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JP5635770B2 - 障害物検出装置 - Google Patents

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JP5635770B2 JP2009291761A JP2009291761A JP5635770B2 JP 5635770 B2 JP5635770 B2 JP 5635770B2 JP 2009291761 A JP2009291761 A JP 2009291761A JP 2009291761 A JP2009291761 A JP 2009291761A JP 5635770 B2 JP5635770 B2 JP 5635770B2
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Description

本発明は、車載カメラで人等の車周囲の障害物を検出する障害物検出装置に関するものである。
車載カメラを用いて、人体が映った映像を優先的に表示して運転者の車外確認に要する負担を軽減する車両用表示システムが提案されている(たとえば特許文献1参照)。
車載カメラで人を検出する方法としては、フレーム間差分や背景差分などを用いたモーションベースの人検出と、テンプレートマッチングやパターン認識等のテクスチャベース、あるいはグラディエントベースの非モーションベースの人検出方法がある。
特開2004−282465号公報
ところで、検出対象物体である人は様々な格好をし、部分隠れなども起こり得るのでテクスチャベースでの検出は完全ではない。
一方、モーションベースでは、車両の真後ろのしゃがみ込んだ子供など、ほとんど動かない物に対しては動きがないため検出できないという問題がある。
また、テクスチャベースの検出は画像全体を対象にスキャンすると演算コストがかかるという問題がある。
本発明は、様々な姿勢が予想される一般に困難である人等の検出対象物体の検出が、その動静や姿勢にかかわりなく高精度に検出することが可能な障害物検出装置を提供することにある。
本発明の第1の観点の障害物検出装置は、時間的に連続する画像を取り込む画像取得部と、前記画像について主に動体を検出するモーションベース検出部と、前記画像について主に静物を検出する非モーションベース検出部と、を有し、前記非モーションベース検出部は、前記画像の任意の所定領域において、検出対象物体の立ち形状およびしゃがみ込み形状を検出対象に、いずれかを優先して検出し、優先側の形状を検出した場合は、検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わず、前記モーションベース検出部は、前記画像の前記所定領域より広い範囲を検出対象とする。
好適には、前記非モーションベース検出部は、前記優先側の形状が検出されない領域は前記非優先側の形状を検出対象とし、当該非優先側の形状を検出した場合は、検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わない。
好適には、前記非モーションベース検出部は、検出対象物体の倒れ形状を検出対象とし、前記立ち形状および前記しゃがみ込み形状が検出されない領域は当該倒れ形状を検出対象とし、当該倒れ形状を検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わない。
好適には、前記非モーションベース検出部は、前記画像の領域によって前記各形状の検出の大きさに制限を持たせている。
好適には、前記非モーションベース検出部は、前記非モーションベース検出部による検出結果が未検出であった場合、検出処理を行なって、検出した物体が所定の形状をしていれば人と判定する。
好適には、前記非モーションベース検出部は、前記所定の形状を前記画面上の領域に応じて可変させる可変機能を有する。
本発明によれば、様々な姿勢が予想される一般に困難である人等の検出対象物体の検出が、その動静や姿勢にかかわりなく高精度に検出することができる。
本発明の実施形態に係る車載用障害物検出装置の構成例を示すブロック図である。 車載カメラの配置例を示す図である。 本実施形態に係る障害物検出装置の検出対象物体である人を検出する場合の動作概要を示すフローチャートである。 図3における立ち人物判定処理を示すフローチャートである。 図3におけるしゃがみ込み人物判定処理を示すフローチャートである。 車両幅領域外の動いている立ち人物を検出する場合の状態を示す図である。 車両幅領域外の動いている立ち人物の動きを検出し、矩形枠による注意表示を行う場合の状態を示す図である。 車両幅領域内において近領域で立ち人物を検出する場合の状態を示す図である。 車両幅領域内において遠領域で立ち人物を検出する場合の状態を示す図である。 車両幅領域内において近領域でしゃがみ込んでいる人物を検出する場合の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車載用障害物検出装置の構成例を示すブロック図である。
