JP5614936B2 - アニオン交換基が固定された多孔膜を用いた核酸の精製方法 - Google Patents
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本発明はまた、前記核酸含有溶液が、前記多孔膜の細孔径より大きなサイズの不純物および前記多孔膜の細孔径より小さな不純物を含む、上記の核酸の精製方法に関する。
本発明はまた、前記工程(p)における核酸含有溶液の電気伝導度が20mS/cm〜60mS/cmであり、前記工程(q)における溶出液の電気伝導度が90mS/cm〜160mS/cmである、上記の核酸の精製方法に関する。
本発明はまた、前記工程(p)の後であって、前記工程(q)に先立って、さらに以下の工程:(m)前記多孔膜に不純物溶出液を通液して不純物を溶出する工程;を含む、請求項1または2に記載の核酸の精製方法であって、前記工程(m)における不純物溶出液の電気伝導度が20mS/cm〜60mS/cmであり、前記工程(q)における溶出液の電気伝導度が90mS/cm〜160mS/cmである、上記の核酸の精製方法に関する。
本発明はまた、前記アニオン交換基がジエチルアミノ基である、上記の核酸の精製方法に関する。
本発明はまた、前記グラフト鎖がグリシジルメタクリレートの重合体を含む、上記の核酸の精製方法に関する。
本発明はまた、前記多孔膜が、0.1μm〜1.0μmの最大細孔径を有する、上記の核酸の精製方法に関する。
(a)核酸含有溶液の塩濃度(電気伝導度)を、不純物が多孔膜に吸着しない程度にまで増加させ、多孔膜へ核酸を吸着させると同時に、ろ液に含まれる非吸着成分として不純物を除去する工程(p)の後、溶出液を通液して核酸を溶出回収する工程(q)を行う方法;および
(b)核酸含有溶液の塩濃度(電気伝導度)を、不純物の少なくとも一部および核酸がともに多孔膜に吸着する濃度として、不純物および核酸をともに多孔膜に吸着させ、吸着しない不純物成分をろ液として除去する工程(p)の後、工程(p)で多孔膜に吸着した不純物のみが溶出する塩濃度(電気伝導度)の不純物溶出液を通液することにより、不純物を溶出し、ろ液として除去する工程(m)を行い、その後、核酸が溶出する塩濃度(電気伝導度)の溶出液を通液して核酸を溶出回収する工程(q)を行う方法;
の2種類に分けられる。(a)の方法は、例えば核酸よりも大きな等電位点を有する宿主細胞破片などの除去に特に有効であり得る。(b)の方法は、例えば核酸とより近い等電位点を有するエンドトキシンなどの除去に特に有効であり得る。
(i)中空糸多孔膜へのグラフト鎖の導入
外径3.0mm、内径2.0mm、下記(iv)に記載のバブルポイント法で測定した最大細孔径が0.3μmのポリエチレン製中空糸多孔膜を密閉容器に入れて、容器内の空気を窒素で置換した。その後、容器の外側からドライアイスで冷却しながら、γ線200kGyを照射し、ラジカルを発生させた。得られたラジカルを有するポリエチレン製中空糸多孔膜をガラス反応管に入れて、200Pa以下に減圧することにより、反応管内の酸素を除いた。ここに40℃に調整したグリシジルメタクリレート(GMA)3体積部、メタノール97体積部よりなる反応液を、中空糸多孔膜の20質量部に注入した後、12分間密閉状態で静置してグラフト重合反応を施し、中空糸多孔膜にグラフト鎖を導入した。なお、GMAおよびメタノールよりなる反応液は予め窒素でバブリングして、反応液内の酸素を窒素置換した。
導入GMAのモル数%=(グラフト率/142)/(100/14)×100
・・・(III)
乾燥したグラフト鎖を導入した中空糸多孔膜をメタノールに10分以上浸漬して膨潤させた後、純水に浸漬して水置換した。ジエチルアミン50体積部、純水50体積部の混合溶液よりなる反応液を、グラフト反応後の中空糸多孔膜に対して20質量部、ガラス反応管に入れ、30℃に調整した。ここにグラフト鎖を導入した中空糸多孔膜を挿入し、210分間静置して、グラフト鎖のエポキシ基をジエチルアミノ基に置換することにより、アニオン交換基としてジエチルアミノ基を有する中空糸多孔膜を得た。得られた中空糸多孔膜は外径3.3mm、内径2.1mmであり、中空糸多孔膜においてグラフト鎖の有するエポキシ基の80%がジエチルアミノ基によって置換されていた。
T=100×N1/N2
