JP5761487B2 - 車両用変速制御装置 - Google Patents
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Description
この種の補助ブレーキとしては、エンジンの排気通路を強制閉鎖してエンジンブレーキ作用を高める排気ブレーキ、各気筒の圧縮上死点直前で排気弁の強制開弁により筒内から圧縮空気を排出してエンジンブレーキ作用を高める圧縮開放式エンジンブレーキ、或いは、流体の撹拌抵抗や電磁石の電磁誘導を利用してプロペラシャフトなどに回転抵抗を作用させるリターダなどがある。これらの補助ブレーキが運転者のアクセルオフ操作に応じて作動することにより、サービスブレーキの負担が軽減されると共に、サービスブレーキ操作の頻度減少により運転者の疲労も軽減可能となる。
例えば特許文献1の技術では、運転席に設けられたスイッチの第1段操作時には、アクセルオフ操作されると排気ブレーキのみ若しくは排気ブレーキと圧縮開放式エンジンブレーキとを作動させ、スイッチの第2段操作時においてアクセルオフ操作されると、これらの補助ブレーキに加えて変速制御装置に現在のギヤ段から1段シフトダウンを実行させることでより高いエンジンブレーキ作用を実現している。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、アクセルオフ操作時に常に最適ギヤ比へのシフトダウンを行って適切なエンジンブレーキ作用を発生させることができる車両用変速制御装置を提供することにある。
従って、切換スイッチの弱位置または強位置への切換時には、弱位置に比較して強位置で車速からより高い制動力が目標制動力として算出され、算出した目標制動力を達成可能なギヤ比が目標ギヤ比として設定されてシフトダウンされる。このように実際に発生させるべき目標制動力を具体的に算出し、その目標制動力を達成可能な目標ギヤ比に基づきシフトダウンブレーキを実行することから、シフトダウン後には目標制動力に極めて近いエンジンブレーキ、即ち現在の状況に対して最適なエンジンブレーキを発生可能となる。
従って、設定した目標ギヤ比に基づきシフトダウンするとエンジン回転速度が上限値を越えるときには、エンジン回転速度を上限値に制限可能なように目標ギヤ比が高ギヤ比側に補正され、補正後の目標ギヤ比に基づきシフトダウンされるため、エンジンの過回転が未然に防止される。
従って、目標ギヤ比に基づくシフトダウン後において降坂路に起因する車速の増加に伴ってエンジン回転速度が上限値を越えるときには、エンジン回転速度を上限値に制限可能なように目標ギヤ比が高ギヤ比側に補正され、補正後の目標ギヤ比に基づきギヤ比が制御されるため、エンジンの過回転が未然に防止される。
請求項5の発明は、請求項1乃至4において、切換スイッチが、中止位置、弱位置及び強位置に加えて、車両に搭載された補助ブレーキを作動させる補助ブレーキ位置を備え、変速制御手段が、切換スイッチの補助ブレーキ位置への切換時には補助ブレーキのみを作動させ、切換スイッチの弱位置及び強位置への切換時には共にシフトダウンブレーキと共に補助ブレーキを作動させると共に、弱位置に比較して強位置では目標ギヤ比をより低ギヤ比側に設定するものである。
従って、シフトダウンブレーキの作動時には僅かながら変速ショックを生じるが、比較的弱いエンジンブレーキを必要とする状況では補助ブレーキで対処するため変速ショックは発生せず、シフトダウンブレーキが有する欠点が最小限に抑制される。
請求項6の発明は、請求項1乃至5において、変速制御手段が、所定車速未満でシフトダウンブレーキの実行を禁止するものである。
従って、変速ショックやエンジンブレーキが顕著化する低車速域でシフトダウンブレーキの実行が禁止されるため、走行フィーリングの悪化が未然に防止される。
請求項2の発明の車両用変速制御装置によれば、請求項1に加えて、切換スイッチの弱位置及び強位置に応じて実際に発生させるべき目標制動力を具体的に算出し、その目標制動力を達成可能な目標ギヤ比に基づきシフトダウンすることから、シフトダウン後には目標制動力に極めて近いエンジンブレーキ、即ち現在の状況に対して最適なエンジンブレーキを発生させることができる。
請求項4の発明の車両用変速制御装置によれば、請求項1乃至3に加えて、目標ギヤ比に基づくシフトダウン後において降坂路に起因する車速の増加に伴ってエンジン回転速度が上限値を越えるときには、エンジン回転速度を上限値に制限可能なように目標ギヤ比が高ギヤ比側に補正され、補正後の目標ギヤ比に基づきギヤ比が制御されるため、シフトダウンブレーキの実行中においてもエンジンの過回転を未然に防止することができる。
