JP5562115B2 - 基板処理装置および貼り合わせ基板の製造方法 - Google Patents
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Description
この様な技術によれば、基板間に接着剤などを介在させることなく基板同士を貼り合わせることができる。そのため、貼り合わせ後の処理(例えば、プラズマ処理、熱処理、化学処理など)におけるプロセス条件の多様化を図ることができる。また、pn接合や絶縁膜の埋め込みなども容易とすることができる。
ところが、この様な洗浄処理を行うようにしても貼り合わせ面の表面状態によっては貼り合わせ強度が低下してしまうおそれがある。そして、貼り合わせ強度が低い基板を用いて貼り合わせ後の各種処理を行うようにすれば歩留まりの低下、ひいては生産性の低下を招くことになる。
基板貼り合わせ部において、2枚の基板の貼り合わせ面同士を貼り合わせて1枚の基板を形成する基板処理装置であって、
貼り合わせる前の基板を格納する格納部と、
貼り合わせを行う前に、前記2枚の基板のうちの少なくとも一方の基板の貼り合わせ面の表面状態を検出する表面状態検出部と、
前記検出された表面状態に基づいて貼り合わせ強度を判定する貼り合わせ強度判定部と、
前記基板貼り合わせ部、前記格納部、前記表面状態検出部の間において、前記基板を搬送する搬送部と、
前記貼り合わせ強度判定部の判定に基づいて、前記搬送部を制御する制御部と、
を備え、
前記表面状態検出部は、前記表面状態として、前記貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率からなる群より選ばれた少なくとも1つを検出し、
前記制御部は、前記貼り合わせ強度判定部において前記貼り合わせ強度が不適切と判定された基板を、前記格納部に搬送するように、前記搬送部を制御し、
前記基板貼り合わせ部は、前記貼り合わせ強度判定部において、前記貼り合わせ強度が適切と判定された基板の貼り合わせを行うことを特徴とする基板処理装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、
2枚の基板の貼り合わせ面同士を貼り合わせて1枚の基板を形成する基板処理装置であって、
貼り合わせを行う前に、基板の貼り合わせ面の表面状態を検出する表面状態検出部と、
前記検出された表面状態に基づいて貼り合わせ強度を判定する貼り合わせ強度判定部と、
を備え、
前記2枚の基板のうちの少なくとも一方はボロンがドープされたシリコン基板であり、
前記表面状態検出部は、前記表面状態として、前記ボロンがドープされたシリコン基板の貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率からなる群より選ばれた少なくとも1つを検出することを特徴とする基板処理装置が提供される。
2枚の基板の貼り合わせ面同士を貼り合わせて1枚の基板を形成する貼り合わせ基板の製造方法であって、
前記基板を格納部に格納する工程と、
貼り合わせを行う前に、前記2枚の基板のうちの少なくとも一方の基板の貼り合わせ面の表面状態を検出する工程と、
前記検出された表面状態に基づいて貼り合わせ強度を判定する工程と、
前記貼り合わせ強度の判定に基づいて、前記基板を貼り合わせる工程、または、前記基板を前記格納部に搬送する工程と、
を備え、
前記表面状態を検出する工程において、前記表面状態として、前記貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率からなる群より選ばれた少なくとも1つを検出し、
前記貼り合わせ強度を判定する工程において前記貼り合わせ強度が適切と判定された基板を、前記基板の貼り合わせ工程における前記基板の貼り合わせに用い、前記貼り合わせ強度が不適切と判定された基板を前記基板の貼り合わせに用いないように搬送することを特徴とする貼り合わせ基板の製造方法が提供される。
図1は、本実施の形態に係る基板処理装置を例示するための模式レイアウト図である。 図2は、基板貼り合わせ部を例示するための模式図である。なお、図2は、図1におけるA−A矢視断面図である。
図3は、表面状態検出部を例示するための模式図である。なお、図3は、図1におけるC−C矢視断面図である。
図1に示すように、基板処理装置1には、基板貼り合わせ部10、搬送部20、格納部30、表面状態検出部40、貼り合わせ強度判定部50が設けられている。
