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JP5603325B2 - マイクロホン配列からのサラウンド・サウンド生成 - Google Patents

マイクロホン配列からのサラウンド・サウンド生成 Download PDF

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JP5603325B2
JP5603325B2 JP2011504103A JP2011504103A JP5603325B2 JP 5603325 B2 JP5603325 B2 JP 5603325B2 JP 2011504103 A JP2011504103 A JP 2011504103A JP 2011504103 A JP2011504103 A JP 2011504103A JP 5603325 B2 JP5603325 B2 JP 5603325B2
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Description

[関連する出願への相互参照]
本出願は、2008年4月7日の14で申請された米国特許仮出願61/042,875号の優先権を主張する。当該仮出願の全体が、参照によって本出願に組み入れられる。
本発明は音声信号処理に関する。より具体的には、本発明の実施形態はマイクロホン配列を備えたサラウンド・サウンドの生成に関する。
オーディオ再生用のサウンドチャンネルは、典型的には特別の音源方向に関連したチャンネルを有する。モノラル(「モノ」)のサウンドチャンネルは、単一のラウドスピーカで再生される。スピーカが聴取者に関して置かれる方向からモノ音響が生じるようにして、モノ音響が知覚される。ステレオ音響(「ステレオ」)は、少なくとも2本のチャンネルと2本のラウドスピーカを使用し、したがってモノ音響に関する舞台音響(sound stage)を増加させる。
ステレオ音響は、「左」チャンネルと「右」チャンネルの2個の各々にはっきりと異なるオーディオ・コンテンツを含んでいる。左右のチャンネルは、各スピーカの方向から生じると知覚される。ステレオ(またはモノ)チャンネルは、テレビ、映画スクリーン又はその他同種のような、表示スクリーンに関係している。ここに使用されるように、用語「スクリーン・チャンネル」はスクリーンの方向から生じるように知覚される音声チャンネルを指す。「中央」スクリーン・チャンネルは左・右のステレオ・スクリーン・チャンネルに含まれていてもよい。
ここに使用されるように、用語「多チャンネル音声」は、追加のスピーカの再生用に記録された追加のサウンドチャンネルによって、舞台音響を拡張するか、オーディオ再生を豊かにすることを指す。ここに使用されるように、用語「サラウンド・サウンド」は、本質的に、サウンドチャンネルが知覚される方向の状況や次元の状況に関して、聴取者又は多数の聴取者からなるより大きな聴衆を取り囲む(例えば、包み、包囲する)ような、サウンドチャンネルを備えた多チャンネル音声を使用することを指す。
サラウンド・サウンドは、舞台音響を拡大させるか豊かにするために追加のサウンドチャンネルを使用する。左右と中央のスクリーン・チャンネルに加えて、サラウンド・サウンドは、聴取者の「後ろ」に位置するような、追加のスピーカからはっきりと異なるオーディオ・コンテンツを再生してもよい。そこで、サラウンド・サウンド・チャンネルのコンテンツは、例えば、聴取者の「辺り一面にある」ような、その「サラウンド」の音源から生じるように知覚される。ドルビーディジタル(登録商標)(AC−3とも呼ばれる)は、周知の成功したサラウンド・サウンドの応用である。サラウンド・サウンドは5本のラウドスピーカで生成するようにして、左、中央および右の3本のスクリーン・チャンネルと、左サラウンド・チャンネルと右サラウンド・チャンネルを有するように設け得る。左右のサラウンド・チャンネルは、スクリーン・チャンネルに関連したスクリーンの後ろ側にあるように設け得る。別のチャンネルはまた、例えば、低周波効果(LFE)を再生するためにより低いビット速度で機能をするように設け得る。
この節に説明された手法を遂行することが可能であるが、以前に着想されたり、遂行されたりしたものではない。別段の言及がない限り、この節で説明されるいかなる手法も、単にそれらがここに包含されるとの理由で、それらが先行技術となるものではない。同様に、別段の言及がない限り、1つ以上の手法に関する技術は、この節の記載に基づいて任意の先行技術中で認識されていたとは想定されるべきでない。
本発明は、限定をするためにではなく、実施例を通じて説明するために、添付の図面の図中に示される。同様の参照数字は同様の素子を示す。
図1は、本発明の実施例が実施されるビデオカメラ記録装置(カムコーダー)の事例を図示する。 図2は、別の特徴を備えるカムコーダーの事例を図示する。 図3は、マイクロホン配列の中心を原点として、互いに関して直角に配置される軸を図示する。 図4は、本発明の実施例が機能するマイクロホンの事例を図示する。 図5は、ラウドスピーカ駆動信号が生成される信号処理技術の事例を図示する。 図6は、本発明の実施例によってラウドスピーカ駆動信号が生成される信号処理技術の事例を図示する。 図7は、本発明の実施例による可変フィルタ要素の事例を図示する。 図8は、本発明の実施例によるフィルタ要素の事例を図示する。 図9は、本発明の実施例によるフィルタ要素の事例を図示する。 図10は、本発明の実施例による変換されたマイクロホン信号を備えたフィルタの事例を図示する。 図11は、本発明の実施例による信号処理部の事例を図示する。 図12は、本発明の実施例による可変フィルタを図示する。 図13は、実施例の事例により実施されたフィルタのインパルス応答の事例を図示する。 図14は、実施例の事例により実施されたフィルタのインパルス応答の事例を図示する。 図15は、実施例の事例により実施されたフィルタのインパルス応答の事例を図示する。 図16は、実施例の事例により実施されたフィルタのインパルス応答の事例を図示する。
ここには、マイクロホン配列を備えたサラウンド・サウンドの生成に関係のある実施例が説明される。以下の記述では、説明のために、多数の特定の詳細が、本発明についての完全な理解を得られるように述べられる。しかしながら、本発明はこれらの特定の詳細なしで実施されてもよいことは明らかである。別の事例では、本発明を不必要に難解にし、曖昧にし、或いは不明瞭にしないために、周知の構造と装置は余すところなく詳細には記述されない。
[概要]
本発明の実施例はマイクロホン配列を備えたサラウンド・サウンドの生成に関係がある。マイクロホン配列の各々からの信号が分析される。マイクロホン信号の少なくとも1つの部分集合に関して、時間差が推定される。それは部分集合中の信号間の相対的な時間遅延を特徴づける。少なくとも部分的に推定時間差に基づいて、1つ以上の音源からどのマイクロホン入力が到達するかにより、方向が推定される。マイクロホン信号は、1つ以上のフィルタに関連する、少なくとも1つのフィルタ伝達関数に関係してフィルタされる。第1のフィルタ伝達関数成分は、到着方向の第1の空間方向(spatial orientation)に関連した値を有する。また、第2のフィルタ伝達関数成分は、第1の空間方向に対して実質的に直角の空間方向に関連した値を有する。第3のフィルタ関数は固定値である。少なくとも2つのラウドスピーカの駆動信号はフィルタリングに基づいて計算される。
到着の推定は、マイクロホン信号の各々間の時間遅れ差に基づいた到着方向と関係する到着ベクトル用の主要な方向を決定することを含む。到着ベクトルの主要な方向は第1の空間方向と第2の空間方向に関係がある。フィルタ伝達関数は1つ以上のフィルタと関係するインパルス応答に関係がある。マイクロホン信号のフィルタリング、又は、スピーカ駆動信号の計算は、方向信号に基づきフィルタの1つ以上のフィルタ伝達関数を修正し、そして修正済のフィルタ伝達関数に基づいた1つ以上のラウドスピーカの駆動信号にマイクロホン入力を写像することを含む。第1の方向信号は、マイクロホンに関して本質的に前後方向にある音源に関係がある。第2の方向信号は、マイクロホンに関して本質的に左右方向にある音源に関係がある。
マイクロホン信号のフィルタリング、又は、スピーカ駆動信号の計算は、固定伝達関数値を有する第1のフィルタの出力と、第2のフィルタの出力を合計することを含む。第2のフィルタには、前後方向に関して修正される伝達関数がある。第2のフィルタ出力は、前後方向の信号によって重み付けされる。マイクロホン信号のフィルタリング、又は、スピーカ駆動信号の計算は、さらに、第3のフィルタの出力に第1フィルタの出力を合計することを含んでいる。第3のフィルタは左右方向に関して修正された伝達関数を有する。第3のフィルタ出力は、左右方向の信号によって重み付けされる。
