[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5423389B2 - スライドシート用のワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents

スライドシート用のワイヤハーネスの配索構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5423389B2
JP5423389B2 JP2009296042A JP2009296042A JP5423389B2 JP 5423389 B2 JP5423389 B2 JP 5423389B2 JP 2009296042 A JP2009296042 A JP 2009296042A JP 2009296042 A JP2009296042 A JP 2009296042A JP 5423389 B2 JP5423389 B2 JP 5423389B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
seat
slide
absorption box
harness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009296042A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011136598A (ja
Inventor
彰 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2009296042A priority Critical patent/JP5423389B2/ja
Publication of JP2011136598A publication Critical patent/JP2011136598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5423389B2 publication Critical patent/JP5423389B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明はスライドシート用のワイヤハーネスの配索構造に関し、詳しくは、ワイヤハーネスを配索するためのスライドレールを新たに設けることなく、シンプルな構造で車体フロアとスライドシートとの間にワイヤハーネスを配索するものである。
自動車のシートには電動リクライニング装置やシートヒータなど種々の電装品が装備されており、これらの電装品に給電するために車体フロア側からシート側にワイヤハーネスが配索されている。スライドシートの場合には、シートのスライド動作に追従できるようにワイヤハーネスに余長部を持たせて配索している。
従来、車体フロアとスライドシートとの間にワイヤハーネスを配索する場合には、例えば特開2006−205872号公報(特許文献1)に示されるように、スライドシート(図示せず)の下面に取り付けられるシート脚部1をスライド自在に保持するシートレール2に並行して、ワイヤハーネスW/Hを配索するためのハーネス用スライドレール3を車体フロア4に設けており、該ハーネス用スライドレール3に、ワイヤハーネスW/HをU形状に屈曲させながらスライドさせる余長吸収構造を持たせることにより、スライドシートのスライド動作にワイヤハーネスW/Hを追従させている(図5参照)。
しかし、前記のような配索構造では、シートレール2と同程度の重量を有するハーネス用スライドレール3を車体フロア4に設けなければならず、コストが増大すると共に車両重量も増加するため燃費向上の妨げになるおそれもある。また、1個のスライドシートに対して3本のレール、即ち、左右一対のシートレール2と1本のハーネス用スライドレール3が車体フロア4に設けられることとなり、見栄えがよくないという問題もある。
特開2006−205872号公報
本発明は、ワイヤハーネスを配索するためのハーネス用スライドレールを新たに設けることなく、車体フロアとスライドシートとの間にワイヤハーネスを配索できることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車体フロア側の固定位置とスライドシート側の固定位置との間で余長部を持たせて配索するスライドシート用のワイヤハーネスの配索構造であって、
前記スライドシートのシート脚部を前記車体フロアに設けたシートレールにスライド自在に取り付けていると共に、前記シート脚部の前端に樹脂製の編組チューブで外装している前記ワイヤハーネスのシート接続側を固定して、該ワイヤハーネスを前記シートレール内の空間にスライド自在に挿通し、
前記シートレールの前端に余長吸収ボックスを固定し、余長吸収ボックス内に前記編組チューブで外装してワイヤハーネスの余長部をバネを用いずに渦巻き状に巻回して収容すると共に、該余長吸収ボックスに車体フロアへワイヤハーネスを引き出す引出口を設けていることを特徴とするスライドシート用のワイヤハーネスの配索構造を提供している。
