JP5424462B2 - シールドハーネス及びシールドハーネスの製造方法 - Google Patents
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Description
(1) 複数の芯線と、絶縁性を有し且つ前記芯線を被覆する被覆部と、を有するハーネスと、
導体層と、前記導体層の両面にそれぞれ固着された絶縁層と、を有し、前記ハーネスの外周を筒状に覆うシールド部と、
を備えたシールドハーネスであって、
前記シールド部の前記絶縁層は、前記ハーネスの外周を覆う該シールド部の周方向の外側縁部において向かい合う面が固着され、
前記シールド部の前記外側縁部には、該外側縁部を層方向に貫通する貫通孔が形成され、
前記シールド部の前記導体層は、該導体層に食い込む突起を有する導電性のスリーブが前記貫通孔に挿通されることによって、前記外側縁部において該スリーブを介して電気的に接続される、
こと。
また、上記(1)の構成のシールドハーネスによれば、ハーネスがシールド部によってシールド部の外部からの電波の伝搬が遮断された状態になるため、シールド効果が大きくなる。
また、上記(1)の構成のシールドハーネスによれば、貫通孔を設けたことにより、例えば貫通孔にクリップなどの固定部材を用いることで、平型シールドハーネスを容易に固定させることができる。
また、上記(1)の構成のシールドハーネスによれば、例えばスリーブにねじを取付け車体の金属パネルなどに螺着させると、ねじを介してシールド部のアースが簡単に取れるので、ノイズ防止効果が得られる。
(2) 複数の芯線と、絶縁性を有し且つ前記芯線を被覆する被覆部と、を有するハーネスの外周を、導体層と、前記導体層の両面にそれぞれ固着された絶縁層と、を有するシールド部によって筒状に覆い、
前記ハーネスの外周を覆う該シールド部の周方向の外側縁部において向かい合う面を固着し、
前記絶縁層の内面同士が固着した前記シールド部の前記外側縁部に、該外側縁部を層方向に貫通する貫通孔を形成し、
前記導体層に食い込む突起を有する導電性のスリーブを前記貫通孔に挿通することによって、前記導体層を前記外側縁部において該スリーブを介して電気的に接続させる、
こと。
(3) 複数の芯線と、絶縁性を有し且つ前記芯線を被覆する被覆部と、を有するハーネスの外周を、導体層と、前記導体層の両面にそれぞれ固着された絶縁層と、を有するシールド部によって筒状に覆い、
前記ハーネスの外周を覆う該シールド部の周方向の外側縁部を熱溶着することによって、該絶縁層の内面同士を固着し、
前記外側縁部に位置する前記シールド部の前記導体層の一部を超音波溶着することによって、該導体層を前記外側縁部において接合させる
ことを特徴とするシールドハーネスの製造方法。
また、上記(3)の構成のシールドハーネスの製造方法によれば、ハーネスがシールド部によってシールド部の外部からの電波の伝搬が遮断された状態になるため、シールド効果が大きくなる。
また、上記(2)の構成のシールドハーネスの製造方法によれば、貫通孔を設けたことにより、例えば貫通孔にクリップなどの固定部材を用いることで、平型シールドハーネスを容易に固定させることができる。
また、上記(2)の構成のシールドハーネスの製造方法によれば、例えばスリーブにねじを取付け車体の金属パネルなどに螺着させると、ねじを介してシールド部のアースが簡単に取れるので、ノイズ防止効果が得られる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る平型シールドハーネス10Aを示すものであり、この平型シールドハーネス10Aは、ハーネス20と、シールド部30と、空間部40と、パウチ部50と、を備えている。
本実施形態の平型シールドハーネス10Aの製造方法は、第1ステップ乃至第3ステップで構成されている。即ち、
(1)第1ステップ;
それぞれ導電性を有する互いに並行な複数の芯線21と絶縁性を有しかつ芯線21を被覆する被覆部22とを有するハーネス20を形成する。
(2)第2ステップ;
導体層31、絶縁層32、33によって構成されるシールド部30によって、ハーネス20の外周を筒状に覆う。
(3)第3ステップ;
そして、シールド部30の外側縁部αの端部全面を、ハーネス20の長手方向に沿ったシールド部30の基端部から先端部まで全体に亘り、図示外の適宜の加熱手段で局所的に加熱溶融させることによって、向かい合う絶縁層32、32の一面を熱溶融し、その後冷却し、パウチ部50を形成する。
次に、本発明の第2の実施形態について図4乃至図6を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態の平型シールドハーネス10Bの製造方法では、(1)乃至(3)の第1〜第3のステップは第1の実施形態と同様であるが、さらに、次の第4ステップを有する。
(4)第4ステップ;
