JP5570374B2 - 積層体製造方法及び積層体製造装置 - Google Patents
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Description
まず、ステータコア製造ライン30について説明する。
また、下型110bは回転中心Cを中心軸とした略円筒形状のアウターガイド122と、アウターガイド122の内側に配置された回転中心Cを中心軸とした円筒形状のインナーガイド121とを備える。アウターガイド122とインナーガイド121との間に、略リング状の空間123が形成されている。
先ず、上型110aの構成につき説明する。
図4に示すように、上型110aは、図示しないプレス機構によって待機位置(上死点位置)から下死点位置に往復移動できるように構成されている。このプレス機構は、例えば、クランク機構を有する変位機構であってもよく、あるいは、プレス機構全体がステータコア製造ライン30のフレームMに固定されていてもよい。
待機位置は、クランク機構のカムが上死点位置に配置されているときの上型110aの位置であり、上型110aが最も上に移動した位置である(図4参照)。下死点位置は、クランク機構のカムが下死点位置に配置されているときの上型110aの位置であり、上型110aが最も下に移動した位置である(図8参照)。
「圧縮コイル113」によって下型110bの方向に付勢された「第1パンチ112」及び「第2パンチ114」は、プレス機構によって上下動するフレームMaに取り付けられている。
また、「上押さえ部材115」及び「上パイロットピン111」は、フレームMaの矢印Xの反対方向(板部材32の搬送方向上流側)に、弾性部材(図示しない)を介してフレームMaに対して相対的に上下動可能に配置されたフレームMbに取り付けられている。
2個の上パイロットピン111は、それぞれ、上押さえ部材115の中央を貫通するように形成され、パイロット孔47に挿通可能な外径を有する。上パイロットピン111は、板部材32から切り出される切断部材32a(図7参照)に対して、残りの板部材32の側から位置決めを行うものである。
下型110bは、前述のとおり、略円筒形状のアウターガイド122とアウターガイド122の内側に配置された円筒形状のインナーガイド121とを備える。下型110におけるアウターガイド122とインナーガイド121との間には、略リング状の空間123が形成されている。下型110bは、回転装置200によって回転される回転テーブル204に載置されている。
第1コアプレート14を構成する3つの分割コアプレート12は、それぞれ、下型110bに形成された空間123を3等分した範囲α1、範囲α2及び範囲α3に収容される。また、第2コアプレート18を構成する3つの分割コアプレート12は、それぞれ、空間123を3等分した範囲β1、範囲β2及び範囲β3に収容される。
また、下治具125の挿通孔125aの中央には、下方からプッシャー126の貫通孔126cを貫通して上に伸びる下パイロットピン130が配置されている。下パイロットピン130の先端は、プッシャー126の円筒部126aの先端から上方に突出しており、第1パンチ112の挿通孔112cに挿通可能である。
圧縮コイル128の付勢力は、第1パンチ112の圧縮コイル113の付勢力よりも小さくなるように設定されている。
まず、成形装置31によるステータコア10の製造方法を説明する。この製造方法において、各工程は板部材32を1ピッチ搬送する毎に実施される。
第1コアプレート14と第2コアプレート18との間の位相角度は、60度であるので、回転装置200は、3枚の分割コアプレート12が空間123に収容されて第1コアプレート14が形成された後、その第1コアプレート14の上に第2コアプレート18を形成するとき、下型110bを180度回転させる。第2コアプレート18が形成された後、その第2コアプレート18の上に第1コアプレート14を形成するときも同様に、下型110bを180度回転させる。
切断部材32aを切り出すタイミングでは、ピン141に連結されている摺動部材144は、小径の摺動面Msaと摺動するように構成されている。そのため、ピン141は、弾性体143の膨張力によって(弾性体143は、寸法R1(図6参照)から寸法R2(図7参照)に膨張)、プッシャー126に近づく方向に移動する。従って、ピン141の先端が鍔部126bの上側に配置され、プッシャー126は、上方向(上型110a方向)への移動が規制され、プッシャー126の円筒部126aの先端が下治具125の上面の段差部125bまで後退している状態に保持される。
