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JP5517421B2 - 容器詰飲料 - Google Patents

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Description

本発明は、非重合体カテキン類及びフラバノン類を含有した容器詰飲料に関する。
カテキン類の効果としては、コレステロール上昇抑制作用やαアミラーゼ活性阻害作用などが報告されている(特許文献1、2)。このような生理効果を発現させるためには、より簡便に大量のカテキン類を摂取が必要であることから、飲料にカテキン類を高濃度配合する技術が望まれていた。
しかし、カテキン類を高濃度に含む飲料は、飲んだときに苦味が強く感じられ、常飲が困難である。これら茶系飲料の苦味を低減する方法として、サイクロデキストリンを配合する方法が報告されている(特許文献3)。この苦味は非重合体カテキンガレート体に起因するものであり、従来のサイクロデキストリンによる苦味の抑制では限界があった。
一方、柑橘類に含有されるヘスペリジン配糖体又はヘスペリジン配糖体とヘスペリジンとの混合物を飲食品に添加することを特徴とする飲食品の風味の改善方法及び風味改善剤が報告されている(特許文献4〜8)。しかしながら、茶抽出液の特定の成分である非重合体カテキンガレート体の苦味・渋みに対する作用は知られていなかった。
特開平3−168046号公報 特開平10−4919号公報 特開2002−238518号公報 特開平5−70502号公報 特開平5−276883号公報 特開平11−318379号公報 特開2000−236856号公報 特開2004−305027号公報
従来、非重合体カテキン類を高濃度に含む容器詰飲料の苦味を低減させるには、多量のサイクロデキストリンが必要であった。しかしながら、多量のサイクロデキストリンを配合するとサイクロデキストリン自身の風味によって飲料本来の風味が損なわれてしまう欠点があり、使用量については自ずと限界があった。さらに、フラバノン類を含有する飲料は、退色しやすいという欠点があった。
従って、本発明の目的は、飲料本来の風味を損うことなく、かつ、容器詰飲料の苦味を低減する手段及び長期の保存に優れた容器詰飲料を提供することにある。
そこで本発明者らは、カテキン類、特に非重合体カテキン類を高濃度に含む容器詰飲料の加熱殺菌後の苦味を、風味を低下させることなく、低減させるべく種々検討した結果、一定量のフラバノン類を配合することで、優れた苦味低減効果が得られ、飲料本来の風味を保持し、長期の保存に優れた容器詰飲料が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、カテキン類を含有する容器詰飲料であって、
(A)非重合体カテキン類 0.05〜0.5質量%、及び
(B)フラバノン類 0.001〜1.0質量%
を含有し、
(A)非重合体カテキン類と(F)総ポリフェノールとの含有重量比[(A)/(F)]が0.2〜1.0、
(B)フラバノン類と(F)総ポリフェノールとの含有重量比[(B)/(F)]が0.001〜0.5
である容器詰飲料を提供するものである。
本発明によれば、非重合体カテキン類を高濃度で含む容器詰飲料であって、ガレート型カテキン類由来の苦味が抑制され、長期の保存に優れた容器詰飲料が得られる。
本発明で非重合体カテキン類とは、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート及びガロカテキンガレート等の非エピ体カテキン類、並びにエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレート等のエピ体カテキン類をあわせての総称である。ここでいう非重合体カテキン類の濃度は、上記の合計8種の合計量に基づいて定義される。
本発明の容器詰飲料中には、(A)非重合体カテキン類を、0.05〜0.5質量%含有するが、より好ましくは0.07〜0.4質量%、さらに好ましくは0.08〜0.3質量%、最も好ましくは0.09〜0.2質量%含有する。非重合体カテキン類がこの範囲内であれば、ガレート型カテキン類由来の苦味が抑制され、長期の保存に優れた飲料が得られる。
本発明の容器詰飲料中の非重合体カテキン類には、エピガロカテキンガレート、エピガロカテキン、エピカテキンガレート及びエピカテキンからなるエピ体と、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、ガロカテキン及びカテキンからなる非エピ体がある。非エピ体は本来自然界には殆ど存在せず、エピ体の熱変性により生成する。さらに熱変性により非重合体カテキン類は重合体カテキン類に変化する。本発明の容器詰飲料における(A)非重合体カテキン類中の(G)非エピ体の割合([(G)/(A)]×100)は5〜25質量%が好ましく、さらに8〜20質量%、特に10〜15質量%であることが風味及び保存安定性の観点から好ましい。
