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JP5651899B1 - インクリボン走行部の構造 - Google Patents

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JP5651899B1 JP2014142714A JP2014142714A JP5651899B1 JP 5651899 B1 JP5651899 B1 JP 5651899B1 JP 2014142714 A JP2014142714 A JP 2014142714A JP 2014142714 A JP2014142714 A JP 2014142714A JP 5651899 B1 JP5651899 B1 JP 5651899B1
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Abstract

【課題】インクリボンの弛みを張った状態でリボンホルダーカセットを着脱のできる、インクリボン走行部の構造を提供する。【解決手段】リボンホルダーカセット1に、プリンタ本体2に保持されたサーマルヘッド30を中心に跨いだ場所に一対の回避ガイドを配置、一対の回避ガイド28を干渉しない位置へ移動させ、更に回避ガイド28の移動により経路長の変化から生じるインクリボンの弛みは、巻取ホルダ10の手前に配置し支持した2つのガイドローラ45にインクリボンを掛け渡しその間にインクリボンの経路長を変更可能に移動するインクリボンに懸垂させた段差ローラ36を設けて弛みを張らせる。【選択図】図1

Description

本構造は、サーマルプリンタに関する。
近年、包装品に対して賞味期限、製造番号、収穫地表示など印字対象物毎に異なる文字や記号を表示することが求められ、このよう場合、一般にサーマルプリンタにより各種情報の印字が行われる。
サーマルプリンタは通常、サーマルヘッド、インクリボン、そしてプラテンローラにより構成されている。サーマルヘッドは、その端部に複数の発熱素子を備え通電により所望の発熱素子が発熱する構成となっている。インクリボンは供給ホルダに巻回されており、包装機等から連続的に繰り出される包装フィルムと同期して供給ホルダから繰りだされると共に、印字後は巻取ホルダにより巻き取られるように構成されている。プラテンローラは、その外周面が包装機等から連続的に繰り出される包装フィルムと接触するように配置されており、サーマルヘッド及びインクリボンに対する印字受け部を構成している(例えば特許文献1参照)。
サーマルプリンタも初期の頃は平面型サーマルヘッドに冷時剥離型インクリボン(主にワックスインク)を用いて最大印字速度は10インチ/sec(約250mm/sec)程度であった(例えば特許文献1参照)。次にコーナーエッジ型サーマルヘッドに熱時剥離型インクリボン(主にレジンインク、またはセミレジンインク)を用いて最大印字速度は20インチ/sec(約500mm/sec)程度であった(例えば特許文献2参照)。そして印字速度30インチ/sec(約750mm/sec)への対応機としては(特許文献2参照)の伝達機構を効率化した(特許文献3参照)の機構を利用して(特許文献4参照)や(特許文献5参照)の様な軽量コンパクトな製品等が出てきて、更に高速印字対応を図ったものとして(特許文献6参照)のようなものもある。
サーマルプリンタに用いられるインクリボンの多くは、リボンコア内径25.4mm(呼称1インチコア)、リボンコア外径33mm、回り止め用キー溝として両側面に1ヶ所づつ又は2ヶ所づつ、巻長さは機種やインクの種類による厚みで様々で初期外径は50〜90mmと幅がある。この様にインクリボンの初期外径と終わりとでは随分と差がある為、初期のものでは供給ホルダにフリクションクラッチで所望の制動をかけ、外周の変わらないピンチローラでインクリボンを挟み繰り出し、巻取ホルダへは繰り出し速度以上の速度をフリクションクラッチを介して伝え、インクリボンを弛みなく巻き取らせていた為に2ヶ所でフリクションクラッチを必要とした(例えば特許文献1参照)。インクリボンをピンチローラで繰り出すとインク面を傷を付けると共にピンチローラにもカスが付着し、それがまたインク面を荒らすとなるために頻繁にピンチローラの清掃が必要であった。
