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JP5605156B2 - ケース一体型コネクタ - Google Patents

ケース一体型コネクタ Download PDF

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JP5605156B2 JP2010233804A JP2010233804A JP5605156B2 JP 5605156 B2 JP5605156 B2 JP 5605156B2 JP 2010233804 A JP2010233804 A JP 2010233804A JP 2010233804 A JP2010233804 A JP 2010233804A JP 5605156 B2 JP5605156 B2 JP 5605156B2
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Description

本発明は、コネクタハウジングをケース体に一体に組み込んでなるケース一体型コネクタに関する。
従来、コネクタハウジングをケース体に一体に組み込んだケース一体型コネクタとして、特許文献1に記載のものが知られている。このものは、主にコネクタと、このコネクタを構成するコネクタハウジングの外周を一括して覆うケース体とから構成される。コネクタハウジングは、バスバーを保持する本体部と、雌型の中継端子を収容する中継端子ホルダとからなる。中継端子ホルダの一端には、中継端子を収容するキャビティに連通するフード部が設けられ、このフード部内に本体部が嵌入されることでバスバーと中継端子とが接続される。
特開2006−315280号公報
ところで、このようなケース一体型コネクタは、コネクタを中子としてケース体をインサート成形することにより形成される。このケース体をインサート成形する際には、コネクタのうち、コネクタハウジングに溶融樹脂の射出圧が作用するが、上記構成のようにコネクタハウジングが本体部と中継端子ホルダとからなるような複数の部材から構成される場合には、その嵌合部となるフード部の内周面と本体部の外周面との間の僅かな隙間からキャビティ内へ樹脂漏れが生じることが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、複数の部材が組み合わさってなるコネクタを中子としてケース体をインサート成形する際に、コネクタを構成する部材同士の対向面から樹脂が内部に浸入するのを防止することが可能なケース一体型コネクタを提供することを目的とする。
明細書によって開示される技術は、コネクタを中子としたインサート成形により前記コネクタを樹脂製のケース体に一体に組み込んでなるケース一体型コネクタであって、前記コネクタは、一端にフード部を有する第1ハウジングと、前記フード部内に嵌入する接続部を有しこの接続部は複数の部分接続部を組み付けることにより構成される第2ハウジングと、を備え、前記ケース体は前記第1ハウジングの前記フード部と前記第2ハウジングの前記接続部とが対向する嵌合部の外周面を覆っており、組付け相手となる一方の前記部分接続部には嵌合凸部が突設され、同他方の前記部分接続部には前記嵌合凸部が嵌合する嵌合凹部が設けられており、前記フード部と前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合することで構成された前記接続部との対向面の一方には、その全周を囲って外側に張り出し他方に当接する環状突部が突設されていることに特徴を有する。
このような構成によれば、コネクタを中子としてケース体をインサート成形する際に、金型内に射出された溶融樹脂の射出圧がコネクタに作用して、嵌合部から第1ハウジングの内部に溶融樹脂が流れ込むのを阻止することが可能となる。すなわち、中子となるコネクタが第1ハウジング及び第2ハウジングといった複数部材から構成される場合には、ケース体を成形するためにその外周に溶融樹脂の射出圧が作用すると、接続部分である嵌合部の隙間から溶融樹脂が浸入し、コネクタの内部に溶融樹脂が流れ込む虞があった。これに対して、本発明は嵌合部を構成するフード部と接続部の対向面の一方にその全周を囲って外側に張り出す環状突部が設けられ、その環状突部は対向面の他方に当接するから、嵌合部の隙間から浸入した溶融樹脂が環状突部よりも先のコネクタの内部にまで達するのを阻止することができる。
また、前記第2ハウジングは、複数のサブハウジングを組み付けることにより構成され、前記環状突部は、前記各サブハウジングの前記フード部との対向面に突設されたリブが組み合わさることにより構成され、環状をなしていてもよい。このように、第2ハウジングが一体成形されずに、複数のサブハウジングから構成される場合であっても、個々に形成されたリブが環状につながることで環状突部を形成することができるから、本発明の環状突部としての効果である、溶融樹脂の嵌合部の隙間への流れ込みを防止することが可能となる。
