JP5407766B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents
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Description
本発明は、貯湯式給湯機に関連し、特に、湯張りの制御に関する。
図5は、従来の貯湯式給湯機の構成図である。図5に示すように、貯湯タンク100の底部には減圧弁120を介して給水配管102が接続されており、減圧されて貯湯タンク100の底部に低温水が供給されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、減圧弁を介して給水されているので、どうしても蛇口等から出湯する湯水の給湯圧が低いという課題があった。さらに最近では2階や3階に浴室を設けることも多く、屋外に設置した貯湯タンクから2階、3階へと湯水を給水圧だけで送る必要があり、減圧弁を介した貯湯式給湯機では2階、3階での出湯圧が低くなってしまい、給水圧の高い貯湯式給湯機が望まれていた。
このような市場のニーズに対して減圧弁を介さずに貯湯タンクへ給水する貯湯式給湯機が開発されている。図6は、高圧タイプの貯湯式給湯機の構成図である。図6に示すように高圧タイプの貯湯式給湯機では、貯湯タンクの底部へ減圧弁を介さず直接給水されており、2階や3階など上階に蛇口等の給湯端末を設けても十分満足な出湯圧を得ることができる。
ところが、このような高圧タイプの貯湯式給湯機から湯張りを行うと、貯湯タンクへの給水圧が高いため、湯張り時に電磁弁を開くと勢いよく浴槽へ注湯される一方で、給水圧が高いために配管に振動が発生して振動音が発生してしまう。さらに、湯張りを停止する際にも電磁弁を閉めると、大流量の水流が一瞬で止まるため水撃作用が発生し、給湯管内に振動が発生し、それに伴う騒音も発生してしまう。
そこで高圧タイプの貯湯式給湯機においては、このような振動の発生を防止するために、以下のような制御を行って振動発生を防止していた。以下、従来の高圧タイプの湯張り制御について説明する。
図6の貯湯式給湯機は、高温湯を貯える貯湯タンク100および貯湯タンク100内の湯水を沸き上げる加熱手段(例えば、ヒートポンプユニット)101を有しており、貯湯タンク100の底部には減圧弁を介さずに給水管102が接続されている。そして、貯湯タンク100の上部に接続されている出湯管103から給湯端末104および浴槽105のそれぞれへ湯が供給される。本発明は浴槽への湯張りに関するものなので、給湯端末への出湯については説明を省略する。
そして、出湯管103から出湯された高温湯と、給水配管102から分岐した給水分岐配管106から供給される低温水とを混合弁107にて混合し、混合弁107の下流側に設けられている温度センサ108が設定温度となるように混合弁107の混合比率が制御される。また、浴槽105と混合弁との間には、浴槽105への湯張りを開始する注湯弁109と、湯張り量を調節する流調弁110と、流量を検出する流量センサ111が設けられている。
このように構成された貯湯式給湯機の湯張り開始時には、流調弁を所定の開度(第1の所定開度)まで開いた状態で湯張りを開始していた。図7は、時間に応じて浴槽への湯張り流量が変化するのを示した図である。図7に示すように第1の所定開度で湯張りを開始
し、その後、所定時間経過した後に流調弁を全開にして湯張りを行う。
し、その後、所定時間経過した後に流調弁を全開にして湯張りを行う。
そして、流量センサで設定湯量の湯張りが行われたことを検知すると、流調弁の開度を全開から第1の所定開度まで絞り、所定時間湯張りを行う。その後、所定時間経過した後に注湯弁を閉じて湯張りを終了する。このように高圧タイプの貯湯式給湯機の場合、浴槽への湯張り流量を2段階にすることで、大流量の変化をなくし水撃作用の発生を防止し、湯張りの開始時ならびに終了時に大流量の変化を起こすことなく湯張りを行うことができる。