処理容器11は、気密構造となっており大気圧よりも減圧された雰囲気を維持可能となっている。処理容器11の側壁には、基板W1、基板W2の搬入搬出を行うための開口部11aが設けられ、開口部11aを気密に開閉可能な開閉扉11bが設けられている。また、処理容器11の底部には、処理容器11内の排気をするための開口部11cが設けられている。
支持部13には、支持爪13a、移動部13b、基部13cが設けられている。
支持爪13aは、基板W2の周縁部を支持する。そして、支持爪13aに基板W2を支持させることで、載置部12に載置された基板W1と対向する所定の位置に基板W2が支持されるようになっている。
基部13cは、処理容器11の底部から立設され、その端部近傍に支持爪13a、移動部13bが設けられるようになっている。なお、支持爪13a、移動部13b毎に基部13cが設けられる場合を例示したがこれに限定されるわけではない。例えば、1つの基部13cに複数の支持爪13a、移動部13bが設けられるようにすることもできる。
また、図示しない画像処理部からの画像情報に基づいて、載置部12に載置された基板W1に対する基板W2の位置を調整する調整部を設けるようにすることができる。
押圧部14は、支持爪13aに支持された基板W2の略中央部分をパッド14cで押圧することにより基板W2を撓ませて、基板W1の貼り合わせ面と基板W2の貼り合わせ面とを接触させる。
移動部14aは、処理容器11の外部であって載置部12の載置面と対向する位置に設けられている。
移動軸14bは、処理容器11の壁面を貫通するようにして設けられ、一方の端部側が移動部14aと接続されている。また、他方の端部側にはパッド14cが取り付けられている。
移載部21は、基板貼り合わせ部10、格納部30、表面状態検出部40の間における基板W1、基板W2、基板Wの搬送、受け渡しを行う。
移載部21には、関節を有するアーム21aが設けられ、アーム21aの先端には、基板W1、基板W2、基板Wを載置、保持可能な図示しない保持部が設けられている。また、アーム21aが備えられるアーム基台21cは移動部21bと接続されており、アーム基台21cは図1における矢印Bの方向に移動可能となっている。そのため、アーム21aを屈曲させるようにして伸縮させ、基板W1、基板W2、基板Wをアーム21aの先端に載置、保持し、基板W1、基板W2、基板Wを保持したまま図1における矢印Bの方向に移動可能となっている。また、基板W1、基板W2、基板Wの回転方向や上下方向の位置を調整する図示しない位置調整部や、アーム21aの基部を回転させてアーム21aの方向を変換させる図示しない方向変換部が設けられている。
基板格納部31は、基板W1を格納する。基板格納部32は基板W2を格納する。基板格納部33は、貼り合わされた基板Wを格納する。
基板格納部31〜33は、同様の構成を有するものとすることができる。基板格納部31〜33は、基板W1、基板W2、基板Wをそれぞれ積層状(多段状)に収納可能なウェーハキャリアなどとすることができる。例えば、ミニエンバイロメント方式の半導体工場で使われている基板の搬送、保管を目的とした正面開口式キャリアであるFOUP(Front-Opening Unified Pod)などとすることができる。
キャリアスタンド35は、基板格納部31〜33の下方にそれぞれ設けられ、基板格納部31〜33を支持するようになっている。
駆動部39は、フレーム22の内部であってキャリアスタンド35の正面にそれぞれ設けられている。駆動部39は、開閉扉36〜38を昇降駆動することで、開口部22aの開閉を行う。すなわち、駆動部39は、開閉扉36〜38を昇降駆動することで、基板格納部31〜33の正面とフレーム22の内部との連通を制御する。
例えば、基板W1、基板W2の少なくとも一方の表面にボロンなどの不純物がドープされている場合がある。この場合、ボロンなどの不純物のドープ量が余り多くなると貼り合わせ面の表面状態が変化して貼り合わせ強度が低下してしまう場合がある。
そのため、本実施の形態においては、貼り合わせ面の表面状態を検出する表面状態検出部40と、検出された表面状態に基づいて貼り合わせ強度を判定する貼り合わせ強度判定部50と、を設けることで貼り合わせ強度が低下するのを抑制するようにしている。
処理容器41は、パーティクルなどの侵入が抑制される程度の気密構造となっている。処理容器41の側壁には、基板W1、基板W2の搬入搬出を行うための開口部41aが設けられ、開口部41aを開閉可能な開閉扉41bが設けられている。
貼り合わせ強度と電気抵抗、抵抗率、導電率などとの関係の一例を挙げると、例えば、ボロンがドープされたシリコン基板の場合には、抵抗率が0.1Ωcm以下の場合には貼り合わせ強度が不足するおそれがある。一方、抵抗率が0.1Ωcmを超える(例えば、100Ωcm)場合には充分な貼り合わせ強度が得られる。
