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JP5635057B2 - 包装箱 - Google Patents

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JP5635057B2 JP2012249287A JP2012249287A JP5635057B2 JP 5635057 B2 JP5635057 B2 JP 5635057B2 JP 2012249287 A JP2012249287 A JP 2012249287A JP 2012249287 A JP2012249287 A JP 2012249287A JP 5635057 B2 JP5635057 B2 JP 5635057B2
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Description

本発明は、包装箱に関し、特に、カッターを用いて胴部を上下に切断することにより開梱される包装箱に関する。
段ボール製の包装箱においては、開梱して内部の被包装物を展示状態にするために、胴部を上下に切断し、被包装物を載置した状態で包装箱の下部をトレー状に形成することが行われている。
従来、胴部を上下に切断するために、胴部内面の周方向に合成樹脂製の破断用テープを貼着しておき、切断開始時に手掛かりとするH字状の切れ目を胴部に形成した包装箱が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
この包装箱においては、H字状の切れ目から破断用テープを摘み、胴部の周方向に引き破ることにより胴部を上下に切断する。しかし、破断用テープにより引き千切られるようにして切断された胴部は、トレー状に形成されたときに露出する破断端縁が粗雑で見苦しい。しかも、帯状に切離された切り屑に合成樹脂の破断用テープが貼着されているため、段ボールをリサイクルする際には破断用テープを剥離させる作業が必要となり、手数が掛かる不都合がある。
一方、破断用テープを用いることなく胴部を上下に切断するために、胴部の周方向にジッパー等の破断容易線を設けた包装箱が知られている(例えば、下記特許文献2参照)。しかし、胴部に破断容易線を設けると、胴部の強度が低下する不都合がある。
また、破断用テープや破断容易線を設けることなく胴部を形成し、開梱の際にカッターナイフを用いることが考えられる。これによれば、胴部の強度が維持できて切り屑も生じることがなく、トレー状に形成した際の切断端縁も滑らかで外観が良好である。しかし、カッターナイフにより胴部を切断するためには、切刃の先端側を胴部の内部に刺し込む必要があり、切刃により被包装物を傷付けるおそれがある。
ところで、本出願人は、先に、被包装物を傷付けることなく胴部を上下に切断することが可能なカッターを提案した(下記特許文献3参照)。このカッター27は、図4に示すように、保護部材31を備えている。保護部材31が切刃30の刃先を覆っているから、被包装物を傷付けることがない。
実公昭54−32742号公報 特開2000−335554号公報 特許第4559768号公報
しかし、図4に示すカッター27により胴部の切断を開始するためには、保護部材31を胴部に挿入する必要がある。このため、例えば、胴部に形成されている取っ手用の穴や、胴部を閉塞している複数のフラップ間等の隙間に保護部材31を差し込んで包装箱の破断を開始するといったことが必要となり、切断に適した位置(トレー状に切断するために適した切断開始位置等)からの円滑な切断作業が望めなかった。
上記の点に鑑み、本発明は、保護部材が刃先を覆っているカッターを用いて、開梱作業を円滑に行うことができる包装箱を提供することを目的とする。
