以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下においては、携帯端末装置として携帯電話機を例として説明するが、本発明の適用対象は携帯電話機に限定されるものではない。例えば、PHS(Personal Handyphone System)、PDA、ポータブルナビゲーション装置、ポータブルゲーム機等に対して本発明は適用できる。
図1は、本発明の携帯端末装置の一例の外観を示す正面図である。携帯端末装置1は、無線通信機能を備えた携帯電話機である。携帯端末装置1は、筐体1Cが第1筐体1CAと第2筐体1CBとで開閉可能に構成された、折り畳み式の携帯電話機である。
また、第1筐体1CAと第2筐体1CBとは、ヒンジ18で連結されている。これによって、第1筐体1CA及び第2筐体1CBは、ヒンジ18を中心としてともに回動して、互いに遠ざかる方向及び互いに接近する方向に回動できるように構成される。第1筐体1CAと第2筐体1CBとが互いに遠ざかる方向に回動すると携帯端末装置1が開き、第1筐体1CAと第2筐体1CBとが互いに接近する方向に回動すると携帯端末装置1が閉じる。なお、図1は、携帯端末装置1を開いた状態である。
第1筐体1CAには、表示部として、図1に示すメインディスプレイ2Mが設けられる。メインディスプレイ2Mは、所定の画像として、携帯端末装置1が受信を待機している状態のときに待受画面を表示したり、携帯端末装置1の操作を補助するために用いられるメニュー画面を表示したりする。また、図1に示すように、第1筐体1CAには、メインディスプレイ2Mのヒンジ18側に、3つの特定キー4が設けられている。この3つの特定キー4には、それぞれ、「1」、「2」、「3」の番号が付されている。また、第1筐体1CAには、携帯端末装置1の通話時に音声を発するレシーバ6が設けられている。
次に、第2筐体1CBには、通話相手の電話番号や、メール作成時等に文字を入力するための数字キー3aが複数設けられ、また、メインディスプレイ2Mに表示されるメニューの選択、カーソルの移動方向を入力するための方向キー3b、決定操作を入力するための決定キー3c、各種アプリケーションの起動操作を入力するための機能キー3dが設けられている。なお、本実施形態では、方向キー3bの一部は、機能キー3dの機能も備えている。数字キー3a、方向キー3b、決定キー3c及び機能キー3dは、携帯端末装置1の操作部28(図2参照)を構成する。また、第2筐体1CBには、携帯端末装置1の通話時に音声を受け取るマイク5が設けられている。
次に、携帯端末装置1の機能と制御部との関係を説明する。図2は、図1に示す携帯端末装置の機能の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように携帯端末装置1は、主制御部22と、記憶部24と、通信部26と、操作部28と、入力データ取得部29と、音声処理部30と、表示部32と、表示制御部33と、ブラウザ36と、発光制御部38と、を有する。
主制御部22は、携帯端末装置1の全体的な動作を統括的に制御する処理部、例えばCPU(Central Processing Unit)である。すなわち、携帯端末装置1の各種の処理が、操作部28の操作や携帯端末装置1の記憶部24に保存されるソフトウェアに応じて適切な手順で実行されるように、通信部26、表示部32、ブラウザ36、発光制御部38等の動作を制御する。主制御部22は、記憶部24に保存されているプログラム(例えば、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。記憶部24には、主制御部22での処理に利用されるソフトウェアやデータが保存されている。具体的には、ソフトウェアとしては、待受画面、及び待受画面に重ねる画像を生成し、表示させるソフトウェアや、特定キー4に対応付ける操作を制御するソフトウェアや、着信履歴、発信履歴、メール受信履歴等を管理するソフトウェアが保存されている。また、データとしては、アドレス帳のデータ、待受画面に表示させる画像のデータ、画像データ、音声データ等が保存されている。
通信部26は、基地局によって割り当てられるチャネルを介し、基地局との間でCDMA方式などによる無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信及び情報通信を行う。
