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JP5541614B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、主として二輪自動車に装着される空気入りタイヤに関する。
ジョイントレス構造を有するバンドは、実質的に周方向に沿って螺旋巻きされたコードを含んでいる。このバンドは、タイヤの半径方向の剛性に寄与しうる。このバンドを備えるタイヤでは、高速走行時に作用する遠心力の影響が抑制される。このタイヤは、高速安定性に優れる。このタイヤの一例が、特開2004−217127公報に開示されている。このタイヤでは、ジョイントレス構造を有するブレーカー部が芳香族ポリアミドコード及びスチールコードを含んでいる。
特開2004−217127公報
上記バンドは、コーナリングパワーの発生を促すものではない。このバンドを備えるタイヤは、旋回性能に劣るという問題がある。
上記バンドの半径方向外側に、赤道面に対して傾斜するコードを含む補強層が設けられる場合がある。この補強層は、タイヤの剛性に寄与しうる。充分なコーナリングパワーが発生するから、このタイヤは旋回性能に優れる。しかし、このタイヤには、この補強層がトラクション及び制動性を阻害してしまうという問題がある。操縦安定性に優れるタイヤを得るのは、容易ではない。
本発明の目的は、操縦安定性に優れる空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、一対のビードと、両ビードの間に架け渡されたカーカスと、このカーカスの半径方向内側に位置する内側ベルトと、このカーカスの半径方向外側に位置する外側ベルトと、この外側ベルトの半径方向外側に位置しておりジョイントレス構造を有するバンドとを備えている。この内側ベルト及び外側ベルトのそれぞれは、赤道面に対して交差するコードを含んでいる。このバンドの周長の、この内側ベルトの周長に対する比は、0.25以上1.35以下である。
好ましくは、このタイヤでは、上記コードの交差角度の絶対値は、15°以上90°以下である。
このタイヤでは、外側ベルト及び内側ベルトがタイヤの剛性に寄与しうる。このタイヤは、旋回性能に優れる。このタイヤでは、バンドがジョイントレス構造を有している上に、外側ベルトと内側ベルトとがカーカスを挟みこれを拘束している。このタイヤでは、走行時に作用する遠心力の影響が効果的に抑制される。このタイヤは、高速安定性に優れる。このタイヤには、旋回性能の向上の観点から、赤道面に対して傾斜したコードを含む補強層をバンドの半径方向外側に設ける必要がないから、トラクション及び制動性が阻害されることもない。このタイヤは、操縦安定性に優れる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ2の一部が示された断面図である。この図1において、上下方向が半径方向であり、左右方向が軸方向であり、紙面との垂直方向が周方向である。このタイヤ2は、図1中の一点鎖線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この一点鎖線CLは、タイヤ2の赤道面を表す。このタイヤ2は、トレッド4、サイドウォール6、ビード8、カーカス10、内側ベルト12、外側ベルト14、バンド16、インナーライナー18及びチェーファー20を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、二輪自動車に装着される。なお、この図1には、二輪自動車の後輪に装着されるタイヤ2が示されている。
トレッド4は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、トレッド面22を備えている。このトレッド面22は、路面と接地する。このトレッド面22には、溝が刻まれていない。このトレッド面22に、溝が刻まれてトレッドパターンが形成されてもよい。
サイドウォール6は、トレッド4の端24から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール6は、架橋ゴムからなる。サイドウォール6は、撓みによって路面からの衝撃を吸収する。さらにサイドウォール6は、カーカス10の外傷を防止する。
ビード8は、サイドウォール6よりも半径方向略内側に位置している。ビード8は、コア26と、このコア26から半径方向外向きに延びるエイペックス28とを備えている。コア26は、リング状である。コア26は、複数本の非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス28は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス28は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス10は、カーカスプライ30からなる。カーカスプライ30は、両側のビード8の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6の内側に沿っている。カーカスプライ30は、コア26の周りを、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。このカーカス10が、2枚以上のカーカスプライ30を備えてもよい。