請求項5の発明の車両用変速制御装置によれば、請求項1乃至4に加えて、比較的弱いエンジンブレーキを必要とする状況では補助ブレーキで対処するため、シフトダウンブレーキが有する変速ショックの欠点を最小限に抑制することができる。
請求項6の発明の車両用変速制御装置によれば、請求項1乃至5に加えて、所定車速未満でシフトダウンブレーキの実行を禁止するため、走行フィーリングの悪化を未然に防止することができる。
図1は本実施形態の車両用変速制御装置が適用されたトラックの駆動系を示す全体構成図である。但し、本発明の変速制御装置の適用対象はトラックに限ることはなく、例えばバスや乗用車に適用してもよい。
車両には走行用動力源としてディーゼルエンジン(以下、エンジンという)1が搭載されている。エンジン1は、加圧ポンプによりコモンレールに蓄圧した高圧燃料を各気筒の燃料噴射弁に供給し、各燃料噴射弁の開弁に伴って筒内に噴射する所謂コモンレール式機関として構成されている。
また、エンジン1の動弁機構1aは各気筒の排気弁を強制的に開弁し得るように構成され、これによりエンジン1は補助ブレーキの一種である圧縮開放式エンジンブレーキとして機能する。即ち、運転者のアクセルオフ操作時に各気筒の圧縮上死点直前で排気弁を強制開弁させることにより、筒内から圧縮空気を排出してエンジンブレーキ作用を高めるようになっている。筒内からの圧縮空気の排出量は、排気弁を強制開弁させるときのクランク角に応じて変化し、それに伴って圧縮開放式エンジンブレーキの効力が変化する。そこで、本実施形態では、排気弁の強制開弁を予め設定された2つのクランク角の何れかを選択して実行することにより、圧縮開放式エンジンブレーキが作動したときの効力を強弱2段階に切換可能としている。
電磁弁9の開弁時にはエアタンク11からエア通路10を介してエアシリンダ8に圧縮エアが供給され、エアシリンダ8が作動してアウタレバー7を介してクラッチ板5をフライホイール4から離間させ、これによりクラッチ装置2が接続状態から切断状態に切り換えられる。一方、電磁弁9が閉弁すると、圧縮エアの供給中止によりエアシリンダ8が作動しなくなることから、クラッチ板5はプレッシャスプリング6によりフライホイール4に圧接され、これによりクラッチ装置2は切断状態から接続状態に切り換えられる。このように電磁弁9の開閉に応じてエアシリンダ8が作動して、クラッチ装置2を自動的に断接操作可能になっている。
なお、チェンジレバー13の構成はこれに限ることはなく、例えばDレンジの他に、手動変速のレンジとしてシフトアップレンジ(+レンジ)及びシフトダウンレンジ(−レンジ)を設けて、運転者の操作に応じてギヤ段を任意に切換可能としてもよい。
ECU21の入力側には、エンジン1の回転速度Neを検出するエンジン回転速度センサ22、変速機3の入力軸3aの回転速度(クラッチ回転速度)を検出するクラッチ回転速度センサ23、チェンジレバー13の切換位置を検出するレバー位置センサ24、変速機3のギヤ位置を検出するギヤ位置センサ25、アクセルペダル26の操作量Accを検出するアクセルセンサ27、変速機3の出力軸3bに設けられて車速Vを検出する車速センサ28などのセンサ類、及び運転席に設けられた補助ブレーキ切換スイッチ29が接続されている。
具体的に補助ブレーキ切換スイッチ29は、全ての補助ブレーキの作動を中止するOFF位置(中止位置)、圧縮開放式エンジンブレーキを弱い効力で作動させるPT弱位置(補助ブレーキ位置)、圧縮開放式エンジンブレーキを強い効力で作動させるPT強位置(補助ブレーキ位置)、強い効力の圧宿開放式エンジンブレーキに加えてシフトダウンブレーキを弱い効力で作動させるSDB弱位置(弱位置)、及び、強い効力の圧宿開放式エンジンブレーキに加えてシフトダウンブレーキを強い効力で作動させるSDB強位置(強位置)の5位置間で任意に切換可能となっている。
なお、このように単一のECU21で総合的に制御することなく、例えばECU21とは別にエンジン制御専用のECUを備えるようにしてもよい。
また、ECU21は、レバー位置センサ24によりチェンジレバー13のDレンジが検出されているとき、アクセル操作量Acc及び車速センサ28により検出された車速Vに基づき、図示しないシフトマップから目標ギヤ段tgtGを算出する。そして、クラッチ装置2の電磁弁を開閉してエアシリンダ11によりクラッチ装置を断接操作させながら、ギヤシフトユニット14の所定の電磁弁を開閉してエアシリンダにより対応するシフトフォークを切換操作して目標ギヤ段tgtGを達成し、これにより常に適切なギヤ段をもって車両を走行させる。
PT弱位置では、筒内からの圧縮空気の排出量を小としたクランク角でアクチュエータにより各気筒の排気弁を強制開弁させることで、弱い効力で圧縮開放式エンジンブレーキを作動させる。また、PT強位置では、圧縮空気の排出量を大としたクランク角で各気筒の排気弁を強制開弁させることで、強い効力で圧縮開放式エンジンブレーキを作動させる。