マイクロホン信号のフィルタ処理は第1のフィルタ処理を含んでいる。マイクロホン信号は、修正されてもよい。修正済のマイクロホン信号は、例えば、第1フィルタリングステップに関しての可変フィルタの縮小された一組で、さらにフィルタされる。このようにして、(例えば「第1の」出力信号のような)中間出力信号が生成される。中間出力信号は変換されてもよい。スピーカ駆動信号は、少なくとも部分的には、中間出力の変換に基づいて計算される。マイクロホン信号の修正では、マイクロホン信号を実質的に線形混合処理(linear mix operation)で混ぜることを含む。中間出力信号の変換は、実質的に線形混合処理を含んでいてもよい。ここに説明された方法(例えばプロセス、処理、アルゴリズムなど)は、フィルタリングを含むデジタル信号処理(DSP)に関係がある。ここに説明された方法は、計算機装置プラットフォームで行なわれるが、これはコンピュータ可読記憶媒体の制御下で機能する。ここに説明された方法は、電気回路や電子回路、集積回路(IC)、特定用途向けIC(ASIC)、マイクロコントローラ、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、別のプログラム可能なIC、又はプログラムの機能や表示が設定で変更可能なICで行なわれてもよい。
[実施例]
図1は、本発明の実施例が実施されるビデオカメラレコーダ(カムコーダー)10の例を図示する。カムコーダー10には、例えばカムコーダー10の上部表面上に配置された、マイクロホン配列11がある。図2は、マイクロホン配列11に関連するマイクロホン・カプセルをカバーする、音響的に透過性のグリル12を備えたカムコーダー10を図示する。マイクロホン配列11の物理的配列では、マイクロホン・カプセルには本質的に全方向性の特性がある。実施例は、5チャンネル・スピーカセットのようなサラウンド・サウンド・スピーカ・システム上の再生にふさわしい、多重チャンネルのサラウンド・サウンドの録音を生成するマイクロホンからの信号を処理する。5チャンネル・サラウンド・サウンド・スピーカ・システムは、実質的に国際電気通信連合(ITU)の1つ以上の標準又は仕様書に一致する。「スピーカ」、「ラウドスピーカ」という用語は区別なくここに使用される。カムコーダー10は、フィルタリングのようなDSP機能を行なえるコンピュータシステムを含んでいる。代替的に又は追加的に、カムコーダー10は、フィルタリングのようなDSP機能を行なう能力を有するIC部品を有している。
実施例は、様々なマイクロホン信号間の時間遅れ差を推定するために、マイクロホン配列11(例えば複数のマイクロホン信号)からの信号を解析する。時間遅れ推定値は、到着方向推定値を評価するために使用される。到着方向は、例えば、前後(X)と左右(Y)の成分のような、実質的に互いに直角の1組の指向性の要素の組として推定される。スピーカを駆動する信号(例えばスピーカ駆動信号)は、1組のフィルタの適用によりマイクロホン信号から計算される。実施例では、一組のフィルタの各々には、Xに比例して変化する伝達関数部分(例えば成分)、Yに比例して変化する伝達関数部分、並びに固定伝達関数部分を含む伝達関数がある。その代わりに、一組のフィルタの各々には、XまたはYの関数として非線形に変化し、あるいはXとYの両方の関数として非線形に変化する伝達関数があってもよい。
実施例では、時間遅れ推定値を生成するために、2個以上のマイクロホン信号をともに組み合わせる。例えば、実施例では、マイクロホン配列11が3個のカプセルを有するものが実施される。3つ以上のマイクロホン・カプセルからの信号は、X、Yの到着方向ベクトルを導き出すために処理される。3つ以上のマイクロホン・カプセルからの信号は、2次元(2D)の座標系中の方向推定値を導き出す様々な方法で混ぜられる。
図3は、マイクロホン配列11の中心を原点として互いに直角に配列される軸を図示する。両方の軸は、マイクロホン配列11に関して実質的に水平の平面で配列される。軸Xは、マイクロホン配列11に関して前後の指向性の方向付けをしている。軸Yは、マイクロホン配列11に関しての左右の指向性の方向付けをしている。マイクロホン配列11に到着する特定の音は、方位角θ(シータ)に関連して、又は、単位ベクトル(X、Y)の面から説明される。下記の式1と式2は単位ベクトル(X、Y)を説明する。
+Y=1 (式1)
(X、Y)=(cos(θ)、sin(θ)) (式2)
サラウンド出力信号を定式化する際に、実施例では、実質的に全方向性マイクロホン・パターンW、前方に面する双極子パターンX、および左に面する双極子パターンYを含む普通のマイクロホン・パターンに対応する中間信号を生成する。これらの中間信号の特性をパターン化するマイクロホンは、θ又は(X、Y)の面から、下記の式3A〜3Cを参照して記述される。
Gain=1/(√2) (式3A)
Gain=cos(θ)=X (式3B)
Gain=sin(θ)=Y (式3C)
W、X、Yのマイクロホン利得は、本質的に一次のBフォーマット・マイクロホン・パターンに対応する。二次のBフォーマット・マイクロホン・パターンは、中間信号のために下記の式4A、4Bを参照して記述される。
GainX2=cos(2θ) (式4A)
GainY2=sin(2θ) (式4B)
ある状況では、マイクロホン配列11によって受け取られたオーディオ信号は、多数の方向から到着する音を含んでいる。例えば、マイクロホン配列11に到着する音の一部は拡散音である。ここに使用されるように、用語「拡散音」(diffuse sound)は、バック・グラウンド・ノイズまたは反響音のような、本質的に全方向から到着する音を指す。ここで、マイクロホン信号には、(例えば単一の、分離され、指定された)特定の到着方向がない場合、マイクロホン信号のオーディオ特性の分析によって単一の振幅を有する到着方向ベクトル(X、Y)が得られる。例えば、特定の到着方向がない音源に関連するマイクロホン信号の分析から得られる到着方向ベクトルは、一以下の振幅を有する。例えば実質的に拡散している音場のように、支配的な到着方向がない場合には、到着方向ベクトル(X、Y)の振幅は0に近似する。全体において実際に拡散している音場では、到着方向ベクトルの振幅は本質的に0と等しい(例えばX=0、Y=0)。
図4は、本発明の実施例として機能するマイクロホン配列11の例を図示する。マイクロホン配列は、本質的にダイヤモンド形状パターンで配置された4本の全方向性マイクロホン・カプセルを有するもので、距離2dだけ離れている表裏のカプセル(FとB)、および同じ距離2dだけ離れている左右のカプセル(LとR)を備える。実施例は、3本以上のマイクロホン・カプセルの別の配置を備えた機能に適する。F、B、L並びにRのカプセルからのマイクロホン信号は、5個のスピーカ駆動信号を生成するために処理される。ここに使用されるように、用語「スピーカ信号」、「ラウドスピーカ信号」、「スピーカ駆動信号」および「ラウドスピーカ駆動信号」は、区別なく使用されてもよく、マイクロホン信号の処理(例えばフィルタリング)、及び/又は分析に関して生成される信号を指す。そして、この信号は、1つ以上のラウドスピーカを駆動する。
図5は、ラウドスピーカ駆動信号が生成される信号処理技術50の例を図示する。4本のマイクロホン・カプセルの各々からの入力は、フィルタ51の各々が伝達関数H(m、s)を有する(例えば4×5の)20個のフィルタ51のバンクと5個の加算器52を通してスピーカ53L、53C、53R、53Lsおよび53Rsを駆動するために5個の出力信号に写像される。変数「m」は、マイクロホン入力のうちの1個を指す。また、変数「s」は、スピーカ信号のうちの1個を指す。ここに使用されるように、ラウドスピーカ(例えばスピーカ)あるいはフィルタ要素(例えばフィルタ部品)に関して、識別子「L」、「C」、「R」、「Ls」および「Rs」は、それぞれ「左」、「中央」、「右」、「左サラウンド」および「右サラウンド」の相対的な指向性の方向付けを説明するために使用される。それらは、例えば、オーディオ、聴覚科学、音響学、音響心理学、録音および再生、信号処理、オーディオ・エレクトロニクス、および同種のものに関係がある分野に熟練している職人によって、よく知られて、認識され、及び/又は使用される。マイクロホン配列11(図4)のカプセル間の間隔(d)は、音波長の長さと比較して短い。それは、低周波音からスピーカ駆動出力信号に得られるマイクロホン信号の写像に影響を与える。
