JP5560234B2 - 重心角推定方法及び同方法によって制御される倒立車輪型走行体 - Google Patents
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Description
駆動輪と、
前記駆動輪の車軸によって支持される本体部と、
前記本体部に可動式に連接されたアーム部と、
前記アーム部の前記本体部とは反対側に回転可能に連接された補助輪と、
前記駆動輪を駆動する駆動輪駆動手段と、
前記アーム部を駆動するアーム駆動手段と、
前記倒立車輪型走行体の実状態を検出する検出手段と、
前記検出部によって検出される実状態と目標状態との偏差に基づいて前記駆動輪駆動部又は前記アーム駆動部を制御して、前記目標状態を達成する制御手段と、
を備え、
前記補助輪が接地せず、前記駆動輪のみで倒立する倒立状態と、
前記補助輪が接地する補助輪接地状態と、
を有する搭乗可能な倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法であって、
前記倒立状態及び前記補助輪接地状態のそれぞれについての動力学的運動方程式に基づいて状態オブザーバを設計すること、
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバの状態方程式にアフィン項を導入すること、
前記倒立状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記倒立状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)及び外乱(w)を推定すること、並びに
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記補助輪接地状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)、前記補助輪が床から受ける床反力(fc)、及び前記外乱(w)を推定すること、
を特徴とする、倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法
によって達成される。
駆動輪と、
前記駆動輪の車軸によって支持される本体部と、
前記本体部に可動式に連接されたアーム部と、
前記アーム部の前記本体部とは反対側に回転可能に連接された補助輪と、
前記駆動輪を駆動する駆動輪駆動手段と、
前記アーム部を駆動するアーム駆動手段と、
前記倒立車輪型走行体の実状態を検出する検出手段と、
前記検出部によって検出される実状態と目標状態との偏差に基づいて前記駆動輪駆動部又は前記アーム駆動部を制御して、前記目標状態を達成する制御手段と、
を備え、
前記補助輪が接地せず、前記駆動輪のみで倒立する倒立状態と、
前記補助輪が接地する補助輪接地状態と、
を有する搭乗可能な倒立車輪型走行体であって、
前記制御手段が、
前記倒立状態及び前記補助輪接地状態のそれぞれについての動力学的運動方程式に基づいて状態オブザーバを設計すること、
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバの状態方程式にアフィン項を導入すること、
前記倒立状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記倒立状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)及び外乱(w)を推定すること、並びに
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記補助輪接地状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)、前記補助輪が床から受ける床反力(fc)、及び前記外乱(w)を推定すること、
を特徴とする、倒立車輪型走行体
によって達成される。
駆動輪と、
前記駆動輪の車軸によって支持される本体部と、
前記本体部に可動式に連接されたアーム部と、
前記アーム部の前記本体部とは反対側に回転可能に連接された補助輪と、
前記駆動輪を駆動する駆動輪駆動手段と、
前記アーム部を駆動するアーム駆動手段と、
前記倒立車輪型走行体の実状態を検出する検出手段と、
前記検出部によって検出される実状態と目標状態との偏差に基づいて前記駆動輪駆動部又は前記アーム駆動部を制御して、前記目標状態を達成する制御手段と、
を備え、
前記補助輪が接地せず、前記駆動輪のみで倒立する倒立状態と、
前記補助輪が接地する補助輪接地状態と、
を有する搭乗可能な倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法であって、
前記倒立状態及び前記補助輪接地状態のそれぞれについての動力学的運動方程式に基づいて状態オブザーバを設計すること、
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバの状態方程式にアフィン項を導入すること、
前記倒立状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記倒立状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)及び外乱(w)を推定すること、並びに
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記補助輪接地状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)、前記補助輪が床から受ける床反力(fc)、及び前記外乱(w)を推定すること、
を特徴とする、倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法である。
前記第1態様に係る倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法であって、前記倒立状態ついての前記状態オブザーバが下式(9)に示す状態方程式及び出力方程式によって表され、
一方、前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバが下式(27)に示す状態方程式及び出力方程式によって表され、
