JP5651989B2 - コハク酸の製造方法 - Google Patents
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Description
1.コハク酸産生能を有する微生物をショ糖に作用させるコハク酸の製造方法において、コハク酸の生産反応におけるコハク酸生産能を有する微生物の倍加時間が40時間以上であって、該ショ糖が以下であることを特徴とするコハク酸の製造方法。
ショ糖濃度1重量%に調製した水溶液を以下の測定条件で高速液体クロマトグラフィーを用いて測定した際の保持時間6.7から6.95分で検出される物質を含有し、該水溶液における該物質の含有量がコハク酸換算値として0.02g/L〜100g/Lであるショ糖。
(測定条件)
分離カラム;ULTRON PS−80H(信和化工製)
溶媒;60重量%過塩素酸1.8mL/1L蒸留水
流速;1.0mL/分
カラム温度;60℃
検出波長;210nmUV
注入量;10μL
ショ糖濃度1重量%に調製した水溶液を以下の測定条件で高速液体クロマトグラフィーを用いて測定した際の保持時間6.7から6.95分で検出される物質を含有し、該水溶液における該物質の含有量がコハク酸換算値として0.02g/L〜100g/Lであるショ糖。
(測定条件)
分離カラム;粒径が7〜11μm及び架橋度が7〜9%である基質架橋型スチレンジビニルベンゼン共重合体を基材とし、内径が7.8〜8.2mm及び長さが260〜340mmである分離カラム
溶媒;60重量%過塩素酸1.8mL/1L蒸留水
流速;1.0mL/分
カラム温度;60℃
検出波長;210nmUV
注入量;10μL
ショ糖濃度1重量%に調製した水溶液を以下の測定条件で高速液体クロマトグラフィーを用いて測定した際のピークにおいて、ピークトップの時間[a]がコハク酸標品のピークトップの時間[b]との比([a]/[b])において0.85から0.91で検出されるピークの物質を含有し、かつ該水溶液における該物質の含有量がコハク酸換算値として0.02g/L〜100g/Lであるショ糖。
(測定条件)
分離カラム;粒径が7〜11μmである基質架橋型スチレンジビニルベンゼン共重合体を基材とする分離カラム
溶媒;60重量%過塩素酸1.8mL/1L蒸留水
流速;1.0mL/分
カラム温度;60℃
検出波長;210nmUV
注入量;10μL
ショ糖濃度10重量%水溶液の350nmにおける吸光度が0.50以上100以下であるショ糖。
5.前記ショ糖が、植物から搾取した糖液を濃縮、精製する方法であって、脱色工程を行っていない製造方法により製造されたものであることを特徴とする前項1〜4のいずれか1項に記載のコハク酸の製造方法。
6.コハク酸産生能を有する微生物がコリネ型細菌、大腸菌、アナエロビオスピリラム(Anaerobiospirillum)属、アクチノバチルス(Acinobacillus)属、糸状菌および酵母菌からなる群から選択される微生物であることを特徴とする前項1〜5のいずれか1項に記載のコハク酸の製造方法。
8.前記微生物が、ラクテートデヒドロゲナーゼ活性が非改変型と比べて低減するように遺伝子改変されたもの及びピルビン酸カルボキシラーゼ活性が非改変型と比べて増強するように遺伝子改変されたもの少なくとも一方であることを特徴とする前項1〜7のいずれか1項に記載のコハク酸の製造方法。
9.嫌気的雰囲気下でコハク酸産生能を有する微生物をショ糖に作用させてコハク酸を生成させることを特徴とする前項1〜8のいずれか1項に記載のコハク酸の製造方法。
11.前項1〜10のいずれか1項に記載の方法によりコハク酸を製造する工程、及び該工程で得られたコハク酸を水素化する工程を含む、1,4−ブタンジオール製造方法。
12.前項1〜10のいずれか1項に記載の方法によりコハク酸を製造する工程、及び該工程で得られたコハク酸を原料として重合反応を行う工程を含む、コハク酸含有ポリマーの製造方法。
