[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5743571B2 - 運転者状態報知システム - Google Patents

運転者状態報知システム Download PDF

Info

Publication number
JP5743571B2
JP5743571B2 JP2011014075A JP2011014075A JP5743571B2 JP 5743571 B2 JP5743571 B2 JP 5743571B2 JP 2011014075 A JP2011014075 A JP 2011014075A JP 2011014075 A JP2011014075 A JP 2011014075A JP 5743571 B2 JP5743571 B2 JP 5743571B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
driver
driver state
information
distribution data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011014075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012155535A (ja
Inventor
金 圭勇
圭勇 金
崇 浅羽
崇 浅羽
秀和 荒木
秀和 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011014075A priority Critical patent/JP5743571B2/ja
Publication of JP2012155535A publication Critical patent/JP2012155535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5743571B2 publication Critical patent/JP5743571B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

この発明は、運転者状態報知システムに関するものである。
従来、事故の要因となる運転者状態を検知し、運転者に対して警報を与える車載警報装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車載警報装置は、運転者の覚醒度を検出する覚醒度検出手段と、運転者に対して警報音を出力するスピーカと、警報音の振幅を制御する振幅制御手段とを備えており、運転者の覚醒度が所定の閾値を下回ったとき、可聴域を下回る低周波の周期で警報音の振幅を変化させている。
このように、可聴域を下回る低周波の周期で警報音の振幅を変化させることにより、運転者を刺激し、運転者の覚醒度を向上させることができるとされている。
特開2009−137336号公報
しかしながら、特許文献1の車載警報装置は、自車両の運転者状態の情報のみを取得し、自車両の運転者本人に対してのみ警報を発するものである。したがって、自車両の運転者は、自車両周辺の他車両の運転者状態の情報を取得できず、他車両の運転者状態を知り得ないため、他車両の運転者状態に対応した運転ができないという問題があった。
そこで、本発明は、他車両の運転者状態の情報を取得して他車両の運転者状態を報知することにより、自車両の周辺に存在する他車両の運転者状態を知ることができる運転者状態報知システムの提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の運転者状態報知システム(例えば、実施形態における運転者状態報知システム10)は、車両の運転者状態(例えば、実施形態における運転者状態41)を取得するとともに、該取得された結果に基づいて他車両(例えば、実施形態における他車両2)に対する情報提供を行う運転者状態報知システムであり、個々の前記車両には、自車両(例えば、実施形態における自車両1)の位置を検知する自車位置検知手段(例えば、実施形態における自車位置検知手段15a)と、前記運転者状態を取得する運転者状態取得手段(例えば、実施形態における運転者状態取得手段15b)と、前記自車位置検知手段により検知された車両位置、および前記運転者状態取得手段により取得された前記運転者状態を車両情報として、前記自車両の外部に送信する通信手段(例えば、実施形態における通信手段15c)と、が備えられ、車外に設置された設備(例えば、実施形態における設備12)には、前記通信手段により送信された複数の前記車両からの前記車両情報を受信する無線局(例えば、実施形態における無線局3)と、前記無線局により受信された前記各車両からの前記車両情報に基づいて前記各車両に対する配信データを作成する配信データ作成手段(例えば、実施形態における配信データ作成手段9、および実施形態におけるサーバ8a)と、前記配信データ作成手段により作成された前記配信データを、前記無線局を通じて前記各車両に配信する配信手段(例えば、実施形態における配信手段11、および実施形態におけるサーバ8a)と、が備えられ、さらに前記個々の車両には、前記通信手段により得られた前記配信データに基づいて、自車両の周辺に位置する他車両の情報を乗員に報知する報知手段(例えば、実施形態における報知手段15d)が備えられており、前記自車両の運転者状態と、前記自車両の周辺に位置する前記他車両の運転者状態と、に基づいて、前記自車両の運転者に対する報知内容(例えば、実施形態における報知内容43)を変更し、前記自車両の周辺に位置する複数の前記他車両から取得した運転者状態のうち、最も多くの割合を占める前記他車両の運転者状態に基づいて、前記自車両の運転者に対する報知内容を変更することを特徴としている。