操作部28は、上述したように、数字キー3a、方向キー3b、決定キー3c、及び、機能キー3dと、特定キー4とで構成され、これらのキーがユーザの操作により入力されると、その操作内容に対応する信号を発生させる。なお、機能キー3dは、例えば、メールキー、電話帳キー、カメラキー、Webキー、終話キー(切キー)など、各種アプリケーションの起動操作の入力が割り当てられたキーであり、押下されることで、当該キーに対応付けられた機能を起動させる。また、3つの特定キー4は、いわゆるワンタッチキーであり、それぞれアドレス帳に記憶されている登録者(アドレス)から特定の登録者(特定のアドレス情報)が対応付けられており、押下されることで、対応付けられた登録者に対して電話を掛けたり、メールを作成したりすることができる。なお、特定キー4の数は、特に限定されない。
操作部28で発生した信号は、ユーザの指示として入力データ取得部29へ入力される。入力データ取得部29は、操作部28から発生した信号と、入力の設定に基づいて、制御信号を生成し、生成した制御信号を主制御部22に入力する。なお、本実施形態では、決定キー3cと機能キー3dの一部及び特定キー4に発光機構が配置されている。決定キー3cと機能キー3dと特定キー4とは、表面が半透明、または透明な材で形成され、内部に発光素子(LED等)が配置されている。
音声処理部30は、マイク5に入力される音声信号やレシーバ6から出力される音声信号の処理を実行する。
表示部32は、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)や、有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネルなどで構成された表示パネル(上述したメインディスプレイ2M等)を備え、主制御部22から表示制御部33を介して供給される映像データに応じた映像、画像データに応じた画像を表示パネルに表示させる。
ブラウザ36は、主制御部22による制御に基づいて、通信部26を介してインターネット通信を行うことで、Webページを取得し、表示部32に表示させる。
発光制御部38は、操作部28の一部の発光状態を制御する。具体的には、発光制御部38は、決定キー3c、機能キー3d及び/または特定キー4の一部に対応して配置された発光機構の動作を制御する。これにより、発光制御部38は、決定キー3c、機能キー3d及び/または特定キー4を発光させたり、消灯させたり、点滅させたりすることができる。このように、発光制御部38で、キーの点灯状態を制御することで、次に押下すべきキーのガイドを行うことができる。なお、上記本実施形態では、主制御部22と、発光制御部38とを別々に記載したが、一体としてもよい。また、図示は省略したが、携帯端末装置1は、カメラも備えている。
次に、携帯端末装置1の動作、具体的には、主制御部22、操作部28、表示部32における処理について説明する。ここで、図3は、携帯端末装置の表示部に表示される画面の一例を示す説明図である。
携帯端末装置1は、図3に示すように、表示部32のメインディスプレイ2Mに待受画面50を表示させる場合、待受画面50にアイコン52a、52b、52cを重ねて表示させる。待受画面50は、人物の画像と、時計の画像と、電池残量を示す画像、電波状態を示す画像とで構成される。なお、待受画面50は、日本において壁紙ともいわれる画像である。また、待受画面50は、発着信を待ち受ける状態で表示される画面であるだけでなく、アプリケーションの起動を待ち受ける状態でも表示される画面である。アイコン52a、52b、52cは、特定キー4に対応して登録されている画像である。また、アイコン52a、52b、52cは、それぞれ対応する特定キー4の番号(具体的には「1」「2」「3」)の画像も含まれている。
このように、携帯端末装置1は、待受画面50の表示時に特定キー4に対応して登録した画像(アイコン52a、52b、52c)を表示させることで、特定キー4のそれぞれと、それに対応した登録相手を簡単に認識することができる。例えば、表示部32に表示させることで、各特定キー4に対応した登録相手を頻繁に変更しても、間違えることなく、所望の相手に電話をかけたり、メールを送ったりすることができる。
次に、図4を用いて、特定キー4に登録相手を登録する登録方法の一例について説明する。ここで、図4は、携帯端末装置の動作を説明するための画面遷移図である。なお、図4に示す例は、登録相手(ペア相手)が登録されていない特定キー4に対して、ペア相手として、アドレス帳の中の一件(一件分の登録データ)を対応付ける例である。ペア相手として、アドレス帳に登録されている相手を登録することにより、特定キー4に、相手の電話番号、メールアドレス及び名前等を対応付けることができる。