本発明の製造方法において、コハク酸産生能を有する微生物によるコハク酸の生成に用いるショ糖は、以下の(A)〜(C)の少なくとも1の特徴を示すショ糖(以下、「不純物Xを含有するショ糖」と称することがある)である。
一方、本明細書において「精製ショ糖」とは、不純物Xの検出における測定条件と同様の条件で高速液体クロマトグラフィーを行うことにより求められる不純物Xの含有量がコハク酸換算値として0.02g/Lより少ないショ糖をいう。
(測定条件i)
分離カラム;ULTRON PS−80H(信和化工製)
溶媒;60重量%過塩素酸1.8mL/1L蒸留水
流速;1.0mL/分
カラム温度;60℃
検出波長;210nm UV
注入量;10μL
(測定条件ii)
分離カラム;粒径が7〜11μm及び架橋度が7〜9%である基質架橋型スチレンジビニルベンゼン共重合体を基材とし、内径が7.8〜8.2mm及び長さが260〜340mmである分離カラム
溶媒;60重量%過塩素酸1.8mL/1L蒸留水
流速;1.0mL/分
カラム温度;60℃
検出波長;210nmUV
注入量;10μL
分離カラム;粒径が7〜11μmである基質架橋型スチレンジビニルベンゼン共重合体を基材とする分離カラム
溶媒;60重量%過塩素酸1.8mL/1L蒸留水
流速;1.0mL/分
カラム温度;60℃
検出波長;210nmUV
注入量;10μL
橋型スチレンジビニルベンゼン共重合体であれば特に限定はないが、架橋度が7〜9であることが好ましい。
等が挙げられる。
一方、本明細書において「精製ショ糖」は、本発明の不純物Xを含有するショ糖をさらに脱色工程を経たショ糖をいう。
トウキビを例とすると、サトウキビからショ糖を搾り出す「圧搾工程」、該圧搾工程から作成された搾り汁から石灰乳による凝集沈殿により不純物を除去する「石灰洗浄工程」、該石灰洗浄の上澄み液を濾過・濃縮する「濾過・濃縮工程」、該濾過・濃縮工程で得られたシラップを真空結晶缶等により結晶化する「結晶(煎糖)工程」、該結晶(煎糖)工程で得られた結晶と糖蜜を遠心分離機等により分離する「分離工程」、該分離工程で得られた結晶と蜜を加えて結晶を洗う「洗糖工程」を経る方法が挙げられる。
本発明の製造方法に用いる微生物は、コハク酸産生能を有する微生物であれば、限定されない。本明細書において「コハク酸産生能」とは、微生物を培養したときに、培地中にコハク酸を蓄積する能力をいう。
biospirillum)属および酵母菌が好ましく、コリネ型細菌、大腸菌および酵
母菌がより好ましく、コリネ型細菌および酵母菌が特に好ましい。
ター)(〒305−8566 日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1 中央第6)に受託
番号FERM P−3068として寄託され、1981年5月1日にブダペスト条約に基づく国際寄託に移管され、FERM BP−1497の受託番号で寄託されている。
izopus属などが挙げられる。Aspergillus属としては、例えば、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス・オリゼー(Aspergillus oryzae)等が挙げられる。Penicillium属としては、例えば、ペニシリウム・クリソゲナム(Penicillium chrysogenum)、ペニシリウム・シンプリシシマム(Penicillium simplicissimum)等が挙げられる。Rizopus属としては、例えば、リゾパス・オリゼー(Rizopus oryzae)等が挙げられる。
変型と比べて低減するように遺伝子改変されたもの等が挙げられる。さらに、該ピルビン酸由来副生物がエタノールである微生物においては、ピルビン酸脱炭酸酵素又はアルコール脱水素酵素の活性が、それぞれ非改変型と比べて低減するように遺伝子改変されたもの等が挙げられる。
4202(1964)等)によりLDH活性を測定することによって確認することができ
る。