前記のように、車体フロアとスライドシートとの間に配索するワイヤハーネスのシート接続側をスライドシートのシート脚部の前端に固定し、前記ワイヤハーネスをシートレール内の空間にスライド自在に挿通していると共に、従来、シートレールの側方のハーネス用スライドレールに設けていた余長吸収機構を本発明では余長吸収ボックスとしてシートレールの前端に固定してシートレールと共に車体フロアに設けている。また、前記余長吸収ボックスではワイヤハーネスを剛性を有する編組チューブで外装することでバネ等を用いずに余長部を渦巻き状に巻回して収容すると共に、ワイヤハーネスを車体フロアに引き出す引出口を余長吸収ボックスに設けている。
したがって、従来のようなハーネス用スライドレールを新たに車体フロアに設けなくても前記ワイヤハーネスはシートレール前に設けた余長吸収ボックスで余長部を渦巻き状に巻回させながらシートレール内の空間をスライドできるため、シート脚部のスライド動作に滑らかに追従することができる。よって、従来のようなハーネス用スライドレールが不要となり、その分のコストや重量の増加が抑えられ、さらに、車体フロアに設けられるレール数が減少するため、見栄えも改善することができる。
また、余長吸収ボックスは、ワイヤハーネスの余長部を渦巻き状に巻回して収容する構成をとっているため、ワイヤハーネスW/HをU形状に屈曲させて収容する従来の余長吸収部より小型化することができる。
前記余長吸収ボックスには、渦巻き状に巻回する中心部にワイヤハーネスの引出口を設け、該引出口から引き出されるワイヤハーネスを余長吸収ボックスの壁または車体フロアにワイヤハーネスの車体接続側を固定している。
具体的には、例えば、シート脚部がシートレールの前方に位置しているシート前進位置の場合には、ワイヤハーネスの余長部が前記余長吸収ボックス内で大きな曲率半径で渦巻き状に巻回されて余長吸収が行われ又は巻回数が多くなって余長吸収が行われる。一方、シート脚部がシートレールの後方にスライドするシート後退位置の場合に、前記余長吸収ボックス内で渦巻き状に巻回されて収容されるワイヤハーネスの余長部の曲率半径が小さくなり又は巻回数が少なくなって余長吸収ボックス内に収容されていた余長部の一部がシートレール内の空間に引き出される。
あるいは、余長吸収ボックス内に回転円板を回転自在に搭載し、該回転円板の外周にワイヤハーネスを渦巻き状態に巻き付けると共に、該回転円板の中心にワイヤハーネスの引出口を貫通して設け、外周に巻き付けたワイヤハーネスの内端を前記引出口に引き込み、該引出口から余長吸収ボックスに設けた引出口へと引き出して、該引出口を挟む周壁あるいはフロアに引き出されたワイヤハーネスをクリップ止めしてもよい。
この場合、スライドシートの前後進に応じて移動するワイヤハーネスは回転円板の外周に巻き付けられ、あるいは巻き付け状態から引き出されてスライドシートの移動に追従させることができる。
前記のように、余長吸収ボックスは前記シートールの前端に固定している。前記ワイヤハーネスの車体接続側を前記余長吸収ボックスに固定していることが好ましい。
前記のように、ワイヤハーネスの余長部を渦巻き状に巻回して収容する余長吸収ボックスをシートレールの前端に連続して設けておくことにより、シートレール内の空間に挿通されるワイヤハーネスの余長吸収を滑らかに行わせることができる。また、ワイヤハーネスの車体接続側を前記余長吸収ボックス、具体的には、前記引出口を囲む余長吸収ボックスの壁に固定しておくことにより前記渦巻巻回部の中心付近が固定されることとなり、シート脚部の位置が変わっても前記渦巻巻回部の渦巻き状が保持されやすい。
前記のように、ワイヤハーネスを樹脂製の編組チューブで外装している。
前記のように樹脂製の編組チューブで外装したワイヤハーネスを余長吸収ボックスに渦巻き状に巻回して収容すると、前記収容された余長部がシートレール内の空間に引き出された後でも再度余長吸収ボックスに収容される際には、前記編組チューブの持つ剛性や反力により前記余長部は自然に渦巻き状に巻回(自己巻き)される。この自己巻き機能により、バネ等の補助部品を必要とすることなく滑らかに余長部を渦巻き状に巻回して余長吸収することが可能となる。前記編組チューブの樹脂として、例えば、ナイロン樹脂やポリエステル樹脂等が挙げられる。
前記ワイヤハーネスがスライドする前記シートレールの空間は、前記シートレールの中央に長さ方向に形成され上面が開口された空間または該空間の両側に平行に形成され前記シートレールの上面によって上面が閉鎖された空間のいずれでもよい。
特に、前記シートレールの中央に長さ方向に形成された空間は幅広で上面が開口しているため、ワイヤハーネスを挿通させやすく、シート接続側のワイヤハーネスを前記シート脚部の前端に固定してスライドシート内に引き込みやすいため好ましい。この場合、ワイヤハーネスを挿通させる空間の上面が開口しているが、前記のようにワイヤハーネスを樹脂製の編組チューブで外装することでワイヤハーネスを踏み付けなどから保護することができる。一方、前記空間の両側に形成された空間は上面が閉鎖されているため、スライドシートの作動時に前記空間内をスライドするワイヤハーネスが上面側から飛び出すことがなくワイヤハーネスを踏み付けなどから確実に保護できるという利点がある。