フィルタ・バンク51と加算器52で行なわれる信号処理は、下記の式5A−5Eを参照して説明される。
Figure 0005603325
上記の式5A−5Eとここでの別の式において、演算子

Figure 0005603325
」は畳み込み演算を表す。また、各フィルタについて、表現「h」は、スピーカ「s」にマイクロホン「m」を写像するフィルタ要素のインパルス応答「h」に該当する。
図6は、本発明の実施例による、ラウドスピーカ駆動信号が生成される信号処理技術60の例を図示する。可変フィルタ61は1組の20個のフィルタ(例えばフィルタ要素)を有する。これらフィルタ各々の伝達関数は、変数X、Yの関数に関係があり、例えば、それらの関数として変化する。実施例では、可変フィルタ61は、少なくとも部分的に又は概念的に、フィルタ51(図5)に似ている。遅延線64は、マイクロホン入力11L、11R、11F及び11Bに遅延を加える。加えられた遅延時間は、群遅延推定ブロック66、67を加えられる遅延値に関係(例えば、補正用)がある。遅延線64は、マイクロホン信号と直列であり、例えばマイクロホン配列11のマイクロホン・カプセルと可変フィルタ61の入力の間にある。
群遅延推定(GDE)ブロック66、67は、GDE出力信号X、Yをそれぞれ生成する。群遅延推定ブロック66、67の出力信号X、Yは、(−1、…、+1)の範囲にある。したがって、GDE出力ペア(X、Y)は、到着ベクトルの方向に一致する。XとYに対応する値は、時間とともに滑らかに変わる。例えば、XとYの値は、例えばすべてのサンプル採取間隔で更新される。その代わりに又は加えて、XとYの値は、10ミリ秒毎に(または別の離散値か、先に割り当てられた時間値で)1回の更新のような、より少ない頻度(又はより頻繁で)更新される。本発明の実施例は、事実上、任意のXとYの値の更新周波数で効率的に機能するのによく適する。経時的な可変フィルタブロック61の特性、振る舞い、フィルタ機能、インパルス応答などを調整するか、合わせるか、修正するために、実施例は、群遅延推定ブロック66、67から更新されたXとYの値を使用する。実施例は、またXとYの値に関係している時変特性を本質的に無視してもよい。
可変フィルタ61は、下記の式6A−6Eを参照して説明されるように、機能する。
Figure 0005603325
フィルタ61の構造又は関数は、フィルタ51(図5)の構造又は関数に似ている。したがって、式6A−6Eは式5A−5Eに、少なくとも部分的には類似している。しかしながら、可変フィルタ61のインパルス応答hは、XとYの関数であり、XとYは到着方向ベクトルの要素に関係がある。そこで、フィルタ61のフィルタ応答h(X、Y)は、マイクロホンmからスピーカsまで写像するためのインパルス応答を説明する。ここで、インパルス応答はXとYの両方の関数として変化する。
実施例では、可変フィルタ61のフィルタ応答は、(例えば下記の式7に従って)XとYの一次関数として説明される。
h(X、Y)=hFixed +XxhX +Yxh (式7)
表現h Fixed、h Xおよびhは、構成要素のインパルス応答を説明するもので、フィルタ61の変数インパルス応答を形成するためにともに組み合わせられる。可変フィルタ応答のこの一次形式に基づいて、式6A−6Eは、下記の式8A−8Eとして本質的に書き直される。
Figure 0005603325
実施例では、1つ以上の方法で上記一次可変フィルタ・バンクとして可変フィルタ61を実施する。例えば、時々、XとYの新しい値が群遅延推定ブロック66、67から利用可能になる。XとYの値の更新で、到着方向に関係があるところの、可変フィルタ61のインパルス応答h(X、Y)が上記の式7に従って再計算される。実施例は、スピーカ53の駆動のために5個のスピーカ出力信号を生成するために、可変フィルタ61の20個のフィルタ要素上のマイクロホン配列11のカプセルから、4本のマイクロホン入力信号をこのように処理する。
図7は本発明の実施例による可変フィルタ素子70の例を図示する。フィルタ要素70は、図6に示すフィルタ(例えばフィルタ・バンク)61の成分である。また、フィルタ61はフィルタ要素70に機能または構造において類似している19個の他のフィルタ要素を含んでいる。フィルタ要素70と2以上の別のフィルタ要素からの出力は、(例えばフィルタ53の)スピーカsを駆動するための出力信号へ合計される。可変フィルタ61は追加の固定フィルタで実施されてもよい。
図8は本発明の実施例によるフィルタ要素80の例を図示する。フィルタ要素80には、固定インパルス応答成分hFixed、Xの値に関係のあるインパルス応答成分h、およびYの値に関係のあるインパルス応答成分hがある。フィルタ要素80へのマイクロホン入力信号の1つ以上は、例えばフィルタ要素80上で処理する前に、XまたはYに対応する値によって、乗算器88、89によって前もって拡大縮小される。
図9は本発明の実施例によるフィルタ要素90の例を図示する。フィルタ要素90には、固定インパルス応答成分hFixed、Xの値に関係のあるインパルス応答成分h、およびYの値に関係のあるインパルス応答成分hがある。フィルタ要素90の出力の1つ以上は、例えば、フィルタ要素80上で処理した後であって、スピーカs53を駆動するための出力中に合算器72で合計される前に、XまたはYに対応する値によって、乗算器91、92によって後で拡大縮小される。
実施例は、60個のフィルタ要素(例えば明確なインパルス値)で5個のスピーカ駆動出力を生成するために、図8又は図9を参照して説明したように、4本のマイクロホン入力に対して、前もって拡大縮小し又は後で拡大縮小することに関連する、信号処理を実施する。別の実施例では、著しくより少数のフィルタ要素で5個のスピーカ駆動出力を生成するために、図8又は図9を参照して説明したように、4本のマイクロホン入力に対して、前もって拡大縮小し又は後で拡大縮小することに関連する、信号処理を実施する。例えば、より少数のマイクロホン入力、又は、中間出力信号を特徴づける対称性が、著しくより少数のフィルタ要素で5個のスピーカ駆動出力を生成するために使用される。
マイクロホン配列11の各カプセルF、B、L並びにRからの4個のマイクロホン信号は、下記の式9によって3個の変換されたマイクロホン信号に転換される。
MicFBLR=Mic+Mic+Mic+Mic
MicFB=Mic−Mic
MicLR=Mic−Mic (式9)
3個の変換されたマイクロホン信号の得られた単純化された一組は、可変フィルタ61を、4個の当初のマイクロホン信号に関して処理する場合と同じくらいに、ほぼ有効に機能させるために十分な情報を含んでいる。したがって、可変フィルタ61は単純化される。例えば、4個のマイクロホン信号を3個のマイクロホン信号に変換することによって、可変フィルタ61を15個のフィルタ要素で実施することが可能になる。それは、可変フィルタ61に関連した計算上の資源を節約する。
図10は、本発明の実施例によって変換されたマイクロホン信号を備えたフィルタ61の例を図示する。マイクロホン配列11のF、B、L並びにRのカプセルに対応する4つの入力信号は、マイクロホン・ミキサー101で3個の変換されたマイクロホン信号MicFBLR、MicFBおよびMicLRに転換される。群遅延推定ブロック66、67は、マイクロホン・ミキサー101の「上流で」4個のマイクロホン信号F、B、L並びにRからの群遅延をサンプリングする。3個の変換されたマイクロホン信号、FBLR、FB及びLRは遅延線64を通して可変フィルタ61に入力を供給する。遅延線64は、マイクロホン・ミキサー101と可変フィルタ61の間で直列である。他の実施例では、群遅延推定ブロックはマイクロホン・ミキサー101の出力から変換されたマイクロホン信号を取得することにより演算するのに適応してもよい。
実施例は、中間出力信号の対称特性を使用して、著しくより少数のフィルタ要素を備えた5個のスピーカ駆動出力を生成する。例えば、中間信号スピーカW、スピーカX、スピーカY、スピーカX2およびスピーカY2が生成される。中間信号スピーカW、スピーカX、スピーカY、スピーカX2およびスピーカY2は、音場の二次Bフォーマット表現を含む。中間信号スピーカW、スピーカX、スピーカY、スピーカX2およびスピーカY2から、「最終の」スピーカ・ドライバー出力は、例えば下記の式10で説明されるような、単純な線形写像によって計算される。
Figure 0005603325