が、非改変型、例えば野生株よりも低くなったことをいう。PTA活性は非改変型と比較して、単位菌体重量当たり30%以下に低下していることが好ましく、10%以下に低下していることがより好ましい。また、PTA活性は完全に消失していてもよい。PTA活性が低下したことは、例えば、Klotzsch,H.R.,Meth Enzymol.12,381−386(1969)等に記載の方法により、PTA活性を測定することによって確認することができる。
No. X89084の塩基配列を有する遺伝子のほか、宿主染色体上のpta遺伝子およびack遺伝子と相同組換えを起こす程度の相同性を有する遺伝子を用いることもできる。ここで、相同組換えを起こす程度の相同性とは、好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上、特に好ましくは95%以上である。また、上記遺伝子とストリンジェントな条件下でハイブリダイズし得るDNA同士であれば、相同組換えは起こり得る。
カルボキシラーゼ活性が非改変型と比べて増強するように遺伝子改変された微生物がより好ましい。
ura3−52 leu2−112 trp1−289 adh1::lox adh2::lox gpd1::Kanlox, overexpressing PCKa,MDH3,FUMR,FRDg and SpMAE1)等が挙げられる。
本発明の製造方法に用いる微生物は、寒天培地等の固体培地で斜面培養したものを直接コハク酸の生成反応に用いても良いが、本発明の製造方法に用いる微生物を予め液体培地で培養(種培養)したものを用いるのが好ましい。
コハク酸の種培養に用いるショ糖を含む培地は、コハク酸産生能を有する微生物に作用させる前に加熱処理をすることが好ましい。また、該加熱処理をする前にショ糖を含む反応液のpHを通常6以上、好ましくは7以上、一方通常10以下、好ましくは9以下に調整することが好ましい。加熱処理をする前のショ糖を含む反応液のpHを6以上とすることにより、ショ糖の分解物であるフルクトースの産生を防ぐことができる。
定量の微生物が得られる時間であればよいが、通常、6〜96時間である。生育至適温度は、コハク酸の生成に用いられる条件において最も生育速度が速い温度のことを言う。
本発明の製造方法においては、コハク酸産生能を有する微生物を、不純物Xを含有するショ糖に作用させることによってコハク酸を生成する。当該コハク酸の生成に用いる微生物は、種培養により予め増殖させて得られた微生物であることが好ましい。
む反応液のpHを通常6以上、好ましくは7以上、一方通常10以下、好ましくは9以下に調整することが好ましい。加熱処理をする前のショ糖を含む反応液のpHを6以上とすることにより、ショ糖の分解を防ぐことができる。
該2点に対応する菌体濃度もしくは乾燥菌体重量の値を示す。
<種培養>
100mLの種培養培地(尿素:4g、硫酸アンモニウム:14g、リン酸1カリウム:0.5g、リン酸2カリウム0.5g、硫酸マグネシウム・7水和物:0.5g、硫酸第一鉄・7水和物:20mg、硫酸マンガン・水和物:20mg、酵母エキス:1g、カザミノ酸:1g、塩酸チアミン:200μg、ビオチン:200μg、及び蒸留水:1000mLの培地100mL)を500mLの三角フラスコにいれ、120℃、20分加熱滅菌した。これを室温まで冷やし、あらかじめ滅菌した50重量%ショ糖(試薬特級・和光純薬製)水溶液を4mL添加し、日本国特開2008−259451号公報に記載されているブレビバクテリウム・フラバムMJ233/PC−4/ΔLDH株を接種して16時間30℃にて種培養した。