前記第2態様に係る倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法であって、前記倒立状態においては状態変数ベクトルとして下式(7)を用いて前記Δη及び前記外乱wを推定し、前記補助輪接地状態においては状態変数ベクトルとして下式(25)を用いて前記Δη及び前記fc、及び前記外乱wを推定し、
前記第1態様乃至前記第3態様の何れかに係る倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法であって、前記Δηが予め定められた所定値よりも大きい場合に警告を発することを特徴とする、倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法である。
駆動輪と、
前記駆動輪の車軸によって支持される本体部と、
前記本体部に可動式に連接されたアーム部と、
前記アーム部の前記本体部とは反対側に回転可能に連接された補助輪と、
前記駆動輪を駆動する駆動輪駆動手段と、
前記アーム部を駆動するアーム駆動手段と、
前記倒立車輪型走行体の実状態を検出する検出手段と、
前記検出部によって検出される実状態と目標状態との偏差に基づいて前記駆動輪駆動部又は前記アーム駆動部を制御して、前記目標状態を達成する制御手段と、
を備え、
前記補助輪が接地せず、前記駆動輪のみで倒立する倒立状態と、
前記補助輪が接地する補助輪接地状態と、
を有する搭乗可能な倒立車輪型走行体であって、
前記制御手段が、
前記倒立状態及び前記補助輪接地状態のそれぞれについての動力学的運動方程式に基づいて状態オブザーバを設計すること、
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバの状態方程式にアフィン項を導入すること、
前記倒立状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記倒立状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)及び外乱(w)を推定すること、並びに
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記補助輪接地状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)、前記補助輪が床から受ける床反力(fc)、及び外乱(w)を推定すること、
を特徴とする、倒立車輪型走行体である。
前記第5態様に係る倒立車輪型走行体であって、前記倒立状態ついての前記状態オブザーバが下式(9)に示す状態方程式及び出力方程式によって表され、
一方、前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバが下式(27)に示す状態方程式及び出力方程式によって表され、
前記第6態様に係る倒立車輪型走行体であって、前記倒立状態においては状態変数ベクトルとして下式(7)を用いて前記Δη及び前記外乱wを推定し、前記補助輪接地状態においては状態変数ベクトルとして下式(25)を用いて前記Δη、前記fc、及び前記外乱wを推定し、
前記第5態様乃至前記第7態様の何れかに係る倒立車輪型走行体であって、前記Δηが予め定められた所定値よりも大きい場合に警告を発する重心角警告手段を更に備えることを特徴とする、倒立車輪型走行体である。
倒立状態における倒立車輪型走行体全体の重心角の推定について説明する。先ず、倒立状態における倒立車輪型走行体全体の重心角について詳しく説明する。図1に示すように、本実施態様に係る倒立車輪型走行体100の本体部120は、駆動輪110の車軸111を通って略水平方向に延びる水平部と車軸111から略鉛直方向に延びる鉛直部とからなる逆T字型の図形によって模式的に表されており、斜線が施されている。前述のように、本体部120は駆動輪110の車軸111によって支持されている。尚、鉛直部の途中に描かれている丸印m0は倒立車輪型走行体100の本体部120の重心を表す。
搭乗者150の重心mhや搭乗者150が搭乗することによる倒立車輪型走行体100の重心角の変動分Δηは未知である。また、倒立車輪型走行体100の本体部120と搭乗者150との合成重心角(η+Δη)は、運動方程式を通して、倒立車輪型走行体100の動きに影響を及ぼす。このことを利用して、倒立車輪型走行体100の運動方程式と、限られた観測値とにより、未知である重心角変動分Δη(及び外乱w)を推定する。
倒立状態においては、倒立車輪型走行体100の本体部120と搭乗者150との合成重心m1を質量中心とする車輪型1リンク倒立振子として倒立車輪型走行体100をモデリングする。車輪型1リンク倒立振子の運動方程式は下式(1)で与えられる。
続いて、搭乗者150の質量及び重心位置(丸印mh)に起因する倒立車輪型走行体100の重心角の変動分(Δη)を推定するための基本モデルを作成する。重心角の変動分(Δη)を推定する際、式(3)で表される運動方程式に含まれる物理パラメータが既知である必要がある。しかしながら、倒立車輪型走行体100の重心位置や重心角は搭乗者150の体重、体格、癖、及び障害等(荷物等の搭載物を搭載する場合は、その重量及び形状等)によって大きく変動するため、物理パラメータを正確に把握することは現実には困難である場合が多い。
次に、状態オブザーバの設計について説明する。未知変量である重心角変動分Δη及び外乱wを推定するため、下式(7)で表される状態変数ベクトルを規定する。
式(9)で表される状態オブザーバにおいては、出力偏差(出力ベクトルyとその推定値との差)をフィードバックすることにより、オブザーバの状態変数ベクトル推定値を、倒立車輪型走行体の実状態に収束させる。かかるフィードバックシステムを表すブロック線図を図3に示す。
補助輪接地状態においては、前後の補助輪又は前後の補助輪の片方が接地し、駆動輪と倒立車輪型走行体の本体部と補助輪回転アーム(アーム部)と補助輪とが、床面と共に幾何的に閉リンク系を構成し、補助輪の接地点にて床反力を受ける。図2に示す補助輪接地状態においては、図1に示す倒立状態とは異なり、進行方向(図中、灰色の矢印にて表示)の前側の補助輪が床面に接地している。即ち、図2に示す補助輪接地状態においては、補助輪回転アーム(アーム部)131が、連接部位133を中心として回転角度qだけ下向きに回転した位置にあり、補助輪141が床面190に接地している。この補助輪141の床面190への接地点においては、床面からの床反力fcが鉛直方向上向きに作用している。