本発明の容器詰飲料中の非重合体カテキン類には、エピガロカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びカテキンガレートからなるガレート体と、エピガロカテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びカテキンからなる非ガレート体がある。エステル型非重合体カテキン類であるガレート体は苦味が強いことから、本発明の容器詰飲料における(A)非重合体カテキン類中の(E)ガレート体の割合([(E)/(A)]×100)は5〜95質量%が好ましく、さらに8〜55質量%、さらに10〜46質量%、特に15〜40質量%であることが苦味抑制の観点から好ましい。
本発明における高濃度の非重合体カテキン類を含有する容器詰飲料は、茶抽出物の濃縮物、特に緑茶抽出物の濃縮物を配合して非重合体カテキン類濃度を調整して得ることができる。具体的には、緑茶抽出物の濃縮物の水溶液、あるいは当該緑茶抽出物の濃縮物に緑茶抽出液、半発酵茶抽出液又は発酵茶抽出液を配合したものが挙げられる。ここでいう緑茶抽出物の濃縮物とは、緑茶葉から熱水もしくは水溶性有機溶媒により抽出した溶液から水分を一部除去し、場合によっては精製して非重合体カテキン類濃度を高めたものであり、形態としては、固体、水溶液、スラリー状など種々のものが挙げられる。また、緑茶抽出液とは濃縮や精製操作を行わない抽出液のことをいう。
非重合体カテキン類を含有する緑茶抽出物の濃縮物としては市販の三井農林(株)「ポリフェノン」、伊藤園(株)「テアフラン」、太陽化学(株)「サンフェノン」などから選択できる。非重合体カテキン類濃度が上記範囲にあれば、これらを精製したものを用いてもよい。精製の方法としては、例えば緑茶抽出物の濃縮物を水又は水とエタノールなどの有機溶媒の混合物に懸濁して生じた沈殿を除去し、次いで溶媒を留去する方法がある。あるいは茶葉から熱水もしくはエタノールなどの水溶性有機溶媒により抽出した抽出物を濃縮したものをさらに精製したもの、あるいは抽出物を直接精製したものを用いてもよい。
本発明に用いる非重合体カテキン類は、緑茶抽出物又はその濃縮物をタンナーゼ処理することにより、ガレート体率を低下することができる。タンナーゼとしては、非重合体カテキン類ガレート体を加水分解する活性を有するものであればよい。具体的には、アスペルギルス属、ペニシリウム属、リゾプス属などのタンナーゼ生産菌を培養して得られるタンナーゼが使用できる。このうち、アスペルギルス オリーゼ由来のものが特に好ましい。タンナーゼ活性を有する酵素の市販品として、ペクチナーゼPLアマノ(天野エンザイム社製)、ヘミセルラーゼアマノ90(天野エンザイム社製)、タンナーゼKTFH(キッコーマン社製)等が利用できる。
タンナーゼ処理は、緑茶抽出物の非重合体カテキン類に対してタンナーゼを0.5〜10質量%の範囲になるように添加することが好ましい。タンナーゼ処理の温度は、酵素活性が得られる15〜40℃が好ましく、さらに好ましくは20〜30℃である。タンナーゼ処理時のpHは、酵素活性が得られる4〜6が好ましく、さらに好ましくは4〜5であり、特に好ましくは4〜4.2である。その後、できるだけ速やかに45〜95℃、好ましくは75〜95℃まで昇温し、タンナーゼを失活させることにより反応を停止させる。
本発明の容器詰飲料における(A)非重合体カテキン類と(H)カフェインとの含有質量比[(H)/(A)]は0.0001〜0.16が好ましく、より好ましくは0.001〜0.15、さらに好ましくは0.01〜0.14、特に好ましくは0.05〜0.13である。非重合体カテキン類に対するカフェインの比率が上記範囲内であると、風味バランスが良好であり、かつ飲料本来の外観を損なわない点で好ましい。カフェインは、原料として用いる緑茶抽出物、香料、果汁及び他の成分中に天然で存在するカフェインであっても、新たに加えられたカフェインであってもよい。
本発明に用いる(B)フラバノン類は一般式(I)で表され、その配糖体も含む。
Figure 0005517421
〔式中、R1〜R7はそれぞれ独立に水素、ヒドロキシ基又はメトキシ基である。〕
