JP5595564B2 - ジョブ処理装置、ジョブ処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、ジョブ処理装置、ジョブ処理装置の制御方法、及びプログラムに関する。
従来、ジョブ処理装置は、ユーザによって投入されたジョブをメモリに保持し、保持されたジョブを順に実行する。このようなジョブ処理装置に投入したジョブをキャンセルする場合、ユーザは、ジョブ処理装置の操作部を介して、特許文献1に示されるような操作を行うことにより、ジョブのキャンセルを行っていた。
具体的に、ユーザは、ジョブ処理装置に保持されているジョブの一覧を表示部に表示させ、一覧表示されたジョブから所望のジョブを選択し、選択したジョブのキャンセルを指示するという手順を踏んでいた。
しかしながら、従来の方法は、ジョブの一覧を表示部に表示させ、一覧表示されたジョブから所望のジョブを選択し、選択したジョブのキャンセルを指示するという手順を踏んでいたため、ユーザは、ジョブのキャンセルを迅速に行うことができなかった。
従来の方法は、保持されているジョブの数が単数である場合でもジョブの一覧を表示しているが、保持されているジョブの数が単数である場合にはユーザはジョブを選択する必要はない。それにも関わらず、ジョブの一覧を表示すると、ユーザは、ジョブのキャンセルを迅速に行うことができなかった。
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、ジョブを中止する中止指示をユーザから受け付けるための中心キーを用いて、ジョブのキャンセルをより迅速に行うことができる仕組みを提供することを目的とする。
本発明に係るジョブ処理装置は、ジョブを保持する保持手段と、前記保持手段に保持されたジョブを中止する中止指示をユーザから受け付けるための中止キーが選択された場合、前記保持手段に保持されたジョブの数が単数であれば、前記中止キーが再び選択されるのに従って、当該ジョブを中止するよう制御する制御手段を有する。
本発明によれば、ジョブを中止する中止指示をユーザから受け付けるための中止キーを用いて、ジョブのキャンセルをより迅速に行うことができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態を示すジョブ処理システムを説明するための図である。
本発明のジョブ処理システムは、PC(Personal Computer)103と、ジョブ処理装置の一例である画像形成装置101とを有する。それらは、LAN(Local Area Network)105を介して接続されている。
画像形成装置101は、例えば、カラーMFP(Multi Functional Peripheral)であり、画像形成装置101は、制御部(コントローラ部)102、リーダ部13、プリンタ部45、操作部131を有する。
リーダ部13は、スキャナユニット11と、原稿給紙ユニット(DFユニット)12を備える。
スキャナユニット11は、原稿の画像を光学的に読み取り、画像データに変換するユニットである。原稿給紙ユニット(DFユニット)12は、セットされた原稿をスキャナユニットによって読取可能な位置まで搬送するユニットである。
当該スキャナユニット11は、原稿給紙ユニット(DFユニット)12によって搬送された原稿の画像を読み取って画像データに変換する。また、スキャナユニット11は、不図示の圧板を備え、圧板にセットされた原稿を読み取ることもできる。
プリンタ部45は、給紙ユニット43、マーキングユニット41、排紙ユニット42を備える。
給紙ユニット41は、印刷用のシートを保持し、マーキングユニット41にシートを搬送するユニットである。マーキングユニット41は、画像データに基づいて印刷を行うユニットである。具体的に、マーキングユニット41は、トナーを印刷用のシートに転写した後、定着することによって印刷を行う。なお、印刷の方法はこれに限らず、インクを用いて印刷する方法を用いてもよい。排紙ユニット42は、印刷されたシートに対して、必要に応じて、ソート、ステイプル等の後処理を実行し、排紙するユニットである。
操作部131は、LCD(Liquid Crystal Display)135で構成される表示部と、ハードキーを備える。操作部131は、表示部に、設定画面や画像形成装置101の状態を表示する。また、操作部131は、ハードキーによって、ユーザからの各種指示を受け付け、受け付けた指示を制御部102に送信する。また、操作部131は、LCD135と一体型に構成されるタッチパネルを備えていてもよい。タッチパネルを備える場合、操作部131は、タッチパネルを介して受け付けた指示を制御部102に送信する。