これへの対処として繰り出されるインクリボンの速度を計測するロータリーエンコーダを備え、この信号を読み込み制御に利用する事で、インクリボンの繰り出しは、供給ホルダまたは巻取ホルダを、モータから直接のフリクションクラッチを介さないノンスリップ駆動へと替わり、ピンチローラ駆動は少数派となった(例えば特許文献2参照)。この頃、サーマルプリンタの駆動を含めた全ての動きを制御する制御基板の作製にあたっては、モータ制御、ナビゲーション、PPC、レーザープリンタと、これらの制御に特化したROM、RAM、周辺機能を満載したシングルチップマイコンが多数出そろっており高速性が要求されるリアルタイム制御等のアプリケーションでも、より低コストでかつ高性能/高機能なシステムを組むことができるようになっていた。これらの中には2相エンコーダ入力も2CH組み込まれ2軸のサーボ構築も簡単にできるものもあった。ステッピングモータドライバーの中には基本ステップ角1/16分割までの制御が出来るマイクロステップコントローラ内蔵のものもあり、これはモータの回転数はクロック信号のみで制御できた。これらの情報は当時既にインターネットにて自由に拾い集めることが出来、当該事業者は容易に組み合わせて作製できたものと思われる。
繰り出しがモータから直接リボンホルダへのノンスリップ駆動に替わり、大きな慣性負荷であるインクリボンと共にリボンホルダを頻繁に正回転、逆回転させるために、インクリボンコアとリボンホルダは滑ることなく確実に供回りすることのできるキー溝を利用したものとなった(例えば特許文献7や特許文献8を参照)。
このようなサーマルプリンタには、インクリボンの供給及び使用後のインクの巻き取りを行うリボン保持体を、プリンタ本体に着脱可能なリボンホルダーカセットとして構成した、カセット式サーマルプリンタ(例えば特許文献9参照)があり、また間欠機と呼ばれサーマルヘッドを走行移動しながら印字動作を行うサーマルプリンタではインクリボンの経路長の変化から発生する弛みを抑制しながら印字動作を行う必要があった(例えば特許文献3の9図や、特許文献10を参照)。
特開平9−156144号公報 特許第3581039号公報 特許第4186983号公報 意匠第1304306号公報 意匠第1304307号公報 特許第4853749号公報 特許第3581084号公報 特許第3898690号公報 特許第5216467号公報 特許第3086810号公報
ところで、カセット式サーマルプリンタは、リボンホルダーカセットの供給ホルダ及び巻取ホルダ間に懸架されたインクリボンをプリンタ本体に装着する際、本体側に保持されたサーマルヘッドとの干渉を避けて着脱しなくてはならない。
連続式と呼ばれ搬送状態にある包材上に印字するサーマルプリンタにおいては、サーマルヘッド支持の支点を中心に回動して回避(特許文献9の図7参照)したものがある。しかしサーマルヘッドのヒーターを円弧に動かして印圧をかけるためプラテンローラとの取付位置関係が非常にシビア(特許文献9の図8参照)で、プラテンローラの直径やプラテンローラまでの距離が変わるとサーマルヘッドヒーターの接地角、インクリボンの剥離角の双方が大きく変わってしまうため印字品質への影響が大であった。
また間欠式と呼ばれ静止状態にある包材上にサーマルヘッドを走行移動させて印字するサーマルプリンタにおいては、インクリボンの経路長の変化から発生する弛みを抑制しながら印字を行う必要があり、経路長が変化しないようサーマルヘッドキャリッジに剥離バーを取付け一緒に走行させるもの(例えば特許文献3の9図)や、発生する弛み量を巻取ホルダを回して順次取り除くようにしたものがある(特許文献10を参照)。
