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JP5434747B2 - ダイシングフィルム - Google Patents

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Description

本発明は、ダイシングフィルムに関するものである。
半導体装置を製造する工程において、半導体ウエハやパッケージ等を切断する際に半導体ウエハ加工用の粘着フィルムが用いられている。この粘着フィルムは、半導体ウエハやパッケージ等を貼り付け、ダイシング(切断)し、さらに粘着フィルムをエキスパンティング等することにより、前記半導体ウエハ等をピックアップするために用いられる。
ダイシングフィルムは、基材フィルムと、基材フィルムの少なくとも片面に設けられた粘着層とで構成されている。従来、基材フィルムとしてはポリ塩化ビニル(PVC)樹脂シートが多く用いられている。しかしながら、PVC起因の可塑剤の付着によるウエハの汚染防止や、環境問題に対する意識の高まりから、最近ではオレフィン系シート、エチレンビニルアルコール系シートやエチレンメタクリル酸アクリレート系のシート等のポリオレフィン系材料を用いた基材フィルムが開発されている(例えば特許文献1参照)。
近年では半導体素子(ウエハ)の小型化・薄型化が進んでいる。ウエハの小型化・薄型化が進むと、ウエハが割れやすくなることから、ダイシングフィルムに更なる軽剥離(ピックアップ)性が求められている。これまではピックアップ性改良のために先行文献2に示すような粘着層の改良が実施されてきたが、更なる改良が求められている。
特開2003−257893 特開2008−060434
本発明の目的は、半導体素子のピックアップ性およびエキスパンド性に優れたダイシングフィルムを提供することにある。
上記課題は以下の本発明により解決することができる。
〔1〕基材フィルムの少なくとも1の面に粘着層を設けたダイシングフィルムであって、前記基材フィルムが8MPa以上の降伏点応力(測定方法:JISK7161準拠 測定温度:25℃)を有するとともに以下の破断エネルギー評価試験における破断エネルギーが30mJ以上であることを特徴とするダイシングフィルム。
[破断エネルギー評価試験]
フィルムの片面に下記切創作成条件にて十字の切創を作成する。
切創を作成した面を下側にし、十字の切創の交差点に対し下記の落錘試験条件にて、
落錘試験を実施し、基材が破断する錘の位置エネルギーを破断エネルギーとする。
[切創作成条件]
ブレードを用いて深さ20μm、長さ40mm以上の切創を十字に作成する。
[落錘試験条件]
錘 :1.02kg
錘形先端状 :直径20mmの半球状
試験片固定形状 :直径40mmの円形状
〔2〕前記基材フィルムがオレフィン樹脂を主成分とするものである前記〔1〕記載のダイシングフィルム。
〔3〕前記オレフィン系樹脂が、ポリプロピレン、ポリエチレンおよびポリスチレンからなる群より選択される1または2以上の樹脂である前記〔2〕記載のダイシングフィルム。
〔4〕前記基材フィルムが更にオレフィン系エラストマーを含む前記〔3〕記載のダイシングフィルム。
〔5〕前記オレフィン系エラストマーが、スチレン・イソプレン共重合体、スチレン・エチレン・ブチレン共重合体、エチレン・α−オレフィン共重合体、プロピレン・α−オレフィン共重合体、ブテン・α−オレフィン共重合体、エチレン・プロピレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・ブテン・α−オレフィン共重合体、プロピレン・ブテン−αオレフィン共重合体及び、エチレン・プロピレン・ブテン−α・オレフィン共重合体、からなる群より選ばれる少なくとも1または2以上の樹脂を含む前記〔2〕記載のダイシングフィルム。
〔6〕UV照射後のフィルムの25℃での貯蔵弾性率(E‘)が1.0×10Pa以上、1.0×1010Pa以下である前記〔1〕乃至〔5〕のいずれかに記載のダイシングフィルム。