制御部102は、リーダ部13、プリンタ部45、操作部131に接続され、それらを統括的に制御する。また、制御部102は、LAN105を介してPC103に接続されており、PC103とデータの送受を行う。制御部102は、操作部131またはPC103を介して受け付けたユーザからの指示に従って、各種ジョブを実行する。
例えば、制御部102は、コピージョブを実行する。コピージョブを実行する場合、制御部102は、操作部131を介してユーザからコピー設定とコピーの実行開始指示を受け付けると、リーダ部13によって原稿の読み取りを実行させる。そして、制御部102は、リーダ部13によって読み取られた原稿の画像データを受信して記憶した後、コピー設定に従って、所定の画像処理を施した後、プリンタ部45に画像データを転送し、プリンタ部45によって画像の印刷を実行させる。コピー設定で、ステイプル等の後処理を実行するよう設定されている場合、制御部102は、プリンタ部45に後処理を実行させる。
また、コピージョブ以外に、制御部102は、プリントジョブを実行する。プリントジョブを実行する場合、制御部102は、PC103から画像データと印刷設定とを受信し、受信した画像データを受信した印刷設定に従ってプリンタ部45に印刷させる。
他にも、制御部102は、データ送信ジョブを実行する。データ送信ジョブを実行する場合、制御部102は、リーダ部13によって読み取られた原稿を、記憶部に記憶した後、PC103に送信する。
なお、本実施形態では、画像形成装置101が、MFPである場合について説明するが、単一の機能のみを備えるSFP(Single Functional Peripheral)であってもよい。また、本実施形態では、画像形成装置101が、カラー機である場合について説明するが、モノクロ機であってもよい。
次に、このような制御部102の構成について、図2を用いて説明する。
CPU201は、ROM202からプログラムを読み出して実行することによって、各種制御を実行する。
ROM202は、CPU201によって読み出されるプログラムを記憶する。
RAM203は、CPU201の作業領域として機能する。
操作部I/F(インタフェース)部204は、操作部131とのデータの送受を制御する。例えば、CPU201から送信された表示用のデータを、操作部131に転送する。
また、操作部I/F部130は、操作部131を介してユーザから受け付けた指示をCPU201に伝える。
また、操作部I/F部130は、操作部131を介してユーザから受け付けた指示をCPU201に伝える。
ネットワークI/F部205は、CPU201が、LAN105を介して外部装置(例えば、PC103)と通信する際に、データの送受を制御する。
メモリ制御部206は、第1BUS(バス)83、第2BUS(バス)84及び第3BUS(バス)85に接続され、メインメモリ100に対するデータの書き込み、読み出しのためのデータ転送を制御する。
メモリ部207は、画像データを記憶する。また、メモリ部207は、画像データと、当該画像データを処理する際の設定値を、ジョブとして記憶する。なお、メモリ部207は、このようなジョブを複数記憶することができる。メモリ部207に記憶されたジョブは、CPU201によって、順に実行される。このように、メモリ部207は、実行対象のジョブが実行されるまで、当該ジョブを保持する保持部として機能する。
スキャナI/F部10は、リーダ部13に接続されており、リーダ部13とのデータの送受を制御する。例えば、スキャナI/F部10は、CPU201からのコマンドをリーダ部13に転送したり、リーダ部13によって読み取られた、原稿の画像データをメモリ制御部207に転送したりする。
スキャナ画像処理部20は、スキャナI/F部10によって受信され、メインメモリ100に書き込まれた画像データに対して、ユーザの設定に応じた画像処理を実行する。例えば、ユーザによってモノクロコピーを行うように設定されている場合に、リーダ部13によって読み取られたカラー画像データをモノクロ画像データに変換する処理を行う。
プリンタ画像処理部30は、画像データをプリンタ部45にて印刷可能なデータにするための画像処理を行う。
プリンタI/F(インタフェース)部40は、プリンタ部45に接続されており、プリンタ部45とのデータの送受を制御する。例えば、プリンタI/F部40は、印刷対象の画像データを、プリンタ部45に出力する。
DMAC(DMAコントローラ)91は、各ユニット10、20、30、40とメモリ制御部206との間のデータ転送を制御する。
図3を用いて、操作部131の構成を説明する。
操作部131は、LCD135、選択キー301、テンキー302、リセットキー303、ストップキー(中止キー)304、スタートキー305から構成される。なお、本実施形態における301〜305はハードキーである。