この場合、一方の基板がいわゆる半導体デバイス基板、他方の基板が支持基板などの場合には、支持基板の貼り合わせ面における表面状態のみを検出するようにすることができる。すなわち、2枚の基板のうちの少なくとも一方が支持基板である場合には、表面状態検出部40は、支持基板の表面状態を検出するようにすることができる。
すなわち、検出部43による検出の前に、基板W1、基板W2の貼り合わせ面が検出に適した方向に向けられる。また、検出部43による検出が終了した後には、基板貼り合わせ部10における貼り合わせに適した方向に基板W1、基板W2の貼り合わせ面が向けられる。
この場合、貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率などと、貼り合わせ強度との相関関係を予め実験などにより求め、これを判定基準として貼り合わせ強度の適否を判定するようにすることができる。
例えば、2枚の基板のうちの少なくとも一方がボロンがドープされたシリコン基板の場合には、貼り合わせ強度判定部50は、ボロンがドープされたシリコン基板の貼り合わせ面における抵抗率が0.1Ωcmを超える場合には、貼り合わせ強度に関して適正との判定を行うようにすることができる。
この場合、貼り合わせ強度判定部50において、貼り合わせ強度が適切と判定された基板は基板の貼り合わせに用いられ、貼り合わせ強度が不適切と判定された基板は基板の貼り合わせに用いられないようにすることができる。
また、基板W1、基板W2に対して上方から表面状態を検出する場合を例示したが検出方向はこれに限定されるわけではない。例えば、基板W1、基板W2に対して下方から表面状態を検出するようにすることもできる。
なお、搬送部20、格納部30は必ずしも必要ではなく、適宜設けられるようにすることができる。
また、基板処理装置1に設けられた各要素の動作を制御する図示しない制御部が設けられている。
例えば、後述するように、図示しない制御部は、貼り合わせ強度判定部50において貼り合わせ強度が適切と判定された場合には貼り合わせのプロセスの手順を続行させ、貼り合わせ強度が不適切と判定された場合には不適切と判定された基板を基板格納部の元の場所に格納し、別の基板の取り出し動作などを実行させるように移載部21を制御するようにすることができる。
まず、移載部21のアーム基台21cを基板格納部31の正面まで移動させる。なお、開閉扉36は駆動部39により開かれている。次に、アーム21aを屈曲させるようにして基板格納部31の方向に伸ばし、基板W1を受け取る。そして、アーム21aを屈曲させるようにして縮め基板格納部31から基板W1を取り出す。この際、貼り合わせ面を上方に向けて取り出される。
次に、アーム21aを180°回転させ、その向きを表面状態検出部40の方向に向ける。そして、移載部21のアーム基台21cを表面状態検出部40の正面まで移動させる。次に、アーム21aを屈曲させるようにして表面状態検出部40の方向に伸ばし、基板W1を開口部41aから処理容器41の内部に搬入し、載置部42に載置する。なお、開閉扉41bは図示しない駆動部により開かれている。
貼り合わせ強度判定部50においては、検出部43により検出された表面状態に基づいて貼り合わせ強度の判定が行われる。この際、予め実験などにより求められた閾値などに基づいて貼り合わせ強度の適否が判定される。
一方、貼り合わせ強度が適切(貼り合わせ強度が強い)と判定された場合には、基板W1を基板貼り合わせ部10に向けて搬出する。すなわち、アーム21aを屈曲させるようにして表面状態検出部40の方向に伸ばし、基板W1を受け取る。そして、アーム21aを屈曲させるようにして縮め表面状態検出部40から基板W1を搬出する。
一方、貼り合わせ強度が適切(貼り合わせ強度が強い)と判定された場合には、基板W2を基板貼り合わせ部10に向けて搬出する。すなわち、アーム21aを屈曲させるようにして表面状態検出部40の方向に伸ばし、基板W2を受け取る。そして、アーム21aを屈曲させるようにして縮め表面状態検出部40から基板W2を搬出する。なお、貼り合わせ面を下方に向けて搬出されるように図示しない反転部により基板W2の表裏を反転させる。
アーム21aが処理容器11の外に退避した後、開閉扉11bが閉じられ処理容器11が密閉される。そして、処理容器11内が排気される。
次に、押圧部14により、支持爪13aに支持された基板W2の略中央部分がパッド14cで押圧される。パッド14cで押圧された基板W2は撓むので基板W1の貼り合わせ面と基板W2の貼り合わせ面とが接触する。
