、および、エアバック13により前腕を確実に固定する動作は、第1実施形態と同様である。
伸縮ロッド31A,Bが伸長すると、伸縮ロッド31A,Bの伸長力は、甲押圧部材21A,Bを押すように作用する。甲押圧部材21A,Bはピン結合42A,Bを中心に回動自在に支持されており、甲押圧部材21A,Bは図示下側に回動(第1回動)する。第1回動により、手の甲には押圧力が作用し、手首が掌屈される。
前腕長軸と手長軸のなす角度が80〜100度程度(例えば90度)になる状態で、伸縮ロッド31A,Bの伸長を停止することにより、第1回動を停止する。甲押圧部材21A,Bには反力が作用するため、押圧状態が保持される。
更に、伸縮ロッド31A,Bの伸縮量に左右差を与える。すなわち、第1回動量に左右差を与える。
たとえば、図示左側の第1回動量を100度とし、図示右側の第1回動量を80度とする。これにより、親指側の押圧力は強まり、小指側の押圧力は弱まる。手の親指側が内側に捻(ひね)られた状態になる。
逆に、図示左側の第1回動量を80度とし、図示右側の第1回動量を100度とする。これにより、親指側の押圧力は弱まり、小指側の押圧力は強まる。手の小指側が内側に捻(ひね)られた状態になる。
また、図示左側の第1回動量を100度とし、図示右側の第1回動量を90度のままとする。これにより、親指側の押圧力は強まり、小指側の押圧力は維持される。手の親指側が内側に捩(ねじ)られた状態になる。
逆に、図示左側の第1回動量を90度のままとし、図示右側の第1回動量を100度とする。これにより、親指側の押圧力は維持され、小指側の押圧力は強まる。手の小指側が内側に捩(ねじ)られた状態になる。
伸縮ロッド41A,Bは、第1回動量の左右差を吸収するように、従動して微量伸縮する。たとえば、親指側の第1回動量が小指側の第1回動量より多い場合、伸縮ロッド41Aは微量短縮し、伸縮ロッド41Bは微量伸長する。
なお、本願においては、捻(ひね)るとは、両端が互いに逆方向にほぼ等量回動する動作を意味し、捩(ねじ)るとは、一端が回動するが他端には回動抑止力が作用する動作を意味する。
第1回動による押圧(メイン動作)や押圧量の左右差(サブ動作)は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
・効果
第1回動による効果は、第1実施形態と同様である。
更に、手首を微量捻る(ひねる)動作に加えて、手首を微量捩る(ねじる)動作が再現できる。これにより、第1実施形態に比べて、更に複雑な刺激を与えることができる。なお押圧量の左右差は微量であるため、身体への負担が少ない。
すなわち、手や手首など末端を適度に刺激することにより間接的に全身を刺激するようなプロのマッサージ施術者の複雑な動作を再現することができる。
〜第3実施形態〜
図6は、第3実施形態に係る概略斜視図である。マサージ機の構成について説明する。図示の煩雑化をさけるため、符号表示の一部を省略している。
マッサージ機は、腕固定機構10と、甲押圧機構20と、伸長機構30と、第1回動機構40と、指回動機構60とを備えている。すなわち、第1実施形態とは、指回動機構60の有無の点で相違する。
腕固定機構10および甲押圧機構20は、第1実施形態の構成と同様である。
伸長機構30は、左右一対であること以外は、第1実施形態の構成と同様である。なお、第2実施形態と異なり、伸長機構30の左右差はない。
第1回動機構40は、回動ロッド44が伸縮しない点以外は、第1実施形態の構成と同様である。
なお、甲押圧部材21が左右に回動(第2回動)したり、第1回動量に左右差を与えたりすることがないため、回動ロッド44は伸縮不要である。
第3実施形態は、指回動機構60を備えることを特徴とする。指回動機構60は、五指対向部材61A〜Eと、ピン結合62A〜Eと、回動駆動装置63A〜Eとを有する。
五指対向部材61A〜Eは、五指(親指,人指し指,中指,薬指,小指)の背側に対向するように、かつ、ピン結合62A〜Eを介して回動自在に甲押圧部材21に連設されている。
五指対向部材61A〜Eは、回動駆動装置63A〜Eにより指の背を押圧する方向かつ内側方向(手長軸に向かう方向)に回動する。ピン結合62A〜Eは指回動の中心となる。
五指対向部材61A〜Eの回動量を調整することで、左右の押圧力分布を調整する。
・制御
図7は、第3実施形態に係る制御ブロックである。制御装置70は、エア供給制御機能71と伸縮駆動制御機能75と回動駆動制御機能76とを有する。
エア供給制御機能71は、第1実施形態と同様である。
伸縮駆動制御機能75は、伸縮駆動装置34A,Bを駆動制御する。なお、第2実施形態と異なり、左右差はない。すなわち、実質的に第1実施形態の伸縮駆動制御機能72と同様である。
回動駆動制御機能76は、回動駆動装置63A〜Eをそれぞれ駆動制御する。
親指対向部材61Aの回動量を人指し指対向部材61Bの回動量より多くなるように制御し、残りの五指対向部材61C〜Eは駆動しない。もしくは、親指対向部材61A、人指し指対向部材61B、中指対向部材61Cの順で回動量が多くなるように制御する。その結果、親指は人指し指より多く移動する。
一方、小指対向部材61Eの回動量を薬指対向部材61Dの回動量より多くなるように制御し、残りの五指対向部材61A〜Cは駆動しない。もしくは、小指対向部材61E、薬指対向部材61D、中指対向部材61Cの順で回動量が多くなるように制御する。その結果、小指は薬指より多く移動する。
・請求項との対応関係
腕固定機構10は、前腕を固定する固定手段を構成する。甲押圧機構20と伸長機構30と第1回動機構40は、手首が掌屈された状態で、手の甲を押圧する押圧手段を構成する。伸長機構30と第1回動機構40は、腕固定機構10に対し甲押圧部材21を、手首相当位置にて前腕長軸と直交する軸42周りに回動させる第1回動手段を構成する。すなわち、本実施形態においては、第1回動手段は押圧手段の一態様である。
特に、第3実施形態において、指回動機構60は、手の甲の左側を押圧する左側押圧手段と、手の甲の右側を押圧する右側押圧手段を構成する。制御装置70の回動駆動制御機能76は、左右の押圧量分布を調整する駆動制御手段を構成する。
・動作
図8は、第3実施形態に係る動作説明図である。第3実施形態に係る動作について説明する。第1回動がメイン動作であることは第1実施形態と同様である。サブ動作として、第2回動のかわりに、指回動を行う点で相違する。
空洞12に前腕を挿通し、手の甲を緩衝パッド22を介して甲押圧部材21に当接する動作、および、エアバック13により前腕を確実に固定する動作は、第1実施形態と同様である。
伸縮ロッド31A,Bが伸長すると、伸縮ロッド31A,Bの伸長力は、甲押圧部材21を押すように作用する。甲押圧部材21はピン結合42A,Bを中心に回動自在に軸支されており、甲押圧部材21は図示下側に回動(第1回動)する。第1回動により、手の甲には押圧力が作用し、手首が掌屈される。
前腕長軸と手長軸のなす角度が80〜100度程度(例えば90度)になる状態で、伸縮ロッド31A,Bの伸長を停止することにより、第1回動を停止する。甲押圧部材21には反力が作用するため、押圧状態が保持される(図8参照)。
更に、五指対向部材61A〜Eをそれぞれ駆動する。すなわち、各回動量を調整する。
たとえば、親指対向部材61Aの回動量を人指し指対向部材61Bの回動量より多くなるようにし、残りの五指対向部材61C〜Eは駆動しない。これにより、親指側の押圧力は強まり、小指側の押圧力は維持される。手の親指側が内側に捩(ねじ)られた状態になる(図8参照)。
逆に、小指対向部材61Eの回動量を薬指対向部材61Dの回動量より多くなるようにし、残りの五指対向部材61A〜Cは駆動しない。これにより、親指側の押圧力は維持され、小指側の押圧力は強まる。手の小指側が内側に捩(ねじ)られた状態になる(図示省略)。
第1回動による押圧や指回動による押圧追加は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
・効果
第1回動による効果は、第1実施形態と同様である。
更に、指回動により、手首を微量捩(ねじ)動作や捻る(ひねる)動作を再現できる。特に、5つの指対向部材61A〜Eの回動量をそれぞれ調整できるため、第1実施形態や第2実施形態に比べて、更に複雑な刺激を与えることができる。
なお指回動による押圧追加は微量であるため、身体への負担が少ない。また、本実施形態の指回動は、指を反らせる動作に比べて身体への負担が少ない。
すなわち、手や手首など末端を適度に刺激することにより間接的に全身を刺激するようなプロのマッサージ施術者の複雑な動作を再現することができる。
〜第4実施形態〜
・構成
図9は、第4実施形態に係る概略斜視図(一部断面図)である。マサージ機の構成について説明する。図示の煩雑化をさけるため、符号表示の一部を省略している。
マッサージ機は、腕固定機構10と、甲押圧機構20と、第2回動機構50とを備えている。すなわち、第1実施形態とは、伸長機構30および第1回動機構40の有無の点で相違する。
腕固定機構10は、第1実施形態の構成と同様である。
甲押圧機構20は、甲押圧部材24と甲用エアバッグ25とエア供給装置26とを有する。
甲押圧部材24は、押圧力(後述)が手の甲全域に作用するように、手の甲の形状に沿うような緩やかな曲面を形成している。甲押圧部材24裏側には、甲用エアバッグ25が設けられている。
甲用エアバッグ25にはエア供給装置26により空気が供給され、エアバッグ25は膨張して手の甲を押圧する。甲押圧部材24には反力が作用する。
第2回動機構50は、回動ピン53と回動駆動装置52とを有する。
回動ピン53一端は筐体11上部端面に該平面上にて回動するよう設けられている。回動ピン53他端は甲押圧部材24に連設されている。すなわち、回動ピン53長軸方向は、手長軸方向と一致する。
回動ピン53は回動駆動装置52により自分を軸として回動し、その結果、甲押圧部材24は図示左右に回動(第2回動)する。
なお、筐体11上部端面は第2回動軸と垂直になるように傾斜している。回動ピン53は第2回動の中心となる。
また、エアバッグ25押圧による変位量に比べ第2回動量は微量である。
・制御
制御装置70は、エア供給制御機能71とエア供給制御機能77と回動駆動制御機能73とを有する(後述する図11に類似するため図示省略)。
エア供給制御機能71は、第1実施形態と同様である。
エア供給制御機能77は、エア供給装置26を駆動制御する。エアバック25の膨張により、手首が掌屈された状態で、かつ、押圧力が手の甲に作用するように、空気量を調整する。
回動駆動制御機能73は、回動駆動装置52を駆動制御する。回動ピン53の回動により左右の押圧力が異なるように、回動量を調整する。
・請求項との対応関係
本実施形態において、腕固定機構10は、前腕固定する固定手段を構成する。
甲押圧機構20は、手首が掌屈された状態で、手の甲を押圧する押圧手段を構成する。すなわち、本実施形態においては、エアバック25による膨張が押圧手段の一態様である。したがって、甲押圧部材24が第1回動軸周りに回動することはない。
また、第2回動機構50は、腕固定機構10に対し甲押圧部材24を、回動ピン53を軸として回動させる第2回動手段を構成する。
更に、第2回動機構50による双方向の回動は、手の甲の左側を押圧する左側押圧手段を構成し、手の甲の右側を押圧する右側押圧手段を構成する。制御装置70の回動駆動制御機能73は、左側と右側の押圧量を制御する駆動制御手段を構成する。
・動作
第4実施形態に係る動作について説明する。エアバック膨張がメイン動作であり、第2回動がサブ動作である。
まず、空洞12に前腕を挿通する。前腕長軸と手長軸(指方向)のなす角度が45〜60度程度になるように、甲押圧部材24は配置され固定されている。動作開始前において、被術者が力を抜いた状態では、手首より先(手)は重力により垂れ下がり、前腕長軸と手長軸(指方向)のなす角度が45〜60度程度になる状態になる。これにより、手の甲がエアバック25を介して甲押圧部材24に当接する(図9参照)。
さらに、下記一連の制御が開始される。まず、エアバック13により前腕を確実に固定する。
エアバック25が膨張すると、甲押圧部材24には反力が発生し、手の甲には押圧力が作用し、手首が内側に曲がる(掌屈する)。
前腕長軸と手長軸のなす角度が80〜100度程度(例えば90度)になる状態で、エアバック25の膨張を停止する。甲押圧部材24には反力が作用するため、押圧状態が保持される。
エアバック25による押圧は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
更に、回動ピン53を時計回り・反時計回りに回動することにより、甲押圧部材24は左右に回動する。
図示反時計回りの第2回動により、親指側の押圧力は強まり、小指側の押圧力は弱まる。手の親指側が内側に捻(ひね)られた状態になる。
逆に、図示時計回りの第2回動により、親指側の押圧力は弱まり、小指側の押圧力は強まる。手の小指側が内側に捻(ひね)られた状態になる。
第2回動による押圧変化は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
・効果
エアバック25による押圧は、第1実施形態等の第1回動と同様の動作であり、同様の効果が得られる。また、第2回動による効果は、第1実施形態と同様である。
ところで、第1実施形態において、甲押圧機構20と伸長機構30と第1回動機構40が押圧手段を構成するのに対し、第4実施形態においては、甲押圧機構20が押圧手段を構成する。すなわち、第1実施形態より簡単な構成で、同様な効果が得られる。
〜第5実施形態〜
・構成(図示省略)
第5実施形態に係るマサージ機の構成について説明する。第5実施形態は、第4実施形態の特徴(エア押圧)と第2実施形態の特徴(甲押圧左右差)とを組み合わせたものである。共通する構成については、図4、図5,図9を参照し、図示を省略する。
マッサージ機は、腕固定機構10と、甲押圧機構20とを備えている。すなわち、第4実施形態と同様に、伸長機構30および第1回動機構40がない。また、第2実施形態と同様に、第2回動機構50がない。
腕固定機構10は、第4実施形態の構成と同様である。
甲押圧機構20は、甲押圧部材24と甲用エアバッグ25とエア供給装置26とを有する。
甲押圧部材24は、第4実施形態と同様である。押圧力が手の甲全域に作用するように、手の甲の形状に沿うように緩やかにカーブしている。
甲押圧部材24裏側には、甲用エアバッグ25が設けられている。甲用エアバッグ25は、図示親指側の甲用エアバッグ25Aと図示小指側の甲用エアバッグ25Bとに分割されている。この点で第4実施形態と相違する。
甲用エアバッグ25A,Bにはエア供給装置26A,Bにより空気が供給され、エアバッグ25A,Bは膨張して手の甲を押圧する。甲押圧部材24には反力が作用する。
左右の甲用エアバッグ25A,Bの膨張量をそれぞれ制御することにより、左右の押圧力を調整できる。
なお、第2回動機構50がないため、筐体11と甲押圧部材24が連続している。
また、メイン動作に係る膨張量に比べ、押圧左右差は微量である。
・制御(図示省略)
制御装置70は、エア供給制御機能71とエア供給制御機能78とを有する。
エア供給制御機能71は、第4実施形態と同様である。
エア供給制御機能78は、エア供給装置26A,Bをそれぞれ駆動制御する。エアバック25A,Bの膨張により、手首が掌屈された状態で、かつ、押圧力が手の甲に作用するように、空気量を調整する。
このとき、エアバック25A,Bの膨張量に左右差を与えることで、左右の押圧力が異なるように調整する。すなわち、第2実施形態の伸縮駆動制御機能74に類似する。
・請求項との対応関係
腕固定機構10は、前腕固定する固定手段を構成する。
甲押圧機構20は、手首が掌屈された状態で、手の甲を押圧する押圧手段を構成する。すなわち、本実施形態においては、エアバック25A,Bによる膨張が押圧手段の一態様である。この点、第4実施形態と類似する。
一方、エアバック25Aおよびエアバック25Bによる膨張は、それぞれ、手の甲の左側を押圧する左側押圧手段と、手の甲の右側を押圧する右側押圧手段を構成する。制御装置70のエア供給制御機能78は、左側と右側の押圧量を制御する駆動制御手段を構成する。この点、第2実施形態と類似する。
・動作
第5実施形態に係る動作について説明する。エアバック膨張がメイン動作であることは第4実施形態と同様である。サブ動作として、第2回動のかわりに、エアバック膨張量に左右差を与える点は第2実施形態と類似する。
空洞12に前腕を挿通し、手の甲をエアバック25を介して甲押圧部材24に当接する動作、および、エアバック13により前腕を確実に固定する動作は、第4実施形態と同様である。
エアバック25A,Bが膨張すると、甲押圧部材24には反力が発生し、手の甲には押圧力が作用し、手首が掌屈される。
前腕長軸と手長軸のなす角度が80〜100度程度(例えば90度)になる状態で、エアバック25A,Bの膨張を停止する。甲押圧部材24には反力が作用するため、押圧状態が保持される。メイン動作は第4実施形態と同様である。
更に、エアバック25A,Bの膨張量に左右差を与える。サブ動作は第2実施形態と類似する。
たとえば、左側の膨張量を微量増とし、右側の膨張量を微量減とする。これにより、親指側の押圧力は強まり、小指側の押圧力は弱まる。手の親指側が内側に捻(ひね)られた状態になる。
逆に、左側の膨張量を微量減とし、右側の膨張量を微量増とする。これにより、親指側の押圧力は弱まり、小指側の押圧力は強まる。手の小指側が内側に捻(ひね)られた状態になる。
また、左側の膨張量を微量増とし、右側の膨張量のまま維持する。これにより、親指側の押圧力は強まり、小指側の押圧力は維持される。手の親指側が内側に捩(ねじ)られた状態になる。
逆に、左側の膨張量のまま維持し、右側の膨張量を微量増とする。これにより、親指側の押圧力は維持され、小指側の押圧力は強まる。手の小指側が内側に捩(ねじ)られた状態になる。
メイン動作やサブ動作は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
・効果
メイン動作による効果は、第4実施形態と同様である。サブ動作による効果は、第2実施形態と同様である。すなわち、第4実施形態に類似する簡単な構成で、第2実施形態と同様の効果が得られる。
〜第6実施形態〜
・構成
図10は、第6実施形態に係る概略斜視図である。マサージ機の構成について説明する。図示の煩雑化をさけるため、符号表示の一部を省略している。第5実施形態が、第4実施形態と第2実施形態の特徴を組み合わせたものであるのに対し、第6実施形態が、第4実施形態の特徴(エア押圧)と第3実施形態の特徴(指回動)とを組み合わせたものである。
マッサージ機は、腕固定機構10と、甲押圧機構20、第2回動機構50と、指回動機構60とを備えている。すなわち、第4実施形態と同様に、伸長機構30および第1回動機構40がない。一方で、第3実施形態と同様に、指回動機構60を備える。
腕固定機構10および第2回動機構50は、第4実施形態の構成と同様である。
甲押圧機構20は、甲押圧部材27と甲用エアバッグ25とエア供給装置26とを有する。
甲押圧部材27は、押圧力(後述)が手の甲全域に作用するように、手の甲の形状に沿うようにカーブしている。指回動機構60との連動を期待するため、第4実施形態の甲押圧部材27に比べて曲率が大きい。さらに中指に対向する様に延設される中指対向部28を有する。
甲押圧部材27裏側には、甲用エアバッグ25が設けられている。甲用エアバッグ25にはエア供給装置26により空気が供給され、エアバッグ25は膨張して手の甲を押圧する。甲押圧部材27には反力が作用する。
第6実施形態は、指回動機構60を備えることを特徴とする。この点、第3実施形態の構成と類似する。指回動機構60は、指対向部材64A,Bと、ピン結合65A,Bと、回動駆動装置66A,Bとを有する。
指対向部材64Aは、親指および人指し指の背側に対向するように、かつ、ピン結合65Aを介して回動自在に甲押圧部材27に連設されている。指対向部材64Bは、薬指および小指の背側に対向するように、かつ、ピン結合65Bを介して回動自在に甲押圧部材27に連設されている。
指対向部材64A,Bは、回動駆動装置66A,Bにより指の背を押圧する方向かつ内側方向(手長軸に向かう方向)に回動する。ピン結合65A,Bは指回動の中心となる。
指対向部材64A,Bの一方を回動することにより、左右の押圧力が異なるように調整する。
また、メイン動作に係る押圧力に比べ、指回動による左右差は微量である。
・制御
図11は、第6実施形態に係る制御ブロックである。制御装置70は、エア供給制御機能71とエア供給制御機能77と回動駆動制御機能73と回動駆動制御機能79とを有する。
エア供給制御機能71とエア供給制御機能77と回動駆動制御機能73は、第4実施形態と同様である。
回動駆動制御機能79は、回動駆動装置66A,Bをそれぞれ駆動制御する。すなわち、回動駆動制御機能79は第3実施形態の回動駆動制御機能76に類似する。
さらに、回動駆動制御機能79は、回動駆動制御機能73による第2回動制御と連動した制御を行う。
図示反時計回りの第2回動制御と連動させ、指対向部材64Aを回動するように駆動し、指対向部材64Bを駆動しない。なお、指対向部材64Aが指の背を押圧する方向かつ手長軸に向かう方向に回動する結果、親指は人指し指より多く移動する。残りの3指は移動しない。
一方、時計回りの第2回動制御と連動させ、指対向部材64Aを駆動せず、指対向部材64Bが回動するように駆動する。なお、指対向部材64Bが指の背を押圧する方向かつ手長軸に向かう方向に回動する結果、小指は薬指より多く移動する。残りの3指は移動しない。
すなわち、第2回動制御および指回動制御により、左右の押圧力が異なるように調整する。
・請求項との対応関係
腕固定機構10は、前腕を固定する固定手段を構成する。甲押圧機構20は、手首が掌屈される状態で、手の甲を押圧する押圧手段を構成する。すなわち、エアバック25による膨張が押圧手段の一態様である。第2回動機構50は、腕固定機構10に対し甲押圧部材27を、回動ピン53を軸として回動させる第2回動手段を構成する。この点、第4実施形態と同様である。
特に、第6実施形態において、第2回動機構50および指回動機構60の連動は、手の甲の左側を押圧する左側押圧手段と、手の甲の右側を押圧する右側押圧手段を構成する。制御装置70の回動駆動制御機能73,79は、左側と右側の押圧量を制御する駆動制御手段を構成する。この点、第3実施形態と第4実施形態との特徴を組み合わせたものである。
・動作
第6実施形態に係る動作について説明する。エアバック膨張がメイン動作である。この点、第4実施形態と同様である。サブ動作として、第2回動と連動させ、指回動を行う。この点、第3実施形態と第4実施形態との特徴を組み合わせたものである。
空洞12に前腕を挿通し、手の甲をエアバック25を介して甲押圧部材24に当接する動作、および、エアバック13により前腕を確実に固定する動作は、第4実施形態と同様である。
エアバック25が膨張すると、甲押圧部材27には反力が発生し、手の甲には押圧力が作用し、手首が掌屈される。
前腕長軸と手長軸のなす角度が80〜100度程度(例えば90度)になる状態で、エアバック25の膨張を停止する。甲押圧部材27には反力が作用するため、押圧状態が保持される。メイン動作は第4実施形態と同様である。
更に、第2回動機構50および指回動機構60の連動によりに、押圧力に左右差を与える。サブ動作は第3実施形態と第4実施形態との動作を組み合わせたものである。
たとえば、図示反時計回りの第2回動と指対向部材64Aの回動を連動させる。これにより、親指側の押圧力は強まり、小指側の押圧力は弱まる。手の親指側が内側に捻られた状態になる。
逆に、図示時計回りの第2回動と指対向部材64Bの回動を連動させる。これにより、親指側の押圧力は弱まり、小指側の押圧力は強まる。手の小指側が内側に捻られた状態になる。
メイン動作やサブ動作は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
・効果
メイン動作による効果は、第4実施形態と同様である。サブ動作は、第3実施形態と第4実施形態との動作を組み合わせた複雑な動作となる。すなわち、プロのマッサージ施術者の複雑な動作を再現することができる。
<足首マッサージ>
〜第7実施形態〜
・構成
図12は、第7実施形態に係る概略斜視図である。マサージ機の構成について説明する。図示の煩雑化をさけるため、符号表示の一部を省略している。
マッサージ機は、脚固定機構110と、甲押圧機構120と、第1回動機構140とを備えている。
脚固定機構110は、筐体111と空洞112とエアバック113とエア供給装置114と干渉防止切欠部15とを有する。
筐体111はトンネル形状をしており、内部に空洞112が設けられている。空洞112断面は、下腿断面にフィットする略楕円形状をしている。空洞112長さは、下腿長さ(ひざ下から足首まで)より短く設定されている。
空洞112外周にはエアバック113が設けられている。エアバック113にはエア供給装置114により空気が供給され、エアバック113は下腿を確実に固定する。
干渉防止切欠部15は、筐体111背面下部の一部を緩やかなカーブにより切欠くことにより形成されるものであり、足首が底屈された状態で、踵が筐体111と干渉することを防止する(図13参照)。
なお、本願において、足首の底屈とは足首の甲側が伸ばされる方向に足首を曲げることを意味する。足首の背屈とは、足の指を反らす方向に足首を曲げることを意味する。
また、本願において、脚とは足首から脚の付け根に至る部位を意味し、足とは足首から足の指までの部位を意味する。
甲押圧機構120は、甲押圧部材121と緩衝パッド122と足支持板123を有する。
甲押圧部材121は、押圧力(後述)が足の甲に作用するように、足の甲の形状に沿うような緩やかな曲面を形成している。甲押圧部材121裏側には、緩衝パッド122が設けられている。緩衝パッド122は、押圧力が痛みにならないように、かつ、押圧力を足の甲に伝達する。たとえば、軟質の樹脂等が好ましい。
足支持板123は、足の裏に当接するように配置され、甲押圧部材121に連設されている。また足の踝相当位置にて、ピン結合142を介して筐体111と回動自在に連結される。
第1回動機構140は、ピン結合142と回動駆動装置143とを有する。ピン結合142を軸として、足支持板123は回動駆動装置143により回動し、足支持板123に連設される甲押圧部材121は図示下側に回動(第1回動)する。第1回動軸は、足首の踝相当位置にて下腿長軸と直交する(左右の踝を貫く)ように、言い換えると、左右のピン結合142A,Bを結ぶように形成される。
ピン結合142A,Bは左右一対設けられている。以下、説明の簡略化の為、左右一対の言及を適宜省略する。
・制御
制御装置190は、エア供給制御機能191と回動駆動制御機能192とを有する。なお、第1実施形態に係る制御ブロック図(図2)と類似する点も多いため、図示を省略する。
エア供給制御機能191は、エア供給装置114を駆動制御する。エアバック113の膨張により下腿が確実に固定され、かつ、下腿に痛みが発生しないように、空気量を調整する。
回動駆動制御機能192は、回動駆動装置143を駆動制御する。足支持板123の回動により足首が底屈された(足首の甲側が伸ばされた)状態で、かつ、押圧力が足の甲に作用するように、回動を調整する。
・請求項との対応関係
本実施形態において、脚固定機構110は、下腿を固定する固定手段を構成する。
甲押圧機構120と第1回動機構140は、足首が底屈された状態で、足の甲を押圧する押圧手段を構成する。
更に、第1回動機構140は、脚固定機構110に対し甲押圧部材121を、足首の踝相当位置にて下腿長軸と直交する軸(左右の踝を貫く軸)142周りに回動させる第1回動手段を構成する。
すなわち、本実施形態においては、第1回動手段は押圧手段の一態様である。第1回動機構140の回動を介して、甲押圧機構120が機能する。
・動作
第7実施形態に係るマサージ機の動作について説明する。メイン動作(第1回動)のみである。
まず、空洞112に下腿を挿通する。動作開始前において、下腿長軸と足長軸(踵中央と中指を結ぶ線)のなす角度が90度程度になるように、足支持板123は配置されている。被術者が力を抜いた状態で、足の甲が緩衝パッド122を介して甲押圧部材121に当接する。
さらに、下記一連の制御が開始される。まず、エアバック113により下腿を確実に固定する。
足支持板123が回動すると、甲押圧部材121は図示下側に回動(第1回動)する。第1回動により、足の甲には押圧力が作用し、足首は底屈される(足首の甲側が伸びる)。
下腿長軸と足長軸のなす角度が130〜160度程度(例えば150度)になる状態で、すなわち、下腿の脛面と足の甲面が同一平面となる状態で、足支持板123の回動を停止することにより、第1回動を停止する。甲押圧部材121には反力が作用するため、押圧状態が保持される。
第1回動による押圧は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
・効果
第1回動による、足首の底屈動作は、背屈動作(足首を反らせる)に比べ、身体への負担が少ない。末端である足や足首を適度に刺激することにより、下腿および上腿の神経や筋肉を介して微弱な刺激が腰まわりの神経や筋肉に伝達される。これにより腰回りのマッサージができる。
すなわち、足や足首など末端を適度に刺激することにより間接的に全身を刺激するようなプロのマッサージ施術者の複雑な動作を再現することができる。
〜第7実施形態変形例〜
・構成および動作
図13は、第7実施形態変形例に係る概略斜視図である。第7実施形態の構成に加えて、変形例は伸長機構130を備えている。
伸長機構130は、伸縮ロッド131とピン結合132,133と伸縮駆動装置134とを有する。
伸縮ロッド131は、伸縮駆動装置134により伸縮する。伸縮ロッド131一端部はピン結合132を介して筐体111背面と回動自在に連結される。伸縮ロッド131他端部はピン結合133を介して足支持板123背面と回動自在に連結される。
伸縮ロッド131の短縮力は、足支持板123の回動(第1回動)を介して、甲押圧部材121の押圧力に変換される。伸縮ロッド131伸縮による角度変位は、ピン結合132,133により吸収される。
すなわち、第7実施形態では、回動駆動装置143により第1回動動作を行うのに対し、変形例では、伸縮駆動装置134により第1回動動作を行う。
第1回動に係る動作は、第7実施形態と同様である。
・請求項との対応関係
甲押圧機構120と伸長機構130と第1回動機構140は、押圧手段を構成する。
更に、伸長機構130と第1回動機構140は、第1回動手段を構成する。すなわち、本変形例においては、第1回動手段は押圧手段の一態様である。伸長機構130と第1回動機構140との連動により、甲押圧機構120が機能する。
〜第8実施形態〜
図14は、第8実施形態に係る概略斜視図である。マサージ機の構成について説明する。図示の煩雑化をさけるため、符号表示の一部を省略している。
マッサージ機は、脚固定機構110と、甲押圧機構120と、第1回動機構140と、指回動機構160とを備えている。すなわち、第7実施形態とは、指回動機構160の有無の点で相違する。
脚固定機構110、甲押圧機構120および第1回動機構140は、第7実施形態の構成と同様である。
ただし、足支持板127は、指回動状態で指が足支持板127と干渉することを防止する干渉防止切欠部128を有する。
第8実施形態は、指回動機構160を備えることを特徴とする。指回動機構160は、五指対向部材161A〜Eと、ピン結合162A〜Eと、回動駆動装置163A〜Eとを有する。
五指対向部材161A〜Eは、五指(親指,人指し指,中指,薬指,小指)の背側に対向するように、かつ、ピン結合162A〜Eを介して回動自在に甲押圧部材121に連設されている。
五指対向部材161A〜Eは、回動駆動装置163A〜Eにより指の背を押圧する方向かつ内側方向(足長軸に向かう方向)に回動する。ピン結合162A〜Eは指回動の中心となる。
五指対向部材161A〜Eの回動量を調整することで、左右の押圧力分布を調整する。
・制御
第8実施形態に係る制御について説明する。制御装置190は、エア供給制御機能191と第1回動制御機能192と指回動駆動制御機能196とを有する。なお、第3実施形態に係る制御ブロック図(図7)と類似する点も多いため、図示を省略する。
エア供給制御機能191および第1回動駆動制御機能192は、第7実施形態と同様である。
指回動駆動制御機能196は、回動駆動装置163A〜Eをそれぞれ駆動制御する。
親指対向部材161Aの回動量を人指し指対向部材161Bの回動量より多くなるように制御し、残りの五指対向部材161C〜Eは駆動しない。もしくは、親指対向部材161A、人指し指対向部材161B、中指対向部材161Cの順で回動量が多くなるように制御する。その結果、親指は人指し指より多く移動する。
一方、小指対向部材161Eの回動量を薬指対向部材161Dの回動量より多くなるように制御し、残りの五指対向部材161A〜Cは駆動しない。もしくは、小指対向部材161E、薬指対向部材161D、中指対向部材161Cの順で回動量が多くなるように制御する。その結果、小指は薬指より多く移動する。
・請求項との対応関係
脚固定機構110は、下腿を固定する固定手段を構成する。甲押圧機構120と第1回動機構140は、足首が底屈された状態で、足の甲を押圧する押圧手段を構成する。第1回動機構140は、脚固定機構110に対し甲押圧部材121を、足首相当位置にて下腿長軸と直交する軸142周りに回動させる第1回動手段を構成する。すなわち、本実施形態においては、第1回動手段は押圧手段の一態様である。
特に、第8実施形態において、指回動機構160は、足の甲の左側を押圧する左側押圧手段と、足の甲の右側を押圧する右側押圧手段を構成する。制御装置190の指回動駆動制御機能196は、左右の押圧量分布を調整する駆動制御手段を構成する。
・動作
第8実施形態に係るマサージ機の動作について説明する。第1回動がメイン動作であり、指回動がサブ動作である。
空洞112に下腿を挿通し、足の甲を緩衝パッド122を介して甲押圧部材121に当接する動作、および、エアバック113により下腿を確実に固定する動作、第1回動により足首の甲側を伸ばす動作は、第7実施形態と同様である。
更に、五指対向部材161A〜Eをそれぞれ駆動する。すなわち、各回動量を調整する。
たとえば、親指対向部材161Aの回動量を人指し指対向部材161Bの回動量より多くなるようにし、残りの五指対向部材161C〜Eは駆動しない。これにより、親指側の押圧力は強まり、小指側の押圧力は維持される。足の親指側が内側に捩(ねじ)られた状態になる。
逆に、小指対向部材161Eの回動量を薬指対向部材161Dの回動量より多くなるようにし、残りの五指対向部材161A〜Cは駆動しない。これにより、親指側の押圧力は維持され、小指側の押圧力は強まる。足の小指側が内側に捩(ねじ)られた状態になる。
第1回動による押圧や指回動による押圧追加は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
・効果
第1回動による効果は、第7実施形態と同様である。
更に、指回動により、足首を微量捩(ねじ)る動作や捻る(ひねる)動作が再現できる。5つの指対向部材161A〜Eの回動量をそれぞれ調整できるため、複雑な刺激を与えることができる。
なお指回動による押圧追加は微量であるため、身体への負担が少ない。また、本実施形態の指回動は、指を反らせる動作に比べて身体への負担が少ない。
すなわち、足や足首など末端を適度に刺激することにより間接的に全身を刺激するようなプロのマッサージ施術者の複雑な動作を再現することができる。
〜第9実施形態〜
・構成
図15は、第9実施形態に係る概略斜視図である。マサージ機の構成について説明する。図示の煩雑化をさけるため、符号表示の一部を省略している。第9実施形態は、第4実施形態の特徴と(エア押圧)と第8実施形態の特徴(指回動)を組み合わせた構成に、第3回動の係る特徴的構成を付加したものである。
マッサージ機は、脚固定機構110と、甲押圧機構120と、指回動機構160と、伸長機構170と、第3回動機構180とを備えている。
脚固定機構110は、第8実施形態の構成と同様である。
甲押圧機構120は、甲押圧部材124と甲用エアバッグ125とエア供給装置126と足支持板127と足添え部材129とを有する。
第9実施形態は、第1回動しないかわりに、当初より下腿長軸と足長軸のなす角度が120〜140度程度(例えば135度)になる状態になるように、足支持板127が傾斜して配置されている。
足支持板127の小指側に連続するように、足添え部材129が立設されている。足添え部材129は、足の小指側側面に添うように配置される。
甲押圧部材124裏側には、甲用エアバッグ125が設けられている。甲用エアバッグ125にはエア供給装置126により空気が供給され、エアバッグ125は膨張して足の甲を押圧する。甲押圧部材124には反力が作用する。
第9実施形態は、指回動機構160を備えることを特徴とする。指回動機構160は、指対向部材164A〜Cと、ピン結合165A〜Cと、回動駆動装置166A〜Cとを有する。
指対向部材164Aは、親指の背側に対向するように、かつ、ピン結合165Aを介して回動自在に甲押圧部材124に連設されている。指対向部材164Bは、人指し指および中指の背側に対向するように、かつ、ピン結合165Bを介して回動自在に甲押圧部材124に連設されている。指対向部材164Cは、薬指および小指の背側に対向するように、かつ、ピン結合165Cを介して回動自在に甲押圧部材124に連設されている。
指対向部材164A〜Cは、回動駆動装置166A〜Cにより指の背を押圧する方向かつ内側方向(足長軸に向かう方向)に回動する。ピン結合165A〜Cは指回動の中心となる。
指対向部材164A〜Cの回動量を調整することで、左右の押圧力が異なるように調整する。
また、メイン動作に係る押圧力に比べ、指回動による左右差は微量である。
伸長機構170は、伸縮ロッド171とピン結合172,173と伸縮駆動装置174とを有する。
伸縮ロッド171は、伸縮駆動装置174により伸縮する。伸縮ロッド171一端部はピン結合172を介して筐体111内側面側と回動自在に連結される。伸縮ロッド171他端部はピン結合173を介して足支持板127内側面側(土踏まず側)と回動自在に連結される。伸縮ロッド171は第3回動軸に直交するように配置される。
伸縮ロッド171の短縮により、第3回動機構180が機能する。伸縮ロッド171の伸縮による角度変位は、ピン結合172,173により吸収される。
第3回動機構180は、回動ピン181を有する。回動ピン181は、筐体111と足支持板127とを回動可能に連結する。回動ピン181は第3回動軸と一致するように配置される。第3回動軸は、外側(小指側)踝相当位置にて足長軸(踵と中指を結ぶ線)と平行するように形成される。
・制御
図16は、第9実施形態に係る制御ブロックである。制御装置190は、エア供給制御機能191とエア供給制御機能197と伸縮駆動制御機能198と回動駆動制御機能199とを有する。
エア供給制御機能191は、第8実施形態と同様である。
エア供給制御機能197は、エア供給装置126を駆動制御する。エアバック125の膨張により、足首が底屈された状態で、かつ、押圧力が足の甲に作用するように、空気量を調整する。
伸縮駆動制御機能198は、伸縮駆動装置174を駆動制御する。伸縮ロッド171の短縮により、足支持板127を介して、第3回動機構180が機能するように調整する。
回動駆動制御機能199は、回動駆動装置166A〜Cをそれぞれ駆動制御する。すなわち、回動駆動制御機能199は第8実施形態の回動駆動制御機能196に類似する。
指対向部材164Aの回動量を指対向部材164Bの回動量より多くなるように制御し、指対向部材164Cは駆動しない。なお、指対向部材164Aは指の背を押圧する方向かつ足長軸に向かう方向に回動する。その結果、親指は人指し指より多く移動する。
一方、指対向部材164Cのみ駆動し、残りの指対向部材164A,Bは駆動しない。なお、指対向部材164Cは指の背を押圧する方向かつ足長軸に向かう方向に回動する。その結果、小指は薬指より多く移動する。
すなわち、指回動制御により、左右の押圧力が異なるように調整する。
・請求項との対応関係
脚固定機構110は、下腿を固定する固定手段を構成する。甲押圧機構120は、足首が底屈された状態で、足の甲を押圧する押圧手段を構成する。すなわち、エアバック125による膨張が押圧手段の一態様である。
指回動機構160は、足の甲の左側を押圧する左側押圧手段と、足の甲の右側を押圧する右側押圧手段を構成する。制御装置190の指回動駆動制御機能199は、左右の押圧量分布を調整する駆動制御手段を構成する。
特に、第9実施形態において、伸長機構170と第3回動機構180は、脚固定機構110に対し甲押圧機構120を、外側踝相当位置にて足長軸と平行する軸181周りに、回動させる第3回動手段を構成する。
・動作
第9実施形態に係る動作について説明する。エアバック膨張がメイン動作である。指回動がサブ動作である。さらに、第3回動に係る動作を特徴とする。
空洞112に下腿を挿通する。
下腿長軸と足長軸のなす角度が120〜140度程度(例えば135度)になる状態になるように、足支持板127は傾斜して配置されている。この傾斜に従って、足の甲をエアバック125を介して甲押圧部材124に当接する。その結果、足首の甲側は、やや伸びた状態になる。
さらに、下記一連の制御が開始される。まず、エアバック113により下腿を確実に固定する。
エアバック125が膨張すると、甲押圧部材124には反力が発生し、足の甲には押圧力が作用し、足首が底屈された状態になる。
下腿長軸と足長軸のなす角度が130〜160度程度(例えば150度)になる状態で、すなわち、下腿の脛面と足の甲面が同一平面となる状態で、エアバック125の膨張を停止する。甲押圧部材124には反力が作用するため、押圧状態が保持される。
更に、指回動機構160よりに、押圧力に左右差を与える。
たとえば、指対向部材164Aの回動量を指対向部材164Bの回動量より多くなるようにし、指対向部材164Cは駆動しない。これにより、親指側の押圧力は強まり、小指側の押圧力は維持される。足の親指側が内側に捩(ねじ)られた状態になる。
逆に、指対向部材164Cのみ駆動し、残りの指対向部材164A,Bは駆動しない。これにより、親指側の押圧力は維持され、小指側の押圧力は強まる。足の小指側が内側に捩(ねじ)られた状態になる。
メイン動作やサブ動作は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
さらに、第3回動に係る動作について説明する。
伸縮ロッド171が短縮すると、伸縮ロッド171の短縮力は、足支持板127を引き上げるように作用する。足支持板127は回動ピン181を中心に回動自在に支持されており、足支持板127および足添え部材129は図示反時計まわりに回動(第3回動)する。第3回動により、足の小指側側面には押圧力が作用し、足首が第3回動軸周りに内反側に曲がる。内反側とは、体軸に近づく方向を意味する。
例えば、15〜30度程度、第3回動した状態で、伸縮ロッド171の短縮を停止することにより、第3回動を停止する。足添え部材129には反力が作用するため、押圧状態が保持される。
第3回動による押圧は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
・効果
エアバック125による押圧は、第8実施形態等の第1回動と同様の動作であり、同様の効果が得られる。また、指回動による効果は、第8実施形態と類似である。
ところで、第8実施形態において、甲押圧機構120と第1回動機構40が押圧手段を構成するのに対し、第9実施形態においては、甲押圧機構120が押圧手段を構成する。すなわち、第8実施形態より簡単な構成で、同様な効果が得られる。
また、第3回動による、足首を第3回動軸181周りに内反側に曲げる動作は、身体への負担が少ない。末端である足首を適度に刺激することにより、下腿および上腿の神経や筋肉を介して微弱な刺激が腰まわりの神経や筋肉に伝達される。
〜第10実施形態〜
・構成
図17は、第10実施形態に係る概略斜視図である。マサージ機の構成について説明する。図示の煩雑化をさけるため、符号表示の一部を省略している。第10実施形態は、第3回動に係る構成を有する点で、第9実施形態と共通する。
マッサージ機は、脚固定機構110と、甲押圧機構120と、第3回動機構180とを備えている。
脚固定機構110は、第9実施形態の構成と同様である。
甲押圧機構120は、甲押圧部材121と足支持板127と足添え部材129とを有する。
下腿長軸と足長軸のなす角度が約90度程度になる状態になるように、足支持板127が配置されている。
足支持板127の小指側に連続するように、足添え部材129が立設されている。足添え部材129は、足の小指側側面に添うように配置される。
第3回動機構180は、回動ピン181と回動駆動装置182を有する。回動ピン181は、筐体111と足支持板127とを回動可能に連結する。回動ピン181は第3回動軸と一致するように配置される。第3回動軸は、外側(小指側)踝相当位置にて足長軸(踵と中指を結ぶ線)と平行するように形成される。