本発明によれば、個々の車両は、自車位置検知手段と、運転者状態取得手段と、通信手段とを備えているので、車両位置および運転者状態の車両情報を取得でき、外部に送信できる。また、車外の設備は、無線局と、配信データ作成手段と、配信手段とを備えているので、個々の車両の車両情報を受信し、配信データの作成および配信ができる。そして、個々の車両は、自車両の周辺に位置する他車両の情報を乗員に報知する報知手段を備えているので、運転者に他車両の運転者状態を報知できる。このように、本発明の運転者状態報知システムでは、他車両の運転者状態の情報を取得して他車両の運転者状態を報知しているので、車両の運転者は、自車両の周辺に存在する他車両の運転者状態を知ることができる。したがって、車両の運転者は、他車両の運転者状態に対応した運転ができる。
また、本発明によれば、例えば、車群に存在する他車両の運転者状態の傾向と、自車両の運転者状態との相互関係から、自車両の周辺に存在する他車両への注意情報や警告等の提供および報知ができる。
また、前記報知手段は、車室内に設けられた画像表示装置(例えば、実施形態におけるディスプレイ16)であり、前記配信データには、要注意車両(例えば、実施形態における要注意車両4)情報を付加して配信し、配信を受けた前記車両では、前記自車両の周辺に前記要注意車両が存在する場合に、前記要注意車両の位置が前記画像表示装置に表示されることを特徴としている。
本発明によれば、自車両の周辺に存在する要注意車両を画像表示装置に表示しているので、要注意車両の存在および位置を視覚的に認識することができる。したがって、車両の運転者は、自車両の周辺に存在する他車両の運転者状態を容易に知ることができる。
また、前記配信データは、車群(例えば、実施形態における車群35)ごとに作成され、前記車群内の前記車両に対して配信されることを特徴としている。
本発明によれば、車群ごとに配信データを作成して配信しているので、自車両の走行に影響を与える可能性のある車両の情報のみを得ることができる。これにより、車両の運転者は、自車両の周辺に存在する他車両の運転者状態のみを簡潔に知ることができる。
本発明によれば、個々の車両は、自車位置検知手段と、運転者状態取得手段と、通信手段とを備えているので、車両位置および運転者状態の車両情報を取得でき、外部に送信できる。また、車外の設備は、無線局と、配信データ作成手段と、配信手段とを備えているので、個々の車両の車両情報を受信し、配信データの作成および配信ができる。そして、個々の車両は、自車両の周辺に位置する他車両の情報を乗員に報知する報知手段を備えているので、運転者に他車両の運転者状態を報知できる。このように、本発明の運転者状態報知システムでは、他車両の運転者状態の情報を取得して他車両の運転者状態を報知しているので、車両の運転者は、自車両の周辺に存在する他車両の運転者状態を知ることができる。したがって、車両の運転者は、他車両の運転者状態に対応した運転ができる。
運転者状態報知システムのブロック図である。 運転者状態報知システムの概要図である。 運転者状態報知システムを構成する自車両の車室内の斜視図である。 運転者状態取得手段の一例の説明図である。 配信データを基に作成された表示画像の一例の説明図である。 報知内容を選択するテーブルの説明図である。
参考形態の運転者状態報知システム)
以下に、参考形態の運転者状態報知システム10について、図面を参照しながら説明する。運転者状態報知システム10とは、車両の運転者状態を取得するとともに、取得された結果に基づいて他車両に対する情報提供を行うシステムをいう。
図1は、参考形態の運転者状態報知システム10のブロック図である。
図2は、参考形態の運転者状態報知システム10の概要図である。
図1に示すように、参考形態の運転者状態報知システム10は、車両情報を送信可能な通信手段15cを備えた自車両1および他車両2と、車外に設けられた設備12とにより構成される。
また、図2に示すように、参考形態の運転者状態報知システム10の設備12は、自車両1および他車両2の通信手段15c(図1参照)により送信された車両情報を受信する無線局3と、運転者状態報知システム10の報知システム提供事業者8に設置されたサーバ8aと、により構成されている。報知システム提供事業者8のサーバ8aは、図1に示す配信データ作成手段9および配信手段11を有している。また、無線局3と報知システム提供事業者8のサーバ8aとは、通信事業者に設けられた通信システム7および公衆回線網5を介して接続されている。