=100×{(w2−w1)/M1}/{w1(dg/(dg+100))/M2}
・・・(IV)
式(IV)中、M1はジエチルアンモニウムの分子量(73.14)、w1はグラフト重合反応後の中空糸多孔膜の重量、w2はジエチルアミノ基置換反応後の中空糸多孔膜の重量、dgはグラフト率、M2はGMAの分子量(142)である。
(ii)で得られた、アニオン交換基としてジエチルアミノ基をグラフト鎖を介して固定した中空糸多孔膜3本を束ね、中空糸多孔膜の中空部を閉塞しないようにエポキシ系ポッティング剤で両末端をポリスルホン酸製モジュールケースに固定して、アニオン交換基がグラフト鎖を介して固定された中空糸多孔膜モジュールを作製した。得られたモジュールの内径は0.9cm、長さは約3.3cm、モジュールの内容積は約2mL、モジュール内に占める中空糸多孔膜の有効体積は0.85mL、中空部分を除いた中空糸多孔膜のみの体積は0.53mLであった。これを、以下の実施例等において、評価モジュールとして用いた。
基材としての中空糸多孔膜の最大細孔径を、バブルポイント法を用いて測定した。長さ8cmの中空糸多孔膜の一方の末端を閉塞し、他方の末端に圧力計を介して窒素ガス供給ラインを接続した。この状態で窒素ガスを供給してライン内部を窒素に置換した後、中空糸多孔膜をエタノールに浸漬した。この時、エタノールがライン内に逆流しないように極僅かに窒素で圧力をかけた状態で、中空糸多孔膜を浸漬した。中空糸多孔膜を浸漬した状態で、窒素ガスの圧力をゆっくりと増加させ、中空糸多孔膜から窒素ガスの泡が安定して出始めた圧力Pを記録した。これより、最大細孔径をd、表面張力をγとして、下記式(V)に従って、中空糸多孔膜の最大細孔径を算出した。
d=C1γ/P・・・(V)
式(V)中、C1は定数である。エタノールを浸漬液としたときのC1γ=0.632(kg/cm)であり、上式にP(kg/cm2)を代入することにより、最大細孔径d(μm)を求めた。
和光純薬製DNA(デオキシリボ核酸ナトリウム、サケ精巣由来、粉末、分子量30万〜900万)0.2gを2000mLの20mM Tris−HCl(pH8.0)緩衝液に溶解し、0.1g/Lの塩を含まないpH8.0のDNA溶液2000mLを調整した。この溶液の電気伝導度は1.15mS/cmであった。このDNA溶液200mLを小分けし、ここにNaCl(和光純薬製)17.53gを添加して塩濃度1.5MのDNA溶液を調整した。この溶液の電気伝導度は114.1mS/cmであった。同様にして、200mLに小分けした塩を含まないDNA溶液を5本用意し、そのうち4本にはNaClを14.02g、10.52g、7.01gまたは3.51gを添加して、それぞれ塩濃度が1.2M、0.9M、0.6Mおよび0.3Mの溶液を調整した。これらの電気伝導度はそれぞれ95.2mS/cm、74.95mS/cm、62.7mS/cmおよび28.5mS/cmであった。このようにして電気伝導度が1.15mS/cm〜114.1mS/cmの0.1g/LのDNA溶液を得た。
上記参考例2で調製した20mM Tris−HCl(pH8.0)、0.1g/LのDNA溶液を200mLに小分けしたものを2本用意し、これらに1N NaOH水溶液を攪拌しながら滴下して、それぞれpH9.0およびpH8.5に調整した。同様にして200mLに小分けしたDNA溶液を更に2本用意し、それぞれここに塩酸を攪拌しながら滴下して、pH7.5およびpH7.0に調整した。
このようにしてpH5.0〜pH9.0の0.1g/LのDNA溶液を得た。
上記の参考例2および3で得られた、電気伝導度およびpHの異なる、0.1g/LのDNA溶液を、参考例1で作成した評価モジュールにそれぞれ透過させた。DNA溶液の濃度Q、評価モジュールが破過した時点までに透過させたDNA溶液の体積VD、および評価モジュール内の中空糸多孔膜VMの体積から、下記式(VI)を用いて動的吸着容量Aを算出した。
A=Q×VB/VM ・・・(VI)
VM=π×(OD2−ID2)×L×n/4・・・(VII)
上記参考例2で得られたpH8.0、電気伝導度1.15mS/cm、濃度0.1g/LのDNA溶液200mLに、不純物としてBSA(SIGMA製、Albumin from bovine serum)を0.2g添加し、DNA濃度が0.1g/L、不純物であるBSA濃度が1g/Lの溶液を作成した。BSAの通常の分子量は、67500である。