また、前記環状突部は並列して複数形成されており、前記環状突部が形成された前記対向面には、前記環状突部と交差する縦リブが形成されていてもよい。溶融樹脂の嵌合部の隙間への流れ込み方向に対して、それを遮る方向である周方向に並列して環状突部が複数形成されていれば、より確実にコネクタ内への溶融樹脂の流れ込みを阻止することができる。

本発明によれば、複数の部材が組み合わさってなるコネクタを中子としてケース体をインサート成形する際に、コネクタを構成する部材同士の対向面から樹脂が内部に浸入するのを防止することが可能なケース一体型コネクタを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るケース一体型コネクタの断面図 本体部を構成する第1サブハウジングの側面図 同平面図 同正面図 第2サブハウジングの正面図 第3サブハウジングの正面図 第4サブハウジングの正面図 本体部の正面図 同側面図 同平面図 同断面図 コネクタハウジングの断面図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図12によって説明する。本実施形態におけるケース一体型コネクタ10は、自動車のオートマチックトランスミッションに装備される中継コネクタに適用されるものであって、コネクタ11を中子としてインサート成形によりその外周を覆うケース体12を成形したものである。以下の説明において、図1の各方向を基準とし、右方は前方、左方は後方、紙面手前側から奥側を幅方向として説明する。
まず、図1を用いてケース一体型コネクタ10全体の構成を説明する。コネクタ11は、雌型の中継端子21を収容した中継端子ホルダ20(第1ハウジングに相当する)の後方から、雄型の端子金具31を保持した本体部30(第2ハウジングに相当する)を嵌合することで一体化されたものであって、本体部30の上端であり中継端子ホルダ20との嵌合側とは反対側の一端には、アライメントプレート32が装着されている。中継端子ホルダ20の後側には、本体部30の接続部33を嵌入するフード部22が開口形成されており、このフード部22と接続部33との合わせ面は嵌合部11Aとされている。
ケース体12は合成樹脂製であって、嵌合部11Aを含む中継端子ホルダ20の後半部分から本体部30の外周全域に密着してコネクタ11全体を覆っている。ケース体12の前後方向略中間部には、本体部30の後側端部に突出した端子金具31の一端を包囲し、上方に開口した上側フード部13が形成されている。また、ケース体12の前側には、中継端子ホルダ20の前半部分を取り囲むようにして前方に開口する前側フード部14が形成されており、この前側フード部14と中継端子ホルダ20との間に、相手側となる雄コネクタのフード部(図示せず)が嵌入可能とされている。
中継端子ホルダ20は合成樹脂製であって、図1及び図12に示すように略ブロック状に形成され、その内部には前後方向に貫通するキャビティ23が複数形成されている。このキャビティ23の後端はフード部22の内部に連通しており、フード部22側から中継端子21を個々に収容可能とされている。キャビティ23の前端は、中継端子ホルダ20の前面に形成される挿通孔24に連通しており、挿通孔24の開口縁部には、キャビティ23側に向かって傾斜する誘導傾斜面24Aが形成されている。この誘導傾斜面24Aにより相手側端子(図示せず)を挿通孔24へと誘い込むことができる。
キャビティ23に収容される中継端子21は導電金属製の平板を折り曲げる等して成形されたものであって、前後方向に開口し、キャビティ23の内周面に沿う角筒状をなしている。その前後両端部には、それぞれの縁部から中継端子21の略中央に向かって折り返すことで形成された弾性接触片21Aと、弾性接触片21Aに対向し下方に向かって張り出す接触面部21Bとが設けられている。フード部22に本体部30の接続部33が嵌入されることで中継端子21内に挿入された端子金具31は、この弾性接触片21Aと接触面部21Bとの間に挟持されることで、導通可能に接続される。なお、挿通孔24から挿入された相手側端子も同様にして接続される。
続いて、本体部30について説明する。本体部30は、それぞれ複数の端子金具31の両端を突出させて保持する4つのサブハウジング34を組み付けることで構成される。このサブハウジング34は合成樹脂製であって、詳しくは後述するが、上下方向に積層して組み付けられ、上から順番に第1サブハウジング34A、第2サブハウジング34B、第3サブハウジング34C、第4サブハウジング34Dとされている。そのうちの第1サブハウジング34Aを用いて、まずサブハウジング34の主な構成を説明する。
第1サブハウジング34Aは、図2ないし図4に示すように、合成樹脂製のハウジング本体35に、複数本(第1サブハウジング34Aでは4本)の導電金属製の端子金具31をインサート成形により保持した態様をなしている。端子金具31はその一端をハウジング本体35の後側上部から上方に向かって突出させ、他端を前端から前方に向かって突出させており、全体としては図2に示すように側方から視て略L字状をなしている。なお、各端子金具31は、図3に示すように互いに交わらないよう幅方向に整列して配設されている。ハウジング本体35の下面からは、図2又は図4に示すように、角柱状の嵌合凸部36が複数(第1サブハウジング34Aでは4本)突設されており、組付け相手となる第2サブハウジング34Bの図示しない嵌合凹部に嵌合することで各サブハウジング34を正規位置に組み付けることができる。