本発明は、プリンタ本体に着脱可能なリボンホルダーカセットを装着する際、連続式及び間欠式の両方式のサーマルプリンタ共に、プリンタ本体に支持されたサーマルヘッドを回動して回避させることなく、容易に装着可能なインクリボン走行部の構造を提供することを目的とする。
回転自在に支持されプリンタ本体に設置されたモータからノンスリップで直接伝達され従動側となる供給ホルダと、回転自在に支持され前記供給ホルダの回転を同心で内蔵されたフリクション駆動させるトルクリミッタを介して伝達される巻取ホルダと、サーマルヘッドのヒーターの接地角を固定とし鉛直方向に印圧を加えるサーマルヘッド押圧部と、回転自在に支持されプリンタ本体側に設置されたインクリボンの速度を計測するロータリーエンコーダへ周速を伝えるガイドローラ49と、前記サーマルヘッドを跨いで前記鉛直方向と直角を成す方向で枠板の外周に沿った両脇に回転自在に支持されたガイドローラ(45、49)と、
前記インクリボンの走行経路上でガイドローラ(45、49)と前記サーマルヘッドの間に前記プリンタ本体に保持された前記サーマルヘッドと干渉しないよう前記インクリボンを係合させて回避させる係合部として支持されたレールの可動台車にラックギアと共に支持した回避ガイドと、前記枠板の手で持って抜き差しする面を正面として前記正面に有したノブを回動させることで前記枠板を前記ノブの軸の先端に有したキーにより前記プリンタ本体に固定されて有るキー溝に嵌合させることで前記プリンタ本体にロックさせると共に前記回動を回転自在に支持した平歯車を介して前記ラックギアに伝え前記可動台車を動かすことで共に支持した前記回避ガイドを前記干渉しない位置へ自在に回避移動させられるロック機構と、
前記枠板を前記プリンタ本体に装着し前記回動によりロックをするおり前記回避ガイドの移動により前記インクリボンの経路長の変化から生じる前記インクリボンの弛みを張るよう前記走行経路上で前記巻取ホルダの手前に支持された2つのガイドローラ(49、50)を配置し前記インクリボンを掛け渡しその間に前記インクリボンの経路長を変更可能に移動する前記インクリボンに懸垂させた段差ローラと、前記供給ホルダと前記巻取ホルダに前記インクリボンを装填し前記段差ローラを上限まで持ち上げ張り切ったおり前記インクリボンが引きずり出されないだけの保持トルクをもつ前記トルクリミッタと、
前記サーマルヘッドを走行移動させながら印字する間欠機への組込では前記サーマルヘッドの移動に応じて変化するインクリボンの弛み量を取り除く機能も併せ持つ前記段差ローラと、を備えたことを特徴とするインクリボン走行部の構造を提供する。
本構造の適用において、前記回避ガイドの先端をセンサードグとして前記プリンタ本体に設けたセンサーに検出させ前記回避移動の終点を判断できるようにする。
本構造の適用において、前記段差ローラの先端をセンサードグとして前記プリンタ本体に設けたセンサーに絶対位置を検出させ前記インクリボンの張り具合を判断できるようにする。
プリンタ本体に着脱可能なリボンホルダーカセットを装着して使用するカセット式のサーマルプリンターにおいて、装着の際、回避ガイドによりプリンタ本体に支持されたサーマルヘッドを干渉回避するだけなので、プリンタ本体に支持されたサーマルヘッドを動かす必要がなく動かすことにより発生する印字品質への影響はなく、また段差ローラによりインクリボンを張る動作はプリンタ本体とリボンホルダーカセットをロックするノブの回動により着脱共に作用することから、作業途中の着脱時にサーマルヘッドヒーター部のエッジで極薄のインクリボンを傷付けて切ってしまうことがなくなり作業が捗る、インクリボン走行部の構造を提供することができる。
本構造においては、回避ガイドの先端をセンサードグとしてプリンタ本体に設けたセンサーに検出させ回避移動の終点を判断できるようにしたため、インクリボンを検出するとした装着途上で駆動モータを駆動させ従動側である供給ホルダと嵌合させる必要はなく、リボンホルダーカセットがプリンタ本体にノブの回動によりロックされ、尚且つノブの回動を続け避難ガイドが避難移動しきったことを確認してから駆動モータを駆動させ従動側である供給ホルダと嵌合させることができる。