(運転者状態報知システムを構成する車両)
以下に、運転者状態報知システム10を構成する車両について説明する。なお、運転者状態報知システム10を構成する自車両1および他車両2は、それぞれ同様の構成となっている。したがって、以下では、自車両1についてのみ説明を行い、他車両2については説明を省略している。
図3は、参考形態の運転者状態報知システム10を構成する自車両1の車室内の斜視図である。
図3に示すように、運転者状態報知システム10を構成する自車両1は、自車両1の位置を検知する自車位置検知手段15aと、運転者状態を取得する運転者状態取得手段15bと、運転者状態を車両情報として車両の外部に送信する通信手段15cと、車両情報の配信データに基づいて、自車両1の周辺に位置する他車両2の情報を乗員に報知する報知手段15dと、を備えている。
参考形態では、自車位置検知手段15a、運転者状態取得手段15b、および報知手段15dは、自車両1のインストゥルメントパネル17内に配置されたナビゲーションシステム15に設けられている。また、通信手段15cは、ナビゲーションシステム15に内蔵された不図示のハンズフリー通話システムにより、ナビゲーションシステム15と離間して配置された携帯電話端末18等の双方向無線機端末と接続されることにより構成されている。
自車位置検知手段15aは、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用しており、ナビゲーションシステム15に内蔵された不図示のGPS受信機と、受信した信号を位置情報に変換するプログラムにより構成される。
GPS受信機は、不図示のGPS衛星から発信されるGPS信号等の測位信号を受信している。ナビゲーションシステム15は、GPS受信機が受信したGPS信号から自車両1の現在位置を検知して、自車両1の車両位置データを取得している。
図4は、運転者状態取得手段15bの一例の説明図である。
運転者状態取得手段15bは、ディスプレイ16に運転者状態アイコン21を表示し、運転者が運転者状態アイコン21を選択してナビゲーションシステム15に自ら入力することにより、運転者状態データを取得できるものである。
図4に示すように、運転者が自車両1のIGをONすると、ナビゲーションシステム15が起動し、ナビゲーションシステム15のディスプレイ16(画像表示装置)には、運転者状態を示す運転者状態アイコン21が表示される。運転者状態アイコン21は、「疲」「眠」「快」「急」「怒(イライラ)」の各文字のアイコンからなる。なお、図4に示される文字からなる運転者状態アイコン21は一例であり、例えば、似顔絵や心理状態を示すグラフ等であってもよい。
ディスプレイ16は、いわゆるタッチパネルとなっている。運転者状態取得手段15bは、運転者が自己の運転者状態に最も近い運転者状態アイコン21を選択して触れることにより、運転者状態データを取得できる。例えば、運転者が「疲」アイコン21aを選択し、ディスプレイ16の画面に触れると、運転者状態取得手段15bは、「運転者は疲労状態である」というデータを取得できる。
図3に示すように、通信手段15cは、ナビゲーションシステム15と携帯電話端末18等の双方向無線機とにより構成されている。携帯電話端末18は、例えばナビゲーションシステム15に内蔵されたハンズフリー通話システムにより、ブルートゥース(Bluetooth;登録商標)などの近距離無線を介してナビゲーションシステム15と通信可能となっている。
自車位置検知手段15aにより取得された自車位置データおよび運転者状態取得手段15bにより取得された運転者状態データは、車両情報として、ナビゲーションシステム15および携帯電話端末18を介して自車両1の外部に送信される。なお、車両情報の送信は、図4に示す運転者状態アイコン21を選択した後、送信アイコン22を選択して触れることにより行われる。
(運転者状態報知システムを構成する設備)
図2に示すように、自車両1および他車両2の外には、無線局3が設置されている。
無線局3は、自車両1および他車両2の携帯電話端末18等の双方向無線機から送信された各車両情報を受信する中継基地となっている。無線局3は、インターネット回線網等の公衆回線網5により、携帯電話端末18等のシステムを運営している事業者の通信システム7、および運転者状態報知システム10を運営している報知システム提供事業者8と接続されている。無線局3により受信された各車両情報は、公衆回線網5により通信システム7を介して報知システム提供事業者8に送信される。
報知システム提供事業者8はサーバ8aを有しており、サーバ8aの一部が、コンピュータプログラムにより配信データ作成手段9(図1参照)として機能している。
サーバ8a内の配信データ作成手段9では、自車両1および他車両2から送信された、車両位置データおよび運転者状態データからなる車両情報が集積された後、この車両情報に基づいて、各車両に配信する配信データを作成している。
配信データ作成手段9では、配信データは、例えば次のように作成される。