式10は5x5マトリックスを説明するが、それは、実施例の二次のBフォーマットデコーダの具体例である。他の1つ以上のマトリックスが別の実施例の中で使用される。
図11は本発明の実施例による信号処理部110の例を図示する。信号処理部110は、デコーダ112を可変フィルタ61の「下流」に有して、スピーカ53にドライバー信号出力を供給する。デコーダ112は上記の式10に従って機能する。
信号処理部110では、可変フィルタ61は、マイクロホン・ミキサー101から遅延線64を通して3つの中間入力信号と、群遅延推定ブロック66、67から2個の群遅延推定入力信号X、Yを受け取る。可変フィルタ61は5個の出力を生成するが、それらは拡声器53の駆動用にデコーダ112によって処理される。可変フィルタ61は15個の可変フィルタ素子を含んでいるが、その各々はXとYの関数として変化する。図8と図9に関して上記でそれぞれ説明されたように、前もって拡大縮小し又は後で拡大縮小するフィルタ・バンク61を実施することでは、各可変フィルタの実装用に使用される3つの固定フィルタと共に、45個のフィルタを使用する。実際問題として、45個のフィルタの大部分は様々な応用で除去され、従って省略される。例えば、ある実施例では、45個のうち9個のフィルタ要素を使用し、それらのフィルタ要素は下記の式11で説明されるようなインパルス応答で実施される。
Figure 0005603325
式11で、フィルタ要素『hFixed LRFB、W』は固定成分を表わすが、それはL+R+F+Bマイクロホン入力からスピーカWの中間出力信号に写像する。『h FB、X2』はX変数成分を表わすもので、それは、F−Bマイクロホン入力からスピーカX2中間出力信号に写像する。(例えば合計45個の要素のうち)9個のフィルタ要素が非ゼロである場合、それらが1組の4個のインパルス応答、フィルタA、フィルタB、フィルタCおよびフィルタDで表されるか、又は特徴づけられることが認識される。したがって、実施例では、フィルタ要素の縮小された一組によって実施されるような、可変フィルタブロック61が許容される。
図12は本発明の実施例による可変フィルタ1261を図示する。フィルタ1261は、インパルス応答によって特徴づけられるフィルタA、フィルタB、フィルタC、フィルタCおよびフィルタDの5個のフィルタ要素で実施される。フィルタCとフィルタCの各々は、上記の式11でフィルタCの表現で説明されるインパルス応答を有する。乗算器121、122で変換されたマイクロホン信号FB、LRについてスケーリングが実施されたものと、群遅延推定値X、Yが、それぞれ、フィルタ要素フィルタDへの入力を形成するために、加算器120で(例えば減法的に)混ぜられる。スケーリングは、中間信号53の4個に対して駆動信号を生成するために、フィルタ要素フィルタB、フィルタC、フィルタCおよびフィルタDの出力に関して乗算器124でスケーリングが実施されたものが、加算器125で混ぜられる。中間信号スピーカWはフィルタ要素フィルタAの出力から得られる。一実施例では、このように再度混合されたマイクロホン信号(MicFBLR、MicFBおよびMicLR)及び/又はBフォーマット中間信号(フィルタA、フィルタB、フィルタC、フィルタCおよびフィルタD)の対称性が使用される。
一実施例は、群遅延推定を実施する1つ以上の方法を使用する。例えば、群遅延推定ブロック66、67(図6、10、11)は、2本のマイクロホン入力信号間の時間オフセットの連続的な推定値(例えば、周期的に更新、時々、その他)を生成するために構成されてもよいし実施されてもよい。例えば、推定された到着方向ベクトルのX成分は、MicとMicのマイクロホン信号間の時間オフセットの決定により生成される。正面からのマイクロホン配列11の入射である音響信号に関しては、Xの値が1に接近する。その理由は、到着単位ベクトルの方向は、X軸の上又はX軸に接近して指向するからである。X=1の場合には、Mic信号がMic信号の時間遅延した複製、又は事例から本質的に成ることが期待される。その理由は、両方のマイクロホン・カプセルが本質的に無指向性であり、そして、本質的に同一か近接同一信号を異なる時間遅延で受け取るからである。
実施例は、2つのオーディオ信号間で相対的な時間オフセットの推定値を連続的に更新する。例えば、マイクロホン配列11に到着する音響信号が方位角θからの著しい成分を含んでいる場合に、Mic信号は下記の式12によって説明された付加的な時間遅延を有するMic信号に類似している。
τFB=(2d/c)cosθ (式12)
式12では、表裏のマイクロホン・カプセル間の物理的な距離は表現2d(例えば図4)によって表わされる。ここで、cは空気(例えば標準温度圧力の乾き空気)中の音速である。θのある角度に関しては、時間差が負である。例えば、音がマイクロホン配列の背後から(例えば、マイクロホン配列の後部の)マイクロホン配列11に到着する。したがって、Mic信号はMic信号に先行してもよい。
実施例は「相対的な群遅延」Xを推定する。相対的な群遅延Xは、c/2dの係数を掛けて、実際の群遅延の推定を含む。したがって、相対的な群遅延Xは本質的にcosθを推定する。実施例は、相対的な群遅延Xの最初の(例えば起動)推定で始まる群遅延の推定を実施する。そのとき、2つの信号、MicとMicの上で、通過帯域フィルタリングが行なわれる。通過帯域フィルタリングは、例えば、1000ヘルツ(Hz)の高域通過フィルタリングと、例えば8000ヘルツの低域通過フィルタリングを含む。通過帯域したMic信号は、例えば90度の位相シフトのような、位相シフトがなされる。通過帯域され、位相シフトされたMic信号は、Delay=−2Xd/cと等しい量だけ遅延させられる。
そのとき、相関のレベルは、通過帯域され、位相シフトされ、遅延されたMic信号と、通過帯域されたMic信号との間で決定される。通過帯域され、位相シフトされ、遅延されたMic信号と、通過帯域されたMic信号との間の相関レベルの決定には、相関値を生成するために2つの信号のサンプルをともに乗算することを含む。相関値は、下記の式13による相対的な群遅延の新しい推定値を計算するために使用される。
[数6]
clip(X+δ) 相関値>0
X’=clip(X) 相関値=0
clip(X−δ) 相関値<0
(式13)
群遅延推定は周期的に繰り返される。したがって、相対的な群遅延推定値Xは時間とともに変わり、それによってcosθの時間変化推定値を形成するような実施例が可能になる。更新定数δは、Xの繰り返される更新に対して、適切な収斂速度を提供するように選ばれる。例えば、δの小さな値によって、信号Xが時間の関数として滑らかに変わることが可能になる。実施例では、δは0.001と等しいか、又はこれの近似値となる。δに対する別の値が使用されてもよい。
90度の位相シフト信号は、位相シフトしていない信号と時間あわせを維持する場合に、位相シフトしていない信号と非相関である。したがって、位相シフト信号と位相シフトしていない信号との相関の程度が、両者を時間あわせした場合以外であると意味する場合に、実施例は機能する。さらに、相関の符号(正又は負)は、信号間の時間遅れオフセットが正か負かを示してもよい。したがって、一実施例では、相対的な群遅延推定値Xを調整するために相関の符号を使用する。
図4を再び参照して、到着方向推定値のX成分は、FとBのマイクロホン信号間の時間遅れ推定値から形成される。この理由は、これらの2つのマイクロホン・カプセルが (例えば図3に説明されるように) X軸に沿って互いに関連して移動されるからである。実施例は、群遅延推定値を生成するために2個以上のマイクロホン信号を使用してもよい。例えば、単一のマイクロホン・ペアが希望の成分の方向に対して正しい方向に置かれない条件で、2個以上のマイクロホン信号が群遅延推定値を生成する。
実施例は、カプセルが距離d=7mm(7ミリメートル)間隔を置かれるマイクロホン配列11で実施される。信号処理は、デジタル信号処理(DSP)で実施されるもので、48kHzの速度でサンプリングされるオーディオ信号上で演算する。実施例では、フィルタフィルタA、フィルタB、フィルタCおよびフィルタDは、23個のタップの有限のインパルス応答(FIR)フィルタとして実施される。図13、図14、図15及び図16は、実施例に従って実施されたFIRフィルタのインパルス応答例を図示する。
列挙された実施例
本発明の実施例は、このように以下に列挙される記述の1つ以上に関係がある。
1.マイクロホンの配列の各々からの信号を分析するステップと、
マイクロホン信号の少なくとも1つの部分集合に対して、前記部分集合中の信号間の相対的な時間遅延を特徴づける時間差を推定するステップと、
