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JP5515163B2 - 露光用マスク及び露光装置 - Google Patents

露光用マスク及び露光装置 Download PDF

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Description

本発明は、液晶パネルやプラズマディスプレイ等のカラーフィルタの製造に用いる露光用マスク及びそれを用いた露光装置に関するものであり、詳しくは、フラッシュランプを用いた近接露光に用いる露光用マスクとその露光装置に関するものである。
液晶パネル用カラーフィルタの製造は、ブラックマトリックスを形成した基板上の全面に着色剤を含有するネガ型感光性組成物を塗布し、近接露光装置を用いて、基板上の赤(R)、緑(G)、青(B)の着色層を形成すべき部分に露光を順に行ってから現像することにより、基板上にブラックマトリックスで隔てられた着色層パターン(以下、単に「絵素部」という。)を有するカラーフィルタが製造されるが、図7(a)のように各絵素部外縁とブラックマトリックスとの重なり部分が、盛り上がった状態になると、表面の平坦度が低下する。
そこで、前記盛り上がりを防止する方法として、露光用マスクと被露光体である基板との間隙(以下「プロキシミティギャップ」という。)を調整して、デフォーカス露光をすることにより、前記重なり部分に対する露光量を低減させて該重なり部分を現像により溶解除去され易くして、前記盛り上がり量を低減する方法(特許文献1)や、露光用マスクの露光光の透過部(以下、単に「透光孔)という。」の形状がブラックマトリックスの開口部周縁より数μm内側にあるものを用いて、各絵素部をブラックマトリックスの開口部の内側に島状に設ける方法(特許文献2)等が知られている。
特開平9−159815号公報 特開2001−33613号公報
しかしながら、デフォーカス露光においては、露光用マスクがその自重で撓むことにより、ププロキシミティギャップを露光領域全面にわたって均一に保つことができず、小さな露光用マスクを複数使用する必要があるが、夫々の露光用マスクについて、プロキシミティギャップを調整せねばならず、その結果、各露光用マスクによって、プロキシミティギャップにバラツキを生じ、各露光用マスク間における前記重なり部分の厚さのバラツキを生じることによって、表面の平坦度に対する新たな問題が生ずるおそれがある。
また、図10のような露光対象部分にシャープなエッジを必要とするコンタクトホールやスルーホールが混在する場合、デフォーカス露光方式では対応できない。
一方、露光用マスクの透光孔の形状がブラックマトリックスの開口部周縁より数μm内側にあるものを用いる方法では、ブラックマトリックスの開口部に対する露光用マスクの位置決めが難しく、ブラックマトリックスの開口部位置のバラツキがあると、前記開口部の内側の適切な位置に各絵素部を島状に設けることが出来ず、いわゆる白抜け部分が発生しカラーフィルタの品質が低下するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ブラックマトリックスと絵素部外縁との重なり部分における盛り上がりを可及的に小さく抑えて、カラーフィルタの表面平坦性を高めると共に、カラーフィルタの精度を向上させることができる露光用マスクを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の点を特徴としている。
即ち、請求項1に係る露光用マスクは、液晶表示装置のカラーフィルタを一定方向に一定速度で搬送しながら、該カラーフィルタのピクセル部分を露光するための、透明基材及び該透明基材の一面に形成された遮光膜と、該遮光膜に形成された露光パターンを有する露光用マスクであって、前記露光パターンは、ピクセルと相似形の複数の透光孔から構成され、複数の透光孔のうち、最小の透光孔の巾及び長さが前記ピクセルの巾及び長さと略同じであり、最も大きな透光孔の巾及び長さが前記ピクセルと該ピクセル周囲のブラックマトリックスの巾を足した巾及び長さと略等しいものであって、前記複数の透光孔が、カラーフィルタの搬送方向に沿って、一直上に、前記カラーフィルタの前記搬送方向のピクセルのピッチと同じピッチで、小さな透光孔から順に配列されており、小さな透光孔より、大きな透光孔の配列数が少ないことを特徴としている。