LCD135は、制御部102からの指示に基づいて、各種画面の表示を行う。
選択キー301は、上下左右キーと、決定キーから構成される。ユーザは、上下左右キーを用いて、LCD135に表示されるメニュー画面内のカーソルを移動させ、決定キーを押すことによって、カーソルによって選択された項目を決定する。
テンキー302は、ユーザから印刷部数等の数値入力を受け付けるためのキーである。
リセットキー303は、設定途中の設定値をクリアして、設定を初期値に戻すためのキーである。
スタートキー305は、画像形成装置101によって、コピージョブや、プリントジョブ、データ送信ジョブといった各種ジョブの実行要求を、ユーザから受け付けるためのキーである。
ストップキー304は、実行するよう要求されたジョブを、キャンセル(中止)するための指示(中止指示)をユーザから受け付けるためのキーである。
次に、図4を用いて、LCD135に表示される画面の例を説明する。
図4に示す画面は、初期画面であり、画像形成装置101の電源が投入された場合や、リセットキー303が押された場合に表示される。
ユーザは、図4に示す画面を見ながら、選択キー301を操作して、コピーの設定を行う。図4に示す画面の例の場合、ユーザは、「拡大/縮小率」、「用紙サイズ」、「濃度」、「原稿の種類」、「両面」の設定を行うことができる。
拡大/縮小率は、ユーザが、0〜200%の間で指定することができる項目であり、制御部102は、リーダ部13で読み取った原稿の画像データを、指定された拡大/縮小率に従って変倍して、印刷用紙に印刷する。
用紙サイズは、ユーザが、A4、A3、B4、B5等を指定することができる項目であり、制御部102は、指定された用紙サイズの用紙を給紙ユニット43から給紙して印刷する。
その他、ユーザは、各種項目を操作することによって、濃度、原稿の種類、両面等の設定を行う。
制御部102は、これらの設定値をメモリ部207に記憶しておく。操作部131を介して設定値の変更指示を受け付けると、制御部102は、当該変更指示に従って、LCD135に表示される内容と、メモリ部207に記憶された設定値を変更する。
設定値が変更された状態で、スタートキー305が押されると、制御部102は、リーダ部13によって原稿の画像の読み取りを実行させ、読み取られた画像データをメモリ部207に記憶する。そして、制御部102は、記憶された画像データと設定値とを関連付けてジョブを生成し、生成されたジョブをメモリ部207に保持させる。
また、制御部102は、メモリ207に保持されたジョブの情報を、メモリ部207内で管理するジョブ管理テーブル(図5参照)に登録する。その後、制御部102は、ジョブ管理テーブル内に登録されたジョブの情報に従って、ジョブの実行状況や、実行順序を管理する。
図5は、ジョブ管理テーブルである。
このジョブ管理テーブル内の情報は、制御部102によってジョブを受け付けた場合の他に、ジョブの実行が完了した場合、ジョブがキャンセルされた場合等に、制御部102によって更新される。
まず、制御部102は、スタートキー305が押され、メモリ部207にジョブを保持させた場合に、当該ジョブの情報を図5(a)に示すようなジョブ管理テーブルに登録する。
このジョブ管理テーブルは、各ジョブについて、実行順序、ジョブID、ジョブ名、印刷設定、ステータス等のパラメータを管理する。
ジョブ管理テーブルに登録されたジョブは、制御部102によって、実行順序に従って実行される。具体的には、実行順序が示す値が小さいほうから実行され、ジョブの実行が完了したら、実行が完了したジョブをジョブ管理テーブルから削除し、他のジョブの実行順序を繰り上げる。
ジョブIDは、ジョブの生成時に、制御部102によって割り当てられる、当該ジョブを一意に識別するためのコードである。
ジョブ名は、当該ジョブに割り当てられた名前である。ジョブがコピージョブである場合、ジョブの名前は、「copy1」、「copy2」、「copy3」、、、というように制御部102によって自動的に割り当てられる。一方、PC103から受け付けたジョブである場合、PC103のアプリケーションソフトによって生成されたファイル名がジョブ名としてジョブ管理テーブルに登録される。
印刷設定は、ユーザによって、操作部131またはPC103のプリンタドライバを介して受け付けた印刷設定である。
ステータスは、各ジョブの実行状況を示す値である。具体的に、ステータスには、「実行中」、「実行待ち」、「停止中」、「キャンセル中」等があり、制御部102によって管理される。
図5(a)は、ジョブ管理テーブルに、ジョブID「0015」のジョブが登録されている状態を示す。