具体的には、レモン等に含まれるエリオジクチオール(Eriodictyol)、エリオジクチン(Eriodictin)、カンゾウ等に含まれるリキリチン(Liquiritin)、リキリチゲニン(Liquiritigenin)、モモ等に含まれるナリンゲニン(Naringenin)、柑橘類全般等に含まれるナリンギン(Naringin)、ネオヘスペリジン(Neohesperidin)、ヘスペレチン(Hesperetin)、ヘスペリジン(Hesperidin)及びサクランボ等に含まれるプルニン(Prunin)等が挙げられる。これらのうち、特にヘスペリジンが容易に入手できるため好ましく、またヘスペリジンは柑橘類全般に含まれているため果汁飲料の形で使用することができる。
さらに本発明で用いるヘスペリジンは、ヘスペレチン(式(I)中のR3、R5、R7がヒドロキシ基、R2がメトキシ基、R6、R1は水素原子を表す)のR5位がグルコース2モルで結合した化合物であるが、水溶性を高めるためさらにサイクロデキストリン合成酵素などにより配糖体とした酵素処理ヘスペリジンも使用することもできる。当該酵素処理ヘスペリジンは、ヘスペリジンのグルコースの4位にグルコースがα−1,4結合で結合した化合物、そのグルコースの4位にさらにグルコースがα−1,4結合で1〜20個結合した各化合物又はその混合物である。
本発明において(B)フラバノン類の含有量は、本発明の容器詰飲料中に0.001〜1.0質量%であるが、0.01〜0.7質量%、さらに0.05〜0.5質量%、特に0.05〜0.3質量%であることが好ましい。このような範囲内で含有させれば、非重合体カテキン類のガレート体に起因する苦味の抑制効果を十分に得ることができる。本発明において、フラバノン類は特に非重合体カテキン類のガレート体の苦味を抑制し、かつ色相の安定性を向上させる。
さらに、本発明の容器詰飲料における(A)非重合体カテキン類と(F)総ポリフェノールの含有重量比[(A)/(F)]は0.2〜1.0であるが、好ましくは0.5〜0.99、さらに好ましくは0.7〜0.98、最も好ましくは0.85〜0.97である。ここで、0.2以上であると、十分な苦味抑制効果を発揮することができる。
また、本発明の容器詰飲料は、茶系飲料、非茶系飲料、炭酸飲料、非炭酸飲料、果汁飲料等が挙げられるが、いずれの形態においても(B)フラバノン類と(F)総ポリフェノールとの含有重量比[(B)/(F)]が0.001〜0.5であれば十分な苦味抑制効果を得ることができ、好ましくは0.005〜0.5、さらに好ましくは0.005〜0.4、最も好ましくは0.01〜0.4である。このような質量比とすることで、十分な苦味抑制効果を発揮することができる。
本発明の容器詰飲料には(C)果糖、ブドウ糖、及びショ糖から選ばれる1種以上を含有することが好ましい。これらの甘味料は、本発明の容器詰飲料中に0.0001〜20質量%、さらに0.001〜15質量%、特に0.01〜10質量%含有することが好ましい。
本発明の容器詰飲料は、甘味料が少なすぎると甘みがほとんどなく、酸味、塩味とのバランスが不十分となりやすいのでショ糖を1としたときの甘味度が2以上であることが好ましい(参考文献:JISZ8144、官能評価分析−用語、番号3011、甘味;JISZ9080、官能評価分析−方法、試験方法;飲料用語辞典4−2甘味度の分類、資料11(ビバレッジジャパン社);特性等級試験mAG試験、ISO 6564−1985(E)、「Sensory Analysis−Methodology−Flavour profile method」等)。一方、甘味度が8以下であると、甘みによる喉にひっかかる感覚が抑制され、喉越しが向上する。尚、これらの甘味料は茶抽出物中のものも含む。
本発明の容器詰飲料中のブドウ糖含有量は好ましくは0.0001〜20質量%であるが、さらに好ましくは0.001〜15質量%、特に好ましくは0.01〜10質量%である。本発明の容器詰飲料中の果糖含有量は、好ましくは0.0001〜20質量%、さらに好ましくは0.001〜15質量%、特に好ましくは0.01〜10質量%である。果糖ブドウ糖液糖はこれらの混合液糖であり、その含有量は容器詰飲料中に0.01〜7質量%、さらに好ましくは0.1〜6質量%、特に好ましくは1.0〜5質量%である。これらの甘味料は、容器詰飲料中に合計20質量%以下で配合すると、飲料の保存中に褐変による着色が生じない。
ショ糖の形態としては、グラニュー糖、液糖、上白糖等があり、これらをいずれも使用できる。本発明の容器詰飲料中のショ糖含有量は、好ましくは0.001〜20質量%、さらに好ましくは0.01〜15質量%、特に好ましくは0.1〜10質量%である。
本発明の容器詰飲料には、上記の甘味料以外に、複合多糖、グリセロール類、糖アルコール、人工甘味料などを使用できる。グリセロール類は、本発明の容器詰飲料中に、好ましくは0.1〜15質量%、より好ましくは0.2〜10質量%含有することができる。