図示されていないが、カーカスプライ30は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、通常は70°から90°である。換言すれば、このカーカス10はラジアル構造を有する。コードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。バイアス構造のカーカス10が採用されてもよい。
内側ベルト12は、カーカス10の半径方向内側に位置している。内側ベルト12は、カーカス10と積層されている。この内側ベルト12は、カーカス10を補強する。内側ベルト12は、カーカス10に沿って延在している。
図示されていないが、内側ベルト12は並列された多数の第一コードとトッピングゴムとからなる。各第一コードは、赤道面に対して交差している。このような第一コードを含む内側ベルト12は、タイヤ2の剛性に寄与しうる。なお、この内側ベルト12が2以上の層で構成されてもよい。
このタイヤ2では、上記第一コードが赤道面に対してなす角度(以下、交差角度)の絶対値は15°以上90°以下であるのが好ましい。内側ベルト12がタイヤ2の剛性に効果的に寄与しうるという観点から、この交差角度の絶対値は、25°以上がより好ましく、45°以上がさらに好ましい。タイヤ2の剛性が適切に維持されうるという観点から、この交差角度の絶対値は、88°以下がより好ましく、85°以下がさらに好ましい。
外側ベルト14は、カーカス10の半径方向外側に位置している。外側ベルト14は、カーカス10と積層されている。外側ベルト14は、カーカス10を補強する。外側ベルト14は、カーカス10に沿って延在している。図示されているように、外側ベルト14の端32は内側ベルト12の端34よりも軸方向内側に位置している。なお、この外側ベルト14の端32が軸方向においてこの内側ベルト12の端34と同じ位置に配置されてもよいし、この内側ベルト12の端34よりも軸方向外側に配置されてもよい。
図示されていないが、外側ベルト14は並列された多数の第二コードとトッピングゴムとからなる。各第二コードは、赤道面に対して交差している。このような第二コードを含む外側ベルト14は、タイヤ2の剛性に寄与しうる。なお、この外側ベルト14が2以上の層で構成されてもよい。
このタイヤ2では、上記第二コードの交差角度の絶対値は15°以上90°以下であるのが好ましい。外側ベルト14がタイヤ2の剛性に効果的に寄与しうるという観点から、この交差角度の絶対値は、25°以上がより好ましく、45°以上がさらに好ましい。タイヤ2の剛性が適切に維持されうるという観点から、この交差角度の絶対値は、88°以下がより好ましく、85°以下がさらに好ましい。なお、この第二コードの交差角度及び上記第一コードの交差角度が90°未満であるとき、剛性の均質化の観点から、この第二コードの赤道面に対する傾斜方向は第一コードの赤道面に対する傾斜方向とは逆であるのが好ましい。
バンド16は、トレッド4と外側ベルト14との間に設けられている。バンド16は、トレッド4の半径方向内側に位置している。バンド16は、外側ベルト14の半径方向外側に位置している。バンド16は、外側ベルト14に沿って延在している。
図示されていないが、上記バンド16はコードとトッピングゴムとからなる。コードは実質的に周方向に延びており、螺旋状に巻かれている。このバンド16は、いわゆるジョイントレス構造を有する。このバンド16は、タイヤ2の半径方向の剛性に寄与しうる。このタイヤ2では、走行時に作用する遠心力の影響が抑制される。このタイヤ2は、高速安定性に優れる。このタイヤ2は性能維持性に優れるから、タイヤ2の交換頻度も少ない。コードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。このコードの材質に、スチールが用いられてもよい。
インナーライナー18は、カーカス10の内周面に接合されている。インナーライナー18は、架橋ゴムからなる。インナーライナー18には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー18は、タイヤ2の内圧を保持する役割を果たす。
チェーファー20は、ビード8の近傍に位置している。タイヤ2がリムに組み込まれると、このチェーファー20がリムと当接する。この当接により、ビード8の近傍が保護される。チェーファー20は、通常は布とこの布に含浸したゴムとからなる。ゴム単体からなるチェーファー20が用いられてもよい。