〔7〕ダイシングフィルムと半導体部材とを貼付する工程と、前記半導体部材をダイシングする工程とを有する半導体装置の製造方法であって前記ダイシングフィルムが、前記〔1〕乃至〔6〕のいずれかに記載のダイシングフィルムである半導体装置の製造方法。
本発明によれば、半導体素子のピックアップ性およびエキスパンド性に優れたダイシングフィルムを提供することができる
本発明のダイシングフィルムの一例を示す概略断面図である。 破断エネルギー評価試験に用いる十字切創作製後の試験用フィルムである。
本発明に係るダイシングフィルムは、主に半導体装置を製造する工程において、半導体ウエハやパッケージ等をダイシング(切断)する際に用いられるものである。例えば、半導体ウエハやパッケージ等に貼り付けられ、半導体ウエハ等をダイシングし、その後エキスパンティングすることによりウエハを切断して得られた半導体素子をピックアップするために用いられる。
本発明のダイシングフィルムは、その基材フィルムが所定の物性値を有するものであることを特徴とし、当該特徴により、エキスパンディング性およびピックアップ性に優れたものとなる。
以下本発明の構成要件について図面を用いて説明する。
(基材フィルム)
本発明に係るダイシングフィルム10は、図1に例示するように基材フィルム1と粘着層2とを少なくとも有するものである。
基材フィルム1には、降伏点応力(JIS 7161準拠 測定温度:25℃)が8MPa以上となるものが好ましく、更に好ましくは10MPa以上20MPa以下である。前記範囲下限値以上とすることによりピックアップ性に優れ、また、前記範囲上限値以下とすることによりエキスパンド性に優れる。
また、基材フィルム1は、所定の破断エネルギー評価試験において30mJ以上であることが好ましく、更に好ましくは、100mJ以上500mJ以下である。前記範囲下限値以上であることによりエキスパンド時の基材の破断を抑制することができる。前記範囲上限値以下であることによりピックアップ性に優れる。
本発明における破断エネルギー評価試験の詳細は以下の通りである。
厚み80μmとなるφ50mm以上となる試験用フィルムを作成し、図2に示すように、試験片の片面に深さ20μm、長さ40mm以上の十字の切創3を作成する。
試験用フィルムの表面に作成される切創は、ブレードを用いて作製する。例えば、半導体ウエハダイシング用のダイサーを用いて作成することができる。
上記により切創を作成したフィルムを、切創を作成した面が下になるよう所定の治具にて固定する。そして試験用フィルム上面側(即ち切創を作成していない面側)より重さ1.02kgの先端形状が半球状の錘を落下させ、試験用フィルムが破断する錘の落下高さから錘の位置エネルギーを算出し試験用フィルムの破断エネルギーとする。なお破断エネルギー評価試験は25℃環境下において行う。
なお上記破断エネルギー評価試験は、JIS K7124−2に規定される破断エネルギー評価方法を参考としたものであり、試験用フィルム表面に切創を作成する点を除いては、当該規格に準拠したものである。
本発明に用いられる基材フィルムは、上記降伏点応力および破断エネルギーを充たすものであれば公知の樹脂材料を使用することができるが、これらの特性を両立させやすいという観点からはオレフィン樹脂を主成分とするものであることが好ましい。中でも製膜製や材料コストの観点からポリプロピレン、ポリエチレン及びポリスチレンを主成分とするものが好ましい。なお、主成分とする樹脂材料は、2種以上の樹脂からなるものでもかまわない。
また、基材フィルムの破断エネルギーを高めるためにさらにオレフィン系エラストマーを含めることが好ましい。
オレフィン系エラストマーとしてはエチレン・α−オレフィン共重合体、プロピレン・α−オレフィン共重合体、ブテン・α−オレフィン共重合体、エチレン・プロピレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・ブテン・α−オレフィン共重合体、プロピレン・ブテン−αオレフィン共重合体、エチレン・プロピレン・ブテン−α・オレフィン共重合体、スチレン・イソプレン共重合体およびスチレン・エチレン・ブチレン共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1または2以上の樹脂を含むものとすることができる。これらの中でもエキスパンド性を向上させるという観点からは特にスチレン・イソプレン共重合体を用いることが好ましい。