1つ以上の音源からのマイクロホン入力の方向を推定するステップであって、前記音源は前記マイクロホン信号に関係があり、前記マイクロホン入力は少なくとも一部分が前記推定時間差に基づいて前記マイクロホンの各々に到着する、前記ステップと、
少なくとも1つのフィルタ伝達関数に関して前記マイクロホン信号をフィルタするステップであって、前記フィルタ伝達関数は1つ以上のフィルタに関係があると共に、前記フィルタ伝達関数は、
第1の伝達関数成分であって、前記音源の方向と関係する第1の空間方向(spatial orientation)に関係のある値を有し、
第2の伝達関数成分であって、前記音源の方向と関係する第2の空間方向に関係のある値を有し、
前記第2の空間方向は、前記第1の空間方向に関して実質的に直交していること、
の1つ以上を含む、前記ステップと、
前記フィルタするステップに基づいて、少なくとも2つのラウドスピーカを駆動する信号を計算するステップと、
を含んで成る方法。
2. 実施例1に記載される方法において、前記フィルタ伝達関数がさらに第3の伝達関数成分を含み、前記第3の伝達関数成分は本質的に固定値であることを特徴とする方法。
3. 実施例1に記載される方法において、1つ以上の音源から前記マイクロホンの各々に到着するマイクロホン入力の方向を推定するステップが、
前記マイクロホン信号の各々の間の時間遅延差に基づいて、前記到着方向に関連する到着ベクトルの一次的な方向を定めるステップであって、前記到着ベクトルの前記一次的な方向は前記第1の空間方向と前記第2の空間方向に関連する、
ことを含むことを特徴とする方法。
4. 実施例3に記載される方法において、前記フィルタ伝達関数が前記1つ以上のフィルタに関連するインパルス応答に関連することを特徴とする方法。
5. 実施例3に記載される方法において、前記フィルタするステップ又は前記計算するステップの1つ以上が、
前記方向の信号に基づいて、1つ以上の前記フィルタの前記フィルタ伝達関数を修正するステップと、
前記修正済のフィルタ伝達関数に基づいて、前記マイクロホン入力を前記ラウドスピーカ駆動信号の1つ以上に写像するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
6. 実施例5に記載される方法において、
前記方向の信号の第1は、前記マイクロホンに関して本質的に前後方向にある音源に関係があり、
前記方向の信号の第2は、前記マイクロホンに関して本質的に左右方向にある音源に関係がある、
ことを特徴とする方法。
7. 実施例6に記載される方法において、前記フィルタするステップ又は前記計算するステップの1つ以上が、
第2のフィルタの出力と、固定伝達関数値を有する第1のフィルタの出力とを合計するステップであって、前記第2のフィルタの伝達関数は前記前後の信号方向の修正に対応するように選択されていると共に、前記第2のフィルタ出力は前記前後の信号方向に重み付けられており、
さらに、第3のフィルタの出力と前記第1のフィルタの前記出力を合計するステップであって、前記第3のフィルタの伝達関数は前記左右方向の修正に対応するように選択されていると共に、前記第3のフィルタ出力は前記左右方向に重み付けられる、
ことを特徴とする方法。
8. 実施例1に記載される方法において、前記フィルタするステップは第1のフィルタするステップで構成されると共に、前記方法はさらに
前記マイクロホン信号を修正するステップと、
前記修正済のマイクロホン信号を第2のフィルタするステップでフィルタするステップであって、前記第2のフィルタするステップは前記第1のフィルタするステップに関しての可変フィルタの縮小された一組を構成する、前記ステップと、
前記第2のフィルタするステップに基づいて1つ以上の第1の出力信号を生成するステップと、
前記第1の出力信号を変換するステップであって、前記ラウドスピーカ駆動信号は第2の出力信号を構成する、前記ステップと、
前記ラウドスピーカ駆動信号を計算するステップは、少なくとも部分的には、前記変換するステップに基づく、
ことを特徴とする方法。
9. 実施例8に記載される方法において、前記修正するステップが前記マイクロホン信号を実質的に線形混合処理(linear mix operation)で混ぜることを含むことを特徴とする方法。
10. 実施例9に記載される方法において、前記変換するステップが前記第1の出力信号を実質的に線形混合処理で混ぜることを含むことを特徴とする方法。
11. マイクロホン配列の各々からの信号を分析する手段と、
マイクロホン信号の少なくとも1つの部分集合に対して、前記部分集合中の信号間の相対的な時間遅延を特徴づける時間差を推定する手段と、
1つ以上の音源からのマイクロホン入力の方向を推定する手段であって、前記音源は前記マイクロホン信号に関係があり、前記マイクロホン入力は少なくとも一部分が前記推定時間差に基づいて前記マイクロホンの各々に到着する、前記手段と、
少なくとも1つのフィルタ伝達関数に関して前記マイクロホン信号をフィルタする手段であって、前記フィルタ伝達関数は前記フィルタする手段に関連して1つ以上のフィルタに関係があると共に、前記フィルタ伝達関数は、
第1の伝達関数成分であって、前記音源の方向と関係する第1の空間方向(spatial orientation)に関係のある値を有し、
第2の伝達関数成分であって、前記音源の方向と関係する第2の空間方向に関係のある値を有し、
前記第2の空間方向は、前記第1の空間方向に関して実質的に直交していること、
の1つ以上を含む、前記手段と、
前記フィルタする手段の機能に基づいて、少なくとも2つのラウドスピーカを駆動する信号を計算する手段と、
を含んで成るシステム。
12. 実施例11に記載されるシステムにおいて、前記伝達関数成分がさらに第3の伝達関数成分を含み、前記第3の伝達関数成分は本質的に固定値であることを特徴とするシステム。
13. 実施例11に記載されるシステムにおいて、1つ以上の音源から前記マイクロホンの各々に到着するマイクロホン入力の方向を推定する手段が、
前記マイクロホン信号の各々の間の時間遅延差に基づいて、前記到着方向に関連する到着ベクトルの一次的な方向を定める手段であって、前記到着ベクトルの前記一次的な方向は前記第1の空間方向と前記第2の空間方向に関連する、
ことを含むことを特徴とするシステム。
14. 実施例13に記載されるシステムにおいて、前記フィルタ伝達関数が前記1つ以上のフィルタに関連するインパルス応答に関連することを特徴とするシステム。
15. 実施例13に記載されるシステムにおいて、前記フィルタするステップ又は前記計算する手段の1つ以上が、
前記方向の信号に基づいて、1つ以上の前記フィルタの前記フィルタ伝達関数を修正する手段と、
前記修正済のフィルタ伝達関数に基づいて、前記マイクロホン入力を前記ラウドスピーカ駆動信号の1つ以上に写像する手段と、
を含むことを特徴とするシステム。
16. 実施例15に記載されるシステムにおいて、
前記方向の信号の第1は、前記マイクロホンに関して本質的に前後方向にある音源に関係があり、
前記方向の信号の第2は、前記マイクロホンに関して本質的に左右方向にある音源に関係がある、
ことを特徴とするシステム。
17. 実施例16に記載されるシステムにおいて、前記フィルタする手段又は前記計算する手段の1つ以上が、
前記フィルタする手段に結びついた第2のフィルタの出力と、固定伝達関数値を有すると共に前記フィルタする手段に結びついた第1のフィルタの出力とを合計する手段であって、前記第2のフィルタの伝達関数は前記前後の信号方向の修正に対応するように選択されていると共に、前記第2のフィルタ出力は前記前後の信号方向に重み付けられており、
さらに、第3のフィルタの出力と前記第1フィルタの前記出力を合計する手段であって、前記第3のフィルタの伝達関数は前記左右方向の修正に対応するように選択されている、
ことを特徴とするシステム。
18. 実施例11に記載されるシステムにおいて、前記フィルタする手段は第1のフィルタする手段で構成されると共に、前記システムはさらに
前記マイクロホン信号を修正する手段と、
前記修正済のマイクロホン信号を第2のフィルタする手段でフィルタする手段であって、前記第2のフィルタする手段は前記第1のフィルタする手段に関しての可変フィルタの縮小された一組を構成する、前記手段と、
前記第2のフィルタする手段に基づいて1つ以上の第1の出力信号を生成する手段と、
前記第1の出力信号を変換する手段であって、前記ラウドスピーカ駆動信号は第2の出力信号を構成する、前記手段と、