なお、支持部13に基板W1に対する基板W2の位置を調整する図示しない調整部が設けられている場合には、図示しない調整部により基板W1に対する基板W2の位置が調整され、位置が調整された基板W2の略中央部分がパッド14cで押圧されることになる。
開閉扉11bを開け、アーム21aを屈曲させるようにして基板貼り合わせ部10の方向に伸ばし、載置部12から基板Wを受け取る。そして、アーム21aを屈曲させるようにして縮め基板貼り合わせ部10から基板Wを取り出す。
以後、必要に応じて前述の手順を繰り返すことで基板W1、基板W2の貼り合わせを連続的に行うことができる。
半導体装置などの電子デバイスの製造においては、鏡面研磨された2枚の基板の研磨面同士(貼り合わせ面同士)を接触させて2枚の基板を貼り合わせることがある。この様にすれば、基板間に接着剤などを介在させることなく基板同士を貼り合わせることができる。そのため、貼り合わせ後の処理(例えば、プラズマ処理、熱処理、化学処理など)におけるプロセス条件の多様化を図ることができる。また、pn接合や絶縁膜の埋め込みなども容易とすることができる。
例えば、2枚の基板のうちの少なくとも一方の表面にボロンなどの不純物がドープされている場合がある。この場合、ボロンなどの不純物のドープ量が余り多くなると貼り合わせ面の表面状態が変化して貼り合わせ強度が低下してしまう場合がある。
図4は、本実施の形態に係る貼り合わせ基板の製造方法を例示するためのフローチャートである。
ここで、表面状態として、貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率からなる群より選ばれた少なくとも1つを検出するようにすることができる。
この場合、貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率などを検出する方法としては、二端子法、二探針法、四端子法(電流電圧法)、四探針法(JIS K7194)などの接触式表面抵抗測定法を例示することができる。例えば、4本の針状の電極を基板の貼り合わせ面に接触させ、外側の二探針間に一定電流を流し、内側の二探針間に生じる電位差を検出して電気抵抗、抵抗率、導電率を求めるようなもの(四探針法)を例示することができる。
ここで、本発明者らの得た知見によれば、貼り合わせ強度に影響を与えるボロンなどの不純物のドープ量と、貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率などとの間には所定の相関関係がある。そのため、貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率などと、貼り合わせ強度との相関関係を予め実験などにより求めるようにすれば、貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率などに基づいて貼り合わせ強度の適否を判定することができる。
そのため、2枚の基板のうちの少なくとも一方がボロンがドープされたシリコン基板であり、貼り合わせ強度を判定する工程(ステップS2)において、ボロンがドープされたシリコン基板の抵抗率が0.1Ωcmを超えた場合には、貼り合わせ強度に関して適正との判定を行うようにすることができる。
すなわち、貼り合わせ強度を判定する工程(ステップS2)において、貼り合わせ強度が適切と判定された基板は基板の貼り合わせに用いられ、貼り合わせ強度が不適切と判定された基板は基板の貼り合わせに用いられないようにすることができる。
例えば、ボロンがドープされたシリコン基板の場合には、抵抗率が0.1Ωcmを超えたシリコン基板を貼り合わせに用い、抵抗率が0.1Ωcm以下のシリコン基板は貼り合わせに用いないようにすることができる。
ただし、貼り合わせ強度の判定基準は、例示をしたものに限定されるわけではない。例えば、ドープされる不純物の種類、貼り合わせ後の処理、貼り合わされた基板の用途などに基づいて適宜決定するようにすることができる。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、または、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、基板処理装置1が備える各要素の形状、寸法、配置、数などは、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、基板の貼り合わせを行う前に、所定の薬液などを用いて貼り合わされる2枚の基板のそれぞれを洗浄するようにすることもできる。