請求項2に係る近接露光装置は、請求項1記載の露光用マスクと、前記露光用マスクの上方に配設され、該露光用マスクに露光光を間欠照射する露光光源と、前記露光用マスクの下方に配設され、感光性物質を塗布した平板状の被露光体を、前記露光用マスクの方向に一定の速度で搬送する搬送装置と、基準となる位置を撮像する撮像手段と、前記撮像手段からのデータに基づき前記露光光源の間欠照射のタイミングを制御する制御手段と、を備え、前記露光用マスクが、前記ピクセルの巾及び長さと略同じである透光孔が前記被露光体が送られてくる方向側に位置するように取り付けられていることを特徴とする近接露光装置。
本発明によれば、以下の優れた効果を有する。
請求項1、2に係る発明によれば、露光用マスクに露光光を照射することによって、被露光体に対し、前記透光部の配列方向に沿って、複数の相似形の露光光を照射することができる。
したがって、後述のごとく露光用マスクと被露光体を相対的に移動させながら、この露光用マスクに、逐次露光光を照射することによって、略相似形の露光光を被露光体に、重ねて照射することができるため、前記ブラックマトリックスと絵素部外縁との重なり部分に対する露光の光量(以下、単に「露光量」という。)を、前記ブラックマトリックスの開口部内側の絵素部に対する露光量より少なくすることができる。
これによって、前記白抜け部分を生じることなく、前記重なり部分の厚みを薄く、前記ブラックマトリックスの開口部内側の絵素部の膜厚を厚くすることができる。
以下、本発明の一実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る露光用マスク1を示す平面図であり、図2は図1のA−A´線断面の斜視図である。図3は本発明の一実施の形態に係る近接露光装置10を示す概念図である。
尚、本実施の形態の説明では、カラーフィルタ基板Wの露光の場合について説明するが、ここで使用するカラーフィルタ基板Wは、図4に示すように、透明なガラス基板5の一面にCr等からなる不透明膜で構成されたブラックマトリックス(以下、単に「BL」という。)7と、多数のピクセル8(絵素部形成予定部分)がマトリクス状に形成されたものであって、上面に感光性樹脂として所定のカラーレジストが塗布されているものである。
露光用マスク1は、被露光体であるカラーフィルタ基板Wを所定方向に移動させながら露光を可能とするもので、透明基材2と、遮光膜3と、複数の透光孔4を有している。
透明基材2は、紫外線及び可視光を高効率で透過する透明なガラス基材であり、例えば石英ガラスからなり、図2に示すごとく、透明基材2の一方の面2aには、遮光膜3が形成されている。
遮光膜3は、露光光を遮光するものであり、不透明な例えばクロミウム(Cr)の薄膜で形成されており、遮光膜3には露光光を透過する所定形状の透光孔4(4〜4
)がマトリックス状に複数形成配列された、透光孔4の領域、透光孔4の領域、透光孔4の領域を有している。
即ち、透光孔4(4〜4
)の配列は、「列」方向(図1のY方向の平行な並び)及び「行」方向(図1のX方向に平行な並び)に、それぞれ、5行3列、5行2列、5行1列のマトリックス状になっている。
そして、透光孔4〜4の形状は、互いに略相似形であり、4〜4の順に大きくなっていく。
透光孔4は、露光用マスク1に対向して搬送されるカラーフィルタ基板Wに露光光を照射可能とし、後述のカラーフィルタ基板W上に形成されたBL7の露光対象のピクセル8上に、透光孔4の形状が露光パターンとして転写されるものである。
また、各透光孔4は、被露光体の搬送方向に直角な方向には、ピクセル8(後述)の3ピッチ間隔(図1のP1)で配列されており、被露光体の搬送方向に平行な方向には、ピクセル8と同じピッチ間隔(図1のP)で配列されており、透光孔4〜4の前記「列」数は、順に3、2、1になっている。
これはピクセル8(BL7の開口部)内の絵素部の膜厚を、その周囲の膜厚より厚くするために、このピクセル8内の絵素部部分への露光光の照射回数を、他の部分への露光光の照射回数より多くするためである。
尚、本実施の形態では、透光孔4〜4に順に形状が大きくなっているが、これに限らず、透光孔4〜4に順に小さくなってもよい。
更に、透光孔4は4〜4の3種類になっているが、これに限らず、少なくとも2種類以上の透光孔4があればよい。
また、各透光孔4〜4の前記「列」数は、前記カラーレジストの露光性能(例えば、露光光量に対する露光形成される膜厚の量の関係など)と、フラッシュランプ11aの1フラッシュあたりの放射光量との関係によって、最適個数が決定される。