しかしながら、2階や3階の上階に浴室を設置した場合には貯湯タンクから上階に湯を送る必要があるため、一階に浴室を設けた場合に比べて高圧タイプの貯湯式給湯機であっても出湯圧が小さくなってしまう。その結果、高圧タイプの貯湯式給湯機であっても、上階へ湯を送ったがために最大流量が水撃作用の生じない程度の水流量に落ちてしまうことになり、水撃作用が生じないにもかかわらず高圧タイプの貯湯式給湯機に特有の湯張り制御(流量を2段階に変化させて湯張りを行う制御)を行うことで、不必要に湯張り時間を長くしてしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、設置状況に応じて最適な湯張り制御を行うことができる使用性の高い貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の貯湯式給湯機は、高温湯を貯える貯湯タンクと、浴槽と、貯湯タンクの上方部より高温水を出湯する出湯管と、給水源から貯湯タンクに水を供給する第1給水管と、第1給水管から分岐した第2給水管と出湯管とを接続し湯水を混合する混合手段と、混合手段から浴槽への湯水を遮断する注湯弁と、混合手段から浴槽へ供給される湯水の流量を調整する流量調整弁と、混合手段から浴槽へ供給される湯水の流量を検出する流量検知手段とを備え、湯張り試運転時もしくは初回の湯張り運転時に、流量調整弁を全開にしたときの流量検知手段で検知する流量が所定流量A未満を検出したときは、次回の湯張り運転時は流量調整弁を全開にして湯張り運転を開始し、湯張り試運転時もしくは初回の湯張り運転時に、流量調整弁を全開にしたときの流量検知手段で検知する流量が所定流量A以上を検出したときは、次回の湯張り運転時は流量調整弁を所定開度にして湯張り運転を開始することを特徴とするものである。
これにより、高圧出湯タイプの貯湯式給湯機であっても、階上への湯張り等で出湯圧力が落ちると、それにあわせて湯張り運転を変更するので、設置条件に応じて最適な湯張り運転を行うことができる。
本発明は、設置状況に応じて最適な湯張り制御を行うことができる使用性の高い貯湯式給湯機を提供することができる。
第1の発明の貯湯式給湯機は、高温湯を貯える貯湯タンクと、浴槽と、貯湯タンクの上方部より高温水を出湯する出湯管と、給水源から貯湯タンクに水を供給する第1給水管と、第1給水管から分岐した第2給水管と出湯管とを接続し湯水を混合する混合手段と、混合手段から浴槽への湯水を遮断する注湯弁と、混合手段から浴槽へ供給される湯水の流量を調整する流量調整弁と、混合手段から浴槽へ供給される湯水の流量を検出する流量検知手段とを備え、湯張り試運転時もしくは初回の湯張り運転時に、流量調整弁を全開にしたときの流量検知手段で検知する流量が所定流量A未満を検出したときは、次回の湯張り運転時は流量調整弁を全開にして湯張り運転を開始し、湯張り試運転時もしくは初回の湯張り運転時に、流量調整弁を全開にしたときの流量検知手段で検知する流量が所定流量A以上を検出したときは、次回の湯張り運転時は流量調整弁を所定開度にして湯張り運転を開始することを特徴とするものである。
これにより、高圧出湯タイプの貯湯式給湯機であっても、階上への湯張り等で出湯圧力が落ちると、それにあわせて湯張り運転を変更するので、設置条件に応じて最適な湯張り運転を行うことができる。
また、第2の発明の貯湯式給湯機は、特に第1の発明において、試運転時もしくは初回の湯張り運転時に浴槽へ湯張り運転を行う場合は、流量調整弁を第1の所定開度にして湯張り運転を開始し、その後、流量調整弁を全開にして湯張り運転を継続するとともに、流量調整弁を全開にした時の流量が所定流量A以上を検出したときは、次回の湯張り運転時は流量調整弁を第2の所定開度にして湯張り運転を開始するとともに、第1の所定の開度よりも第2の所定開度の方が大きく、流量調整弁を第2の所定開度にしても流量検知手段で検出する流量が所定流量A未満であることにより、流量調整弁を全開にしたときに所定流量A以上の流量が流れたとしても、一旦、水撃作用の発生しない第2所定流量まで流量調整弁を開き、その後、全開にするので水撃作用が発生せず、さらに、試運転時もしくは初回の湯張り運転時の第1の所定開度よりも大きい第2の所定開度から湯張りをスタートするので、湯張り時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における貯湯式給湯機の構成図である。まず、図1を用いて本実施の形態の貯湯式給湯機の構成について説明する。