得られた全培養液を5000×g、4℃、7分の遠心分離により集菌し、菌体懸濁培地(硫酸マグネシウム・7水和物:1g、硫酸第一鉄・7水和物:40mg、硫酸マンガン・水和物:40mg、リン酸一アンモニウム:0.8g、リン酸二アンモニウム:0.8g、塩化カリウム:0.3g、塩酸チアミン:200μg、ビオチン:200μg、及び蒸留水:1000mL)100mLで2回洗浄した後、OD660の吸光度が20になるように菌体懸濁培地に懸濁した。4mL反応器に前記の菌体懸濁液0.5mLに、基質溶液(試薬特級ショ糖(和光純薬製)または表1に示す各不純物Xを含有するショ糖のいずれか:50g、炭酸水素ナトリウム:67.0gを蒸留水に溶解し1000mLにメスアップしたもの)0.5mLを加えて、20体積%炭酸ガス、80体積%窒素ガス雰囲気下、39℃で5時間反応させた。コハク酸の生成反応におけるMJ233/PC−4/ΔLDH株の倍加時間は70時間以上であった。反応後、12,000rpm、室温、5分の条件で遠心分離した上清のコハク酸濃度を定量した。その結果を表2に示す。
カラム;ULTRON PS−80H(信和化工製)
溶離液;60重量%過塩素酸1.8mL/1L蒸留水
流速;1.0mL/分
カラム温度;60℃
UV検出波長;210nm
注入量;10mL
<種培養>
100mLの種培養培地(尿素:4g、硫酸アンモニウム:14g、リン酸1カリウム:0.5g、リン酸2カリウム0.5g、硫酸マグネシウム・7水和物:0.5g、硫酸第一鉄・7水和物:20mg、硫酸マンガン・水和物:20mg、酵母エキス:1g、カザミノ酸:1g、塩酸チアミン:200μg、ビオチン:200μg、及び蒸留水:1000mLの培地100mL)を500mLの三角フラスコにいれ、120℃、20分加熱滅菌した。これを室温まで冷やし、あらかじめ滅菌した50重量%ショ糖(試薬特級・和光純薬製)水溶液を4mL添加し、上記ブレビバクテリウム・フラバムMJ233/PC−4/ΔLDH株をそれぞれ接種して16時間30℃にて種培養した。
得られた全培養液を5000×g、4℃、7分の遠心分離により集菌し、菌体懸濁培地(硫酸マグネシウム・7水和物:1g、硫酸第一鉄・7水和物:40mg、硫酸マンガン・水和物:40mg、リン酸一アンモニウム:0.8g、リン酸二アンモニウム:0.8g、塩化カリウム:0.3g、塩酸チアミン:200μg、ビオチン:200μg、及び蒸留水:1000mL)100mLで2回洗浄した後、OD660の吸光度が40になるように菌体懸濁培地に懸濁した。
使用糖の着色度の目安となる吸光度測定を行った。微量天秤を用いて、表1に示す精製ショ糖及び各種不純物Xを含有するショ糖を夫々10gを秤量し、100mLメスフラスコに入れ、蒸留水に溶解させて10重量%糖水溶液を調製した。分光光度計(島津社製:UV−1200)を用いて調製した糖水溶液の350nmおよび500nmの吸光度を測定した。吸光度が1.0以上を示した場合には適宜希釈し、吸光度が1.0以下であるのを確認してから、その数値に希釈倍率を乗じて吸光度を算出した。吸光度測定結果を表4に示す。この測定の検出限界は0.010である。
微量天秤を用いて、表1に示す精製ショ糖及び各種不純物Xを含有するショ糖を夫々1g秤量し、100mLメスフラスコに入れ、蒸留水に溶解させて1重量%糖水溶液を調製して不純物の確認を行った。不純物の確認には日立高速液体クロマトグラフィーシステム[UV検出機;L−2400、RI検出器;L−2490、ポンプ;L−2130、カラムオーブン;L−2350、オートサンプラー;L−2200]を用いて測定した。測定条件を以下に示す。
カラム;ULTRON PS−80H(信和化工製)
溶離液;60重量%過塩素酸1.8mL/1L蒸留水
流速;1.0mL/分
カラム温度;60℃
UV検出波長;210nm
注入量;10mL
UV検出器を用いた波長210nmでの分析の結果、使用した不純物Xを含有するショ糖ではいずれも、ショ糖加水分解物であるフルクトースの溶出ピーク直後、即ち保持時間が6.7から6.95分にUV吸収極大を示す物質が検出され、この物質を不純物Xと規定した。RI検出器を用いた分析では不純物Xは同位置に顕著な吸収強度を示さず、不純物Xは紫外部領域に強い吸収を持つ物質であることが示唆された。
(A)酵母菌染色体DNAの調製