また基材フィルムはオレフィン系樹脂100重量部に対して、オレフィン系エラストマーが10〜65重量部となるものが好ましく、20〜40重量部となるものがより好ましい。
前記範囲下限値以上とすることによりエキスパンド性に優れ、前記範囲上限値以下とすることによりピックアップ性に優れる。
また本発明に係るダイシングの基材フィルムには本発明の効果を損なわない範囲で、目的に合わせて、各種樹脂や添加剤等を添加することができる。例えば、帯電防止性を付与するために、ポリエーテルポリオレフィンブロックポリマーやポリエーテルエステルアミド等の高分子型帯電防止剤やカーボンブラック等が添加可能な材料として挙げられる。なお、帯電防止効果を付与する場合においては、オレフィン系樹脂との相溶性という観点からは、ポリエーテルポリオレフィン共重合体を用いたイオン伝導型帯電防止剤が好ましい。
基材フィルムの厚みは、ウエハカット用では50μm以上150μm以下であることが好ましく、更に好ましくは、70μm以上100μm以下である。また、パッケージ等の特殊部材カット用では、100μm以上300μm以下であることが好ましく、更に好ましくは、150μm以上200μm以下である。前記範囲下限値以上とすることによりエキスパンド時の基材フィルムが破損しにくいものとなり、前記範囲上限値以下とすることによりダイシング時の基材ヒゲの発生を抑制することができる。
(粘着層)
図1に例示するように本発明に係るダイシングフィルム10の基材フィルム1の少なくとも片面には、粘着層2が設けられる。粘着層2に用いられる樹脂組成物としては、アクリル系粘着剤、UV硬化性ウレタンアクリレート樹脂、イソシアネート系架橋剤等があげられる。これらの中でもウエハマント、チップ飛び及びチッピングを抑制するたためには極性基を含有したアクリル系粘着剤を用いることが好ましい。特に極性基としてアミド基を含有するアクリル系粘着剤を用いることが好ましい。
粘着層2の厚みは、ウエハカット用では3μm以上10μm以下であることが好ましい。また、パッケージ等の特殊部材カット用としては10μm以上50μm以下であることが好ましい。前記範囲下限値以上とすることにより被着体の保持力に優れ、前記範囲上限値以下とすることによりダイシング時の加工性に優れる。
本発明に係るダイシングフィルム10の粘着層2は基材フィルム1、または基材フィルム1を含む樹脂フィルムに対して粘着層2として用いられる樹脂を適宜溶剤に溶解または分散させて塗工液とし、ロールコーティングやグラビュアコーティングなどの公知のコーティング法により塗布し、乾燥することにより形成される。
UV照射後のダイシングフィルムの25℃での貯蔵弾性率(E‘)が1.0×10Pa以上、1.0×1010Pa以下でるものが好ましい。前記範囲下限値以上とすることによりピックアップ性に優れ、前記範囲上限値以下とすることによりエキスパンド性に優れる。
本発明に係るダイシングフィルムには、本発明の効果を損なわない範囲で目的に応じて帯電防止層等の他の樹脂層を設けることができる。
本発明を実施例により更に詳細に説明するが、これは単なる例示であり、本発明はこれにより限定されるものではない。
<基材の作製>
下記原料を表1に示す比率でドライブレンドにより混合した後、50mmのフルフライト押出機(L/D=25 圧縮比=2.9 有効長=1245mm)、吐出=30kg/時、樹脂温度=210℃(スクリュー先端)でシーティングし、厚み80μmのシートを得た。
<粘着剤の作製>
アクリル系樹脂(アクリルアミド系モノマー/アクリル(メタクリル)酸エステル/水酸基含有(メタ)アクリレートの共重合体、重量平均分子量:50万、ガラス転移温度:−15℃、アミン価:115mgKOH/g、水酸基価:10mgKOH/g)100重量部に対し、多官能ウレタンアクリレート(1290KAE ダイセルサイテック株式会社製)110重量部、トリレンジイソシアネートの多価アルコール付加体(コロネートL、日本ポリウレタン工業株式会社製)13重量部、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン7重量部を酢酸エチルに溶解し、粘着剤を得た。
<ダイシングフィルムの作製>
前記粘着剤を剥離処理したポリエステルフィルム(厚さ38μm)に乾燥後の厚さが5μmになるように塗工し粘着層を得た。
上述の粘着層を30℃でラミネートロールを用いて、表1の配合比で得られた平均厚み80μmのシートにラミネートしてダイシングフィルムを得た。
<実施例/比較例に使用した原料>
(ポリプロピレン樹脂)
ランダムポリピロピレン F327 (株式会社プライムポリマー製)
ホモポリプロピレン F704NP (株式会社プライムポリマー製)
ホモポリプロピレン VS200A (サンアロマー株式会社製)
ブロックポリプロピレン VB170A (サンアロマー株式会社製)
直鎖状低密度ポリエチレン FV202 (住友化学株式会社製 先行技術文献、特許文献2の実施例の基材に相当する)
(オレフィン系エラストマー)
スチレン・イソプレン共重合体 7125 (株式会社クラレ製)
スチレン・エチレン・ブチレン共重合体 H1221 (旭化成ケミカルズ株式会社製)
エチレン−αオレフィン共重合体 A0550S (三井化学株式会社製)
(降伏点応力)
前記基材の降伏点応力をJISK7161に基づいて(サンプル幅10mm・引張速度500mm/min)測定を実施した。
(破断エネルギー)
基材フィルムに下記ダイシング条件1で十字にダイシングを実施後、カットラインを下にして基材裏面からカットライン十字の交差部に下記落錘試験条件1で落錘試験を実施し、基材が破断する錘の位置エネルギーを測定し、破断エネルギーとした。
<ダイシング条件1>
ブレード :NBC−ZH 2050 27HEDD (株式会社ディスコ製)
ブレード回転数 :40000rpm
カット速度 :50mm/sec
ブレードハイト :60μm
<落錘試験条件1>
錘 :1.02kg
錘形先端状 :直径20mmの半球状
試験片固定形状 :直径40mmの円形状
(弾性率)
得られたダイシングフィルムを下記UV照射条件1にてUV照射を実施した。UV照射後のシートの貯蔵弾性率(E‘)を下記弾性率測定条件1で測定した。
<UV照射条件1>(ダイシング後1時間後にUV照射を実施)
照度 :65mW/cm2
積算光量 :200mJ/cm2
UVランプ :高圧水銀ランプ H03−L21 80W/cm
(アイグラフィックス株式会社製)
UV照度計 :UV―PFA1(アイグラフィックス株式会社製)
<弾性率測定条件1>
サンプルサイズ:4mmx20mm
測定周波数 :1Hz
測定温度 :25℃
測定機器 :DMS6100 (セイコーインスツルメンツ製)
<評価項目>
(エキスパンド性)
前記条件で作製したダイシングフィルムを用い、下記ダイシング条件2でダイシングし、下記UV照射条件2にてUV照射後に下記エキスパンド条件にてエキスパンドを実施し、テープが破断しないものを○、テープが破断するものを×とした。
<ダイシング条件2>
(ウエハをダイシングフィルムに貼付け常温にて1時間放置後ダイシングを実施)
ウエハ/リングサイズ:12インチ
ウエハ厚み :100μ(裏面仕上げ#2000 ウエハ研削後5分後のウエハをダイシングフィルムに貼付)
カットサイズ :10x13mm□
ブレード :NBC−ZH 2050 27HEDD (株式会社ディスコ製)
ブレード回転数 :40000rpm
カット速度 :50mm/sec
ブレードハイト :60μm
<UV照射条件2>(ダイシング後1時間後にUV照射を実施)
照度 :65mW/cm2
積算光量 :200mJ/cm2
UVランプ :高圧水銀ランプ H03−L21 80W/cm