補助輪接地状態における重心運動は、駆動輪110と倒立車輪型走行体100の本体部120と搭乗者150の車輪型倒立振子運動方程式及び補助輪アーム(アーム部)の回転運動方程式によって記述することができる。また、補助輪141は接地点において床面からの床反力fcを受ける。床反力fcは倒立車輪型走行体100の運動に影響を及ばすが、床反力センサ等の検出手段を設けない限り、床反力fcは未知の変量となる。従って、補助輪接地状態においては、倒立状態と比較して更に1つの情報が不足した状態となるため、補助輪接地状態における重心の検知は、倒立状態における重心の検知よりも困難である。
補助輪が接地していない場合の補助輪回転アーム(アーム部)の運動方程式は下式(16)で表すことができる。
式(22)の右辺に含まれる各係数行列は、倒立車輪型走行体100の本体部120の重心角ηとアーム部131の回転角qの関数であり、η及びqの値に応じて変化する。本体部120の可動範囲は相対的に小さく、アーム部131の可動範囲も限られているため、式(22)の右辺の各係数行列中の(η,q)の値を(η,q)の変動範囲の中間点(η0,q0)に固定することで式(22)によって表されるシステムを下式(23)のように単純化することができる。また、物理パラメータφを正確に把握することは現実には困難である場合が多いため、物理パラメータのノミナル値を用いて、ノミナルモデルと外乱とで表現すると、式(22)を下式(23)のように表すことができる。
次は、補助輪接地状態における重心オブザーバの設計を説明する。未知である倒立車輪型走行体100の重心角変動分Δη及び床反力fcを推定するため、補助輪接地状態における状態変数ベクトルを下式(25)のように規定する。
式(27)で示される補助輪接地状態における状態オブザーバについても、式(9)で表される倒立状態における状態オブザーバと同様に、出力偏差(出力ベクトルとその推定値との差)をフィードバックすることにより、オブザーバの状態変数ベクトル推定値を、倒立車輪型走行体の実状態に収束させる。補助輪接地状態における、かかるフィードバックシステムを表すブロック線図を図4に示す。
Claims (8)
- 駆動輪と、
前記駆動輪の車軸によって支持される本体部と、
前記本体部に可動式に連接されたアーム部と、
前記アーム部の前記本体部とは反対側に回転可能に連接された補助輪と、
前記駆動輪を駆動する駆動輪駆動手段と、
前記アーム部を駆動するアーム駆動手段と、
前記倒立車輪型走行体の実状態を検出する検出手段と、
前記検出部によって検出される実状態と目標状態との偏差に基づいて前記駆動輪駆動部又は前記アーム駆動部を制御して、前記目標状態を達成する制御手段と、
を備え、
前記補助輪が接地せず、前記駆動輪のみで倒立する倒立状態と、
前記補助輪が接地する補助輪接地状態と、
を有する搭乗可能な倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法であって、
前記倒立状態及び前記補助輪接地状態のそれぞれについての運動方程式に基づいて状態オブザーバを設計すること、
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバの状態方程式にアフィン項を導入すること、
前記倒立状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記倒立状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)及び外乱(w)を推定すること、並びに
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記補助輪接地状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)、前記補助輪が床から受ける床反力(fc)、及び外乱(w)を推定すること、
を特徴とする、倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法であって、前記Δηが予め定められた所定値よりも大きい場合に警告を発することを特徴とする、倒立車輪型走行体全体の重心角推定方法。
- 駆動輪と、
前記駆動輪の車軸によって支持される本体部と、
前記本体部に可動式に連接されたアーム部と、
前記アーム部の前記本体部とは反対側に回転可能に連接された補助輪と、
前記駆動輪を駆動する駆動輪駆動手段と、
前記アーム部を駆動するアーム駆動手段と、
前記倒立車輪型走行体の実状態を検出する検出手段と、
前記検出部によって検出される実状態と目標状態との偏差に基づいて前記駆動輪駆動部又は前記アーム駆動部を制御して、前記目標状態を達成する制御手段と、
を備え、
前記補助輪が接地せず、前記駆動輪のみで倒立する倒立状態と、
前記補助輪が接地する補助輪接地状態と、
を有する搭乗可能な倒立車輪型走行体であって、
前記制御手段が、
前記倒立状態及び前記補助輪接地状態のそれぞれについての運動方程式に基づいて状態オブザーバを設計すること、
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバの状態方程式にアフィン項を導入すること、
前記倒立状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記倒立状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)及び外乱(w)を推定すること、並びに
前記補助輪接地状態についての前記状態オブザーバを用いて、前記補助輪接地状態における搭乗者又は搭載物の質量及び重心位置に起因する前記倒立車輪型走行体全体の重心角の変動分(Δη)、前記補助輪が床から受ける床反力(fc)、及び外乱(w)を推定すること、
を特徴とする、倒立車輪型走行体。 - 請求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の倒立車輪型走行体であって、前記Δηが予め定められた所定値よりも大きい場合に警告を発する重心角警告手段を更に備えることを特徴とする、倒立車輪型走行体。
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