前記ラウドスピーカ駆動信号を計算する手段は、少なくとも部分的には、前記変換する手段に基づく、
ことを特徴とするシステム。
19. 実施例18に記載されるシステムにおいて、前記修正する手段が前記マイクロホン信号を実質的に線形混合処理(linear mix operation)で混ぜることを含むことを特徴とするシステム。
20. 実施例19に記載されるシステムにおいて、前記変換する手段が前記第1の出力信号を実質的に線形混合処理で混ぜることを含むことを特徴とするシステム。
21. 一個以上のプロセッサで実行されたときに、実施例1−10に記載される任意のステップを構成する方法を実施するように前記一個以上のプロセッサを制御する命令を含んで成る、コンピュータ読取り可能な記憶媒体。
22. 一個以上のプロセッサで実行されたときに、実施例11−20に記載される任意の手段を構成するシステムを構成するように前記一個以上のプロセッサを制御する命令を含んで成る、コンピュータ読取り可能な記憶媒体。
23. 全指向性マイクロホン・カプセルのアレイから、サラウンドスピーカ装置上の再生にふさわしいスピーカ出力信号に、マイクロホン入力信号を処理する方法であって、
1つ以上の正面マイク信号と1つ以上の背面マイク信号との間の前後の時間差を推定するステップであって、前記前後の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
1つ以上の左マイク信号と1つ以上の右マイク信号との間の左右の時間差を推定するステップであって、前記左右の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
1つ以上の可変フィルタを通して前記マイクロホン入力信号の各々をフィルタするステップと、
1つ以上の可変フィルタの出力を合計するステップと、
前記合計された可変フィルタ出力に基づいて前記スピーカ出力信号の各々を生成するステップであって、前記可変フィルタの1つ以上は前記前後の時間差又は前記左右の時間差の少なくとも1以上の関数として変化する伝達関数を有する、前記ステップと、
を含んで成る方法。
24. 実施例23に記載される方法において、前記可変フィルタの各々が、固定フィルタ成分、前記前後の時間差によって重み付けされた前後の可変フィルタ成分、あるいは前記左右の時間差によって重み付けされた左右の可変フィルタ成分の1つ以上の和を含むことを特徴とする方法。
25. 全指向性マイクロホン・カプセルのアレイから、サラウンドスピーカ装置上の再生にふさわしいスピーカ出力信号に、マイクロホン入力信号を処理する方法であって、
1つ以上の正面マイク信号と1つ以上の背面マイク信号との間の前後の時間差を推定するステップであって、前記前後の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
1つ以上の左マイク信号と1つ以上の右マイク信号との間の左右の時間差を推定するステップであって、前記左右の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
1組の前処理されたマイクロホン信号を生成するステップであって、その各々が入力重み係数によって各々拡大縮小されたマイクロホン入力信号の1つ以上の和として生成される、前記ステップと、
1つ以上のフィルタを通して前記前処理されたマイクロホン信号の各々をフィルタするステップと、
1組の中間出力信号を生成するステップであって、前記中間出力信号の各々が1つ以上のフィルタの出力の和を含んでなると共に、各々が出力重み係数によって拡大縮小される、前記ステップと、
前記中間出力信号の前記重み付けされた合計から前記スピーカ出力信号の各々を生成するステップであって、前記入力重み係数又は前記出力重み係数の1つ以上が前記前後の時間差又は前記左右の時間差の少なくとも1以上の関数として構成される、前記ステップと、
を含んで成る方法。
等価物、拡張、代案、その他
マイクロホンアレーを備えたサラウンド・サウンドの生成に関係のある実施例は、以上のように説明される。上述の明細書では、本発明の実施例が態様毎に多数の特定の詳細を参照して記述された。したがって、何が発明であるかの唯一かつ排他的な標識であって発明であるとして出願人によって意図されるのは、本出願に基づいて許可される一組の請求項であって、いかなる後の補正も含まれる。そのような請求項に含まれる術語について明らかにここに明記されるいかなる定義も、請求項で使用される術語の意味を決定する。従って、請求項に明らかに記載されていないような、制限、要素、特性(property)、機能、利点あるいは属性は、形はどうあれ請求項の適用範囲を制限しない。従って、明細書と図面は、制限的な趣旨ではなく本発明を説明するものに過ぎない。

Claims (20)

  1. サラウンドスピーカシステムのラウドスピーカを駆動する出力信号を決定する方法であって:
    マイクロホン配列の各々のマイクロホンからの信号を分析するステップであって、ここで当該マイクロホン配列は複数の全指向性マイクロホンカプセルを含む、ステップと、
    マイクロホン信号の少なくとも1つの部分集合に対して、前記部分集合中の信号間の相対的な時間遅延を特徴づける時間差を推定するステップと、
    前記マイクロホン信号に関係する1つ以上の音源からマイクロホン入力が各マイクロホンに到着する到着方向を、少なくとも部分的には前記推定時間差に基づいて推定するステップであって、前記到着方向は第1の空間方向における方向成分および第2の空間方向における第2の空間成分をもち、前記第1の空間方向は、前記第2の空間方向に実質的に直交する、ステップと、
    少なくとも1つのフィルタ伝達関数に関して前記マイクロホン信号をフィルタするステップであって、前記フィルタ伝達関数は1つ以上のフィルタに関係があると共に、前記フィルタ伝達関数は、
    前記到着方向の前記第1の方向成分とともに変化するインパルス応答をもつ第1の可変伝達関数成分;および
    前記到着方向の前記第2の方向成分とともに変化するインパルス応答をもつ第2の可変伝達関数成分、
    1つ以上を含む、ステップと、
    少なくとも部分的には、前記フィルタするステップに基づいて、前記ラウドスピーカを駆動する出力信号を計算するステップと、
    を含んで成る方法。
  2. 前記フィルタ伝達関数がさらに固定した第3の伝達関数成分を含み、前記第3の伝達関数成分は本質的に固定値であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 1つ以上の音源からマイクロホン入力が各マイクロホンに到着する到着方向を推定するステップが、
    前記マイクロホン信号の各々の間の時間遅延差に基づいて、前記到着方向に関連する到着ベクトルの一次的な方向を定めることを含み、前記到着ベクトルの前記一次的な方向は前記第1の空間方向における前記第1の方向成分および前記第2の空間方向における前記第2の方向成分によって表される、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の可変伝達関数成分の前記インパルス応答が、前記到着方向の前記第1の方向成分と第1の成分インパルス応答の積であり、前記第2の可変伝達関数成分の前記インパルス応答が、前記到着方向の前記第2の方向成分と第2の成分インパルス応答の積である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記フィルタするステップ又は前記計算するステップの1つ以上が、
    前記一次的な方向の前記第1の方向成分および前記第2の方向成分に基づいて、前記フィルタのうち1つ以上のフィルタの前記フィルタ伝達関数を修正するステップと、
    前記修正済のフィルタ伝達関数に基づいて前記ラウドスピーカ駆動信号の1つ以上に前記マイクロホン入力を写像するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 前記一次的な向の前記第1の方向成分は、前記マイクロホンに関して本質的に前後方向にある音源に関係があり、
    前記一次的な向の前記第2の方向成分は、前記マイクロホンに関して本質的に左右方向にある音源に関係がある、
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記フィルタするステップ又は前記計算するステップの1つ以上が、
    第2のフィルタの出力と、固定伝達関数値を有する第1のフィルタの出力とを合計するステップであって、前記第2のフィルタの伝達関数は前記前後の信号方向の修正に対応するように選択されていると共に、前記第2のフィルタ出力は前記前後方の信号よって重み付けられている、ステップと