また、2枚の基板を貼り合わせる場合を例示したが、3枚以上の基板を貼り合わせることもできる。例えば、すでに複数の基板が貼り合わされた基板を載置部12に載置し、載置された基板に基板W2を貼り合わせるようにすることができる。
Claims (8)
- 基板貼り合わせ部において、2枚の基板の貼り合わせ面同士を貼り合わせて1枚の基板を形成する基板処理装置であって、
貼り合わせる前の基板を格納する格納部と、
貼り合わせを行う前に、前記2枚の基板のうちの少なくとも一方の基板の貼り合わせ面の表面状態を検出する表面状態検出部と、
前記検出された表面状態に基づいて貼り合わせ強度を判定する貼り合わせ強度判定部と、
前記基板貼り合わせ部、前記格納部、前記表面状態検出部の間において、前記基板を搬送する搬送部と、
前記貼り合わせ強度判定部の判定に基づいて、前記搬送部を制御する制御部と、
を備え、
前記表面状態検出部は、前記表面状態として、前記貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率からなる群より選ばれた少なくとも1つを検出し、
前記制御部は、前記貼り合わせ強度判定部において前記貼り合わせ強度が不適切と判定された基板を、前記格納部に搬送するように、前記搬送部を制御し、
前記基板貼り合わせ部は、前記貼り合わせ強度判定部において、前記貼り合わせ強度が適切と判定された基板の貼り合わせを行うことを特徴とする基板処理装置。 - 2枚の基板の貼り合わせ面同士を貼り合わせて1枚の基板を形成する基板処理装置であって、
貼り合わせを行う前に、基板の貼り合わせ面の表面状態を検出する表面状態検出部と、
前記検出された表面状態に基づいて貼り合わせ強度を判定する貼り合わせ強度判定部と、
を備え、
前記2枚の基板のうちの少なくとも一方はボロンがドープされたシリコン基板であり、
前記表面状態検出部は、前記表面状態として、前記ボロンがドープされたシリコン基板の貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率からなる群より選ばれた少なくとも1つを検出することを特徴とする基板処理装置。 - 前記表面状態検出部と、前記貼り合わせ強度判定部は、前記基板貼り合わせ部に備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の基板処理装置。
- 前記貼り合わせ強度判定部は、前記抵抗率が0.1Ωcmを超えた場合には、前記貼り合わせ強度に関して適正との判定を行うことを特徴とする請求項2または3に記載の基板処理装置。
- 前記2枚の基板のうちの少なくとも一方は支持基板であり、
前記表面状態検出部は、前記支持基板の表面状態を検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の基板処理装置。 - 2枚の基板の貼り合わせ面同士を貼り合わせて1枚の基板を形成する貼り合わせ基板の製造方法であって、
前記基板を格納部に格納する工程と、
貼り合わせを行う前に、前記2枚の基板のうちの少なくとも一方の基板の貼り合わせ面の表面状態を検出する工程と、
前記検出された表面状態に基づいて貼り合わせ強度を判定する工程と、
前記貼り合わせ強度の判定に基づいて、前記基板を貼り合わせる工程、または、前記基板を前記格納部に搬送する工程と、
を備え、
前記表面状態を検出する工程において、前記表面状態として、前記貼り合わせ面における電気抵抗、抵抗率、導電率からなる群より選ばれた少なくとも1つを検出し、
前記貼り合わせ強度を判定する工程において前記貼り合わせ強度が適切と判定された基板を、前記基板の貼り合わせ工程における前記基板の貼り合わせに用い、前記貼り合わせ強度が不適切と判定された基板を前記基板の貼り合わせに用いないように搬送することを特徴とする貼り合わせ基板の製造方法。 - 前記2枚の基板のうちの少なくとも一方はボロンがドープされたシリコン基板であり、前記貼り合わせ強度を判定する工程において、前記抵抗率が0.1Ωcmを超えた場合には、前記貼り合わせ強度に関して適正との判定を行うことを特徴とする請求項6記載の貼り合わせ基板の製造方法。
- 前記2枚の基板のうちの少なくとも一方は支持基板であり、
前記表面状態を検出する工程において、前記支持基板の表面状態を検出することを特徴とする請求項6または7に記載の貼り合わせ基板の製造方法。
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