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JP5401515B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、用紙に対して印刷を行う画像形成装置が知られている。このような画像形成装置としては、コピー装置、プリンタ装置およびファックス装置などがある。また、コピー機能、プリンタ機能およびファックス機能などの複数の機能を併せ持つ複合機も画像形成装置に相当する。
また、画像形成装置には、各種設定やジョブ実行の操作を受け付けるための操作パネルが設けられているのが一般的である。そして、ジョブ実行中にエラーが発生したときなどには、エラーが発生した旨をユーザーに報知するためのエラーメッセージを操作パネルに表示する(たとえば、特許文献1参照)。
ここで、操作パネルの表示部のサイズが比較的大きければ、ジョブ実行中にエラーが発生したとき、発生したエラーに関する詳細な情報を操作パネルに表示することができる。たとえば、特許文献1では、ジョブ実行中にエラーが発生したとき、エラーが発生したジョブ(以下、エラージョブと言う)の実行指示を行ったユーザーの画像が操作パネルに表示される。これにより、エラージョブの実行指示を行ったユーザーの特定が容易になる。
特開2001−344086号公報
上記した画像形成装置において、ジョブ実行中にエラーが発生すると、通常では、エラージョブの実行指示を行ったユーザーがエラーからの復帰処理を行う。このとき、特許文献1のように、エラージョブの実行指示を行ったユーザーが容易に特定されれば、エラーからの復帰処理が速やかに開始される。
しかし、エラージョブの実行指示を行ったユーザー(エラーからの復帰処理を行うユーザー)が画像形成装置の操作に慣れていない場合もある。この場合、エラーからの復帰処理が速やかに開始されたとしても、エラーからの復帰処理に時間がかかってしまうという不都合が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、エラーからの復帰処理に時間がかかるのを抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、エラーからの復帰処理を行ったエラー処理実施ユーザーを撮影するカメラと、そのカメラで撮影されたエラー処理実施ユーザーの画像データを記憶する記憶部と、エラーが発生したときに、エラー処理実施ユーザーの画像を表示する表示部と、を備えている。
本発明の構成によると、エラーからの復帰処理を行ったエラー処理実施ユーザーをカメラが撮影し、そのカメラで撮影されたエラー処理実施ユーザーの画像データを記憶部が記憶する。そして、表示部は、エラーが発生したときに、エラー処理実施ユーザーの画像を表示する。これにより、ユーザーからすると、エラーが発生したときに、誰に支援を求めたら良いのかが分かり易い。すなわち、エラージョブ(エラーが発生したジョブ)の実行指示を行ったユーザーは、速やかに、エラーからの復帰処理を経験したことがあるユーザー(表示部に表示されているエラー処理実施ユーザー)に支援を求めることができる。したがって、エラーからの復帰処理に時間がかかるのを抑制することが可能となる。
上記の構成において、より好ましくは、発生したエラーを検知するためのエラー検知部をさらに備え、記憶部は、エラー処理実施ユーザーの画像データをエラー内容と関連付けて記憶し、表示部は、エラーが発生したときに、現時点で発生したエラー内容と同じ内容のエラーからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像を表示する。このように構成すれば、エラーが発生したときに、エラージョブの実行指示を行ったユーザーに対して、より適切なエラー処理実施ユーザー(支援者)を報知することができる。
また、異なる箇所で同じ内容のエラーが発生する場合には、表示部は、現時点で発生したエラー箇所と同じ箇所のエラーからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像を表示する。たとえば、エラー内容が紙詰りである場合には、表示部は、現時点の紙詰り箇所と同じ箇所の紙詰りからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像を表示する。ここで、紙詰りは様々な箇所で発生し、紙詰りからの復帰の処理方法は紙詰りが発生した箇所毎に異なる。したがって、紙詰りが起こったときに、現時点の紙詰り箇所と同じ箇所の紙詰りからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像を表示部に表示させることによって、エラージョブの実行指示を行ったユーザーに対して、より適切なエラー処理実施ユーザー(支援者)を報知することができる。
上記の構成において、好ましくは、表示部は、エラー処理実施ユーザーの画像データが記憶部に複数記憶されていれば、エラーからの復帰処理の実施日が新しい順に、複数のエラー処理実施ユーザーの画像を並べて表示する。このように構成すれば、エラージョブの実行指示を行ったユーザーに対して、直近にエラーからの復帰処理を行ったエラー処理実施ユーザー(支援者)を報知することができる。