本構造において、段差ローラの先端をセンサードグとしてプリンタ本体に設けたセンサーに絶対位置を検出させインクリボンの張り具合を判断できるようにしたため、巻取ホルダの内部に組み込まれたトルクリミッタが追従できる上限を知ることができる。
これにより(特許文献3の段落番号0035、リボンテープの送り速度により挙動変化しだす17〜18インチ/sec以下の領域では・・・送り軸の方を駆動するやり方・・・良好な印字品質を保つことができる。)と記載があるが、
本構造は上記特許文献の記載する供給ホルダを駆動する送り軸駆動ではあるが、インクリボン送り17〜18インチ/sec以上の速度も、トルクリミッタの滑りによる巻取り遅れを段差ローラが吸収し良好な印字品質を保つことができるとともに、送り速度の上限は前述の段差ローラの先端を検出するセンサーにより図1段差ローラ下限51fを知ることができるので、その信号を制御回路に取り入れ処理することで安心して高速領域まで印字を行わせることができる。
本構造において、サーマルヘッドを走行移動させながら印字する間欠機への組込ではサーマルヘッドの移動に応じて変化するインクリボンの弛み量を段差ローラが取り除くため、サーマルヘッドキャリッジに剥離バーを搭載する必要が無くなると共に、走行印字中に巻取ホルダを回して弛み量を順次巻き取る制御も必要なくなり、間欠式への組込に際しては至って調法なものを提供できる。
本実施形態の三面図を示し、(A)は取っ手がある面を正面とした折の右側面でリボンホルダーカセットとプリンタ本体の全体を示す平面図、(B)はリボンホルダーカセットのみの背面を示した平面図、(C)はリボンホルダーカセットのノブの回動で動くスライドレール部の底面を示した平面図 図1の実施形態から、サーマルヘッドコネクタ後方の枠板外周に沿うように保持されていたガイドローラを鉛直方向に下げ、枠板底辺隅に移動して保持すると共に、同じく後方に保持してあった退避ガイド1組を削除した構成であっても、サーマルヘッドに干渉しないで着脱可能な構造であることをことを示し、ソレノイドによるサーマルヘッド印圧部とサーマルヘッド保持部を加えた、プリンタ本体側から見た折りの平面図 (A)は図2の勝手違いの変形で、サーマルヘッドを走行移動しながら印字する間欠機に組み上げたときの構成であっても、サーマルヘッドに干渉しないで着脱可能な構造であることを示し、ソレノイドによるサーマルヘッド印圧部とサーマルヘッド保持部を加えた、プリンタ本体側から見た折りの平面図、(B)は走行印字動作で発生するインクリボン弛み量を図3(A)と同じ縮尺で示した説明図、(C)は(特許文献3の9図)の一部を書き出した従来使用されてきたサーマルヘッドキャリッジに搭載された剥離バーによる弛み抑制を示した平面図
以下、本発明に関するインクリボン走行部の構造として好ましい実施の形態を、第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態とに分けて説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一の符号を付する。
(第1実施形態)
第1実施形態は図1を参照しながら、連続式サーマルプリンタに本実施形態を配置し実施したもので、サーマルヘッドを跨いで1対の回避ガイドを配置し、サーマルヘッドの前後2ヶ所のインクリボン内面を共に押し下げ着脱のおりサーマルヘッドへの干渉を回避したことを特長とする。
リボンホルダーカセット側となる枠板1には、回転自在に支持され枠板プリンタ本体2に設置された1個の駆動モータ42で供給ホルダ15と巻取ホルダ10を駆動する供給巻取両駆動部54