図5(a)のジョブ数は1つであり、当該ジョブ「0015」は、制御部102によって実行されている。当該ジョブのステータスは「実行中」である。これは、制御部102が、リーダ部13に原稿の画像データの読み取りを実行させ、画像処理を実行した後、プリンタ部45によって、A4サイズの印刷用紙に片面印刷を実行させるという一連の処理を実行中であることを示す。
図5(a)に示す状態で、制御部102が、さらに他のジョブを受付け、実行対象のジョブとしてメモリ部207に保持させた後のジョブ管理テーブルを図5(b)に示す。
図5(b)のジョブ数は4つである。ジョブ「0015」が、制御部102によって実行されている状態であり、当該ジョブのステータスは「実行中」である。また、それ以外のジョブのステータスは「実行待ち」である。これは、各ジョブが、メモリ部207によって保持され、まだ制御部102によって実行されていない状態であることを示す。
次に、図6を用いて、画像形成装置101の操作部131に表示される画面の遷移を説明する。この画面遷移は、CPU201がROM202のプログラムに従って制御される。
図6の401は、実行中のジョブの実行状況を示す状況画面を示す。
状況画面401は、図4に示す画面が表示された状態で、スタートキー305が押された場合に表示される画面である。この画面から、図4に示す画面に画面を戻したい場合、ユーザは、<閉じる>を選択キー301によって選択するか、リセットキー304を押せばよい。
状況画面401には、<閉じる>、<中止>といった選択項目が表示されている。また、当該状況画面には、実行中のジョブに関する設定値が表示されている。
ユーザは、当該実行中のジョブをキャンセルしたい場合、選択キー301によってカーソルを操作し、<中止>にカーソルを合わせた後、決定キーを押下することによって、実行中のジョブをキャンセルすることができる。また、状況画面401が表示された状態で、ユーザによって、ストップキー304が押下された場合、制御部102は、<中止>にカーソルを合わせた後、決定キーが押下された場合と同様の行う。それによって、ユーザは、カーソルによる項目の選択を行わずとも、ジョブをキャンセルしたいという意思を迅速に制御部102に伝えることができる。
この状況画面401で、<中止>が選択された場合、あるいはストップキー402が押された場合、制御部102は、メモリ部207に保持された、実行対象のジョブを全て一時停止状態にする。そして、制御部102は、メモリ部207に保持されたジョブの数を判定する。ジョブの数が単数であると判定した場合、制御部102は、中止確認画面402をLCD135に表示させ、ジョブの数が複数であると判定した場合、選択画面404をLCD135に表示させる。
中止確認画面402には、選択項目として、<いいえ>、<はい>が表示されている。
ユーザは、実行中のジョブをキャンセルしたい場合に、選択キー301を操作して、<はい>を選択し、決定キーを押下する。一方、ユーザは、実行中のジョブをキャンセルしたくない場合に、<いいえ>を選択し、決定キーを押下する。
ユーザは、実行中のジョブをキャンセルしたい場合に、選択キー301を操作して、<はい>を選択し、決定キーを押下する。一方、ユーザは、実行中のジョブをキャンセルしたくない場合に、<いいえ>を選択し、決定キーを押下する。
<はい>が選択された状態で、決定キーが押された場合、制御部102は、メモリ部207に保持されたジョブをキャンセルする。ジョブのキャンセルを実行している間、制御部102は、中止実行画面403をLCD135に表示させる。一方、<いいえ>が選択された状態で、決定キーが押下された場合、制御部102は、メモリ部207に保持されたジョブをキャンセルせずに、状況画面401をLCD135に表示させる。
また、ユーザは、中止確認画面402が表示された状態で、ストップキーを押すことによって、実行中のジョブをキャンセルさせることもできる。この場合にも、LCD135の表示は、中止確認画面402から中止実行画面403に切り替わる。ユーザは、カーソルによる項目の選択を行わずとも、ジョブをキャンセルしたいという意思を迅速に制御部102に伝えることができる。
ジョブのキャンセルが完了すると、図4に示す初期画面が表示される。
一方、選択画面404が表示された場合、制御部102は、ユーザからキャンセル対象のジョブの選択を受け付ける。
選択画面404には、選択項目として、<再開>が表示されている。また、メモリ部207に保持されているジョブが、制御部102により、ジョブ管理テーブルに基づいて一覧表示される。