図1は、本実施の形態における貯湯式給湯機の構成図である。まず、図1を用いて本実施の形態の貯湯式給湯機の構成について説明する。
図1に示すように本実施の形態の貯湯式給湯機は、高温湯を貯える貯湯タンク100および貯湯タンク100内の湯水を沸き上げる加熱手段(例えば、ヒートポンプユニット)1を有しており、貯湯タンク100の底部には減圧弁を介さずに第1給水管2が接続されている。そして、貯湯タンク100の上部に接続されている出湯管3から給湯端末4および浴槽5のそれぞれへ湯が供給される。
そして、出湯管3から出湯された高温湯と、第1給水配管2から分岐した第2給水配管6から供給される低温水とを混合弁7にて混合し、混合弁7の下流側に設けられている温
度センサ8が設定温度となるように混合弁7の混合比率が制御される。また、浴槽5と混合弁7との間には、浴槽5への湯張りを開始する注湯弁9と、湯張り量を調節する流量調整弁10と、流量を検出する流量検知手段である流量センサ11が設けられている。なお、本実施の形態では、浴槽5へ湯張り可能に構成している貯湯式給湯機を用いて説明しているが、これに限定されることはなく、本発明の貯湯式給湯機は、湯張り運転に加えて、貯湯タンク100内の高温湯を用いて追い炊き運転可能に構成されている貯湯式給湯機であっても問題はない。
度センサ8が設定温度となるように混合弁7の混合比率が制御される。また、浴槽5と混合弁7との間には、浴槽5への湯張りを開始する注湯弁9と、湯張り量を調節する流量調整弁10と、流量を検出する流量検知手段である流量センサ11が設けられている。なお、本実施の形態では、浴槽5へ湯張り可能に構成している貯湯式給湯機を用いて説明しているが、これに限定されることはなく、本発明の貯湯式給湯機は、湯張り運転に加えて、貯湯タンク100内の高温湯を用いて追い炊き運転可能に構成されている貯湯式給湯機であっても問題はない。
次に、湯張り運転について説明する。まず、本発明の貯湯式給湯機を設置した時に、問題なく作動するかを確かめる試運転を行う。この試運転には貯湯タンク100内の湯水がきっちり沸き上げられるかを確認する沸き上げ試運転や、浴槽5へ正常に湯張り運転ができるかを確認する湯張り試運転、さらには各配管内の空気を抜くための空気抜き運転などが含まれており、施工業者は必ず試運転を行う。
次に、湯張り試運転について説明する。図2は湯張り試運転を説明する図である。本願発明の貯湯式給湯機は、貯湯タンク100の底部に減圧弁を介さず第1給水配管2が接続されている高圧タイプの貯湯式給湯機であるため、いきなり流量調整弁10を全開にして湯張り運転を行うと、水衝撃による配管振動や振動音が発生してしまう。そこで、湯張り試運転時には、流量調整弁10の開度が所定の初期開度(第1の所定開度)となるように湯張り試運転を開始する。なお、流量調整弁10の開度が第1の所定開度とすることによって、およそ5L/minの流量で湯張り試運転が開始される。なお、5L/minは実験等から算出される値であり、これに限定されるものではない。
湯張り試運転を開始するときには、注湯弁9を開くことによって湯張り試運転が開始され、湯張り試運転が開始してから第1の所定期間(例えば、5秒間)は第1の所定開度にしたまま湯張り試運転を継続する。この第1の所定期間は、温度センサ8の温度が安定する期間としている。また、第1の所定開度として湯張り試運転を開始することで、水撃音を発生させずに湯張り試運転ができる。
次に、温度センサ8で検出する温度が安定すると、流量調整弁10を全開に駆動していく。このとき、第2の所定期間(例えば、15秒間)をかけて、流量調整弁10の開度を第1の所定開度から全開へと変化させていく。これは、流量調整弁10の開度を全開までいっきに開いてしまうと、混合弁7の動作が温調するために駆動速度が速くなってしまい動作音(水切り音)が大きくなってしまう。そのため、これを防止するために、第2の所定期間をかけて流量調整弁10の開度を全開まで駆動していく。なお、流量調整弁10の開度を全開にすると、湯張り流量が大凡18L/min程度となる。
そして、流量センサ11で設定湯量の湯張りが行われたことを検知すると、湯張り試運転の終了時は、湯張り試運転の開始時と同様に、水切り音の防止のため流量調整弁10の開度を、全開から第1の所定開度まで約15秒かけて駆動する。そして、第1の所定期間(例えば、5秒間)、流量調整弁10の開度を第1の所定開度として、その後、注湯弁9を閉じて湯張り試運転を終了する。このとき、湯張り試運転を終了するときにも、第1の所定期間、流量調整弁10の開度を第1の所定開度としたが、これに限定されることなく、湯張り試運転開始時の第1の所定期間と異ならせてもよい。
また、湯張り運転を終了する時にも、第1の所定開度で第1の所定期間注湯するのは、温度センサ8で検出する温度を安定させるためであり、その結果、湯張り運転終了するときに浴槽5へ供給される湯水の温度を一定にすることができ、温度センサ8で検出する温度がハンチングして、冷たい温水を浴槽5へ供給して湯張り運転を終了することがないようにしている。
このように高圧タイプの貯湯式給湯機の場合、浴槽への湯張り流量を2段階にすることで、大流量の変化をなくし水撃作用の発生を防止し、湯張りの開始時ならびに終了時に大流量変化と温度変動を起こすことなく湯張りを行うことができる。
ところが、2階や3階の上階に浴室を設置した場合には貯湯タンクから上階に湯を送る必要があるため、一階に浴室を設けた場合に比べて高圧タイプの貯湯式給湯機であっても出湯圧が小さくなってしまう。その結果、高圧タイプの貯湯式給湯機であっても、上階へ湯を送ったがために最大流量が水撃作用の生じない程度の水流量(15L/min未満)に落ちてしまい、水撃作用が生じないにもかかわらず高圧タイプの貯湯式給湯機に特有の湯張り制御(流量を2段階に変化させて湯張りを行う制御)を行うことで、不必要に湯張り時間を長くしてしまう。そこで本発明の貯湯式給湯機では、湯張り試運転もしくは初回の湯張り運転時に流量センサ11で検知した全開時の湯はり流量に基づいて、2回目以降の湯張り時間の短縮を行う。
具体的には、湯張り試運転時に、流量調整弁10が全開のときの流量が、所定流量Aよりも大きいか小さいかを確認する。すなわち、流量調整弁10を全開にした時の流量センサ11で検出する流量が、所定流量A(本実施の形態では15L/minとするが、貯湯式給湯機の配管長などによって異なるため、一義的に決定されるものではない)よりも大きいか小さいかを確認する。なお、所定流量Aとは、流量調整弁10を駆動した時の変化量が所定流量Aを超えると水撃作用が発生する変化量のことを示している。
次に2回目以降の湯張りについて説明する。まず、湯張り試運転時に流量調整弁10が全開の時の湯張り流量が、所定流量A(15L/min)未満の場合の湯張り運転について説明する。
図3および図4は、2回目以降の湯張り運転を説明する図である。湯張り試運転時に流量調整弁10が全開のときの湯張り流量が、例えば、14L/minであったとすると、所定流量A(15L/min)未満であるため、図3のように湯張り運転が行われる。つまり、流量をゼロから14L/minまで一気に開いても、水撃作用が発生しないため、2段階にする必要がなくなる。
そこで、図3に示すように、第1の所定開度で湯張り運転を開始せずに、いきなり流量調整弁10を全開にして湯張り運転を開始する。その結果、流量を2段階に分けて湯張り運転を行う必要がなくなり、湯張り時間を短縮することができる。つまり、湯張り試運転で行っていた、湯張り試運転開始時および終了時の第1の所定期間および第2の所定期間が不要になり、少なくともその分は短縮することができる。
次に、湯張り試運転時に流量調整弁10が全開のときの湯張り流量が、例えば、16L/minであったとすると、所定流量A(15L/min)以上であるため、図4のように湯張り運転が行われる。つまり、流量調整弁10をゼロから全開までいっきに開いてしまうと、水撃作用が発生してしまう流量である。ところが、所定流量Aまでは変化させても水撃作用が発生しないことが分かっているので、2回目以降は、第2の所定開度まで開いて湯張り運転を開始する。第2の所定開度とは、第1の所定開度よりも大きく、第2の所定開度を開いても所定流量Aは流れない開度のことである。つまり、第1の所定開度から第2の所定開度とすることで、湯張り運転時間を短縮することができる。
図4を用いて、湯張り最大流量が所定流量Aを超えるときの湯張り運転について説明する。まず、湯張り運転開始時には、流量調整弁10の開度を第2の所定開度(例えば、14L/minが流れる開度)とする。その結果、湯張り運転開始時には湯張り流量14L
/minで湯張り運転が行われるが、水撃作用が発生する流量よりも少ない流量なので、水撃作用は発生しない。
/minで湯張り運転が行われるが、水撃作用が発生する流量よりも少ない流量なので、水撃作用は発生しない。
そして、温度センサ8で検出する温度が安定させるために第1の所定期間の間、流量調整弁10の開度を第2の所定開度で固定する。その後、流量調整弁10の開度を、第2の所定開度から全開まで第2の所定期間かけて駆動させることによって、混合弁7の水切り音の発生を抑制する。
そして、流量調整弁10の開度を全開にして湯張り運転を継続し、設定湯量の湯張り運転が終了すると、再度、第2の所定期間をかけて流量調整弁10の開度を全開から第2の所定開度まで駆動させる。その後、第2の所定開度で第1の所定期間の間固定して、第1の所定期間が経過後、注湯弁9を閉じて湯張り運転を終了する。
このように、2回目以降の湯張り運転を第2の所定開度として、その後、全開とすることで、湯張り試運転時よりも湯張り時間を短縮することができる。なお、本実施の形態で使用した各数値は実験等で決定されるものであり、一義的に決定されるものではないため、本実施の形態で示した各数値に限定されるものではない。
以上のように、本発明の貯湯式給湯機は一体型ヒートポンプ式給湯機、別体に構成された分離型ヒートポンプ式給湯機、給湯用熱交換器で加熱したお湯をそのまま出湯できる直接出湯型ヒートポンプ式給湯機などの各種ヒートポンプ給湯機、さらには熱源に電気ヒータを用いる電気温水器や熱源に石油やガスを組み合わせた貯湯式の給湯機にも適用できる。
1 加熱手段
2 第1給水管
3 出湯管
4 給湯端末
5 浴槽
6 第2給水管
7 混合弁
8 温度センサ
9 注湯弁
10 流量調整弁
11 流量センサ
100 貯湯タンク
2 第1給水管
3 出湯管
4 給湯端末
5 浴槽
6 第2給水管
7 混合弁
8 温度センサ
9 注湯弁
10 流量調整弁
11 流量センサ
100 貯湯タンク
Claims (2)
- 高温湯を貯える貯湯タンクと、浴槽と、前記貯湯タンクの上方部より高温水を出湯する出湯管と、給水源から前記貯湯タンクに水を供給する第1給水管と、前記第1給水管から分岐した第2給水管と前記出湯管とを接続し湯水を混合する混合手段と、前記混合手段から前記浴槽への湯水を遮断する注湯弁と、前記混合手段から前記浴槽へ供給される湯水の流量を調整する流量調整弁と、前記混合手段から前記浴槽へ供給される湯水の流量を検出する流量検知手段とを備え、湯張り試運転時もしくは初回の湯張り運転時に、前記流量調整弁を全開にしたときの前記流量検知手段で検知する流量が所定流量A未満を検出したときは、次回の湯張り運転時は流量調整弁を全開にして湯張り運転を開始し、湯張り試運転時もしくは初回の湯張り運転時に、前記流量調整弁を全開にしたときの前記流量検知手段で検知する流量が所定流量A以上を検出したときは、次回の湯張り運転時は流量調整弁を所定開度にして湯張り運転を開始することを特徴とする貯湯式給湯機。
- 試運転時もしくは初回の湯張り運転時に浴槽へ湯張り運転を行う場合は、流量調整弁を第1の所定開度にして湯張り運転を開始し、その後、流量調整弁を全開にして湯張り運転を継続するとともに、前記流量調整弁を全開にした時の流量が所定流量A以上を検出したときは、次回の湯張り運転時は流量調整弁を第2の所定開度にして湯張り運転を開始するとともに、第1の所定の開度よりも第2の所定開度の方が大きく、前記流量調整弁を前記第2の所定開度にしても流量検知手段で検出する流量が所定流量A未満であることを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
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