    さらに、第3のフィルタの出力と前記第1のフィルタの前記出力を合計するステップであって、前記第3のフィルタの伝達関数は前記左右方向の修正に対応するように選択されていると共に、前記第3のフィルタ出力は前記左右方向の信号よって重み付けられる、ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記フィルタするステップは第1のフィルタするステップで構成されると共に、前記方法はさらに
    前記マイクロホン信号を修正するステップと、
    前記修正済のマイクロホン信号を第2のフィルタするステップでフィルタするステップであって、前記第2のフィルタするステップは前記第1のフィルタするステップに対して可変フィルタの縮小された一組を有する、ステップと、
    前記第2のフィルタするステップに基づいて1つ以上の第1の出力信号を生成するステップと、
    前記第1の出力信号を変換するステップであって、前記ラウドスピーカ駆動信号は第2の出力信号を構成する、ステップと、
    前記ラウドスピーカ駆動する前記出力信号を計算するステップは、少なくとも部分的には、前記変換するステップに基づく、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 一個以上のプロセッサで実行されたときに、請求項1ないし8のうちいずれか一項に記載されるサラウンドスピーカシステムのラウドスピーカを駆動する出力信号を決定する方法の各ステップ実行するように前記一個以上のプロセッサを制御する命令を含んで成る、コンピュータ読取り可能な記憶媒体
  10. サラウンドスピーカシステムのラウドスピーカを駆動する出力信号を決定するシステムであって:
    マイクロホン配列の各マイクロホンからの信号を分析する手段であって、ここで当該マイクロホン配列は複数の全指向性マイクロホンカプセルを含む、手段と、
    マイクロホン信号の少なくとも1つの部分集合に対して、前記部分集合中の信号間の相対的な時間遅延を特徴づける時間差を推定する手段と、
    前記マイクロホン信号に関係する1つ以上の音源からマイクロホン入力が各マイクロホンに到着する到着方向を、少なくとも部分的には前記推定時間差に基づいて推定する手段であって、前記到着方向は第1の空間方向における方向成分および第2の空間方向における第2の空間成分をもち、前記前記第1の空間方向は、前記第2の空間方向に実質的に直交する、手段と、
    少なくとも1つのフィルタ伝達関数に関して前記マイクロホン信号をフィルタする手段であって、前記フィルタ伝達関数は前記フィルタする手段に関連して1つ以上のフィルタに関係があると共に、前記フィルタ伝達関数は、
    前記到着方向の前記第1の方向成分とともに変化するインパルス応答をもつ第1の可変伝達関数成分;および
    前記到着方向の前記第2の方向成分とともに変化するインパルス応答をもつ第2の可変伝達関数成
    1つ以上を含む、手段と、
    少なくとも部分的には、前記フィルタする手段の機能に基づいて、前記ラウドスピーカを駆動する出力信号を計算する手段と、
    を含んで成るシステム。
  11. 全指向性マイクロホンカプセルのアレイから、サラウンドスピーカ装置上の再生にふさわしいスピーカ出力信号に、マイクロホン入力信号を処理すると共に、前記全指向性マイクロホンカプセルのアレイは携帯型のオーディオ装置、録音装置又はビデオ・キャプチャー装置上に配置される、方法であって、
    1つ以上の正面マイク信号と1つ以上の背面マイク信号との間の前後の時間差を推定するステップであって、前記前後の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1つ以上の左マイク信号と1つ以上の右マイク信号との間の左右の時間差を推定するステップであって、前記左右の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1つ以上の可変フィルタを通して前記マイクロホン入力信号の各々をフィルタするステップと、
    1つ以上の可変フィルタの出力を合計するステップと、
    前記合計された可変フィルタ出力に基づいて前記スピーカ出力信号の各々を生成するステップであって、前記可変フィルタの1つ以上は前記前後の時間差又は前記左右の時間差の少なくとも1以上の関数として変化する伝達関数を有する、前記ステップと、
    を含んで成る方法。
  12. 請求項11に記載される方法において、前記可変フィルタの各々が、固定フィルタ成分、前記前後の時間差によって重み付けされた前後の可変フィルタ成分、あるいは前記左右の時間差によって重み付けされた左右の可変フィルタ成分の1つ以上の和を含むことを特徴とする方法。
  13. 全指向性マイクロホンカプセルのアレイから、サラウンドスピーカ装置上の再生にふさわしいスピーカ出力信号に、マイクロホン入力信号を処理すると共に、前記全指向性マイクロホンカプセルのアレイは携帯型のオーディオ装置、録音装置又はビデオ・キャプチャー装置上に配置される、システムであって、
    1つ以上の正面マイク信号と1つ以上の背面マイク信号との間の前後の時間差を推定する手段であって、前記前後の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記手段と、
    1つ以上の左マイク信号と1つ以上の右マイク信号との間の左右の時間差を推定する手段であって、前記左右の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記手段と、
    1つ以上の可変フィルタを通して前記マイクロホン入力信号の各々をフィルタする手段と、
    1つ以上の可変フィルタの出力を合計する手段と、
    前記合計された可変フィルタ出力に基づいて前記スピーカ出力信号の各々を生成する手段であって、前記可変フィルタの1つ以上は前記前後の時間差又は前記左右の時間差の少なくとも1以上の関数として変化する伝達関数を有する、前記手段と、
    を含んで成るシステム。
  14. 請求項13に記載されるシステムにおいて、前記可変フィルタの各々が、固定フィルタ成分、前記前後の時間差によって重み付けされた前後の可変フィルタ成分、あるいは前記左右の時間差によって重み付けされた左右の可変フィルタ成分の1つ以上の和を含むことを特徴とするシステム。
  15. 全指向性マイクロホンカプセルのアレイから、サラウンドスピーカ装置上の再生にふさわしいスピーカ出力信号に、マイクロホン入力信号を処理するための処理を制御し、又は実行するコンピュータシステムの使用方法であって、前記全指向性マイクロホンカプセルのアレイは携帯型のオーディオ装置、録音装置又はビデオ・キャプチャー装置上に配置される、前記使用方法において、
    1つ以上の正面マイク信号と1つ以上の背面マイク信号との間の前後の時間差を推定するステップであって、前記前後の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1つ以上の左マイク信号と1つ以上の右マイク信号との間の左右の時間差を推定するステップであって、前記左右の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1つ以上の可変フィルタを通して前記マイクロホン入力信号の各々をフィルタするステップと、
    1つ以上の可変フィルタの出力を合計するステップと、
    前記合計された可変フィルタ出力に基づいて前記スピーカ出力信号の各々を生成するステップであって、前記可変フィルタの1つ以上は前記前後の時間差又は前記左右の時間差の少なくとも1以上の関数として変化する伝達関数を有する、前記ステップと、
    を含んで成る使用方法。
  16. 一台以上のプロセッサと共に実行された時に、当該一台以上のプロセッサが、
    コンピュータシステムの使用、又は、
    全指向性マイクロホンカプセルのアレイから、サラウンドスピーカ装置上の再生にふさわしいスピーカ出力信号に、マイクロホン入力信号を処理するための処理であって、前記全指向性マイクロホンカプセルのアレイは携帯型のオーディオ装置、録音装置又はビデオ・キャプチャー装置上に配置される、前記処理、
    の1つ以上を制御することの、1つ以上を実行する命令を記憶するコンピュータ読取り可能な記録媒体において、
    前記コンピュータシステム又は前記処理が、