まず、携帯端末装置1は、ユーザにより特定キー4の1つに登録相手(ペア相手)を登録する処理を起動する操作が入力されたら、表示部32に画面60aを表示させる。ここで、画面60aは、対応する特定キー4にペア相手が登録されていないことを通知する情報と、ペア相手を登録するかを選択させる操作画面とが表示されている。
携帯端末装置1は、登録を実行する操作、つまり画面60aのYesを選択する操作が入力されたら、アドレス帳の画面60bを表示させる。その後、携帯端末装置1は、アドレス帳の中からペア相手が特定されたら、つまり、任意の一件のアドレス情報を決定する操作が入力されたら、ペア相手の画像を表示させるかを選択させる画面60cを表示させる。なお、画面60cは、待受画面に画像を表示させるか、名前(名前の画像)を表示させるか、画像を表示させないかのいずれかを選択させる画面である。
携帯端末装置1は、画面60cを表示させている状態で、待受画面にペア相手の画像を表示させないことが選択されたら、ペア相手に画像を対応付けて記憶させずに、ペア相手の登録を終了し、画面60dを表示させる。
次に、携帯端末装置1は、画面60cを表示させている状態で、待受画面に表示させるペア相手の画像として名前を表示させることが選択されたら、表示させる画像にペア相手に登録された相手のアドレス情報に登録されている名前(登録名)を対応付けて記憶させる。その後、携帯端末装置1は、ペア相手の登録を終了し、画面60dを表示させる。
次に、携帯端末装置1は、画面60cを表示させている状態で、待受け画面にペア相手の画像として画像を表示させることが選択され、かつ、ペア相手に選択されたアドレス帳の一件のデータ(アドレス情報)に画像が含まれている場合は、画面60eを表示させる。ここで、画面60eは、画像としてアドレス情報に対応付けられた画像(アドレス帳画像)を選ぶか、その他の画像(画像を選ぶ)かを選択させる画面である。携帯端末装置1は、画面60eを表示させている状態で、待受画面に表示させるペア相手の画像としてアドレス帳画像を表示させることが選択されたら、表示させる画像にアドレス帳画像を対応付けて記憶させる。その後、携帯端末装置1は、ペア相手の登録を終了し、画面60dを表示させる。
携帯端末装置1は、画面60eを表示させている状態で、待受画面に表示させるペア相手の画像としてその他の画像を表示させること(画像を選ぶ)が選択されたら、画像データをプレビュー表示させつつ、画像データを選択させる。また、携帯端末装置1は、画面60cを表示させている状態で、待受け画面にペア相手の画像として画像を表示させることが選択され、かつ、ペア相手に選択されたアドレス帳の一件のデータに画像が含まれていない場合も、画像データをプレビュー表示させつつ、画像データを選択させる。なお、選択させる対象の画像データとしては、記憶部24に記憶している種々の画像データを対象とすることができる。また、携帯端末装置1は、ペア相手の画像として選択された画像は、アドレス情報に対応つけられた画像として記憶部24に記憶させる。
携帯端末装置1は、画像データをプレビュー表示させつつ、画像データを選択させ、画像データが決定されたら、決定された画像を、表示させる画像に対応付けて記憶させる。なお、この時、携帯端末装置1は、画像をプレビュー表示させている。その後、携帯端末装置1は、ペア相手の登録を終了し、画面60fを表示させる。ここで、画面60fは、対応付けた画像の上に、登録が完了した旨を知らせるメッセージが表示されている。
携帯端末装置1は、以上のようにして、ペア相手を登録し、その際に、画像を表示させることが選択されたら、ペア相手の登録後、待受画面50を表示させる場合、登録が行われた特定キー4に対応するアイコンとして、アイコン52cのように名前を表示させる。また、携帯端末装置1は、名前を表示させることが選択されたら、ペア相手の登録後、待受画面50を表示させる場合、登録が行われた特定キー4に対応するアイコンとして、アイコン52cのように名前を表示させる。さらに、携帯端末装置1は、画像を表示させないことが選択されたら、ペア相手の登録後、待受画面50を表示させる場合、アイコン52a、52b、52cのうち、登録が行われた特定キーに対応するアイコンを表示しない。
なお、上記実施形態では、ペア相手が登録されていない特定キー4に、ペア相手を登録する場合を説明したが、これには限定されない。例えば、ペア相手を登録している状態で、対応付ける画像を変更してもよい。また、登録しているペア相手をアドレス帳に記憶されている別の相手(別の一件のアドレス情報)にすることもできる。いずれの場合も携帯端末装置1は、ペア相手に対応付けて画像を表示されることが決定されると、決定された画像をアイコンとして待受画面に重ねて表示させる。