配信データ作成手段9では、受信した各車両位置データから、運転者状態の情報を提供する車両(例えば自車両1)を中心として、例えば半径200m以内の範囲に存在する他車両2の車両位置データを抽出する。そして、例えば自車両1の半径200m以内の範囲に存在する他車両2を1個の車群として扱い、この車群内に存在する各車両の運転者状態データを抽出する。この車群内に存在する各車両の運転者状態データが、自車両1に配信する配信データとなっている。
配信データ作成手段9で作成された配信データは、報知システム提供事業者8に備えられた配信手段により、公衆回線網5および無線局3を通じて、各車両に配信される。具体的には、無線局3から配信された配信データは、携帯電話端末18(図3参照)を介して、各車両のナビゲーションシステム15に配信される。
図5は、配信データを基に作成された表示画像30の一例の説明図である。
ナビゲーションシステム15は、配信データに基づいて、自車両1の周辺に位置する他車両2の情報を乗員に報知する報知手段15dを備えている。
参考形態の報知手段15dは、配信データに基づいて、ナビゲーションシステム15内のプログラムより表示画像を作成し、図5に示すように、ナビゲーションシステム15に設けられたディスプレイ16に表示させるものである。
図5に示すように、表示画像30には、自車両1を中心に半径200m以内の範囲に存在する他車両2の車群35が表示されている。また、自車両1および他車両2は、それぞれ配信された運転者状態の配信データに基づき、各運転者の運転者状態を示す運転者状態アイコン32で表示されている。運転者状態アイコン32は、例えば、運転者状態取得手段15bにより取得された運転者状態である「疲」「眠」「快」「急」「怒」の各状態に対応した、似顔絵で構成されている。
例えば、図5において、自車両1は、「快」を示す運転者状態アイコン32cで表示されている。また、自車両1と同一車線において前方を走行する他車両2aは、「眠」を示す運転者状態アイコン32cで表示されている。このように、自車両1の運転手は、似顔絵の運転者状態アイコン32a〜32eにより、自車両1の周辺を走行する他車両2の運転者状態を一目で知ることができる。したがって、自車両1の運転者は、例えば、他車両2aとの車間距離を広めにとって運転するなど、他車両2の運転者状態に対応した運転ができる。
また、図5に示すように、自車両1の周辺に要注意車両4が存在する場合に、要注意車両4の位置をディスプレイ16に表示している。
例えば、自車両1と同一車線において後方を走行する他車両2cは、「急」を示す運転者状態アイコン32dで表示されている。すなわち、他車両2cの運転手は、「急」の運転者状態であり、自車両1よりも車速が速く、自車両1を追い越しする可能性がある要注意車両4である。このように、要注意車両4が車群35に存在している場合には、要注意車両4の「急」を示す運転者状態アイコン32dを点滅させ、自車両1の運転者に注意を促すようにディスプレイ16に表示している。
参考形態によれば、個々の車両は、自車位置検知手段15aと、運転者状態取得手段15bと、通信手段15cとを備えているので、車両位置および運転者状態の車両情報を取得でき、外部に送信できる。また、車外の設備は、無線局3と、配信データ作成手段である報知システム提供事業者8に設置されたサーバ8aと、配信データを配信する配信手段とを備えているので、個々の車両の車両情報を受信し、配信データの作成および配信ができる。そして、個々の車両は、自車両1の周辺に位置する他車両2の情報を乗員に報知する報知手段15dとして、ディスプレイ16を備えているので、運転者に他車両2の運転者状態を報知できる。このように、本発明の運転者状態報知システム10では、他車両2の運転者状態の情報を取得して他車両2の運転者状態を報知しているので、車両の運転者は、自車両1の周辺に存在する他車両2の運転者状態を知ることができる。したがって、車両の運転者は、他車両2の運転者状態に対応した運転ができる。
また、参考形態によれば、自車両1の周辺に存在する要注意車両4をディスプレイ16に表示しているので、要注意車両4の存在および位置を視覚的に認識することができる。したがって、車両の運転者は、自車両1の周辺に存在する他車両2の運転者状態を容易に知ることができる。
また、参考形態によれば、車群35ごとに配信データを作成して配信しているので、自車両1の走行に影響を与える可能性のある車両の情報のみを得ることができる。これにより、車両の運転者は、自車両1の周辺に存在する他車両2の運転者状態のみを簡潔に知ることができる。
(実施形態、車群の特性に基づく報知)
以下に、実施形態の運転者状態報知システム10を説明する。
参考形態の運転者状態報知システム10では、自車両1の周辺に要注意車両4が存在する場合に、自車両1の運転者に注意を促すように、要注意車両4の位置をディスプレイ16に点滅させて表示していた。これに対して、実施形態では、要注意車両の位置をディスプレイ16に表示するのに加え、車群35の特性に基づいて、例えば、車群35に存在する他車両2の運転者状態の傾向と、自車両1の運転者状態との相互関係から、自車両1の周辺に存在する他車両2への注意情報や警告等の提供および報知する点で、参考形態の運転者状態報知システム10とは異なっている。なお、参考形態の運転者状態報知システム10と同様の構成の部分については、詳細な説明を省略する。