ユーザは、一時停止されたジョブの実行を再開させたい場合、選択キー301を操作して、<再開>を選択し、決定キーを押下する。<再開>が選択された状態で、決定キーが押下された場合、制御部202は、一時停止していたジョブの実行を再開させ、状況画面401に表示を戻す。
一方、ユーザは、メモリ部207に保持された複数のジョブのうち、いずれかのジョブをキャンセルしたい場合、選択キー301を操作して、いずれかのジョブを選択し、決定キーを押すことによってジョブのキャンセルを指示する。ジョブのキャンセルが指示されると、制御部102は、中止確認画面405をLCD135に表示させる。なお、選択画面404が表示された状態ストップキー304が押されても、制御部102は、ジョブのキャンセルを実行しないように制御する。なぜならば、メモリ部207に複数のジョブが保持されている場合、ユーザがキャンセルしたいジョブが、複数のジョブのうち、どのジョブであるのかを制御部が特定できないためである。
中止確認画面405は、中止確認画面402と同様に、選択項目として、<いいえ>、<はい>が表示されている。ユーザは、選択画面402で選択されたジョブをキャンセルしたい場合に、選択キー301を操作して、<はい>を選択し、決定キーを押下する。一方、ユーザは、選択画面402で選択されたジョブをキャンセルしたくない場合に、<いいえ>を選択し、決定キーを押下する。
<はい>が選択された状態で、決定キーが押された場合、制御部102は、選択画面402で選択されたジョブをキャンセルし、中止実行画面403をLCD135に表示させる。一方、<いいえ>が選択された状態で、決定キーが押下された場合、制御部102は、状況画面401をLCD135に表示させる。
そして、当該ジョブのキャンセルが完了すると、制御部102は、次のジョブを実行し、実行されたジョブの状況を、状況画面401に表示させる。
このように制御することによって、メモリ部207に保持されたジョブの数に応じた適切なキャンセル処理を実行することができる。
例えば、ユーザは、状況画面401が表示された状態で、ストップキーを2回押すことによって、メモリ部207に保持されたジョブの数が単数であれば、迅速にジョブをキャンセルすることができる。
また、一方で、ユーザによってストップキーが2回押され、メモリ部207に保持されたジョブの数が複数である場合に、メモリ部207に保持された複数のジョブのうち、ユーザの意図しないジョブがキャンセルされることを防ぐことができる。
なお、本実施形態では、状況画面401が表示された状態でストップキーが2回押されたことに応じて、制御部102が、メモリ部207に保持されたジョブをキャンセルする場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限らず、図4に示す画面が表示された状態でストップキーが2回押されたことに応じて、制御部102は、メモリ部207に保持されたジョブをキャンセルするようにしてもよい。
次に、図7のフローチャートを用いて、ストップキー304が押下されたときに制御部102によって実行される処理手順を説明する。なお、図6のフローチャートに示す処理は、制御部102のCPU201が、ROM202に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって行われる。
まず、S501にて、制御部102は、ストップキー304が押下されたことを検知する。S501で、ストップキー304が押されたことを検知した場合、メモリ部207に保持されたジョブを一時停止させ、S502に処理を進める。
S502にて、制御部102は、メモリ部207に保持されたジョブの数が単数であるか、複数であるかを、ジョブ管理テーブルに基づいて判定する。制御部102は、ジョブの数が単数であると判定した場合、S503に処理を進め、複数であると判定した場合、S508に処理を進める。
S503にて、制御部102は、中止確認画面402をLCD135に表示させ、S504に処理を進める。
S504にて、制御部102は、ストップキー304が押下されたか否かを判定する。
ストップキー304が押下されたと判定した場合、制御部102は、S506に処理を進める。また、ストップキー304が押下されていないと判定した場合、制御部102は、S505に処理を進める。
ストップキー304が押下されたと判定した場合、制御部102は、S506に処理を進める。また、ストップキー304が押下されていないと判定した場合、制御部102は、S505に処理を進める。
S506にて、制御部102は、メモリ部207に保持されたジョブをキャンセルし、処理を終了する。このとき、制御部102は、中止実行画面403をLCD135に表示させる。
一方、S505に処理を進めた場合、制御部102は、ジョブを中止するための指示を受け付けたか否かを判定する。具体的に、制御部102は、中止確認画面402の<はい>が選択され、決定キーが押されたか否かを判定する。<はい>が選択され、決定キーが押されたと判定した場合、S506に処理を進め、メモリ部207に保持されたジョブをキャンセルし、処理を終了する。
<いいえ>が選択され、決定キーが押されたと判定した場合、S507に処理を進め、制御部102は、メモリ部207に保持されたジョブの実行を再開し、処理を終了する。
このとき、制御部102は、状況画面401をLCD135に表示させる。
このとき、制御部102は、状況画面401をLCD135に表示させる。
一方、S502からS508に処理を進めた場合、S508で、制御部102は、ストップキー304による中止指示を無効化する。すなわち、S508以降、図7に示すフローチャートの処理が終わるまで、ストップキー304による中止指示を受け付けても、制御部102は、メモリ部102に記憶されたジョブをキャンセルしないよう制御する。
そして、S509で、制御部102は、選択画面404をLCD135に表示させる。
次に、S510にて、制御部102は、<再開>が選択された状態で決定キーが押されたか否かを判定する。<再開>が選択された状態で決定キーが押されたと判定した場合、制御部102は、S507に処理を進め、メモリ部207に保持されたジョブの実行を再開し、処理を終了する。
一方、<再開>が選択された状態で決定キーが押されていない場合には、S511に処理を進め、制御部102は、選択画面404に表示された複数のジョブのうち、いずれかが選択された状態で決定キーが押されるまで待つ。
選択画面404に表示された複数のジョブのうち、いずれかが選択された状態で決定キーが押された場合、制御部102は、S512に処理を進め、中止確認画面405をLCD135に表示させ、S513に処理を進める。
S513にて、制御部102は、ジョブを中止するための指示を受け付けたか否かを判定する。具体的に、制御部102は、中止確認画面405の<はい>が選択され、決定キーが押されたか否かを判定する。<はい>が選択され、決定キーが押されたと判定した場合、S506に処理を進め、メモリ部207に保持されたジョブをキャンセルし、処理を終了する。
一方、<いいえ>が選択され、決定キーが押されたと判定した場合、S507に処理を進め、メモリ部207に保持されたジョブの実行を再開し、処理を終了する。
以上のように、制御部102は、ストップキー402が押された場合に、メモリ部207に保持されたジョブの数が単数であるか、複数であるかを判定する。そして、単数であると判定した場合、制御部102は、選択画面404を表示することなく、中止確認画面を表示させる。そして、中止確認画面402が表示された状態で、ユーザによってジョブを中止するよう指示された場合に、制御部102は、ジョブをキャンセルする。
一方、複数であると判定した場合、制御部102は、選択画面404を表示し、まず、ユーザからキャンセルすべきジョブの選択を受け付ける。そして、キャンセルすべきジョブの選択を受け付けた後に、中止確認画面405を表示させる。そして、中止確認画面405が表示された状態で、ユーザによってジョブを中止するよう指示された場合に、制御部102は、ジョブをキャンセルする。
このように、ジョブが単数である場合に、ジョブが複数である場合よりも、ジョブをキャンセルするために必要な手順を少なくすることによって、メモリ部207に保持されたジョブの数に応じた迅速なキャンセル処理を行うことができる。
また、選択キー301によってジョブのキャンセルを指示する方法に加えて、ストップキー304の押下によってジョブのキャンセルを指示することができる。
特に、メモリ部207に記憶されたジョブの数が単数である場合、ユーザは、初期画面または状況画面401が表示された状態で、ストップキー402を2回押すことによって、迅速なジョブのキャンセルを行うことができる。
また、一方で、メモリ部207に保持されたジョブの数が複数である場合、ユーザによってストップキーが2回押されても、メモリ部207に保持されたジョブをキャンセルすることを制限する。それによって、ユーザが誤ってストップキーを2回押した場合に、ユーザの意図しないジョブがキャンセルされてしまうことを防ぎ、ユーザがキャンセルしたいと望むジョブを確実に選択させることができる。例えば、ユーザがストップキーを2回押した場合に、メモリ部207に保持された複数のジョブのうち、実行中のジョブをキャンセルする方法も考えられるが、ユーザがキャンセルしたいジョブが、必ずしも実行中のジョブとは限らない。そのため、メモリ部207に保持されたジョブが複数ある場合には、キャンセルしたいジョブをユーザに選択させることによって、ユーザがキャンセルしたいと望むジョブを確実にキャンセルすることができる。