前述したように、本発明によれば、車体フロアとスライドシートとの間に配索するワイヤハーネスのシート接続側をスライドシートのシート脚部の前端に固定し、樹脂製の編組チューブで外装した前記ワイヤハーネスをシートレール内の空間にスライド自在に挿通していると共に、従来、シートレールの側方のハーネス用スライドレールに設けていた余長吸収機構を本発明では余長吸収ボックスとしてシートレールの前に設けている。また、前記余長吸収ボックスではワイヤハーネスの余長部を渦巻き状に巻回して収容した後に、ワイヤハーネスを車体フロア側へ引き出している。したがって、従来のようなハーネス用スライドレールを新たに車体フロアに設けなくても前記ワイヤハーネスはシートレール前方に設けた余長吸収ボックスで余長部を渦巻き状に巻回させながらシートレール内の空間をスライドできるため、シート脚部のスライド動作に滑らかに追従することができる。よって、従来のようなハーネス用スライドレールが不要となり、その分のコストや重量の増加が抑えられ、さらに、車体フロアに設けられるレール数が減少するため、見栄えも改善することができる。
また、前記余長吸収ボックスは、ワイヤハーネスの余長部を渦巻き状に巻回して収容する構成をとっているため、ワイヤハーネスW/HをU形状に屈曲させて収容する従来の余長吸収部より小型化することができる。
さらに、樹脂製の編組チューブで外装したワイヤハーネスを余長吸収ボックスに渦巻き状に巻回して収容しているため、前記収容された余長部がシートレール内の空間に引き出された後でも再度余長吸収ボックスに収容される際には、前記編組チューブの持つ剛性や反力により前記余長部は自然に渦巻き状に巻回(自己巻き)される。この自己巻き機能により、バネ等の補助部品を必要とすることなく滑らかに余長部を渦巻き状に巻回して余長吸収することが可能となる。また、樹脂製の編組チューブでワイヤハーネスを外装することによりワイヤハーネスの損傷も防止できる。
本発明の第一実施形態におけるスライドシートを示す概略斜視図である。 (A)はワイヤハーネスのシート接続側をシート脚部の前端に固定している状態を示す要部拡大図であり、(B)はI−I線断面図である。 ワイヤハーネスの配索構造を示し、(A)はスライドシートが最も前方の位置にある場合の概略平面図、(B)はII−II線断面図、(C)はスライドシートが最も後方の位置にある場合の概略平面図、(D)はIII−III線断面図である。 第二実施形態を示し、(A)は要部断面図、(B)はスライドシートの前進時のワイヤハーネスの巻き付け状態を示す概略平面図、(C)はスライドシートの後進時のワイヤハーネスの巻き付け状態を示す概略平面図である。 従来例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3に本発明の第一実施形態を示す。
スライドシート10内の電装品(図示せず)に給電するために、車体フロア20とスライドシート10との間にナイロン樹脂製の編組チューブ30で外装したワイヤハーネスW/H(以下、編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hという)を配索している。スライドシート10の下面には図2に示すようなシート脚部11を左右一対設けており、各シート脚部11を車体フロア20の凹部21に設けたシートレール22にスライド自在に取り付けている。シート脚部11には左右一対の車輪11aを設けており、各車輪11aをシートレール22に形成した左右一対のレール部22aに夫々嵌合させることによりシート脚部11をスライド自在としている。一方、車体フロア20はフロアカーペット20aで被覆され、凹部21端縁を覆うフロアカーペット20aとシートレール22との間の隙間をカバー材23で覆っている。
編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hのシート接続側を一方のシート脚部11の前端にクランプ12で固定し、固定後、編組チューブ30先端から引き出したワイヤハーネスW/Hの先端側をスライドシート10内の電装品とコネクタ接続している。また、シート接続側をシート脚部11の前端に固定した編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hの他端側を、前記シート脚部11が取り付けられているシートレール22内の空間22Aにスライド自在に挿通している。ここで、シートレール22内の空間22Aとは、左右一対のレール部22aに挟まれた中央の空間のことであり、該空間は長さ方向に形成され上面が開口している。