上記の構成において、好ましくは、エラーからの復帰処理の終了を検知するための検知部をさらに備え、カメラは、検知部がエラーからの復帰処理の終了を検知したときに操作していたユーザーをエラー処理実施ユーザーとして撮影する。このように構成すれば、エラー処理実施ユーザーの撮影時期を逸することはない。すなわち、確実に、エラー処理実施ユーザーを撮影することができる。
上記の構成において、好ましくは、表示部は、エラーが発生したとき、エラー処理実施ユーザーの画像の表示指示を受け付けるための操作キーを表示し、その操作キーの押下操作を受けた場合に、エラー処理実施ユーザーの画像を表示する。このように構成すれば、エラージョブの実行指示を行ったユーザーに、エラー処理実施ユーザーの画像を表示部に表示するか否かを選択させることができる。
以上のように、本発明によれば、エラーからの復帰処理に時間がかかるのを抑制することが可能な画像形成装置を容易に得ることができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置の外観図 図1に示した画像形成装置の内部構造を示した概略図 図1に示した画像形成装置に備えられた操作パネルの外観図 図1に示した画像形成装置のハードウェア構成を示したブロック図 図3に示した操作パネルに表示されるエラー画面の一例を示した図 図3に示した操作パネルに表示されるエラー画面の一例を示した図(エラー画面にエラー処理実施ユーザーの画像が盛り込まれた図) 本発明の一実施形態による画像形成装置の動作(エラー処理実施ユーザーを撮影するときの動作)を説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による画像形成装置の動作(エラー処理実施ユーザーの画像を表示するときの動作)を説明するためのフローチャート
以下に、図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態による画像形成装置100の全体構成について説明する。
本実施形態の画像形成装置100は、たとえば、図1に示すような複合機であって、コピー、プリント、スキャナおよびファックスなどの複数種のジョブを実行することができる。また、画像形成装置100は、ログインしたユーザーにのみ装置の使用(または、特定の機能の使用)を許可する機能も有する。たとえば、ユーザーは、画像形成装置100の使用に際して、ログインのためのユーザー認証を受ける。そして、ログインしたユーザーは、与えられた権限の範囲内で画像形成装置100の使用が許可される。
この画像形成装置100の具体的な構成としては、図2に示すように、操作パネル101、画像読取部102およびエンジン部(給紙部103、搬送路104、画像形成部105および定着部106)などを備える。
操作パネル101は、たとえば、装置本体に設けられた支持部材101aによって支持されており、装置本体から独立している。そして、この操作パネル101は、支持部材101aに対して、角度調整が可能なように取り付けられている。すなわち、ユーザーからすると、自身にとって使い易い位置で操作パネル101の向きを固定することができる。
操作パネル101には、図3に示すように、表示部としての液晶表示部11が設けられている。液晶表示部11には、各種設定などを行うためのメニューおよび設定キー(ソフトキー)が表示されるとともに、装置状態などを示すメッセージも表示される。そして、ユーザーは、液晶表示部11に表示された設定キーを押下することで、各種設定などを行うことができる。なお、液晶表示部11は、その表示面がタッチパネルで覆われた形態をとる。これにより、液晶表示部11に表示された設定キーがユーザーによって押下されたとき(タッチパネルが押下されたとき)、タッチパネルの出力に基づいて押下位置の座標を検出できるようになっている。
また、操作パネル101には、テンキー12やスタートキー13などのハードキーが設けられている。テンキー12は、数値入力が必要な設定指示をユーザーから受け付けるためのハードキーである。スタートキー13は、各種ジョブの実行開始の指示をユーザーから受け付けるためのハードキーである。
さらに、操作パネル101には、コピーキー14、送信キー15およびボックスキー16などのハードキーも設けられている。そして、コピーキー14がユーザーによって押下されると、コピーを利用する上で必要な設定キーやメッセージなどが液晶表示部11に表示される。送信キー15がユーザーによって押下されると、スキャナおよびファックスを利用する上で必要な設定キーやメッセージなどが液晶表示部11に表示される。ボックスキー16がユーザーによって押下されると、ボックスを利用する上で必要な設定キーやメッセージなどが液晶表示部11に表示される。なお、ボックスというのは、ボックスと呼ばれる所定の保存領域(たとえば、後述する記憶部113に設けられたフォルダ)に画像データなどを保存しておくジョブである。
図2に戻って、画像読取部102は、原稿を読み取り、原稿の画像データを形成する。画像読取部102には、図示しないが、露光ランプ、ミラー、レンズおよびイメージセンサーなどの光学系部材が設けられている。この画像読取部102は、載置読取用コンタクトガラス21に載置される原稿(あるいは、送り読取用コンタクトガラス22に送られる原稿)にビームを照射し、その原稿の反射ビームを受けたイメージセンサーの各画素の出力値をA/D変換することにより、画像データを生成する。これにより、画像読取部102による原稿の読み取り動作によって得られた画像データに基づき印刷を行うことができる(コピー)。また、画像読取部102による原稿の読み取り動作によって得られた画像データを蓄積することもできる(スキャナ)。なお、画像読取部102による原稿の読み取り時には、たとえば、画像形成装置100に設置したオプションとしての原稿搬送装置200によって、原稿を送り読取用コンタクトガラス22に1枚ずつ送ることができる。