本発明は、高さ方向に延びる四角筒状の胴部と、該胴部の上下を閉塞する複数のフラップとで構成され、前記胴部は、第1側板と、該第1側板の一側縁に折目線を介して連設された第2側板と、該第2側板の一側縁に折目線を介して連設された第3側板と、該第3側板の一側縁に折目線を介して連設された第4側板と、該第4側板の一側縁に折目線を介して連設された接着片とを備え、各側板を各折目線を介して同一方向に折り曲げた後に前記接着片を前記第1側板の内側面に重合し接着することにより接着部が形成され、カッターを用いて該胴部を上下に切断することにより開梱される包装箱であって、前記カッターとして、把持部を有するカッター本体と、該カッター本体に支持された切刃と、該切刃の刃先に設けられて該刃先を覆う保護部材とを備えるものが用いられ、前記カッターの保護部材を前記胴部内部に挿入し、該保護部材と前記カッター本体との間に露出する切刃により前記胴部が切断される包装箱において、前記胴部の前記接着部に、前記カッターの前記保護部材を挿入して該胴部の切断を開始可能にする切断開始部を設け、前記切断開始部は、前記接着部の一部を切離可能とする切離部を備え、該切離部は、前記保護部材の挿入に先だって切離されることにより、前記保護部材が挿入可能となる大きさの開口部を形成し、該開口部は、前記保護部材を挿入した後に前記切刃を切断方向に案内する案内切れ目を備えることを特徴とする。
本発明の包装箱によれば、カッターの保護部材を切断開始部から胴部の内部に容易に挿入することができ、胴部の切断を円滑に開始することができる。
ところで、接着部は第1側板と接着片とが重合しているため、カッターが胴部を切断しつつ接着部を通過する際に比較的大きな抵抗となる。本発明の包装箱は、接着部に切断開始部を設けることで、接着部から容易にカッターの保護部材が挿入できるようになっているので、接着部における切断時の抵抗を軽減することができる。
前記切断開始部は、前記接着部の一部を切離可能とする切離部を備え、該切離部は、前記保護部材の挿入に先だって切離することにより、前記保護部材が挿入可能となる大きさの開口部を形成する
これによれば、前記切離部を切離して開口部を形成することにより、開口部からカッターの保護部材を挿入することができ、切断開始部における胴部の切断開始を極めて円滑に行うことができる。しかも、開口部は、接着部における第1側板と接着片との重合部分を取り除いて開口されたものであるため、カッターによる切断部分に接着部が存在せず、抵抗なく極めて円滑に切断を進行させることができる。
そして、前記開口部は、前記保護部材を挿入した後に、前記切刃を切断方向に案内する案内切れ目を備える。これによれば、前記開口部に保護部材を挿入した後に切刃が案内切れ目に侵入し、切刃の進行が切断方向に向かって確実に案内されるので、所定の切断位置に対する精度の良い切断作業が容易に行える。
本発明の包装箱において、前記切離部の周縁に接する一部に前記胴部を貫通して形成され、該切離部を切離する際に指掛け可能となる指掛け孔を設けることが好ましい。これによれば、指掛け孔に指を掛けて引っ張るだけで、容易に切離部の切離作業が行え、作業者の負担を軽減することができる。
また、本発明の他の態様として、前記切断開始部は、前記接着部における前記第1側板に形成されて前記接着片の一部を露出させる切欠き部と、該切欠き部により露出する前記接着片の一部に形成されて前記カッターの前記保護部材を挿入可能とする十字状の切れ目とを備えることを特徴とする。
これによれば、前記切欠き部によって接着部における第1側板と接着片との重合部分が一部接着片のみとなり、カッターによる切断開始時の抵抗を小さくすることができる。しかも、前記切欠き部によって露出する接着片に十字状の切れ目を設けたことにより、この切れ目からカッターの保護部材を容易に挿入することができ、切断開始部における胴部の切断開始を極めて円滑に行うことができる。
本発明の他の態様において、前記切れ目は、前記接着片と前記第4側板との境界の折目線に沿って上下方向に延びる縦切れ目線と、該縦切れ目線に直交する方向に延びる横切れ目線とで構成されることが好ましい。これによれば、切断開始部にカッターの保護部材を押し付けるだけで、縦切れ目線と横切れ目線とが拡開するので、胴部への保護部材の挿入を極めて容易に行うことができる。
更に、前記横切れ目線は、前記縦切れ目線を介して、前記接着片の一部から前記第4側板の一部にかけて延設されていることが好ましい。これによれば、接着片の横切れ目線と第4側板の横切れ目線とのうち何れか所望の横切れ目線を拡開させて保護部材を挿入することができる。従って、カッターの切刃を第4側板の方向を向けて接着片の横切れ目線から保護部材を挿入することで、第4側板の方向に切断を進行させることができ、カッターの切刃を第1側板の方向を向けて第4側板の横切れ目線から保護部材を挿入することで、第1側板の方向に切断を進行させることができる。このように、カッターの切刃を第1側板と第4側板との何れか所望の方向を向けて胴部の破断を開始することができ、例えば、作業者の利き手が左右の何れであっても同様に胴部の切断作業を進めることができるので、胴部の切断における作業性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態の包装箱を示す説明的斜視図。 図1の包装箱の展開図。 図1の包装箱の切断開始部を拡大して示す斜視図。 カッターを示す図。 図1の包装箱の切断開始部に形成された開口部を示す斜視図。 図1の包装箱の切断作業を示す説明図。 図1の包装箱がトレー状に開梱された状態を示す説明的斜視図。 本発明の第2実施形態の包装箱を示す説明的斜視図。 図8の包装箱の展開図。 図8の包装箱の要部を拡大して示す斜視図。 図8の包装箱の切断作業を示す説明図。
本発明の第1実施形態を説明する。第1実施形態の包装箱1Aは、図1に示すように、四角筒状の胴部2と、該胴部2の上端を閉塞する天部3と、該胴部2の下端を閉塞する底部4とによって直方体状に形成されている。
包装箱1Aは、図2に示すように、一枚の段ボール板紙5Aから形成されている。段ボール板紙5Aは、第1側板6と、第1側板6の一側縁に折目線を介して連設された第2側板7と、第2側板7の一側縁に折目線を介して連設された第3側板8と、第3側板8の一側縁に折目線を介して連設された第4側板9とを備えている。更に、第4側板9の一側縁には折目線を介して接着片10が連設されている。
各側板6,7,8,9の夫々の上端縁には、折目線を介して天蓋フラップ11,12,13,14が連設されている。また、各側板6,7,8,9の夫々の下端縁には、折目線を介して底蓋フラップ15,16,17,18が連設されている。
第1側板6の折目線と反対側の端部には、大略コ字形の破断可能線によって包囲されて切離可能な第1切離部19が形成されている。第1切離部19は、第1側板6の下縁から所定の距離を存した位置に形成されている。更に、第1切離部19から横方向(図中左方向)に延びて、第1案内切れ目20が形成されている。
また、接着片10における第1切離部19に対応する位置には、第1切離部19と同形状の大略コ字形の破断可能線によって包囲されて、第1切離部19と共に切離可能な第2切離部21が形成されている。更に、第4側板9には、第2切離部21の周縁の一部に接して貫通形成された半円形状の指掛け孔22が形成されている。そして、指掛け孔22から横方向(図中右方向)に延びて、第2案内切れ目23が形成されている。なお、指掛け孔22は、第2切離部21以外に、接着片10が重合していない部分の第1側板6に設けることができる。この場合にも、第1切離部19の周縁の一部に接して指掛け孔22を形成すればよい。
図1に示すように、胴部2は、各側板6,7,8,9は、夫々折目線に沿って同一方向に折り曲げ、次いで、第4側板9の端縁に連設されている接着片10を第1側板6の端部の内側面に重合させて接着することにより形成される。
図3に示すように、第1側板6と接着片10とが互いに重合する範囲が接着部24となるが、この接着部24の一部には、重合状態の第1切離部19と第2切離部21とによる切断開始部25が形成される。
図2に示す各天蓋フラップ11,12,13,14は、折目線に沿って水平に折り曲げられることにより図1に示すように天部3を形成する。同様に、各底蓋フラップ15,16,17,18は、折目線に沿って水平に折り曲げられることにより底部4を形成する。なお、図1及び図2において符号26で示すものは、遊離片により開放可能に閉塞された取っ手部である。取っ手部26は、第1側板6及び第3側板8に設けられており、包装箱1Aを持ち運ぶ際に手持ちが容易となっている。
包装箱1Aは、例えば、前記特許文献3に記載されたものと同様の構成を有する図4示のカッター27を用いてトレー状に開梱するのに適している。ここで、カッター27の構成を説明する。
カッター27は、図4に示すように、手指を通す楕円状の孔である把持部28を有するカッター本体29と、カッター本体29に支持された円盤状の切刃30とを備えている。切刃30には、複数の保護部材31が所定間隔を存して設けられている。
カッター本体29からは、切刃30の一部が露出しており、露出部分の切刃30の刃先が、保護部材31により覆われている。そして、胴部2を切断するときには、保護部材31とカッター本体29との間に位置する切刃30の一部が使用される。
カッター27により胴部2を切断するときには、保護部材31を包装箱1Aの胴部2に挿入し、切刃30が向いている方向にカッター本体29を引っ張ることで、胴部2を切断する。このとき、切断の進行と共に胴部2の周方向に切刃30が移動するが、胴部2の内部では保護部材31が移動するので、切刃30と被包装物とは接触することがない。よって、切刃30による被包装物の損傷が防止される。
なお、切刃30が円盤状であるため、切刃30の切れ味が低下したときには切刃30を回転させて切れ味の高い部分を使用することができるようになっている。
次に、包装箱1Aの開梱作業について説明する。図3を参照して、先ず、指掛け孔22に指等を掛けて引っ張ることで、切断開始部25の第1切離部19及び第2切離部21を重合状態のまま切り離す。これにより、図5に示すように、切断開始部25に対応する位置の接着部24の一部が取り除かれ、切断開始部25に開口部32が形成され、カッター27の保護部材31が挿入可能となる。
次いで、図6(a)に示すように、カッター27の保護部材31を、切断開始部25の開口部32から胴部2の内部に挿入する。続いて、カッター本体29を第4側板9に沿って引っ張りながら、胴部2の周方向に切断を進行させる。このとき、切刃30は、第2案内切れ目23に案内されて切断方向に向かって円滑に案内される。
なお、胴部2への保護部材31の挿入方向は、カッター本体29の向きにより適宜選択することができる。即ち、図6(a)に示す方向と反対側に向かって切断を進行させるときは、図6(b)に示すように、カッター本体29を第1側板6に沿って引っ張りながら、胴部2の周方向に切断を進行させる。このときには、切刃30は、第1案内切れ目20に案内されて切断方向に向かって円滑に案内される。
このように、カッター27の保護部材31を挿入する開口部32を、接着部24に形成することにより、第1側板6と接着片10とによる重合部分を取り除いて切断抵抗が小さく抑えられることにより、胴部2を切断する作業が円滑に行える。
また、胴部2の切断作業において作業者は、左右何れの手でカッター27を持ってもよく、胴部2の周方向に時計回り又は半時計回りの何れの方向に切断を進行させてもよい。よって、作業者の利き手が左右何れの場合であっても円滑に胴部2の切断作業を行うことができる。
そして、カッター27により胴部2の全周を切断し、胴部2の上部を下部から取り除くことで、図7に示すように、包装箱1Aがトレー状に開梱される。これによれば、従来の破断テープを用いた場合のような帯状に切離された切り屑が生じることはなく、トレー状に形成した際の切断端縁も滑らかで図示しない被包装物の展示に好適な外観を得ることができる。
以上のように包装箱1Aによれば、上記構成のカッター27を用いて、極めて円滑に胴部2の切断作業が行え、トレー状に開梱する作業を容易に行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において第1実施形態と同一の構成には図中同一符号を付している。
第2実施形態の包装箱1Bは、図8に示すように、四角筒状の胴部2と、該胴部2の上端を閉塞する天部3と、該胴部2の下端を閉塞する底部4とによって直方体状に形成されている。
包装箱1Bは、図9に示すように、一枚の段ボール板紙5Bから形成されている。段ボール板紙5Bは、第1側板6と、第1側板6の一側縁に折目線を介して連設された第2側板7と、第2側板7の一側縁に折目線を介して連設された第3側板8と、第3側板8の一側縁に折目線を介して連設された第4側板9とを備えている。更に、第4側板9の一側縁には折目線を介して接着片10が連設されている。
各側板6,7,8,9の夫々の上端縁には、折目線を介して天蓋フラップ11,12,13,14が連設されている。また、各側板6,7,8,9の夫々の下端縁には、折目線を介して底蓋フラップ15,16,17,18が連設されている。
第1側板6の折目線と反対側の端部には、切欠き部33が形成されている。切欠き部33は、第1側板6の下縁から所定の距離を存した位置に形成されている。なお、第2実施形態における切欠き部33は四角形状に切欠いて形成したものを示すが、切欠き部33の形状はこれに限るものではなく、例えば、三角形状に形成してもよい。
また、第4側板9と接着片10との境界部分であって、切欠き部33に対応する位置には、切れ目34が形成されている。切れ目34は、第4側板9と接着片10との境界の折目線に沿って上下方向に延びる縦切れ目線34aと、縦切れ目線34aに直交して接着片10の一部から第4側板9の一部にわたって延びる横切れ目線34bとにより十字状に形成されている。
第1側板6と第3側板8とには、遊離片により開放可能に閉塞された取っ手部26が設けられている。
図8に示すように、胴部2は、各側板6,7,8,9は、夫々折目線に沿って同一方向に折り曲げ、次いで、第4側板9の端縁に連設されている接着片10を第1側板6の端部の内側面に重合させて接着することにより形成される。
図10に示すように、第1側板6と接着片10とが互いに重合する範囲が接着部35となるが、この接着部35の一部には、第1側板6の切欠き部33により接着片10の切れ目20が露出する切断開始部36が形成される。
また、図9に示す各天蓋フラップ11,12,13,14は、折目線に沿って水平に折り曲げられることにより図8に示すように天部3を形成する。同様に、各底蓋フラップ15,16,17,18は、折目線に沿って水平に折り曲げられることにより底部4を形成する。
包装箱1Bも包装箱1A(図1参照)と同様に、図4示のカッター27を用いてトレー状に開梱するのに適している。カッター27の構成は、前述した通りである。
次に、包装箱1Bの開梱作業について説明する。図11(a)に示すように、先ず、カッター27の保護部材31を胴部2の切断開始部36に押し付けて保護部材31を胴部2の内部に挿入する。続いて、カッター本体29を第4側板9に沿って引っ張りながら、胴部2の周方向に切断を進行させる。
なお、図11(a)に示す方法は、図10を参照して、接着片10の横切れ目線34b側からカッター27の保護部材31を差し込むようにしている。これに限らず、第4側板9の横切れ目線34b側からカッター27の保護部材31を差し込んでもよい。胴部2への保護部材31の挿入方向は、カッター本体29の向きにより適宜選択することができる。
接着片10の横切れ目線34b側からカッター27の保護部材31を差し込んだ場合には、図11(b)に示すように、カッター本体29を第1側板6に沿って引っ張りながら、胴部2の周方向に切断を進行させる。
このように、横切れ目線34bが縦切れ目線34aと直交する十字状に形成されていることで、カッター27による切断方向を作業者にとって操作のし易い方向から開始することができる。
従って、包装箱1Bによれば、胴部2の切断作業において作業者は、左右何れの手でカッター27を持ってもよく、胴部2の周方向に時計回り又は半時計回りの何れの方向に切断を進行させてもよい。よって、作業者の利き手が左右何れの場合であっても円滑に胴部2の切断作業を行うことができる。
そして、カッター27により胴部2の全周を切断し、胴部2の上部を下部から取り除くことで、図示しないが、包装箱1Bがトレー状に開梱される。これによれば、従来の破断テープを用いた場合のような帯状に切離された切り屑が生じることはなく、トレー状に形成した際の切断端縁も滑らかで図示しない被包装物の展示に好適な外観を得ることができる。
また、図10に示すように、第1側板6と接着片10とが互いに重合する接着部35においては、切断開始部36の切欠き部33によりカッター27の通過部分が接着片10のみで構成され、切断抵抗が小さく抑えられることにより、胴部2を切断する作業が円滑に行える。
以上のように包装箱1Bによれば、上記構成のカッター27を用いて、極めて円滑に胴部2の切断作業が行え、トレー状に開梱する作業を容易に行うことができる。
なお、第2実施形態においては、切断開始部36の切れ目34を構成する横切れ目線34bが接着片10の一部から第4側板9の一部にかけて延設されているものを示したが、縦切れ目線34aと直交する方向であれば、横切れ目線34bを接着片10の一部のみか、或いは、第4側板9の一部のみに設けてもよい。
また、第1及び第2本実施形態においては、図4に示す形状のカッター27を用いているが、これに限らず、刃先に保護部材が設けられていて、保護部材を胴部2に挿入して切断作業を行うように構成されたカッターであれば好適に採用できる。