図6は、運転者状態から報知される報知内容43を表すテーブル40の説明図である。
テーブル40の縦軸は、運転者状態取得手段15bにより取得された自車両1の運転者状態41(41a〜41e)を表している。テーブル40の横軸は、車群35内に存在する複数の他車両2の運転者状態のうち、最も多くの割合を占める運転者状態(以下「周辺標準値42(42a〜42e)という。)を表している。また、テーブル40内は、自車両1の運転者状態41と周辺標準値42とから決定される報知内容43を表している。
報知内容43は、自車両1の運転者状態41と周辺標準値42とから、経験則から考えられる一般的な警告内容となっている。以下に、代表的な警告内容について4パターン例示する。なお、警告内容は一例であり、以下に限られない。
例えば、図6に示すように、自車両1の運転者状態41が「快」の運転者状態41cであって、自車両1の車群35に存在する他車両2の周辺標準値42が「急」の周辺標準値42dである場合、テーブル40内からは、「側方、後方注意、走行車線維持」という報知内容43aが選択される。そして、ナビゲーションシステム15のディスプレイ16には、選択された報知内容43aである「側方、後方注意、走行車線維持」が、文字によってディスプレイ16の所定位置に表示される。
例えば、自車両1の運転者状態41が「急」の運転者状態41dであって、他車両2の周辺標準値42が「怒(イライラ)」の周辺標準値42eである場合、テーブル40内からは、「重大多重事故警告、安全運転確認警告」という報知内容43bが選択される。そして、ディスプレイ16には、選択された報知内容43bである「重大多重事故警告、安全運転確認警告」が、文字によってディスプレイ16の所定位置に表示される。
例えば、自車両1の運転者状態41が「快」の運転者状態41cであって、他車両2の周辺標準値42が「眠」の周辺標準値42bである場合、テーブル40内からは、「周辺安全確認、後方追突注意」という報知内容43cが選択される。そして、ディスプレイ16には、選択された報知内容43cである「周辺安全確認、後方追突注意」が、文字によってディスプレイ16の所定位置に表示される。
例えば、自車両1の運転者状態41が「眠」の運転者状態41bであって、他車両2の周辺標準値42が「快」の周辺標準値42cである場合、テーブル40内からは、「単独、追突事故警告」という報知内容43dが選択される。そして、ディスプレイ16には、選択された報知内容43dである「単独、追突事故警告」が、文字によってディスプレイ16の所定位置に表示される。
(本実施形態の効果)
本実施形態によれば、自車両1の運転者状態41と自車両1が存在する車群35の特性である周辺標準値42に基づいて報知内容43を変更している。これにより、例えば、車群35に存在する他車両2の運転者状態の傾向と、自車両1の運転者状態との相互関係から、自車両1の周辺に存在する他車両2への注意情報や警告等の提供および報知ができる。
なお、この発明は上述した実施の形態に限られるものではない。
実施形態の運転者状態取得手段15bは、運転者が自己の運転者状態を選択してナビゲーションシステム15に自ら入力することにより、運転者状態データが取得できるように構成されていた。
これに対して、例えば、運転者状態取得手段15bは、各種センサを用いて運転者状態データが取得できるように構成されていてもよい。運転者状態取得手段15bとして用いられる各種センサとしては、例えば、シートやハンドルに設けられる心拍数検出センサ、呼吸数検出センサ、運転者の頭部に装着される脳波センサ等が考えられる。これら各種センサから運転者の覚醒度を検出して運転者状態データを取得してもよい。また、例えば、自車両1の運転者を前方から撮影するカメラを車室内に配置し、撮影により得られた撮影画像に基づき、運転者の居眠りや脇見状態の有無を検出して運転者状態データを取得してもよい。
実施形態の自車位置検知手段15aは、ナビゲーションシステム15に内蔵されたGPSであった。しかし、自車位置検知手段15aはGPSに限られることはなく、例えば、DSRC(Dedicated Short Range Communications)システムであってもよい。具体的には、図2に示すように、道路側方に所定距離間隔空けて設置されたDSRCアンテナと、各車両に搭載されたDSRC車載器との間で通信を行うことで、自車両1の位置を検出してもよい。また、自車位置検知手段15aは、例えばLED等による可視光や、マイクロ波レーダやミリ波レーダ、レーザレーダ等のレーダにより、自車両1と他車両2との間で直接通信を行って位置情報等を得る、いわゆる車々間通信であってもよい。
実施形態の車群35は、自車両1と、自車両1を中心に半径200m以内の範囲に存在する他車両2と、により構成されていた。しかし、車群35を構成する他車両2の存在する範囲は、自車両1を中心に半径200m以内の範囲に限られることはなく、適宜設定ができる。
実施形態では、ナビゲーションシステム15が配信データに基づいて図5に示す表示画像30を作成し、ディスプレイ16に表示していた。しかし、例えば、報知システム提供事業者8のサーバ8a側で図5に示す表示画像30を作成し、この表示画像30を配信データとして各車両に配信した後、ディスプレイ16に表示してもよい。
実施形態の報知手段15dは、ナビゲーションシステム15に設けられたディスプレイ16であったが、報知手段15dはディスプレイ16に限られず、例えば、ナビゲーションシステム15のディスプレイ16とは別に設けられたサブディスプレイ等であってもよい。また、報知手段15dは、運転者に対して警告音を出力するスピーカであってもよい。
1・・・自車両 2・・・他車両 3・・・無線局 4・・・要注意車両 15a・・・自車位置検出手段 15b・・・運転者状態取得手段 15c・・・通信手段 15d・・・報知手段 16・・・ディスプレイ(画像表示装置) 35・・・車群 41・・・運転者状態 43・・・報知内容

Claims (3)

  1. 車両の運転者状態を取得するとともに、該取得された結果に基づいて他車両に対する情報提供を行う運転者状態報知システムであり、
    個々の前記車両には、
    自車両の位置を検知する自車位置検知手段と、
    前記運転者状態を取得する運転者状態取得手段と、
    前記自車位置検知手段により検知された車両位置、および前記運転者状態取得手段により取得された前記運転者状態を車両情報として、前記自車両の外部に送信する通信手段と、
    が備えられ、
    車外に設置された設備には、
    前記通信手段により送信された複数の前記車両からの前記車両情報を受信する無線局と、
    前記無線局により受信された前記各車両からの前記車両情報に基づいて前記各車両に対する配信データを作成する配信データ作成手段と、
    前記配信データ作成手段により作成された前記配信データを、前記無線局を通じて前記各車両に配信する配信手段と、
    が備えられ、
    さらに前記個々の車両には、前記通信手段により得られた前記配信データに基づいて、自車両の周辺に位置する他車両の情報を乗員に報知する報知手段が備えられており、
    前記自車両の運転者状態と、前記自車両の周辺に位置する前記他車両の運転者状態と、に基づいて、前記自車両の運転者に対する報知内容を変更し、
    前記自車両の周辺に位置する複数の前記他車両から取得した運転者状態のうち、最も多くの割合を占める前記他車両の運転者状態に基づいて、前記自車両の運転者に対する報知内容を変更することを特徴とする運転者状態報知システム。
  2. 前記報知手段は、車室内に設けられた画像表示装置であり、
    前記配信データには、要注意車両情報を付加して配信し、
    配信を受けた前記車両では、前記自車両の周辺に前記要注意車両が存在する場合に、前記要注意車両の位置が前記画像表示装置に表示されることを特徴とする請求項1に記載の運転者状態報知システム。
  3. 前記配信データは、車群ごとに作成され、前記車群内の前記車両に対して配信されることを特徴とする請求項1または2に記載の運転者状態報知システム。
JP2011014075A 2011-01-26 2011-01-26 運転者状態報知システム Expired - Fee Related JP5743571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011014075A JP5743571B2 (ja) 2011-01-26 2011-01-26 運転者状態報知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011014075A JP5743571B2 (ja) 2011-01-26 2011-01-26 運転者状態報知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012155535A JP2012155535A (ja) 2012-08-16
JP5743571B2 true JP5743571B2 (ja) 2015-07-01

Family

ID=46837194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011014075A Expired - Fee Related JP5743571B2 (ja) 2011-01-26 2011-01-26 運転者状態報知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5743571B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5847320B2 (ja) * 2012-10-05 2016-01-20 三菱電機株式会社 車載情報処理装置
WO2014155884A1 (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 エイディシーテクノロジー株式会社 車両