この原稿搬送装置200には、原稿載置トレイ201および原稿排出トレイ202が設けられている。そして、原稿載置トレイ201に原稿が載置され、その状態で原稿の読み取りが開始されると、原稿搬送装置200は、原稿を1枚ずつ送り読取用コンタクトガラス22に送り、排出トレイ202まで搬送する。
給紙部103は、記録媒体としての用紙Pを収容するカセット31を複数有し、それら複数のカセット31に収容された用紙Pを搬送路104に供給する。また、この給紙部103には、収容された用紙Pを引き出すピックアップローラー32や、用紙Pの重送を抑制するための分離ローラー対33が設けられている。さらに、給紙部103には、たとえば、カセット31が装着されているか否かを検知するためのカセット着脱検知部34が設けられている。
搬送路104は、装置内部において用紙Pを搬送するものである。具体的に言うと、給紙部103から供給された用紙Pは、搬送路104によって、画像形成部105および定着部106をこの順番で通過する。この搬送路104には、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラー対41が設けられている。さらに、用紙Pを画像形成部105の手前で待機させ、タイミングを合わせて画像形成部105に送り出すレジストローラー対42も設けられている。
画像形成部105は、画像データに基づきトナー像を形成し、そのトナー像を用紙Pに転写する。画像形成部105は、感光体ドラム51、帯電装置52、露光装置53、現像装置54、転写ローラー55およびクリーニング装置56を含んでいる。
トナー像の形成プロセスおよびトナー像の用紙Pへの転写プロセスとしては、まず、感光体ドラム51を回転駆動させ、その感光体ドラム51の表面を帯電装置52で所定電位に帯電させる。露光装置53は、画像データに基づきレーザー光Lを出力し、感光体ドラム51の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム51の表面に静電潜像を形成する。続いて、現像装置54は、感光体ドラム51の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。
そして、転写ローラー55は、感光体ドラム51の表面に圧接する。この後、レジストローラー対42がタイミングを図り、転写ローラー55と感光体ドラム51との間に用紙Pを進入させる。このとき、転写ローラー55には所定の電圧が印加される。これによって、感光体ドラム51の表面のトナー像が用紙Pに転写される。なお、転写プロセスが終わると、クリーニング装置56は、感光体ドラム51の表面に残留するトナーなどを除去する。
定着部106は、用紙Pに転写されたトナー像を加熱・加圧して定着させる。この定着部106は、発熱源を内蔵する定着ローラー61と、定着ローラー61に圧接される加圧ローラー62とを含んでいる。そして、トナー像が転写された用紙Pは、定着ローラー61と加圧ローラー62との間を通過することで、加熱・加圧される。これにより、用紙Pにトナー像が定着され、印刷が完了する。
なお、画像形成装置100には、オプションとしての後処理装置300を設置することができる。たとえば、画像形成装置100に後処理装置300を設置した場合、印刷済みの用紙Pは、後処理装置300に向けて搬送され、用紙導入口301から後処理装置300の内部に導入される。そして、後処理装置300は、用紙導入口301から導入された印刷済みの用紙Pに対して、たとえば、仕分け、ステープル処理およびパンチ処理などの後処理を行う。この後、後処理装置300は、後処理した用紙Pを排出トレイ302に排出する。
次に、図4を参照して、画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。
画像形成装置100は、主制御部110を有する。この主制御部110は、中央演算処理装置であるCPU111や画像処理部112などを含む。また、主制御部110は、操作パネル101、画像読取部102およびエンジン部(給紙部103、搬送路104、画像形成部105および定着部106)などと接続されている。そして、主制御部110は、記憶部113に記憶された各種のプログラムおよびデータに基づき、各部の制御や演算などを行う。なお、主制御部110は、全体制御や画像処理を行うメイン制御部と、画像形成や各種回転体を回転させるモーターのオン/オフを制御するエンジン制御部とに分割されていてもよい。
記憶部113は、ROM113a、RAM113bおよびHDD113cなどの揮発性の記憶装置と不揮発性の記憶装置とを含む。そして、記憶部113に記憶された各種のプログラムおよびデータは、ROM113aに記憶され、RAM113bに展開される。
記憶部113に記憶されるプログラムとしては、複数種のジョブをそれぞれ実行するための複数のアプリケーションプログラムがあり、たとえば、コピーを実行するためのコピーアプリ、プリントを実行するためのプリントアプリ、スキャナを実行するためのスキャナアプリ、ファックスを実行するためのファックスアプリ、および、ボックスを実行するためのボックスアプリなどが挙げられる。なお、これら基本的なジョブに対応したアプリ以外の種々のアプリが記憶されていてもよい。