複合多糖としては、マルトデキストリン、コーンシロップ、高フルクトースコーンシロップ、アガペエキス、メイプルシロップ、シュガーケーン、蜂蜜等が挙げられ、好ましい例はマルトデキストリンである。複合多糖は、本発明の容器詰飲料中に、好ましくは0.1〜15質量%、より好ましくは0.2〜10質量%含有することができる。又、ソーマチン、ステビオシド及び他の天然源の甘味料も使用できる。
本発明の容器詰飲料に用いられる糖アルコールとしては、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、トレハロース、マルチトール、ラクチトール、パラチノース、マンニトール等が挙げられる。これらのうち、カロリーが少ないエリスリトールが好ましい。本発明の容器詰飲料中の糖アルコールの含有量は、0.0001〜20質量%が好ましい。
本発明の容器詰飲料に用いられる人工甘味料としてはアスパルテーム、スクラロース、サッカリン、シクラメート、アセスルフェーム−K、L−アスパルチル−L−フェニルアラニン低級アルキルエステル、L−アスパルチル−D−アラニンアミド、L−アスパルチル−D−セリンアミド、L−アスパルチル−ヒドロキシメチルアルカンアミド、L−アスパルチル−1−ヒドロキシエチルアルカンアミド、スクラロースなどの高甘度甘味料、グリチルリチン、合成アルコキシ芳香族化合物等が挙げられる。これらの人工甘味料の容器詰飲料中の含有量は、0.0001〜20質量%が好ましい。
本発明の容器詰飲料は、風味及び保存安定性の観点から、(D)pH(25℃)が2.5〜5.1の範囲が好ましく、さらに好ましくは3.0〜4.5、特に好ましくは3.8〜4.2である。pHの調整は、アスコルビン酸又はその塩やクエン酸などを添加することにより、長期の保存が可能で適度な酸味を有する飲料となる。
本発明の容器詰飲料には、酸味料が使用できる。本発明における酸味料はアスコルビン酸、クエン酸、グルコン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸及びリンゴ酸及びそれらの塩酸から選ばれる1種以上である。これら単独でも長期の保存に対応可能なpHになるが、適度な酸味を得るにはこれらの酸とそれらの塩類との併用が好ましい。具体的には、クエン酸3ナトリウム、クエン酸1カリウム、クエン酸3カリウム、グルコン酸ナトリウム、グルコン酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸3ナトリウム、酒石酸水素カリウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、フマル酸ナトリウム等が挙げられる。
その他の酸味料としては、アジピン酸、天然成分から抽出した果汁類が挙げられる。酸味料は全体として本発明の容器詰飲料中に0.01〜0.7質量%、特に0.02〜0.6質量%含有することが好ましい。また無機酸類、無機酸塩類も使用することができる。無機酸類、無機酸塩類としては、リン酸水素2アンモニウム、リン酸2水素アンモニウム、リン酸水素2カリウム、リン酸水素2ナトリウム、リン酸2水素ナトリウム、メタリン酸3ナトリウム、リン酸3カリウム等が挙げられる。これらの無機酸類、無機酸塩類は、容器詰飲料中に0.02〜0.5質量%、特に0.02〜0.3質量%含有することが好ましい。
本発明の容器詰飲料ではさらにミネラルとしてナトリウム、カリウムを使用することができる。本発明に用いられるナトリウムとしては、アスコルビン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、酒石酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム等及びそれらの混合物のような容易に入手しうるナトリウム塩を配合することができる。又、ナトリウムは加えられた果汁又は茶の成分由来のものも含まれる。ナトリウム濃度が高くなるほど、飲料の変色する度合いが高くなる。安定性の観点から、本発明の容器詰飲料中のナトリウム含有量は、0.001〜0.5質量%が好ましく、より好ましくは0.002〜0.4質量%、さらに好ましくは0.003〜0.2質量%である。
本発明に用いられるカリウムとしては、茶抽出物中に含有するカリウム以外の化合物を添加してその濃度を高めることができる。例えば、塩化カリウム、炭酸カリウム、硫酸カリウム、酢酸カリウム、炭酸水素カリウム、クエン酸カリウム、リン酸カリウム、リン酸水素カリウム、酒石酸カリウム、ソルビン酸カリウム等又はそれらの混合物のようなカリウム塩を配合してもよいし、加えられた果汁又は香料由来のものも含まれる。カリウム濃度は、ナトリウム濃度に比べて、長期間高温保存時での色調への影響が大きい。このように安定性の観点から、本発明の容器詰飲料中のカリウム含有量は、0.001〜0.2質量%が好ましく、より好ましくは0.002〜0.15質量%、さらに好ましくは0.003〜0.12質量%である。