サッカロミセス・セレビシエYPH500株(STRATAGENE社)をYPAD液体培地(1重量% 酵母エキス、2重量% ポリペプトン、20μg/ml アデニン、2重量% グルコース)10mlに植菌し、30℃で16時間、振とう培養をおこなった。培養液から菌体を集菌し、STES緩衝液(0.1M NaCl、0.01M トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(以下「トリス」と略す)、0.001M エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム(以下「EDTA」と略す)、0.1重量% ラウリル硫酸ナトリウム、pH7.5)0.1mlに懸濁後、石英砂を細胞と同体積加えた。
24:1)を0.1ml加えて、同様に30秒間の撹拌と1分間の氷上静置を2回繰り返した。
サッカロミセス・セレビシエ由来ピルビン酸デカルボキシラーゼをコードする遺伝子pdc1、pdc5を含むDNA断片は、上記(A)で取得したサッカロミセス・セレビシエYPH500株の染色体DNAを鋳型にしてPCRにて合成、単離した。以下にその方法の詳細を示す。
g−3’)、リバースプライマーPDC5−R(配列番号4:5’−aaaggatccttattgtttagcgttagtagcggcag−3’)を用いた。このプライマーの組み合わせでPDC5の蛋白質コード領域を含む断片を増幅することができる。また、5’側に制限酵素PstIの認識配列を、3’側にBamHIの認識配列を含んだ形で合成することができる。
上記(B)でPCR合成したPDC1遺伝子断片を制限酵素PstI(タカラバイオ社製、以下、特に記載のない限り、制限酵素はタカラバイオ社製である)およびBamHIで切断し、同制限酵素で処理したpT7Blue(タカラバイオ社製)と混合してTaKaRa DNA Ligation Kit Ver.2(タカラバイオ社製)を用いて連結した。この連結物で大腸菌DH5α株を形質転換し、50mg/mlのアンピシリンおよび50μg/mLのX−Galを含むLB寒天培地(1重量% トリプトン、0.5重量% 酵母エキス、0.5重量% NaCl、1.5重量% 寒天)に塗抹した。この培地上で白色のコロニーを形成したクローンを常法により液体培養した後、アルカリ−SDS法でプラスミドを抽出した。アガロースゲル電気泳動により、制限酵素SpeIによる切断で約2.2kbpと2.8kbpの断片が確認できたものを目的のプラスミドとし、pT7Blue−PDC1と命名した。
上記(B)でPCR合成したPDC5遺伝子断片を制限酵素PstIおよびBamHIで切断し、同制限酵素で処理したpT7Blue(タカラバイオ社製)と混合してTaKaRa DNA Ligation Kit Ver.2(タカラバイオ社製)を用いて連結した。この連結物で大腸菌DH5α株を形質転換し、50mg/mlのアンピシリンおよび50μg/mLのX−Galを含むLB寒天培地(1重量% トリプトン、0.5重量% 酵母エキス、0.5重量% NaCl、1.5重量% 寒天)に塗抹した。この培地上で白色のコロニーを形成したクローンを常法により液体培養した後、アルカリ−SDS法でプラスミドを抽出した。アガロースゲル電気泳動により、制限酵素PstIおよびBamHIによる切断で約1.7kbpと2.8kbpの断片が確認できたものを目的のプラスミドとし、pT7Blue−PDC5と命名した。
た。アガロースゲル電気泳動により、制限酵素PstIおよびBamHIによる切断で約2.5kbpと4.1kbpの断片が確認できたものを目的のプラスミドとし、pT7Blue−pdc5::ADE2と命名した。
上記(D)で構築したプラスミドpT7Blue−pdc5::ADE2を制限酵素PstIおよびBamHIで切断し、アガロースゲルから約4.1kbpのDNA断片(pdc5::ADE2)をGENE CLEAN II KIT(フナコシ社製)により抽出した。このDNA断片を用いてサッカロミセス・セレビシエYPH500株(MATα
