JP5764022B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
その第1特徴構成は、前記エンジンと前記発電機とが車体横幅方向に沿って並ぶ状態で備えられ、
前記エンジンが車体横幅方向に向かう軸芯周りで回転する出力軸を備え、且つ、前記発電機が車体横幅方向に向かう軸芯周りで回転する発電用回転軸を備えて構成され、
前記出力軸と前記発電用回転軸とが中継用伝動部材を介して連動連結される状態で、前記エンジンと前記発電機とが、車体横幅方向に間隔をあけて並列配備され、
前記刈取処理部が、車体前部に位置する刈取部と、前記刈取部の後方側における車体横幅方向一方側箇所に位置して、刈り取った作物を車体後方上方側に向けて搬送する作物搬送部とを備えて構成され、
前記刈取部の後方側における車体横幅方向他方側箇所に位置する状態で且つ前記作物搬送部と車体横幅方向に沿って並ぶ状態で搭乗運転部が備えられ、
前記エンジンが、前記搭乗運転部における運転座席の下方に位置する状態で備えられ、
前記発電機が、前記作物搬送部における搬送終端側箇所の下方に位置する状態で備えられている点にある。
そこで、エンジンと発電機とを車体横幅方向に沿って並ぶ状態で備える構成とすることによって、上記したような空き空間を利用して制約を受けることのない状態で発電機を設置させることができるのである。
前記縦向き回動軸芯が前記作物搬送部における前記搭乗運転部とは反対側の車体横幅方向外端側箇所に位置し、且つ、前記発電機が前記縦向き回動軸芯よりも車体横幅方向内方側に位置する状態で、前記縦向き回動軸芯と前記発電機とが車体横幅方向に沿って並ぶ状態で備えられている点にある。
〔全体構成〕
図1及び図2に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ式の走行装置1,1の駆動により走行機体2が走行自在に構成され、その走行機体2の前部に、圃場の植立穀稈を刈り取るとともに刈り取った穀稈を後方に搬送する刈取処理装置としての刈取処理部3が油圧シリンダCYの操作により横軸芯P1周りに昇降揺動自在に備えられ、走行機体2には、刈取処理部3にて刈り取られた作物を脱穀処理する脱穀装置4と、脱穀装置4にて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク5とが備えられている。
以下、コンバインの伝動構造について説明する。
図4に示すように、左右一対の走行装置1,1と刈取処理部3とを夫々駆動する走行刈取用の電動モータM1と、扱胴20を駆動する扱胴用の電動モータM2と、選別部17を駆動する選別部用の電動モータM3とが備えられ、それら各電動モータM1,M2,M3により各部が駆動される構成となっている。
つまり、この走行ミッション47は、図5に示すように、ミッションケース52内に、ギア式の減速機構53やギア咬み合い式の副変速装置54、及び、旋回走行させるための旋回用伝動機構55等が備えられている。
尚、詳述はしないが、操作レバー61は、前後方向へも揺動操作自在であり、前後方向の操作により刈取処理部3の上昇操作及び下降操作を指令することができるように構成されている。
具体的な構成について説明を加えると、図4に示すように、選別部用の電動モータM3の動力が、ベルトテンション式の選別入切用クラッチ71を介して選別部17、具体的には、唐箕24の駆動軸24aに動力が伝えられるように構成され、唐箕24の駆動軸24aから、伝動ベルト72を介して、1番スクリュー25、2番スクリュー28、揺動選別機構23、フィードチェーン18等に動力が伝達されるように構成されている。
次に、上記した動力用の電動モータ(走行刈取用の電動モータM1、扱胴用の電動モータM2、及び、選別部用の電動モータM3)夫々に対する駆動用電力の供給構成について説明する。
図7に示すように、各動力用の電動モータ(M1〜M3)の夫々に対する駆動用電力を供給する電力供給手段PSとして、エンジン80とそのエンジン80により駆動される発電機81とが備えられ、発電機81にて発電した電力を動力用の電動モータ(M1〜M3)に供給するように構成されている。
各動力用の電動モータ(走行刈取用の電動モータM1、扱胴用の電動モータM2、及び、選別部用の電動モータM3)の作動状態と電力供給手段PS(エンジン80と発電機81)の作動状態を制御する制御手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御装置Hが備えられている。
搭乗運転部7に備えられた主変速レバー66の前後操作によって出力値が変更操作される速度設定器88が備えられ、この速度設定器88の指令情報が制御装置Hに入力され、車速を指令することができるように構成され、制御装置Hは、指令された車速にて車体を走行させるように、走行刈取用の電動モータM1を制御するように構成されている。