ここで、ナトリウム及びカリウムの容器詰飲料中の合計濃度は、0.001〜0.5質量%が好ましい。このような合計濃度であると、飲料本来の風味を保持し、長期の保存に優れた容器詰飲料とすることができる。
本発明の容器詰飲料ではさらにナトリウム、カリウム以外のミネラルを使用することができる。カルシウムの金属塩は、クエン酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウム、パントテン酸カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸三カルシウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、焼成カルシウム(うに殻焼成カルシウム、貝殻焼成カルシウム、骨焼成カルシウム)等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明の容器詰飲料で使用するカルシウム総量としては、1日所要量(米国RDI基準:US2005/0003068記載:U.S.Reference Daily Intake)の少なくとも10質量%以上である0.0012〜0.12質量%であることが好ましい。
マグネシウムの金属塩は、塩化マグネシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、リン酸三マグネシウム等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明の容器詰飲料で使用するマグネシウム総量としては、1日所要量(米国RDI基準)の少なくとも10質量%以上である0.00012〜0.006質量%であることが好ましい。
亜鉛の金属塩は、亜鉛塩類、グルコン酸亜鉛、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、酸化亜鉛、ステアリン酸亜鉛等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明の容器詰飲料で使用する亜鉛総量としては、1日所要量(米国RDI基準)の少なくとも10質量%以上である0.000048〜0.0024質量%であることが好ましい。
鉄の金属塩は、塩化第二鉄、クエン酸鉄、ピロリン酸第二鉄、ピロリン酸第二鉄液、硫酸第一鉄、クエン酸鉄アンモニウム、グルコン酸第一鉄、乳酸鉄等及びそれらの混合物のような容易に入手しうる塩を配合する。本発明の容器詰飲料で使用する鉄総量としては、1日所要量(米国RDI基準)の少なくとも10質量%以上である0.00004〜0.002質量%であることが好ましい。
本発明の容器詰飲料には、ビタミンをさらに含有させることができる。ビタミンとして、好ましくは、ビタミンA、ビタミンB及びビタミンEが加えられる。またビタミンDのような他のビタミンを加えてもよい。ビタミンBとしてはイノシトール、チアミン塩酸塩、チアミン硝酸塩、リボフラビン、リボフラビン5’−リン酸エステルナトリウム、ナイアシン、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、ピリドキシン塩酸塩、シアノコバラミン、葉酸及びビオチンから選ばれるビタミンB群が挙げられる。これらのビタミンBは1日所要量(米国RDI基準)の少なくとも10質量%以上であることが好ましい。
香料(フレーバー)や果汁(フルーツジュース)は嗜好性を高めるために本発明の容器詰飲料に配合できる。天然又は合成香料や果汁が本発明で使用できる。これらはフルーツジュース、フルーツフレーバー、植物フレーバー又はそれらの混合物から選択できる。特に、フルーツジュースと一緒に茶フレーバー、好ましくは緑茶又は黒茶フレーバーの組合せが良い。好ましい果汁はプルーン、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ストロベリー、アップル、ナシ、レモン、ライム、マンダリン、グレープフルーツ、クランベリー、オレンジ、ストロベリー、グレープ、キゥイ、パイナップル、パッションフルーツ、マンゴ、グァバ、ラズベリー、アプリコット、ピーチ及びチェリーを使用できる。特にオレンジ、グレープフルーツ、レモン、アプリコット、マンゴ、ピーチ又はそれらの混合物が最も好ましい。好ましい天然フレーバーはジャスミン、カミツレ、バラ、ペパーミント、サンザシ、キク、ヒシ、サトウキビ、レイシ、タケノコ等である。果汁は本発明の容器詰飲料中に0.001〜99.5質量%、さらに0.002〜10質量%含有することが好ましい。特に好ましい香料はオレンジフレーバー、レモンフレーバー、ライムフレーバー及びグレープフルーツフレーバーを含めたシトラスフレーバーである。シトラスフレーバー以外にも、リンゴフレーバー、ブドウフレーバー、ラズベリーフレーバー、クランベリーフレーバー、チェリーフレーバー、パイナップルフレーバー等のような様々な他のフルーツフレーバーが使用できる。これらのフレーバーはフルーツジュース及び香油のような天然源から誘導しても、又は合成してもよい。