図2は、車載カメラの配置例を示す図である。
本車載用障害物検出装置100は、車載カメラ101、フレームメモリ102、背景画像メモリ103、移動物体検出部104、座標抽出部105、領域パラメータ設定部106、HOG特徴量算出部107、SVM識別部108、表示メモリ109、座標有無識別部110、モニタ駆動部111、およびモニタ112を有する。
これらの構成要素のうち、移動物体検出部104、座標抽出部105、領域パラメータ設定部106、HOG特徴量算出部107、SVM識別部108を含んでモーションベース検出部および非モーション検出部(以下、検出部という)120が構成される。
本実施形態に係る障害物検出装置100では、テクスチャベースとモーションベースの両方を併せ持つ障害物検出機能を有し、テクスチャベースでは人認識を車両幅CW相当の領域のみで判定を行い、モーションベースの障害物検出を車両幅CWより広い範囲で行い、いずれかで検出された物を最終結果とする機能を有する。
また、テクスチャベースの検出対象物体である人認識は人の立ち形状かあるいはしゃがみ込み形状もしくは倒れ形状を想定して所定の領域内を識別していく。
換言すれば、本障害物検出装置100は、車載カメラ101の画像で障害物検出を行う場合に、モーションベース検出と非モーション(テクスチャ)ベース検出とを組み合わせて用いる。
さらに、障害物検出装置100は、非モーションベース検出では人の形状によって検出の優先順位を設けて、画像上で優先度の高い形状が検出された領域より被写体距離が遠方に相当する領域の障害物検出は行わないものとすることを特徴としている。
車載カメラ101は、たとえば図2に示すように、車両CARの後部(R)に載置される。
車載カメラ101は、CCDやCMOSイメージセンサ等の撮像デバイスを含むデジタル監視カメラが適用され、撮像したデジタル画像データをフレームメモリ102に出力する。
車載カメラ101は、時間的に連続する画像を取り込む画像取得部として機能する。
車載カメラ101で取得された画像は、車内に配置されたモニタ112に表示される。
フレームメモリ102は、たとえば1フレーム分の現画像データを記憶して、その現フレームデータを背景画像メモリ103および検出部120の移動物体検出部104および領域パラメータ設定部106に出力する。
背景画像メモリ103は、背景画像情報を格納し、また、フレームメモリ102によるフレームデータを前フレームデータとして記憶する。
検出部120は、画像について主に動体を検出するモーションベース検出機能と、画像について主に静物を検出する非モーションベース検出機能と、を含む。
検出部120は、非モーションベース検出機能において、画像の任意の所定領域、たとえば図2に示すように車両幅CW分の後ろのみを対象とする。なお、車載カメラ101が車両CARのフロント(F)側に配置される場合には、車両幅CWの前のみを対象とする。
検出部120は、モーションベース検出機能において、画像の所定領域より広い範囲、具体的には車両幅CWより広い範囲を検出対象とする。
検出部120は、非モーションベース検出機能において、検出対象物体の立ち形状およびしゃがみ込み形状を検出対象とする。
非モーションベース検出機能において、検出対象物体のしゃがみ込み形状および立ち形状のいずれかを優先して検出し、優先側の形状を検出した場合は、検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わない。
そして、非モーションベース検出機能において、優先側の形状が検出されない領域は非優先側の形状を検出対象とし、非優先側の形状を検出した場合は、検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わない。
本実施形態においては、優先する形状を人の立ち形状とし、非優先の形状をしゃがみ込形状として説明する。
この場合、非モーションベース検出機能において、検出対象物体のしゃがみ込み形状より立ち形状を優先して検出し、優先側の立ち形状を検出した場合は、検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わない。
そして、非モーションベース検出機能において、優先側の立ち形状が検出されない領域は非優先側のしゃがみ込み形状を検出対象とし、非優先側のしゃがみ込み形状を検出した場合は、検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わない。