(特許文献3の段落番号0035、送り軸の方を駆動するやり方、との記載を説明すると、供給ホルダへは駆動モータの駆動を直接伝達し、巻取ホルダが巻取る時は常にインクリボンに張力を伝えられる速度に変えてからワンウェイクラッチとフリクション駆動させるトルクリミッタを介して行うようにし、巻取ホルダのインクリボンを引っ張り出して供給ホルダが巻き戻すときはトルクリミッタの駆動側に接続されたワンウェイクラッチを利用したブレーキ機構により制動をかけトルクリミッタの駆動側の回転を停止させトルクリミッタをフリクションブレーキとして利用して張力を得られるようにするとなる)
としてノンスリップ(減速歯車40に埋め込まれたスプリングプランジャ39と供給ホルダ15に施された駆動嵌合穴16による嵌合による)で直接伝達し従動側となる供給ホルダ15と、回転自在に支持され供給ホルダ15の回転を同心で内蔵されたフリクション駆動させるトルクリミッタ9を介して伝達される巻取ホルダ10と、サーマルヘッド30のヒーター30bの接地角53aを固定とし鉛直方向に印圧を加えるサーマルヘッド押圧部(サーマルヘッド保持部34とサーマルヘッド印圧部35からなる)と、回転自在に支持され枠板2に設置されたインクリボンの速度を計測するロータリーエンコーダ49aへ周速を伝える(摩擦クラッチによる)ガイドローラ49と、サーマルヘッド30を跨いで鉛直方向と直角を成す方向で枠板1の外周に沿った両脇に回転自在に支持されたガイドローラ(45と周速を伝える役目も備えたガイドローラ49)と、
インクリボンの走行経路上でガイドローラ(45、49)とサーマルヘッド30の間に枠板プリンタ本体2に保持されたサーマルヘッド30と干渉しないようインクリボンを係合させて回避させる係合部として一対、支持されたレール25の可動台車26にラックギア27と共に支持した回避ガイド28を、枠板1の手で持って抜き差しする面を正面として正面に有したノブ21を回動させることで枠板1をノブ21の軸22の先端に有したキー23により枠板プリンタ本体2に固定されて有るキー溝24に嵌合させることで枠板プリンタ本体2にロックさせると共に、軸22に圧入固定した平歯車48の回動を一方のラックギア27へは直接、もう一方へは回転自在に支持した平歯車46と平歯車47を介してラックギア27に伝え一対の可動台車26を動かすことで共に支持した回避ガイド28を干渉しない位置(干渉回避隙間51a、51cを作り出す位置)へ自在に回避移動させられるロック機構と、
枠板1を枠板プリンタ本体2に装着しノブ21の回動によりロックをするおり回避ガイド28の移動によりインクリボンの経路長の変化(干渉回避隙間51aから印字経路51bへの移行)から生じるインクリボンの弛みを張るよう走行経路上で巻取ホルダ10の手前に支持された2つのガイドローラ(49、50)を配置しインクリボンを掛け渡しその間にインクリボンの経路長を変更可能に移動するインクリボンに懸垂させた段差ローラ18と、段差ローラ18は供給ホルダ15と巻取ホルダ10にインクリボンを装填し段差ローラ18を上限51eまで持ち上げ張り切ったおりインクリボンが引きずり出されないだけの保持トルクをもつよう選ばれ巻取ホルダ10に内蔵されたトルクリミッタ9と、
供給ホルダ15と巻取ホルダ10にはインクリボン供給44とインクリボン巻取43が滑ることなく確実に共回りするようにインクリボンコアに加工されたキー溝に嵌合するスプリングプランジャ11と、を設けたインクリボン走行部の構造となっている。
回避ガイド28の先端を回避ガイド軸先端ドグ29として枠板プリンタ本体2に設けた回避ガイド検出センサー32に検出させ回避移動の終点(干渉回避隙間51cを作り出す位置)を判断できるようにしている。
段差ローラ18の先端を段差ローラ軸先端ドグ19として枠板プリンタ本体2に設けた段差ローラ検出センサー36に絶対位置(段差ローラ上限51e、段差ローラ下限51f)を検出させインクリボンの張り具合を判断できるようにしている。