前記透光孔4の形状(幅4a及び長さ4b)は、図4及び図5のように、ピクセル8の形状(幅Wa及び長さWb)と略一致しており、上記ピクセル8の3ピッチ間隔(図4の各R、G、Bの絵素の同じ絵素ピッチ)と一致した間隔で形成されている。
本実施の形態では、透光孔4は、前記透光孔4と相似形(ピクセル8の形状とも相似形)であって、その幅4a及び長さ4bがピクセル8の周辺のBL7の幅(BLa、BLb)の分だけ広く形成されており、透光孔4は透光孔4と透光孔4の形状の中間の形状である。
この透光孔4〜4の露光パターンを順次カラーフィルタ基盤Wのピクセル8に重複して露光することによって、図6(b)のようにピクセル8に対する露光量が分布し、その結果、図6(c)のような前記カラーレジストの膜厚が形成される。その結果、ピクセル8の絵素部の断面は図7(b)のような形状になる。
なお、露光光は、若干の開き角度を有しているため、図6(c)のように、露光光が照射された箇所は緩やかな傾斜を持ったテーパーが形成される。
近接露光装置2は、露光用光源11と、露光用マスク1と、カラーフィルタ基板Wを搬送する搬送装置12と、光学的検出手段13と、これらを制御する制御装置17と、を備えている。
露光用光源11は露光光を間欠放射可能な光源(例えば、露光用フラッシュランプ、紫外領域のレーザ光の発振器など)11aと、この露光光を間欠放射可能な光源11aから放射される光を所定の平行光の束にするための光学系11bと、を備えており、露光用マスク1の上方に配設され、光学系11bが露光用マスク1に対向している。
そして、露光光を間欠放射可能な光源11aは制御装置17に接続されており、後述のようにカラーフィルタ基盤Wが露光用マスク1の下側を通過する際に、ピクセル8の1ピッチ(図1のP)ごとに発光されるようになっている。
なお、以下、露光光を間欠放射可能な光源11aは簡単のため、露光用フラッシュランプとして記載する。
露光用マスク1は、遮光膜3を形成した面2aを下にして搬送されるカラーフィルタ基板Wの上面に近接対向して配置されており、マスク駆動手段16によって、Y軸及、Z軸、θ軸、α軸の各軸で露光用マスク1の位置、姿勢の制御が可能になっている。
また、マスク駆動手段16は制御装置17に接続されており、露光用マスク1のX、Y、Z(図1の紙面に垂直な方向)の各軸およびθ軸(Z軸を中心にした回転)に沿って、露光用マスク1の姿勢を制御できるようになっている。
搬送装置12は、露光用マスク1の下方に配置されて、ステージ14と撮像手段13と搬送手段15とから構成されている。
ステージ14は上面に気体を噴出する多数の噴出孔と気体を吸引する多数の吸引口を有し、図示しない圧縮気体供給装置及び気体吸引装置に接続されて、気体の噴出、吸引のバランスによりカラーフィルタ基盤Wをステージ14の上に浮上させるようになっており、露光用マスク1に対向する部分は、開口しており、この開口部分14aには、露光用マスク1による露光位置の手前側の位置で、カラーフィルタ基板Wを下側から撮像するための撮像手段13が、カラーフィルタ基盤Wに向かって設けられている。
搬送手段15は、カラーフィルタ基盤Wの一部(カラーフィルタ基盤Wの搬送方向に平行な縁の一方)を図示しない把持手段で把持した状態で、カラーフィルタ基盤Wを所定の方向(図3の矢印イの方向)にステージ14上を搬送できるようになっており、更に、カラーフィルタ基板Wの前記矢印イの方向における位置を検出するカラーフィルタ位置センサ(図示せず)を備えている。
また、撮像手段13は、前記搬送方向(図3の矢印イの方向)に直角な方向に多数の受光素子13aを一列に配列したラインセンサ(図8)であって、カラーフィルタ基盤Wを下側からピクセル8を含む所定の範囲を撮像し、図9に示すようにピクセル8の前記矢印イの方向に直交するライン8aおよび前記矢印イの方向に平行なライン8bを検出するためのものである。
そして、撮像手段(以下、単に「ラインセンサ」という。)13は、前記一列に配列された多数の受光素子のうちの所定の受光素子13a1が、露光用マスク1の透光孔4のライン4bに対応するように、配置されている。
制御装置17は、露光用光源11のフラッシュランプ11aを駆動するランプ駆動部18と、マスク駆動手段16をコントロールするマスクコントロール部19と、搬送手段15をコンロールする搬送コントローラ部20と、画像処理部21と、これらを制御する制御部22とから構成されている。そして、制御部22には、前記カラーフィルタ位置センサと外部入力手段23が接続されている。