溶液中のタンパク質を分析するためにSDS−PAGEを用いた。分析に用いる溶液10μLを同量のサンプル処理液(第一化学薬品株式会社製、トリスSDSサンプル処理液またはトリスSDSβMEサンプル処理液)と混合し、100℃で5分間熱処理した。得られたサンプルを、マイクロピペットを用いて電気泳動用ゲルプレート(第一化学薬品株式会社製、マルチゲルIIミニ)に1ウェルにつき10μL適用し、泳動用バッファー(第一化学薬品株式会社製、SDS−トリス−グリシン泳動バッファーを10倍希釈して使用)を満たした電気泳動槽(和光純薬株式会社製、EasySeparatorTM)に挿入した。30mAの定電流で1時間泳動させて、溶液中のタンパク質を分離した。泳動後のゲルプレートは染色試薬(フナコシ株式会社製、InstantBlue、または第一化学薬品株式会社製、2D−銀染色試薬−II)を用いて染色し、タンパク質のバンドを確認した。
参考例2で得られたpH8.0、電気伝導度1.15mS/cm、濃度0.1g/LのDNA溶液を、参考例4の方法に従って、参考例1の評価モジュールに通液してチャージした。189mL通液したところでDNAの破過が確認されたため通液を停止した。これより得られた動的吸着容量は36mg/mLであった。DNA溶液の通液停止後、20mM Tris−HCl(pH8.0)緩衝液20mLを評価モジュールに通液して非吸着のDNAを洗浄した後、電気伝導度148mS/cmの2M NaCl水溶液10mLを通液して、吸着したDNAを溶出回収した。溶出液中のDNA濃度をinvitrogen製、Quant−iTTM dsDNA HS Assay Kitを用いて処理した後、QubitTMフルオロメーターを用いて測定したところ、2.0mg/mLであり、核酸が高濃度で回収された。
参考例5で得られたpH8.0、電気伝導度1.15mS/cm、濃度0.1g/LのDNAと濃度1.0g/LのBSAを含む溶液に、NaClを3.51g添加して、塩濃度0.3M、電気伝導度28.5mS/cmの溶液を調整し、これを実施例1と同様に評価モジュールに150mL通液してチャージした。通液中のろ過液のUV吸光度の値は150mAUであり、これは1.0g/LのBSA溶液の吸光度に等しいことから、BSAはモジュールに非吸着でろ液中に含まれ、DNAはモジュールに全吸着していると考えることができる。溶液の通液停止後、20mM Tris−HCl(pH8.0)緩衝液20mLを評価モジュールに通液して洗浄した後、電気伝導度148mS/cmの2M NaCl水溶液10mLを通液して、吸着したDNAを溶出回収した。得られた溶出液を参考例6に従ってSDS−PAGEにより評価したところ、BSAのバンドは見られなかったことから、溶出液中のDNAが精製されていることが確認された。溶出液中のDNA濃度を実施例1と同様にして測定したところ、1.4mg/mLであり、核酸が高濃度で回収され、回収率は93%だったことが示された。
参考例5で得られたpH8.0、電気伝導度1.15mS/cm、濃度0.1g/LのDNAと濃度1.0g/LのBSAを含む溶液を実施例2と同様にして評価モジュールに150mL通液してチャージした。通液中のろ過液のUV吸光度の値は通液約50mLまでは0mAUであったが、その後150mAUにまで上昇した。150mAUの値は1.0g/LのBSA溶液の吸光度に等しいことから、通液約50mLまではBSAおよびDNA共に評価モジュールに全吸着し、その後破過したBSAが非吸着でろ液中に含まれ、DNAは全吸着していると考えることができる。通液50mLから150mLまでのろ過液を採集し、ろ過液サンプルとした。溶液の通液停止後、20mM Tris−HCl(pH8.0)緩衝液20mLを評価モジュールに通液して洗浄した後、電気伝導度29mS/cmの0.3M NaCl水溶液20mLを通液して、溶出液1を回収した。再度20mM Tris−HCl(pH8.0)緩衝液20mLを評価モジュールに通液して洗浄した後、電気伝導度148mS/cmの2M NaCl水溶液10mLを通液して、溶出液2を回収した。得られたろ過液サンプルおよび溶出液1を参考例6に従ってSDS−PAGEにより評価したところ、BSAのバンドのみが見られた。これより、チャージ中にはDNAは全吸着し、BSAは破過後にろ液中に排出されていること、および溶出液1中にはBSAのみが含まれていることが確認された。また、同様にして参考例6に従って溶出液2をSDS−PAGEにより評価したところ、BSAのバンドは見られず、DNAのバンドのみが見られた。これより、溶出液2中には精製されたDNAのみが含まれることが確認された。溶出液2中のDNA濃度を実施例1と同様にして測定したところ、1.35mg/mLであり、核酸が高濃度で回収され、回収率は90%であったことが示された。