切断された分割コアプレート12は、第2パンチ114によって、インナーガイド121と、アウターガイド122との間の空間123に押し込まれ、第1コアプレート14と第2コアプレート18を形成する。この際、分割コアプレート12(板部材32)に設けられたカシメ用の凸部48を、分割コアプレート12を重ね合わせたときに積層方向で一致させ、凸部48を嵌合させることで、分割コアプレート12を結合させることができる。
更に、上型110aが上方向に移動すると、上押さえ部材115は、板部材32の把持を解除し、上パイロットピン111は、切断部材32aのパイロット孔47、47から抜かれる。尚、この切断部材32aのパイロット孔47、47は、次のサイクルにおける「搬送方向で最も下流のパイロット孔47、47」になる。
このとき、スクラップ部材S1には、下型110bの回転により、外向きの力としての遠心力が作用する。しかし、スクラップ部材S1においてはパイロット孔47に下パイロットピン130が挿通されているので、スクラップ部材S1は、依然として下パイロットピン130から外れない。
従って、図12に示すように、スクラップ部材S1は、外向きの力としての遠心力により、プレス装置110(下型110b)の外部に排出される。スクラップ部材S2も、所定のタイミングで同様に外部に排出される。
例えば、上記実施形態においては、外向きの力として遠心力を利用しているが、これに制限されない。外向きの力は、例えば、エアーによる吸引力、磁石による磁力でもよい。
また、上記実施形態においては、積層体における各層間の結合は、接着剤による結合であるが、これに制限されない。例えば、各層間の結合は、カシメによる結合でもよい。この場合、プレス装置によって薄板から薄板部材セグメントを成形する際に、薄板部材セグメントにカシメダボを形成しておき、第2パンチによって薄板部材セグメントを押し込む際にカシメダボ同士を結合させればよい。
上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
Msa 摺動面
Msb 摺動面
S1 スクラップ部材
S2 スクラップ部材
10 ステータコア
12 分割コアプレート
30 ステータコア製造ライン
31 成形装置
32 板部材(薄板)
100 積層体製造装置
110 プレス装置
110a 上型
110b 下型
111 上パイロットピン
112 第1パンチ
113 圧縮コイル
114 第2パンチ
115 上押さえ部材
124 下押さえ部材
125 下治具
126 プッシャー
128 圧縮コイル
130 下パイロットピン
143 弾性体
144 摺動部材
144a 摺動面
200 回転装置
Claims (4)
- 上型及び下型を備えたプレス装置によって薄板から切断された薄板部材セグメントを積層することにより積層体を製造するための積層体製造方法であって、
前記薄板が前記下型に載置された状態で前記下型によって前記薄板から前記薄板部材セグメント及びチップ状のスクラップ部材を切り出す切断工程と、
前記スクラップ部材が前記下型に載置された状態で、前記下型を回転させて、前記スクラップ部材に作用する遠心力により、前記スクラップ部材を前記下型の外部に排出する排出工程と、を含む積層体製造方法。 - 前記排出工程は、前記下型に設けられたスクラップ部材保持装置が前記スクラップ部材を保持した状態で前記下型を回転させる工程と、前記スクラップ部材を保持した状態で前記下型が回転しているときに、排出しようとするタイミングで、前記スクラップ部材保持装置が前記スクラップ部材の保持を解除する工程と、を含む請求項1に記載の積層体製造方法。
- 薄板から切断された薄板部材セグメントを積層することにより積層体を製造する積層体製造装置であって、
前記薄板が載置された状態で前記薄板から前記薄板部材セグメント及びチップ状のスクラップ部材をプレスによって切断する上型及び下型を備えるプレス装置と、
前記スクラップ部材が前記下型に載置された状態で、前記下型を回転させて、前記スクラップ部材に作用する遠心力により、前記スクラップ部材を前記下型の外部に排出する回転装置と、を含む積層体製造装置。 - 前記下型は、同期装置によって駆動されるスクラップ部材保持装置を備え、
前記スクラップ部材保持装置は、前記下型を回転させているとき前記スクラップ部材を保持し、前記スクラップ部材を保持している状態で前記下型が回転しているとき、排出しようとするタイミングで、前記スクラップ部材の保持を解除する、請求項3に記載の積層体製造装置。
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