サーマルヘッド30のヒーターを枠板プリンタ本体2の中心(幅方向の中心52)となるように配置し、そのサーマルヘッド30を中心に跨いだ場所のインクリボンの経路上に一対の回避ガイドのレール25をハの字(サーマルヘッド後方には位置したスライドレール中心線55とサーマルヘッド前方に配置したスライドレール中心線56からなる)で配置し、勝手違い機を組み上げても回避ガイド28がサーマルヘッド30と干渉しないようにし、勝手違い機であっても枠板プリンタ本体2を取り付ける取付金具は同じものが流用できるようにしている。
(第2実施形態)
第2実施形態は図2を参照しながら、連続式サーマルプリンタに本実施形態を配置し実施し、第1実施形態の1対の回避ガイドを、1個の回避ガイドとし、1組回避ガイドを削除して部品点数を減らしたことを特長とする。
サーマルヘッド30のコネクタ30a側に有ったガイドローラ45を枠板1の外周に沿って下ろし枠板隅に配置し支持すると共に、同じくコネクタ30a側に有った回避ガイド28の1組を減らした、インクリボン走行部の構造となっている。
サーマルヘッド保持部34とサーマルヘッド印圧部35の機構によりサーマルヘッド30は鉛直に動作するため、サーマルヘッド30の接地角53aと、インクリボンの剥離角53bは安定している。
(第3実施形態)
第3実施形態は図3を参照しながら、走行移動しながら印字を行う間欠式サーマルプリンタに本実施形態を配置し実施したもので、スプリングプランジャ11は(特許文献7の図1(b))、供給巻取両駆動部54は(特許文献3の図11)、サーマルヘッド保持部34は(特許文献3の図4)、サーマルヘッド印圧部35は(特許文献3の図5)と、参考に実施し、この部分は実施形態1、2とも同じになる。
図3(B)は、図3(A)の走行印字動作で発生するインクリボン弛みを同縮尺で表記したもので、この経路長の差による弛みは、段差ローラ28よりも強い保持トルクをもつよう選ばれ巻取ホルダ10に内蔵されたトルクリミッタ9により、印字終了毎に段差ローラ28は使用済みインクリボンを巻取ホルダ10が巻き取る際、段差ローラ上限51eまで持ち上げられるので弛みは取り除かれるようになっているため、図3(C)のような経路長に変化が出来ないよう備え付けられた剥離バー58は必要なくなる。
図3(A)の構成では剥離角53bが変化するため、剥離角53bが15度以上とれる印字長が比較的短い走行移動ストローク50mm程度までに適している。
以上、本発明によるインクリボン走行部の構造に関し図を参照しながら具体的に説明したが、本構造は、以上説明した実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変形、変更を加えてよいことはいうまでもない。
例えば回避ガイド28は回転体であるローラでもよいし良く滑る板でもよいし、剛性を上げ印字中のインクリボンのガイドローラとして常用しても良い。
またレール25と可動台車26で構成されていればスライドレール、スライドガイド、リニアガイドと呼ばれる品があるがどれでも良い。
1 枠板(リボンホルダカセット)
2 枠板プリンタ本体
3 平歯車
4 ワンウェイクラッチ(供給側が巻戻す時トルクリミッタ内輪をロックする)
5 平歯車
6 タイミングプーリー28
7 ワンウェイクラッチ(巻取動作時にロックして回転伝達)
8 巻取軸
9 トルクリミッタ
10 巻取ホルダ
11 スプリングプランジャ
12 タイミングベルト
13 タイミングプーリー78
14 供給軸
15 供給ホルダ
16 駆動嵌合穴
17 引っ張りばね
18 段差ローラ
19 段差ローラ軸先端ドグ
20 取っ手
21 ノブ
22 軸
23 キー
24 キー溝
25 レール
26 可動台車
27 ラックギア
28 回避ガイド
29 回避ガイド軸先端ドグ
30 サーマルヘッド(コーナーエッジ型)
30a コネクタ
30b ヒーター
31 先端ドグ経路
32 回避ガイド検出センサー
33 キー溝軸固定ねじ
34 サーマルヘッド保持部
35 サーマルヘッド印圧部
36 段差ローラ検出センサー
37 先端ドグ経路
38 駆動嵌合経路
39 スプリングプランジャ
40 減速歯車
41 モータプーリー
42 駆動モータ
43 インクリボン巻取