なお、本実施形態では、中止確認画面402、405を表示する場合について説明したが、当該中止確認画面402、405をスキップして、中止実行画面403を表示するようにしてもよい。また、中止確認画面402、405を表示するか否かをユーザによって設定可能にしてもよい。
なお、本実施形態では、スタートキー305によってジョブの実行要求を受け付けた場合に自動的に状況画面401を表示する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、状況画面を表示するためのキーを操作部131に設け、当該キーが押下された場合に、状況画面を表示してもよい。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
13 リーダ部
45 プリンタ部
101 画像形成装置
102 制御部
131 操作部
45 プリンタ部
101 画像形成装置
102 制御部
131 操作部
Claims (9)
- ジョブを保持する保持手段と、
前記保持手段に保持されたジョブを中止する中止指示をユーザから受け付けるための中止キーが選択された場合、前記保持手段に保持されたジョブの数が単数であれば、前記中止キーが再び選択されるのに従って、当該ジョブを中止するよう制御する制御手段を有することを特徴とするジョブ処理装置。 - 前記中止キーが選択された場合、前記保持手段に保存されたジョブの数が単数であれば、当該ジョブを中止してよいか否かを選択するための確認画面を表示する表示手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記ジョブを中止してよいことが前記確認画面で選択された場合、前記ジョブを中止するよう制御し、
前記制御手段は、前記確認画面が前記表示手段により表示されている状態で前記中止キーが再び選択された場合、前記ジョブを中止するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のジョブ処理装置。 - 前記確認画面を前記表示手段で表示するか否かを設定する設定手段を更に有し、
前記表示手段は、表示すると前記設定手段で設定された場合に、前記確認画面を表示することを特徴とする請求項2に記載のジョブ処理装置。 - 前記表示手段は、前記中止キーが選択された場合、前記保持手段に保持されたジョブの数が複数であれば、当該複数のジョブのうちのどれを中止するかを選択するための選択するための選択画面を表示し、
前記制御手段は、前記選択画面で選択されたジョブを中止するよう制御することを特徴とする請求項2または3に記載のジョブ処理装置。 - 前記中止キーが選択された場合、前記保持手段に保持されたジョブの数が複数であれば、当該複数のジョブのうちのどれを中止するかを選択するための選択画面を表示する表示手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記選択画面で選択されたジョブを中止するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のジョブ処理装置。 - 前記表示手段は、前記複数のジョブのうちの一つが前記選択画面で選択された場合、当該ジョブを中止してよいか否かを選択するための確認画面を表示し、
前記制御手段は、前記ジョブを中止してよいことが前記確認画面で選択された場合、前記ジョブを中止するよう制御することを特徴とする請求項4または5に記載のジョブ処理装置。 - 前記保持手段に保持されたジョブに基づいて印刷をする印刷手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のジョブ処理装置。
- ジョブを保持部に保持させる保持工程と、
前記保持部に保持されたジョブを中止する中止指示をユーザから受け付けるための中止キーが選択された場合、前記保持部に保持されたジョブの数が単数であれば、前記中止キーが再び選択されるのに従って、当該ジョブを中止するよう制御する制御工程を有することを特徴とするジョブ処理装置の制御方法。 - ジョブを保持部に保持させる保持工程と、
前記保持部に保持されたジョブを中止する中止指示をユーザから受け付けるための中止キーが選択された場合、前記保持部に保持されたジョブの数が単数であれば、前記中止キーが再び選択されるのに従って、当該ジョブを中止するよう制御する制御工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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