図示されているように、このタイヤ2では、トレッド4の半径方向内側においてカーカス10は内側ベルト12と外側ベルト14とに挟まれている。内側ベルト12及び外側ベルト14がタイヤ2の剛性に寄与するから、このタイヤ2は旋回性能に優れる。このタイヤ2では、バンド16がジョイントレス構造を有している上に、外側ベルト14と内側ベルト12とがカーカス10を拘束している。このタイヤ2では、走行時に作用する遠心力の影響が相乗的に抑制される。このタイヤ2は、高速安定性及び性能維持性に優れる。このタイヤ2では、旋回性能の向上の観点から、赤道面に対して傾斜したコードを含む補強層をバンド16の半径方向外側に設ける必要がない。図示されているように、バンド16はトレッド4の半径方向内側に積層されている。このタイヤ2では、トラクション及び制動性が阻害されることもない。このタイヤ2は、操縦安定性に優れる。
図示されているように、このタイヤ2では、内側ベルト12の端34がハンド16の端36よりも軸方向外側に位置しておりしかもトレッド4の端24の近傍に位置している。このタイヤ2では、この内側ベルト12がタイヤ2の剛性に効果的に寄与しうる。このタイヤ2では、高速安定性及び性能維持性が適切に維持されつつ、優れた旋回性能が発現される。なお、ハンド16の端36が内側ベルト12の端34よりも軸方向外側でありかつトレッド4の端24の近傍に配置されてもよい。この場合、バンド16が走行時に作用する遠心力の影響を効果的に抑制しうる。このタイヤ2では、旋回性能が適切に維持されつつ、優れた高速安定性及び性能維持性が発現される。
このタイヤ2では、内側ベルト12に含まれる第一コードの材質にスチールが採用されてもよい。この第一コードに、有機繊維が用いられてもよい。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
このタイヤ2では、外側ベルト14に含まれる第二コードの材質にスチールが採用されてもよい。この第二コードに、有機繊維が用いられてもよい。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
図1において、両矢印線WJ/2は赤道面からバンド16の端36までの周長を表している。この周長WJ/2は、バンド16の周長WJの半分である。両矢印線WI/2は、赤道面から内側ベルト12の端34までの周長を表している。この周長WI/2は、内側ベルト12の周長WIの半分である。両矢印線WO/2は、赤道面から外側ベルト14の端32までの周長を表している。この周長WO/2は、外側ベルト14の周長WOの半分である。両矢印線WT/2は、赤道面からトレッド4の端24までの周長を表している。この周長WT/2は、トレッド4の周長WTの半分である。なお、周長はこのタイヤ2の軸方向断面において各部材に沿って計測される。
このタイヤ2では、周長WJの周長WIに対する比は0.25以上1.35以下である。この比が0.25以上に設定されることにより、バンド16が走行時に作用する遠心力の影響を効果的に抑制しうる。このタイヤ2は、高速安定性及び性能維持性に優れる。この観点から、この比は0.50以上がより好ましい。この比が1.35以下に設定されることにより、内側ベルト12がタイヤ2の剛性に適切に寄与しうる。このタイヤ2は、旋回性能に優れる。この観点から、この比は1.25以下がより好ましい。
図示されているように、外側ベルト14の端32は軸方向において内側ベルト12の端34の近傍に位置している。このタイヤ2では、内側ベルト12及び外側ベルト14がカーカス10を効果的に拘束しうる。このタイヤ2は、高速安定性及び性能維持性に優れる。この観点から、上記周長WOの上記周長WIに対する比は0.80以上が好ましく、1.20以下が好ましい。
このタイヤ2では、上記周長WIの上記周長WTに対する比は0.5以上0.95以下が好ましい。この比が0.5以上に設定されることにより、内側ベルト12がタイヤ2の剛性に適切に寄与しうる。このタイヤ2は、旋回性能に優れる。この観点から、この比は0.7以上がより好ましい。この比が0.95以下に設定されることにより、タイヤ2の質量過大が防止される。このタイヤ2では、優れた操縦安定性が維持されうる。この観点から、この比は0.90以下がより好ましい。
このタイヤ2では、上記周長WOの上記周長WTに対する比は0.5以上0.95以下が好ましい。この比が0.5以上に設定されることにより、外側ベルト14がタイヤ2の剛性に適切に寄与しうる。このタイヤ2は、旋回性能に優れる。この観点から、この比は0.7以上がより好ましい。この比が0.95以下に設定されることにより、タイヤ2の質量過大が防止される。このタイヤ2では、優れた操縦安定性が維持されうる。この観点から、この比は0.90以下がより好ましい。
このタイヤ2では、上記周長WJの上記周長WTに対する比は0.1以上0.95以下が好ましい。この比が0.1以上に設定されることにより、バンド16が走行時に作用する遠心力の影響を効果的に抑制しうる。このタイヤ2は、高速安定性及び性能維持性に優れる。この観点から、この比は0.2以上がより好ましい。この比が0.95以下に設定されることにより、タイヤ2の質量過大が防止される。このタイヤ2では、優れた操縦安定性が維持されうる。この観点から、この比は0.90以下がより好ましい。