制御装置Hは、各動力用の電動モータ(走行刈取用の電動モータM1、扱胴用の電動モータM2、及び、選別部用の電動モータM3)により必要とされる電力量の総和である必要総和電力量に応じた電力量を供給すべく電力供給手段PSの作動状態を制御するように構成されている。具体的には、必要総和電力量に応じた電力として、必要総和電力量よりも設定量大きい電力を発電する発電用設定回転数となるように出力調整器86を制御するように構成されている。
(1)上記実施形態では、出力軸80aと発電用回転軸81aとが自在継手87を介して連動連結される状態で、エンジン80と発電機81とが、車体横幅方向に間隔をあけて並列配備される構成としたが、このような構成に代えて、出力軸80aと発電用回転軸81aとが一体的に連結される状態で、エンジン80と発電機81とが直付け状態で連結固定される構成としてもよい。
例えば、走行装置1,1をエンジン80にて駆動し、刈取処理部3、脱穀部16、選別部17の夫々を電動モータにより駆動する構成としたり、走行装置1,1と刈取処理部3をエンジン80にて駆動し、脱穀部16と選別部17を電動モータにより駆動する構成等、種々の形態で実施してもよい。
3 刈取処理部
7 搭乗運転部
8 刈取部
9 作物搬送部
16 脱穀部
80 エンジン
80a 出力軸
81 発電機
81a 発電用回転軸
87 中継用伝動部材
97 運転座席
M1,M2,M3 電動モータ
Y1 縦向き回動軸芯
Claims (2)
- 車体を走行させる走行装置と、車体の走行に伴って作物を刈り取って後方に搬送する刈取処理部と、刈り取った作物を脱穀処理する脱穀部とを備えて構成され、
前記走行装置、前記刈取処理部及び前記脱穀部のうちの少なくともいずれかを駆動する電動モータと、車体に搭載されたエンジンにて駆動される発電機とが備えられ、前記発電機にて発電した電力にて前記電動モータを駆動するように構成されているコンバインであって、
前記エンジンと前記発電機とが車体横幅方向に沿って並ぶ状態で備えられ、
前記エンジンが車体横幅方向に向かう軸芯周りで回転する出力軸を備え、且つ、前記発電機が車体横幅方向に向かう軸芯周りで回転する発電用回転軸を備えて構成され、
前記出力軸と前記発電用回転軸とが中継用伝動部材を介して連動連結される状態で、前記エンジンと前記発電機とが、車体横幅方向に間隔をあけて並列配備され、
前記刈取処理部が、車体前部に位置する刈取部と、前記刈取部の後方側における車体横幅方向一方側箇所に位置して、刈り取った作物を車体後方上方側に向けて搬送する作物搬送部とを備えて構成され、
前記刈取部の後方側における車体横幅方向他方側箇所に位置する状態で且つ前記作物搬送部と車体横幅方向に沿って並ぶ状態で搭乗運転部が備えられ、
前記エンジンが、前記搭乗運転部における運転座席の下方に位置する状態で備えられ、
前記発電機が、前記作物搬送部における搬送終端側箇所の下方に位置する状態で備えられているコンバイン。 - 前記刈取処理部が、通常作業姿勢と、車体前方側を開放するように車体横外方に退避するメンテナンス用姿勢とにわたり、縦向き回動軸芯周りで回動自在に機体フレームに支持され、
前記縦向き回動軸芯が前記作物搬送部における前記搭乗運転部とは反対側の車体横幅方向外端側箇所に位置し、且つ、前記発電機が前記縦向き回動軸芯よりも車体横幅方向内方側に位置する状態で、前記縦向き回動軸芯と前記発電機とが車体横幅方向に沿って並ぶ状態で備えられている請求項1記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
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JP2011210692A JP5764022B2 (ja) | 2011-09-27 | 2011-09-27 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011210692A JP5764022B2 (ja) | 2011-09-27 | 2011-09-27 | コンバイン |
Publications (2)
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JP2013070643A JP2013070643A (ja) | 2013-04-22 |
JP5764022B2 true JP5764022B2 (ja) | 2015-08-12 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2011210692A Active JP5764022B2 (ja) | 2011-09-27 | 2011-09-27 | コンバイン |
Country Status (1)
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