編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hを挿通するシートレール22の前端に余長吸収ボックス24を連続して設けている。本実施形態では余長吸収ボックス24を図1および図3に示すように平面視正方形状とし、余長吸収ボックス24はシートレール22内の空間22Aに挿通される編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hの余長部を渦巻き状に巻回して収容する余長吸収空間を有している。編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hの余長部は、余長吸収ボックス24内で外方から内方へと渦巻き状に巻回されて収容される渦巻巻回部31を形成している。
余長吸収ボックス24のシートレール22側の側面には、シート脚部11のスライド動作に追従して余長部の出し入れを行う出入口26を設けていると共に、余長吸収ボックス24の底壁中央には、編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hの車体接続側、即ち、渦巻巻回部31の中心側Cを車体フロア20へ引き出す引出口27を設けている。本実施形態では、前記引出口27から引き出す前に車体接続側を余長吸収ボックス24の底壁内面で引出口27を囲む位置にクランプ28で固定しているが、引出口27から引出し後、車体接続側を車体フロア20に固定してもよい。引出口27から車体フロア20へ引き出された編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hの車体接続側はインストルメントパネル方向に配索され、編組チューブ30先端から引き出したワイヤハーネスW/Hの先端側を電装品(図示せず)とコネクタ接続している。なお、余長吸収ボックス24の上面もフロアカーペット20aで被覆し、外部(車室内)から見えないようにしている。
次に、スライドシート10のスライド動作に追従するワイヤハーネスW/Hの動きについて説明する。
図3(A)(B)はスライドシート10が最も前方位置にある場合を示し、(C)(D)は、スライドシート10が最も後方位置にある場合を示している。
スライドシート10のシート脚部11を前方から後方へとスライドさせていくと、図3(C)(D)に示すように、余長吸収ボックス24内に収容されていた編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hが出入口26から引き出されシートレール22内の空間22Aに挿通されると共に、余長吸収ボックス24内の渦巻巻回部31の曲率半径が小さくなる。 一方、スライドシート10のシート脚部11を後方から前方へスライドさせていくと、図3(A)(B)に示すように、シートレール22内の空間22Aに挿通されていた編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hが出入口26から余長吸収ボックス24内へと引き込まれ、余長吸収ボックス24内の渦巻巻回部31の曲率半径が大きくなる。
前記のように、車体フロア20とスライドシート10との間に配索する編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hのシート接続側をスライドシート10のシート脚部11の前端に固定し、編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hをシートレール22内の空間22Aにスライド自在に挿通している。また、編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hの余長部を渦巻き状に巻回して収容する余長吸収ボックス24をシートレール22の前端に連続して設けると共に、余長吸収ボックス24から車体フロア20に編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hを引き出す引出口27を設け、該引出口27を囲む余長吸収ボックス24の底壁内面に編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hの車体接続側を固定している。
従って、従来のようなハーネス用スライドレールを新たに車体フロアに設けなくても編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hはシートレール22の前端に設けた余長吸収ボックス24で余長部を渦巻き状に巻回させながらシートレール22内の空間22Aをスライドでき、シート脚部11のスライド動作に滑らかに追従することができる。よって、従来のようなハーネス用スライドレールが不要となり、その分のコストや重量の増加が抑えられ、さらに、車体フロアに設けられるレール数が減少するため、見栄えも改善することができる。
また、余長吸収ボックス24は、編組チューブ外装ワイヤハーネスW/Hの余長部を渦巻き状に巻回して収容する構成をとっているため、ワイヤハーネスW/HをU形状に屈曲させて収容する従来の余長吸収部より小型化できる。