1A,1B…包装箱、2…胴部、6…第1側板、7…第2側板、8…第3側板、9…第4側板、10…接着片、11,12,13,14,15,16,17,18…フラップ、19…第1切離部(切離部)、20…第1案内切れ目(案内切れ目)、21…第2切離部(切離部)、22…指掛け孔、23…第2案内切れ目(案内切れ目)、24,35…接着部、25,36…切断開始部、27…カッター、28…把持部、29…カッター本体、30…切刃、31…保護部材、32…開口部、33…切欠き部、34…切れ目、34a…縦切れ目線、34b…横切れ目線。

Claims (5)

  1. 高さ方向に延びる四角筒状の胴部と、該胴部の上下を閉塞する複数のフラップとで構成され、前記胴部は、第1側板と、該第1側板の一側縁に折目線を介して連設された第2側板と、該第2側板の一側縁に折目線を介して連設された第3側板と、該第3側板の一側縁に折目線を介して連設された第4側板と、該第4側板の一側縁に折目線を介して連設された接着片とを備え、各側板を各折目線を介して同一方向に折り曲げた後に前記接着片を前記第1側板の内側面に重合し接着することにより接着部が形成され、カッターを用いて該胴部を上下に切断することにより開梱される包装箱であって、
    前記カッターとして、把持部を有するカッター本体と、該カッター本体に支持された切刃と、該切刃の刃先に設けられて該刃先を覆う保護部材とを備えるものが用いられ、前記カッターの保護部材を前記胴部内部に挿入し、該保護部材と前記カッター本体との間に露出する切刃により前記胴部が切断される包装箱において、
    前記胴部の前記接着部に、前記カッターの前記保護部材を挿入して該胴部の切断を開始可能にする切断開始部を設け
    前記切断開始部は、前記接着部の一部を切離可能とする切離部を備え、該切離部は、前記保護部材の挿入に先だって切離されることにより、前記保護部材が挿入可能となる大きさの開口部を形成し、該開口部は、前記保護部材を挿入した後に前記切刃を切断方向に案内する案内切れ目を備えることを特徴とする包装箱。
  2. 前記切離部の周縁に接する一部に前記胴部を貫通して形成され、該切離部を切離する際に指掛け可能となる指掛け孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の包装箱。
  3. 高さ方向に延びる四角筒状の胴部と、該胴部の上下を閉塞する複数のフラップとで構成され、前記胴部は、第1側板と、該第1側板の一側縁に折目線を介して連設された第2側板と、該第2側板の一側縁に折目線を介して連設された第3側板と、該第3側板の一側縁に折目線を介して連設された第4側板と、該第4側板の一側縁に折目線を介して連設された接着片とを備え、各側板を各折目線を介して同一方向に折り曲げた後に前記接着片を前記第1側板の内側面に重合し接着することにより接着部が形成され、カッターを用いて該胴部を上下に切断することにより開梱される包装箱であって、
    前記カッターとして、把持部を有するカッター本体と、該カッター本体に支持された切刃と、該切刃の刃先に設けられて該刃先を覆う保護部材とを備えるものが用いられ、前記カッターの保護部材を前記胴部の内部に挿入し、該保護部材と前記カッター本体との間に露出する切刃により前記胴部が切断される包装箱において、
    前記胴部の前記接着部に、前記カッターの前記保護部材を挿入して該胴部の切断を開始可能にする切断開始部を設け、
    前記切断開始部は、前記接着部における前記第1側板に形成されて前記接着片の一部を露出させる切欠き部と、該切欠き部により露出する前記接着片の一部に形成されて前記カッターの前記保護部材を挿入可能とする十字状の切れ目とを備えることを特徴とする包装箱。
  4. 前記切れ目は、前記接着片と前記第4側板との境界の折目線に沿って上下方向に延びる縦切れ目線と、該縦切れ目線に直交する方向に延びる横切れ目線とで構成されることを特徴とする請求項3記載の包装箱。
  5. 前記横切れ目線は、前記縦切れ目線を介して、前記接着片の一部から前記第4側板の一部にかけて延設されていることを特徴とする請求項4記載の包装箱。
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