さて、ハウジング本体35のうち前部は、他のサブハウジング34と共に接続部33を構成する部分接続部37とされている。部分接続部37の外周面のうち、中継端子ホルダ20のフード部22の内周面に対向する面は合わせ面38とされ、組付け相手である第2サブハウジング34Bに接する面は嵌合面39とされている。合わせ面38には、その周方向に沿って2本の並列するリブ41が突設されている。詳しくは後述するが、各サブハウジング34が互いに組み付けられて本体部30とされた状態では各サブハウジング34の合わせ面38に突設された2本のリブ41がそれぞれ一続きとなって2重の環状をなす環状突部40を構成する。なお、第1サブハウジング34Bの合わせ面38の幅方向略中間部には、上記リブ41に交差して前後方向に延びる縦リブ42が突設されている。
続いて、他のサブハウジング34についても簡単に説明する。
第2サブハウジング34Bは、図5に示すように、第1サブハウジング34Aと略同様の構成を有するが、その上方からは第1サブハウジング34Aが組み付けられ、下方からは第3サブハウジング34Cが組み付けられるために、合わせ面38と嵌合面39の位置が異なる。具体的には、部分接続部37のうち上下両面が嵌合面39とされ、幅方向両側面が合わせ面38とされている。合わせ面38には、上下方向に延びる2本のリブ41が突設され、各サブハウジング34を正規位置に組み付けた状態では第1サブハウジング34A及び第3サブハウジング34Cの各リブ41とそれぞれ一続きとなるように配置されている。そして、合わせ面38の各下端には、各リブ41に交差し前後方向に延びる縦リブ42が突設されている。
第3サブハウジング34Cは、図6に示す通り、第2サブハウジング34Cと略同様の構成である。合わせ面38は部分接続部37の幅方向両側面とされ、この面には上下方向に延びる2本のリブ41が突設されている。このリブ41も第2サブハウジング34Cと同様に、各サブハウジング34を正規位置に組み付けた状態において第2サブハウジング34B及び第4サブハウジング34Dの各リブ41とそれぞれ一続きとなるように配置されている。なお、第3サブハウジング34Cには、第2サブハウジング34Cと異なり、縦リブ42は形成されていない。
第4サブハウジング34Dは、図7に示すように、部分接続部37の上面が嵌合面39とされ、それ以外の外周面が合わせ面38とされている。合わせ面38には周方向に沿って延びる2本のリブが並列に配され、その各上端は、第3サブハウジング34Cを組み付けた際に、当該第3サブハウジング34Cの各リブ41とそれぞれ一続きとなるように配置されている。さらに、合わせ面38の幅方向略中間部には、第1サブハウジング34Aと同様に、リブ41に交差して前後方向に延びる縦リブ42が設けられている。なお、第4サブハウジング34Dには、他のサブハウジング34とは異なり、嵌合凸部36が設けられておらず、第3サブハウジング34Cの嵌合凸部36を嵌入する、図示しない嵌合凹部のみが設けられている。
以上のような各サブハウジング34を互いに組み付けることで、図8ないし図11に示す本体部30が構成される。各サブハウジング34が組み合わさることで、2本のリブ41がそれぞれ一続きとなり、接続部33の外周全周にわたって外側に張り出す2本の環状突部40が構成される。また、接続部33の上下両面及び幅方向両側面にはそれぞれ1本ずつ、計4本の縦リブ42が環状突部40に交差して前後方向に延びる態様をなす。
このような構成の本体部30を中継端子ホルダ20に組み付けると、図12に示すように、嵌合部11Aにおいてフード部22の内周面には環状突部40及び縦リブ42の突出端面が全域にわたって当接する。フード部22と接続部33との間には、寸法誤差及び組付け誤差を吸収する等の理由から僅かな隙間が生じているが、上記環状突部40と縦リブ42によって、所謂ガタ詰めがなされ、本体部30の中継端子ホルダ20に対する位置決めがなされる。また、上記隙間は、その前後方向においてはフード部22の内周面に密着した環状突部40に区画され、幅方向においては同じくフード部22の内周面に密着した縦リブ42に区画される。
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。
まず、中継端子ホルダ20に本体部30を嵌合させた状態のコネクタ11を中子として図示しない二次成形用の金型内に位置決めした状態で仕掛け、型閉じする。型閉じした状態ではケース体12に相当する成形用空間が金型内に保有された状態となる。その後、成形用空間へ溶融樹脂が充填されると、これに伴ってコネクタ11の外周面に射出圧が作用する。嵌合部11Aにおいては、この射出圧によって、フード部22と接続部33との間の隙間に溶融樹脂が入り込むが、接続部33に突設された2重の環状突部40が対向面であるフード部22の内周面に密着しているから、それ以上の溶融樹脂の浸入が阻止される。
以上説明したように、本実施形態によれば、コネクタ11を中子としてケース体12を二次成形する際に、当該コネクタ11に作用する溶融樹脂の射出圧によって、嵌合部11Aの隙間から中継端子ホルダ20のキャビティ23内に溶融樹脂が流れ込むのを阻止することができる。本実施形態のように、中子となるコネクタ11が中継端子ホルダ20と本体部30といった複数部材から構成される場合には、インサート成形時の溶融樹脂の射出圧によってはその接続部の境界面である嵌合部11Aから溶融樹脂がキャビティ23等コネクタ11の内部に流れ込む虞がある。これに対して、本実施形態では、嵌合部11Aのうち、本体部30の接続部33に環状突部40を設け、その環状突部40は対向面となる中継端子ホルダ20のフード部22の内周面に密着するから、嵌合部11Aの隙間から浸入した溶融樹脂が環状突部40を乗り越えてその前方にて通じるキャビティ23にまで達するのを阻止することができる。
また、本体部30が本実施形態のように複数のサブハウジング34により構成される場合にも、各サブハウジング34にリブ41を形成し、そのリブ41が各サブハウジング34を互いに組み付けた際に環状に一続きとなることで、本体部30が一体形成されている場合と同等の環状突部40を構成することができる。このように複数のリブ41が連結されることによって形成された環状突部40によっても、これらのサブハウジング34を含むコネクタ11を中子としてケース体12をインサート成形する際には、嵌合部11Aの隙間からキャビティ23内に浸入する虞のある溶融樹脂の流れ込みを阻止することができる。
また、環状突部40は溶融樹脂の流れ込む方向を遮るように並列して二重に形成されているから、より確実にキャビティ23内に溶融樹脂が流れ込むのを阻止することができる。
なお、フード部22と接続部33との間には、そもそも溶融樹脂が浸入する原因である僅かな隙間が生じているが、環状突部40と縦リブ42を形成したことにより、本体部30の中継端子ホルダ20に対するガタつきを抑えることもできる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態において、環状突部40は本体部30の接続部33から突設され、対向面となる中継端子ホルダ20のフード部22の内周面に当接するものとされていたが、これに限られず、例えば中継端子ホルダ20のフード部22の内周面に突設され、本体部30の接続部33に当接するように設けられていてもよい。また、2重に設けられた環状突部40のうち、一本は接続部33からフード部22の内周面にむけて突設され、もう一本はフード部22から接続部33に向けて突設されていてもよい。
(2)上記実施形態において、本体部30は4つのサブハウジング34を組み付けることで構成されていたが、これに限られず、4つ以上の複数のサブハウジング34から構成されていてもよい。本発明の環状突部40によれば、本体部30の構成に関わらず、溶融樹脂の嵌合部11Aからのキャビティ23への浸入を効果的に阻止することができる。
(3)上記実施形態において、環状突部40は並列して2本形成されていたが、これに限られず、例えば3本以上であってもよい。3本以上であれば、嵌合部11Aからキャビティ23内に溶融樹脂が流れ込むのをより確実に阻止することができる。
10…ケース一体型コネクタ
11…コネクタ
11A…嵌合部
12…ケース体
20…中継端子ホルダ(第1ハウジング)
21…中継端子
22…フード部
23…キャビティ
30…本体部(第2ハウジング)
31…端子金具
33…接続部
34…サブハウジング
40…環状突部
41…リブ
42…縦リブ

Claims (2)

  1. コネクタを中子としたインサート成形により前記コネクタを樹脂製のケース体に一体に組み込んでなるケース一体型コネクタであって、
    前記コネクタは、一端にフード部を有する第1ハウジングと、前記フード部内に嵌入する接続部を有しこの接続部は複数の部分接続部を組み付けることにより構成される第2ハウジングと、を備え、
    前記ケース体は前記第1ハウジングの前記フード部と前記第2ハウジングの前記接続部とが対向する嵌合部の外周面を覆っており、
    組付け相手となる一方の前記部分接続部には嵌合凸部が突設され、同他方の前記部分接続部には前記嵌合凸部が嵌合する嵌合凹部が設けられており、
    前記フード部と前記嵌合凸部が前記嵌合凹部に嵌合することで構成された前記接続部との対向面の一方には、その全周を囲って外側に張り出し他方に当接する環状突部が突設されており、
    前記環状突部は並列して複数形成されており、前記環状突部が形成された前記対向面には、前記環状突部と交差する縦リブが形成されていることを特徴とするケース一体型コネクタ。
  2. 前記第2ハウジングは、複数のサブハウジングを組み付けることにより構成され、
    前記環状突部は、前記各サブハウジングの前記フード部との対向面に突設されたリブが組み合わさることにより構成され、環状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のケース一体型コネクタ。
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