さらに、樹脂製の編組チューブ30で外装したワイヤハーネスW/Hを余長吸収ボックス24に渦巻き状に巻回して収容すると、前記収容された余長部がシートレール22内の空間22Aに引き出された後でも再度余長吸収ボックス24に収容される際には、編組チューブ30の持つ剛性や反力により前記余長部は自然に渦巻き状に巻回(自己巻き)される。この自己巻き機能により、バネ等の補助部品を必要とすることなく滑らかに余長部を渦巻き状に巻回して余長吸収することが可能となる。また、樹脂製の編組チューブ30でワイヤハーネスW/Hを外装することによりワイヤハーネスW/Hの損傷も防止できる。
図4に第二実施形態を示す。
第二実施形態では、余長吸収ボックス24内に回転円板50の底面に環状突起50aを設けると共に余長吸収ボックス24の底壁に環状ガイド凹部52を設け、該環状ガイド凹部52内に環状突起50aを回転自在に嵌合して、回転円板50を回転自在に設置している。この回転円板50の外周面50bを円弧状としてワイヤハーネスW/Hを巻き付けると共に、該回転円板50の中心にワイヤハーネスの引出口50cを貫通して設けている。この引出口50cに外周面50bに巻き付けたワイヤハーネスの内端を引き込み、かつ、該引出口50cと連通させて余長吸収ボックス24の底壁に設けたワイヤハーネス引出口54からフロア側に引き出し、該フロアにワイヤハーネスをクランプで固定している。
スライドシートの前進時には、ワイヤハーネスW/Hは図4(B)に示すように回転円板50の外周に渦巻き状に巻き付けられる巻数が増加してワイヤハーネスの余長を吸収する。一方、スライドシートを後進時には、図4(C)に示すように、ワイヤハーネスの引き出しに応じて回転円板50が回転して、回転円板50の外周に巻き付けられるワイヤハーネスの巻回は減少する。
他の構成および作用効果は第一実施形態と同様であるため説明を省略する。
なお、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を越えない範囲で種々の形態が含まれる。
10 スライドシート
11 シート脚部
20 車体フロア
22 シートレール
24 余長吸収ボックス
30 樹脂製編組チューブ
50 回転円板
W/H ワイヤハーネス

Claims (4)

  1. 車体フロア側の固定位置とスライドシート側の固定位置との間で余長部を持たせて配索するスライドシート用のワイヤハーネスの配索構造であって、
    前記スライドシートのシート脚部を前記車体フロアに設けたシートレールにスライド自在に取り付けていると共に、前記シート脚部の前端に樹脂製の編組チューブで外装している前記ワイヤハーネスのシート接続側を固定して、該ワイヤハーネスを前記シートレール内の空間にスライド自在に挿通し、
    前記シートレールの前端に余長吸収ボックスを固定し、該余長吸収ボックス内に前記編組チューブで外装したワイヤハーネスの余長部をバネを用いずに渦巻き状に巻回して収容すると共に、該余長吸収ボックスに車体フロアへワイヤハーネスを引き出す引出口を設けていることを特徴とするスライドシート用のワイヤハーネスの配索構造。
  2. 前記余長吸収ボックスには前記渦巻き状に巻回する中心部に前記ワイヤハーネスを車体フロアへ引き出す引出口を設け、該引出口から引き出される該ワイヤハーネスを該余長吸収ボックスの壁または車体フロアに固定している請求項1に記載のスライドシート用のワイヤハーネスの配索構造。
  3. 前記余長吸収ボックス内に回転円板を回転自在に搭載し、該回転円板の外周に前記ワイヤハーネスを渦巻き状に巻き付けると共に、該回転円板の中心に貫通して設けた引出口にワイヤハーネスを貫通して前記余長吸収ボックスに設けた引出口へ引き出し、該引出口の周縁で前記ワイヤハーネスをクリップで該余長吸収ボックスに固定している請求項1または請求項2に記載のスライドシート用のワイヤハーネスの配索構造。
  4. 前記ワイヤハーネスを挿通させる前記シートレールの空間は、前記シートレールの中央に長さ方向に形成され、上面が開口された空間又は前記空間の両側に平行に形成され前記シートレールの上面によって上面が閉鎖された空間である請求項1乃至求項3のいずれか1項に記載のスライドシート用のワイヤハーネスの配索構造。
JP2009296042A 2009-12-25 2009-12-25 スライドシート用のワイヤハーネスの配索構造 Expired - Fee Related JP5423389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009296042A JP5423389B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 スライドシート用のワイヤハーネスの配索構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009296042A JP5423389B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 スライドシート用のワイヤハーネスの配索構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011136598A JP2011136598A (ja) 2011-07-14