回動駆動装置182により回動ピン181を軸(第3回動軸)として、足添え部材129は図示反時計回りに回動(第3回動)する。
・制御
第10実施形態に係る制御について説明する。制御装置190は、エア供給制御機能191と第3回動駆動制御機能193とを有する。
エア供給制御機能191は、第9実施形態と同様である。
第3回動駆動制御機能193は回動駆動装置182を駆動制御する。すなわち第3回動量を調整する。
・請求項との対応関係
脚固定機構110は、下腿を固定する下腿固定手段を構成する。
第3回動機構180は、脚固定機構110に対し足添え部材129を、外側踝相当位置にて足長軸と平行する軸181周りに、回動させる第3回動手段を構成する。
・動作
第10実施形態に係る動作について説明する。
空洞112に下腿を挿通する。足の甲を緩衝パッド122を介して甲押圧部材121に当接する。エアバック113により下腿を確実に固定する。
さらに、第3回動に係る動作について説明する。
回動駆動装置182により、回動ピン181を中心に足支持板127および足添え部材129は図示反時計まわりに回動(第3回動)する。第3回動により、足の小指側側面には押圧力が作用し、足首が第3回動軸周りに内反側に曲がる。
例えば、15〜30度程度、第3回動した状態で、回動駆動装置182の駆動を停止することにより、第3回動を停止する。足添え部材129には反力が作用するため、押圧状態が保持される。
第3回動による押圧は、周期的に付加と解除を繰り返しても良い。
・効果
また、第3回動による、足首を第3回動軸周りに内反側に曲げる動作は、身体への負担が少ない。末端である足首を適度に刺激することにより、下腿および上腿の神経や筋肉を介して微弱な刺激が腰まわりの神経や筋肉に伝達される。
<補足>
本願発明者は、長年マッサージを施術するなかで、疲労箇所に直接刺激を与える一般的な施術に疑問を感じていた。例えば、肩痛に対し、直接肩を揉むのではなく、手首を掌屈(背屈と反対方向、手首を内側に曲げる)させる動作や手(手首)をねじる動作、ひねる動作が、間接的に肩まわりの神経や筋肉を刺激し、有効であることに経験的に気が付いた。同様に、腰痛に対し、直接腰回りを揉むのではなく、底屈(背屈と反対方向、足首の甲側を伸ばす)動作や足(足首)をねじる動作、ひねる動作が、間接的に腰まわりの神経や筋肉を刺激し、有効であることに経験的に気が付いた。
また、間接的な刺激であれば、直接的な刺激に比べて、マッサージの弊害も少ないことに着目した。
本願発明者は、掌屈、底屈動作が有効な理由について考察した。運動神経に障害を持つ患者を観察すると、手首、足首が背屈状態になっているよりも、掌屈、底屈状態になっている症例が多い事に気が付いた。この観察結果から、無意識の状態では、伸筋よりも屈筋の方が優位に機能する、つまり、背屈より、掌屈、底屈のほうが、体に負担の少ない自然な動作であるのではないか?と考えた。
また、伸筋よりも屈筋の方が優位に機能するということは、日常の運動は、屈筋に対抗する様に伸筋を意識的に動かすことである。掌屈、底屈動作は、伸筋を伸ばす方向に一致し、この事も掌屈、底屈動作が有効である一因であると考えた。
上記動作を再現できるマサージ機が市販されているか否かを調べたところ、発明者の期待する動作をする製品が見つけられなかった。そこで、本願発明に係るマッサージ機を開発するに至った。
10 固定機構
11 筐体
12 空洞
13 エアバック
14 エア供給装置
15 干渉防止切欠部
20 押圧機構
21 甲押圧部材
22 緩衝パッド
23 連結部
24 甲押圧部材
25 甲用エアバッグ
26 エア供給装置
27 甲押圧部材
28 中指延長部
30 伸縮機構
31 伸縮ロッド
32,33 ピン結合
34 伸縮駆動装置
40 第1回動機構
41 伸縮ロッド
42,43 ピン結合
44 回動ロッド
50 第2回動機構
51 回動部材
52 回動駆動装置
53 回動ピン
60 指回動機構
61 五指対向部材
62 ピン結合
63 回動駆動装置
64 指対向部材
65 ピン結合
66 回動駆動装置
70 制御装置
71 エア供給制御機能
72 伸縮駆動制御機能
73 回動駆動制御機能
74 伸縮駆動制御機能
75 伸縮駆動制御機能
76 回動駆動制御機能
77 エア供給制御機能
78 エア供給制御機能
79 回動駆動制御機能
110 固定機構
111 筐体
112 空洞
113 エアバック
114 エア供給装置
115 干渉防止切欠部
120 押圧機構
121 甲押圧部材
122 緩衝パッド
123 足支持板
124 甲押圧部材
125 甲用エアバッグ
126 エア供給装置
127 足支持板
128 干渉防止切欠部
129 足添え部材
130 伸縮機構
131 伸縮ロッド
132,133 ピン結合
134 伸縮駆動装置
140 第1回動機構
142 ピン結合
143 回動駆動装置
160 指回動機構
161 五指対向部材
162 ピン結合
163 回動駆動装置
164 指対向部材
165 ピン結合
166 回動駆動装置
170 伸縮機構
171 伸縮ロッド
172,173 ピン結合
174 伸縮駆動装置
180 第3回動機構
181 ピン結合
182 回動駆動装置
190 制御装置
191 エア供給制御機能
192 回動駆動制御機能
193 第3回動駆動制御機能
196 指回動駆動制御機能
197 エア供給制御機能
198 伸縮駆動制御機能
199 指回動駆動制御機能

Claims (3)

  1. 前腕を固定する固定手段と、
    前腕長軸と手長軸のなす角度が80〜100度の範囲で手首が掌屈された状態で手の甲を押圧する押圧手段と、
    を備えることを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記固定手段に対し前記押圧手段を、手首相当位置にて前腕長軸と直交しかつ手首の左右を貫くように方向に形成される軸周りに、回動させる第1回動手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
  3. 前記固定手段に対し前記押圧手段を、手長軸周りに、回動させる第2回動手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
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