44 インクリボン供給
45 ガイドローラ
46 平歯車
47 平歯車
48 平歯車
49 ガイドローラ(周速の検出)
49a ローターリーエンコーダ
50 ガイドローラ
51a 干渉回避隙間
51b 印字経路
51c 干渉回避隙間
51d 印字時の可動台車退避位置
51e 段差ローラ上限
51f 段差ローラ下限
51g 使用済みインクリボンの巻取方向
52 鉛直に印圧するサーマルヘッドヒーターと直角成す方向で枠板の中心を示す
53a 接地角
53b 剥離角
54 供給巻取両駆動部
55 サーマルヘッド後方に配置したスライドレール中心線
56 サーマルヘッド前方に配置したスライドレール中心線
57 印字経路
57a 印字経路
57b 印字経路
57c 印字経路
57a−57b 印圧を掛けてのサーマルヘッドヘッド走行移動印字ストロークを示す
58 剥離バー

Claims (3)

  1. 回転自在に支持されプリンタ本体に設置されたモータからノンスリップで直接伝達され従動側となる供給ホルダと、回転自在に支持され前記供給ホルダの回転を同心で内蔵されたフリクション駆動させるトルクリミッタを介して伝達される巻取ホルダと、サーマルヘッドのヒーターの接地角を固定とし鉛直方向に印圧を加えるサーマルヘッド押圧部と、回転自在に支持されプリンタ本体側に設置されたインクリボンの速度を計測するロータリーエンコーダへ周速を伝えるガイドローラ49と、前記サーマルヘッドを跨いで前記鉛直方向と直角を成す方向で枠板の外周に沿った両脇に回転自在に支持されたガイドローラ(45、49)と、
    前記インクリボンの走行経路上でガイドローラ(45、49)と前記サーマルヘッドの間に前記プリンタ本体に保持された前記サーマルヘッドと干渉しないよう前記インクリボンを係合させて回避させる係合部として支持されたレールの可動台車にラックギアと共に支持した回避ガイドと、前記枠板の手で持って抜き差しする面を正面として前記正面に有したノブを回動させることで前記枠板を前記ノブの軸の先端に有したキーにより前記プリンタ本体に固定されて有るキー溝に嵌合させることで前記プリンタ本体にロックさせると共に前記回動を回転自在に支持した平歯車を介して前記ラックギアに伝え前記可動台車を動かすことで共に支持した前記回避ガイドを前記干渉しない位置へ自在に回避移動させられるロック機構と、
    前記枠板を前記プリンタ本体に装着し前記回動によりロックをするおり前記回避ガイドの移動により前記インクリボンの経路長の変化から生じる前記インクリボンの弛みを張るよう前記走行経路上で前記巻取ホルダの手前に支持された2つのガイドローラ(49、50)を配置し前記インクリボンを掛け渡しその間に前記インクリボンの経路長を変更可能に移動する前記インクリボンに懸垂させた段差ローラと、前記供給ホルダと前記巻取ホルダに前記インクリボンを装填し前記段差ローラを上限まで持ち上げ張り切ったおり前記インクリボンが引きずり出されないだけの保持トルクをもつ前記トルクリミッタと、
    前記サーマルヘッドを走行移動させながら印字する間欠機への組込では前記サーマルヘッドの移動に応じて変化するインクリボンの弛み量を取り除く機能も併せ持つ前記段差ローラと、を備えたことを特徴とするインクリボン走行部の構造。
  2. 前記回避ガイドの先端をセンサードグとして前記プリンタ本体に設けたセンサーに検出させ前記回避移動の終点を判断できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のインクリボン走行部の構造。
  3. 前記段差ローラの先端をセンサードグとして前記プリンタ本体に設けたセンサーに絶対位置を検出させ前記インクリボンの張り具合を判断できるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のインクリボン走行部の構造。
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