以上のように補助ブレーキ切換スイッチ29の切換位置に応じて補助ブレーキの作動状態が切り換えられ、それに伴ってエンジンブレーキ作用がOFF位置、PT弱位置、PT強位置、SDB弱位置、SDB強位置の順に高められる。従って、運転者は予め補助ブレーキ切換スイッチ29を任意の位置に切り換えるだけで、アクセルオフ操作時のエンジンブレーキを所望の強さで発生させることができ、このエンジンブレーキだけでは制動力が不足する場合にのみサービスブレーキを操作する。
本実施形態では、シフトダウンブレーキを強弱の2段に切換可能とし、SDB弱位置に比較してSDB強位置ではより低ギヤ比側に目標ギヤ段tgtGを設定してシフトダウンを実行することにより、シフトダウンブレーキ(即ちエンジンブレーキ)の効力を高めている。従って、一義的に1段シフトダウンするだけの特許文献1の技術に比較すると、より適切なエンジンブレーキ作用を発生できることから、上記したサービスブレーキの負担軽減及び運転者の疲労軽減の面で一層大きな利点を得ることができる。
しかし、比較的弱いエンジンブレーキを必要とする状況では圧縮開放式エンジンブレーキで対処するため変速ショックは発生せず、より強いエンジンブレーキを必要とする状況では、エンジンブレーキにより発生した減速Gの急増により乗員が変速ショックを感じ難くなることから、シフトダウンブレーキが有する変速ショックの欠点を最小限に抑制することができる。
本実施形態の目標ギヤ段tgtGの算出処理は、車速に応じてシフトダウンブレーキで発生させるべき最適な目標制動力が定まり、その目標制動力を達成可能なギヤ段として目標ギヤ段tgtGを算出することにより、結果として適切なエンジンブレーキ作用を得ることができるという知見に基づくものである。
スイッチ切換位置は3位置、即ち、シフトダウンブレーキを中止するOFF位置、PT弱位置及びPT強位置、シフトダウンブレーキを弱い効力で作動させるSDB弱位置、シフトダウンブレーキを強い効力で作動させるSDB強位置に区分され、その何れであるかが情報として車速Vと共に目標制動力算出部31に入力される。
当該マップはスイッチ切換位置毎に用意され、SDB弱位置のマップに比較してSDB強位置のマップでは同一車速Vにおいてより大きな目標制動力tgtBが算出されるように特性が設定されている。例えば、スイッチ切換位置がSDB強位置であり車速Vが80km/hのときには、目標制動力tgtBとして10000Nが算出される。
当該算出処理はエンジン特性を考慮して行われる。即ち、現在の車速Vからシフトダウン後のギヤ段でのエンジン回転速度Neが判り、一方、アクセルオフ操作時のエンジン1は燃料噴射を中止していることから、シフトダウン後の運転状態でエンジン1が発生するトルク(この場合には負のトルク)も特定可能である。よって、各ギヤ段にシフトダウンした場合のエンジントルクに基づき、それぞれのギヤ段で目標制動力tgtBが達成できるか否かも判別できる。
目標ギヤ段tgtGを設定するためのマップではエンジン回転速度Neの上限値が考慮されており、シフトダウン後にエンジン回転速度が上限値を越えるときには、1段高ギヤ比側のギヤ段が目標ギヤ段tgtGとして算出される。これによりエンジン1の過回転が未然に防止され、常に適切なエンジン回転域を保った状態でシフトダウンブレーキを開始することができる。
本実施形態では、この図2に基づいて説明した目標ギヤ段tgtGを算出するためのECU21の一連の処理が、本発明の変速制御手段として機能する。
そこで、本実施形態では、シフトダウンブレーキの実行中には常にエンジン回転速度Neを監視し、上限値を越えるときには、エンジン回転速度Neを上限値に制限可能なように目標ギヤ段tgtGを1段高ギヤ比側に補正し、補正後の目標ギヤ段tgtGに基づきシフトアップしている。従って、シフトダウンブレーキの実行中においてもエンジン1の過回転が未然に防止され、常に適切なエンジン回転域を保った状態でシフトダウンブレーキを継続することができる。
1)低車速域では変速ショックやエンジンブレーキが顕著化するため、例えば所定車速未満では走行フィーリングを優先してシフトダウンブレーキの実行を禁止する。具体的には、目標制動力tgtBとして0を設定することにより現在のギヤ段を維持する。
2)低ギヤ段ではエンジンブレーキが過大になり易いため、積極的なシフトダウンを抑制し、シフトダウンブレーキの中止時(OFF位置、PT弱位置及びPT強位置)のシフトダウンタイミングとの共通化を図る。
3)シフトダウンブレーキの中止・実行での制御干渉、変速ハンチングを抑制する。
4)SDB弱位置とSDB強位置との間の切換時の過大なエンジンブレーキ変化を抑制する。
