JP5591048B2 - X線管の製造方法、及びx線管 - Google Patents
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Description
(1)制限構造体121の加工精度
(2)突起部B129の加工精度
(3)突起部A128と突起部B129の同軸精度
(4)突起部A128の加工精度
(5)制御電極102の開口103の加工精度
(6)位置決め基準部115の加工精度
(7)ターゲットフランジ124の加工精度
これら(1)〜(7)のほとんどが機械加工精度であり、0.015mm以内の寸法精度が期待できるので、加工精度を積み上げた精度も所望の精度を達成可能である。
図1に示した構成のX線管を上述した製造方法で製造した。電子銃ユニット100において、制御電極102の開口径がφ2mm、開口径の加工精度が+0.015mm〜0.0mmであり、電子銃フランジ106がコバール製であった。固定部101として、制御電極102の外周上に嵌合溝が設けられており、嵌合溝の一部が外部に開放された構造を形成した。
比較例として、図1に示した位置決め治具126を用いずに絶縁体113の中心軸を基準としてX線管の組み立てを行った。絶縁体113の中心軸の軸精度は±0.02mmであった。電子銃ユニット100を取り付け後の開口103の絶縁体113の中心軸に対する精度は0.3mm、一方、ターゲットユニット120が真空気密接合された制限構造体121の開口123の絶縁体113の中心軸に対する精度は0.1mmとなった。最終的に開口103と開口123の同軸精度は0.42mmとなり、必要とされている±0.1mmの精度が得られなかった。
第2の実施例として、図2に示すように、電子銃ユニット200が固定される固定部を有していない位置決め治具226と、胴管ユニット110の外部を基準として電子銃ユニット100を位置決めして固定する外部固定治具130とを用いる変形例を説明する。
101 固定部A
102 制御電極
103 開口
110 胴管ユニット
111 胴管フランジA
112 胴管フランジB
113 絶縁体
114 固定部B
115 位置決め基準部
116 固定部A
120 ターゲットユニット
121 制限構造体
122 X線放射ターゲット
123 開口
125 真空気密接合
126 位置決め治具
128 突起部A
129 突起部B
Claims (11)
- 電子を放出する電子放出部と、前記電子放出部から放出された電子が通過する開孔が設けられて前記開孔を通過する電子の運動を制御する制御電極と、を有する電子銃ユニットと、
電子が照射されてX線を発生させるターゲットと、前記ターゲットに接続されて前記ターゲットに照射される電子が通過する開口を有すると共に前記電子銃ユニットに向けて延出され、前記ターゲットに照射される電子の運動を制限する制限構造体と、を有するターゲットユニットと、
前記電子銃ユニットに接続される陰極部材と、前記ターゲットユニットに接続される陽極部材と、管軸方向の両端において前記陰極部材と前記陽極部材のそれぞれに接続される絶縁管と、を有する胴管ユニットと、
を備えるX線管の製造方法であって、
前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか一方を位置決めするための位置決め基準部が設けられた前記胴管ユニットを用意する工程と、
前記電子銃ユニット及び前記ターゲットユニットのそれぞれに対して固定可能に設けられた一対の固定部と、それぞれが前記一対の固定部に対応して設けられて仮想の軸に沿って互いに反対方向に突出する一対の突起部と、を有する位置決め治具を用意する工程と、
前記一対の突起部を前記開孔及び前記開口のそれぞれに挿入することによって、前記開孔の中心軸と前記開口の中心軸とを位置決めする工程と、
前記一対の固定部のそれぞれに前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットとを固定する工程と、
前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか前記一方を前記位置決め基準部に当接させ前記胴管ユニットに対して位置決めする工程と、
前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか他方と前記胴管ユニットとを気密接合する工程と、
前記気密接合をする工程の後、前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットとのそれぞれと前記位置決め治具との固定を解除する工程と、
前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか前記一方と前記胴管ユニットとを気密接合する工程と、
前記ターゲットユニットと前記電子銃ユニットと前記胴管ユニットとにより囲まれた空間を排気する工程と、を備えることを特徴とするX線管の製造方法。 - 電子を放出する電子放出部と、前記電子放出部から放出された電子が通過する開孔が設けられて前記開孔を通過する電子の運動を制御する制御電極と、を有する電子銃ユニットと、
電子が照射されてX線を発生させるターゲットと、前記ターゲットに接続されて前記ターゲットに照射される電子が通過する開口を有すると共に前記電子銃ユニットに向けて延出され、前記ターゲットに照射される電子の運動を制限する制限構造体と、を有するターゲットユニットと、
前記電子銃ユニットに接続される陰極部材と、前記ターゲットユニットに接続される陽極部材と、管軸方向の両端において前記陰極部材と前記陽極部材のそれぞれに接続される絶縁管と、を有する胴管ユニットと、
を備えるX線管の製造方法であって、
前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか一方を位置決めするための位置決め基準部が前記陰極部材と前記陽極部材のいずれか一方に設けられた前記胴管ユニットを用意する工程と、
前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか前記一方に対して固定可能に設けられた固定部と、前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか前記一方が前記固定部に対応して設けられて仮想の軸に沿って互いに反対方向に突出する一対の突起部と、を有する位置決め治具を用意する工程と、
前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか他方を、前記陰極部材と前記陽極部材のいずれか他方に固定する固定治具を用意する工程と、
前記一対の前記突起部のそれぞれを前記開孔及び前記開口にそれぞれ挿入する工程と、
前記固定部と、前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか前記一方とを固定する工程と、
前記固定部に固定された、前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか前記一方を、前記位置決め基準部に当接させて前記胴管ユニットに対して位置決めする工程と、
前記突起部が挿入された、前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか前記他方を、前記固定治具によって前記胴管ユニットに固定する工程と、
前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか前記他方と前記胴管ユニットとを気密接合する工程と、
前記気密接合する工程の後、前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか前記一方と前記位置決め治具との固定を解除する工程と、
前記位置決め基準部によって、前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか前記一方を、前記胴管ユニットに対して位置決めして前記絶縁管と、前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか前記一方とを気密接合する工程と、
前記ターゲットユニットと前記電子銃ユニットと前記胴管ユニットとにより囲まれた空間を排気する工程と、を備えることを特徴とするX線管の製造方法。 - 前記気密接合を溶接によって行うことを特徴とする請求項1または2に記載のX線管の製造方法。
- 前記電子放出部は、含浸型カソードを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のX線管の製造方法。
- 前記制限構造体は、金属を含有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のX線管の製造方法。
- 前記制限構造体は、W、Cu、Taのいずれかを含有していることを特徴とする請求項5に記載のX線管の製造方法。
- 電子を放出する電子放出部と、前記電子放出部から放出された電子の運動を制御する制御電極を有する電子銃ユニットと、X線を発生させるターゲット及び該ターゲットにおける前記電子銃ユニットと対向する側に配置され前記電子の運動を制限する制限構造体を有するターゲットユニットと、前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットとの間に配置され、前記電子銃ユニット及び前記ターゲットユニットと組み合わされて外囲器を構成する絶縁管と、を備えるX線管において、前記絶縁管は、前記電子銃ユニットと前記ターゲットユニットのいずれか一方を所定の位置に所定の精度内で位置決めするための位置決め基準部を有し、
前記電子銃ユニット及び前記ターゲットユニットのうち、少なくとも前記一方のユニットは、前記制御電極の開孔軸と前記制限構造体の開口軸とを位置決めするための位置決め治具に対して着脱可能な固定部を有していることを特徴とするX線管。 - 前記位置決め基準部によって位置決めされない他方のユニットと前記絶縁管とが溶接されている、請求項7に記載のX線管。
- 前記電子放出部は、電子を発生させる含浸型カソードを有することを特徴とする請求項7または8に記載のX線管。
- 前記制限構造体は、金属を含有していることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のX線管。
- 前記制限構造体は、W、Cu、Taのいずれかを含有していることを特徴とする請求項10に記載のX線管。
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