また、主制御部110は、通信部114と接続される。通信部114は、たとえば、外部のコンピューター400とネットワーク(あるいは、ケーブル)を介して通信可能に接続される。これにより、コンピューター400から送信された画像データに基づき印刷を行うことができる(プリント)。さらに、画像読取部102による原稿の読み取り動作によって得られた画像データをコンピューター400に送信することもできる(スキャナ)。さらに、たとえば、通信部114にモデムなどを内蔵してもよく、この場合、電話回線などのネットワークを介して、外部のファックス装置500とファックス通信を行うことができる(ファックス)。
また、主制御部110は、何らかのエラーが発生した場合に、発生したエラーを検知する(エラー内容およびエラー箇所を検知する)ためのエラー検知部115に接続されている。エラー検知部115としては、たとえば、用紙搬送センサー、トナー残量センサーおよび用紙残量センサーなどが挙げられる。
用紙搬送センサーは、用紙Pの搬送状況を検知するためのセンサーであり、透過型光センサーなどからなる。この用紙搬送センサーは、用紙Pの搬送経路に沿って複数設けられる。そして、主制御部110は、給紙開始から検知すべき時間帯に用紙Pの到達(通過)を検知できなければ、紙詰りに関するエラーが発生したと認識する。また、このとき、複数の用紙搬送センサーが用紙Pの搬送経路に沿って設けられているので、紙詰り箇所も特定することができる。
トナー残量センサーは、トナーコンテナー54aの内部におけるトナーの残量を検知するためのセンサーである。すなわち、主制御部110は、トナー残量センサーの出力に基づき、トナー切れに関するエラーが発生していないか否かを認識する。
用紙残量センサーは、カセット31における用紙Pの有無を検知するためのセンサーであり、用紙載置板に形成された穴から用紙Pに向けて光を照射する反射型光センサーである。すなわち、用紙残量センサーは、用紙Pがカセット31に残っているときと残っていないときで出力が変化する。これにより、主制御部110は、用紙残量センサーの出力に基づき、用紙切れに関するエラーが発生していないか否かを認識する。
また、主制御部110は、何らかのエラーが発生した後に、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えたか否かを検知するための検知部116に接続されている。たとえば、この検知部116は、メンテナンス用カバー1(図1参照)の開閉を検知するためのカバー開閉検知部2である。ここで、メンテナンス用カバー1というのは、画像形成装置100の内部機構が外部に露出されないように覆うカバーであり、ユーザーが任意に開閉できるようになっている。なお、図1では、画像形成装置100の正面にのみメンテナンス用カバー1が設置されているが、画像形成装置100の側面にもメンテナンス用カバー1が設置されていてもよい。
たとえば、ユーザーは、紙詰りやトナー切れなどの種々のエラーが発生すると、メンテナンス用カバー1を開き、エラーからの復帰処理(詰まった用紙Pを取り除く処理や、トナーコンテナ54aを交換する処理など)を行う。そして、ユーザーは、エラーからの復帰処理を終えた後、メンテナンス用カバー1を閉じる。
このため、主制御部110は、カバー開閉検知部2の出力に基づいてメンテナンス用カバー1が開かれていることを検知すると、ユーザーがエラーからの復帰処理を行っていると判断することができる。その一方、主制御部110は、カバー開閉検知部2の出力に基づいてメンテナンス用カバー1が開かれてから再び閉じられたことを検知すると、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えたと判断することができる。このことから、カバー開閉検知部2は、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えたか否かを検知するための検知部116であると言える。
また、カセット31の着脱を検知するためのカセット着脱検知部34も、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えたか否かを検知するための検知部116の一つである。たとえば、ユーザーは、紙切れに関するエラーが発生すると、カセット31を引き出し、カセット31に用紙Pを補充する。そして、ユーザーは、カセット31に用紙Pを補充した後(すなわち、エラーからの復帰処理を終えた後)、カセット31を装着し直す。
このため、主制御部110は、カセット着脱検知部34の出力に基づいてカセット31が引き出されていることを検知すると、ユーザーがエラーからの復帰処理を行っていると判断することができる。その一方、主制御部110は、カセット着脱検知部34の出力に基づいてカセット31が引き出されてから再び装着されたことを検知すると、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えたと判断することができる。このことから、カセット着脱検知部34は、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えたか否かを検知するための検知部116であると言える。