(アイグラフィックス株式会社製)
UV照度計 :UV―PFA1(アイグラフィックス株式会社製)
<エキスパンド条件>
エキスパンド装置 :DB―700
エキスパンド量 :7mm
エキスパンド速度 :100%
(ピックアップ性)
前記条件でエキスパンド後に下記ピックアップ条件1でピックアップを実施し、ウエハの上下左右中央の5箇所でチップがピックアップ可能な最低ニードルハイトを測定した。
<ピックアップ条件1>
ピックアップ装置 :DB―700
ニードル本数 :9本(9本=3×3 ニードル配置外周8x12mm)
ニードル突上速度 :10mm/sec
コレット吸引圧力 :−60KPa
コレット荷重 :0.5N
コレット待機時間 :100msec
(総合判定)
上記特性の確認を実施し、以下のすべに当てはまるものを○、ひとつでも当てはまらないものを×とした。
降伏点応力 :6MPa以上
破断エネルギー :30mJ以上
エキスパンド性 :基材破断なし
ピックアップ性 :ニードルハイト 250μm以下
本発明のダイシングフィルムは、優れたエキスパンド性と半導体部材のピックアップ性を有するので、半導体装置の製造のダイシング工程においてダイシングフィルムに好適に用いることができる。
1・・・基材フィルム
2・・・粘着層
3・・・切創
10・・・ダイシングフィルム
20・・・破断エネルギー評価試験用フィルム

Claims (7)

  1. 基材フィルムの少なくとも1の面に粘着層を設けたダイシングフィルムであって、前記基材フィルムが8MPa以上の降伏点応力(測定方法:JISK7161準拠 測定温度:25℃)を有するとともに以下の破断エネルギー評価試験における破断エネルギーが30mJ以上であることを特徴とするダイシングフィルム。
    [破断エネルギー評価試験]
    フィルムの片面に下記切創作成条件にて十字の切創を作成する。
    切創を作成した面を下側にし、十字の切創の交差点に対し下記の落錘試験条件にて、
    落錘試験を実施し、基材が破断する錘の位置エネルギーを破断エネルギーとする。
    [切創作成条件]
    ブレードを用いて深さ20μm、長さ40mm以上の切創を十字に作成する。
    [落錘試験条件]
    錘 :1.02kg
    錘形先端状 :直径20mmの半球状
    試験片固定形状 :直径40mmの円形状
  2. 前記基材フィルムがオレフィン樹脂を主成分とするものである請求項1に記載のダイシングフィルム。
  3. 前記オレフィン系樹脂が、ポリプロピレン、ポリエチレンおよびポリスチレンからなる群より選択される1または2以上の樹脂である請求項2記載のダイシングフィルム。
  4. 前記基材フィルムが更にオレフィン系エラストマーを含む請求項3記載のダイシングフィルム。
  5. 前記オレフィン系エラストマーが、スチレン・イソプレン共重合体、スチレン・エチレン・ブチレン共重合体、エチレン・α−オレフィン共重合体、プロピレン・α−オレフィン共重合体、ブテン・α−オレフィン共重合体、エチレン・プロピレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・ブテン・α−オレフィン共重合体、プロピレン・ブテン−αオレフィン共重合体及び、エチレン・プロピレン・ブテン−α・オレフィン共重合体、からなる群より選ばれる少なくとも1または2以上の樹脂を含む請求項2に記載のダイシングフィルム。
  6. UV照射後のフィルムの25℃での貯蔵弾性率(E‘)が1.0×10Pa以上、1.0×1010Pa以下である請求項1乃至5のいずれかに記載のダイシングフィルム。
  7. ダイシングフィルムと半導体部材とを貼付する工程と、前記半導体部材をダイシングする工程とを有する半導体装置の製造方法であって前記ダイシングフィルムが、請求項1乃至6のいずれかに記載のダイシングフィルムである半導体装置の製造方法。
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