(2)で得られた異なる電気伝導度の、pH8.0、濃度0.1g/LのDNA溶液を実施例1と同様にして評価モジュールに通液してチャージした。電気伝導度が95.2mS/cm、74.95mS/cm、62.7mS/cmおよび28.5mS/cmのDNA溶液を通液して、破過した際の通液量はそれぞれ、1.6mL、3.5mL、152.4mLおよび175.1mLであった。これより、電気伝導度が95.2mS/cmおよび74.95mS/cmの溶液では、DNAは殆ど吸着しておらず、62.7mS/cmおよび28.5mS/cmの溶液でのDNAの動的吸着容量は、それぞれ29mg/mLおよび33mg/mLであることが示された。これらの結果から、電気伝導度が約60mS/cm以下の溶液であれば、DNAは評価モジュールに動的吸着容量が約30mg/mLで吸着することが確認された。
参考例3で得られた異なるpHの、濃度0.1g/LのDNA溶液を実施例1と同様にして、評価モジュールに通液してチャージした。pHがpH5.0、pH5.5、pH6.0、pH7.0、pH7.5、pH8.5およびpH9.0のDNA溶液を通液して、破過した際の通液量はそれぞれ、172mL、173mL、198mL、177mL、157mL、182.6mLおよび142.5mLであった。これより、それぞれのpH値の溶液でのDNAの動的吸着容量は、それぞれ32mg/mL、32mg/mL、35mg/mL、31mg/mL、29mg/mL、34mg/mLおよび27mg/mLであることが示された。これらの結果から、少なくともpH値が5〜9の範囲の溶液であれば、DNAは評価モジュールに動的吸着容量が約30mg/mLで吸着することが確認された。
カラムクロマトグラフィーによるDNAのカラムへの吸着量を評価するために、GEヘルスケアバイオサイエンス製のアニオン交換カラム、HiTrapQ FF1mLを用い、これに参考例2で得られたpH8.0、電気伝導度1.15mS/cm、濃度0.1g/LのDNA溶液を、流速1mL/minで実施例1と同様にしてカラムに通液してチャージした。その結果、5.0mLまで通液したところで破過が確認され、動的吸着容量は0.5mg/mL以下であった。この結果から、カラムクロマトグラフィーを用いた場合のDNAのカラムへの吸着量は、実施例のアニオン交換基がグラフト鎖を介して中空糸多孔膜を用いた場合に比べて極めて低く、大量の核酸精製プロセスには不向きであることが示された。
Claims (4)
- (p)アニオン交換基がグラフト鎖を介して表面に固定されている多孔膜に、前記多孔膜の細孔径より大きなサイズの不純物および前記多孔膜の細孔径より小さな不純物を含む核酸含有溶液を通液し、前記多孔膜へ前記核酸を吸着させる工程と、
(m)前記多孔膜に不純物溶出液を通液して前記不純物を溶出する工程と、
(q)前記多孔膜に吸着した前記核酸を、溶出液を通液して溶出回収する工程と、
を含む、核酸の精製方法であって、
前記工程(p)における核酸含有溶液の電気伝導度が0mS/cm〜30mS/cmであり、
前記工程(m)における不純物溶出液の電気伝導度が20mS/cm〜60mS/cmであり、
前記工程(m)は、前記工程(p)の後であって、前記工程(q)に先立って行われる、核酸の精製方法。 - 前記工程(q)における溶出液の電気伝導度が90mS/cm〜160mS/cmである、請求項1に記載の核酸の精製方法。
- 前記アニオン交換基がジエチルアミノ基である、請求項1または2に記載の核酸の精製方法。
- 前記グラフト鎖がグリシジルメタクリレートの重合体を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の核酸の精製方法。
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