画像処理部21は、ラインセンサ13によって撮像されたカラーフィルタ基板Wの画像データを処理して得られた輝度データからピクセル8の矢印イの方向に直角なライン8aおよびピクセル8の矢印イの方向のライン8bを検出し、その結果を制御部22に送るものである。
制御部22は、画像処理部21からライン8aのデータ信号と前記カラーフィルタ位置センサからの位置信号に基づいて、露光対象のピクセル8のライン8aを特定し、その特定ライン8aが検出されたフィルタ基板Wの前記搬送方向(図3の矢印イの方向)位置(前記カラーフィルタ位置センサによって検出される)から、所定の距離(予め測定してあるラインセンサ13と露光用マスク1の透光孔4とのX軸方向距離)L(図8)をフィルタ基板Wが搬送された時にランプ駆動部18にフラッシュランプ11aの発光信号を送り、フラッシュランプ11aを発光させる。
尚、前記特定ライン8aとは、ピクセル8の1ピッチごとの検出されるライン8aである。
また、制御部22は、画像処理部21からライン8bのデータ信号に基づいて、マスクコントロール部19に信号を送り、マスク駆動手段16によって露光用マスク1のY軸及びθ軸(図1)方向の位置姿勢を調整し、常に露光用マスク1の透光孔4のライン4bとピクセル8のライン8bが重なるようにしている。
外部入力手段23は、制御部22に対し、フラッシュランプ11aの光の強度を調整する他、1つの透光孔4(例えば、透光孔4)を通して、同じピクセル8に照射される露光光のフラッシュ回数の設定を外部から入力可能にするものである。
次に、上記のように構成された近接露光装置の露光動作について、図10及び図1〜図9、図11を用いて説明する。
まず、ステップ1において、外部入力手段23から、露光光の強度、1つの透光孔4(例えば、透光孔4)を通して、同じピクセル8に照射される露光光のフラッシュ回数の設定を入力された後、カラーフィルタ基板Wが搬送装置12の所定位置にセットされる。
次に、ステップ2において、カラーフィルタ基板Wが所定の速度で図2の矢印イの方向に搬送され、ステージ14の開口部14aにおいて、ラインセンサ13によって、カラーフィルタ基盤Wの下側から、BL7が撮像され、その撮像された画像データが画像処理部21を経て制御部22に送られる。
次に、ステップ3において、制御部22で、露光対象のピクセル8のライン8aの特定が行われると共に、ライン8bがラインセンサ13の特定の受光素子13a1で検出されているか否かの判断がなされ、ライン8bが特定の受光素子13a1以外の受光素子13aで検出された場合は、特定の受光素子13a1と実際にライン8bを検出した受光素子13aの間の受光素子数に基づいて、透光孔4のライン4bと、ピクセル8のライン8bのズレ量が算出される。
次にステップ4において、透光孔4のライン4bと、ピクセル8のライン8bのズレ量が所定の範囲(ブラックマトリックスの遮光部分の太さによって範囲が異なる)内になるように、制御部22からマスクコントロール部19に信号が送られ、それ基づいてマスク駆動手段16が作動されて、透光孔4のライン4bが、ピクセル8のライン8bが常に重なるように露光用マスク1が駆動される。
次に、ステップ5において、前記特定されたライン8aの検出位置が前記カラーフィルタ位置センサからの位置データによって検出されて、この検出位置から、カラーフィルタ基板Wが、搬送装置12上を前記予め測定されているラインセンサ13と露光用マスク1の距離L(図8)搬送された時点に、フラッシュランプ11aが発光される。なお、露光用マスク1が前記X軸方向の距離Lを搬送されたか否かは、前記カラーフィルタ位置センサの位置データから判断される。
次に、ステップ6において、1ピッチ後のピクセル8のライン8aが特定され、その位置から前記距離Lをカラーフィルタ基板Wが搬送された時点に、フラッシュランプ11aが発光される。
次に、ステップ7で、上記ステップ6が繰り返されて、所定の露光対象の全てのピクセル8が露光されてから露光作業が終了する。
なお、上記実施形態においては、露光用マスク1の透光孔4内には遮光部が存在しないものについて説明しているが、その他の実施の形態として、図11のように、透光孔4A内に遮光部4Bを設けたものでもよい。以下、図11の露光用マスク1Aについて説明する。