検出部120の非モーションベース検出機能においては、検出対象物体の倒れ形状を検出対象とする機能を有する。
この場合、非モーションベース検出機能においては、立ち形状およびしゃがみ込み形状が検出されない領域はこの倒れ形状を検出対象とし、倒れ形状を検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わない。
また、非モーションベース検出機能においては、画像の領域によって各形状の検出の大きさ(領域)に制限を持たせている。
検出部120のモーションベース検出機能においては、非モーションベース検出機能による検出結果が未検出であった場合、検出処理を行って、検出した物体が所定の形状をしていれば人と判定する。
モーションベース検出機能は、この所定の形状を画面上の領域に応じて可変させる可変機能を有している。
ここで、検出部120の各部の構成および機能を説明する。
移動物体検出部104は、フレームメモリ102の現フレームデータと背景画像メモリ103の前フレームメモリを基に、移動物体の有無を検出する。
移動物体検出部104は、たとえばオプティカルフロー算出により移動物体の判定を行い、判定結果を座標抽出部105に出力する。
座標検出部105は、移動物体が検出された判定情報を受けると、検出した物体に相当する矩形座標を算出し、表示メモリ109にその矩形座標を設定する。
領域パラメータ設定部106は、フレームメモリ102からの現フレームデータに対して検出対象物体の検出をする領域を設定する。
設定する領域として、車両幅CW内の車両CARの後部領域、またはさらに車両幅CW領域外の車両CARの後部領域を設定する。
領域パラメータ設定部106は、後部領域を車両後部(R)に近い近領域NA、それより若干遠い中領域MA、および相対的に遠い遠領域FAに区分けして設定可能である。
領域パラメータ設定部106は、設定情報をHOG特徴量算出部107に出力する。
HOG(Histograms of Oriented Gradients)特徴量算出部107は、検出対象物体である人の立ち形状およびしゃがみ込み形状のHOG特徴量算出処理を行い、処理結果をSVM識別部108に出力する。
ここで、HOGとは、一般物体の認識のための勾配ベースの特徴量をヒストグラム化したものをいう。
シフト(SIFT)特徴量と同じく局所領域における輝度の勾配方向をヒストグラム化したものである。
シフト特徴量は、特徴点周りの勾配に関して勾配ヒストグラムを求めるのに対し、HOGは一定領域に対して勾配ヒストグラムを求める。
HOGの処理例を以下に示す。
まず、各ピクセルから輝度の勾配強度m、方向θを求める。
次に、N×Nのピクセルを1セル、0°〜180°を20°ずつ9方向に分割し、1セルごとに輝度勾配ヒストグラムを作成する。
次に、各セルにおいて作成したヒストグラムを3×3セルを1ブロックとして正規化を行う。正規化はブロックを1セルずつずらしながら全領域に対し行う。
以上により特徴量を得る。
SVM(Support vector machine)識別部108は、HOG特徴量算出部107で算出された特徴量を基にしてパターン認識により検出対象物体である人の検出を行う。
SVM識別部108は、人を検出した(人として認識した)場合には、表示メモリ109に矩形座標を設定する。
座標有無認識部110は、表示メモリ109に矩形座標があるか否かを識別し、その結果をモニタ駆動部111に出力する。
モニタ駆動部110は、座標有無認識部110により矩形座標ありの情報を受けると、矩形座標に相当するモニタ112の画面に、たとえば赤色の矩形枠SFをスーパーインポーズする(重ね合わせる)。
次に、上記構成を有する障害物検出装置100の動作を、検出部120の処理を中心に、図3から図10に関連付けて説明する。
図3は、本実施形態に係る障害物検出装置の検出対象物体である人を検出する場合の動作概要を示すフローチャートである。
図4は、図3における立ち人物判定処理を示すフローチャートである。
図5は、図3におけるしゃがみ込み人物判定処理を示すフローチャートである。
図6(A)および(B)は、車両幅領域外の動いている立ち人物を検出する場合の状態を示す図である。
図7(A)および(B)は、車両幅領域外の動いている立ち人物の動きを検出し、矩形枠による注意表示を行う場合の状態を示す図である。
図8(A)〜(C)は、車両幅領域内において近領域で動いている立ち人物を検出する場合の状態を示す図である。
図9(A)〜(C)は、車両幅領域内において遠領域で動いている立ち人物を検出する場合の状態を示す図である。
図10(A)〜(C)は、車両幅領域内において近領域でしゃがみ込んでいる人物を検出する場合の状態を示す図である。
まず、ステップST1において、表示メモリ109に設定された矩形座標をクリアし、モニタ112にスーパーインポーズさせていた矩形枠SFを消去し、初期状態とする(ST1)。
