JP5765221B2 - 通電加熱式触媒装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
EHCの表面電極は円筒状の担体の軸方向に延設されている。また、表面電極の担体軸方向中央部に金属配線が接続され、電流が供給される。この電流が表面電極において担体軸方向に広がることにより、一対の表面電極間において担体全体が通電加熱される。
通電加熱を繰り返すと、上述の熱応力により、表面電極に担体円周方向のクラックが発生し、担体軸方向への電流の広がりが阻害される結果、表面電極と金属配線との接続部近傍(担体の軸方向中央部)が集中的に加熱されるという問題があった。
触媒が担持されたセラミックスからなる担体と、
前記担体の外周面において、互いに対向しつつ前記担体の軸方向に延設された一対の表面電極と、
前記表面電極へ外部から電力を供給する配線と、を備え、前記表面電極を介して前記担体を通電加熱する通電加熱式触媒装置であって、
前記表面電極の表面に、前記表面電極に発生するクラックの伸展方向を制御するための溝が形成されている、ものである。
表面電極に発生するクラックの方向が制御され、担体軸方向への電流の広がりが保持される通電加熱式触媒装置を提供することができる。
また、前記溝の深さが、前記表面電極の1/10〜2/3であることが好ましい。これにより、確実に表面電極に発生するクラックの方向を制御することができる。
さらに、前記溝の断面形状が、楔形状であることが好ましい。これにより、さらに確実に表面電極に発生するクラックの方向を制御することができる。
さらに、前記セラミックスは、SiCを含むことが好ましい。
触媒が担持されたセラミックスからなる担体の表面に形成された表面電極を介して前記担体を通電加熱する通電加熱式触媒装置の製造方法であって、
前記担体の外周面に、互いに対向させて前記担体の軸方向に延設された一対の前記表面電極を形成する工程と、
前記表面電極の表面に、前記表面電極に発生するクラックの伸展方向を制御するための溝を形成する工程と、
前記表面電極へ外部から電力を供給する配線を接続する工程と、を備えるものである。
また、前記溝の深さを、前記表面電極の1/10〜2/3とすることが好ましい。
さらに、前記溝の断面形状を、楔形状とすることが好ましい。
まず、図1〜4を参照して、実施の形態1に係る通電加熱式触媒装置について説明する。図1は、実施の形態1に係る通電加熱式触媒装置100の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る通電加熱式触媒装置100の表面電極31の真上から見た平面図である。図3は、図2におけるIII-III切断線による断面図であって、固定層33が形成された部位での断面図である。図4は、図2におけるIV-IV切断線による断面図である。
次に、図7を参照して、実施の形態2に係る通電加熱式触媒装置について説明する。図7は、実施の形態2に係る通電加熱式触媒装置200の表面電極31の真上から見た平面図である。実施の形態1に係る通電加熱式触媒装置100では、配線32が表面電極31の担体軸方向中央部のみに配置されていた。これに対し、実施の形態2に係る通電加熱式触媒装置200では、図7に示すように、配線32が担体軸方向全体に亘り均等に配置されている。さらに、実施の形態1に係る通電加熱式触媒装置100では、溝31aが担体軸方向に延設されていた。これに対し、実施の形態2に係る通電加熱式触媒装置200では、図7に示すように、11本の溝31aが隣接する配線32の間において担体円周方向に延設されている。
31 表面電極
31a 溝
32 配線
33 固定層
100、200 通電加熱式触媒装置
Claims (8)
- 触媒が担持されたセラミックスからなる担体と、
前記担体の外周面において、互いに対向しつつ前記担体の軸方向に延設された一対の表面電極と、
前記表面電極へ外部から電力を供給する配線と、を備え、前記表面電極を介して前記担体を通電加熱する通電加熱式触媒装置であって、
前記表面電極の表面に、前記表面電極に発生するクラックの伸展方向を制御するための溝が形成されており、
前記配線が、複数本に分岐して前記担体の周方向に延設されるとともに、前記表面電極において前記担体の軸方向の中央部に接続され、
前記溝が、前記表面電極において前記担体の軸方向に延設されているとともに前記中央部には形成されていないことを特徴とする通電加熱式触媒装置。 - 前記溝の深さが、前記表面電極の1/10〜2/3であることを特徴とする請求項1に記載の通電加熱式触媒装置。
- 前記溝の断面形状が、楔形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の通電加熱式触媒装置。
- 前記表面電極が、Crを20〜60質量%含有するNi−Cr合金、又は、Fe、Co、Niのうち少なくとも一種をMとして含むMCrAlY合金からなる溶射皮膜であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の通電加熱式触媒装置。
- 前記セラミックスが、SiCを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の通電加熱式触媒装置。
- 触媒が担持されたセラミックスからなる担体の表面に形成された表面電極を介して前記担体を通電加熱する通電加熱式触媒装置の製造方法であって、
前記担体の外周面に、互いに対向させて前記担体の軸方向に延設された一対の前記表面電極を形成する工程と、
前記表面電極の表面に、前記表面電極に発生するクラックの伸展方向を制御するための溝を形成する工程と、
前記表面電極へ外部から電力を供給する配線を接続する工程と、を備え、
前記溝を形成する工程において、前記溝を前記担体の軸方向に延設するとともに、前記担体の軸方向の中央部には形成せず、
前記配線を接続する工程において、複数本に分岐して前記担体の周方向に延設された前記配線を、前記中央部に接続することを特徴とする通電加熱式触媒装置の製造方法。 - 前記溝の深さを、前記表面電極の1/10〜2/3とすることを特徴とする請求項6に記載の通電加熱式触媒装置の製造方法。
- 前記溝の断面形状を、楔形状とすることを特徴とする請求項6又は7に記載の通電加熱式触媒装置の製造方法。
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