leu2−、ura3−、trp1−、his3−、ade2−、lys2−)を酢酸リチウム法(Ito, H., Fukuda,Y., Murata, K. and
Kimura, A. (1983) J. Bacteriol. 153(1),
163−168)で形質転換し、100mg/mlのL−ロイシン、20mg/mlのウラシル、20mg/mlのトリプトファン、20mg/mlのL−ヒスチジン、30mg/mlのL−リジンを含むSDE寒天培地(0.17重量% YEAST NITROGEN BASE w/o AMINO ACIDS(DIFCO社製)、2重量% グルコース、1容量% エタノール、2重量% 寒天)に播き、30℃で6日間培養した。
酵母エキス、2重量% ポリペプトン、20μg/ml アデニン、2容量% エタノール)5mlに植菌し、30℃で16時間、振とう培養をおこなった。この培養液から上記(A)の方法により染色体DNAを抽出した。これを鋳型としてフォワードプライマーPDC5−F(配列番号3:5’−aaactgcagcaaaatgtctgaaataaccttagg−3’)とリバースプライマーPDC5−R(配列番号4:5’−aaaggatccttattgtttagcgttagtagcggcag−3’)の組み合わせでPCRを行い、pdc5遺伝子座上での相同組換えの有無を調べた。PCRはPrimeSTARポリメラーゼ(タカラバイオ社製)を用いて、94℃で10秒、53℃で5秒、72℃で4分からなるサイクルを30回繰り返した。
上記(C)で構築したプラスミドpT7Blue−pdc1::URA3を制限酵素SpeIで切断し、アガロースゲルから約1.8kbpのDNA断片(pdc1::URA3)をGENE CLEAN II KIT(フナコシ社製)により抽出した。このDNA断片を用いて上記(E)で作製したYPH500/ΔPDC5株を酢酸リチウム法(Ito, H., Fukuda,Y., Murata, K. and Kimura, A. (1983) J. Bacteriol. 153(1), 163−168)で形質転換し、100mg/mlのL−ロイシン、20mg/mlのトリプトファン、20mg/mlのL−ヒスチジン、30mg/mlのL−リジンを含むSDE寒天培地(0.17重量% YEAST NITROGEN BASE w/o AMINO ACIDS(DIFCO社製)、2重量% グルコース、1容量% エタノール、2重量% 寒天)に播き、30℃で6日間培養した。
酵母エキス、2重量% ポリペプトン、20μg/ml アデニン、2容量% エタノール)5mlに植菌し、30℃で16時間、振とう培養をおこなった。この培養液から上記(A)の方法により染色体DNAを抽出した。これを鋳型としてフォワードプライマーPDC1−F(配列番号1:5’−aaactgcagactagtctcatttgaatcagcttatggtgatggc−3’)とリバースプライマーPDC1−R(配列番号2:5’−cgcggatccactagtcagggttttggaaaccacactgttt−3’)の組み合わせでPCRを行い、PDC1遺伝子座上での相同組換えの有無を調べた。PCRはPrimeSTARポリメラーゼ(タカラバイオ社製)を用いて、94℃で10秒、53℃で5秒、72℃で2分30秒からなるサイクルを30回繰り返した。
<種培養>
培養培地(酵母エキス:10g、ペプトン:20g、アデニン:20mg、及び蒸留水:1000mLの培地)100mLを500mLの三角フラスコに入れ120℃、20分加熱滅菌した。これを室温まで冷やし、あらかじめフィルター滅菌した99.5%エタノールを2mL添加し、前記サッカロミセス・セレビシエ YPH500/ΔPDC5/ΔPDC1株を濁度OD660が0.1となるように接種し、30℃、160rpmにて88時間振盪培養した。
得られた培養液全量を4000×g、25℃、3分間の遠心分離により集菌し、菌体懸濁培地(リン酸一カリウム:6g、硫酸マグネシウム・七水和物:1g、エチレンジアミ
ン四酢酸二ナトリウム・二水和物:30mg、硫酸亜鉛・七水和物:9mg、塩化コバルト・六水和物:0.6mg、塩化マンガン・四水和物:2mg、硫酸銅・五水和物:0.6mg、塩化カルシウム・二水和物:9mg、硫酸鉄・七水和物:6mg、モリブデン酸ナトリウム・二水和物:0.8mg、ホウ酸:2mg、ヨウ化カリウム:0.2mg、ビオチン:0.1mg、パントテン酸カルシウム:2mg、ニコチン酸:2mg、イノシトール:50mg、チアミン塩酸塩:2mg、ピリドキシン塩酸塩:2mg、及び蒸留水1000mLの培地)100mLで2回洗浄した後、OD660の吸光度が80となるように菌体懸濁培地に懸濁した。4mLの反応器に前記の菌体懸濁液0.5mLと基質溶液(試薬特級ショ糖(和光純薬製)または粉末黒砂糖(日新製糖製):100g、炭酸マグネシウム:60gを蒸留水に溶解し、1000mLにメスアップした溶液)0.5mLを加えて、6%炭酸ガス、14%酸素ガスの雰囲気下でレシプロ型振盪機(エイブル社製、型式MLU−4−TR−250)で30℃、250rpmで24時間反応させた。
表7に示す糖蜜について、吸光度及び不純物Xの含有量を、それぞれ実施例3及び実施例4に記載の方法にて測定した。その結果を表7に示す。
実施例1に記載の方法に従って、糖蜜の効果を確認した。但し、菌体反応時に用いた基質溶液、反応時間及びコハク酸蓄積濃度は、後述のとおりに行った。基質溶液は、試薬特級ショ糖(和光純薬社製)または表7に示した糖蜜を予めショ糖濃度100g/Lに調整した溶液:500mL、炭酸水素ナトリウム:67gを蒸留水に溶解し、1000mLに溶解した溶液とした。
高速液体クロマトグラフィーの分離用カラムとしてMCI GEL CK08EH(三菱化学製)を用いた以外は実施例4に記載の条件にて、表5に記載の原料糖、フルクトース、及びコハク酸標品を分析し、得られたクロマトチャートを図7に示す。MCI GEL CK08EH(三菱化学製)は、粒径が9μmおよび架橋度が8%である基質架橋型スチレンジビニルベンゼン共重合体を充填したポリマー系の有機酸分析用カラムであり、カラム内径が8mmおよびカラム長さが300mmのものである。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2009年4月16日出願の日本特許出願2009−099903に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
Claims (12)
- コハク酸産生能を有する微生物をショ糖に作用させるコハク酸の製造方法において、コハク酸の生産反応におけるコハク酸生産能を有する微生物の倍加時間が40時間以上であって、該ショ糖が以下であることを特徴とするコハク酸の製造方法。
ショ糖濃度1重量%に調製した水溶液を以下の測定条件で高速液体クロマトグラフィーを用いて測定した際の保持時間6.7から6.95分で検出される物質を含有し、該水溶液における該物質の含有量がコハク酸換算値として0.02g/L〜100g/Lであるショ糖。
(測定条件)
分離カラム;ULTRON PS−80H(信和化工製)
溶媒;60重量%過塩素酸1.8mL/1L蒸留水
流速;1.0mL/分
カラム温度;60℃
検出波長;210nmUV
注入量;10μL - コハク酸産生能を有する微生物をショ糖に作用させるコハク酸の製造方法において、コハク酸の生産反応におけるコハク酸生産能を有する微生物の倍加時間が40時間以上であって、該ショ糖が以下であることを特徴とするコハク酸の製造方法。
ショ糖濃度1重量%に調製した水溶液を以下の測定条件で高速液体クロマトグラフィーを用いて測定した際の保持時間6.7から6.95分で検出される物質を含有し、該水溶液における該物質の含有量がコハク酸換算値として0.02g/L〜100g/Lであるショ糖。
(測定条件)
分離カラム;粒径が7〜11μm及び架橋度が7〜9%である基質架橋型スチレンジビニルベンゼン共重合体を基材とし、内径が7.8〜8.2mm及び長さが260〜340mmである分離カラム
溶媒;60重量%過塩素酸1.8mL/1L蒸留水
流速;1.0mL/分
カラム温度;60℃
検出波長;210nmUV
注入量;10μL - コハク酸産生能を有する微生物をショ糖に作用させるコハク酸の製造方法において、コハク酸の生産反応におけるコハク酸生産能を有する微生物の倍加時間が40時間以上であって、該ショ糖が以下であることを特徴とするコハク酸の製造方法。
ショ糖濃度1重量%に調製した水溶液を以下の測定条件で高速液体クロマトグラフィーを用いて測定した際のピークにおいて、ピークトップの時間[a]がコハク酸標品のピークトップの時間[b]との比([a]/[b])において0.85から0.91で検出されるピークの物質を含有し、かつ該水溶液における該物質の含有量がコハク酸換算値として0.02g/L〜100g/Lであるショ糖。
(測定条件)
分離カラム;粒径が7〜11μmである基質架橋型スチレンジビニルベンゼン共重合体を基材とする分離カラム
溶媒; 60重量%過塩素酸1.8mL/1L蒸留水
流速; 1.0mL/分
カラム温度;60℃
検出波長;210nmUV
注入量;10μL - 前記ショ糖が以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のコハク酸の製造方法。
ショ糖濃度10重量%水溶液の350nmにおける吸光度が0.50以上100以下であるショ糖。 - 前記ショ糖が、植物から搾取した糖液を濃縮、精製する方法であって、脱色工程を行っていない製造方法により製造されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のコハク酸の製造方法。
- コハク酸産生能を有する微生物がコリネ型細菌、大腸菌、アナエロビオスピリラム(Anaerobiospirillum)属、アクチノバチルス(Acinobacillus)属、糸状菌及び酵母菌からなる群から選択される微生物であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のコハク酸の製造方法。
- 前記コリネ型細菌が、コリネバクテリウム グルタミカム、ブレビバクテリウム フラバム及びブレビバクテリウム ラクトファーメンタムより選択されるものであることを特徴とする請求項6に記載のコハク酸の製造方法。
- 前記微生物が、ラクテートデヒドロゲナーゼ活性が非改変型と比べて低減するように遺伝子改変されたもの及びピルビン酸カルボキシラーゼ活性が非改変型と比べて増強するように遺伝子改変されたもの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のコハク酸の製造方法。
- 嫌気的雰囲気下でコハク酸産生能を有する微生物をショ糖に作用させてコハク酸を生成させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のコハク酸の製造方法。
- コハク酸産生能を有する微生物を予め増殖させる種培養工程と、該種培養工程で得られた微生物を不純物Xを含有するショ糖に作用させてコハク酸を生成させるコハク酸生成工程とを含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載のコハク酸の製造方法。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法によりコハク酸を製造する工程、及び該工程で得られたコハク酸を水素化する工程を含む、1,4−ブタンジオール製造方法。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法によりコハク酸を製造する工程、及び該工程で得られたコハク酸を原料として重合反応を行う工程を含む、コハク酸含有ポリマーの製造方法。
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