主制御部110に接続される操作パネル101は、表示制御部17を有する。表示制御部17は、CPUやICなどからなり、液晶表示部11(タッチパネル)に表示されたソフトキーがユーザーによって押下されると、タッチパネルの出力を受けて押下位置の座標を特定する。これによって、液晶表示部11に対してユーザーが押下した位置(選択したソフトキー)が特定される。タッチパネルの出力と押下位置の座標との対応を示すテーブルなどのデータは、記憶部18(あるいは、記憶部113)に記憶される。
たとえば、ユーザーがコピーキー14を押下した場合、表示制御部17は、コピーに関する設定指示を受け付けるための設定画面(ソフトキーとしての設定キーやメッセージなどが配された画面)を液晶表示部11に表示させる。液晶表示部11に表示された設定キーをユーザーが押下すると、表示制御部17は、ユーザーによって押下された設定キーを検知し、その検知結果を主制御部110に出力する。これにより、コピーに関する設定内容が設定変更される。
そして、表示制御部17は、実行するジョブに関する設定指示をユーザーから受け付けた後、ソフトキーとしてのスタートキーを液晶表示部11に表示させる。これにより、ユーザーは、液晶表示部11に表示されたスタートキーを押下することによって、ジョブの実行を開始することができる。あるいは、ハードキーとしてのスタートキー13をユーザーが押下した場合にも、ジョブの実行が開始される。
また、表示制御部17は、ジョブの実行中にエラーが発生すると、エラーが発生した旨をユーザーに報知するためのエラー画面を液晶表示部11に表示させる。たとえば、印刷中に紙詰りが起こった場合、表示制御部17は、紙詰りからの復帰処理の仕方(詰まった用紙Pの取り除き方)Mを示した図5のようなエラー画面ESを液晶表示部11に表示させる。これにより、ユーザーは、エラー画面ESを確認することで、紙詰りからの復帰処理を行うことができる。また、図示しないが、表示制御部17は、紙詰りに関するエラー以外の他のエラーが発生した場合にも、図5と同様、エラーからの復帰処理の仕方を示したエラー画面ESを液晶表示部11に表示させる。なお、通常では、ジョブの実行中にエラーが発生すると、エラーが発生したジョブ(以下、エラージョブと言う)の実行指示を行ったユーザーがエラーからの復帰処理を行う。
ここで、エラージョブの実行指示を行ったユーザーが画像形成装置100の操作に慣れていなければ、エラー画面ESを確認したとしても、復帰処理に手間取ったり、復帰処理の仕方を理解できなかったりすることが多々ある。この場合、装置操作に不慣れなユーザーは、他のユーザー(たとえば、現時点で発生しているエラーからの復帰処理を行ったことがあるユーザー)に支援を求める。しかし、同一の画像形成装置100を大勢のユーザーで共用していると、装置操作に不慣れなユーザーは、誰に支援を求めたら良いのかが分からない。
このような不都合を解消するため、本実施形態では、ジョブの実行中にエラーが発生したときに、現時点で発生しているエラーからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像(たとえば、ユーザーの特定が可能な顔画像)を液晶表示部11に表示するようにしている。これにより、装置操作に不慣れなユーザーは、誰に支援を求めたら良いのかが分かる。
具体的には、本実施形態では、図4に示すように、エラー処理実施ユーザーを撮影するための撮影部107を備える。撮影部107は、カメラ71と、カメラ制御部72とを含んでいる。カメラ71は、たとえば、デジタルカメラであって、光学レンズ、イメージセンサー(CCDやCMOS)、A/Dコンバーターおよびイメージプロセッサ(DSP)などからなる。カメラ71では、光学レンズを介してイメージセンサーにエラー処理実施ユーザー(被写体)の像を投影し、それによって得られた映像信号(アナログ信号)をA/Dコンバーターでデジタル化する。その後、イメージプロセッサで画像処理を施し、一時的にDRAMに保存する。そして、カメラ制御部72は、カメラ71の撮影動作(撮影するタイミングなど)を制御し、カメラ71で撮影されたエラー処理実施ユーザーの画像データを撮影日(エラー処理実施ユーザーがエラーからの復帰処理を実施した日)と共に記憶部18に記憶させる。
たとえば、エラーからの復帰処理を行っているユーザーは、エラーからの復帰処理を終えると、メンテナンス用カバー1を閉めたり、カセット31を装着したりする。そこで、カメラ制御部72は、主制御部110が検知部116の出力に基づいてエラーからの復帰処理の終了を検知したとき、その時点で画像形成装置100を操作していたユーザーをエラー処理実施ユーザーとしてカメラ71に撮影を行わせ、画像データを記憶部18に記憶させる。
あるいは、たとえば、カメラ制御部72は、ジョブの実行開始に際してユーザーがスタートキー13(または、液晶表示部11に表示したソフトキーとしてのスタートキー)を押下したとき、スタートキー13を押下したユーザーの撮影をカメラ71に行わせる。この後、カメラ制御部72は、主制御部110が検知部116の出力に基づいてエラーからの復帰処理の終了を検知すれば、ジョブの実行開始時にカメラ71で撮影したユーザーの画像データをエラー処理実施ユーザーの画像データとして記憶部18に記憶させる。ただし、ジョブの実行開始時のユーザーがエラーからの復帰処理を実際に行っていない(言い換えると、ジョブの実行開始時のユーザーとは別のユーザーがエラーからの復帰処理を行っている)場合もある。したがって、この場合には、エラーからの復帰処理を実際に行っていないユーザーの画像データがエラー処理実施ユーザーの画像データとして記憶部18に記憶されることになる。しかし、ジョブの実行開始時のユーザーとは別のユーザーがエラーからの復帰処理を行っていたとしても、ジョブの実行開始時のユーザーは、エラーからの復帰処理に関わっている。これにより、ジョブの実行開始時のユーザーは、エラーからの復帰処理を実際に行っていなかったとしても、エラー処理実施ユーザー(エラーからの復帰処理を経験したことのあるユーザー)であると言える。