ここで、上記実施形態では、特定キー4のそれぞれに対応して、画像または名前を表示させたが、これに限定されない。以下、図5−1から図5−3を用いて説明する。ここで、図5−1から図5−3は、それぞれ、携帯端末装置の表示部に表示される画面の一例を示す説明図である。携帯端末装置1は、アドレス帳にロックをかけている場合、また特定キー4に対応する相手にロックをかけている場合、図5−1に示すように、待受画面上に特定キー4に対応するアイコン52dとして、鍵の画像を表示させるようにしてもよい。なお、この場合、携帯端末装置1は、ロックされている特定キー4が選択された後、暗証番号が入力されるとロックを解除してアイコンの表示を行う。また、携帯端末装置1は、アドレス帳の、特定キー4に対応する相手に画像も名前(登録名)も登録されていない場合、図5−2に示すように、アイコン52eとして、「名前なし」の画像を表示させるようにしてもよい。このように、携帯端末装置1は、アドレス帳に登録されている情報や、ユーザによる設定に基づいて、種々の形態でアイコンを表示させることができる。また、アイコンとして画像や名前を表示させないようにすることで、個人情報を漏洩しないようにすることもできる。
また、携帯端末装置1は、特定キー4に対応付けられた画像が削除された場合は、図5−3に示すように、アイコン52fとして、特定キー4に対応する相手の名前(対応付けられたアドレス情報の登録名)の画像を表示させるようにしてもよい。これにより、画像データが削除されたり、移動されたりした場合でも、相手を特定する情報を表示させ続けることができる。これにより、ユーザは、特定キー4とそれに対応付けられた相手との対応関係を間違えることなく、認識することができる。
また、図3では、待受画面50にアイコン52a、52b、52cを重ねて表示させたが、携帯端末装置1はこれに限定されない。携帯端末装置1は、待受画面の上に、種々の画像を重ねることができる。以下、図6から図8を用いて説明する。ここで、図6は、表示部に表示させる画像の構成を示す説明図であり、図7は、携帯端末装置の動作を説明するための画面遷移図であり、図8は、携帯端末装置の表示部に表示される画面の一例を示す説明図である。
ここで、携帯端末装置1は、図6に示すように、待受画面とペア相手の画像(つまり、アイコン52a、52b、52c)に加え、お知らせ表示の画像、メモ画像、時計の画像、カレンダーの画像、ニュースフラッシュの画像等を表示させることができる。また、携帯端末装置1は、待受画面つまり壁紙として、1枚の画像ではなく複数の画像で構成された待受アルバムを表示させてもよい。なお、待受アルバムについては、後ほど説明する。なお、お知らせ表示の画像とは、不在着信や、新着メールを通知する画面である。また、メモ画像とは、ユーザが入力したテキストメモ(いわゆる電子付箋)の画像である。また、ニュースフラッシュとは、通信回線を介して取得したニュース情報をフラッシュアニメーションで表示させる画像(動画)である。
また、携帯端末装置1は、複数の画像を重ねて表示させる場合は、夫々の画像をレイヤー(階層)として作成し、待受画面の上に複数のレイヤーを重ねることで、複数の画像を表示する画面を構成することが好ましい。また、複数のレイヤーを重ねる場合は、図6に示すように、レイヤーの積層関係を規定することが好ましい。具体的には、上位のレイヤーから下位のレイヤーの順で、お知らせ画像を表示させるお知らせ表示レイヤー70、ペア相手の画像を表示させるペア相手表示レイヤー72、メモ画像を表示させるメモレイヤー73、時計、カレンダー、ニュースフラッシュの画像を表示させる。時計/カレンダー/ニュースフラッシュレイヤー74、待受画面、待受アルバムを表示させる待受画面(壁紙表示)/待受アルバムレイヤー75とする。
このように、複数のレイヤー(階層)の積層関係を規定することで、画像が重なった場合に優先する画像を規定することができる。また、より重要な画像を有するレイヤーを上位のレイヤーとすることで、必要な情報を適切に表示させることができる。なお、レイヤーの上位下位の規定は、図6に限定されないが、お知らせ表示レイヤー70は、最上位のレイヤーとすることが好ましい。これにより、不在着信や、新着メールの情報をより確実に確認することができる。また、待受画面(壁紙表示)/待受アルバムレイヤー75は、最下位のレイヤーとすることが好ましい。これにより、他のレイヤーの画像が壁紙によって隠れることを抑制できる。