5)シフトダウンブレーキの実行中に車速Vが増加したときの変速ハンチングを抑制する。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、手動式変速機をベースとして変速操作及び変速に伴うクラッチ装置2の断接操作を自動化した変速機3を用いたが、変速機3の種別はこれに限ることはない。例えば、所謂デュアルクラッチ式変速機に適用してもよい。
当該デュアルクラッチ式変速機は、奇数段と偶数段とに分けた歯車機構をそれぞれクラッチを介してエンジン側と連結して構成され、一方の歯車機構のクラッチを接続して動力伝達しているとき、他方の歯車機構のクラッチを切断して次に予測されるギヤ段に予め切り換えておき、変速タイミングになると両クラッチの断接状態を逆転させて他方の歯車機構による動力伝達を開始するものである。このようなデュアルクラッチ式変速機においてもギヤ段を任意に切換可能であることから、実施形態で述べたようなシフトダウンブレーキを実行可能である。
また、上記実施形態では、スイッチ切換位置及び車速Vから目標制動力算出部31で目標制動力tgtBを算出し、その目標制動力tgtBを用いて目標ギヤ段算出部32で目標ギヤ段tgtGを算出したが、ECU21の演算負荷を軽減するために、目標制動力算出部31と目標ギヤ段算出部32とを統合してもよい。具体的には、事前の試験により目標制動力tgtBと目標ギヤ段tgtGとの関係を明確にした上で、スイッチ切換位置及び車速Vから直接目標ギヤ段tgtGを算出するマップを設定し、そのマップから目標ギヤ段tgtGを求めればよい。
21 ECU(変速制御手段)
29 補助ブレーキ切換スイッチ(切換スイッチ)
Claims (6)
- 運転者のアクセル操作量及び車速から求めた目標ギヤ比を達成するように変速機を変速制御する一方、運転者のアクセルオフ操作時に上記目標ギヤ比を現在のギヤ比よりも低ギヤ比側に設定して上記変速機をシフトダウンするシフトダウンブレーキを行う車両用変速制御装置において、
運転席に設けられて、上記シフトダウンブレーキを中止する中止位置、上記シフトダウンブレーキを弱い効力で作動させる弱位置、及び上記シフトダウンブレーキを強い効力で作動させる強位置に切換可能な切換スイッチと、
上記切換スイッチの中止位置への切換時には上記シフトダウンブレーキを中止し、上記切換スイッチの弱位置及び強位置への切換時には共に上記シフトダウンブレーキを作動させると共に、弱位置に比較して強位置では上記目標ギヤ比をより低ギヤ比側に設定してシフトダウンする変速制御手段と
を備えたことを特徴とする車両用変速制御装置。 - 上記変速制御手段は、上記切換スイッチの弱位置または強位置への切換時に、予め設定された自車の車速と制動力との関係に従って弱位置に比較して強位置で車速からより高い制動力を目標制動力として算出し、該算出した目標制動力を達成可能なギヤ比を上記目標ギヤ比として設定してシフトダウンすることを特徴とする請求項1記載の車両用変速制御装置。
- 上記変速制御手段は、上記設定した目標ギヤ比に基づきシフトダウンするとエンジン回転速度が上限値を越えるときには、該エンジン回転速度を上限値に制限可能なように上記目標ギヤ比を高ギヤ比側に補正し、該補正後の目標ギヤ比に基づきシフトダウンすることを特徴とする請求項1または2記載の車両用変速制御装置。
- 上記変速制御手段は、上記目標ギヤ比に基づくシフトダウン後において降坂路に起因する車速の増加に伴って上記エンジン回転速度が上限値を越えるときには、該エンジン回転速度を上限値に制限可能なように上記目標ギヤ比を高ギヤ比側に補正し、該補正後の目標ギヤ比に基づきギヤ比を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車両用変速制御装置。
- 上記切換スイッチは、上記中止位置、弱位置及び強位置に加えて、車両に搭載された補助ブレーキを作動させる補助ブレーキ位置を備え、
上記変速制御手段は、上記切換スイッチの補助ブレーキ位置への切換時には補助ブレーキのみを作動させ、上記切換スイッチの弱位置及び強位置への切換時には共に上記シフトダウンブレーキと共に補助ブレーキを作動させると共に、弱位置に比較して強位置では上記目標ギヤ比をより低ギヤ比側に設定する
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の車両用変速制御装置。 - 上記変速制御手段は、所定車速未満で上記シフトダウンブレーキの実行を禁止する
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の車両用変速制御装置。
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