香料には、様々なフレーバーのブレンド、例えばレモン及びライムフレーバー、シトラスフレーバーと選択された典型的コーラソフトドリンクフレーバーなようなスパイス等を含めることができる。このような香料は、本発明の容器詰飲料中に好ましくは0.0001〜5質量%、より好ましくは0.001〜3質量%を配合できる。
本発明の容器詰飲料には、非重合体カテキン類の苦味を抑制させるためにサイクロデキストリンを併用することができる。サイクロデキストリンは、α−サイクロデキストリン、β−サイクロデキストリン、γ−サイクロデキストリンが挙げられる。
このように本発明の容器詰飲料には、茶由来の成分にあわせて、酸化防止剤、香料、各種エステル類、有機酸類、有機酸塩類、無機酸類、無機酸塩類、無機塩類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、酸味料、果汁エキス類、野菜エキス類、花蜜エキス類、pH調整剤、品質安定剤などの添加剤を単独、あるいは併用して配合しても良い。
本発明の容器詰飲料は、非炭酸飲料とすることができるが、炭酸飲料とすることもできる。すなわち、炭酸ガスにより適度な起泡性を有することにより、非重合体カテキン類の苦味を抑制させることができ、さらにソフト感及び清涼感を継続して付与することもできる。茶系飲料としては、緑茶飲料等の不発酵茶飲料、烏龍茶飲料等の半発酵茶飲料、紅茶飲料等の発酵茶飲料が挙げられる。また、本発明の容器詰飲料は、機能性飲料とすることもでき、例えばエンハンスドウォーター、スポーツドリンク、ニアウォーター等の非茶系飲料とすることもできる。
本発明の容器詰飲料としては、茶系飲料のほかに豆乳飲料、ミルクコーヒー、ミルクティー、ミルクココアなどの乳化飲料とすることもできる。
乳化飲料や豆乳飲料を製造する際に、乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸モノ及びジグリセリド、モノ及びジグリセリドの酢酸エステル、モノ及びジグリセリドのクエン酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、レシチン、エステルガム、酵素分解レシチン、植物レシチン胆汁末分別レシチン、卵黄レシチンが使用できる。
さらに、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸カルシウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、メチルセルロース、カゼインNa、アラビアガム、アラビノガラクタン、ガティーガム、カードラン、カラギナン、加工ユーケマ藻類、精製カラギナンユーケマ藻末、ポリソルベート80添加カラギナンカラギナンの塩、カラヤガム、カロブビーンガム(ローカストビ−ンガム)、キサンタンガム、グァーガム、サイリウムシードガム、ジェランガム、トラガンドガム、微小繊維状セルロース(微結晶セルロース)、ファーセレラン、ペクチン、寒天、シクロデキストリン、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリデキストロース等の増粘安定剤が使用できる。
本発明の容器詰飲料に使用できる容器は、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶などの通常の形態で提供することができる。ここでいう容器詰飲料とは希釈せずに飲用できるものをいう。
また本発明の容器詰飲料は、例えば、金属缶のような容器に充填後、加熱殺菌できる場合にあっては適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた殺菌条件で製造できる。PETボトル、紙容器のようにレトルト殺菌できないものについては、あらかじめ上記と同等の殺菌条件、例えばプレート式熱交換器などで高温短時間殺菌後、一定の温度迄冷却して容器に充填する等の方法が採用できる。また無菌下で、充填された容器に別の成分を配合して充填してもよい。さらに、酸性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを中性に戻すことや、中性下で加熱殺菌後、無菌下でpHを酸性に戻すなどの操作も可能である。
非重合体カテキン類及びカフェインの測定