    1つ以上の正面マイク信号と1つ以上の背面マイク信号との間の前後の時間差を推定するステップであって、前記前後の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1つ以上の左マイク信号と1つ以上の右マイク信号との間の左右の時間差を推定するステップであって、前記左右の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1つ以上の可変フィルタを通して前記マイクロホン入力信号の各々をフィルタするステップと、
    1つ以上の可変フィルタの出力を合計するステップと、
    前記合計された可変フィルタ出力に基づいて前記スピーカ出力信号の各々を生成するステップであって、前記可変フィルタの1つ以上は前記前後の時間差又は前記左右の時間差の少なくとも1以上の関数として変化する伝達関数を有する、前記ステップを含んでなり、
    又は、システムの制御又は実行のための手段を構成するような、前記システムのプログラム又は制御コンフィギュレーション、
    を記憶する、コンピュータ読取り可能な記録媒体。
  17. 全指向性マイクロホンカプセルのアレイから、サラウンドスピーカ装置上の再生にふさわしいスピーカ出力信号に、マイクロホン入力信号を処理すると共に、前記全指向性マイクロホンカプセルのアレイは携帯型のオーディオ装置、録音装置又はビデオ・キャプチャー装置上に配置される、方法であって、
    1つ以上の正面マイク信号と1つ以上の背面マイク信号との間の前後の時間差を推定するステップであって、前記前後の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1つ以上の左マイク信号と1つ以上の右マイク信号との間の左右の時間差を推定するステップであって、前記左右の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1組の前処理されたマイクロホン信号を生成するステップであって、その各々が入力重み係数によって各々拡大縮小されたマイクロホン入力信号の1つ以上の和として生成される、前記ステップと、
    1つ以上のフィルタを通して前記前処理されたマイクロホン信号の各々をフィルタするステップと、
    1組の中間出力信号を生成するステップであって、前記中間出力信号の各々が1つ以上のフィルタの出力の和を含んでなると共に、各々が出力重み係数によって拡大縮小される、前記ステップと、
    前記中間出力信号の前記重み付けされた合計から前記スピーカ出力信号の各々を生成するステップであって、前記入力重み係数又は前記出力重み係数の1つ以上が前記前後の時間差又は前記左右の時間差の少なくとも1以上の関数として構成される、前記ステップと、
    を含んで成る方法。
  18. 全指向性マイクロホンカプセルのアレイから、サラウンドスピーカ装置上の再生にふさわしいスピーカ出力信号に、マイクロホン入力信号を処理すると共に、前記全指向性マイクロホンカプセルのアレイは携帯型のオーディオ装置、録音装置又はビデオ・キャプチャー装置上に配置される、システムであって、
    1つ以上の正面マイク信号と1つ以上の背面マイク信号との間の前後の時間差を推定する手段であって、前記前後の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記手段と、
    1つ以上の左マイク信号と1つ以上の右マイク信号との間の左右の時間差を推定する手段であって、前記左右の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記手段と、
    1組の前処理されたマイクロホン信号を生成する手段であって、その各々が入力重み係数によって各々拡大縮小されたマイクロホン入力信号の1つ以上の和として生成される、前記手段と、
    1つ以上のフィルタを通して前記前処理されたマイクロホン信号の各々をフィルタする手段と、
    1組の中間出力信号を生成する手段であって、前記中間出力信号の各々が1つ以上のフィルタの出力の和を含んでなると共に、各々が出力重み係数によって拡大縮小される、前記手段と、
    前記中間出力信号の前記重み付けされた合計から前記スピーカ出力信号の各々を生成する手段であって、前記入力重み係数又は前記出力重み係数の1つ以上が前記前後の時間差又は前記左右の時間差の少なくとも1以上の関数として構成される、前記手段と、
    を含んで成るシステム。
  19. 全指向性マイクロホンカプセルのアレイから、サラウンドスピーカ装置上の再生にふさわしいスピーカ出力信号に、マイクロホン入力信号を処理するための処理を制御し、又は実行するように構成されたコンピュータシステムの使用方法であって、前記全指向性マイクロホンカプセルのアレイは携帯型のオーディオ装置、録音装置又はビデオ・キャプチャー装置上に配置される、前記使用方法において、
    1つ以上の正面マイク信号と1つ以上の背面マイク信号との間の前後の時間差を推定するステップであって、前記前後の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1つ以上の左マイク信号と1つ以上の右マイク信号との間の左右の時間差を推定するステップであって、前記左右の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1組の前処理されたマイクロホン信号を生成するステップであって、その各々が入力重み係数によって各々拡大縮小されたマイクロホン入力信号の1つ以上の和として生成される、前記ステップと、
    1つ以上のフィルタを通して前記前処理されたマイクロホン信号の各々をフィルタするステップと、
    1組の中間出力信号を生成するステップであって、前記中間出力信号の各々が1つ以上のフィルタの出力の和を含んでなると共に、各々が出力重み係数によって拡大縮小される、前記ステップと、
    前記中間出力信号の前記重み付けされた合計から前記スピーカ出力信号の各々を生成するステップであって、前記入力重み係数又は前記出力重み係数の1つ以上が前記前後の時間差又は前記左右の時間差の少なくとも1以上の関数として構成される、前記ステップと、
    を含んで成る使用方法。
  20. 一台以上のプロセッサと共に実行された時に、当該一台以上のプロセッサが、
    コンピュータシステムの使用、又は
    全指向性マイクロホンカプセルのアレイから、サラウンドスピーカ装置上の再生にふさわしいスピーカ出力信号に、マイクロホン入力信号を処理するための処理であって、前記全指向性マイクロホンカプセルのアレイは携帯型のオーディオ装置、録音装置又はビデオ・キャプチャー装置上に配置される、前記処理
    の1つ以上を制御することの、1つ以上を実行する命令を記憶するコンピュータ読取り可能な記録媒体において、
    前記コンピュータシステム又は前記処理が、
    1つ以上の正面マイク信号と1つ以上の背面マイク信号との間の前後の時間差を推定するステップであって、前記前後の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1つ以上の左マイク信号と1つ以上の右マイク信号との間の左右の時間差を推定するステップであって、前記左右の時間差が概ね負の1から正の1の範囲の値に正規化されている、前記ステップと、
    1組の前処理されたマイクロホン信号を生成するステップであって、その各々が入力重み係数によって各々拡大縮小されたマイクロホン入力信号の1つ以上の和として生成される、前記ステップと、
    1つ以上のフィルタを通して前記前処理されたマイクロホン信号の各々をフィルタするステップと、
    1組の中間出力信号を生成するステップであって、前記中間出力信号の各々が1つ以上のフィルタの出力の和を含んでなると共に、各々が出力重み係数によって拡大縮小される、前記ステップと、
    前記中間出力信号の前記重み付けされた合計から前記スピーカ出力信号の各々を生成するステップであって、前記入力重み係数又は前記出力重み係数の1つ以上が前記前後の時間差又は前記左右の時間差の少なくとも1以上の関数として構成される、前記ステップを含んでなり、
    又は、システムが前記処理の制御又は実行のための手段を構成するような、当該システムのプログラム又は制御コンフィギュレーション、
    を記憶する、コンピュータ読取り可能な記録媒体。

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