本発明では、タイヤ2の各部材の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された基本構成を備え、下記表1に示された仕様を備えた実施例1の空気入りタイヤを得た。このタイヤサイズは、210/60R420 KR133である。このタイヤでは、そのカーカスの半径方向内側に内側ベルトが設けられており、このカーカスの半径方向外側に外側ベルトが設けられている。このカーカスは、内側ベルト及び外側ベルトで挟まれている。この外側ベルトの半径方向外側に、ジョイントレス構造を有するバンドが設けられている。このタイヤでは、このバンドの周長WJは185mmであり、内側ベルトの周長WIは220mmである。比(WJ/WI)は、0.84である。この外側ベルトに含まれる第二コードの交差角度の絶対値(角度A)は、80°(degrees)である。この内側ベルトに含まれる第一コードの交差角度の絶対値(角度B)は、80°である。この第一コードの傾斜方向とこの第二コードの傾斜方向とは逆である。
[実施例2から3及び7から8並びに比較例3から4]
周長WJ及び周長WIを変えて比(WJ/WI)を下記表1の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[実施例4から6]
角度A及び角度Bを下記表1の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[比較例1]
内側ベルトを設けなかった他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
[比較例2]
内側ベルト及び外側ベルトを設けずバンドの半径方向外側に補強層を設けた他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。この補強層は、トレッドとバンドとの間に位置している。この補強層は、赤道面に対して傾斜するコードを含んでいる。このコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、70°である。この補強層の周長は、220mmである。
[走行テスト]
排気量が1000ccであるレース用車両の前輪に、従来タイヤ(タイヤサイズ:120/80R420 KR149)が装着された。このタイヤのリムはMT3.50である。このタイヤの空気内圧は、210kPaである。後輪に、試作タイヤが装着された。このタイヤのリムは、MT6.25である。このタイヤの空気内圧は、170kPaである。アスファルト路で構成されたサーキットコースで走行テストを実施し、ライダーによる官能評価が行われた。この結果が、10点を満点とした指数値で示されている。この数値が大きいほど、良好であることが示される。評価項目は、高速安定性、旋回性、接地感、トラクション、制動性及び性能維持性である。
[摩耗評価]
上記走行テストを終えたタイヤの外観を観察し、タイヤの摩耗状態を確認した。この確認結果が、10点を満点とした指数値で示されている。この数値が大きいほど、耐摩耗性に優れることが示される。
Figure 0005541614
表1に示されるように、実施例のタイヤは高速安定性、旋回性、トラクション、制動性及び性能維持性に優れる。このタイヤは、操縦安定性に優れる。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るタイヤは、種々の車両に装着されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。
符号の説明
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・内側ベルト
14・・・外側ベルト
16・・・バンド
18・・・インナーライナー
20・・・チェーファー
22・・・トレッド面
26・・・コア
28・・・エイペックス
30・・・カーカスプライ

Claims (1)

  1. 一対のビードと、両ビードの間に架け渡されたカーカスと、このカーカスの半径方向内側に位置する内側ベルトと、このカーカスの半径方向外側に位置する外側ベルトと、この外側ベルトの半径方向外側に位置しておりジョイントレス構造を有するバンドとを備えており、
    この内側ベルト及び外側ベルトのそれぞれが、並列された多数のコードを含んでおり、各コードが赤道面に対して交差しており、
    このバンドの周長の、この内側ベルトの周長に対する比が、0.25以上1.22以下であり、
    上記コードの交差角度の絶対値が15°以上90°以下である空気入りタイヤ。
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