この初期状態において、車載カメラ101により車両CARの後部(R)側の撮像画像を取り込む。この撮像画像は、1フレーム分の現画像データとしてフレームメモリ102に記憶される。この現フレームデータは背景画像メモリ103および検出部120の移動物体検出部104および領域パラメータ設定部106に供給される。背景画像メモリ103においては、フレームメモリ102によるフレームデータが前フレームデータとして記憶される。
この場合は、まず基本的にモーションベース検出を行うことから、検出範囲は、図6(A)および(B)に示すように、画像の所定領域より広い範囲、具体的には車両幅CWより広い範囲を検出対象とする。
次に、検出部120の移動物体検出部104が、フレームメモリ102の現フレームデータと背景画像メモリ103の前フレームメモリを基に、たとえば図7(A)に示すように、オプティカルフロー算出を行う(ST2)。
移動物体検出部104は、オプティカルフロー算出結果に基づいて、移動物体MOBJの判定を行い(ST3)、判定結果を座標抽出部105に出力する。
移動物体を検出したとの判定結果を受けると、座標検出部105は、検出した物体に相当する矩形座標を算出し(ST4)、表示メモリ109にその矩形座標を設定する(ST5)。
そして、座標有無認識部110が、表示メモリ109に矩形座標があるか否かを識別し、その結果をモニタ駆動部111に報知される。
モニタ駆動部110では、座標有無認識部110により矩形座標ありの情報を受けると、矩形座標に相当するモニタ112の画面に、図7(B)に示すように、たとえば赤色の矩形枠SFをスーパーインポーズする(重ね合わせる)。
移動物体が検出されない場合、次に、非モーションベース検出を行う。領域パラメータ設定部106が、検出範囲として、車両幅CWの延長戦に相当する固定抽出領域の切り取りを行う。
本実施形態において、非モーションベース検出においては、検出対象物体の優先する形状を人の立ち形状とし、非優先の形状をしゃがみ込形状としている。
したがって、非モーションベース検出機能において、検出対象物体のしゃがみ込み形状より立ち形状を優先して検出し(ST6)、優先側の立ち形状を検出した場合は、検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わない。
検出対象物体である立ち形状の人が検出されると、固定抽出領域に相当する矩形座標の設定が行われる(ST7)。
立ち形状の検出対象物体である人を認識するにあたって、検出部120において、領域パラメータ設定部106が、図4に示すフローのように、後部領域を車両後部(R)に近い近領域NA、それより若干遠い中領域MA、および相対的に遠い遠領域FAに区分けして設定する
まず、図8(A)に示すように、近領域内に相当する固定抽出領域CENAを切り取り、立ち状態にある検出対象物体である人の判定処理を行う。
すなわち、図8(B)に示すように、HOG特徴量算出部107において、検出対象物体である人の立ち形状のHOG特徴量算出処理を行い、SVM識別部108で、HOG特徴量算出部107で算出された特徴量を基にしてパターン認識により検出対象物体DOBJである人の検出(判定)を行う(ST61)。
SVM識別部108は、人を検出した(人として認識した)場合には、表示メモリ109に矩形座標を設定する(ST62)。
そして、座標有無認識部110が、表示メモリ109に矩形座標があるか否かを識別し、その結果がモニタ駆動部111に報知される。
モニタ駆動部110では、座標有無認識部110により矩形座標ありの情報を受けると、矩形座標に相当するモニタ112の画面に、図8(C)に示すように、たとえば赤色の矩形枠SFをスーパーインポーズする(重ね合わせる)。
ステップST61において、人が検出されなかった場合、次に、中領域内に相当する固定抽出領域CEMAを切り取り、立ち状態にある検出対象物体である人の判定処理を行う。
この場合も、HOG特徴量算出部107において、検出対象物体である人の立ち形状のHOG特徴量算出処理を行い、SVM識別部108で、HOG特徴量算出部107で算出された特徴量を基にしてパターン認識により検出対象物体DOBJである人の検出(判定)を行う(ST63)。
SVM識別部108は、人を検出した(人として認識した)場合には、表示メモリ109に矩形座標を設定する(ST64)。
そして、座標有無認識部110が、表示メモリ109に矩形座標があるか否かを識別し、その結果がモニタ駆動部111に報知される。
モニタ駆動部110では、座標有無認識部110により矩形座標ありの情報を受けると、矩形座標に相当するモニタ112の画面に、たとえば赤色の矩形枠SFをスーパーインポーズする(重ね合わせる)。