JP5423389B2 true JP5423389B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=44348479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009296042A Expired - Fee Related JP5423389B2 (ja) 2009-12-25 2009-12-25 スライドシート用のワイヤハーネスの配索構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5423389B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2509371A (en) * 2013-11-04 2014-07-02 Daimler Ag Electrical connecting device for a removable vehicle seat
CN107323672B (zh) * 2017-06-20 2020-02-07 北京安达维尔航空设备有限公司 一种设置有卷收式吸能器的航空座椅
JP7363239B2 (ja) 2019-09-12 2023-10-18 株式会社オートネットワーク技術研究所 ワイヤーハーネス配索装置
JP7545215B2 (ja) 2020-02-26 2024-09-04 アディエント ユーエス エルエルシー シートスライド装置及びシートスライド装置用ロアレール
JP7083860B2 (ja) * 2020-03-26 2022-06-13 矢崎総業株式会社 スライドシート用の配索構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3831198B2 (ja) * 2000-06-30 2006-10-11 矢崎総業株式会社 スライドドアへのハーネス配索構造
JP4380406B2 (ja) * 2004-04-26 2009-12-09 アイシン精機株式会社 車両用シート装置
JP2008220150A (ja) * 2007-02-06 2008-09-18 Yazaki Corp ワイヤハーネス配索装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011136598A (ja) 2011-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5423389B2 (ja) スライドシート用のワイヤハーネスの配索構造
JP6541034B2 (ja) スライド配線装置
WO2013018384A1 (ja) ワイヤハーネス配索構造
WO2010103904A1 (ja) 給電装置
JP5197171B2 (ja) 給電装置
EP2523285B1 (en) Wire-harness wiring structure
JP2012045994A (ja) スライド配線装置
JP2011121459A (ja) スライドシート用のワイヤハーネスの配索構造
JP5656933B2 (ja) スライドシートのワイヤーハーネス配索構造
JP2011162134A (ja) スライドシート用のワイヤハーネスの配索構造
JP5853811B2 (ja) スライドシート用のワイヤハーネス配索装置
JP5634807B2 (ja) 給電装置
JP4102640B2 (ja) スライドドア用給電装置
JP2010074872A (ja) 給電装置
WO2018180993A1 (ja) 経路規制部材、クランプ、及びワイヤハーネス
JP5667129B2 (ja) スライドシートのワイヤーハーネス配索構造
JP2008245392A (ja) 電気接続構造
JP2007195308A (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP5578104B2 (ja) スライド移動部材用配線装置
JP5294390B2 (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP2007137339A (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP2007283834A (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP2010183742A (ja) ワイヤハーネスの余長吸収装置
KR102360345B1 (ko) 럼버 서포트 액츄에이터 및 그를 포함하는 럼버 서포트 어셈블리
JP7363239B2 (ja) ワイヤーハーネス配索装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5423389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees