JP5409747B2 - 二元冷凍装置 - Google Patents
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Description
図1は本発明の実施の形態1における二元冷凍装置の構成を表す図である。図1に示すように、本実施の形態における二元冷凍装置は、低元冷凍サイクル10と高元冷凍サイクル20とを有し、それぞれ独立して冷媒を循環させる冷媒回路を構成する。そして、2つの冷媒回路を多段構成するために、高元側蒸発器24と低元側凝縮器12とを、それぞれ通過する冷媒間での熱交換を可能に結合させて構成したカスケードコンデンサ(冷媒間熱交換器)Cを設けている。また、二元冷凍装置全体の運転制御を行う制御装置30を有する。ここで、温度、圧力等の高低については、特に絶対的な値との関係で高低等が定まっているものではなく、システム、装置等における状態、動作等において相対的に定まるものとする。
次に、補助放熱器15の放熱量について考察する。本実施の形態の二元冷凍装置では、低元冷凍サイクル10に運転効率の低いCO2 冷媒を使用している関係から目標低元側凝縮温度Tcが外気温度よりも低くなる。補助放熱器15は冷媒が有する熱を外気に放熱するため、低元側圧縮機11から吐出された冷媒と外気とを補助放熱器15で熱交換しても、最大でも外気温度までしか冷媒の温度は下がらない。また、低元冷凍サイクル10の低元側凝縮温度が外気温度よりも低い場合と高い場合とでは吐出温度の冷媒を補助放熱器15で同じ外気温度まで下げるにあたっても、その放熱量は異なったものとなる。
低元側圧縮機11の吐出冷媒の温度(a点の温度)が例えば80〜90℃であり、外気温度が20℃で、低元側凝縮温度が25℃の場合について考える。補助放熱器15は冷媒が有する熱を外気に放熱するため、図4(1)に示すように、80〜90℃の冷媒(a点)が放熱器での外気との熱交換により、まず、ガス状態のまま凝縮温度である25℃(点b)まで下がる。そして、25℃を保ちながら凝縮して液状態となる(c点)。外気温度は20℃であるため、冷媒を更に放熱させることができ、液状態で20℃(点d)まで下げることができる。このように低元側凝縮温度が外気温度よりも高い場合は凝縮するため、相変化を伴う冷却を行うことができ、相変化を伴わない冷却を行う場合に比べて放熱量を大きくすることができる。
次に、低元側圧縮機11の吐出冷媒の温度(a点の温度)が例えば80〜90℃であり、外気温度が20℃で低元側凝縮温度が10℃の場合について考える。補助放熱器15は外気に熱を放熱する放熱器であるため、上述したように80〜90℃の冷媒は、補助放熱器15での外気との熱交換により、最大でも外気温度の20℃までしか下がらない。したがって、図4(2)に示すように、80〜90℃の冷媒(a点)は、補助放熱器15でガス状態のまま20℃(点b)となる。よって、20℃まで下がった冷媒を凝縮させて更に10℃(点c)まで下げるための熱交換は低元側凝縮器12側で行われることになる。このため、低元側凝縮温度が外気温度より低い場合は、補助放熱器15では相変化を伴う冷却は行えず、相変化を伴わないガス冷却を行うことになる。つまり、補助放熱器15はガス冷却域で使用されることになる。
図5は、補助放熱器15の放熱量とCOPとの関係を説明するための図である。図5は低元冷凍サイクル10のモリエル線図を示している。低元冷凍サイクル10を構成するにあたり、補助放熱器15での放熱量を、図5のQsub1にした場合とQsub2にした場合とを比較すると、Qsub2にした場合の方が、対応する低元側凝縮器12の放熱量Qc2(<Qc1)を少なくすることができる。カスケードコンデンサCでは、高元側蒸発器24と低元側凝縮器12とにおける熱交換量は等しくなる。よって、高元冷凍サイクル20側は、低元側凝縮器12での放熱量Qc2とのバランスを図ればよいため、補助放熱器15の放熱量がQsub1である場合に比べて高元側圧縮機入力を小さくできる。
図6は本発明の実施の形態2における二元冷凍装置の構成を表す図である。構成機器については実施の形態1と同様である。ただ、制御によって、二元冷凍装置の高元冷凍サイクル20を停止させるものである。
Claims (8)
- 高元側圧縮機、高元側凝縮器、高元側絞り装置及び高元側蒸発器を配管接続し、冷媒を循環させる高元側冷媒回路を形成する高元冷凍サイクルと、
低元側圧縮機、補助放熱器、低元側凝縮器、低元側絞り装置及び低元側蒸発器を配管接続し、冷媒を循環させる低元側冷媒回路を形成する低元冷凍サイクルと、
前記高元側蒸発器と前記低元側凝縮器とにより構成し、前記高元側冷媒回路を流れる冷媒と前記低元側冷媒回路を流れる冷媒との間の熱交換を行うカスケードコンデンサと、
前記補助放熱器を流れる冷媒と熱交換させるための屋外空気を前記補助放熱器に通過させる送風機と、
前記低元冷凍サイクルの前記低元側凝縮器における凝縮温度よりも、前記補助放熱器を通過させる前記屋外空気の温度の方が高いと判断すると、前記送風機の風量を減少させる制御を行う制御装置と
を備えることを特徴とする二元冷凍装置。 - 前記制御装置は、前記低元冷凍サイクルの前記低元側凝縮器における凝縮温度よりも、前記補助放熱器を通過させる前記屋外空気の温度の方が低いと判断すると、前記送風機の風量を増加させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の二元冷凍装置。
- 前記制御装置は、前記補助放熱器から流出する冷媒の温度と前記補助放熱器を通過させる前記屋外空気の温度との温度差を一定とするように前記送風機を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の二元冷凍装置。
- 前記制御装置は、前記屋外空気の温度が、前記高元側圧縮機及び前記低元側圧縮機が低圧縮比運転となるような温度以下であると判断すると、前記高元冷凍サイクルの運転を停止させ、前記低元冷凍サイクルだけを運転させる制御を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の二元冷凍装置。
- 前記制御装置は、前記低元冷凍サイクルの前記低元側凝縮器における凝縮温度と前記補助放熱器を通過させる前記屋外空気の温度との温度差を一定とするように前記送風機を制御することを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の二元冷凍装置。
- 前記高元側凝縮器と前記補助放熱器とにおける伝熱面積が同等となるように構成することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の二元冷凍装置。
- 前記低元冷凍サイクルに用いる冷媒よりも高効率となる冷媒を前記高元冷凍サイクルに用いることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の二元冷凍装置。
- 前記低元冷凍サイクルの冷媒として、二酸化炭素を用いることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の二元冷凍装置。
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