JP5610344B2 - レーダ装置用被覆部材 - Google Patents
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Description
(A1)車両前後方向に延びる仮想の水平線に対して非垂直な面。
(A2)頂点を除いた部分全てが車両前後方向に延びる仮想の水平線に対して非垂直である半球状の曲面。
図1は本発明の第1実施形態に係るレーダ装置用被覆部材(以下、被覆部材と呼ぶ。)1の使用状態を示す図であり、被覆部材1はフロントグリル200に形成された開口210を塞ぐように取り付けられている。この開口210の奥側、つまりエンジンルームR側に、レーダ装置100が設けられており、当該装置100から射出されたミリ波の伝搬経路上に被覆部材1が配設されている。なお、図1ではフロントグリル200の一部を模式的に表している。
第2光学媒体20では、第1表面21が第1光学媒体10の第2表面12の形状に則って凹凸状に形成されており、この第1表面21が第1光学媒体10の第2表面12に隙間無く接する、つまり密着する。第2表面22は、第1表面21と略同じように、粗い凹凸した面に形成されている。
図3〜図6は本実施形態の微細構造部15の構成例であり、図6(A)が微細構造部15の平面図であることを除いて、その他の図の(A)は微細構造部15の斜視図であり、さらに、各図の(B)は模式的な断面図である。
図8は本発明の第2実施形態に係る被覆部材2の使用状態を示す図である。第1実施形態の被覆部材1と同じ又は同様の構成要素には同じ符号を付し、それらを詳細に説明することは省略する。
第1表面31は第2光学媒体20の第2表面22の形状と同じ凹凸状に形成されており、この第1表面31が第2光学媒体20の第2表面22に隙間無く接する。第2表面32は第1表面31と同じに形成されている。
この第3光学媒体30は、特に第2光学媒体20のように屈折率が制限されるものではないが、レーダ装置100からのミリ波を透過させることができるものを利用する。本実施形態の第3光学媒体は不透明であり、例えばポリカーボネイト(PC),熱可塑性樹脂(ABS),ポリプロピレン(PP)などの樹脂材料により構成されている。
図9は第1実施例の被覆部材1Aの使用状態を示している。
第1光学媒体10は例えばポリカーボネイトから構成されている。第2光学媒体20の透明物質は、ポリカーボネイトよりも可視光の屈折率の低い気体であり、例えば空気によって構成されている。言い換えれば、本第1実施例では、被覆部材1Aは、第1光学媒体10だけから構成されている。第2光学媒体20が空気層25であるため、第1光学媒体10の第2表面12を構成する複数の微細構造部15は他の部材で覆われずに、直に空気に接する。
なお、透明物質として、本実施例の空気に代えて、CO2,Heなどの気体を用いてもよい。
なお、図10は、微細構造部15が図3のV溝16である場合、溝幅のピッチを100μm(以下、基準幅と呼ぶ)としたときの輝度の指数を基準値1とし、ピッチを0から250μmまで変えた場合の各ピッチにおける輝度の基準幅における輝度に対する相対指数を表すグラフである。このグラフは、ピッチ幅0から250μmにおいて、光の全反射現象を利用している為、ピッチが大きく、つまり反射面積が大きくなるにつれて輝度が高くなることを示している。なお、第1光学媒体10は屈折率1.58のポリカーボネイトであり、第2光学媒体20は空気1.00である。
図11は第2実施例の被覆部材2Aの使用状態を示している。
第1光学媒体10は例えばポリカーボネイトから構成されている。第2光学媒体20は、第1実施例と同様に、透明物質である空気を利用する。
第3光学媒体30は、ポリカーボネイト(PC),熱可塑性樹脂(ABS),ポリプロピレン(PP)などの樹脂材料によって不透明に構成されている。
なお、本第2実施例では図に示すように、第2光学媒体20である空気層25は、第1光学媒体10と第2光学媒体30とに囲繞されている。言い換えれば、被覆部材2Aは、外気や水分が被覆部材外から被覆部材2Aの内部の空気層25に浸入しないよう、第1光学媒体10と第3光学媒体30とを気密的に及び水密的に重ね合わせて、構成されている。
第1光学媒体と第2光学媒体との境界面は、第2光学媒体と第3光学媒体との境界面は、それぞれ大きな凹凸形状を無しに形成されてもよい。
第2光学媒体の第2表面22と第3光学媒体の第2表面32は、なだらかな面或いは平坦な面として構成されてもよい。第1光学媒体10の第1表面11も平坦に形成されてもよい。
第1光学媒体の第1表面は、凹凸とした面に形成されてもよい。
また、上記説明では、複数の微細構造部15が第1光学媒体10の第2表面12に規則的に配列されているが、複数の微細構造部15が不規則に、例えばその向きや凹凸の寸法が異なるように構成されてもよい。
10 第1光学媒体
11 第1光学媒体の第1表面
12 第1光学媒体の第2表面
15 微細構造部
20 第2光学媒体
21 第2光学媒体の第1表面
22 第2光学媒体の第2表面
25 空気層
30 第3光学媒体
31 第3光学媒体の第1表面
32 第3光学媒体の第2表面
Claims (3)
- 車両前部に設けたレーダ装置からのミリ波の伝搬経路上に配置されるレーダ装置用被覆部材であって、
車両前方側に配置される第1光学媒体と、この第1光学媒体の裏面に接触して設けられた第2光学媒体と、を備え、
上記第1光学媒体の裏面は隙間無く並んだ複数の微細構造部によって構成され、
上記微細構造部は下記(A1)又は(A2)の何れかによって構成され、
上記第2光学媒体の屈折率は上記第1光学媒体の屈折率よりも低く、
上記各微細構造部が、車両前方側から上記第1光学媒体内に入射して上記第2光学媒体側に出射する可視光の経路を変え、入射角が臨界角を超える可視光を全反射させ上記車両前方へ向けて反射させ、
上記各微細構造部の縦、横、高さの寸法が、それぞれ上記レーダ装置に使用されるミリ波の波長に対して1/4〜1/10以下にされることを特徴とする、レーダ装置用被覆部材。
(A1)車両前後方向に延びる仮想の水平線に対して非垂直な面。
(A2)頂点を除いた部分全てが車両前後方向に延びる仮想の水平線に対して非垂直である半球状の曲面。 - 前記第2光学媒体の裏側に不透明な第3光学媒体が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のレーダ装置用被覆部材。
- 前記第2光学媒体が空気層として形成され、
上記空気層は、前記第1光学媒体と前記第3光学媒体とによって囲繞されていることを特徴とする、請求項2に記載のレーダ装置用被覆部材。
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