JP5584837B1 - 高圧洗浄による除染システムおよび除染方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】洗浄水をタンク1から高圧洗浄機3で圧送し、給水ホース5を介してノズルから噴出させ、真空タンク7を負圧として前記ノズルから噴出した洗浄水によって洗浄された後の汚染水を吸引ホース9で回収し、回収された汚染水を濁水処理装置11で浄水・整水化して再使用する除染システムである。前記給水ホースのノズル接続端及び吸引ホースの吸引口端が接続された閉空間内で前記ノズルから噴出された洗浄水及び洗浄後の汚染水の外部への飛散を遮蔽し、前記ノズルから噴出される洗浄水の吐出圧力が、前記負圧の吸引力によって所定の洗浄力が減衰されないように、所定の圧力均衡を維持する圧力調整が可能となっている。
【選択図】図1
Description
2 接続ホース
3 高圧洗浄機
4 駆動電源
5 給水ホース
6 吐出アタッチメント
7 真空回収機
8 回収ドラム
9 吸引ホース
10 濁水ホース
11 濁水処理装置
12 浄水ホース
Claims (14)
- 放射性物質によって汚染された工作物及び道路等の洗浄対象物に対する高圧洗浄による除染システムであって、
洗浄水の貯留手段と、前記貯留手段から高圧で洗浄水を圧送する圧送手段と、前記高圧圧送された洗浄水を、給水ホースを介在させてノズルから噴出させる吐出手段と、真空タンクを負圧状態として前記吐出手段から噴出した洗浄水によって洗浄された後の汚染水を、吸引ホースを介して回収する回収手段と、回収された汚染水を浄水化または整水化する濁水処理手段と、前記圧送手段及び回収手段を駆動させる駆動手段と、前記給水ホースのノズル接続端及び吸引ホースの吸引口端が接続され、前記洗浄対象物の洗浄面と前記ノズル接続端及び吸引口端との間で閉空間を形成し、前記閉空間内で前記ノズルから噴出された洗浄水及び洗浄後の汚染水の外部への飛散を阻止する遮蔽手段とを有し、
前記ノズルによる洗浄水の噴出と吸引ホースによる汚染水の回収とを同時進行で行うことにより、前記遮蔽手段内でノズルから噴出される洗浄水の吐出圧力が、前記回収手段による負圧の吸引力によって所定の洗浄力が減衰されないように、所定の圧力均衡を維持する圧力調整手段を備えたことを特徴とする除染システム。
- 前記所定の圧力均衡は、前記洗浄対象物の各種状況に応じた前記吐出圧力と前記吸引力との組み合わせデータから構成され、前記圧力調整手段は、洗浄対象物の状況に応じて、前記組合せデータから構成された圧力均衡データが選択可能な選択手段を有し、前記選択された圧力均衡データによって前記駆動手段を駆動させることを特徴とする請求項1記載の除染システム。
- 前記圧力調整手段は、前記所定の圧力均衡を構成する負圧の吸引力を増大させることが可能な吸引力の切替え手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の除染システム。
- 前記濁水処理手段は、回収された汚染水に凝集沈殿剤を添加し、撹拌手段によって撹拌し、前記凝集沈殿剤によって凝集され、放射性物質によって汚染された固形の物質から水を濾過する第1の濾過材を備えた第1層と、前記第1層で濾過された水に含まれている粒度の細かい物質を濾過する第2の濾過材を備えた第2層と、前記第2層で濾過された水に含まれているさらに細かい物質を不織布フィルタからなる第3の濾過材で濾過する第3層と、前記第3層で濾過された水を吸着材によって濾過させるために通水させる第4層とから構成され、前記第1層から第2層及び第3層を経て第4層に至るまで順次重力落下するように下方に向かって積層されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の除染システム。
- 前記第1層は、円筒形状を成し、前記積層方向の中心軸上に前記撹拌手段を設置し、前記撹拌手段の設置位置の垂下方向が最下端となるテーパー状に形成され、前記最下端部に第1の濾過材を備えた排出口が開口されていることを特徴とする請求項4記載の除染システム。
- 前記第1層は、円筒形状を成し、前記積層方向の中心軸上に前記撹拌手段を設置し、前記撹拌手段の設置位置の垂下方向に第1の濾過材を備えた排出口を開口するとともに、前記排出口から、第1層の底面径方向に複数の排出口を開口し、各排出口に前記第1の濾過材を配設し、前記複数の排出口は、第1層の底面周方向に等間隔であることを特徴とする請求項4または請求項5記載の除染システム。