ステップST61において、人が検出されなかった場合、次に、図9(A)に示すように、遠領域内に相当する固定抽出領域CEFAを切り取り、立ち状態にある検出対象物体である人の判定処理を行う。
すなわち、図9(B)に示すように、HOG特徴量算出部107において、検出対象物体である人の立ち形状のHOG特徴量算出処理を行い、SVM識別部108で、HOG特徴量算出部107で算出された特徴量を基にしてパターン認識により検出対象物体DOBJである人の検出(判定)を行う(ST65)。
SVM識別部108は、人を検出した(人として認識した)場合には、表示メモリ109に矩形座標を設定する(ST66)。
そして、座標有無認識部110が、表示メモリ109に矩形座標があるか否かを識別し、その結果をモニタ駆動部111に報知される。
モニタ駆動部110では、座標有無認識部110により矩形座標ありの情報を受けると、矩形座標に相当するモニタ112の画面に、図9(C)に示すように、たとえば赤色の矩形枠SFをスーパーインポーズする(重ね合わせる)。
図4の処理で立ち形状の検出対象物体である人が検出されなかった場合、非優先側の形状であるしゃがみ込み形状の検出対象物体である人の検出が行われる(ST8)。
この場合も、非優先側のしゃがみ込み形状を検出した場合は、検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わない。
検出対象物体である立ち形状の人が検出されると、固定抽出領域に相当する矩形座標の設定が行われる(ST9)。
しゃがみ込み形状の検出対象物体である人を認識するにあたって、検出部120において、領域パラメータ設定部106が、図5に示すフローのように、後部領域を車両後部(R)に近い近領域NA、それより若干遠い中領域MA、および相対的に遠い遠領域FAに区分けして設定する
まず、図10(A)に示すように、近領域内に相当する固定抽出領域CENAを切り取り、しゃがみ込み状態にある検出対象物体である人の判定処理を行う。
すなわち、図10(B)に示すように、HOG特徴量算出部107において、検出対象物体である人のしゃがみ込み形状のHOG特徴量算出処理を行い、SVM識別部108で、HOG特徴量算出部107で算出された特徴量を基にしてパターン認識により検出対象物体DOBJである人の検出(判定)を行う(ST81)。
SVM識別部108は、人を検出した(人として認識した)場合には、表示メモリ109に矩形座標を設定する(ST82)。
そして、座標有無認識部110が、表示メモリ109に矩形座標があるか否かを識別し、その結果をモニタ駆動部111に報知される。
モニタ駆動部110では、座標有無認識部110により矩形座標ありの情報を受けると、矩形座標に相当するモニタ112の画面に、図10(C)に示すように、たとえば赤色の矩形枠SFをスーパーインポーズする(重ね合わせる)。
ステップST81において、人が検出されなかった場合、次に、中領域内に相当する固定抽出領域CEMAを切り取り、しゃがみ込み状態にある検出対象物体である人の判定処理を行う。
この場合も、HOG特徴量算出部107において、検出対象物体である人のしゃがみ込み形状のHOG特徴量算出処理を行い、SVM識別部108で、HOG特徴量算出部107で算出された特徴量を基にしてパターン認識により検出対象物体DOBJである人の検出(判定)を行う(ST83)。
SVM識別部108は、人を検出した(人として認識した)場合には、表示メモリ109に矩形座標を設定する(ST84)。
そして、座標有無認識部110が、表示メモリ109に矩形座標があるか否かを識別し、その結果がモニタ駆動部111に報知される。
モニタ駆動部110では、座標有無認識部110により矩形座標ありの情報を受けると、矩形座標に相当するモニタ112の画面に、たとえば赤色の矩形枠SFをスーパーインポーズする(重ね合わせる)。
ステップST81において、人が検出されなかった場合、次に、遠領域内に相当する固定抽出領域CEFAを切り取り、しゃがみ込み状態にある検出対象物体である人の判定処理を行う。
すなわち、HOG特徴量算出部107において、検出対象物体である人のしゃがみ込み形状のHOG特徴量算出処理を行い、SVM識別部108で、HOG特徴量算出部107で算出された特徴量を基にしてパターン認識により検出対象物体DOBJである人の検出(判定)を行う(ST85)。
SVM識別部108は、人を検出した(人として認識した)場合には、表示メモリ109に矩形座標を設定する(ST86)。
そして、座標有無認識部110が、表示メモリ109に矩形座標があるか否かを識別し、その結果がモニタ駆動部111に報知される。
モニタ駆動部110では、座標有無認識部110により矩形座標ありの情報を受けると、矩形座標に相当するモニタ112の画面に、図10C)に示すように、たとえば赤色の矩形枠SFをスーパーインポーズする(重ね合わせる)。