第3ステップにて、シールド部30の外側縁部αにおいて内面側の絶縁層32、32の端部を熱溶融させて形成したパウチ部50において、さらに、その一部に等間隔で局所的(スポット部β;図6参照)に超音波溶着を行う。これによって、シールド部30の導体層31部分どうしの溶融を行い、スポット部βにおいて電気的な導通を図る。これにより、外側縁部αに位置する絶縁層32、33が溶解し、導体層31どうしが接合され、外側縁部αに位置する導体層31、31の電気的な接続が図られた接続部51を形成する。なお、この第4ステップの接続部51の形成は第3ステップの作業と同時に行ってもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について図7乃至図9を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1、第2の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態の平型シールドハーネス10Cの製造方法では、(1)乃至(3)のステップは第1の実施形態と同様であるが、さらに、次の第4ステップを有する。
(4)第4ステップ;
第3ステップにて、シールド部30の外側縁部αにおいて内面側の絶縁層32、32の端部を熱溶融させて形成したパウチ部50において、その一部にハーネス20の長手方向に沿って等間隔で孔あけを行い、貫通孔52を形成する。この孔あけ作業は、図9に示すように、台60Aの上にパウチ部50、つまりシールド部30の外側縁部の端部を固定させた状態でセットし、上部に配置した穴あけ60Bで貫通孔52を穿孔させる。なお、この第4ステップのスポット部βの形成は第3ステップの作業と同時に行ってもよい。
次に、本発明の第4の実施形態について図10乃至図12を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1、第3の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態の平型シールドハーネス10Cの製造方法では、(1)乃至(4)のステップは第3の実施形態と同様であるが、さらに、次の第5ステップを有する。
(5)第5ステップ;
第4ステップにて貫通孔52を形成したパウチ部50において、貫通孔52にスリーブ53を挿通させ、貫通孔52を貫通した先端部53Bをシールド部30に向けて折り曲げ、突起53Aを導体層31の食込部γに食い込ませて、該スリーブ53を止着させる。
20 ハーネス
21 芯線
22 被覆部
30 シールド部
31 導体層
32、33 絶縁層
34 粘着材
40 空間部
50 パウチ部
51 接続部
52 貫通孔
53 スリーブ
70 車体の金属パネル
71 ねじ
α 外側縁部
β スポット部
γ 食込部
Claims (3)
- 複数の芯線と、絶縁性を有し且つ前記芯線を被覆する被覆部と、を有するハーネスと、
導体層と、前記導体層の両面にそれぞれ固着された絶縁層と、を有し、前記ハーネスの外周を筒状に覆うシールド部と、
を備えたシールドハーネスであって、
前記シールド部の前記絶縁層は、前記ハーネスの外周を覆う該シールド部の周方向の外側縁部において向かい合う面が固着され、
前記シールド部の前記外側縁部には、該外側縁部を層方向に貫通する貫通孔が形成され、
前記シールド部の前記導体層は、該導体層に食い込む突起を有する導電性のスリーブが前記貫通孔に挿通されることによって、前記外側縁部において該スリーブを介して電気的に接続される、
ことを特徴とするシールドハーネス。 - 複数の芯線と、絶縁性を有し且つ前記芯線を被覆する被覆部と、を有するハーネスの外周を、導体層と、前記導体層の両面にそれぞれ固着された絶縁層と、を有するシールド部によって筒状に覆い、
前記ハーネスの外周を覆う該シールド部の周方向の外側縁部において向かい合う面を固着し、
前記絶縁層の内面同士が固着した前記シールド部の前記外側縁部に、該外側縁部を層方向に貫通する貫通孔を形成し、
前記導体層に食い込む突起を有する導電性のスリーブを前記貫通孔に挿通することによって、前記導体層を前記外側縁部において該スリーブを介して電気的に接続させる、
ことを特徴とするシールドハーネスの製造方法。 - 複数の芯線と、絶縁性を有し且つ前記芯線を被覆する被覆部と、を有するハーネスの外周を、導体層と、前記導体層の両面にそれぞれ固着された絶縁層と、を有するシールド部によって筒状に覆い、
前記ハーネスの外周を覆う該シールド部の周方向の外側縁部を熱溶着することによって、該絶縁層の内面同士を固着し、
前記外側縁部に位置する前記シールド部の前記導体層の一部を超音波溶着することによって、該導体層を前記外側縁部において接合させる
ことを特徴とするシールドハーネスの製造方法。
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