メンブランフィルター(0.8μm)でろ過し、次いで蒸留水で希釈した試料を、島津製作所製、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム L−カラムTM ODS(4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有の蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有のアセトニトリル溶液とし、試料注入量は20μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った(通常カテキン類及びカフェインの濃度は、質量/体積%(%[w/v])で表すが、実施例中の含有量は液量を掛けて質量で示した)。
フラバノン類の測定法
分析機器はHPLCを使用した。装置の構成ユニットの型番;UV−VIS検出器:L−2420((株)日立ハイテクノロジーズ)、カラムオーブン:L−2300((株)日立ハイテクノロジーズ)、ポンプ:L−2130((株)日立ハイテクノロジーズ)、オートサンプラー:L−2200((株)日立ハイテクノロジーズ)、カラム:Mightysil RP−18GP、内径4.6mm×長さ250mm)。サンプル注入量:10μL、流量:1.0mL/min、UV−VIS検出器設定波長:280nm、カラムオーブン設定温度:25℃、溶離液:0.4%クエン酸/アセトニトリル/2−プロパノール:75/20/5。
HPLCでは、試料1gを精秤後、メタノールにて10mLにメスアップし、メンブレンフィルター(GLクロマトディスク25A,孔径0.45μm,ジーエルサイエンス(株))にて濾過後、測定した。
果糖、ブドウ糖、ショ糖の測定
メンブランフィルター(0.8μm)でろ過し、次いで蒸留水で希釈した試料を、島津製作所製、高速液体クロマトグラフを用い、Wakosil 5NH2 4.6mmφ×250mm(和光純薬工業(株))を装着し、移動相は水を用い、示差屈折計 RID−10A(島津製作所(株)で検出した。
総ポリフェノール量の測定
総ポリフェノール類の測定は酒石酸鉄法により、標準液として没食子酸エチルを用い、没食子酸の換算量として求めた(参考文献:「緑茶ポリフェノール」飲食料品用機能性素材有効利用技術シリーズNO.10)。試料5mLを酒石酸鉄標準溶液5mLで発色させ、リン酸緩衝液で25mLに定溶し、540nmで吸光度を測定し、没食子酸エチルによる検量線から総ポリフェノール量を求めた。
酒石酸鉄標準液の調製:硫酸第一鉄・7水和物100mg、酒石酸ナトリウム・カリウム(ロッシェル塩)500mgを蒸留水で100mLとする。
リン酸緩衝液の調製:1/15Mリン酸水素ニナトリウム溶液と1/15Mリン酸ニ水素ナトリウム溶液を混合しpH7.5に調整する。
保存試験
(1)加速試験
調製した飲料を55℃で2週間保存し、保存前後での飲料の色調変化を5名のパネラーに目視で以下の基準で評点をつけさせた。
A:変化しない、B:やや変化する、C:変化する、D:大きく変化する
(2)露光試験
退色性を確認するために、350mLPETボトルに充填した飲料を、フェードメーター(ATLAS Xenon Weather-meter 東洋精機製作所、40℃恒温、光源:キセノンランプ、中心波長400〜500nm)で所定時間(8時間、24時間)照射し、露光前後での飲料の色調変化を5名のパネラーに目視で以下の基準で評点をつけさせた。
A:変化しない、B:やや変化する、C:変化する、D:大きく変化する
(3)色素残存率
果汁飲料は、保存試験及び露光試験後、0.45μmのメンブランフィルターで濾過後、UV波長450nmにおいて、初期の吸光度I0、試験後の吸光度I1として残存率(%)=[(I0−I1)/I0]×100で表した。
風味の評価
パネラー5名により、以下の5段階評価による飲用試験を行った。
1:優れる、2:良好、3:標準、4:良くない、5:悪い
実施例1
市販の緑茶抽出物の濃縮物(三井農林(株)「ポリフェノンHG」)100gを90.0質量%エタノール900gに分散させ、活性炭(クラレコールGLC、クラレケミカル社製)20gと酸性白土(ミズカエース#600、水澤化学社製)50gを投入後、約10分間攪拌を続けた。その後30分間熟成し、2号濾紙及び孔径0.2μmの濾紙で濾過し、水200mLを加えて減圧濃縮することによって精製物を得た。得られた精製物中の非重合体カテキン類は15.2質量%、非重合体カテキン類中のガレート体の割合は58.1質量%であった。