以上のようにして、立ち状態またはしゃがみ込み状態にある検出対象物体である人が検出されると、表示メモリ109への矩形座標の設定が行われる、
そして、座標有無認識部110が、表示メモリ109に矩形座標があるか否かを識別し(ST10)、その結果をモニタ駆動部111に報知される。
モニタ駆動部110では、座標有無認識部110により矩形座標ありの情報を受けると、矩形座標に相当するモニタ112の画面に、図7(B)、図8(C)、図9(C)、図10(C)に示すように、たとえば赤色の矩形枠SFをスーパーインポーズする(ST1)。
なお、倒れ形状についても同様の検出処理が行われる。
以上説明したように、本実施形態によれば、テクスチャベースとモーションベースの両方を併せ持つ障害物検出機能を有し、テクスチャベースでは人認識を車両幅CW相当の領域のみで判定を行い、モーションベースの障害物検出を車両幅CWより広い範囲で行い、いずれかで検出された物を最終結果とする機能を有する。
また、テクスチャベースの検出対象物体である人認識は人の立ち形状かあるいはしゃがみ込み形状を想定して所定の領域内を識別していく。
したがって、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、モーションベースで判定するので、様々な姿勢が予想され一般に困難である人の検出が、自転車なども含め動く障害物として検出することができる。
また、車両幅の外も検査対象とすることで、将来的に車両幅内に入り込んで衝突するおそれがある物体も適切に検出することができる。
また、車両幅内はテクスチャベースでも検出するので、子供の絵描きなどしゃがみ込んでほとんど動かない物体あるいは立ったまま静止している人物であっても人のしゃがみ込み形状あるいは人の立ち形状の認識をかけるので、モーションベースで検出できない静止物体であっても車両幅内という危険な領域を確実に検出できる。
また、この時車両幅のみをスキャンするので、演算コストを低減することができる。
100・・・車載用障害物検出装置、101・・・車載カメラ、102・・・フレームメモリ、103・・・背景画像メモリ、104・・・移動物体検出部、105・・・座標抽出部、106・・・領域パラメータ設定部、107・・・HOG特徴量算出部、108・・・SVM識別部、109・・・表示メモリ、110・・・座標有無識別部、111・・・モニタ駆動部、112・・・モニタ、120・・・モーションベース検出部および非モーション検出部(検出部)。

Claims (6)

  1. 時間的に連続する画像を取り込む画像取得部と、
    前記画像について主に動体を検出するモーションベース検出部と、
    前記画像について主に静物を検出する非モーションベース検出部と、を有し、
    前記非モーションベース検出部は、
    前記画像の任意の所定領域において、検出対象物体の立ち形状およびしゃがみ込み形状を検出対象に、いずれかを優先して検出し、優先側の形状を検出した場合は、検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わず、
    前記モーションベース検出部は、
    前記画像の前記所定領域より広い範囲を検出対象とする
    障害物検出装置。
  2. 前記非モーションベース検出部は、
    前記優先側の形状が検出されない領域は前記非優先側の形状を検出対象とし、当該非優先側の形状を検出した場合は、検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わない
    請求項1に記載の障害物検出装置。
  3. 前記非モーションベース検出部は、
    検出対象物体の倒れ形状を検出対象とし、
    前記立ち形状および前記しゃがみ込み形状が検出されない領域は当該倒れ形状を検出対象とし、当該倒れ形状を検出した領域より被写体距離が遠方に相当する領域は検出を行わない
    請求項1または2に記載の障害物検出装置。
  4. 前記非モーションベース検出部は、
    前記画像の領域によって前記各形状の検出の大きさに制限を持たせている
    請求項1から3のいずれか一に記載の障害物検出装置。
  5. 前記非モーションベース検出部は、
    前記非モーションベース検出部による検出結果が未検出であった場合、検出処理を行なって、検出した物体が所定の形状をしていれば人と判定する
    請求項1から3のいずれか一に記載の障害物検出装置。
  6. 前記非モーションベース検出部は、
    前記所定の形状を前記画像上の領域に応じて可変させる可変機能を有する
    請求項5に記載の障害物検出装置。
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