また、携帯端末装置1は、各機能の画像をレイヤーに分けて作成することで、一部の画像が更新された場合でも、その画像を含むレイヤーのみを更新することで、待受画面を表示させることができる。これにより、待受画面の表示時の主制御部22の負荷を少なくすることができる。
また、携帯端末装置1は、各機能の画像をレイヤーに分けて作成することで、各レイヤー毎に表示、非表示を切り替えることができる。例えば、携帯端末装置1は、図7の画面62aに示すように、待受画面50に、アイコン52a、52b、52cと、お知らせ表示画像54と、ニュースフラッシュ画像56とを表示させている。携帯端末装置1は、画面62aを表示させている状態で、操作部28の機能キー3dの終話キーが押下されたら、画面62bに示すように、お知らせ表示画像54を非表示にする。つまり、携帯端末装置1は、画面62bとして、待受画面50に、アイコン52a、52b、52cと、ニュースフラッシュ画像56とを表示させる。携帯端末装置1は、画面62bを表示させている状態で、操作部28の機能キー3dの終話キーが押下されたら、画面62cに示すように、アイコン52a、52b、52cを非表示にする。つまり、携帯端末装置1は、画面62cとして、待受画面50に、ニュースフラッシュ画像56とを表示させる。さらに、携帯端末装置1は、画面62cを表示させている状態で、操作部28の機能キー3dの終話キーが押下されたら、画面62aを表示させる。
携帯端末装置1は、操作部28の操作に基づいて、待受画面50に重ねて表示させるレイヤーの表示/非表示を切り替えることで、ユーザが所望するレイヤーを表示させることができる。
また、レイヤーの画像の表示位置は、上記実施形態に限定されない。携帯端末装置1は、図8に示すように、画面62dとして、待受画面50上に、アイコン52a、52b、52cと、お知らせ表示画像54と、ニュースフラッシュ画像56と、を表示させる。ここで、画面62dでは、アイコン52a、52b、52cを、待受画面50の上側に重ねて表示させ、ニュースフラッシュ画像56を、待受画面50の下側に重ねて表示させている。このように、各レイヤーを構成する画像の待受画面50上における位置は、種々の位置とすることができる。
また、各画像は、互いに重ならないように表示位置をずらすようにすることもできる。なお、表示位置は、ユーザが設定しても、主制御部22が設定してもよい。例えば、時計の画像にアイコンが重ならないように、アイコンの表示位置を設定することもできる。また、待受画面の主要部に他のレイヤーの画像が重ならないように、表示位置を設定することもできる。また、メモ画像がアイコンに重ならないようにメモ画像の表示位置を設定することもできる。なお、表示位置を調整する場合は、下位のレイヤーの画像に重ならないように、上位のレイヤーの位置を設定すればよい。また、一部の画像は、重なることを許容する設定とすることもできる。
また、携帯端末装置1は、表示させるレイヤーの切り替え操作が入力されたら、1つのレイヤーを非表示にしつつ、1つのレイヤーを表示させるようにしてもよい。つまり表示させるレイヤーを切り替えるようにしても良い。例えば、アイコンを非表示にしつつ、メモ画像を表示させるようにしてもよい。
次に、図9を用いて、待受アルバムを表示させる場合について説明する。ここで、図9は、携帯端末装置の表示部に表示される画面の一例を示す説明図である。携帯端末装置1は、待受アルバムを表示させる場合、図9に示すように待受画面50に、画像表示領域51a、51b、51cを設け、それぞれの画像表示領域51a、51b、51cに画像を表示させる。また、携帯端末装置1は、待受アルバムとして表示させる画像が複数設定されている場合は、待受画面の表示毎に、画像表示領域51a、51b、51cに表示させる画像を異なる画像とする。ここで、携帯端末装置1は、画像表示領域51a、51b、51cの表示切替時に、画像表示領域51cに前回表示させていなかった画像を表示させ、画像表示領域51bに画像表示領域51cに表示させていた画像を表示させ、画像表示領域51aに、画像表示領域51bに表示させていた画像を表示させるようにしてもよい。つまり、表示切替時に表示させる画像を1つずつ切り替えるようにしてもよい。これにより、アイコン52a、52b、52cと表示領域が重なる画像表示領域51cの画像も次の待受画面の表示時に見やすい位置に表示させることができる。これにより、ペア相手の画像を表示させる場合も、待受アルバムの画像を好適に表示させることができる。なお、上記実施形態では、画像を1つずつずらしたが、ペア相手の画像に重なる表示領域に表示される画像を複数回表示させればよい。例えば、表示画像を2つずつずらすようにしてもよい。また、上記実施形態では、3つの画像を同時に表示させるようにしたが、待受アルバムとして表示させる画像の数は、特に限定されない。