エラー処理実施ユーザーを撮影する際には、撮影回数が1回でもよいが、一定の間隔(たとえば、数百ミリ秒から数十秒の間隔)で連続して複数回の撮影を行うようにしてもよい。そして、主制御部110が検知部116の出力に基づいてエラーからの復帰処理の終了を検知したとき、複数の画像データのうちのいずれかの画像データを選択し、その選択した画像データをエラー処理実施ユーザーの画像データとして記憶部18に記憶させてもよい。この場合、たとえば、カメラ制御部72は、顔認識処理を行って、エラー処理実施ユーザーの顔が認識できる画像データを選択する。
なお、エラー処理実施ユーザーは、メンテナンス用カバー1を開閉したり、カセット31を脱着したりするので、エラーからの復帰処理を終えると、画像形成装置100の正面に居ることが多い。このため、カメラ71は、画像形成装置100の正面に居るエラー処理実施ユーザーの撮影が良好に行われるように、操作パネル101に取り付けられている(図3参照)。あるいは、メンテナンス用カバー1(図1参照)の近傍にカメラ71を取り付けてもよい。いずれにしても、カメラ71は、エラー処理実施ユーザーの撮影が可能な箇所に取り付けられている。
ところで、ジョブの実行中に発生するエラーの種類は多数ある。このため、カメラ制御部72は、エラー処理実施ユーザーの画像データをエラーの内容毎に分類して記憶部18に記憶させる。また、エラーの内容が同一であっても、エラーの発生箇所が異なる場合もある。たとえば、紙詰りに関するエラーを例にとると、給紙部103で紙詰りが起こることもあるし、定着部106で紙詰りが起こることもある。そこで、カメラ制御部72は、紙詰りからの復帰処理を行ったエラー処理実施ユーザーの画像データを紙詰りの箇所毎にさらに分類して記憶部18に記憶させる。
そして、表示制御部17は、何らかのエラーが発生したとき、記憶部18に蓄積されたエラー処理実施ユーザーの画像データを参照し、現時点で発生したエラー内容と同じ内容のエラーからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像を液晶表示部11に表示させる。さらに、異なる箇所で同じ内容のエラーが発生する場合には、表示制御部17は、現時点で発生したエラー箇所と同じ箇所のエラーからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像を液晶表示部11に表示させる。なお、このとき、表示制御部17は、エラー処理実施ユーザーの画像と共に、エラーからの復帰処理の実施日(カメラ71による撮影日)も液晶表示部11に表示させる。
たとえば、発生したエラーが紙詰りに関するエラーであれば、表示制御部17は、図6に示すように、現時点の紙詰り箇所と同じ箇所の紙詰りからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像Uをエラー画面ESに盛り込む。このとき、適合するエラー処理実施ユーザーの画像データが記憶部18に複数記憶されていれば、表示制御部17は、エラーからの復帰処理の実施日が新しい順に、複数のエラー処理実施ユーザーの画像Uを並べて表示する。また、説明は省略するが、表示制御部17は、紙詰りに関するエラー以外の他のエラーが発生した場合にも、同様の表示制御を行う。
なお、エラーが発生したときに、エラー処理実施ユーザーの画像をエラー画面ESに自動的に盛り込むのではなく、エラージョブの実行指示を行ったユーザーの操作を受けてエラー処理実施ユーザーの画像Uを液晶表示部11に表示するようにしてもよい。
この場合には、たとえば、エラー処理実施ユーザーの画像Uの液晶表示部11への表示指示を受け付けるためのソフトキー(ヘルプキー)SKがエラー画面ESに配される。そして、表示制御部17は、エラーが発生した後(エラー画面ESを液晶表示部11に表示させた後)、エラージョブの実行指示を行ったユーザーからソフトキーSKの押下操作を受けたときに、エラー処理実施ユーザーの画像Uを液晶表示部11に表示させる。
次に、図7を参照して、エラー処理実施ユーザーを撮影するときの動作の一例について説明する。
まず、図7のフローのスタート時点では、ジョブの実行中であるとする。そして、ジョブの実行中にエラーが発生し、そのエラーからの復帰処理をユーザー(エラージョブの実行指示を行ったユーザーまたは別のユーザー)が実施するときに、図7のフローがスタートする。なお、ここで発生したエラーというのは、エラーからの復帰処理に際してメンテナンス用カバー1の開閉やカセット31の着脱などを伴うエラーであり、通信エラーなどは含まない。すなわち、図7のフローのスタートは、たとえば、メンテナンス用カバー1が開かれたとき、または、カセット31が引き出されたときである。
ステップS1において、主制御部110は、検知部116(カバー開閉検知部2またはカセット着脱検知部34)の出力に基づいて、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えたか否かを判断する。たとえば、エラーからの復帰処理に際してユーザーがメンテナンス用カバー1を開いていれば、主制御部110は、メンテナンス用カバー1が閉じられたことを示す出力をカバー開閉検知部2から受けたとき(ユーザーがメンテナンス用カバー1を閉じたとき)、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えたと判断する。また、たとえば、エラーからの復帰処理に際してユーザーがカセット31を引き出していれば、主制御部110は、カセット31が装着されたことを示す出力をカセット着脱検知部34から受けたとき(ユーザーがカセット31を装着したとき)、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えたと判断する。なお、ユーザーは、通常、メンテナンス用カバー1を閉じるときやカセット31を装着するときには、画像形成装置100の正面で作業を行う。
そして、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えていれば、ステップS2に移行する。一方で、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えていなければ、ユーザーがエラーからの復帰処理を終えるまで、ステップS1の動作を繰り返す。
ステップS2に移行すると、カメラ制御部72は、主制御部110がエラーからの復帰処理の終了を検知したことを受けて、カメラ71に撮影を行わせる。このとき、画像形成装置100の正面には、エラーからの復帰処理を行ったユーザー(メンテナンス用カバー1を閉じたユーザー、または、カセット31を装着したユーザー)が居ることが多い。このため、カメラ71は、エラー処理実施ユーザーを撮影することになる。なお、エラーからの復帰処理が成功した場合にのみ、エラー処理実施ユーザーの撮影を行うようにしてもよい。
続いて、ステップS3において、カメラ制御部72は、カメラ71で撮影されたエラー処理実施ユーザーの画像データをエラー内容と関連付けて記憶部18に記憶させる。さらに、カメラ制御部72は、エラー処理実施ユーザーの画像データと共に、撮影日(エラー処理実施ユーザーがエラーからの復帰処理を実施した日)も記憶部18に記憶させる。
なお、図7のフローは、ジョブの実行中にエラーが発生し、そのエラーからの復帰処理をユーザーが実施する度に繰り返しスタートする。
次に、図8を参照して、エラー処理実施ユーザーの画像Uを表示するときの動作の一例について説明する。
まず、図8のフローのスタート時点では、ジョブの実行中であるとする。そして、ジョブの実行中にエラーが発生したとき、図8のフローがスタートする。
ステップS11において、主制御部110は、現時点で発生したエラー内容を判別するとともに、判別結果を表示制御部17に伝える。
ステップS12において、表示制御部17は、現時点で発生したエラー内容と関連する画像データが記憶部18に記憶されているか否かを判断する。すなわち、表示制御部17は、現時点で発生したエラー内容と同じ内容のエラーからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像データが記憶部18に蓄積されているか否かを判断する。そして、現時点で発生したエラー内容と関連する画像データが記憶部18に記憶されている場合には、ステップS13に移行する。
ステップS13に移行すると、表示制御部17は、現時点で発生したエラー内容と関連する画像データを抽出し、液晶表示部11に表示させる。すなわち、液晶表示部11は、現時点で発生したエラー内容と同じ内容のエラーからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像Uを表示する(エラー画面ESにエラー処理実施ユーザーの画像Uを盛り込む)。また、表示制御部17は、エラー処理実施ユーザーの画像Uと共に、エラーからの復帰処理の実施日(カメラ71による撮影日)も液晶表示部11に表示させる。
さらに、現時点で発生したエラー内容と関連する画像データが複数存在する場合には、表示制御部17は、エラーからの復帰処理の実施日(カメラ71による撮影日)が新しい順に、複数のエラー処理実施ユーザーの画像Uを並べて表示する。
また、ステップS12において、現時点で発生したエラー内容と関連する画像データが記憶部18に記憶されていない場合には、ステップS14に移行し、表示制御部17は、現時点で発生したエラー内容に関わらずエラー処理実施ユーザーの画像Uを液晶表示部11に表示させる。なお、この場合、現時点で発生したエラーからの復帰処理を行ったことがあるユーザーが存在しない、という旨のメッセージを表示してもよい。