図11の各透光孔4A〜4Aの遮光部4Bの形状は同一であって、透光孔4A〜4Aを同じ向きで、且つ図心が一致するように重ねた場合に前記各遮光部4Bが夫々同じ位置に重なるような各透光孔4A〜4Aの位置に設けられている。
その結果、露光用マスク1に替えて露光用マスク1Aを前述の近接露光装置10に適用することによって、図12(b)のようにピクセル8に対する露光量が分布し、その結果、図12(c)のような前記カラーレジストの膜厚が形成される。
即ち、絵素部外縁は緩やかな傾斜を持ったテーパーが形成される一方、遮光部4Bの周囲は急勾配のエッジが形成される。
そのため、絵素部内にコンタクトホールを有するカラーフィルタ基板のように、緩やかな傾斜部分と急な傾斜部分が混在する被露光体を露光することができる。
以上、被露光体がカラーフィルタ基板Wの場合について説明したが、本発明はこれに限られず、被露光体の露光対象領域に露光量を調整することにより、露光生成される膜厚を傾斜形成する被露光体であってもよい。
また、カラーフィルタ基板Wを搬送しながら露光作業を行う場合について説明したが、これに限られず、ステージ14に載置されて静止したカラーフィルタ基板Wに対して、露光用マスク1又は1Aを移動させながら露光を行ってもよい。
更に、カラーフィルタ基板Wを連続搬送しながら露光を実行する場合について説明したが、これに限られず、ピクセル8の1ピッチずつのステップ送りにして露光を行ってもよい。
本発明に係る露光用マスクの一実施の形態を説明するための平面図 図1の露光用マスクの概略断面斜視図 本発明に係る近接露光装置の一実施の形態を説明するための概念図 被露光体の平面をあらわす概念図 透光孔の大小関係とピクセルの関係を説明するための概念図 透光孔と露光量、膜厚の関係を説明する説明図 カラーフィルタのピクセル部分断面を示す概念図であって、(a)は従来例をを示し、(b)は本発明による例を示すものである。 撮像手段と露光用マスクの透光孔の位置関係を示す説明図 撮像手段の受光素子とカラーフィルタ基板のピクセルとの位置関係を示す説明図 本発明に係る近接露光装置の作用を説明するためのフロー図 本発明に係る露光用マスクの他の実施の形態を説明するための平面図 図11の露光用マスクを用いた場合の露光量、膜厚の関係を説明する説明図
符号の説明
1: 露光用マスク
2: 透明基板
3: 遮光膜
4: 投光孔
5: 遮光膜
6: ガラス基板
7: ブラックマトリックス
8: ピクセル
10: 近接露光装置
11: 露光光源
12: 搬送装置
13: ラインセンサ
14: ステージ
15: 搬送手段
16: マスク駆動手段
17: 制御装置
21: 画像処理部

Claims (2)

  1. 液晶表示装置のカラーフィルタを一定方向に一定速度で搬送しながら、該カラーフィルタのピクセル部分を露光するための、透明基材及び該透明基材の一面に形成された遮光膜と、該遮光膜に形成された露光パターンを有する露光用マスクであって、
    前記露光パターンは、ピクセルと相似形の複数の透光孔から構成され、
    複数の透光孔のうち、最小の透光孔の巾及び長さが前記ピクセルの巾及び長さと略同じであり、最も大きな透光孔の巾及び長さが前記ピクセルと該ピクセル周囲のブラックマトリックスの巾を足した巾及び長さと略等しいものであって、
    前記複数の透光孔が、カラーフィルタの搬送方向に沿って、一直上に、前記カラーフィルタの前記搬送方向のピクセルのピッチと同じピッチで、小さな透光孔から順に配列されており、
    小さな透光孔より、大きな透光孔の配列数が少ないことを特徴とする露光用マスク。
  2. 請求項1記載の露光用マスクと、
    前記露光用マスクの上方に配設され、該露光用マスクに露光光を間欠照射する露光光源と、
    前記露光用マスクの下方に配設され、感光性物質を塗布した平板状の被露光体を、前記露光用マスクの方向に一定の速度で搬送する搬送装置と、
    基準となる位置を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段からのデータに基づき前記露光光源の間欠照射のタイミングを制御する制御手段と、を備え、
    前記露光用マスクが、ピクセルの巾及び長さと略同じである透光孔が前記被露光体が送られてくる方向側に位置するように取り付けられていることを特徴とする近接露光装置。
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