次に、携帯端末装置1は、ペア相手として登録されている相手から、不在着信、未確認着信、新着メール、未確認メールがある場合は、アイコン上に表示させることが好ましい。以下、図10から図12を用いて説明する。ここで、図10及び図11は、それぞれ、携帯端末装置の動作を説明するための画面遷移図であり、図12は、携帯端末装置の表示部に表示される画面の一例を示す説明図である。
携帯端末装置1は、ペア相手として登録されている相手、本実施形態では、「2」の特定キー4に対応付けて、登録されている相手からEメールが送られてきたら、図10の画面80aに示すように、新着Eメールが1件あることを示すお知らせ表示画像54aを表示させると共に、ペア相手の画像、ペア相手の周囲の枠53aと、ペア相手の画像に重なったメール画像53bとで構成されるアイコン52dを表示させる。なお、新着メール等が来ていないペア相手のアイコン52a、52cは、ペア相手の画像のみで構成されている。このように、アイコン52dとして、ペア相手の画像にメールを受信したことを通知する画像を表示することで、、つまり、画像の表示形態を異なる表示形態(通知があったことを示す表示形態)とすることで、ユーザは、ペア相手から何らかの通知があったことを迅速に知ることができる。
また、携帯端末装置1は、画面80aを表示させている状態で、「2」の特定キー4が押下されたら、ペア相手から送られてきた新着メールの内容の画面80bを表示させる。このように、ペア相手からメール、着信等があった場合は、特定キー4を押下するのみで、ペア相手からの連絡が確認できるようにすることで、ユーザは、受信履歴や、着信履歴を確認しなくともペア相手からの情報を確認することができる。これにより、ユーザは、自身で設定した特定の相手から連絡が来たことを迅速に確認することができ、かつ、特定キーを押下するのみで、その内容も確認することができる。
ここで、携帯端末装置1は、一人のペア相手から複数の連絡があった場合に特定キーが押下されたら、選択画面を表示させてもよい。例えば、携帯端末装置1は、ペア相手として登録されている相手に対応付けて、登録されている相手からのEメール受信と不在着信があった場合、図11の画面82aに示すように、新着Eメールが1件、不在着信が1件あることを示すお知らせ表示画像54bを表示させると共に、ペア相手の画像、ペア相手の周囲の枠53aと、ペア相手の画像に重なったメール画像53b及びペア相手の画像に重なった電話の画像53cで構成されるアイコン52dを表示させる。
また、携帯端末装置1は、画面82aを表示させている状態で、「2」の特定キー4が押下されたら、どちらの連絡を確認するかを選択させる画面82bを表示させる。ここで、画面82bは、不在着信を確認するか、受信メールを確認するかを選択する画面である。また、携帯端末装置1は、画面82bを表示させている状態で、受信メールを確認する選択操作が入力されたら、ペア相手から送られてきた新着Eメールの内容の画面82cを表示させる。なお、画面82cは、上述した画面80bと同様の画像である。
このように、連絡が複数あった場合は、確認する連絡を選択できるようにすることで、ユーザは、所望の連絡の内容を確認することができる。なお、不在着信の場合は、連絡があった時間を確認することでき、また、伝言の有無も確認することができる。なお、携帯端末装置1は、不在着信の内容や、メールの内容が確認されたら、上記アイコンの表示を元の表示に戻す。
なお、図10及び図11では、特定キー4が押下された、ペア相手からあった連絡を表示させるようにしたが、携帯端末装置1は、図12の画面84に示すように、ペア相手の情報の表示も選択できるようにしてもよい。また、携帯端末装置1は、ペア相手の情報が表示されている状態で、操作が入力されたら、そのペア相手に電話を掛けたり、そのペア相手を送信先としたメールの作成画面に移行したりすることができる。このように、携帯端末装置1は、ペア相手から連絡があった場合もペア相手の情報の表示を選択できるようにすることで、特定キー4の押下で、ペア相手に連絡を取ることが可能となる。
また、携帯端末装置1は、特定キー4が一定時間以上押下されたら、特定キー4に対応付けられた電話番号に発信するようにしてもよい。このように、長押下と発信動作を対応付けておくことで、ペア相手から連絡があった場合でも、その連絡内容を確認することなく、すぐに、かつ、簡単な動作で電話をかけることができる。