得られた緑茶抽出物の精製物(タンナーゼ処理を行わずに得られた精製物)のうち75.0gをステンレス容器に投入し、イオン交換水で全量を1,000gとし、5質量%重炭酸ナトリウム水溶液3.0gを添加してpH5.5に調整した。次いで、22℃、150r/minの攪拌条件下で、イオン交換水1.07g中にキッコーマンタンナーゼKTFH(キッコーマン社製、Industrial Grade、500U/g以上)0.27g(非重合体カテキン類に対して2.4質量%)を溶解した液を添加し、55分後にpHが4.24に低下した時点で酵素反応を終了した。次いで95℃の温浴にステンレス容器を浸漬し、90℃、10分間保持して酵素活性を完全に失活した後、25℃まで冷却した後に濃縮処理を行った。タンナーゼ処理後に得られた緑茶抽出物の精製物の非重合体カテキン類は15.0質量%、非重合体カテキン類のガレート体率は45.1質量%であった。
この緑茶抽出物の精製物5.3g、中国産緑茶抽出物粉末2.2g、酵素処理ヘスペリジンH(ヘスペレチン配糖体量30.0%、田辺製薬(株))1.7gを水に溶解した。次に、無水結晶果糖、エリスリトール、L-アスコルビン酸ナトリウム、緑茶香料を添加して全量を1,000gとした。配合後、UHT殺菌しPETボトルに充填した。この容器詰緑茶飲料の組成、風味評価結果を表1に示す。
実施例2
実施例1において緑茶抽出物粉末、緑茶香料の代わりにインド産紅茶抽出物粉末0.5g、紅茶香料をそれぞれ使用し、緑茶抽出物の精製物を増量した以外は実施例1と同様にして容器詰紅茶飲料を製造した。この容器詰紅茶飲料の組成、風味評価結果を表1に示す。
実施例3
実施例1においてタンナーゼ処理後に得られた緑茶抽出物の精製物8.5gと、酵素処理ヘスペリジンH1.7gを水に溶解した。次に、無水結晶果糖、エリスリトール、無水クエン酸、クエン酸3Na、L−アスコルビン酸、レモンライム香料を添加して全量を1,000gとした。配合後、UHT殺菌しPETボトルに充填した。この容器詰非茶系飲料の組成、風味評価結果を表1に示す。
実施例4
実施例3においてタンナーゼ処理を行わずに得られた緑茶抽出物の精製物を使用した以外は実施例3と同様に容器詰非茶系飲料を製造した。この容器詰非茶系飲料の組成、風味評価結果を表1に示す。
実施例5
バレンシア産オレンジ濃縮果汁をBrix11.0まで水で希釈し、100%果汁飲料とした(果糖含有量2.4質量%)。そこに実施例1においてタンナーゼ処理後に得られた緑茶抽出物の精製物8.5gを溶解した。配合後、UHT殺菌しPETボトルに充填した。この容器詰果汁飲料の組成、風味評価結果を表1に示す。
実施例6〜9
実施例1においてタンナーゼ処理90分後にpHが4.01に低下した時点で酵素反応を終了して得られた緑茶抽出物の精製物(非重合体カテキン類は15.0質量%、非重合体カテキン類のガレート体率は34.2質量%)を使用した以外は、実施例1〜3及び実施例5と同様に容器詰飲料を製造した。これらの容器詰飲料の組成、風味評価結果を表1に示す。
比較例1〜5
酵素処理ヘスペリジンHの配合量が本発明の範囲外である容器詰飲料を製造した。この容器詰飲料の組成、風味評価結果を表2に示す。
比較例6
実施例1で得られた緑茶抽出物の精製物を添加せずに、実施例5と同様の容器詰果汁飲料を製造した。この容器詰果汁飲料の組成、風味評価結果を表2に示す。
市販のバレンシア産オレンジジュースを表2に示す。
Figure 0005517421
Figure 0005517421
表1及び2から明らかなように、高濃度の非重合体カテキン類を含有する容器詰飲料にフラバノン類を配合すると、苦味が顕著に抑制され、かつ容器詰飲料の保存安定性が顕著に改善された。

Claims (6)

  1. カテキン類を含有する容器詰飲料であって、
    (A)非重合体カテキン類 0.05〜0.5質量%、及び
    (B)酵素処理ヘスペリジン 0.001〜1.0質量%、及び
    (H)カフェイン
    を含有し、
    (A)非重合体カテキン類と(F)総ポリフェノールとの含有重量比[(A)/(F)]が0.2〜1.0であり、
    (B)酵素処理ヘスペリジンと(F)総ポリフェノールとの含有重量比[(B)/(F)]が0.001〜0.5であり
    (H)カフェインと(A)非重合体カテキン類との含有質量比[(H)/(A)]が0.0001〜0.104であり、かつ
    (G)非重合体カテキン類の非エピ体率が5〜20質量%
    である容器詰飲料。
  2. 更に(C)果糖、ブドウ糖、及びショ糖から選ばれる1種以上を0.0001〜20質量%含有し、
    (D)pHが2.5〜5.1である、請求項1記載の容器詰飲料。
  3. (E)非重合体カテキン類のガレート体率が5〜55質量%である請求項1又は2記載の容器詰飲料。
  4. 茶系飲料である請求項1〜のいずれか1項に記載の容器詰飲料。
  5. 非茶系飲料である請求項1〜のいずれか1項に記載の容器詰飲料。
  6. 炭酸飲料である請求項記載の容器詰飲料。
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