本実施形態では、上記のように、エラーからの復帰処理を行ったエラー処理実施ユーザーをカメラ71が撮影し、そのカメラ71で撮影されたエラー処理実施ユーザーの画像データを記憶部18が記憶する。そして、液晶表示部11(表示部)は、エラーが発生したときに、エラー処理実施ユーザーの画像Uを表示する。これにより、ユーザーからすると、エラーが発生したときに、誰に支援を求めたら良いのかが分かり易い。すなわち、エラージョブ(エラーが発生したジョブ)の実行指示を行ったユーザーは、速やかに、エラーからの復帰処理を経験したことがあるユーザー(液晶表示部11に表示されているエラー処理実施ユーザー)に支援を求めることができる。したがって、エラーからの復帰処理に時間がかかるのを抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、上記のように、液晶表示部11は、エラーが発生したときに、現時点で発生したエラー内容と同じ内容のエラーからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像Uを表示する。このように構成すれば、エラーが発生したときに、エラージョブの実行指示を行ったユーザーに対して、より適切なエラー処理実施ユーザー(支援者)を報知することができる。
この場合、エラー内容が紙詰まりであれば、液晶表示部11は、現時点の紙詰り箇所と同じ箇所の紙詰りからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像Uを表示する。ここで、紙詰りは様々な箇所で発生し、紙詰りからの復帰の処理方法は紙詰りが発生した箇所毎に異なる。したがって、紙詰りが起こったときに、現時点の紙詰り箇所と同じ箇所の紙詰りからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像Uを液晶表示部11に表示させることによって、エラージョブの実行指示を行ったユーザーに対して、より適切なエラー処理実施ユーザー(支援者)を報知することができる。
また、本実施形態では、上記のように、液晶表示部11は、エラー処理実施ユーザーの画像データが記憶部18に複数記憶されていれば、エラーからの復帰処理の実施日が新しい順に、複数のエラー処理実施ユーザーの画像Uを並べて表示する。このように構成すれば、エラージョブの実行指示を行ったユーザーに対して、直近にエラーからの復帰処理を行ったエラー処理実施ユーザー(支援者)を報知することができる。
また、本実施形態では、上記のように、カメラ71は、検知部116がエラーからの復帰処理の終了を検知したときに操作していたユーザーをエラー処理実施ユーザーとして撮影する。このように構成すれば、エラー処理実施ユーザーの撮影時期を逸することはない。すなわち、確実に、エラー処理実施ユーザーを撮影することができる。
また、本実施形態では、上記のように、液晶表示部11は、エラーが発生したとき、エラー処理実施ユーザーの画像Uの表示指示を受け付けるためのソフトキーSK(操作キー)を表示し、そのソフトキーSKの押下操作を受けた場合に、エラー処理実施ユーザーの画像Uを表示する。このように構成すれば、エラージョブの実行指示を行ったユーザーに、エラー処理実施ユーザーの画像Uを液晶表示部11に表示するか否かを選択させることができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
2 カバー開閉検知部(検知部)
11 液晶表示部(表示部)
18 記憶部
34 カセット着脱検知部(検知部)
71 カメラ
100 画像形成装置
115 エラー検知部
116 検知部
SK ソフトキー(操作キー)

Claims (6)

  1. エラーからの復帰処理を行ったエラー処理実施ユーザーを撮影するカメラと、
    前記カメラで撮影されたエラー処理実施ユーザーの画像データを記憶する記憶部と、
    エラーが発生したときに、エラー処理実施ユーザーの画像を表示する表示部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 発生したエラーを検知するためのエラー検知部をさらに備え、
    前記記憶部は、エラー処理実施ユーザーの画像データをエラー内容と関連付けて記憶し、
    前記表示部は、エラーが発生したときに、現時点で発生したエラー内容と同じ内容のエラーからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 異なる箇所で同じ内容のエラーが発生する場合、前記表示部は、現時点で発生したエラー箇所と同じ箇所のエラーからの復帰処理を従前に行ったことがあるエラー処理実施ユーザーの画像を表示することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表示部は、エラー処理実施ユーザーの画像データが前記記憶部に複数記憶されていれば、エラーからの復帰処理の実施日が新しい順に、複数のエラー処理実施ユーザーの画像を並べて表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. エラーからの復帰処理の終了を検知するための検知部をさらに備え、
    前記カメラは、前記検知部がエラーからの復帰処理の終了を検知したときに操作していたユーザーをエラー処理実施ユーザーとして撮影することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記表示部は、エラーが発生したとき、エラー処理実施ユーザーの画像の表示指示を受け付けるための操作キーを表示し、前記操作キーの押下操作を受けた場合に、エラー処理実施ユーザーの画像を表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
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