- 前記複数の排出口に第2層方向に向かって中空の伸縮自在な可撓管を接続し、第2層側の開放端に第1の濾過材を覆設したことを特徴とする請求項6記載の除染システム。
- 前記第1層は、前記周方向に回転可能としたことを特徴とする請求項6または請求項7記載の除染システム。
- 前記第2層並びに第3層の濾過材を収納する筺体及び第4層の吸着材を収納する筺体の少なくともいずれか1つは、前記積層方向に正逆回転可能な回転手段と、前記回転手段による回転運動を前記積層方向に直交する直線運動方向に変換し、前記直線運動によって前記筺体を引き出し及び収納可能とする変換手段とを有していることを特徴とする請求項4から請求項8までのいずれか1項に記載の除染システム。
- 前記第2の濾過材を可撓性を有する矩形状の金属製網目材とし、前記第2層の筺体は、前記積層方向に直交する方向に前記金属製網目材を敷設する1対の載置手段と、前記金属製網目材の対向する各端辺を軸方向に係止する1対の回転ローラと、前記1対の回転ローラのうち、一方の回転ローラを前記金属製網目材の巻き取り方向に回転させる巻き取り駆動手段とを有し、前記1対の回転ローラのうち、他方の回転ローラにあらかじめ前記金属製網目材を巻き付けておき、巻き取り駆動手段を駆動させると、前記一方の回転ローラの回転駆動が前記他方の回転ローラに伝達され、あらかじめ巻き付けられていた金属製網目材が新たに敷設されるようにしたことを特徴とする請求項4から請求項9までのいずれか1項に記載の除染システム。
- 前記凝集沈殿剤の貯留容器の下端に供給孔を設け、前記供給孔から前記第1層に凝集沈殿剤を供給する供給手段であって、前記供給手段は、前記供給孔を閉塞及び開放する開閉弁と、前記貯留されている凝集沈殿剤の液面に浮かべられ、液面の変位に伴って上下動するフロートと、前記フロートの下降に伴って前記貯留容器に凝集沈殿剤を注入し、前記フロートが上昇し、所定の位置で前記注入を停止する注入調整手段と、前記開閉弁を開放する開放レバーとを有し、前記開閉弁を開放レバーによって開放すると、前記供給孔から前記第1層への凝集沈殿剤の供給と前記注入調整手段による前記貯留容器内への新たな凝集沈殿剤の供給が同時に行われるとともに、貯留容器内の液面が前記開放弁まで下降すると、前記開放弁が前記供給孔を閉塞し、前記新たな凝集沈殿剤の供給により液面の上昇に伴って前記フロートが所定の位置に上昇すると、前記注入を停止することを特徴とする請求項4から請求項10までのいずれか1項に記載の除染システム。
- 前記濁水処理手段によって浄水化または整水化された水を前記貯留手段に連接して供給する供給手段を有することを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の除染システム。
- 放射性物質によって汚染された工作物及び道路等の洗浄対象物に対する高圧洗浄による除染方法であって、
前記洗浄対象物上であって高圧洗浄せずに回収可能な汚染物を必要に応じて吸引する高圧洗浄前処理工程と、前記洗浄対象物に対して、駆動源を用いて、高圧で洗浄水を圧送する工程と、前記高圧圧送された洗浄水を、給水ホースを介在させてノズルから外部への飛散を阻止して吐出させるために、前記給水ホースのノズルの接続端と前記洗浄対象物の洗浄面との間を外部から遮蔽して閉空間を形成し、前記閉空間内でノズルから洗浄水を噴出させる工程と、前記閉空間内で前記ノズルから噴出された洗浄水が、前記洗浄対象物を洗浄した後に汚染水となったものを、前記駆動源を用いて真空タンクを負圧状態とし、前記閉空間内で吸引ホースを介して吸引して回収する工程と、前記回収された汚染水を浄水化または整水化する濁水処理工程と、を有し、
前記洗浄水を噴出させると同時に汚染水の吸引を行うときに、前記洗浄水の吐出圧力が、前記負圧の吸引力によって所定の洗浄力が減衰されないように、所定の圧力均衡を維持する圧力調整処理工程を備えていることを特徴とする除染方法。 - 前記圧力処理工程は、前記所定の圧力均衡を維持して洗浄と吸引を行う第1処理工程と、前記第1処理工程によって処理された同一洗浄対象物に対して、前記洗浄水の吐出圧力を維持しつつ、前記負圧の吸引力を第1処理工程よりも増大させる第2処理工程とから構成されていることを特徴とする請求項10記載の除染方法。
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