JP2014203399A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 株式会社デンソー ドライバ情報表示装置、ドライバ情報表示プログラム、ドライバ情報表示プログラムを記録した記録媒体
JP6331285B2 (ja) * 2013-08-08 2018-05-30 富士通株式会社 運転支援方法、運転支援装置、車両システム及び運転支援プログラム
JP6055865B2 (ja) * 2014-08-04 2016-12-27 富士重工業株式会社 走行環境危険度判定装置および走行環境危険度報知装置
JP6773002B2 (ja) 2017-10-30 2020-10-21 株式会社デンソー 車両用装置及びコンピュータプログラム
CN114829220A (zh) * 2019-12-18 2022-07-29 日立安斯泰莫株式会社 车辆控制装置、车辆控制方法以及车辆控制系统

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005190082A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Fuji Photo Film Co Ltd 居眠り運転警告装置及びカーナビゲーション装置
JP2009075695A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Nec Personal Products Co Ltd 危険報知装置およびシステム
JP4900312B2 (ja) * 2008-04-25 2012-03-21 トヨタ自動車株式会社 車群走行制御装置
JP2010257071A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Toyota Motor Corp 車両制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012155535A (ja) 2012-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5743571B2 (ja) 運転者状態報知システム
US8952830B2 (en) Vehicle safety warning and information system
JP5931208B2 (ja) 車載情報処理装置
US8630768B2 (en) System and method for monitoring vehicle parameters and driver behavior
AU2008269142B2 (en) System and method for monitoring and improving driver behavior
US20140195125A1 (en) Motor vehicle
KR101716604B1 (ko) 시스템의 정보를 표시하기 위한 방법 및 장치
US20170006151A1 (en) System and method for anti texting in cell phones during vehicle driving
JP2012048537A (ja) 車両接近報知システム
JP2017117041A (ja) 車両用標識表示装置及び方法
CN111684507B (zh) 管理支援系统
JP2009075695A (ja) 危険報知装置およびシステム
JP2019121107A (ja) 車載通信装置及び車両
JP5885852B2 (ja) 車載情報処理装置
JP2005190082A (ja) 居眠り運転警告装置及びカーナビゲーション装置
JP5501001B2 (ja) 安全運転の支援機能を備える車両用のナビゲーション装置
EP2801159A1 (en) Automated electronic device network pairing based on electric field coupling
JP2017021745A (ja) 情報収集装置、情報収集サーバ及び情報収集システム
JP5885853B2 (ja) 車載情報処理装置
KR101077893B1 (ko) 차량 상태 알림 방법 및 시스템
JP2016081079A (ja) 情報処理装置、警告方法、およびプログラム
JP2016032221A (ja) ユーザ状況に応じて通知を制限可能な携帯端末、システム及び通知制御方法
TWI571838B (zh) Road traffic communication method and its device
KR20170108720A (ko) 차량의 장애물 감시 장치 및 그 제어 방법
JP2020003933A (ja) 緊急車両通知装置、及び緊急車両通知装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5743571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees